JP3894532B2 - セット動力噴霧機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプへの動力伝達の入切を行うテンションクラッチを備えたセット動力噴霧機に関する。
【0002】
【従来の技術】
セット動力噴霧機においては、従来、エンジンの動力をベルトによりポンプに伝達するものでは、この動力伝達の入りおよび切りを行う場合、駆動側(エンジン側)または従動側(ポンプ側)のプーリに電磁クラッチを設置し、この電磁クラッチの接続および切断により行っている。
また、ベルトの中間部を押圧してベルトを緊張および弛緩させるテンションクラッチが採用されている。このテンションクラッチには、手動により行うものと、サーボモータあるいは電動シリンダを用いる電動式のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電磁クラッチおよび電動式のベルトテンションクラッチにおいては、バッテリ上がり等電源側のトラブルが生じると、バッテリ等の交換または修理後でないと使用できないという問題がある。
一方、手動式のベルトテンションクラッチの場合には、該クラッチを直接人力により操作する必要があり、しかも継続して操作している必要があるため、労力が大変であるとともに、送信機および受信機による遠隔操作ができないという問題がある。
【0004】
本発明、上記事情に鑑みて為されたもので、ポンプへの動力伝達を行うテンションクラッチを備えたセット動力噴霧機において、通常は動力によりテンションクラッチを作動させることができるとともに、動力源のトラブル等の非常時にもテンションクラッチの操作を行うことができるセット動力噴霧機を提供することを目的とする。
また、本発明、ポンプへの動力伝達を行うテンションクラッチを備えたセット動力噴霧機において、通常は送信機および受信機による遠隔操作によりテンションクラッチを作動させることができるとともに、動力源のトラブルや送信機の故障等の非常時にもテンションクラッチの操作を行うことができるセット動力噴霧機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のセット動力噴霧機は、機体フレーム(12)に設置された原動機(20)とポンプ(22)とを備え、前記原動機(20)の動力がベルト(32)により前記ポンプ(22)に伝達され、該動力伝達の入りおよび切りがテンションクラッチにより行われるセット動力噴霧機であって、前記テンションクラッチ(K)は、一端部に回転自在なテンションプーリ(102)を備えるとともに、前記機体フレーム(12)に設けられた支点(106)を中心に回動自在なテンションアーム(104)と、動力により伸縮可能であって、伸張動作によって前記テンションアーム(104)を回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧可能であるとともに、前記テンションアーム(104)の他端部と前記機体フレーム(12)との間に前記テンションアーム(104)の回動方向に移動可能に設けられた伸縮手段(108)と、前記テンションアーム(104)に回動自在に設けられた手動操作レバー(114)と、該手動操作レバー(114)と前記機体フレーム(12)との間に張設され、前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)から離間させるように前記テンションアーム(104)を付勢する第1の付勢手段(116)と、前記手動操作レバー(114)と前記テンションアーム(104)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)の回動に伴って前記テンションアーム(104)を前記支点(106)を中心に回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するように付勢する第2の付勢手段(118)と、前記手動操作レバーまたは前記テンションアームに設けられ、前記手動操作レバーおよびテンションアームに対して前記第2の付勢手段によって付勢される方向への回動を規制するストッパ(122)と、前記手動操作レバー(114)が回動されて前記テンションプーリ(102)が前記ベルト(32)に押圧される位置に前記手動操作レバー(114)を係止する係止手段(120b)とを備えていることを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明においては、動力により伸縮手段が伸張すると、この伸縮手段が反力を受けて機体フレーム側に押しつけられる。また、伸縮手段の伸張によって、テンションアームが機体フレームに設けられた支点を中心に回動し、ベルトがテンションプーリにより押圧されてベルトが緊張し、動力伝達が入り(ON)の状態になり、これによりポンプが作動する。
テンションアームと手動操作レバーとは、第1の付勢手段の付勢力によってストッパを介して一体化され、手動操作レバーがテンションアームとともに回動する。この時、第2の付勢手段は作用していない。
【0007】
一方、伸縮手段が縮退すると、テンションアームは第1の付勢手段の付勢力によって支点を中心に押圧方向と逆方向に回動し、テンションプーリによるベルトの押圧が解除されてベルトが弛緩し、動力伝達が切り(OFF)の状態になり、これによりポンプの作動が停止する。
【0008】
動力源等のトラブルにより、伸縮手段が作動しない場合には、手動操作レバーを第1の付勢手段および第2の付勢手段の付勢力に抗して回動させて係止手段に係止する。このようにすると、手動操作レバーとテンションアームとの間に張設された第2の付勢手段の付勢力によって、テンションアームが支点を中心として回動し、テンションプーリがベルトに押圧されて、動力伝達が入りの状態になる。このとき、伸縮手段はテンションアームに引かれて、テンションアームとともに回動する。
【0009】
一方、手動操作レバーを係止手段から外すと、第1の付勢手段の付勢力によって手動操作レバーが押圧方向と逆方向に回動し、手動操作レバーのこの回動により手動操作レバーとテンションアームとがストッパを介して一体化され、テンションアームが手動操作レバーとともに回動し、これによりテンションプーリによるベルトの押圧が解除されて、動力伝達が切り(OFF)の状態になる。
【0010】
請求項2に記載のセット動力噴霧機は、機体フレーム(12)に設置された原動機(20)とポンプ(22)とを備え、前記原動機(20)の動力がベルト(32)により前記ポンプ(22)に伝達され、該動力伝達の入りおよび切りがテンションクラッチにより行われるセット動力噴霧機であって、前記テンションクラッチ(K1)は、一端部に回転自在なテンションプーリ(102)を備えるとともに、前記機体フレーム(12)に設けられた支点(106)を中心に回動自在なテンションアーム(104)と、動力により伸縮可能であって、伸張動作によって前記テンションアーム(104)を回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧可能であるとともに、前記テンションアーム(104)の他端部と前記機体フレーム(12)との間に前記テンションアーム(104)の回動方向に移動可能に設けられた伸縮手段(108)と、前記テンションアーム(104)と前記機体フレーム(12)との間に設けられ、前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)から離間させるように前記テンションアーム(104)を付勢する第1の付勢手段(116)と、前記機体フレーム(12)に回動自在に設けられた手動操作レバー(114)と、該手動操作レバー(114)と前記テンションアーム(104)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)の回動に伴って前記テンションアーム(104)を前記支点(106)を中心に回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するように付勢する第2の付勢手段(118)と、前記手動操作レバー(114)が回動されて前記テンションプーリ(102)が前記ベルト(32)に押圧される位置に前記手動操作レバー(114)を係止する係止手段(120b)と、前記手動操作レバー(114)と前記機体フレーム(12)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)を回動前の位置に戻すように付勢する第3の付勢手段(140)とを備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明においては、動力により伸縮手段が伸張すると、この伸縮手段が反力を受けて機体フレーム側に押しつけられる。また、伸縮手段の伸張によって、テンションアームが機体フレームに設けられた支点を中心に回動し、ベルトがテンションプーリにより押圧されてベルトが緊張し、動力伝達が入り(ON)の状態になり、これによりポンプが作動する。なお、このとき、手動操作レバーは、テンションアームの回動と連動して回動しようとするが、第3の引っ張りコイルバネによって回動するのを阻止される。
【0012】
一方、伸縮手段が縮退すると、テンションアームは第1の付勢手段の付勢力によって支点を中心に押圧方向と逆方向に回動し、テンションプーリによるベルトの押圧が解除されてベルトが弛緩し、動力伝達が切り(OFF)の状態になり、これによりポンプの作動が停止する。
【0013】
動力源等のトラブルにより、伸縮手段が作動しない場合には、手動操作レバーを回動させ、係止手段に係止する。このようにすると、手動操作レバーが第1の付勢手段および第2の付勢手段を作用させる。この第2の付勢手段の付勢力によって、テンションアームが支点を中心として回動し、テンションプーリがベルトに押圧されて、動力伝達が入りの状態になる。伸縮手段はテンションアームに引かれて、テンションアームとともに回動する。
【0014】
一方、手動操作レバーを係止手段から外し、手動操作レバーを押圧方向と逆方向に回動すると、手動操作レバーは第3の付勢手段の付勢力によって回動前の位置(クラッチ切りの位置)に戻される。テンションアームは、第1の付勢手段の付勢力によって支点を中心として回動し、これによりテンションプーリによるベルトの押圧が解除されて、動力伝達が切り(OFF)の状態になる。
【0015】
請求項3に記載のセット動力噴霧機は、機体フレーム(12)に設置された原動機(20)とポンプ(22)とを備え、前記原動機(20)の動力がベルト(32)により前記ポンプ(22)に伝達され、該動力伝達の入りおよび切りがテンションクラッチにより行われるセット動力噴霧機であって、前記テンションクラッチ(K2)は、一端部に回転自在なテンションプーリ(102)を備えるとともに、前記機体フレーム(12)に設けられた支点(106)を中心に回動自在なテンションアーム(104)と、該テンションアーム(104)と前記機体フレーム(12)との間に設けられ、前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)から離間させるように前記テンションアーム(104)を付勢する第1の付勢手段(116)と、前記機体フレーム(12)に回動自在に設けられた手動操作レバー(114)と、該手動操作レバー(114)と前記テンションアーム(104)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)の回動に伴って前記テンションアーム(104)を前記支点(106)を中心に回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するように付勢する第2の付勢手段(118)と、前記手動操作レバー(114)が回動されて前記テンションプーリ(102)が前記ベルト(32)に押圧される位置に前記手動操作レバー(114)を係止する係止手段(120b)と、動力により伸縮可能であって、伸張動作によって前記テンションアーム(104)を回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧可能であるとともに、前記手動操作レバー(114)と前記機体フレーム(12)との間に前記手動操作レバー(114)の回動方向に移動可能に設けられた伸縮手段(108)とを備えていることを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明においては、動力により伸縮手段が伸張すると、この伸縮手段が反力を受けて機体フレーム側に押しつけられる。また、伸縮手段の伸張によって、手動操作レバーが回動し、この回動によって第1の付勢手段および第2の付勢手段が作用状態となる。この第2の付勢手段の付勢力によって、テンションアームが支点を中心として回動し、テンションプーリがベルトに押圧されて、動力伝達が入りの状態になり、これによりポンプが作動する。
【0017】
一方、伸縮手段が縮退すると、手動操作レバーが押圧方向と逆方向に回動し、テンションアームが第1の付勢手段の付勢力によって支点を中心に回動し、テンションプーリによるベルトの押圧が解除されてベルトが弛緩し、動力伝達が切り(OFF)の状態になり、これによりポンプの作動が停止する。
【0018】
動力源等のトラブルにより、伸縮手段が作動しない場合には、手動操作レバーを回動させ、係止手段に係止する。このようにすると、手動操作レバーが第1の付勢手段および第2の付勢手段を作用させる。この第2の付勢手段の付勢力によって、テンションアームが支点を中心として回動し、テンションプーリがベルトに押圧されて、動力伝達が入りの状態になる。伸縮手段はテンションアームに引かれて、テンションアームとともに回動する。
【0019】
一方、手動操作レバーを係止手段から外し、手動操作レバーを押圧方向と逆方向に回動して回動前の位置(クラッチ切りの位置)に戻すと、テンションアームは、第1の付勢手段の付勢力によって支点を中心として回動し、これによりテンションプーリによるベルトの押圧が解除されて、動力伝達が切り(OFF)の状態になる。
【0020】
請求項4に記載のセット動力噴霧機は、請求項1乃至請求項3の何れかの発明において、前記伸縮手段(108)は、携帯式の送信機から前記機体フレーム(12)に設置された受信機に信号が送信され、該信号に基づいて作動するものであることを特徴とする。
【0021】
請求項4の発明においては、伸縮手段が送信機および受信機による遠隔操作によって作動するので、テンションクラッチの入りおよび切りを遠隔操作で行うことができる。
【0022】
請求項5に記載のセット動力噴霧機は、請求項4の発明において、前記送信機の電源を切ると前記受信機が初期化されて、該受信機が前記伸縮手段(108)に前記テンションアームを回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するのを停止させることを特徴とする。
【0023】
請求項5の発明においては、送信機の電源を切るとポンプへの動力伝達を行うテンションクラッチを切ることができるので、送信機の電源を切ることによりポンプの作動を緊急に停止することができる。また、送信機の電源を切ると原動機を始動させる時に、ポンプの動力の負荷を無くして始動することができる。
【0024】
ここで、上記各発明においては、原動機には、エンジン、モータ等を含む。また、伸縮手段には、電動シリンダや油圧シリンダ等のシリンダ、サーボモータによる伸縮機構、および電磁石による伸縮機構等を含む。また、付勢手段には、コイルバネ、板バネ等を含む。
【0025】
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の欄の記載についても同様である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図において同一構成要素には同一符号を付してその説明を簡略化する。
図1は、本発明の実施の形態に係るホース自動巻取機付きセット動力噴霧機(セット動力噴霧機)10を示す側面図であり、図2は、動力伝達系統を展開して示す平面図である。
機体フレーム12は、前輪として駆動輪14、後輪としてキャスタ16を有しており、駆動輪14の駆動回転により自立走行可能となっている。機体フレーム12の後端部上部にはハンドル18が形成されており、作業者がハンドル18を把持してキャスタ16の操舵角を変えることによりセット動力噴霧機10の操舵を行うことができるようになっている。機体フレーム12の前後方向後半部には、エンジン(原動機)20とポンプ22が設置されており、ハンドル18付近にいる作業者が、エンジン20の始動・停止操作、ポンプ22の調圧操作等を円滑に行うことができるようにしている。
ホースリール50は、機体フレーム12の前後方向前半部に、回転軸52を中心に回転自在に設置されており、このホースリール50にはホース84が巻回されている。変速機40は、機体フレーム12の前後方向ほぼ中央部に設置されている。変速機62は、機体フレーム12の前方下部に設置され、駆動輪14に直結されている。
【0027】
ホース出し入れヘッド86は、機体フレーム12の上部においてホースリール50の前後方向後側に配置され、整列巻装置によってホース84がホースリール50に整列巻されるよう機体フレーム12の左右方向に往復動するようになっている。ガイドアーム77は、ホース出し入れヘッド86を中心とする鉛直軸回りに回転自在であり、ホースリール50に巻回されているホース84をホース出し入れヘッド86から機体フレーム12の外側へ導く。ホース出し入れヘッド86の配置がホースリール50の前後方向前側でなく後側であるので、ホース84の引き出しを機体フレーム12の後側から行った場合でも、ホース84が機体フレーム12にからみにくくなっている。Aは機体フレーム12を前進させる場合の駆動輪14の駆動回転方向、Bはホースリール50の巻取り駆動回転方向を示すが、AとBとは互いに逆回転方向となる。
【0028】
エンジン20の出力軸24に装着されたプーリ26とポンプ22の駆動軸28に装着されたプーリ30にはベルト32が巻回され、エンジン20の出力軸24からポンプ22の駆動軸28に回転動力を伝達する。テンションクラッチKはベルト32の緊張状態及び弛緩状態を切替え、エンジン20からポンプ22への回転動力の伝達の入りおよび切りを行う。
エンジン20の出力軸24に装着されたプーリ26と変速機40の入力軸42に装着されたプーリ44にはベルト38が巻回され、エンジン20の出力軸24から変速機40の入力軸42に回転動力を伝達する。変速機40は、例えば歯車軸により構成される周知のギア減速機であり、入力軸42に入力された回転動力を適当な回転数に変換して出力軸46に出力する。出力軸46にはプーリ48及びプーリ60が装着されている。
【0029】
プーリ48とホースリール50の回転軸52に装着されたプーリ54にはベルト56が巻回されており、変速機40の出力軸46の回転動力はホースリール50の回転軸52に伝達される。テンションクラッチ58は、ベルト56の緊張状態及び弛緩状態を切替え、変速機40からホースリール50への回転動力の伝達の入りおよび切りを行う。回転軸52に装着されたスプロケット90と整列巻装置の整列軸に装着されたスプロケット88にはチェーン92が掛け廻されており、ホースリール50の回転軸52の回転と連動して整列巻装置の整列軸が回転し、ホース出し入れヘッド86が機体フレーム12の左右方向に往復動するようになっている。
【0030】
プーリ60と変速機62の入力軸64に装着されたプーリ66にはベルト68が巻回されており、変速機40の出力軸46の回転動力は変速機62の入力軸64に伝達される。テンションクラッチ70はベルト68の緊張状態及び弛緩状態を切替え、変速機40から変速機62への回転動力の伝達の入りおよび切りを行う。変速機62は、例えば歯車軸により構成される周知のシフトレバー付ギア減速機であり、入力軸64に入力された回転動力を適当な回転数に変換して出力軸79に出力するが、シフトレバー72によって、出力軸79の回転は、正転、逆転、中立を切替えることができる。出力軸79には駆動輪14が直結され、シフトレバー72の操作によって駆動輪14を、機体フレーム12が、前進、後進、中立となるよう切替えが可能である。図1における回転方向AとBとが互いに逆回転方向になるように、機体フレーム12の前進時、変速機62の出力軸79の回転方向と変速機40の出力軸46の回転方向は逆回転とされる。ブレーキ装置74は変速機62内に装備され、変速機62の入力軸64及び出力軸79の回転を一括して制動する。出力軸79と駆動輪14とが直結であることから、ブレーキ装置74の制動により、機体フレーム12の走行を停止させることおよび駐車ブレーキとして機体フレーム12を静止状態におくことができる。
【0031】
次に、テンションクラッチKについて図3を参照しつつ説明する。
テンションクラッチKは、エンジン20の出力軸24に装着されたプーリ26とポンプ22の駆動軸28に装着されたプーリ30に巻回されたベルト32を押圧して緊張させることにより、エンジン20からポンプ22への回転動力の伝達を入りの状態にし、一方ベルト32への押圧を解除して弛緩させることにより回転動力を切りの状態にする。
【0032】
このテンションクラッチKは、一端部に回転自在なテンションプーリ102を有するテンションアーム104を備えている。このテンションアーム104は、機体フレーム12に設けられたピン(支点)106に中間部を回動自在に支持されている。
テンションアーム104の他端部には、電動シリンダ(伸縮手段)108のロッド108aの先端部が回動自在に連結されている。機体フレーム12には長穴110が形成されており、該長穴110に挿入された連結ピン112に電動シリンダ本体108bが取り付けられており、これにより電動シリンダ本体108bは長穴110に沿って移動できるようになっている。長穴110はテンションアーム104の回動方向に延びているとともに、電動シリンダ108のシリンダストロークよりも長く形成されている。なお、長穴110を電動シリンダ108側に設けるようにすることもできる。
【0033】
機体フレーム12には受信機(図示せず)が設置されており、この受信機に携帯式の送信機(図示せず)から信号が送信され、この信号に基づいて受信機が電動シリンダ108に伸張動作および縮退動作の作動をさせるようになっている。すなわち、例えば、送信機から電動シリンダ108の伸張動作信号が発信され、受信機がそれを受けると受信機から電動シリンダに、例えば4秒間程度の一定時間電流が流され、これにより電動シリンダはその時間内にクラッチが入り(ON)となる位置まで伸張するようになっている。また、クラッチを切り(OFF)にする場合も同様に、送信機から電動シリンダの縮退動作信号が発信され、受信機がそれを受けると受信機から電動シリンダに、例えば4秒間程度の一定時間電流が流され、これにより電動シリンダはその時間内にクラッチが切り(OFF)となる位置まで縮退するようになっている。
また、送信機の電源を切ると受信機がリセットされ、受信機がテンションクラッチを切るように電動シリンダ108に縮退動作する信号を、例えば4秒間程度の一定時間出力するようになっている。
【0034】
テンションアーム104におけるピン106と電動シリンダ108が連結されている端部との間には、手動操作レバー114の下端部が折り曲げられて円孔に嵌入されており、これにより手動操作レバー114は、この連結部115を中心としてテンションアーム104に対して回動可能に取り付けられている。この手動操作レバー114の中間部と機体フレーム12との間には、第1の引っ張りコイルバネ(第1の付勢手段)116が張設されており、この引っ張りコイルバネ116はテンションプーリ102をベルト32から離間させるようにテンションアーム104を付勢している。また、手動操作レバー114の中間部と、テンションアーム104における手動操作レバー114の連結部115と電動シリンダ108の連結部との間には、第2の引っ張りコイルバネ(第2の付勢手段)118が張設されている。手動操作レバー114は、案内板120に形成された案内溝120aに沿って移動できるようになっており、案内溝120aの端部には手動操作レバー114を第1の引っ張りコイルバネ116および第2の引っ張りコイルバネ118の付勢力に抗して位置固定することができる係止部(係止手段)120bが形成されている。また、手動操作レバー114およびテンションアーム104はそれぞれ、テンションアーム104に設けられたストッパ122により、電動シリンダ108側への回動およびベルト32側への回動を規制されている。
【0035】
次に、このテンションクラッチKの作用を説明する。
送信機からの伸張動作信号を受信機が受信し、この信号に基づいて受信機が電動シリンダ108に信号を送り、これにより電動シリンダ108のロッド108aが伸張すると、電動シリンダ本体108bが反力を受け連結ピン112が長穴110の下端(機体フレーム12側の端部)に押しつけられる。また、電動シリンダ108のロッド108aの伸張によって、テンションアーム104がピン106を中心に図中反時計方向に回動し、ベルト32がテンションプーリ102により押圧されてベルト32が緊張し、動力伝達が入り(ON)の状態になり、これによりポンプ22が作動する。
手動操作レバー114は、第1の引っ張りコイルバネ116の付勢力によってテンションアーム104のストッパ122に当接され、この当接された状態でテンションアーム104とともに回動する。この時、第2の引っ張りコイルバネ118は引き伸ばされていない。第1の引っ張りコイルバネ116は手動操作レバー114が回動した分だけ引き伸ばされる。
【0036】
一方、送信機からの縮退動作信号を受信機が受信し、この信号に基づいて受信機が電動シリンダ108に信号を送り、これにより電動シリンダ108のロッド108aが縮退すると、テンションアーム104は第1の引っ張りコイルバネ116の付勢力とシリンダ108の自重によって、ピン106を中心に図中時計方向に回動し、テンションプーリ102によるベルト32の押圧が解除されてベルト32が弛緩し、動力伝達が切り(OFF)の状態になり、これによりポンプ22の作動が停止する。
【0037】
バッテリ上がり等電源側のトラブルや送信機等の故障が生じて、電動シリンダ108が作動せずにロッド108aが縮退している場合には、手動操作レバー114による操作を行う。
すなわち、手動操作レバー114を連結部115を中心として図中反時計方向に案内板120の案内溝120aに沿って回動させ、係止部120bに係止する。このようにすると、手動操作レバー114が第1の引っ張りコイルバネ116および第2の引っ張りコイルバネ118を引き伸ばす。この引き伸ばされた第2の引っ張りコイルバネ118の付勢力によって、テンションアーム104がピン106を中心として図中反時計方向に回動し、テンションプーリ102がベルト32に押圧されて、動力伝達が入りの状態になる。このとき、電動シリンダ108はテンションアーム104に引かれて、長穴110に沿って移動し、テンションアーム104とともに回動する。
【0038】
一方、手動操作レバー114を係止部120bから外すと、第1の引っ張りコイルバネ116の付勢力によって手動操作レバー114が連結部115を中心として図中時計方向に回動し、この手動操作レバー114のこの回動によりストッパ122に手動操作レバー114が当接し、テンションアーム104がピン106を中心として図中時計方向に回動し、これによりテンションプーリ102によるベルト32の押圧が解除されて、動力伝達が切り(OFF)の状態になる。
【0039】
図4は、他の実施の形態に係るテンションクラッチK1を示す概略構成図である。このテンションクラッチK1は、以下の点でテンションクラッチKと相違している。
このテンションクラッチK1では、テンションアーム104におけるピン106と電動シリンダ108の連結部との間の取付部132と、テンションアーム104の下方における機体フレーム12との間に、第1の引っ張りコイルバネ(第1の付勢手段)116が張設されており、この引っ張りコイルバネ116はテンションプーリ102をベルト32から離間させるようにテンションアーム104を付勢している。
【0040】
また、手動操作レバー114は、テンションアーム104の上方において機体フレーム12に設けられたピン134に回動自在に取り付けられている。手動操作レバー114の中間部に設けられたピン136と、テンションアーム104の取付部132との間には、円弧状の金具(連結部材)138を介して第2の引っ張りコイルバネ(第2の付勢手段)118が張設されている。すなわち、手動操作レバー114のピン136には、金具138の一端部が回動自在に取り付けられ、該金具138の他端部には、第2の引っ張りコイルバネ118の一端部が取り付けられ、この第2の引っ張りコイルバネ118の他端部がテンションアーム104の取付部132に取り付けられている。図5に示すように、手動操作レバー114が入り(ON)の状態のときに、ピン134(手動操作レバー114の回動中心)と、テンションアーム104の第2の引っ張りコイルバネ118の取付部132とを結ぶ直線(デッドポイント)よりもテンションプーリ102側に、金具138を取り付ける手動操作レバー114の取付部136が位置するように、設定されている。また、手動操作レバー114が切り(OFF)の状態のときに、テンションプーリ102がベルト32から離間するように手動操作レバー114のストロークが設定されている。
手動操作レバー114の中間部と機体フレーム12との間には、第3の引っ張りコイルバネ(第3の付勢手段)140が張設されており、この第3の引っ張りコイルバネ140により手動操作レバー114は回動前の位置(クラッチが切りの位置)に戻るように付勢されている。
【0041】
次に、このテンションクラッチK1の作用を説明する。
送信機からの信号に基づいて、電動シリンダの伸張動作を行い、動力伝達の入りを行い、ポンプ22を作動させる作用については、テンションクラッチKの場合と同様である。なお、このとき、手動操作レバー114は、テンションアーム104の回動と連動して回動しようとするが、第3の引っ張りコイルバネ140によって回動するのを阻止される。
【0042】
また、送信機からの信号に基づいて、電動シリンダの縮退動作を行い、動力伝達の切りを行い、ポンプ22の作動を停止させる作用については、テンションクラッチKの場合と同様である。
【0043】
バッテリ上がり等電源側のトラブルや送信機等の故障が生じて、電動シリンダ108が作動せずにロッド108aが縮退している場合には、手動操作レバー114による操作を行う。
すなわち、手動操作レバー114をピン134を中心として図中反時計方向に案内板120の案内溝120aに沿って回動させ、係止部120bに係止する。このようにすると、図5に示すように、手動操作レバー114が第1の引っ張りコイルバネ116および第2の引っ張りコイルバネ118を引き伸ばす。この引き伸ばされた第2の引っ張りコイルバネ118の付勢力によって、テンションアーム104がピン106を中心として図中反時計方向に回動し、テンションプーリ102がベルト32に押圧されて、動力伝達が入りの状態になる。このとき、第1の引っ張りコイルバネ116の付勢力は、第2の引っ張りコイルバネ118の付勢力よりも小さく設定されているので、第1の引っ張りコイルバネ116は引き伸ばされている。電動シリンダ108はテンションアーム104に引かれて、長穴110に沿って移動し、テンションアーム104とともに回動する。
【0044】
一方、手動操作レバー114を係止部120bから外し、手動操作レバー114をデッドポイントを越えてピン134を中心に図中時計方向に回動すると、手動操作レバーは第3の引っ張りコイルバネ140の付勢力によって回動前の位置(クラッチ切りの位置)に戻される。テンションアーム104は、第1の引っ張りコイルバネ116の付勢力によってピン106を中心として図中時計方向に回動し、これによりテンションプーリ102によるベルト32の押圧が解除されて、動力伝達が切り(OFF)の状態になる。
【0045】
図6は、さらに他の実施の形態に係るテンションクラッチK2を示す概略構成図である。
このテンションクラッチK2では、電動シリンダ108のロッド108aの先端部が手動操作レバー114の中間部に回動可能に取り付けられ、また第3の引っ張りコイルバネ140が用いられていない点で、図4に示したテンションクラッチK1と異なり、その他はテンションクラッチK1と同様に構成されている。
【0046】
次に、このテンションクラッチK2の作用を説明する。
送信機からの伸張動作信号を受信機が受信し、この信号に基づいて受信機が電動シリンダ108に信号を送り、これにより電動シリンダ108のロッド108aが伸張すると、電動シリンダ本体108bが反力を受け連結ピン112が長穴110の機体フレーム12側の端部に押しつけられる。また、電動シリンダ108のロッド108aの伸張によって、手動操作レバー114がピン134を中心に図中反時計方向に回動する。このとき、電動シリンダ108のストロークは、手動操作レバー114がデッドポイントを越えないように設定されている。手動操作レバー114が回動すると、第1の引っ張りコイルバネ116および第2の引っ張りコイルバネ118が手動操作レバー114により引き伸ばされる。この引き伸ばされた第2の引っ張りコイルバネ118の付勢力によって、テンションアーム104がピン106を中心として図中反時計方向に回動し、テンションプーリ102がベルト32に押圧されて、動力伝達が入りの状態になり、ポンプ22が作動する。
【0047】
一方、送信機からの縮退動作信号を受信機が受信し、この信号に基づいて受信機が電動シリンダ108に信号を送り、これにより電動シリンダ108のロッド108aが縮退すると、手動操作レバー114がデッドポイントを越えていないので、手動操作レバー114はピン134を中心として図中時計方向に回動し、テンションアーム104は第1の引っ張りコイルバネ116の付勢力によって、ピン106を中心に図中時計方向に回動し、テンションプーリ102によるベルト32の押圧が解除されてベルト32が弛緩し、動力伝達が切り(OFF)の状態になり、これによりポンプ22の作動が停止する。
【0048】
バッテリ上がり等電源側のトラブルや送信機等の故障が生じて、電動シリンダ108が作動せずにロッド108aが縮退している場合に、手動操作レバー114によってクラッチを入りにする場合の作用については、テンションクラッチK1の場合と同様である。
【0049】
一方、手動操作レバー114を係止部120bから外し、手動操作レバー114をデッドポイントを越えてピン134を中心に図中時計方向に回動して、回動前の位置(クラッチ切りの位置)に戻すと、テンションアーム104は、第1の引っ張りコイルバネ116の付勢力によってピン106を中心として図中時計方向に回動し、これによりテンションプーリ102によるベルト32の押圧が解除されて、動力伝達が切り(OFF)の状態になる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ポンプへの動力伝達を行うテンションクラッチを備えたセット動力噴霧機において、通常は動力によりテンションクラッチを作動させることができるとともに、動力源等のトラブルの非常時にもテンションクラッチの操作を行うことができる。
また、本発明によれば、ポンプへの動力伝達を行うテンションクラッチを備えたセット動力噴霧機において、通常は送信機および受信機による遠隔操作によりテンションクラッチを作動させることができるとともに、動力源のトラブルや送信機の故障等の非常時にもテンションクラッチの操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るホース自動巻取機付きセット動力噴霧機を示す側面図である。
【図2】動力伝達系統を展開して示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るテンションクラッチ示す概略構成図である。
【図4】他の実施の形態に係るテンションクラッチを示す概略構成図である。
【図5】図4のテンションクラッチの手動操作レバーによりクラッチを入れた状態の図である。
【図6】さらに他の実施の形態に係るテンションクラッチを示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 ホース自動巻取機付きセット動力噴霧機(セット動力噴霧機)
12 機体フレーム
20 エンジン(原動機)
22 ポンプ
32 ベルト
K,K1,K2 テンションクラッチ
102 テンションプーリ
104 テンションアーム
106 ピン(支点)
108 電動シリンダ(伸縮手段)
114 手動操作レバー
116 第1の引っ張りコイルバネ(第1の付勢手段)
118 第2の引っ張りコイルバネ(第2の付勢手段)
120b 係止部(係止手段)
122 ストッパ
140 第3の引っ張りコイルバネ(第3の付勢手段)

Claims (5)

  1. 機体フレーム(12)に設置された原動機(20)とポンプ(22)とを備え、前記原動機(20)の動力がベルト(32)により前記ポンプ(22)に伝達され、該動力伝達の入りおよび切りがテンションクラッチにより行われるセット動力噴霧機であって、
    前記テンションクラッチ(K)は、
    一端部に回転自在なテンションプーリ(102)を備えるとともに、前記機体フレーム(12)に設けられた支点(106)を中心に回動自在なテンションアーム(104)と、
    動力により伸縮可能であって、伸張動作によって前記テンションアーム(104)を回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧可能であるとともに、前記テンションアーム(104)の他端部と前記機体フレーム(12)との間に前記テンションアーム(104)の回動方向に移動可能に設けられた伸縮手段(108)と、
    前記テンションアーム(104)に回動自在に設けられた手動操作レバー(114)と、
    該手動操作レバー(114)と前記機体フレーム(12)との間に張設され、前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)から離間させるように前記テンションアーム(104)を付勢する第1の付勢手段(116)と、
    前記手動操作レバー(114)と前記テンションアーム(104)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)の回動に伴って前記テンションアーム(104)を前記支点(106)を中心に回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するように付勢する第2の付勢手段(118)と、
    前記手動操作レバーまたは前記テンションアームに設けられ、前記手動操作レバーおよびテンションアームに対して前記第2の付勢手段によって付勢される方向への回動を規制するストッパ(122)と、
    前記手動操作レバー(114)が回動されて前記テンションプーリ(102)が前記ベルト(32)に押圧される位置に前記手動操作レバー(114)を係止する係止手段(120b)と、
    を備えていることを特徴とするセット動力噴霧機。
  2. 機体フレーム(12)に設置された原動機(20)とポンプ(22)とを備え、前記原動機(20)の動力がベルト(32)により前記ポンプ(22)に伝達され、該動力伝達の入りおよび切りがテンションクラッチにより行われるセット動力噴霧機であって、
    前記テンションクラッチ(K1)は、
    一端部に回転自在なテンションプーリ(102)を備えるとともに、前記機体フレーム(12)に設けられた支点(106)を中心に回動自在なテンションアーム(104)と、
    動力により伸縮可能であって、伸張動作によって前記テンションアーム(104)を回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧可能であるとともに、前記テンションアーム(104)の他端部と前記機体フレーム(12)との間に前記テンションアーム(104)の回動方向に移動可能に設けられた伸縮手段(108)と、
    前記テンションアーム(104)と前記機体フレーム(12)との間に設けられ、前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)から離間させるように前記テンションアーム(104)を付勢する第1の付勢手段(116)と、
    前記機体フレーム(12)に回動自在に設けられた手動操作レバー(114)と、
    該手動操作レバー(114)と前記テンションアーム(104)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)の回動に伴って前記テンションアーム(104)を前記支点(106)を中心に回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するように付勢する第2の付勢手段(118)と、
    前記手動操作レバー(114)が回動されて前記テンションプーリ(102)が前記ベルト(32)に押圧される位置に前記手動操作レバー(114)を係止する係止手段(120b)と、
    前記手動操作レバー(114)と前記機体フレーム(12)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)を回動前の位置に戻すように付勢する第3の付勢手段(140)と、
    を備えていることを特徴とするセット動力噴霧機。
  3. 機体フレーム(12)に設置された原動機(20)とポンプ(22)とを備え、前記原動機(20)の動力がベルト(32)により前記ポンプ(22)に伝達され、該動力伝達の入りおよび切りがテンションクラッチにより行われるセット動力噴霧機であって、
    前記テンションクラッチ(K2)は、
    一端部に回転自在なテンションプーリ(102)を備えるとともに、前記機体フレーム(12)に設けられた支点(106)を中心に回動自在なテンションアーム(104)と、
    該テンションアーム(104)と前記機体フレーム(12)との間に設けられ、前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)から離間させるように前記テンションアーム(104)を付勢する第1の付勢手段(116)と、
    前記機体フレーム(12)に回動自在に設けられた手動操作レバー(114)と、
    該手動操作レバー(114)と前記テンションアーム(104)との間に張設され、前記手動操作レバー(114)の回動に伴って前記テンションアーム(104)を前記支点(106)を中心に回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するように付勢する第2の付勢手段(118)と、
    前記手動操作レバー(114)が回動されて前記テンションプーリ(102)が前記ベルト(32)に押圧される位置に前記手動操作レバー(114)を係止する係止手段(120b)と、
    動力により伸縮可能であって、伸張動作によって前記テンションアーム(104)を回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧可能であるとともに、前記手動操作レバー(114)と前記機体フレーム(12)との間に前記手動操作レバー(114)の回動方向に移動可能に設けられた伸縮手段(108)と、
    を備えていることを特徴とするセット動力噴霧機。
  4. 前記伸縮手段(108)は、携帯式の送信機から前記機体フレーム(12)に設置された受信機に信号が送信され、該信号に基づいて作動するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のセット動力噴霧機。
  5. 前記送信機の電源を切ると前記受信機が初期化されて、該受信機が前記伸縮手段(108)に前記テンションアームを回動させて前記テンションプーリ(102)を前記ベルト(32)に押圧するのを停止させることを特徴とする請求項4に記載のセット動力噴霧機。
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