JP3894695B2 - 補聴器調整装置及び、その補聴器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、補聴器を使用者にフィッティングさせるべく、補聴器内部の調整器を調整する補聴器調整装置及び、その補聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような補聴器調整装置としては、補聴器を使用者にフィッティングさせるべく、補聴器の販売者自らが調整操作を行うことで、補聴器内部の調整器を調整するようにしていた。
【0003】
この際、補聴器の販売者は、補聴器を使用する使用者の聴力データから、その経験及び知識に基づき補聴器の推奨特性を推測し、この推奨特性に近づくように補聴器調整装置を操作することで補聴器内部の調整器を調整し、その補聴器使用者に補聴器をフィッティングさせるようにしていた。
【0004】
従って、販売者は、補聴器使用者が、この補聴器の調整に満足行くまで、前記補聴器調整装置による補聴器の調整を繰り返し行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、補聴器使用者の聴力データは個人差があるため、個々の補聴器使用者に適合した補聴器の推奨特性を得るためには、販売者の技量に依存するところが大きく、その販売者の技量によっては補聴器使用者に適合した推奨特性がなかなか得ることができない場合もある。
【0006】
このように補聴器使用者に適合した補聴器の推奨特性が得られなければ、補聴器調整装置による補聴器の調整もなかなか収束せず、その調整精度も不安定となるといった問題点があった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、販売者の技量に依存することなく、個々の補聴器使用者に適合した補聴器の推奨特性を得ることができ、ひいては、その調整精度の安定化を図ることができる補聴器調整装置及び、その補聴器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の補聴器調整装置は、補聴器使用者の一音源に関わる最小可聴値及び不快閾値を入力する可聴値データ入力手段と、前記可聴値データ入力手段にて入力された最小可聴値から不快閾値までの聴野周波数帯域内の各周波数における利得を算出する利得算出手段と、前記聴野周波数帯域内の周波数を選択し、この選択した周波数の利得を調整する利得調整手段と、前記聴野周波数帯域内で試験用推奨特性を複数生成する試験用推奨特性生成手段と、前記試験用推奨特性生成手段にて生成した複数の試験用推奨特性を複数提示する試験用推奨特性提示手段と、前記試験用推奨特性提示手段にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を選択する最適推奨特性選択手段と、前記最適推奨特性選択手段にて選択された最適な試験用推奨特性に基づいて評価データを生成し、この評価データに基づいて、この最適な試験用推奨特性に近似した複数の試験用推奨特性を生成するように、前記試験用推奨特性生成手段を制御する提示制御手段とを有するものである。また、本発明の補聴器は、このような補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されるようにしたものである。
【0009】
従って、本発明の補聴器調整装置によれば、補聴器使用者の聴野周波数帯域内で試験用推奨特性を複数提示し、これら試験用推奨特性の内から最適な試験用推奨特性を選択し、この選択された最適な試験用推奨特性に基づいて評価データを生成し、この評価データに基づいて、この最適な試験用推奨特性に近似した複数の試験用推奨特性を提示するようにしたので、個々の補聴器使用者の聴野周波数帯内における最適な補聴器推奨特性の絞り込み作業を自動化することで、販売者の技量に依存することなく、その作業性を良好にしながら、その調整精度の向上を図ることができる。また、このような補聴器調整装置にて調整された補聴器によれば、その使用者に対して、その使用者個人に適合した音質を提供することができる。
【0010】
また、本発明の補聴器調整装置は、前記利得調整手段にて利得された周波数の利得及び、この利得調整された周波数以外の他の周波数の利得に基づいて、補聴器の推奨特性を生成する推奨特性生成手段を有するものである。また、本発明の補聴器は、このような補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されるようにしたものである。
【0011】
従って、本発明の補聴器調整装置によれば、補聴器使用者の聴野周波数帯域内の各周波数を任意に選択して、その周波数の利得を調整可能とし、この調整した周波数の利得及び他の周波数の利得に基づいて、前記補聴器使用者に適合した補聴器の推奨特性を生成するようにしたので、販売者の技量に依存することなく、個々の補聴器使用者に適合した補聴器の推奨特性を得ることができ、ひいては、その調整精度の安定化を図ることができる。また、このような補聴器調整装置にて調整された補聴器によれば、その使用者に対して、その使用者個人に適合した音質を提供することができる。
【0012】
また、本発明の補聴器調整装置は、前記試験用推奨特性提示手段にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を決定する最適推奨特性手段を有し、前記提示制御手段が、前記最適推奨特性決定手段にて最適な試験用推奨特性が決定されると、評価データを生成することなく、この決定された最適な試験用推奨特性を補聴器の推奨特性とするように、前記推奨特性生成手段を制御するようにしたものである。また、本発明の補聴器は、このような補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されるようにしたものである。
【0013】
従って、本発明の補聴器調整装置によれば、複数提示された試験用推奨特性の内から最適な試験用推奨特性が決定されると、この最適な試験用推奨特性を補聴器の推奨特性とするようにしたので、最適推奨特性決定手段による決定操作に応じて最適な補聴器の推奨特性を得ることができる。また、このような補聴器調整装置にて調整された補聴器によれば、その使用者に対して、その使用者個人に適合した音質を提供することができる。
【0014】
また、本発明の補聴器調整装置は、前記推奨特性生成手段にて生成した音源毎の補聴器推奨特性を、各補聴器使用者毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶中の補聴器使用者毎の補聴器推奨特性の内、最適な補聴器推奨特性を選択する最適特性選択手段と、前記最適特性選択手段にて選択された最適な補聴器推奨特性を補聴器に伝送する通信手段とを有するものである。また、本発明の補聴器は、このような補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されるようにしたものである。
【0015】
従って、本発明の補聴器調整装置によれば、補聴器使用者毎に、例えば環境が異なる音源の推奨特性を複数記憶しておき、この記憶中の推奨特性から最適な補聴器推奨特性を選択可能としたので、補聴器使用者はバリエーションに富んだ補聴器推奨特性を選択することができる。また、このような補聴器調整装置にて調整された補聴器によれば、その使用者に対して、その使用者個人に適合した音質を提供することができる。
【0016】
また、本発明の補聴器調整装置は、前記推奨特性生成手段にて生成した補聴器の推奨特性内の高周波領域又は低周波領域を指定する領域指定手段を有し、前記利得調整手段が、前記領域指定手段にて指定された高周波領域又は低周波領域の利得を所定レベル単位で自動調整するものである。また、本発明の補聴器は、このような補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されるようにしたものである。
【0017】
従って、本発明の補聴器調整装置によれば、前記推奨特性生成手段にて生成した補聴器の推奨特性内の高周波領域又は低周波領域を指定し、指定された高周波領域又は低周波領域の利得を所定レベル単位で自動調整するようにしたので、推奨特性内の高周波領域又は低周波領域の利得調整といった、推奨特性の微調整を簡単に行うことができる。また、このような補聴器調整装置にて調整された補聴器によれば、その使用者に対して、その使用者個人に適合した音質を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の補聴器調整装置に関わる実施の形態を示す補聴器調整システムについて説明する。図1は本実施の形態に示す補聴器調整システム内部の概略構成を示すブロック図である。
【0019】
図1に示す補聴器調整システム1は、評価音を出力する音源2と、補聴器使用者3の耳に装着した補聴器10と、この補聴器10を調整する補聴器調整装置20とを有している。
【0020】
補聴器10は、音源2からの評価音を入力する音入力部11と、この音入力部11にて入力された評価音を増幅する増幅部12と、この増幅部12にて増幅された評価音を音出力する音出力部13と、この補聴器10全体の制御を司る制御部14とを有している。
【0021】
補聴器調整装置20は、様々なデータを入力するデータ入力部21と、このデータ入力部21にて入力された様々なデータに基づいて、補聴器10を制御するための演算処理を施す演算部22と、様々な情報を画面表示する表示部23と、演算部22にて演算処理が施された演算データを補聴器10の制御部14に伝送する通信部24とを有している。
【0022】
補聴器10及び補聴器調整装置20間のデータ伝送は、補聴器調整装置20の通信部24から補聴器10の制御部14への無線通信で行うようにしたが、通信ケーブルを介して有線で行うようにしても良い。
【0023】
次に補聴器調整装置20内部の概略構成について説明する。図2は後述する通常モード時に使用される補聴器調整装置20内部の概略構成を示すブロック図、図3は後述するランダムモード時に使用される補聴器調整装置20内部の概略構成を示すブロック図である。
【0024】
補聴器調整装置20の通常モードとは、補聴器使用者3側による聴野周波数帯域内の任意周波数を選択し、この任意周波数を利得調整することで、この利得調整された周波数の利得に基づいて補聴器10の推奨特性を生成するモードである。
【0025】
これに対して、補聴器調整装置20のランダムモードとは、聴野周波数帯域内の周波数毎の試験利得をランダムに設定し、各試験利得に対応した試験用推奨特性を複数提示し、これら複数の試験用推奨特性の内から最適な試験用推奨特性を選択することで、最適な補聴器10の推奨特性を段階的に絞り込むモードである。
【0026】
図2に示すように通常モードに使用される補聴器調整装置20は、補聴器使用者3の一音源2に関わる最小可聴値及び不快閾値を入力する可聴値データ入力手段31と、可聴値データ入力手段31にて入力された最小可聴値から不快閾値までの聴野周波数帯域内の各周波数における利得を算出する利得算出手段32と、聴野周波数帯域内の周波数を選択し、この選択した周波数の利得を調整する利得調整手段33と、利得調整手段33にて利得調整された周波数の利得及び、この利得調整された周波数以外の他の周波数の利得に基づいて、補聴器10の推奨特性を生成する推奨特性生成手段34と、推奨特性生成手段34にて生成した補聴器10の推奨特性内の高周波領域又は低周波領域を指定する領域指定手段35と、推奨特性生成手段34にて生成した音源2毎の補聴器推奨特性を、各補聴器使用者毎に記憶する記憶手段36と、記憶手段36に記憶中の補聴器使用者3毎の補聴器推奨特性の内、最適な補聴器10の推奨特性を選択する最適特性選択手段37と、最適特性選択手段37にて選択された最適な補聴器推奨特性を補聴器10に伝送する通信手段38とを有している。
【0027】
また、利得調整手段33は、領域指定手段35にて指定された高周波領域又は低周波領域の利得を所定レベル単位で自動調整するものである。
【0028】
尚、可聴値データ入力手段31、領域指定手段35及び最適特性選択手段37は、データ入力部21内に備えられたものであり、利得算出手段32、利得調整手段33、推奨特性生成手段34及び記憶手段36は、演算部22内に備えられたものである。また、通信手段38は、通信部24に相当するものである。
【0029】
図3に示すようにランダムモード時に使用される補聴器調整装置20は、可聴値データ入力手段31にて入力された聴野周波数帯域内の各周波数における利得を利得算出手段32にて算出し、利得調整手段33を通じて聴野周波数帯域内で試験用推奨特性を複数生成する試験用推奨特性生成手段39と、試験用推奨特性生成手段39にて生成した複数の試験用推奨特性を複数提示する試験用推奨特性提示手段40と、試験用推奨特性提示手段40にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を選択する最適推奨特性選択手段41と、最適推奨特性選択手段41にて選択された最適な試験用推奨特性に基づいて評価データを生成し、この評価データに基づいて、この最適な試験用推奨特性に近似した複数の試験用推奨特性を試験用推奨特性生成手段39が生成するように、利得調整手段33を制御する提示制御手段42と、試験用推奨特性提示手段40にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を決定する最適推奨特性決定手段43とを有している。
【0030】
提示制御手段42は、最適推奨特性決定手段43にて最適な試験用推奨特性が決定されると、評価データを生成することなく、この決定された最適な試験用推奨特性を補聴器10の推奨特性とするように、推奨特性生成手段34及び利得調整手段33を制御するようにした。
【0031】
尚、試験用推奨生成手段39及び提示制御手段42は、演算部22内に備えられ、試験用推奨特性提示手段40は、通信部24内に備えられ、最適推奨特性選択手段41及び最適推奨特性決定手段43は、データ入力部21内に備えられたものである。
【0032】
次に本実施の形態に示す補聴器調整システム1の動作を通常モード及びランダムモードに分けて説明する。
【0033】
では、通常モード使用時に関わる補聴器調整装置20の動作について説明する。
【0034】
図2に示すように通常モードにおいて、補聴器使用者3は、可聴値データ入力手段31にて一音源2に関わる最小可聴値及び不快閾値を聴力データとして入力する。尚、不快閾値は、補聴器使用者3にとって耳障りな音となるおそれがあるため、不快閾値が入力されない場合には、入力された最小可聴値に基づいて不快閾値が仮設定されるものとする。
【0035】
利得算出手段32は、可聴値データ入力手段31にて入力された最小可聴値から不快閾値までの聴野周波数帯域内の各周波数における利得を算出する。
【0036】
さらに、補聴器使用者3は、データ入力部21を通じて、聴野周波数帯域内の周波数を任意に選択することで、利得調整手段33を通じて、この選択した周波数の利得を調整することができる。
【0037】
推奨特性生成手段34は、利得調整手段33にて利得調整された周波数の利得及び、この利得調整された周波数以外の他の周波数の利得に基づいて、補聴器10の推奨特性を生成する。
【0038】
このように推奨特性生成手段34にて生成された補聴器10の推奨特性は、記憶手段36に記憶され、この記憶手段36に記憶された補聴器10の推奨特性を、通信手段38を通じて補聴器10に伝送する。
【0039】
そして、補聴器10の制御部14は、通信手段38を通じて補聴器10の推奨特性に基づいて補聴器特性を制御することになる。
【0040】
このように通常モードにおいて、補聴器使用者3の聴野周波数帯域内の各周波数を任意に選択して、その周波数の利得を調整可能とし、この調整した周波数の利得及び他の周波数の利得に基づいて、補聴器使用者3に適合した補聴器10の推奨特性を生成するようにしたので、販売者の技量に依存することなく、個々の補聴器使用者3に適合した補聴器10の推奨特性を得ることができ、ひいては、その調整精度の安定化を図ることができる。
【0041】
さらに、補聴器使用者3は、この推奨特性生成手段34にて生成された補聴器10の推奨特性内の高周波領域又は低周波領域の利得に微調整を加える場合、領域指定手段35を通じて高周波領域又は低周波領域を指定する。
【0042】
利得調整手段33は、領域指定手段35による指定に応じて、指定された高周波領域又は低周波領域の利得を所定レベル単位で自動調整する。
【0043】
推奨特性生成手段34は、利得調整手段33にて自動調整された利得に基づいて、補聴器10の推奨特性を生成する。
【0044】
このように推奨特性生成手段34にて生成された補聴器10の推奨特性は、記憶手段36に記憶され、この記憶手段36に記憶された補聴器10の推奨特性を、通信手段38を通じて補聴器10に伝送する。
【0045】
そして、補聴器10の制御部14は、通信手段38を通じて伝送された補聴器10の推奨特性に基づいて補聴器特性を制御することになる。
【0046】
このように推奨特性生成手段34にて生成した補聴器10の推奨特性内の高周波領域又は低周波領域を指定し、指定された高周波領域又は低周波領域の利得を所定レベル単位で自動調整するようにしたので、推奨特性内の高周波領域又は低周波領域の利得調整といった、推奨特性の微調整を簡単に行うことができる。
【0047】
次にランダムモード使用時に関わる補聴器調整装置20の動作について説明する。図4はランダムモード使用時における補聴器調整システムの処理動作を示すフロー図である。
【0048】
補聴器調整装置20は、図4に示すように可聴値データ入力手段31にて補聴器使用者3の一音源2に関わる最小可聴値及び不快閾値を入力する(ステップS11)。尚、不快閾値は、補聴器使用者3にとって耳障りな音であるため、不快閾値が入力されないこともある。このため、不快閾値が入力されない場合には、入力された最小可聴値に基づいて不快閾値を仮設定するようにした。
【0049】
利得算出手段32は、可聴値データ入力手段31にて入力された最小可聴値から不快閾値までの聴野周波数帯域内の各周波数の利得範囲を算出する(ステップS12)。
【0050】
提示制御手段41は、算出された各周波数の利得範囲でランダムな試験利得をn個設定し、各試験利得に基づいて利得調整手段33で利得調整を施すことで、試験用推奨特性生成手段39は、この補聴器使用者3の聴野周波数帯域内でn個の試験用推奨特性を生成する(ステップS13)。
【0051】
尚、このランダムな試験利得を設定する方法としては、例えば本出願人が特開平9−54765号公報で開示しているように、人間の感性や主観的価値観でしか評価できない問題に対して、対話型遺伝的アルゴリズムを適用することで、最適と思われる機器の調整を効率良く行うことを実現した最適化調整方法及び最適化調整装置があげられる。
【0052】
試験用推奨特性提示手段40は、n個の試験用推奨特性を提示すべく、各試験用推奨特性を補聴器10に通信伝送する(ステップS14)。
【0053】
補聴器10を装着した使用者3は、各試験用推奨特性で音源2からの評価音を受聴し(ステップS15)、各試験用推奨特性で評価音を評価する(ステップS16)。尚、ステップS16の評価方法としては、補聴器10の使用者3がn個の試験用推奨特性から最適な試験用推奨特性を最適推奨特性選択手段41で選択することで、その結果内容を補聴器調整装置20側に通知するものである。
【0054】
提示制御手段42は、最適推奨特性選択手段41にて選択された最適な試験用推奨特性に基づく評価データを生成し、この評価データに基づいて、この最適な試験用推奨特性に近似したm個の試験用推奨特性をランダムに提供すべく、ステップS13の処理動作と同様の方法を使用することで、m個の試験利得を設定し、各試験利得に基づいて利得調整手段33で利得調整を施すことで、試験用推奨特性生成手段39は、m個の試験用推奨特性を生成する。そして、試験用推奨特性提示手段40は、m個の試験用推奨特性を提示すべく、各試験用推奨特性を補聴器10に通信伝送する(ステップS17)。
【0055】
補聴器10を装着した使用者3は、各試験用推奨特性で音源2からの評価音を受聴し、各試験用推奨特性で評価音を評価する(ステップS18)。
【0056】
この際、補聴器調整装置20は、補聴器10の使用者3による最適推奨特性決定手段43又は最適推奨特性選択手段41のいずれかの操作があったかを判定する(ステップS19)。
【0057】
最適推奨特性決定手段43の決定操作があったのであれば、補聴器使用者3が、これらm個の試験用推奨特性内から満足のいく最適な試験用推奨特性を得ることができたものと判断し、この最適推奨特性決定手段43にて決定した最適な試験用推奨特性を補聴器10の推奨特性として記憶手段36に記憶するものとし、当該処理動作を終了する。尚、記憶手段36に記憶された補聴器10の推奨特性は、最適特性選択手段37にて選択されることで、補聴器10に伝送されるものである。
【0058】
また、ステップS19にて最適推奨特性選択手段41の選択操作があったのであれば、補聴器使用者3は、さらなる最適な試験用推奨特性の絞り込み作業を継続するものと判断し、この最適推奨特性選択手段41にて選択した最適な試験用推奨特性に近似した試験用推奨特性を複数提示させるべく、ステップS17に移行する。
【0059】
このようなランダムモードによれば、補聴器使用者3の聴野周波数帯域内で試験用推奨特性を複数提示し、これら試験用推奨特性の内から最適な試験用推奨特性を選択し、この選択された最適な試験用推奨特性に基づいて評価データを生成し、この評価データに基づいて、この最適な試験用推奨特性に近似した複数の試験用推奨特性を提示するようにしたので、個々の補聴器使用者3の聴野周波数帯内における最適な補聴器推奨特性の絞り込み作業を自動化することで、販売者の技量に依存することなく、その作業性を良好にしながら、その調整精度の向上を図ることができる。
【0060】
さらに、複数提示された試験用推奨特性の内から最適な試験用推奨特性が決定されると、この最適な試験用推奨特性を補聴器10の推奨特性とするようにしたので、最適推奨特性決定手段43による決定操作に応じて最適な補聴器10の推奨特性を得ることができる。
【0061】
また、この補聴器調整装置20は、前述したように、推奨特性生成手段34にて生成した音源2毎の補聴器推奨特性を、各補聴器使用者3毎に記憶する記憶手段36と、記憶手段36に記憶中の補聴器使用者3毎の補聴器推奨特性の内、最適な補聴器推奨特性を選択する最適特性選択手段37と、最適特性選択手段37にて選択された最適な補聴器推奨特性を補聴器10に伝送する通信手段38とを有している。
【0062】
従って、このような補聴器調整装置20によれば、補聴器使用者3毎に、例えば環境が異なる音源2の推奨特性を複数記憶しておき、この記憶中の推奨特性から最適な補聴器推奨特性を選択可能としたので、補聴器使用者3はバリエーションに富んだ補聴器推奨特性を選択することができる。
【0063】
さらに、このような補聴器調整装置20にて調整された補聴器10によれば、その使用者に対して、その使用者個人に適合した音質を提供することができる。
【0064】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明の補聴器調整装置によれば、補聴器使用者の聴野周波数帯域内の各周波数を任意に選択して、その周波数の利得を調整可能とし、この調整した周波数の利得及び他の周波数の利得に基づいて、前記補聴器使用者に適合した補聴器の推奨特性を生成するようにしたので、販売者の技量に依存することなく、個々の補聴器使用者に適合した補聴器の推奨特性を得ることができ、ひいては、その調整精度の安定化を図ることができる。
【0065】
また、このような補聴器調整装置にて調整された補聴器によれば、その使用者に対して、その使用者個人に適合した音質を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に示す補聴器調整システム内部の概略構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態に示す補聴器調整システム内部の補聴器調整装置内部の通常モード使用時に要する概略構成を示すブロック図
【図3】本実施の形態に示す補聴器調整システム内部の補聴器調整装置内部のランダムモード使用時に要する概略構成を示すブロック図
【図4】本実施の形態に示す補聴器調整システムのランダムモードに関わる処理動作を示すフロー図
【符号の説明】
2 音源
3 補聴器使用者
10 補聴器
20 補聴器調整装置
21 データ入力部
22 演算部
24 通信部
31 可聴値データ入力手段
32 利得算出手段
33 利得調整手段
34 推奨特性生成手段
35 領域指定手段
36 記憶手段
37 最適特性選択手段
38 通信手段
39 試験用推奨特性生成手段
40 試験用推奨特性提示手段
41 最適推奨特性選択手段
42 提示制御手段
43 最適推奨特性決定手段
Claims (10)
- 補聴器使用者の一音源に関わる最小可聴値及び不快閾値を入力する可聴値データ入力手段と、
前記可聴値データ入力手段にて入力された最小可聴値から不快閾値までの聴野周波数帯域内の各周波数における利得を算出する利得算出手段と、
前記聴野周波数帯域内の周波数を選択し、この選択した周波数の利得を調整する利得調整手段と、
前記聴野周波数帯域内で試験用推奨特性を複数生成する試験用推奨特性生成手段と、
前記試験用推奨特性生成手段にて生成した複数の試験用推奨特性を複数提示する試験用推奨特性提示手段と、
前記試験用推奨特性提示手段にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を選択する最適推奨特性選択手段と、
前記最適推奨特性選択手段にて選択された最適な試験用推奨特性に基づいて評価データを生成し、この評価データに基づいて、この最適な試験用推奨特性に近似した複数の試験用推奨特性を生成するように、前記試験用推奨特性生成手段を制御する提示制御手段とを有することを特徴とする補聴器調整装置。 - 前記利得調整手段にて利得された周波数の利得及び、この利得調整された周波数以外の他の周波数の利得に基づいて、補聴器の推奨特性を生成する推奨特性生成手段を有することを特徴とする請求項1記載の補聴器調整装置。
- 前記試験用推奨特性提示手段にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を決定する最適推奨特性手段を有し、
前記提示制御手段は、
前記最適推奨特性決定手段にて最適な試験用推奨特性が決定されると、評価データを生成することなく、この決定された最適な試験用推奨特性を補聴器の推奨特性とするように、前記推奨特性生成手段を制御することを特徴とする請求項2記載の補聴器調整装置。 - 前記推奨特性生成手段にて生成した音源毎の補聴器推奨特性を、各補聴器使用者毎に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶中の補聴器使用者毎の補聴器推奨特性の内、最適な補聴器推奨特性を選択する最適特性選択手段と、
前記最適特性選択手段にて選択された最適な補聴器推奨特性を補聴器に伝送する通信手段とを有することを特徴とする請求項2又は3記載の補聴器調整装置。 - 前記推奨特性生成手段にて生成した補聴器の推奨特性内の高周波領域又は低周波領域を指定する領域指定手段を有し、
前記利得調整手段は、
前記領域指定手段にて指定された高周波領域又は低周波領域の利得を所定レベル単位で自動調整することを特徴とする請求項2乃至4の何れか一に記載の補聴器調整装置。 - 補聴器使用者の一音源に関わる最小可聴値及び不快閾値を入力する可聴値データ入力手段と、前記可聴値データ入力手段にて入力された最小可聴値から不快閾値までの聴野周波数帯域内の各周波数における利得を算出する利得算出手段と、前記聴野周波数帯域内の周波数を選択し、この選択した周波数の利得を調整する利得調整手段と、前記聴野周波数帯域内で試験用推奨特性を複数生成する試験用推奨特性生成手段と、前記試験用推奨特性手段にて生成した複数の試験用推奨特性を複数提示する試験用推奨特性提示手段と、前記試験用推奨特性提示手段にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を選択する最適推奨特性選択手段と、前記最適推奨特性選択手段にて選択された最適な試験用推奨特性に基づいて評価データを生成し、この評価データに基づいて、この最適な試験用推奨特性に近似した複数の試験用推奨特性を生成するように、前記試験用推奨特性生成手段を制御する提示制御手段とを有する補聴器調整装置を備え、前記補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されることを特徴とする補聴器。
- 前記補聴器調整装置は、前記利得調整手段にて利得調整された周波数の 利得及び、この利得調整された周波数以外の他の周波数の利得に基づいて、補聴器の推奨特性を生成する推奨特性生成手段を有し、前記補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されることを特徴とする請求項6記載の補聴器。
- 前記補聴器調整装置は、前記試験用推奨特性提示手段にて複数提示された試験用推奨特性の内、最適な試験用推奨特性を決定する最適推奨特性決定手段を有し、前記提示制御手段は、前記最適推奨特性決定手段にて最適な試験用推奨特性が決定されると、評価データを生成することなく、この決定された最適な試験用推奨特性を補聴器の推奨特性とするように、前記推奨特性生成手段を制御するものであり、前記補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されることを特徴とする請求項7記載の補聴器。
- 前記補聴器調整装置は、前記推奨特性生成手段にて生成した音源毎の補聴器推奨特性を、各補聴器使用者毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶中の補聴器使用者毎の補聴器推奨特性の内、最適な補聴器推奨特性を選択する最適特性選択手段と、前記最適特性選択手段にて選択された最適な補聴器推奨特性を補聴器に伝送する通信手段とを有し、前記通信手段にて伝送された前記最適な補聴器推奨特性に基づいて調整されることを特徴とする請求項7又は8記載の補聴器。
- 前記補聴器調整装置は、前記推奨特性生成手段にて生成した補聴器の推奨特性内の高周波又は低周波領域を指定する領域指定手段を有し、前記利得調整手段は、前記領域指定手段にて指定された高周波又は低周波領域の利得を所定レベル単位で自動調整するものであり、前記補聴器調整装置から伝送された前記補聴器の推奨特性に基づいて調整されることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一に記載の補聴器。
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