JP3893902B2 - 画像形成装置および該装置における情報更新方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリンタ、複写機およびファクシミリ装置などの画像形成装置および該装置における情報更新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置では、感光体や中間転写媒体の回転数等の累積値を用いて画像形成装置、感光体あるいは装置本体に対して交換可能に設けられたユニットなどの使用状態、つまりユニットの寿命を管理している。例えば感光体の回転累積値が使用限界値に到達したときに画像形成装置の寿命の報知もしくは感光体の交換の報知を発するようになっている。ここで、感光体などの回転累積値を求めるために、従来より機械的カウンタや半導体メモリのような電子カウンタなどが用いられていたが、機械的カウンタは信頼性が高いものの高価であるため、最近ではより安価な電子カウンタが多用されてきている。この電子カウンタは、不揮発性半導体メモリなどの記憶素子を備え、感光体や中間転写媒体などの動作に応じて装置内で発生する信号に基づき記憶素子に記憶されているカウントデータをカウントアップしたり、カウントダウンしている。
【0003】
また、カウントデータの更新時には、更新されたデータを必要に応じて記憶素子に転送し、書込む必要があり、例えば特開2000−172133号公報に記載されているように、カウントデータ全体をシリアル転送によって記憶素子にデータ転送し、記憶素子に書込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなカウントデータの更新処理には、所定の記憶制御や電源供給が必要となるため、カウントデータの更新記憶を短時間で行うことが要望されている。というのも、上記更新処理中に停電が発生し、データ転送を行っている間に電圧が動作保証電圧未満に低下してしまうと、正しいカウントデータを記憶することができず、誤ったデータを記憶してしまうが、もし上記時間を短縮することができれば、かかる問題を解消することができるからである。
【0005】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、カウントデータを半導体メモリなどの記憶素子に対するカウントデータの更新を短時間で行うことができる画像形成装置および該装置における情報更新方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、カウントデータを電気的に記憶する記憶素子と、その装置内で発生する信号に基づき前記カウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって前記記憶素子に書込む制御手段とを備えた画像形成装置であって、上記目的を達成するため、前記カウントデータは当該カウントデータを構成する複数ビットのうち1ビットのみが値1となる符号を用いて表現されており、しかも、前記制御手段は、前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータのうち値の変化したビットのみについて前記記憶素子への書込みを行うことを特徴としている。
【0007】
また、この発明は、カウントデータを電気的に記憶する記憶素子と、その装置内で発生する信号に基づき前記カウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって前記記憶素子に書込む制御手段とを備えた画像形成装置であって、上記目的を達成するため、前記カウントデータは隣接する2つの値のハミング距離が1となる符号を用いて表現されており、しかも、前記制御手段は、前記信号に基づき前記カウントデータの値を1ずつアップまたはダウンさせていくとともに、前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータを複数に区分した各分割データのうち値の変化したビットを含む分割データのみについて、前記記憶素子への書込みを行うことを特徴としている。
【0008】
このように構成された発明では、カウントデータの一部のみをシリアル転送することによって、全てのカウント値をシリアル転送していた従来装置に比べて、記憶素子に記憶されているカウントデータを短時間で更新することができる。
【0009】
また、記憶素子の一例としてはシリアルEEPROMやシリアルFRAMなどの不揮発性メモリを用いることができる。特に、カウントデータとしてグレイコードを採用した場合には、記憶素子がmバイト(m≧2)の不揮発性メモリであるときには、カウントデータの分割数をm個とし、それらの分割データのうち信号に応じて変化したビットを含む分割データのみを記憶素子にシリアル転送して記憶素子に書込むようにすればよい。
【0010】
ところで、画像形成装置には、少なくとも1つ以上の交換ユニットが設けられているものがある。このような画像形成装置では、各交換ユニットに記憶素子を設けるようにすれば、交換ユニットごとに対応するカウントデータを記憶することができる。ここで、カウントデータとしては、例えば交換ユニットの使用状態を示す情報を採用することができ、これによって各交換ユニットごとにそのユニット寿命や消耗品の消費量などを求めることができる。
【0011】
また、この発明は、画像形成装置内で発生する信号に基づきカウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって記憶素子に書込む情報更新方法であって、上記目的を達成するため、前記カウントデータを、当該カウントデータを構成する複数ビットのうち1ビットのみが値1となる符号を用いて表現し、前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータのうち値の変化したビットのみについて前記記憶素子への書込みを行うことを特徴としている。
【0012】
さらに、この発明は、画像形成装置内で発生する信号に基づきカウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって記憶素子に書込む情報更新方法であって、上記目的を達成するため、前記カウントデータを、隣接する2つの値のハミング距離が1となる符号を用いて表現するとともに、前記信号に基づき前記カウントデータを1ずつアップまたはダウンするように変化させ、前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータを複数に区分した各分割データのうち値の変化したビットを含む分割データのみについて、前記記憶素子への書込みを行うことを特徴としている。
【0013】
このように構成された情報更新方法においては、カウントデータのうちの一部のみを記憶手段にシリアル転送して記憶手段に書込むことによって、各カウントデータの変化に伴う記憶素子に対する書換処理が簡素化されて記憶素子へのカウントデータの記憶に要する時間が短縮される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明にかかる画像形成装置の一の実施形態を示す図である。図2は図1の画像形成装置のエンジンコントローラを示すブロック図である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する装置である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が制御ユニットのメインコントローラに与えられると、このメインコントローラからの指令に応じてエンジンコントローラ1がエンジン部EGの各部を制御して複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートSに画像信号に対応する画像を形成する。
【0015】
このエンジン部EGでは、7つのユニット:(a)感光体ユニット2;(b)イエロー用現像ユニット3Y;(c)マゼンタ用現像ユニット3M;(d)シアン用現像ユニット3C;(e)ブラック用現像ユニット3K;(f)中間転写ユニット4および(g)定着ユニット5が装置本体6に対して着脱自在となっている。そして、すべてのユニット2,3Y,3M,3C,3K,4,5が装置本体6に装着された状態で、図1に示すように、感光体ユニット2の感光体21が図1の矢印方向D1に回転するとともに、その感光体21の周りにその回転方向D1に沿って、帯電部22、現像ユニット3Y,3M,3C,3Kからなるロータリー現像部3およびクリーニング部23がそれぞれ配置される。
【0016】
7つのユニット2,3Y,3M,3C,3K,4,5のうち感光体ユニット2には感光体21、帯電部22およびクリーニング部23が収容されており、これらを一体的に装置本体6に対して着脱自在となっている。帯電部22は帯電バイアスが印加されており、感光体21の外周面を均一に帯電させる。
【0017】
また、この感光体ユニット2には、感光体21の回転方向D1における帯電部22の上流側にクリーニング部23が設けられており、一次転写後に感光体21の外周面に残留付着しているトナーを掻き落とす。こうして、感光体21の表面クリーニングを行っている。
【0018】
このように構成された感光体ユニット2には、該ユニット2の残り寿命を示すデータなどを記憶するためのシリアルEEPROM71が取付けられており、感光体ユニット2を装置本体6に装着すると、コネクタ(図示省略)を介して装置本体6のエンジンコントローラ1と電気的に接続され、エンジンコントローラ1との間でデータ転送を行い、感光体ユニット2の寿命管理や消耗品管理を行う。なお、その他のユニット3Y,3M,3C,3K,4,5についても感光体ユニット2と同様に種々のデータを記憶するためのシリアルEEPROM72〜77がそれぞれ取付けられており、ユニット装着状態で装置本体6のエンジンコントローラ1と電気的に接続され、エンジンコントローラ1との間でデータ転送を行い、該ユニットの寿命管理や消耗品管理を行う。
【0019】
この画像形成装置では、図1に示すように、帯電部22によって帯電された感光体21の外周面に対して、露光ユニット8からレーザ光Lが照射される。この露光ユニット8はエンジンコントローラ1からの画像信号に応じてレーザ光Lを感光体21上に走査露光して感光体21上に画像信号に対応する静電潜像を形成する。
【0020】
こうして形成された静電潜像は現像部3によってトナー現像される。すなわち、この実施形態では現像部3として、ブラック用の現像ユニット3K、シアン用の現像ユニット3C、マゼンタ用の現像ユニット3M、およびイエロー用の現像ユニット3Yが軸中心に回転自在に設けられている。そして、これらの現像ユニット3K,3C,3M,3Yは回転位置決めされるとともに、感光体21に対して選択的に当接もしくは離間位置で位置決めされ、直流成分もしくは直流成分に交流成分を重畳した現像バイアスが印加されて選択された色のトナーを感光体21の表面に付与する。これによって、感光体21上の静電潜像が選択トナー色で顕像化される。
【0021】
上記のようにして現像部3で現像されたトナー像は、一次転写領域TR1で中間転写ユニット4の中間転写ベルト41上に一次転写される。すなわち、中間転写ユニット4は複数のローラに掛け渡された中間転写ベルト41と、中間転写ベルト41を回転駆動する駆動部(図示省略)とを備えており、カラー画像をシートSに転写する場合には、感光体21上に形成される各色のトナー像を中間転写ベルト41上に重ね合わせてカラー画像を形成する一方、モノクロ画像をシートSに転写する場合には、感光体21上に形成されるブラック色のトナー像のみを中間転写ベルト41上に転写してモノクロ画像を形成する。
【0022】
また、この実施形態では、後で説明するように各ユニットの残り寿命を求めるため、残り寿命を予測する尺度として、そのユニットが動作している間の中間転写ベルト41の回転数の累積を用いる。そのために、中間転写ベルト41の欄外に穴(インデックスホール)が設けられており、その穴が通る位置に対向して投光器と受光器とからなる透過式フォトセンサが中間転写ユニット4に備えつけられており、中間転写ベルト41が回転してその穴がフォトセンサを通過する毎にフォトセンサはパルス信号(この実施形態では本発明の「信号」に相当する)を出力する。
【0023】
こうして中間転写ベルト41上に形成された画像については、所定の二次転写領域TR2において、カセット9から取り出されたシートS上に二次転写する。また、こうして画像が形成されたシートSは定着ユニット5を経由して装置本体6の上面部に設けられた排出トレイ部に搬送される。
【0024】
次に、エンジンコントローラ1の構成について図2を参照しつつ説明する。このエンジンコントローラ1は本発明の制御手段として機能するものであり、CPU11により後述するカウントデータの更新処理(情報更新プログラム)を実行して停電などの電源ダウンによりカウントデータを各ユニットに装着されたシリアルEEPROMなどの記憶素子に短時間で記憶する。なお、このCPU11には、情報更新プログラムや他のデータなどを記憶するためのROM12、各種データを一時的に記憶するRAM13が接続されている。
【0025】
また、CPU11は、シリアルI/F(インターフェース)15を介して電子カウンタに用いるシリアルEEPROM14に接続されている。このシリアルEEPROM14には、各ユニットの残り寿命を示すカウントデータ、印刷を行った累積頁数、各トナー色ごとのドットカウント値などが記憶されている。
【0026】
また、CPU11は、シリアルEEPROM14のみならず、各ユニット2,3Y,3M,3C,3K,4,5に設けられたシリアルEEPROM71〜77にもシリアルI/F15を介して接続されており、各シリアルEEPROM14,71〜77との間でデータ転送可能となるとともに、入出力ポート16を介してシリアルEEPROM14,71〜77にチップセレクト信号CSを入力可能となっている。
【0027】
また、エンジンコントローラ1には、電圧監視回路17が設けられており、停電などによって電源電圧が所定電圧を下回ると、電圧監視回路17がその電圧降下を検出し、その旨を示すリセット信号をCPU11と周辺機器15,16に出力する。
【0028】
このように構成された第1実施形態では、各ユニットが新品であるときにカウントデータを「15」とし、該ユニットを所定量だけ使用するたびにカウントデータを1つずつ減少させていき、カウントデータが「0」となった時点で該ユニットが寿命に到達したことを判断するように構成している。また、シリアルEEPROM(記憶素子)は1ビット構成の記憶領域を16個設けており、必要に応じてコマンド3ビット+アドレス4ビット+データ1ビットの合計8ビットを1回の通信単位としてシリアル転送可能となっている。例えば、書込みコマンドを「010」とし、シリアルEEPROMの3番地にデータ「0」を書込む場合、エンジンコントローラ1からシリアルEEPROM側に「01000110」がデータ転送される。
【0029】
そこで、この実施形態では、カウントデータを対応するユニットに取り付けられたシリアルEEPROM(記憶素子)に記憶されているカウントデータを更新するために要する時間を短縮するために、カウントデータを図3に示す16ビットのリングコードで構成している。以下、この実施形態におけるシリアルEEPROM(記憶素子)に対するカウントデータの更新手順について説明するとともに、その作用効果をカウントデータを図4に示すようにバイナリコードで構成した場合(比較例)と対比させて説明する。
【0030】
この第1実施形態にかかる画像形成装置においては、予め各ユニットに記憶されているカウントデータと同一のデータがRAM13に記憶されており、画像形成処理の実行に応じてRAM13中の各カウントデータを減少させていく。ここで、中間転写ベルト41が1周してフォトセンサからパルス信号が出力される毎にRAM13中の各ユニットに対応するカウントデータを減少させていくと、単に中間転写ベルト41が15回転すると、直ちにカウントデータが「0」となってしまい各ユニットの残り寿命を誤検出してしまう。そこで、この実施形態では、フォトセンサからのパルス信号を累積していき、中間転写ベルト41が所定回数だけ周回したことを確認する毎にRAM13のカウントデータを書き換えている。また、必要に応じてRAM13中のカウントデータをユニットのEEPROMに書込む。
【0031】
ここで、この実施形態ではカウントデータが図3に示すリングコードで構成されているため、フォトセンサからのパルス信号に応じてカウントデータが1つ減少する際、カウントデータを構成する16個の分割データ、つまり各リングコード値R15〜R0のうち変化する変動分割データは2個のみとなり、その他の分割データは変化しない。例えば、カウントデータが「15」から「14」に減少してユニットの残り寿命が縮まった際には、リングコード値R15が「1」から「0」に変化するとともに、リングコード値R14が「0」から「1」に変化し、残りのリングコード値R13〜R0は「0」のままになっている。
【0032】
そのため、この実施形態では、RAM13内のカウントデータをEEPROMに書込む際には、分割データのうち変化した変動分割データのみをEEPROMにシリアル転送してデータの更新処理を行う。例えば、上記したようにカウントデータが「15」から「14」に減少した場合には、図5に示すように、2つのシリアル転送、
第1回目:書込みコマンド(010)+アドレス4ビット(1111)+データ1ビット(0)の合計8ビットのシリアル転送、
第2回目:書込みコマンド(010)+アドレス4ビット(1110)+データ1ビット(1)の合計8ビットのシリアル転送、
がこの順序で行われてEEPROMのデータ更新を実行する。また、それ以降も、同図に示すように、上記と同様に2つのシリアル転送を行うことでEEPROMのデータ更新を実行する。
【0033】
以上のように、この実施形態では、ユニットの残り寿命を示すカウントコードを16個の分割データで構成し、それら複数の分割データの一部のみをEEPROM側にシリアル転送することによって、EEPROM中のカウントデータを書き換えているので、全てのカウント値をシリアル転送していた従来装置に比べてEEPROMなどの記憶素子に記憶されているカウントデータを短時間で更新することができる。
【0034】
また、単にカウントデータを複数の分割データに分割し、画像形成処理の進行に伴って残り寿命が変化した変動分割データのみをシリアル転送してもよいのであるが、上記したようにカウントデータをリングコードで構成することによって、より優れた作用効果が得られる。この点について、カウントデータをバイナリコードで構成した比較例と対比させて詳述する。
【0035】
この比較例では、図4に示すようにカウントデータが4ビットのバイナリコードで構成されている。そこで、この比較例では、シリアルEEPROM(記憶素子)は1ビット構成の記憶領域を4個設け、上記実施形態と同様に、必要に応じてコマンド3ビット+アドレス4ビット+データ1ビットの合計8ビットを1回の通信単位としてシリアル転送可能となっている。
【0036】
また、この比較例においても、予め各ユニットに記憶されているカウントデータと同一のデータがRAM13に記憶されており、画像形成処理の実行に応じてRAM13中の各カウントデータを減少させていくとともに、必要に応じてRAM13中のカウントデータをユニットのEEPROMに書込む。
【0037】
ここで、この比較例ではカウントデータが図4に示すバイナリコードで構成されているため、フォトセンサからのパルス信号に応じてカウントデータが1つ減少する際、カウントデータを構成する4個の分割データ、つまり各バイナリコード値B3〜B0のうち変化する変動分割データは最小で1個、また最大で4個となる。例えば、カウントデータが「15」から「14」に減少してユニットの残り寿命が縮まった際には、カウントコード値B0が「1」から「0」に変化し、残りのカウントコード値B3〜B1は「1」のままになっている。したがって、この場合、図6に示すように、1つのシリアル転送、
第1回目:書込みコマンド(010)+アドレス4ビット(0000)+データ1ビット(0)の合計8ビットのシリアル転送、
が行われてEEPROMのデータ更新を実行する。
【0038】
しかしながら、カウントデータが「8」から「7」に減少してユニットの残り寿命が縮まった際には、カウントコード値B3〜B0がすべて変化してしまう。そのため、この場合、4つのシリアル転送、
第1回目:書込みコマンド(010)+アドレス4ビット(0000)+データ1ビット(1)の合計8ビットのシリアル転送、
第2回目:書込みコマンド(010)+アドレス4ビット(0001)+データ1ビット(1)の合計8ビットのシリアル転送、
第3回目:書込みコマンド(010)+アドレス4ビット(0010)+データ1ビット(1)の合計8ビットのシリアル転送、
第4回目:書込みコマンド(010)+アドレス4ビット(0011)+データ1ビット(0)の合計8ビットのシリアル転送、
がこの順序で行われてEEPROMのデータ更新を実行する。
【0039】
このように、比較例では最大4回のシリアル転送を行う必要があり、1回当たりのデータ転送時間を例えば5msとすると、最大データ転送時間は20msにもなってしまう。
【0040】
これに対し、本実施形態によれば、図5に示すように、いずれの場合にも2回のシリアル転送を行うことでEEPROMのデータ更新を実行することができ、最大データ転送時間を10msに短縮することができる。
【0041】
この種の画像形成装置では、従来より周知のように、更新動作を行っている最中に電源が落とされたとしても確実に更新処理を完了させるために、更新動作の間、電源電圧を正常更新が可能な電圧に維持されるように電源が構成されている。したがって、データ転送時間の短縮によって上記電圧を維持しなければならない期間が短くなり、電源コストの低減を図ることができ、装置コストの面で有利なものとなる。つまり、本実施形態によれば、比較例に比べてデータ転送時間を短縮することができ、装置コストの低減を効果的に図ることができる。
【0042】
なお、上記実施形態では、カウントデータが1つずつ変化した場合について説明したが、変化量が2以上の場合であっても、全く同様である。すなわち、カウントデータが「15」から「13」に変化した場合であっても、カウントデータをリングコード(図3)で構成されているため、リングコード値R15,R13のみが変化するだけで、それ以外のリングコード値がそのままとなっている。したがって、2回のシリアル転送によって更新処理を行うことができる。
【0043】
ところで、上記実施形態では、カウントデータをリングコード(図3)で構成しているが、リングコード以外に、カウントデータの変化によって複数の分割データのうち少なくとも1つ以上の分割データが変化しないようなコードで構成することができ、その一例としてグレイコードがある。そこで、カウントデータをグレイコードで構成した場合について、以下に詳述する。
【0044】
図7は、この発明にかかる画像形成装置の他の実施形態で採用されているグレイコードを示す図である。このグレイコードは、同図に示すように、隣接する2つの数のハミング距離が1となっているコードであり、例えばカウントデータが「0」から「1」に変化したとき、グレイコードのうち最下位コード値(ビット)G0が「0」から「1」に変化するだけであり、残りのコード値(ビット)G1〜G15は変化しない。そこで、この実施形態では、グレイコードで構成されたカウントデータを上位バイトと下位バイトとの2つの分割データに分割するとともに、シリアルEEPROM(記憶素子)を1バイト(8ビット)構成の記憶領域を2個設けている。そして、必要に応じて図8に示すフローチャートにしたがって変化したコード値を含む分割データのみをシリアル転送し、その分割データを対応するメモリ領域に書き込んでいる。なお、その他の構成については、上記した実施形態と同一であるため、同一符号を付して構成の説明を省略する。
【0045】
図8は、グレイコードでカウントデータを構成した場合の更新処理を示すフローチャートである。まず、RAM13に記憶されている残り寿命を示すカウントデータを一時的に記憶しておくメモリ空間(以下「TEMP」と略す)にコピーする(ステップS1)。そして、フォトセンサからのパルス信号を累積していき、中間転写ベルト41が所定回数だけ周回したことを確認する毎にTEMP中のカウントデータを1だけ減少させる(ステップS2)。ここで、この実施形態では、カウントデータがグレイコードで構成されているため、グレイコードG15〜G0中、変化するビットは1つだけであり、それは上位バイトおよび下位バイトの一方のみに含まれている。
【0046】
そこで、次のステップS3では、TEMP中の下位バイトをRAM13に記憶されているカウントデータの下位バイトと比較し、両者が一致しているときには、下位バイトを構成するビットに変化はなく、TEMPの上位バイトを構成するビットの1つが変化したと判断し、例えば図9に示す書込みサイクルでその上位バイトを一括してEEPROMにシリアル転送し、そのEEPROMに記憶されているカウントデータの上位バイトに伝送されてきたデータを上書きし、残り寿命の書換を行う(ステップS4)。また、TEMPの上位バイトでRAM13上の間とデータの上位バイトを上書きしてカウントデータを更新する(ステップS5)。
【0047】
一方、ステップS3で、TEMP中の下位バイトと、RAM13に記憶されているカウントデータの下位バイトとが一致していないときには、上位バイトを構成するビットに変化はなく、TEMPの下位バイトを構成するビットの1つが変化したと判断し、ステップS4、S5と同様にして下位バイトの上書きを行う。すなわち、例えば図9に示す書込みサイクルでその上位バイトを一括してEEPROMにシリアル転送し、そのEEPROMに記憶されているカウントデータの下位バイトに伝送されてきたデータを上書きし、残り寿命の書換を行う(ステップS6)。また、TEMPの下位バイトでRAM13上の間とデータの下位バイトを上書きしてカウントデータを更新する(ステップS7)。
【0048】
以上のように、この実施形態によれば、ユニットの残り寿命を示すカウントコードを2個の分割データ(上位バイト+下位バイト)で構成し、それら複数の分割データの一方のみをEEPROM側にシリアル転送することによって、EEPROM中のカウントデータを書き換えているので、全てのカウント値をシリアル転送していた従来装置に比べてカウントデータをEEPROMなどの記憶素子に短時間で記憶することができる。
【0049】
例えば、特開2000−172133号公報に記載されているように、カウントデータ全体をシリアル転送する場合、例えば図10に示すように、データ転送時間だけチップセレクト信号CSをHにして、クロック信号SKに同期して入力データDIを入力するもので、入力データDIはコマンドなど(00000101),アドレスA7〜A0,データD15〜D0からなり、このようなデータ転送後にEEPROM内でメモリ書込みが行われる。したがって、バイトのシリアル転送に要する時間をtとし、記憶素子内部での書込みに要する時間をTとすれば、カウントデータの更新記憶のためには、少なくとも(4t+T)の時間が必要となる。
【0050】
これに対し、この実施形態によれば、図9に示すように、転送すべきデータ量が1バイト分だけ少なくなるため、カウントデータの更新記憶のためには、(3t+T)の時間ですみ、時間tだけ短縮することができる。特に、この実施形態では、カウントデータを2バイトで構成しているが、そのバイト数は任意であり、mバイト(mは2以上の整数)で構成することができ、カウントデータの設定自由度を向上させることができる。しかも、バイト数を増大させたとしても、カウントデータの更新記憶のために必要となる時間は(3t+T)のままである。
【0051】
また、上記実施形態および従来例においては、カウントデータを2バイト構成としているため、カウントデータの最小値は「0」であり、最大値は「65535」である。したがって、従来例ではカウントデータが1つずつ減少するたびにEEPROMのカウントデータを記憶する全アドレスにアクセスし、データの書き換えを行う必要があり、同一アドレスに対するアクセス回数は65535回となるのに対し、実施形態では上位バイトのアドレスについては255回となり、また下位バイトのアドレスについては65280(=65535−255)回となる。このように、本実施形態によれば、EEPROMへのアクセス回数を抑えることができ、EEPROMとして書換可能回数が小さいものを採用することができる。そのため、より安価なEEPROMを用いることができ、装置コストの低減を図ることができる。
【0052】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、カウントデータの分割数を2、4および16としているが、分割数はこれに限定されるものではなく、2以上の整数であればよい。
【0053】
また、上記実施形態では、カウントデータに対応してEEPROMにカウントデータを記憶する記憶領域を設けているが、例えば特開2000−172133号公報に記載されているようにn倍(nは2以上の整数)の記憶領域を設け、カウントデータが更新されるたびに変動分割データをその変動分割データに対応するn個の記憶領域に順次書込むようにしてもよい。
【0054】
さらに、上記実施形態にかかる画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置より与えられた画像を複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートに印刷するプリンタであるが、本発明は複写機やファクシミリ装置などを含め、電子写真方式の画像形成装置全般に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、カウントデータのうち、信号に応じて変化のあった一部のみをシリアル転送しているので、記憶素子へのカウントデータの更新記憶を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一の実施形態を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置のエンジンコントローラを示すブロック図である。
【図3】この画像形成装置において採用されたカウントデータ(リングコード)を示す図である。
【図4】比較例において採用されたカウントデータ(バイナリコード)を示す図である。
【図5】この画像形成装置におけるEEPROMへのカウントデータの更新動作を示す図である。
【図6】比較例におけるEEPROMへのカウントデータの更新動作を示す図である。
【図7】この画像形成装置において採用されたカウントデータ(グレイコード)を示す図である。
【図8】グレイコードでカウントデータを構成した場合の更新処理を示すフローチャートである。
【図9】カウントデータ(グレイコード)をEEPROMに書込む書込みサイクルを示すタイミングチャートである。
【図10】従来装置においてカウントデータをEEPROMに書込む書込みサイクルを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…エンジンコントローラ(制御手段)
11…CPU(制御手段)
71〜77…シリアルEEPROM(記憶素子)
G0〜G15…グレイコード
R0〜R15…リングコード
Claims (9)
- カウントデータを電気的に記憶する記憶素子と、その装置内で発生する信号に基づき前記カウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって前記記憶素子に書込む制御手段とを備えた画像形成装置において、
前記カウントデータは、当該カウントデータを構成する複数ビットのうち1ビットのみが値1となる符号を用いて表現されており、しかも、
前記制御手段は、前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータのうち値の変化したビットのみについて前記記憶素子への書込みを行う
ことを特徴とする画像形成装置。 - カウントデータを電気的に記憶する記憶素子と、その装置内で発生する信号に基づき前記カウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって前記記憶素子に書込む制御手段とを備えた画像形成装置において、
前記カウントデータは、隣接する2つの値のハミング距離が1となる符号を用いて表現されており、しかも、
前記制御手段は、前記信号に基づき前記カウントデータの値を1ずつアップまたはダウンさせていくとともに、前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータを複数に区分した各分割データのうち値の変化したビットを含む分割データのみについて、前記記憶素子への書込みを行う
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記カウントデータがグレイコードを用いて表現されている請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記信号を受けて前記カウントデータが更新されるたびに、前記記憶素子への書込みを行う請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記憶素子は不揮発性メモリで構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも1つ以上の交換ユニットを備えており、各交換ユニットに前記記憶素子が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記カウントデータは前記交換ユニットの使用状態を示す情報である請求項6記載の画像形成装置。
- 画像形成装置内で発生する信号に基づきカウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって記憶素子に書込む情報更新方法であって、
前記カウントデータを、当該カウントデータを構成する複数ビットのうち1ビットのみが値1となる符号を用いて表現し、
前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータのうち値の変化したビットのみについて前記記憶素子への書込みを行う
ことを特徴とする画像形成装置における情報更新方法。 - 画像形成装置内で発生する信号に基づきカウントデータを変化させていくとともに、該カウントデータをシリアル転送によって記憶素子に書込む情報更新方法であって、
前記カウントデータを、隣接する2つの値のハミング距離が1となる符号を用いて表現するとともに、前記信号に基づき前記カウントデータを1ずつアップまたはダウンするように変化させ、
前記カウントデータを前記記憶素子に書込む際には、前記カウントデータを複数に区分した各分割データのうち値の変化したビットを含む分割データのみについて、前記記憶素子への書込みを行う
ことを特徴とする画像形成装置における情報更新方法。
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