JP3895119B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機、スロットマシンには、複数種類の遊技図柄を可変表示可能な可変表示部を左右方向に複数個備えた可変表示装置を採用し、その各可変表示部の遊技図柄が特定図柄を表示する特定態様となった場合に、利益状態発生手段により遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしたものがある。
【0003】
この種の遊技機では、従来、可変表示部毎に回転ドラムを備えた可変表示装置を使用し、その各回転ドラムの外周に周方向に所定の間隔を置いて複数種類の遊技図柄を表示している。
【0004】
ゲームに際しては、遊技球の検出又は遊技者の操作等により変動要求手段からの変動要求があった場合に、各回転ドラムが回転して図柄表示領域の遊技図柄を変動させ、その変動開始から所定時間経過したときに自動的に又は遊技者の停止操作により、各回転ドラム所定の順序で停止させて、各回転ドラムの図柄表示領域に対応する遊技図柄が、特定図柄の組み合わせである特定態様となった場合に、多数の遊技球が入賞するように可変入賞手段を所定回数開閉したり、遊技者に対して所定のコイン等の遊技媒体を払い出す等、遊技者に有利な利益状態を発生させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の可変表示装置は、各回転ドラム毎に、その外周に複数種類の遊技図柄を固定的に表示しておき、図柄表示領域に対応する遊技図柄を回転ドラムの回転により変動させて、リーチ、その他の演出を行っている。
【0006】
このため、例えば3個の回転ドラムを使用した可変表示装置では、2個の回転ドラム遊技図柄が同種図柄にならない限りリーチとはならないので、遊技者に対してリーチ又はその後の特定態様になり難い印象を与える欠点がある。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、遊技者に対してリーチ、特定態様等が出現し易い印象を与え、遊技者の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数種類の遊技図柄を変動表示可能な可変表示部を複数個備え、変動後に入賞ライン上の前記各可変表示部に停止表示される前記遊技図柄が同種図柄を表示する特定態様となった場合に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段を備えた遊技機において、前記各可変表示部は外周に周方向に所定間隔を置いて前記複数種類の遊技図柄が表示された回胴体を備え、隣り合う前記回胴体のうちの一方の回胴体の周方向の一部に、他方の前記回胴体の外周側に突出し且つ該他方の回胴体の前記遊技図柄を覆う突出部を設け、該突出部に表示された遊技図柄と、前記一方の回胴体に表示された周方向に複数個の前記遊技図柄のうちの前記突出部を通る前記入賞ライン方向の前記遊技図柄とを同種図柄としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図6は本発明の第1の実施形態を例示する。図1において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3を有する。前枠3には、遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが夫々設けられている。
【0011】
遊技盤4には、ガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に第1可変表示手段13、第2可変表示手段14、第1変動要求手段15、第2変動要求手段16、可変入賞手段17、普通入賞手段18等の遊技部品が配置されている。
【0012】
第2可変表示手段14は、複数種類の第2図柄(遊技図柄)19A〜19Cを可変表示可能な可変表示部20A〜20Cを左右方向の複数個、例えば少なくとも3個備え、第2変動要求手段16が遊技球を検出したときの変動要求により、乱数制御によって各可変表示部20A〜20Cの第2図柄19A〜19Cを縦方向(上方又は下方)へとスクロール等により変動表示し、所定時間の経過後にその第2図柄19A〜19Cを所定の図柄で停止させるようになっており、図2〜図4に示すように機械的回転駆動による機械的可変表示手段により構成されている。
【0013】
この第2可変表示手段14は、表示ケース21内に左右方向に配置された3個の可変表示部20A〜20Cを備えている。各可変表示部20A〜20Cは、回転ドラム22A〜22Cと、各回転ドラム22A〜22Cを別々に駆動する駆動モータ(駆動手段)23A〜23Cと、各回転ドラム22A〜22Cの外周に周方向に所定間隔をおいて表示された第2図柄19A〜19Cとを備え、図柄表示領域32内に表示される3個の第2図柄19A〜19Cを変動表示可能である。なお、可変表示部20A〜20Cの各第2図柄19A〜19Cは、中、左、右、又は左、中、右等の所定の順序で停止するようになっている。
【0014】
表示ケース21は、遊技盤4の前面側に着脱自在に装着された前飾りケース24と、前飾りケース24の裏側に着脱自在に装着された矩形状、その他の収納ケース25とを備え、その収納ケース25は遊技盤4の取り付け孔26に嵌合して後方に突出している。前飾りケース24は、正面側に開口状に設けられた図柄表示窓27と、この図柄表示窓27の上側に設けられ且つ前方に突出する庇部28とを備え、その庇部28の左右方向の略中央に第1可変表示手段13が設けられている。
【0015】
図柄表示窓27は、3個の回転ドラム22A〜22Cの第2図柄19A〜19Cを表示可能な左右幅と、回転ドラム22A〜22Cが停止状態のときに1コマ又は複数コマ、例えば上下方向に3コマの第2図柄19A〜19Cを表示可能な上下幅とを有する大きさであって、この図柄表示窓27の内部が図柄表示領域32となっている。図柄表示窓27は、回転ドラム22A〜22Cの前側に配置されたカバー29により閉塞されている。
【0016】
カバー29は、回転ドラム22A〜22C側を前から視認可能であって、透明な合成樹脂材料等により回転ドラム22A〜22Cの外周に沿って円弧状に構成されると共に、上下両端に係合爪30を備え、その係合爪30を収納ケース25の上下両側の壁に形成された係合部31に係脱自在に係合することにより、表示ケース21に着脱自在に装着されている。なお、カバー29には、図柄表示領域32に対応する部分に3本の左右方向、2本の斜め方向の入賞ライン33が表示されている。入賞ライン33は、入賞判定時の第2図柄19A〜19Cの並び方向を示すものであるが、必ずしも必要ではない。
【0017】
回転ドラム22A〜22Cは、収納ケース25内に左右方向に所定間隔で近接させて配置され、収納ケース25内に着脱自在に固定された支持板34A,34Bにより横軸心廻りに回転自在に支持されている。支持板34A,34Bは各回転ドラム22A〜22C間に配置され、その一方の支持板34Aに一端側の回転ドラム22Aに対応する駆動モータ23Aが着脱自在に装着され、また他方の支持板34Bの両側に、各回転ドラム22B,22Cに対応する駆動モータ23B,23Cが着脱自在に装着されている。
【0018】
各駆動モータ23A〜23Cは回転ドラム22A〜22C内に嵌合して支持板34A,34Bに固定されると共に、支持板34A,34Bと反対側に駆動軸35A〜35Cを備え、その駆動軸35A〜35Cに回転ドラム22A〜22C側のハブ部36A〜36Cが着脱自在に固定されている。ハブ部36A〜36Cは支持板34A,34Bと反対側で回転ドラム22A〜22Cに設けられたホーク部37A〜37Cに固定されている。従って、各回転ドラム22A〜22Cは、駆動モータ23A〜23Cの駆動軸35A〜35Cにより回転自在に支持されている。
【0019】
なお、支持板34A,34Bは、必ずしも隣り合う回転ドラム22A〜22C間に設ける必要はなく、駆動モータ23A〜23Cを介して回転ドラム22A〜22Cを支持できる構造であれば十分である。但し、隣り合う回転ドラム22A〜22C間に支持板34A,34Bを配置した場合には、その数を少なくできる。
【0020】
各回転ドラム22A〜22Cの胴部38A〜38Cの外周面には、図5に示すように、遊技に必要な複数種類の第2図柄19A〜19Cが周方向に略等間隔をおいて表示されている。第2図柄19A〜19Cには、ベル、BAR、JAK、7、プラム、チェリー、その他の適宜図柄が使用されており、同種図柄と異種図柄とを適宜組み合わせた複数コマを第2図柄群として、その第2図柄19A〜19Cが回転ドラム22A〜22Cの外周面に周方向に複数コマ分表示されている。そして、第2図柄19A〜19Cの周方向の間隔は、回転ドラム22A〜22Cが任意の位置で停止したときに、その周方向に隣り合う複数コマ、例えば3コマ分が図柄表示領域32に対応する間隔になっている。
【0021】
各回転ドラム22A〜22Cは、後述の変動制御により所定時間回転して3個の第2図柄19A〜19Cを変動させた後、後述の特定態様を表示させるか否かの判定結果に応じて、入賞ライン33上の第2図柄19A〜19Cが特定図柄となる特定態様(同種図柄の組み合わせ)、非特定図柄となる非特定態様(少なくとも1個が異なる異種図柄の組み合わせ)の何れかを表示すべく停止制御される。なお、特定態様は、その各第2図柄19A〜19Cの種類の違いによって複数組ある。
【0022】
左右に隣り合う2個の可変表示部20A〜20C、即ち回転ドラム22A〜22Cの内、その一方の回転ドラム22Aには、この一方の回転ドラム22A側から他方の回転ドラム22Bの外周側に、その外周面と接触せずに近接するように突出する突出部39Bが一体回転可能に設けられている。突出部39Bは、図5に示すように、他方の回転ドラム22Bの1個の第2図柄19Bを外周側から覆う大きさであって、一方の回転ドラム22Aの1個の第2図柄(特定図柄)19aと左右に対応する位置に設けられており、外周面に、一方の回転ドラム22Aの第2図柄19aと同種の被覆第2図柄(特定図柄)19bが表示されている。なお、第2図柄19a及び被覆第2図柄19bには、例えば「7」等の数字図柄が表示されている。
【0023】
従って、変動後に3個の可変表示部20A〜20Cの第2図柄19A〜19Cが図柄表示領域32内において入賞ライン33上に停止して、その各入賞ライン33上の第2図柄19A〜19Cが特定態様となる可能性のある複数種類の特定図柄の内、隣り合う2個1組の特定図柄は、回転ドラム22A側の第2図柄19aである「7」と、突出部39B側の被覆第2図柄19bである「7」とにより構成され、この両者が入賞ライン33上に位置したときにもリーチとなり、回転ドラム22C側の第2図柄19Cが「7」となれば、3個の可変表示部20A〜20Cの第2図柄19a,19b,19Cが特定図柄「7」で特定態様となる。
【0024】
また突出部39B側の被覆第2図柄19bは、一方の回転ドラム22Aの第2図柄19aと一体に変動表示可能であり、また停止状態のときに他方の回転ドラム22Bの第2図柄19Bを突出部39Bを介して覆うようになっている。なお、少なくとも突出部39Bは、この突出部39Bにより覆われた他方の回転ドラム22B側の第2図柄19Bを透視不能か、又は透視困難な材料により構成されている。
【0025】
可変表示部20A〜20Cが3個以上の場合には、図柄変動でのリーチ演出性の点からすれば、各回転ドラム22A〜22Cを中、左、右の順序で停止させるように構成して、回転ドラム22Bの停止後に回転ドラム22Aを停止させることにより、突出部39Bで第2図柄19Bを被覆してリーチ状態にするか、又は突出部39Bを備えた回転ドラム22A側を先に停止させてリーチ状態にすることが望ましい。
【0026】
第1可変表示手段13は1個又は複数個、例えば1個の第1図柄を変動表示可能であって、第1変動要求手段15が遊技球を検出したときの変動要求により、乱数制御によってその第1図柄を所定時間変動させて停止させるようになっている。なお、第1可変表示手段13の第1図柄には0〜9までの10種類の数字図柄が使用されている。
【0027】
第2変動要求手段16は、遊技者に不利な第1状態(閉状態)と有利な第2状態(開状態)とに変換可能な作動式であって、開閉自在な左右一対の開閉爪40を備え、電動チューリップ等が使用されている。なお、第2変動要求手段16は、第1可変表示手段13の変動後の第1図柄が予め定められた所定態様となった場合に、開閉爪40が所定時間開放するようになっている。第1変動要求手段15は、通過ゲート等によって構成されている。
【0028】
可変入賞手段17は、遊技者に不利な第1状態(閉状態)と有利な第2状態(開状態)とに変換可能な作動式であって、下部側の横軸により開閉自在に枢支された開閉板41を備え、第2可変表示手段14の変動後に各入賞ライン33上の第2図柄19A〜19Cが「7・7・7」等の特定図柄を表示する特定態様となった場合に、開閉板41が前側に開放して遊技者に有利な利益状態に移行するようになっている。
【0029】
可変入賞手段17にはその内部に特定領域42が設けられており、この特定領域42を遊技球が通過したときに、利益状態を継続させるようになっている。なお、可変入賞手段17は、開放から所定時間(例えば30秒間)が経過するか、所定時間が経過するまでに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板41を閉じ、また遊技球が特定領域42を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作(利益状態)を繰り返すようになっている。
【0030】
図6は制御系を例示するブロック図である。図6において、43は主制御基板で、遊技盤4の裏側の裏カバー等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の裏側の所定箇所に着脱自在に装着されている。44は表示制御基板で、第2可変表示手段14の裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の裏側の所定箇所に着脱自在に装着されている。なお、主制御基板43、表示制御基板44は別々の基板により構成され、同一又は別々の基板ケースに収納されている。
【0031】
主制御基板43は、主として遊技盤4側の遊技動作を制御するためのもので、第1可変表示手段13の表示制御及びこれに関連する制御を行う第1制御系45と、第2可変表示手段14の表示制御及びこれに関連する制御を行う第2制御系46とを備え、これらの各制御系45,46は、CPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0032】
表示制御基板44には、主として第1可変表示手段13側の表示制御を行う第1変動制御手段47と、第2可変表示手段14側の表示制御を行う第2変動制御手段48とが装着され、これらの第1変動制御手段47、第2変動制御手段48は、CPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0033】
第1制御系45は、第1変動要求手段15が遊技球を検出したときの変動要求に基づいて、そのときの乱数値から第1可変表示手段13の変動後の第1図柄が所定態様を表示させるか否かの抽選を行い、その所定態様を表示させる旨の抽選結果があった場合に、第1可変表示手段13の第1図柄を所定時間変動させて第1図柄を所定態様で停止させると共に、その後に第2変動要求手段16の開閉爪40を所定時間開放させるようになっている。
【0034】
第2制御系46は、特定態様抽選手段49、利益状態発生手段50、変動パターン抽選手段51、停止図柄抽選手段52及び制御コマンド送信手段53等を備えている。特定態様抽選手段49は、変動後の第2図柄19A〜19Cを特定態様とするか否かを乱数抽選により決定するためのもので、例えば特定態様の発生確率が1/360の場合には、0〜359までの乱数値を発生させておき、第2変動要求手段16が遊技球を検出することを条件に乱数値を抽選して、その乱数値が特定態様判定値のときに特定態様とする旨を判定するようになっている。
【0035】
利益状態発生手段50は、特定態様抽選手段49が特定態様を発生させる旨を抽選した場合に、変動後の何れかの入賞ライン33上の第2図柄19a,19bを含む第2図柄19A〜19Cが、特定図柄の組み合わせである特定態様を停止表示した後に、遊技者に有利な利益状態を発生させるためのものである。なお、この利益状態発生手段50は、例えば利益状態の発生によって可変入賞手段17の開閉板41を開放し、その開放から所定時間(例えば30秒間)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板41を閉じ、また遊技球が特定領域42を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)までその開閉動作(利益状態)を継続させるようになっている。
【0036】
変動パターン抽選手段51は、特定態様抽選手段49の抽選結果に応じて第2図柄19A〜19Cの変動パターンを乱数抽選により決定するためのもので、リーチなし変動パターン、ノーマルリーチ変動パターン、スーパーリーチ変動パターン、全回転変動パターン等の複数種類の変動パターンの中から何れかを選択するようになっている。
【0037】
なお、変動後の第2図柄19A〜19Cが特定態様となる信頼度は、例えばリーチなし変動パターンが0%、ノーマルリーチ変動パターンが3%、スーパーリーチ変動パターン30%、全回転変動パターンが100%である。従って、ノーマルリーチ変動パターン、スーパーリーチ変動パターンでは、リーチ変動した後、その第2図柄19A〜19Cが特定態様又は非特定態様の何れかを停止表示する。
【0038】
停止図柄抽選手段52は、特定態様抽選手段49の抽選結果に応じて、変動後の第2図柄19A〜19Cが入賞ライン33上で最終的に停止するときの停止図柄の種類を乱数抽選により決定するためのものであり、特定態様抽選手段49の抽選結果が特定態様の場合に特定態様となる図柄の種類(特定図柄)を、非特定態様の場合に非特定態様となる図柄の種類を夫々抽選するようになっている。
【0039】
制御コマンド送信手段53は、第2変動要求手段16の変動要求に基づいて特定態様抽選手段49から抽選結果がある毎に、その第2図柄19A〜19Cの変動パターンコマンド、変動後に停止表示する各第2図柄19A〜19Cの図柄コマンド、及び第2図柄19A〜19Cを停止させるときの停止コマンドを、表示制御基板44の第2変動制御手段48へと一方向通信により送信するようになっている。
【0040】
第1変動制御手段47は、第1可変表示手段13の第1図柄の変動及び停止を制御するためのもので、第1変動要求手段15の遊技球の検出を条件に、主制御基板43の第1制御系45からの制御コマンドに基づいて第1図柄を所定時間変動させて所定態様又は非所定態様で停止させるようになっている。
【0041】
第2変動制御手段48は、第2可変表示手段14側の変動、停止を制御するためのもので、制御コマンド受信手段54と被覆抽選手段55と変動停止制御手段56とを備えている。制御コマンド受信手段54は、主制御基板43の制御コマンド送信手段53からの変動パターンコマンド、図柄コマンド、停止コマンドを受信して解析するためのものである。
【0042】
被覆抽選手段55は、特定態様抽選手段49の抽選結果に基づいて変動後の可変表示部20A〜20Cの第2図柄19A〜19Cを被覆第2図柄19bで被覆するか否かを乱数抽選により決定するためのもので、特定態様抽選手段49が特定態様を抽選した場合、非特定態様を抽選し且つ変動パターン抽選手段51がリーチ変動パターンを抽選した場合に被覆させるか否かの乱数抽選を行うようになっている。
【0043】
変動停止制御手段56は、第2変動要求手段16の遊技球の検出を条件に、制御コマンド受信手段54の解析結果に基づいて第2図柄19A〜19Cを所定の変動パターンで縦方向のスクロールにより所定時間変動させて、変動後の第2図柄19A〜19Cを中、左、右等の所定の順序で特定態様又は非特定態様で停止させるためのもので、通常制御部57と被覆制御部58とを備えている。
【0044】
通常制御部57は、被覆抽選手段55が被覆しない旨を抽選した場合に各可変表示部20A〜20Cの第2図柄19A〜19Cの変動、停止を制御するためのものであり、被覆第2図柄19bが図柄表示領域32から外れるように制御する機能を有する。被覆制御部58は、被覆抽選手段55が被覆する旨を抽選した場合に、被覆第2図柄19bが入賞ライン33上で停止してその入賞ライン33上の第2図柄19A〜19Cを被覆するように制御する機能を有する。被覆第2図柄19bが第2図柄19A〜19Cを被覆したときには、その第2図柄19A〜19Cは突出部39Bにより遮られて目視不能になるため、制御上は勿論のこと見掛け上も無効になり、特定態様の成否に関係しなくなる。
【0045】
なお、また変動停止制御手段56は、回転ドラム22A〜22Cの回転角度を検出し、図柄コマンドで指定された所定の種類の第2図柄19A〜19Cが入賞ライン33上に位置するように駆動モータ23A〜23Cを停止させるようになっている。全回転変動パターンの場合には、各可変表示部20A〜20Cの各第2図柄19A〜19Cは略同時に停止する。
【0046】
上記弾球遊技機において、遊技に際しては、発射手段9の発射ハンドル10を操作して、発射手段9により遊技球をガイドレール11に沿って順次遊技盤4側に発射させて行く。すると遊技盤4の上部側に発射された遊技球は、遊技盤4の遊技領域12に入った後、その盤面に沿って落下する間に普通入賞手段18等に入賞するか、第2変動要求手段16を通過しながら下方へと落下する。
【0047】
第1変動要求手段15が遊技球を検出すると、その変動要求により第1制御系45の制御により第1可変表示手段13の第1図柄を変動し、所定態様又は非所定態様で停止する。そして、第1図柄が例えば「7」等の所定態様となれば、第1変動要求手段15の開閉爪40が所定時間開放し、この第1変動要求手段15に遊技球が入賞し易くなる。
【0048】
第1変動要求手段15が遊技球を検出すると、その変動要求に基づいて特定態様抽選手段49が乱数値を抽選し、その抽選結果に基づいて変動パターン抽選手段51が第2図柄19A〜19Cの変動パターンを、停止図柄抽選手段52が変動後の第2図柄19A〜19Cの種類を夫々抽選して決定し、制御コマンド送信手段53が変動パターン、図柄コマンド、停止コマンドを表示制御基板44側へと送信して、第2変動制御手段48の制御により第2可変表示手段14の第2図柄19A〜19Cが所定時間変動して特定態様又は非特定態様で停止する。
【0049】
即ち、特定態様抽選手段49が特定態様とする旨の抽選をした場合には、変動パターン抽選手段51がノーマルリーチ変動パターン、スーパーリーチ変動パターン、全回転変動パターンの何れかを抽選し、また停止図柄抽選手段52が変動後の第2図柄19A〜19Cが特定態様となるべき3個の特定図柄の種類(例えば「7」)を抽選する。また特定態様抽選手段49が特定態様としない旨の抽選をした場合には、変動パターン抽選手段51がリーチなし変動パターン、ノーマルリーチ変動パターン、スーパーリーチ変動パターンの何れかを抽選し、また停止図柄抽選手段52が変動後の第2図柄19A〜19Cが非特定態様となるべき3個の非特定図柄の種類を抽選する。
【0050】
表示制御基板44では、その第2変動制御手段48の制御コマンド受信手段54が制御コマンド送信手段53からの制御コマンドを受信して解析し、変動パターンがリーチ変動等を含むノーマルリーチ変動パターン、スーパーリーチ変動パターン、全回転変動パターンの場合には、被覆抽選手段55が被覆第2図柄19bにより被覆するか否かを抽選し、変動停止制御手段56が第2図柄19A〜19Cを所定の変動パターンで所定時間変動させる。
【0051】
変動パターンがリーチなし変動パターンの場合には、変動停止制御手段56の通常制御部57が働いて、第2図柄19A〜19Cがリーチなし変動パターンで縦方向のスクロール等で所定時間変動し、その後に図柄コマンドで指定された種類の非特定態様で停止する。この場合には、被覆第2図柄19bが図柄表示領域32外に停止するように、通常制御部57が回転ドラム22Aの停止位置を制御する。
【0052】
変動パターンがリーチ変動を伴うノーマルリーチ変動パターン、スーパーリーチ変動パターン又は全回転変動パターン等の場合には、被覆抽選手段55が被覆第2図柄19bによる被覆をするか否かを抽選する。被覆抽選手段55が被覆第2図柄19bで回転ドラム22Bの第2図柄19Bを被覆する旨を抽選した場合には、被覆制御部58の制御により、回転ドラム22Bが入賞ライン33上に何等かの第2図柄19Bを表示すべく停止した後、被覆第2図柄19bでその第2図柄19Bを覆うように、左の回転ドラム22Aが徐々に減速しながら停止する。これによって入賞ライン33上の左、中の第2図柄19a,19bがともに「7」を表示してリーチとなる。
【0053】
そして、特定態様抽選手段49の抽選結果が特定態様であれば、その後、入賞ライン33上の右の第2図柄19Cが停止図柄抽選手段52で抽選された「7」で停止して、3個の第2図柄19a,19b,19C全体として「7・7・7」の特定態様となる。また特定態様抽選手段49の抽選結果が非特定態様であれば、その後、入賞ライン33上の右の第2図柄19Cが停止図柄抽選手段52で抽選された「7」以外(例えば「3」)で停止して、3個の第2図柄19a,19b,19C全体として「7・7・3」等の非特定態様となる。
【0054】
第2可変表示手段14の各第2図柄19A〜19Cを変動させる場合には、変動停止制御手段56により駆動モータ23A〜23Cを制御して回転ドラム22A〜22Cを所定方向に回転させ、この回転ドラム22A〜22Cの回転によって図柄表示領域32に対応する第2図柄19A〜19Cを縦方向にスクロールさせる。そして、各回転ドラム22A〜22Cは所定時間回転した後に、回転ドラム22A〜22Cが中、左、右の順序で停止する。
【0055】
突出部39Bが第2図柄19Bを透視不能か、又は透視困難な材料により構成されているので、図柄表示領域32内で回転ドラム22Aの突出部39Bが回転ドラム22Bの前側に位置すれば、その第2図柄19Bが突出部39Bにより覆われて見えなくなる。従って、中の第2図柄19Bが入賞ライン33上に別の種類の図柄(例えばベル図柄等)であっても、その図柄は突出部39B又は被覆第2図柄19bによる被覆によって無効になる。換言すれば、中のベル図柄等の第2図柄19Bが被覆第2図柄19bの「7」に変化し、その「7」の被覆第2図柄19bが有効になる。
【0056】
このように回転ドラム22Aに突出部39Bを設け、この回転ドラム22A側の第2図柄19aと突出部39B側の被覆第2図柄19bとに同種の図柄を表示しておけば、左右に隣り合う2個の同種の第2図柄19a,19bが一体に変動するため、停止前の低速回転時に、遊技者に対してリーチ、特定態様等が出現し易い印象を与える等、演出性が増して遊技者の興趣を向上させることができる。また回転ドラム22Aに、回転ドラム22Bの外周側に突出する突出部39Bを設け、この突出部39Bに被覆第2図柄19bを表示しているため、構造的にも簡単である。しかも、回転ドラム22Aの停止制御によって、被覆第2図柄19bにより被覆処理できるため、その制御も容易にできる。
【0057】
第2可変表示手段14の変動後の第2図柄19A〜19C等が特定態様となると、その特定態様での停止後に利益状態発生手段50が働いて遊技者に有利な利益状態が発生し、可変入賞手段17の開閉板41が前側に開放して遊技球が入賞し易くなり、遊技者は多大な利益を享受できる可能性が生じる。なお、可変入賞手段17は、その開閉板41の開放から所定時間が経過するか、それまでに所定数の遊技球が入賞するれば、開閉板41を閉じる。また遊技球が特定領域42を通過すれば、可変入賞手段17が再度開放し、以下、同様の開閉動作を最大所定回数まで繰り返す。
【0058】
図7〜図9は本発明の第2の実施形態を例示し、この実施形態では、中間の可変表示部20Bの両側に、その両側の各可変表示部20A,20C側の第2図柄19A,19Cを被覆可能な被覆第2図柄19a,19cを、中間の可変表示部20Bの第2図柄19Bと一体に変動可能に設け、これらの第2図柄19a,19B,19cを同種図柄の特定図柄としている。なお、図柄(例えば「7」)には、被覆第2図柄19a,19cの「7」と、通常の第2図柄19a,19cの「7」とがある。
【0059】
各可変表示部20A〜20Cは、第1の実施形態と同様に回転ドラム22A〜22C等により構成されており、その中間の回転ドラム22Bの左右両側に突出部39A,39Cが設けられ、その各突出部39A,39Cに被覆第2図柄19a,19cが表示されている。なお、この実施形態では、回転ドラム22A〜22Cは、左、右、中、又は右、左、中のように、突出部39A,39Cを備えた中間の回転ドラム22Bが左右両側の回転ドラム22A,22Cより後で停止するようになっている。その他の構造は、第1の実施形態と略同様である。
【0060】
この実施形態の場合には、左右両側の回転ドラム22A,22Cが停止して、左右の第2図柄19A,19Cが異なる種類の図柄で停止した場合でも、その後に中間の回転ドラム22Bの被覆第2図柄19a,19cが入賞ライン33上で停止すれば、図7に示すように3個の第2図柄19a,19B、19cの全てが一挙に同種図柄となる特定態様が直ちに出現する。従って、変動後の第2図柄19a,19B、19cが特定態様となる場合に、その意外性を演出でき、遊技者の興趣を増大できる。
【0061】
図10は本発明の第3の実施形態を例示する。(A)では回転ドラム22A側に突出部39Bを設け、この突出部39Bに被覆第2図柄19bを表示すると共に、回転ドラム22Aにおける被覆第2図柄19bと同一の入賞ライン33上となる位置に、被覆第2図柄19bと同種の図柄を特定図柄として表示している。また(B)では中間の回転ドラム22Bの左右両側に、この回転ドラム22B上の1個の第2図柄19Bに対して変動方向の反対側に突出部39A,39Cを設け、この各突出部39A,39Cの被覆第2図柄19a,19cと、その間の回転ドラム22B上の第2図柄19Bとに同種の図柄を特定図柄として表示している。
【0062】
この実施形態に例示するように、回転ドラム22B側の第2図柄19Bと、突出部39A,39C側の被覆第2図柄19a,19cとが同一の入賞ライン33上に並ぶように変動方向に偏位させて配置し、その第2図柄19a,19B,19cに同種の特定図柄を表示しても良い。
【0063】
図11は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態は、図11(A)に示すように、可変表示部20A〜20Cに発光による電気的可変表示手段、例えば液晶表示手段59を使用したものであり、この場合にも前述と同様に実施することができる。
【0064】
液晶表示手段59は例えば1個の液晶表示部60を有し、その液晶表示部60に第2可変表示手段14の3個の可変表示部20A〜20Cが設けられている。可変表示部20A〜20Cは、0〜9までの第2図柄19A〜19Cを夫々独立させて縦方向のスクロール等により変動表示可能であると共に、隣接する可変表示部20A,20Bの内、他方の可変表示部20Bには、図11(B)(C)に示すように、隣り合う可変表示部20A,20Bの内、一方の可変表示部20Aの第2図柄19Aと一体に変動し且つ他方の可変表示部20Bの第2図柄19Bを被覆する被覆第2図柄19bを表示可能である。被覆第2図柄19bと、一方の可変表示部20Aの第2図柄19Aには、同種の図柄(特定図柄)が使用されている。
【0065】
各可変表示部20A〜20Cの第2図柄19A〜19Cは所定時間スクロール等で変動した後、中、左、右等の所定の順序で停止する。被覆第2図柄19bで可変表示部20Bの第2図柄19Bを覆う場合には、可変表示部20A〜20Cの第2図柄19A,19b,19Cが停止すると、図11(B)に示すように、左の可変表示部20Aの第2図柄19Aと被覆第2図柄19bとが一体にスクロールして、その被覆第2図柄19bが停止中の第2図柄19Bを覆いながら変動する。
【0066】
そして、被覆第2図柄19bで第2図柄19Bを完全に覆う位置で、可変表示部20A側の第2図柄19Aと被覆第2図柄19bとが同時に停止してリーチを表示する(図11(C)参照)。このとき、可変表示部20Cの第2図柄19Cは、波線矢印で示すように変動中であり、その後、図11(A)に示す特定態様か、又は非特定態様を表示するように停止する。
【0067】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明は、各実施形態に限定されるものではない。例えば、各実施形態では、3個の可変表示部20A〜20Cを備えたものを例示しているが、2個以上(少なくとも2個)、好ましくは少なくとも3個あれば十分である。また被覆第2図柄19a,19b,19cを設ける場合、可変表示部20A〜20Cが3個であれば、その何れか1個のみに、他の可変表示部20A〜20Cの第2図柄19A〜19Cと一体に変動可能な被覆第2図柄19bを設ければ良い。
【0068】
更に各実施形態では、第2可変表示手段14の第2図柄19A〜19Cを変動表示可能な可変表示部20A〜20Cに採用した場合を例示しているが、第2可変表示手段14以外の可変表示手段にも採用可能である。従って、第2図柄19A〜19C、被覆第2図柄19bは、遊技図柄、被覆遊技図柄であれば良い。
【0069】
可変表示部20A〜20Cを機械的可変表示手段で構成する場合、実施形態に例示の回転ドラム22A〜22Cの他、ベルト、その他の回胴体を利用しても良い。また可変表示部20A〜20Cを電気的可変表示手段で構成する場合には、液晶表示手段の他、ドット式、CRT式等の表示手段を利用しても良い。
【0070】
各可変表示部20A〜20Cは、縦方向又は横方向のスクロールにより遊技図柄を変動させる形式でも良いし、縦方向と横方向とのスクロールを組み合わせて変動する形式でも良い。
【0071】
3個の可変表示部20A〜20Cがある場合、第1の実施形態に示すように左右の可変表示部20A,20Cの内、その一方の可変表示部20Aと一体に変動可能に被覆遊技図柄を設けても良いし、中間の可変表示部20Bに、その左右両側の可変表示部20A,20Cの一方側の遊技図柄を覆うように被覆遊技図柄を設けても良い。各可変表示部20A〜20Cの遊技図柄の停止順序は、被覆される遊技図柄が停止した後に、被覆する遊技図柄が停止する等、リーチ演出の演出形態を考慮して決定すれば良い。
【0072】
特定態様には、被覆遊技図柄が特定態様となる場合と、被覆遊技図柄によらずに特定態様となる場合とがある。従って、遊技者に有利な利益状態においても、被覆遊技図柄に基づく利益状態と、被覆遊技図柄以外の図柄に基づく利益状態とで、その利益状態の内容を変えるようにしても良い。例えば、被覆遊技図柄に基づく利益状態のときに、変動後に特定態様となる確率が通常の低確率から高確率に確率変動するようにしても良い。また被覆遊技図柄で被覆したときに、音声及び/又はランプで報知するようにしても良い。
【0073】
また各実施形態では、隣り合う可変表示部20A〜20Cの遊技図柄の内の1組の特定図柄について例示しているが、特定態様となる特定図柄の組み合わせが変動方向に複数個ある場合には、その全ての特定図柄の数よりも少ない複数組の特定図柄について、同様に構成することも可能である。
【0074】
回転ドラム22A〜22Cの胴部38A〜38Cの内側に照明手段を設け、図柄表示領域32側の遊技図柄を照明手段により照明して発光させるようにしても良い。この場合、突出部39Bは、この突出部39Bによって被覆される遊技図柄が前側から鮮明に見えない程度の光透過性を有する材料で構成することが望ましい。
【0075】
更にパチンコ機以外のアレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機、或いはスロットマシン等の各種の遊技機においても同様に実施可能である。スロットマシンに採用する場合には、各回転ドラム22A〜22Cの回転、表示手段の第2図柄19A〜19Cの変動等は、遊技者の停止要求に応じて適宜停止するように構成すれば良い。
【0076】
【発明の効果】
本発明では、複数種類の遊技図柄を変動表示可能な可変表示部を複数個備え、変動後に入賞ライン上の各可変表示部に停止表示される遊技図柄が同種図柄を表示する特定態様となった場合に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段を備えた遊技機において、各可変表示部は外周に周方向に所定間隔を置いて複数種類の遊技図柄が表示された回胴体を備え、隣り合う回胴体のうちの一方の回胴体の周方向の一部に、他方の回胴体の外周側に突出し且つ該他方の回胴体の遊技図柄を覆う突出部を設け、該突出部に表示された遊技図柄と、一方の回胴体に表示された周方向に複数個の遊技図柄のうちの突出部を通る入賞ライン方向の遊技図柄とを同種図柄としているので、遊技者に対してリーチ、特定態様等が出現し易い印象を与え、遊技者の興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す第2可変表示手段の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す第2可変表示手段の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す第2可変表示手段の平面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す第2図柄の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す第2可変表示手段の正面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す第2可変表示手段の平面断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す第2図柄の説明図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示す第2可変表示手段の正面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態を示す第2可変表示手段の説明図である。
【符号の説明】
20A〜20C 可変表示部
22A〜22C 回転ドラム(回動体)
39A〜39C 突出部
43 主制御基板
44 表示制御基板
48 第2変動制御手段
49 特定態様抽選手段
50 利益状態発生手段
55 被覆抽選手段

Claims (5)

  1. 複数種類の遊技図柄を変動表示可能な可変表示部を複数個備え、変動後に入賞ライン上の前記各可変表示部に停止表示される前記遊技図柄が同種図柄を表示する特定態様となった場合に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段を備えた遊技機において、前記各可変表示部は外周に周方向に所定間隔を置いて前記複数種類の遊技図柄が表示された回胴体を備え、隣り合う前記回胴体のうちの一方の回胴体の周方向の一部に、他方の前記回胴体の外周側に突出し且つ該他方の回胴体の前記遊技図柄を覆う突出部を設け、該突出部に表示された遊技図柄と、前記一方の回胴体に表示された周方向に複数個の前記遊技図柄のうちの前記突出部を通る前記入賞ライン方向の前記遊技図柄とを同種図柄としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記突出部により覆われた前記遊技図柄を無効にする機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可変表示部の前記遊技図柄を横方向又は縦方向にスクロールさせて変動表示する変動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技図柄を前記特定態様とするか否かを乱数抽選する特定態様抽選手段と、該特定態様抽選手段の抽選結果に基づいて変動後の前記他方の前記可変表示部の前記遊技図柄を前記突出部で被覆するか否かを乱数抽選する被覆抽選手段とを備え、前記特定態様抽選手段を有する主制御基板と、前記被覆抽選手段を有する表示制御基板とを別々の基板により構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記他方の可変表示部の前記遊技図柄を覆う前記突出部は、1個の前記一方の可変表示部にのみ設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
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