JP3895140B2 - 熱処理の間に収縮する成分を含有する歯科材料 - Google Patents
熱処理の間に収縮する成分を含有する歯科材料 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、充填剤および重合可能なマトリックスに加えて、熱処理の間に収縮する成分を含有する歯科材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックに基づく歯科材料は、一般に、重合可能なマトリックスに加えて、1つ以上の充填剤を含有する。この充填剤は、硬化した材料の重合収縮を減少させ、そしてその硬化した材料の機械的特性を改善するように働く。繊維結合材料は、繊維マット(Fasermatten,fibre mat)または繊維束(Faserbundel,fibre bundle)のような繊維状充填剤を含有する。この繊維状充填剤は、有機ポリマーマトリックスが含浸している。安定性のために、充填剤含量を可能な限り高く選択することは有利である。しかし、このことにより、硬化していない材料の剛性が増大し、従ってその成形が困難になるという欠点がある。
【0003】
WO95/08300は、繊維結合材料から歯科修復物を製造するための方法を開示する。ここでは、ポリマーマトリックスが含浸した繊維マットが歯型にかぶせられ、熱形成方法において型に適合され、次いで硬化される。このようにして得られたフレームは、例えば、外装材料(Verblendmaterial,facing material)を付与することにより、さらに加工され得る。
【0004】
EP0872218 A2は、繊維強化した歯科修復物を製造するための方法を開示する。ここでは、硬化していない出発材料の繊維含量は、過剰なマトリックス材料を圧搾する(Abpressen,express)ことにより、深絞り工程の間に増大する。この方法は、特別に設計された鋳型の使用を必要とする。
【0005】
公知の深絞りプロセスは、材料に対して同時に全ての側面から均一に圧縮力が作用せず、そして材料の一様な圧縮が達成されないという欠点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、特別な補助剤を含まない、一様に圧縮され得る歯科材料を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題は、充填剤および重合可能なマトリックスに加えて、熱処理中に収縮する成分を含有する歯科材料によって解決される。この成分は、本明細書中以降、収縮材料ともよばれる。
【0008】
本発明は、充填剤および重合可能なマトリックスを含有し、熱処理の間に収縮する成分をさらに含有する歯科材料を含む。
【0009】
1つの実施形態において、本発明の歯科材料は、繊維状充填剤を含有する。
【0010】
別の実施形態において、本発明の歯科材料は、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維および/またはポリエチレン繊維を含有する。
【0011】
なお別の実施形態において、本発明の歯科材料は、熱処理の間に収縮する上記成分が、上記マトリックスの重合後に除去される。
【0012】
さらなる実施形態において、本発明の歯科材料は、熱処理の間に収縮する上記成分が、1.3:1〜5.1の収縮率を有する。
【0013】
なおさらなる実施形態において、本発明の歯科材料は、熱処理の間に収縮する上記成分が透明である。
【0014】
さらに別の実施形態において、本発明の歯科材料は、熱処理の間に収縮する上記成分が、充填剤および重合可能なマトリックス材料で満たされた管状形状を有する。
【0015】
別の実施形態において、本発明の歯科材料は、繊維状充填剤として、1つ以上の単軸方向に配向された繊維束を含有する。
【0016】
さらなる実施形態において、本発明の歯科材料は、キャップ状形状を有する熱処理の間に収縮する上記成分が、充填剤および重合可能なマトリックス材料で満たされている。
【0017】
なおさらなる別の実施形態において、本発明の歯科材料は、熱処理の間に収縮する上記成分が、薄膜状またはストリップ状形状を有する。
【0018】
1つの実施形態において、本発明の歯科材料は、熱処理の間に収縮する上記成分なしの繊維結合剤の質量に対して、7〜94重量%の繊維状充填剤および6〜93重量%の重合可能なマトリックス材料を含有する。
【0019】
別の実施形態において、本発明の歯科材料は、熱処理の間に収縮する上記成分なしの繊維結合剤の質量に対して、0〜30重量%の非繊維状充填剤を含有する。
【0020】
さらなる実施形態において、本発明の歯科材料は、重合可能なマトリックスとして、ビス−GMA、デカンジオールジメタクリレート(DDDMA)、トリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)およびウレタンジメタクリレート(UDMA)の混合物を含有する。
【0021】
なお別の実施形態において、本発明の歯科材料は、上記重合可能なマトリックスが、65〜75重量%のビス−GMA、10〜20重量%のトリエチレングリコールジメタクリレートおよび5〜15重量%の高度に分散した二酸化ケイ素を含有する。
【0022】
本発明は、歯科修復物を製造するための方法を提供し、この方法は、充填剤および重合可能なマトリックス材料を含有する歯科材料を型に適用する工程、次いで、該型を、熱処理の間に収縮する材料で覆う工程、次いで、該型を熱処理に供する工程を包含する。
【0023】
本発明は、歯科修復物を製造するための方法を提供し、この方法は、熱処理の間に収縮する材料から作製された、充填剤および重合可能なマトリックスを含有するキャップを、歯型にかぶせる工程、次いで該型を熱処理に供する工程を包含する。
【0024】
本発明はまた、歯科材料および/または歯科修復物を製造するための熱処理の間に収縮する材料の使用を提供する。
【0025】
【発明の実施の形態】
熱処理中に収縮する好ましい成分は、いわゆる収縮薄膜および収縮管(すなわち、加熱工程中に収縮するプラスチック薄膜またはプラスチック管)である。これらは、大部分は熱可塑性物質であり、薄膜またはフィルムの生産過程の間に一方向または二方向に延伸され、次いで、加熱時に再び収縮する。
【0026】
適切な収縮薄膜または収縮管は、市販されている。特に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(例えば、フッ化ビニリデンヘキサフルオロプロピレン)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレンおよび放射線架橋ポリオレフィン)、ポリエチレンテレフタレート(PETP)、およびポリ塩化ビニル(PVC)に基づく収縮材料が歯科材料の製造について良いことが実証されている。単層材料が好ましい。
【0027】
これらの材料の収縮温度は、通常、80〜330℃の範囲である。好ましい材料は、80〜160℃の温度範囲で収縮する材料である。
【0028】
本発明に従う好ましい材料は、1.3:1〜5:1の範囲の収縮率を有する。3.5:1〜4.5:1の収縮率が特に好ましい材料であり、特に約4:1の収縮率を有する材料が、特に好ましい。収集率は、他に述べられなければ、150℃の温度で測定する。
【0029】
一方向にのみ収縮する材料が好ましい。管の場合において、この収縮は、好ましくは、半径方向において生じるが、管の長さは本質的に変化しないままである。半径方向の収縮率は、非収縮管の内径 対 収縮管の内径の比を示す。例えば、4という収縮比では、収縮前の内径は、収縮後の内径の4倍大きい。
【0030】
さらに、透明な収縮材料が好ましい。なぜなら、これらは、重合可能な材料の光化学的硬化を可能にし、かつ自然な外観を有する歯科材料の調製を可能にするからである。
【0031】
重合可能なモノマー、オリゴマー、ポリマーおよびプレポリマー、ならびにこれらの材料の混合物は、重合可能なマトリックスとして適切である。好ましいモノマーは、イオン的および/またはラジカル的に重合可能な、単官能または多官能のモノマーであり、特にモノ(メタ)アクリレート(例えば、メチル−、エチル−、ブチル−、ベンジル−、フルフリル−、またはフェニル(メタ)アクリレート)、多官能アクリレートおよび多官能メタクリレート(例えば、ビスフェノール−(A)−ジ(メタ)アクリレート、ビス−GMA(メタクリル酸およびビスフェノール−A−ジグリシジルエーテルの付加生成物)、UDMA(2−ヒドロキシエチルメタクリレートおよび2,2,4−ヘキサメチレンジイソシアネートの付加生成物)、ジ−、トリ−およびテトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、デカンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールテトラ(メタ)アクリレートおよびブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレートまたは1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート)である。
【0032】
ビスフェノール−A−誘導体(例えば、ビスフェノール−A−グリシジル−ジメタクリレート(ビス−GMA)、ウレタンジメタクリレート(UDMA)、トリエチレングリコールジメタクリレート(TEDMA))およびこれらの混合物は、芳香族ジメタクリレート樹脂のうちで好ましい。
【0033】
他の好ましい重合可能な材料は、ポリカーボネートジ(メタ)アクリレートであり、特に、ヒドロキシアルキルメタクリレート(好ましくは、2−ヒドロキシエチルメタクリレート)およびビス(クロロホルメート)(好ましくは、トリエチレングリコールビス(クロロホルメート)、ポリカーボネート−トリ−または−テトラ(メタ)アクリレート、ウレタン−ジ−、トリ−、テトラ(メタ)アクリレート)ならびにこれらの混合物の縮合生成物である。この型のモノマーは、DE 36 32 868 Alおよび米国特許第5,444,104号に記載される。
【0034】
本発明に従って、低分子量を有する材料(例えば、ビスフェノールグリシジルジメタクリレート(BIS−MA)、ビスフェノールエチルメタクリレート(BIS−EMA)、ビスフェノールプロピルメタクリレート(BIS−PMA)、エチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)、ジエチレングリコールジメタクリレート(DEGDMA)、トリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)、トリエチレングリコールメタクリレート(TEGMA)、メチルメタクリレート(MMA)、およびポリウレタンフルオロメタクリレート(PFUMA))との共重合によって改変された、ビス−GMAに基づく樹脂もまた、好ましく利用され得る。
【0035】
ビス−GMA,デカンジオールジメタクリレート(DDDMA)、トリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)およびウレタンジメタクリレート(UDMA)の混合物に基づく重合可能なマトリックスが、特に好ましい。特に好ましい重合可能なマトリックスは、65〜75重量%のビス−GMA,10〜20重量%のトリエチレングリコールジメタクリレートおよび5〜15重量%の高分散二酸化ケイ素を含む(繊維充填剤および収縮材料なしのマトリックスの質量と比較して)。
【0036】
マトリックスは、好ましくは、ラジカル重合を開始するための熱開始剤および/または光開始剤を含む。
【0037】
熱的硬化のための好ましい開始剤は、過酸化物(例えば、過酸化ジベンゾイル、過酸化ジラウリル、tert−ブチルペルオクトエートおよびtert−ブチルペルベンゾエート、ならびにアゾビスイソブチロエチルエステル、ベンズピナコールおよび2,2−ジメチルベンズピナコール)である。
【0038】
好ましい光開始剤は、ベンゾフェノンおよびベンゾイン、ならびにこれらの誘導体、α−ジケトンおよびこれらの誘導体であり、例えば、9,10−フェナントレンキノン、ジアセチルおよび4,4−ジクロロベンジルである。特に好ましい光開始剤は、カンファーキノンおよび2,2−メトキシ−2−フェニル−アセトフェノンであり、そして特に、α−ジケトンと還元剤としてのアミンの組み合わせが好ましく、例えば、N−シアノエチル−N−メチルアニリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)安息香酸エステル、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチル−sym.−キシリジンまたはトリエタノールアミンである。さらに、アシルホスフィン(例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル−またはビス−(2,6−ジクロロベンゾイル)−4−N−プロピルフェニルホスフィン酸オキシド)は、光開始剤として適切である。
【0039】
有機および無機の繊維状材料(特に、繊維マットおよび/または一軸配向された繊維束)は、充填材料として好ましい。この繊維束は、機械的な強度をさらに増加するために、繊維で覆われるか、または繊維で編まれ得る。この材料は、1以上の繊維束を含み得る。
【0040】
好ましい繊維は、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維およびポリエチレン繊維(PE繊維)、ならびにこれらの組合わせである。好ましい粒子状充填材は、SiO2、ZrO2および/またはTiOの混合酸化物に基づくアモルファスの球形材料(DE 40 29 230 Al)、極微細充填材(例えば、火成シリカまたは沈殿シリカ)ならびにマクロ充填材(5μm〜200μmの粒子サイズ)またはミニ充填材(0.5μm〜5μmの粒子サイズ)(例えば、0.5μmから5μmの平均粒子サイズを有する石英、ガラスセラミックまたはガラス粉末)、ならびにX線に不透過性充填材(例えば、イッテルビウムトリフルオリド)である。
【0041】
繊維および粒子の充填材の組合わせが可能である。
【0042】
混合物はまた、さらなる添加物(例えば、着色剤(染料および色素)、安定化剤、芳香族材料、微生物殺生活性成分、可塑剤および/またはUV吸収剤)を含み得る。
【0043】
適切な繊維複合物(すなわち、有機マトリックス、繊維性充填材、必要に応じて粒子状充填材、補助剤および添加物の組合わせ)が、WO95/08300に記載される。
【0044】
収縮材料と共に使用するための好ましい繊維複合物は、7〜94重量%の繊維状充填材および6〜93重量%の重合可能なマトリックスを含む。28〜82重量%、特に35〜65重量%の繊維状充填材料を含む材料が特に好ましい。
【0045】
非繊維性充填材料の割合は、好ましくは0〜30重量%、特に2〜15重量%の範囲であり、そして3.5〜5.5重量%の範囲が特に好ましい。特に非常に好ましい実施形態に従って、この材料は、さらなる充填材料として、3.5〜5.5重量%の高分散シリカを含む。
【0046】
開始剤および必要に応じた促進剤は、マトリックス材料の質量に対して、好ましくは、それぞれ0.01〜3.0重量%の量、特に好ましくは、それぞれ0.05〜1.0重量%の量で使用される。触媒および安定剤の全体的な量は、繊維結合材料の全体の質量に基づいて、好ましくはそれぞれ0.3〜0.5重量%である。
【0047】
他の添加物(例えば、染料)は、通常0.1重量%未満の量で使用される。
【0048】
繊維性および非繊維性の無機充填材料は、マトリックスにとり込まれる前に、好ましくは撥水処理され、特に好ましくはシラン処理(すなわち、アリールオキシシラン、アルコキシシランおよび/またはハロゲンシラン(例えば、(メタ)アクリロイルアルコキシシラン)のような有機ケイ素化合物で処理)される。
【0049】
上記および以下に挙げられた全てのパーセンテージは、他に記載されない場合、収縮成分を有さない繊維複合物の質量に関連する。
【0050】
特に好ましい繊維複合物の組成物は、例として、以下の状態である(全ての数字は、重量%である):
好ましい実施形態に従って、熱に曝される場合に収縮する成分は、チューブ様の形状を有する。これは充填材料(好ましくは、繊維性充填材料)およびマトリックスで満たされる。このチューブが加熱される場合、その内径および外径は減少し、これによってこの繊維はマトリックス内に均一に圧縮され、そして過剰なマトリックス材料は、このチューブの末端で、このチューブから絞り出される。長いチューブの場合、穿孔されたチューブの使用は、マトリックス材料の排出を容易にするために有利であり得る。この圧縮は、繊維の含有量、従って歯科材料の強度の増加を導く。
【0051】
一般に、繊維の含有量は、1〜4倍増加され得る。圧縮の程度は、圧縮材料の圧縮割合を介して制御され得るため、所望の機械的性質が達成される。
【0052】
圧縮比を決定するために、収縮材料を伴って、または伴わずに硬化した結合材料の断面を生成し、そして繊維およびマトリクス材料によって覆われた面積の比を、各場合に確かめる。この圧縮は、繊維の、収縮材料を伴うマトリクスに対する面積比、および繊維の、収縮材料を伴わないマトリクスに対する面積比からの商に対応する。例えば、ガラス繊維のような無機材料のみを用いる場合、圧縮または繊維含量もまた、灰分(gluehrueckstand)によって確認され得る。
【0053】
図1は、収縮材料を伴わずに硬化したロッド状縮合材料全体の断面の電子顕微鏡図を示し、図2は、収縮チューブ中に含まれる第2の結合材料全体の断面の図を示す。いずれの場合も、切片を、繊維方向および材料の長手軸に対して垂直に切断した。硬化および圧縮前のこれらの結合材料の組成は同一であり、そしていずれの場合も上記の材料番号2に相当する。
【0054】
これらの図の目視比較は、収縮チューブを伴う材料の繊維密度が、収縮チューブを伴わない材料よりも明らかに高いことをすでに示す。さらに、後者は、大きな空気含有物を含む。
【0055】
収縮チューブを伴わない断面表面および収縮チューブを伴う断面表面の測定により、4.44mm2(大きな空気含有物を考慮に入れない)および2.81mm2という値が得られた。
【0056】
図3および図4は、同じ断面の一部を、より高倍率で示す。繊維とマトリクスとの間は、明確に区別され得る。図3(収縮チューブを伴わない材料)では、繊維によって占められる面積は3863μm2であり、マトリクスの面積は4573μm2であり、そして全体の面積は8436μm2である。従って、繊維の、マトリクスに対する面積比は0.84である。
【0057】
図4(収縮チューブを伴う材料)では、繊維によって占められる面積は5385μm2であり、マトリクスの面積は3237μm2であり、そして全体の面積は8622μm2である。繊維の、マトリクスに対する表面積の比は1.66である。これにより、1.66:0.84=1.98という圧縮となる。
【0058】
さらに好ましい実施形態によれば、単軸に配向された繊維は、網目状または編まれた繊維組織から作製されたチューブ中に覆われ、次いでこの組み合わせは、熱処理の間に収縮する成分によって包まれる。加熱の間に生じる圧縮は、繊維の配向を改善し、従って、ロッドの横方向引張り強さ、圧縮強さおよびねじれ強さを改善する。
【0059】
チューブ状またはロッド状の成分は、繊維で強化した歯科ブリッジフレームの製造に特に適切である。この成分の空間的測定は、歯科修復物の製造に適合する。長さが10〜160mmで、そして直径が2〜4mm(収縮材料を伴わずに測定される)のロッド状の材料が好ましい。この材料は好ましくは、環状断面を有する。これらは、有機マトリクスを浸透させた繊維束が、乾燥させながら外側から、従って手で、汚染の危険性も繊維束を汚染する危険性も伴わずに容易に加工されることによって特徴付けられる。
【0060】
本発明による材料は、例えば、型(例えば、硬性ギプスから取り外し可能なセグメントを伴う型(saegeschnittmodell))を用いて成形され、次いで加熱される。このプロセスでは、熱処理の間に収縮する成分は収縮し、従って、歯科材料の圧縮をもたらす。次いで、この材料は、好ましくはラジカル重合によって硬化される。
【0061】
収縮材料は好ましくは、重合後に取り外され、そして残りの硬化した結合材料が、例えば、適切な材料で上塗りすることによってさらに処理される。
【0062】
しかし、収縮材料が、重合の間に重合可能な基を介してマトリクスに強固に結合することもまた考えられる。
【0063】
繊維複合物の圧縮はまた、収縮ストリップを用いることによって達成され得る。繊維複合物の周りには、必要に応じて型と熱処理の間に収縮する材料のストリップが一緒に巻きつけられ、そして好ましくは成形の後に、次いでこれが加熱される。このストリップは収縮し、そして覆われた材料を圧縮する。複雑な構造もまた、収縮ストリップを用いることにより、均質に圧縮され得る。加熱の際または加熱に引き続いて達成され得るマトリックスの重合後、このストリップは、歯科修復物から取り除かれ、そして後者は必要に応じて、例えば、外塗りされてまたはかぶせられてさらに加工される。収縮ストリップの場合、ストリップの重複する点は、モノマーについての出口として役立つ。
【0064】
このストリップは、好ましくは5〜100mm、特に好ましくは10〜30mmの幅を有する。このストリップの厚さは変動し得、そして代表的には約0.4mmである。このストリップの収縮率は、長手方向で測定したとき、好ましくは1.3:1〜4:1である。
【0065】
硬化した材料のさらなる加工について、例えば、外装材料の適用について、繊維結合材料の表面をざらざらにすることが一般に必要である。この工程は、さらなる経費を伴う。この理由のため、いわゆる切取り部分組織が、収縮材料の前に最初に歯科修復物に適用される。切り取り部分組織とは、重合の後に、硬化した繊維結合材料から取り外され得(引き剥がされ得)、そしてその際清浄な粗い表面を残す材料を意味する。この繊維結合材料は、取り外された後に引き剥がされる組織が、表面のさらなる粗雑化を伴わずにさらに加工され得る。
【0066】
本発明のさらなる実施形態に従って、収縮材料のキャップに、重合コンポジット材料(Kompositmaterial)が充填され、次いで収縮によって型(例えば、歯残根)に合わせられる。キャップのサイズおよび形状を、歯および歯断端での用途に適合させる。次いで、重合可能な材料が硬化され、収縮材料が必要に応じて取り外され、そして硬化した成形物が、例えば、外装材料を適用することにより必要に応じてさらに加工される。このようにして、例えば、歯冠および橋脚(Brueckenpfeiler)が、永続的使用および一時的使用のために製造され得る。
【0067】
歯冠の製造は、以下により詳細に記載される。修復されるべき歯は、それ自体公知の様式で残根へと粉砕される。雌鋳型(Negativform、negative mold)は、例えば、アルギネート、ポリエーテルまたはケイ素のような鋳造材料を用いて残根から製造され、次いで、これは、石膏(Gips)またはエポキシ樹脂のような型材料を用いて鋳造される。このようにして、例えば、アルギネート溶液(石膏型の場合)またはロウ(エポキシ型の場合)で隔てられた雄型(Positivmodell、positive cast)が得られる。次いで、隔てられた型残根に収縮材料から作製された小さなキャップが被せられる。この小さなキャップは、重合可能な材料が充填されている。この小さなキャップは、残根を覆うようにして残根に当てはめられる。この小さなキャップは、加熱により収縮し、そして重合可能材料が残根に適合され、そして同時に圧縮される。次いで、この材料は、光またはさらなる加熱によって硬化され、そして硬化した材料は、通常の歯科技工的方法に従って、例えば、適切な外装材料を適用することにより、完成した歯冠へと仕上げられる。このために、歯冠ブランクの表面は必要に応じてざらざらにされ、そして外装材料が粗表面に適用される。概して、この適用は、2つ以上の層においてなされ、個々の層の各々は、適用後に硬化される。最後の層が適用された後、歯冠は、最終硬化に供され、研磨され、清浄にされ、そして歯科医によって患者に合わされる。
【0068】
ブリッジを製造するために、充填腔が、歯の間隙に隣接した2本の歯において、それ自体公知の様式で適切な器具を用いて歯科医によって遠位また中間で作製され、次いで、雄型が、上記のように口の状況で作製され、そしてこれが隔離する。この隔離により、フレーム材料が型に付着するのを防ぐ。次いで、例えば、好ましくは収縮チューブ中に含まれる、ロッド状の繊維で強化した結合材料は、2つの作製された腔の間の距離に相当する長さに切断される。次いで、この繊維束は、腔に導入され、その結果、これは、歯の間の間隙をつなぐ。繊維束が加熱の間に変形するのを防ぐために、繊維束を両方の末端で、例えば、光伝導体での短時間の照射によって、そこに出現するマトリクスモノマーを硬化させることにより固定し得る。あるいは、または同時に、この繊維束は、下方に曲がり得ないようにケイ素材料を用いて支持され得る。大きな間隙(約6mmより大きい)をつながねばならないならば、支持体は特に必要とされる。続いて、この材料は、熱源によって、例えば、温風送風機(Warmluftgeblaese、hot−air blower)またはIR照射機によって収縮温度に加熱される。収縮後、この繊維束は、光源(例えば、HelioluxまたはTargis Power)を用いて硬化され、収縮チューブが取り除かれ、そしてフレームを外装材料で通常の方法で覆う。収縮チューブを取り除くために、これは好ましくは切り開かれ、次いで剥がされる。
【0069】
本発明は、充填剤および重合可能なマトリックス材料を含有する歯科材料に関し、そしてこの歯科材料は、熱処理の間に収縮する成分をさらに有することを特徴とする。
【0070】
【発明の効果】
本発明は、特別な補助剤を含まない、一様に圧縮され得る歯科材料の製造を可能にする。本発明に従う歯科材料により、歯科医などが容易に加工することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、収縮材料を伴わずに硬化したロッド状縮合材料全体の断面の電子顕微鏡図を示す。
【図2】図2は、収縮チューブ中に含まれる第2の結合材料全体の断面の図を示す。
【図3】図3は、収縮チューブを伴わない材料の断面の一部を、より高倍率で示す。
【図4】図4は、収縮チューブを伴う材料の断面の一部を、より高倍率で示す。
Claims (15)
- 充填剤および重合可能なマトリックスを含有する歯科材料であって、該充填剤および重合可能なマトリックスが、収縮薄膜および/または収縮管によって包まれていることを特徴とする、歯科材料。
- 繊維状充填剤を含有することを特徴とする、請求項1に記載の歯科材料。
- 前記繊維状充填剤が、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維および/またはポリエチレン繊維であることを特徴とする、請求項2に記載の歯科材料。
- 前記収縮薄膜および/または収縮管が、前記マトリックスの重合後に除去され得ることを特徴とする、請求項1〜3の1項に記載の歯科材料。
- 前記収縮薄膜および/または収縮管が、1.3:1〜5:1の収縮率を有することを特徴とする、請求項1〜4の1項に記載の歯科材料。
- 前記収縮薄膜および/または収縮管が透明であることを特徴とする、請求項1〜5の1項に記載の歯科材料。
- 繊維状充填剤として、1つ以上の単軸方向に配向された繊維束を含有することを特徴とする、請求項2〜6の1項に記載の歯科材料。
- 前記収縮薄膜および/または収縮管でなるキャップが、充填剤および重合可能なマトリックス材料で満たされていることを特徴とする、請求項1〜6の1項に記載の歯科材料。
- 前記収縮薄膜および/または収縮管でなるストリップが、該充填剤および重合可能なマトリックス材料の周りに巻きつけられていることを特徴とする、請求項1〜6の1項に記載の歯科材料。
- 前記収縮薄膜および/または収縮管なしの繊維複合物の質量に対して、7〜94重量%の繊維状充填剤および6〜93重量%の重合可能なマトリックス材料を含有することを特徴とする、請求項1〜9の1項に記載の歯科材料。
- 前記収縮薄膜および/または収縮管なしの繊維複合物の質量に対して、0〜30重量%の非繊維状充填剤を含有することを特徴とする、請求項1〜10の1項に記載の歯科材料。
- 重合可能なマトリックスとして、ビス−GMA、デカンジオールジメタクリレート(DODMA)、トリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)およびウレタンジメタクリレート(UDMA)の混合物を含有することを特徴とする、請求項1〜11の1項に記載の歯科材料。
- 前記重合可能なマトリックスが、65〜75重量%のビス−GMA、10〜20重量%のトリエチレングリコールジメタクリレートおよび5〜15重量%の高度に分散した二酸化ケイ素を含有することを特徴とする、請求項12に記載の歯科材料。
- 歯科修復物を製造するための方法であって、充填剤および重合可能なマトリックスを含有する歯科材料が型に適用され、次いで、該型が、前記収縮薄膜および/または収縮管で覆われ、そして次いで、該型が熱処理に供される、方法。
- 歯科修復物を製造するための方法であって、前記収縮薄膜および/または収縮管でなる、充填剤および重合可能なマトリックスを含有するキャップが、歯型にかぶせられ、次いで該型が熱処理に供される、方法。
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