JP3892683B2 - データ記録再生装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホログラムにより記録媒体にデータを記録再生するデータ記録再生装置および方法に関し、特に無サーボの読み取りヘッドでデータを読み出すための、記録媒体に記録する信号の符号化を達成するデータ記録再生装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホログラムによるデータ記録の符号方式は、例えば、「Geoffrey W.Burr,Jonathan Ashley,Hans Coufal,Robert K.Grvgier,John A.Hoffnagle,C.Micheal Jefferson,and Brian Marcus,Modulation coding for pixel-matched holographic data storage,Optics Letters,Vol.25,No.10,pp 639-641,1997」に記載されてお り、それによると、再生像がドットの集まりとなっており、そのドットの間隔は受光するデバイスを構成する素子の間隔と同じになっており、1ドットを1つの画素が受け取る仕組みとなっている。
【0003】
また、ホログラムによるデータ記録の符号方式の別の例は、「John F.Heanue,Matthew C.Bashaw,and Lambertus Hesselink,Volume Holographic Storage and Retrieval of Digital Data,Science,Vol.265,pp.749-752,1994」に記載されて おり、それによると、再生像がドットの集まりとなっており、そのドットの間隔は受光するデバイスを構成する素子の間隔と異なっており、1ドットを複数の素子が受け取る仕組みとなっている。
【0004】
光を用いて複数の周波数の正弦波および余弦波の和の信号を表現する場合、信号の負の部分を表す手法として3つある。1つ目は、信号にデバイスをかけて負の部分がないようにする手法である。割り当てる正弦波および余弦波において、周波数0のもの、つまり、直流成分の信号を使ってないとすると、和の信号は直流成分を持たないため、周波数0の成分をなくすフィルタによりバイアス分を削ることができ、もとの信号を再現する。
【0005】
2つ目は、1つ目の方法において、信号にかけるバイアスの強度値を記録しておき、再生時に得られたバイアス値を得られた信号から引くことで、もとの信号を再現する。
【0006】
3つ目は、負の部分の光信号の位相を正の部分の光信号の位相と108度異なるようにする手法である。再生する際には再生像が像を結ぶ受光デバイスに信号光と同じ波長であり、かつコヒーレントな平面波光を当てることで、例えば、強め合う部分を正の部分とし、弱め合う部分を負の部分とすることで、もとの信号を再現する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術で書かれているGeoffrey W.Burrらの方法およびJohn F.Heanueらの方法では、再生像を構成する各ドットを受光デバイスの各素子に合わせるピクセルマッチングと呼ばれる操作が必要となり、ピクセルマッチングを行うための、受光デバイスまたは媒体等を動かす駆動装置、駆動装置を制御するサーボ機能をデータの読取り装置に付加する必要が出てくる。このことから、データ読取り装置が大型になり、価格が高くなるという欠点がある。
【0008】
更に、読み取り命令をドライブに与えてからデータを読み出すまでに駆動装置によるメカニカルな動作が入るため、ドライブのレイテンシが大きくなるという欠点もある。
【0009】
交流部の和の波形の振幅が部分的に負側に大きくなり振れる際には、バイアス値がそれに伴い大きくなるが、受光デバイスのダイナミックレンジは変化しないことから、振幅が負側に大きく振れる部分以外の信号の量子化ノイズが信号に対して相対的に大きくなるという欠点がある。
【0010】
また、信号の負の部分を表す2つ目の方法では、バイアスの強度値を得る際にエラーが発生すると、再生信号に深刻なダメージを与えるという欠点があり、またバイアスの強度値を記録するため、容量が少なくなるという欠点もある。
【0011】
また、信号の負の部分を表す3つ目の方法では、再生像を得る際に、平面波光を発生させるための装置が必要となるため、装置が大型になり、かつ高価になるとの欠点がある。
【0012】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、無サーボの読取ヘッドでデータの読み出しを可能とし、読取装置の小型化、経済化、ドライブのレイテンシの低減化を図り得るデータ記録再生装置および方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、ホログラムにより記録媒体にデータを記録するデータ記録再生装置であって、記録媒体に記録するデータを分割するデータ分割手段と、この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成する半波整流波形合成手段と、この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力する記録パターン出力手段と、この出力されたパターンを記録媒体に記録する媒体書込み手段とを有することを要旨とする。
【0014】
請求項1記載の本発明にあっては、記録データを分割し、この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成し、この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力し、この出力されたパターンを記録媒体に記録するため、受光デバイスの素子を再生像に合わせるピクセルマッチングの操作を必要とせず、従って受光デバイスまたは記録媒体などを動かす駆動装置や駆動装置を制御するサーボ機能が必要なくなり、データ読取り装置の小型化および低価格化を容易に可能とするとともに、読取り命令をドライブに与えてからデータを読み出すまでにメカニカルな動作が入らず、ドライブのレイテンシを小さくすることができる。
【0015】
また、請求項2記載の本発明は、ホログラムにより記録媒体に記録されたデータを再生するデータ記録再生装置であって、記録媒体から再生像を読み出す再生像読み出し手段と、この読み出した再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出す係数分離手段と、この取り出した係数からデータを再構成するデータ再構成手段とを有することを要旨とする。
【0016】
請求項2記載の本発明にあっては、記録媒体から再生像を読み出し、この読み出した再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出し、この取り出した係数からデータを再構成する。
【0017】
更に、請求項3記載の本発明は、ホログラムにより記録媒体にデータを記録するデータ記録再生方法であって、記録媒体に記録するデータを分割するステップと、この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成するステップと、この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力するステップと、この出力されたパターンを記録媒体に記録するステップとを有することを要旨とする。
【0018】
請求項3記載の本発明にあっては、記録データを分割し、この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成し、この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力し、この出力されたパターンを記録媒体に記録するため、受光デバイスの素子を再生像に合わせるピクセルマッチングの操作を必要とせず、従って受光デバイスまたは記録媒体などを動かす駆動装置や駆動装置を制御するサーボ機能が必要なくなり、データ読取り装置の小型化および低価格化を容易に可能とするとともに、読取り命令をドライブに与えてからデータを読み出すまでにメカニカルな動作が入らず、ドライブのレイテンシを小さくすることができる。
【0019】
請求項4記載の本発明は、ホログラムにより記録媒体に記録されたデータを再生するデータ記録再生方法であって、記録媒体から再生像を読み出すステップと、この読み出した再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出すステップと、この取り出した係数からデータを再構成するステップとを有することを要旨とする。
【0020】
請求項4記載の本発明にあっては、記録媒体から再生像を読み出し、この読み出した再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出し、この取り出した係数からデータを再構成する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1および図2は、それぞれ本発明の一実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時および再生時の構成を示すブロック図である。両図に示すデータ記録再生装置は、ホログラムによるデータ記録において再生される像として正弦波および余弦波の半波整流波形、すなわち正弦波および余弦波の正の部分のみを使用し、負の部分は0とする波形である半波整流波形を使用するものであるとともに、また再生される像が連続的であることを特徴とするものである。
【0022】
図1に示す記録時のデータ記録再生装置は、記録媒体に記録するデータを分割するデータ分割手段1、この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成する半波整流波形合成手段3、この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力する記録パターン出力手段5、およびこの出力されたパターンを記録媒体に記録する媒体書込み手段7から構成されている。
【0023】
また、図2に示す再生時のデータ記録再生装置は、記録媒体から再生像を読み出す再生像読み出し手段11、この読み出した再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出す係数分離手段13、およびこの取り出した係数からデータを再構成するデータ再構成手段15から構成されている。
【0024】
このデータ記録再生装置では、ホストコンピュータなどから記録のために送られてくるデータは、1bitなどの単位で分割され、それぞれの単位で基本周波数および位相の異なる半波整流波形の信号を割り当て、それぞれ割り当てた半波整流波形の大きさを分割データの大きさとする。すなわち、半波整流波形を基底とし、それぞれの基底に割り当てた分割データの値をそれらの基底の係数とする。そして、それらの基底と係数の積の和を取る。それから、この算出した和の信号が回折によって再生されるような記録パターンを記録媒体に記録する。再生においては、記録媒体から得られた像から係数を算出し、それらを接続して元のデータとしている。
【0025】
また、本実施形態のデータ記録再生装置では、再生される像が連続的であり、ホストコンピュータなどから送られたデータが受光デバイスの素子の少なくとも2つに渡って記録されるため、受光デバイスの素子を再生像に合わせるピクセルマッチングの操作を必要としない。このため、受光デバイスまたは記録媒体などを動かす駆動装置や駆動装置を制御するサーボ機能は必要なくなる。従って、データ読取り装置の小型化および低価格化を容易に可能とする。更に、読取り命令をドライブに与えてからデータを読み出すまでにメカニカルな動作が入らないため、ドライブのレイテンシを小さくすることができるようになっている。また、再生像の位置や変形を補正するための信号として、1つの基底で十分であるため、例えば位置や変形を補正するためのマークを再生像に付する方式に比べて、本実施形態はマークを記録媒体に記録する必要がないので、容量を大きくすることができる。
【0026】
次に、まず図1に示すデータ記録再生装置の記録時の動作について説明する。図1のデータ記録再生装置において、データ分割手段1は、記録したいデータを分割し、この分割されたデータは半波整流波形合成手段3により周期の異なる半波整流波形の信号を割り当てられて合成され、記録パターン出力手段5により半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面とそれを発生させる記録媒体上のパターンを計算装置により算出するかまたは光学装置による光の干渉を用いたパターン形成を行い、媒体書込み手段7により出力される光の波面が記録媒体上に存在するようなパターンを記録媒体に記録する。
【0027】
更に詳しく、図3を参照して、図1に示すデータ記録再生装置の記録時の動作について説明する。
【0028】
図3において、401は記録したいデータであり、ここではd0 〜dn-1 のn個のエレメントからできている。ここでd0 〜dn-1 の各エレメントは1bitであってもよいし、複数bitであってもよい。402はデータ分割手段1により分割されたデータであり、d0 ,d1 ,d2 ,…,dn-1 のn個に分割されている。403は半波整流波形の形をした基底であり、404は402の分割されたデータと403の半波整流波形の形をした基底の積である。ここで積とは、例えば402のデータをスカラーに置き換え、更に403の基底を2次元の行列に置き換えることとすることにより得られる行列のスカラー積のことである。この場合、402の分割されたデータが1bitの場合、402の各分割されたデータが表す値は1または0となり、その結果、404は、402が1の場合は403の基底そのものとなり、402が0の場合はすべての要素が0の行列となる。
【0029】
また、402の分割されたデータがm bit(m>1)の場合、bitを1 列に並べてm桁の2進数の数字とし、このm桁の2進数が表す大きさを402のそれぞれのエレメントが表す大きさとし、403の基底を表す行列とのスカラー積をとり、404を算出する。405は404の積の算出結果の和をとることにより合成したものである。この積と和の演算は半波整流波形合成手段3により行われる。406は405から得られる媒体に記録するパターンであり、記録パターン出力手段5により出力される。その後、媒体書込み手段7により、406のパターンが媒体に書込まれる。
【0030】
ここで用いている半波整流波形とは、電源回路の1つである半波整流回路から出力される波形のように、正弦波または余弦波の正の部分のみを残し、負の部分を0とした波形である。本実施形態で使用する半波整流波形は2次元のものであり、その式は以下のようになる。
【0031】
【数1】
Figure 0003892683
ここで、x,yは位置を表す変数であり、m,nはそれぞれx方向およびy方向の周期関数の周波数を表し、M,Nはそれぞれx方向およびy方向のデータ数を表す。f(x,y)は2次元半波整流波形の合成信号の位置(x,y)に対す る強度を表す関数であり、媒体に記録する波形である。hwb2dm,n(x,y)は半波整流波形をした2次元基底関数であり、hwb1dm(x)は半波整流波形をした1次元関数である。trim(x)は三角関数であり、mが偶数の時に余弦波となり、mが奇数の時に正弦波となる。floor(x)はxを越えない最大 整数を表す関数であり、x%2はxを2で割った余りを算出する演算子である。
【0032】
m,n は記録するデータであり、hwbm,n(x,y)の係数となる。ただし、m=1およびn=1におけるtrim(x)およびtrin(y)は0となるため、hwb1,n(x,y)およびhwbm,1(x,y)は0となり、従って、h1,nおよ びhm,1のM+N+1個の係数は意味をなさない。つまり、MN(=(M+1) (N+1)−(M+N+1))個の係数のみが実質的な係数となる。
【0033】
ところで、M=N=0の基底hwb2d0,0(x,y)の係数d0,0 は受光デバイスで受光した際の再生像の歪みを補正する目的で、ある正の値を入力する。従って、実際に使用できるのはMN−1個の係数となる。
【0034】
式(1.1)中に示すhwb1dm(x)の1例を図6に示す。図6は、横軸は位置xを表し、縦軸は強度を表したグラフであり、データ数M=64であり、m=5,cm=255の場合のものである。また、式(1.1)中に示すhwb2 dm,n(x,y)の1例を図7に示す。図7は、縦横の軸は位置(x,y)を表し、高さは強度を表したグラフであり、データ数M=64,N=64であり、m=5,n=3,cm=2551/2,cn=2551/2の場合のものである。
【0035】
402の分割されたデータの大きさと403の2次元の半波整流波形の基底の積をとる際に、どの分割データをどの基底に対応付けするかについては、例えば図5に示すような方法をとることとする。図5では、301のデータはブロックB0 〜Bn-1 に分けることができ、それぞれのブロックが302に示す半波整流波形の基底に対応している様子を示している。つまり、時間的な、または空間的な位置を半波整流波形の基底の種類と対応付けさせる。図5のブロックB0 〜Bn-1 は図3のd0 〜dn-1 と同じものであり、また、式(1.1)のdm,n と同じものである。この場合dm,n の添字のm,nをB0 〜Bn-1 やd0 〜dn-1 の添字に置き換える操作を行う。例えば、m,nをm×N+n、あるいは、n×M+mと置き換える。
【0036】
式(1.1)は行列の式に置き換えることができる。下にその式を記す。
【0037】
【数2】
Figure 0003892683
式(1.2)は式(1.1)のm=1,n=1の項を除いた項を要素とする行列で構成されている。ここで[]tは行列の転地を表す。
【0038】
図1において、記録パターン出力手段5と媒体書込み手段7は、記録パターン出力手段5で出力される記録パターンが計算装置による算出による方法であるか、光学装置によるパターン形成による方法であるかによって、その実現する手段が異なる。
【0039】
記録パターン出力手段5が出力する記録パターンが計算装置によるものである場合は、計算装置により媒体表面における光の波面を算出し、その波面を用いて、記録パターンを算出した後、媒体書込み手段7において、イオンビーム等を使ってその記録パターンを媒体に記録する。
【0040】
波面計算の例について説明する。計算方法は記録再生の光学系によって異なる。記録再生の光学系は、例えば図14と図16のようにフーリエ変換レンズを使わない記録系と再生系がある。また、例えば、図15と図17のようにフーリエ変換レンズ151を使う記録系と再生系がある。
【0041】
まず、フーリエ変換レンズを使わない記録再生系のための波面計算例を示す。例えば、x,y,z軸を持つ直交座標系で、点(0,0,0)から発する光の伝播式をg(x,y,z)とし、面(x,y,0)で発光する光の波面をh(x,y)、面(x,y,0)から距離dだけ離れた面(x,y,d)の光の波面をf( x,y)とすると、下記の式が得られる。
【0042】
【数3】
Figure 0003892683
上記の式(1.3)は畳込み積分であるので、フーリエ変換を使用すると、以下のような式が得られる。
【0043】
【数4】
F(μ,v)= H(μ,v)・G(μ,v) …(1.4)
ここで、F(μ,v),H(μ,v),G(μ,v)はそれぞれf(x,y),h( x,y),g(x,y)のフーリエ変換である。式(1.3)を変形して、H(μ,v)を左辺に移項し、F(μ,v)を右辺に移項すると、以下のような式になる。
【0044】
【数5】
Figure 0003892683
上記の式(1.5)の両辺を逆フーリエ変換すると、以下のようになる。
【0045】
【数6】
Figure 0003892683
ここで、FT-1[]は逆フーリエ変換を示す。
【0046】
このとき、発光面(x,y,0)を媒体表面とし、面(x,y,d)を受光する面とすると、記録したいデータはf(x,y)となり、その像を再生するため の媒体上の光の波面はh(x,y)となる。光の伝播式g(x,y,d)は、媒体への物理的な記録の方法にもよるが、例えば、光を通す微少な穴であったり、光の微少な散乱体であったりした場合であって、媒体と受光素子との距離dが記録パターンの領域および再生像の領域と比較してかなり大きい場合、以下のような式としても差し支えない。
【0047】
【数7】
Figure 0003892683
ここで、jは虚数単位であり−1の2乗根、kは光の波数、rは穴または散乱体からの距離を表す。
【0048】
次に、フーリエ変換レンズ151を使う記録再生系のための波面計算例を示す。この場合、記録媒体上の光の波面h(x,y)は式(1.6)に代わって以下 のようになる。
【0049】
【数8】
h(x,y)= FT[f(x,y)] …(1.8)
ここで、FT[]はフーリエ変換を示す。
【0050】
記録パターン出力手段5では、式(1.6)および式(1.8)の計算を行うとともに、式(1.6)および式(1.8)で得られた光の波面h(x,y)を 発生させる記録パターンを算出する。
【0051】
光の波面から記録パターンを導出する方法は、記録方法による。例えば、記録方法として平面板に穴をあける方法を使用するならば、後述するLohmannの方法等がある。また、記録方法として、導波路に屈折率の異なる散乱体を使う方法を使用するならば、後述する八木の方法等がある。これらは、光の波面を表す式の位相項を穴または散乱体の位置で表し、光の波面を表す式の振幅項を穴の大きさまたは散乱体の大きさで表す方法である。
【0052】
例えば、Lohmannの方法では、図8のような光学系を用いる。図8では、平面的な記録媒体の左から光が入射し、記録媒体を通過した光が受光素子に入る。この場合、記録媒体と受光素子の間にフーリエ変換レンズが入る場合もあるし、入らない場合もある。記録媒体は、図9に示すように、1辺がδvのセルに分けられる。各セルは、図10に示すように、大きさWnm δ vxC δ vの穴をあける。セルの位置は(n δ v,m δ v)であり、n,mは整数である。穴はセルの中心からPnm δ vだけずらして開ける。このとき、位置(n δ v,mδ v)の波面がh(n δ v,m δ v)=Anm・ej φ nmとすると、以下のようになる。
【0053】
nm=Wnm
φnm=2πMPnm …(1.9)
ここで、Mは正の整数である。
【0054】
また、例えば、八木の方法では、図11のような光学系を用いる。図11では、記録媒体はスラブ型導波路であり、記録媒体の下から光が入射し、記録媒体の右からもれた光が受光素子に入る。この場合、記録媒体と受光素子の間にフーリエ変換レンズが入る場合もあるし、入らない場合もある。記録媒体は、図12に示すように、1辺がδvのセルに分けられる。各セルは図13に示すように、大きさWnm δ vxC δ vの散乱体をつける。セルの位置は(n δ v,m δ v)であり、n,mは整数である。散乱体はセルの中心からPnm δ vだ けずらしてつける。このとき、位置(n δ v,m δ v)の波面がh(n δ v,m δ v)=Anm・ej φ nmとすると、以下のようになる。
【0055】
nm=Wnm
φnm=2πPnm …(1.10)
以上、記録パターン出力手段5が計算機で出力される場合は、媒体表面の光の波面計算を式(1.6)で行うとともに、媒体への記録方法により、式(1.8)や式(1.9)等を使い、記録パターンを算出する。
【0056】
その後、媒体書込み手段7において、イオンビーム等を用いて、媒体に記録パターンを記録する。
【0057】
一方、記録パターン出力手段5が光学装置によるパターン形成による方法である場合は、物体光と参照光を媒体表面で干渉させ、その干渉縞の強度分布を媒体に書込む。
【0058】
例えば、図14のような、フーリエ変換レンズのない記録系では記録パターン表示デバイスを通った光を物体光とし、それと参照光を記録媒体上で干渉させる。その干渉した光の強度分布を記録媒体に記録する。記録パターン表示デバイスとしては、例えば、空間光変調器(spatial light modulator;SLM)を用い る。
【0059】
また、例えば図15に示すように、フーリエ変換レンズ151を使用した記録系でも、同様に、記録パターン表示デバイスを通った光をフーリエ変換レンズ151を通して媒体上に照射し、参照光と干渉させ、その干渉した光の強度分布を記録媒体に記録する。
【0060】
次に、図4の再生時におけるデータフロー図を用いて、図2の再生時の動作について説明する。再生像読み出し手段11では、例えば、図16、図17のように媒体に光を照射することにより、媒体から放射される光がCCDやCMOS等の受光デバイス上で像を結ばせ、その再生像を受光デバイスで取り込む。
【0061】
再生像は一般に幾何学的な歪みが生じた状態で受光デバイス上に結像する。図18はその様子を示したものであり、1801は受光デバイスの受光面であり、1802は再生像の基準位置であり、1803は受光した再生像である。例えば、受光した再生像が1803に示すように位置と形が歪んだ場合、以下の手順で1803の再生像を1802の基準位置へ変換する。
【0062】
まず、受光デバイスから得られた信号を閾値thで2値化する。このとき、閾値thは0よりも大きく、かつ、式(1.1)のd0,0 よりも小さくする。d0,0 より小さい値を求めるには、例えば、thをある値にし、そのレベルで2値化を行い、ハイレベルの画素数またはローレベルの画素数を数えることとし、そのthを0レベルから順次大きくしていった時のローレベルの画素数の変化を調べ、最初に大きく変化した際のレベルをthの閾値とすることにより得ることができる。
【0063】
次に、そのようにして決めた閾値thで2値化すると、再生像1803は中が一様な四角形として見知できる。
【0064】
そして、1803の再生像を変換処理することにより、1802のような長方形の像を得る。この変換処理は、1803から1802への変換が一般的な幾何学変換として用いられるアフイン変換を仮定するならば、例えば、Lucchese L.,Corfelazzo G.M.,MontiC.,“Estimation of Affine Transformations Between Image Pairs Via Fourier Transform",Proceeding of IEEE International Conference on Image Processing,pp715-718,1996 に記載されているフーリエ変換を使ったアフイン変換係数の決定方法を用いてもよいし、また、特許第2846298,”モーメントを使ったアフイン変換係数の決定方法”に記載されている、モーメントを使用したアフイン変換係数の決定方法を用いてもよい。これらの方法によりアフイン変換係数を得て、受光した再生像1803を元の形の像1802に変換することが可能となる。
【0065】
もし、受光した再生像1803を1802の画像に戻す際に、1つのアフイン変換だけで表せない場合には、四角形を2つの三角形に分割し、それぞれ別々にアフイン変換すればよい。この様子を図19に示す。1901は基準位置であり、1902は受光した再生像である。1901の基準位置と1902の再生像をそれぞれ1つの対角線で2つの三角形に分割し、それぞれを対応付ける操作を行う。そして、対応付けられた三角形の組ごとにアフイン変換係数を求めることにより、再生像1902から元の形の像1901への変換が可能となる。図4では、505がその元に戻した再生像にあたる。
【0066】
係数分離手段13では、読み込んだ再生像505から、基底となっている半波整流波形の大きさを表す係数502を取り出す。これは、行列を用いて取り出すことができ、式(1.2)の行列を使用すると、以下のような式で取り出せる。
【0067】
【数9】
Figure 0003892683
ここで、[dm,n]は係数であり、[fm,n]は受光デバイスで読取った波形である。また、[hwb1dm(x)]は周期mの1次元半波整流波形である。
【0068】
データ再構成手段15では、係数データ502を接続することによりデータを再構成し、元のデータ501を得る。
【0069】
次に、図20および図21に示すフローチャートを参照して、上述した実施形態のデータ記録再生装置のデータ記録時およびデータ再生時の全体的な処理の流れについて説明する。
【0070】
まず、図20に示すフローチャートを参照して、データ記録時の処理について説明する。図1に示すデータ分割手段1は、記録媒体に記録するデータを受け取ると、この記録データを分割する(ステップS11)。この分割された各データは半波整流波形合成手段3に入力され、該半波整流波形合成手段3において各分割データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成する(ステップS13)。
【0071】
それから、記録パターン出力手段5において、半波整流波形合成手段3で合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力する(ステップS15)。この出力されたパターンは媒体書込み手段7で記録媒体に記録される(ステップS17)。
【0072】
次に、図21に示すフローチャートを参照して、データ再生時の処理について説明する。図2に示すデータ記録再生装置は、再生像読み出し手段11により記録媒体から再生像を読み出す(ステップS21)。この読み出した再生像は係数分離手段13に供給され、該再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出す(ステップS23)。それから、この取り出した係数からデータをデータ再構成手段15において再構成して出力する(ステップS25)。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録データを分割し、この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成し、この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力し、この出力されたパターンを記録媒体に記録するので、受光デバイスの素子を再生像に合わせるピクセルマッチングの操作を必要とせず、従って受光デバイスまたは記録媒体などを動かす駆動装置や駆動装置を制御するサーボ機能が必要なくなり、データ読取り装置の小型化および低価格化を容易に可能とするとともに、読取り命令をドライブに与えてからデータを読み出すまでにメカニカルな動作が入らず、ドライブのレイテンシを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るデータ記録再生装置の再生時の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すデータ記録再生装置のデータ記録時のデータフローを示す説明図である。
【図4】図2に示すデータ記録再生装置のデータ再生時のデータフローを示す説明図である。
【図5】図1に示すデータ記録再生装置におけるデータ位置と基底の対応を示す説明図である。
【図6】図1に示すデータ記録再生装置における1次元半波整流波形を示す図である。
【図7】図1に示すデータ記録再生装置における2次元半波整流波形を示す図である。
【図8】図1に示すデータ記録再生装置に使用されるLohmannの方法における光学系を示す図である。
【図9】図1に示すデータ記録再生装置に使用されるLohmannの方法における記録媒体の分解方法を示す図である。
【図10】図1に示すデータ記録再生装置に使用されるLohmannの方法における1つのセルの構造を示す図である。
【図11】図1に示すデータ記録再生装置で使用される八木の方法における光学系を示す図である。
【図12】図1に示すデータ記録再生装置で使用する八木の方法における記録媒体の分解方法を示す図である。
【図13】図1に示すデータ記録再生装置で使用する八木の方法における1つのセルの構造を示す図である。
【図14】図1に示すデータ記録再生装置で使用するフーリエ変換レンズを使用しない媒体書込み方法を示す図である。
【図15】図1に示すデータ記録再生装置で使用するフーリエ変換レンズを使用する媒体書込み方法を示す図である。
【図16】図1に示すデータ記録再生装置で使用するフーリエ変換レンズを使用しない再生像読み出し方法を示す図である。
【図17】図1に示すデータ記録再生装置で使用するフーリエ変換レンズを使用する再生像読み出し方法を示す図である。
【図18】図1に示すデータ記録再生装置における受光デバイスと再生像および再生像の基準位置を示す図である。
【図19】図1に示すデータ記録再生装置における再生像および再生像の基準位置の分割および対応を示す図である。
【図20】図1に示したデータ記録再生装置のデータ記録時の作用を示すフローチャートである。
【図21】図2に示したデータ記録再生装置のデータ再生時の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ分割手段
3 半波整流波形合成手段
5 記録パターン出力手段
7 媒体書込み手段
11 再生像読み出し手段
13 係数分離手段
15 データ再構成手段

Claims (4)

  1. ホログラムにより記録媒体にデータを記録するデータ記録再生装置であって、
    記録媒体に記録するデータを分割するデータ分割手段と、
    この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成する半波整流波形合成手段と、
    この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力する記録パターン出力手段と、
    この出力されたパターンを記録媒体に記録する媒体書込み手段と
    を有することを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. ホログラムにより記録媒体に記録されたデータを再生するデータ記録再生装置であって、
    記録媒体から再生像を読み出す再生像読み出し手段と、
    この読み出した再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出す係数分離手段と、
    この取り出した係数からデータを再構成するデータ再構成手段と
    を有することを特徴とするデータ記録再生装置。
  3. ホログラムにより記録媒体にデータを記録するデータ記録再生方法であって、
    記録媒体に記録するデータを分割するステップと、
    この分割された各データを周期の異なる半波整流波形の基底に割り当て、各基底に割り当てた分割データの値を各基底の係数とし、各基底と係数の各積を加算して合成するステップと、
    この合成された半波整流合成波形が再生像として得られるような記録媒体上の光の波面を発生させるパターンを出力するステップと、
    この出力されたパターンを記録媒体に記録するステップと
    を有することを特徴とするデータ記録再生方法。
  4. ホログラムにより記録媒体に記録されたデータを再生するデータ記録再生方法であって、
    記録媒体から再生像を読み出すステップと、
    この読み出した再生像の半波整流波形の合成波形から半波整流波形の係数を分離して取り出すステップと、
    この取り出した係数からデータを再構成するステップと
    を有することを特徴とするデータ記録再生方法。
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