JP3891998B2 - 電動機の回転数検出方法及び装置 - Google Patents

電動機の回転数検出方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3891998B2
JP3891998B2 JP2004158791A JP2004158791A JP3891998B2 JP 3891998 B2 JP3891998 B2 JP 3891998B2 JP 2004158791 A JP2004158791 A JP 2004158791A JP 2004158791 A JP2004158791 A JP 2004158791A JP 3891998 B2 JP3891998 B2 JP 3891998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sampling data
sampling
current waveform
motor
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004158791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005341744A (ja
Inventor
隆 清水
正樹 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP2004158791A priority Critical patent/JP3891998B2/ja
Publication of JP2005341744A publication Critical patent/JP2005341744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3891998B2 publication Critical patent/JP3891998B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

本発明は、電動機の回転数検出方法及び装置に関するものである。
電動機の回転数検出は、電動機の回転を直接検出する方法と間接的に検出する方法が用いられている。直接検出する方法は電動機の外部に羽や翼等をもっている場合に利用され、透過式センサで回転数を検出し、透過式センサが検出した信号をカウントする方法が知られている。また、電動機の回転軸部が覆われていて透過式センサでは回転が直接検出できない場合に、入力電流波形を検出しこれを周波数分析し回転数を求める方法が知られている。
特開2003−23796号公報
しかしながら実際の入力電流波形は、電動機の回転むら等が原因になって、周期が変動しており、入力電流波形をそのまま使用して回転数を検出する場合に、回転数の検出精度を上げることができない問題があった。
本発明の目的は、電動機への入力電流波形に基づいて従来よりも高い精度で検出できる電動機の回転数検出方法及び装置を提供することにある。
本発明は、電動機の入力電流波形に基づいて電動機の回転数を検出する電動機の回転数検出方法を対象とする。本発明の方法では、サンプリング・ステップと、シフト・ステップと、演算ステップと、正規化ステップと、回転数演算ステップにより電動機の回転数を検出する。サンプリング・ステップでは、所定のサンプル時間間隔Δtで入力電流波形をサンプリングして量子化したサンプリングデータを所定期間分採取し記憶する。シフト・ステップでは、サンプリングデータの全体を時間軸方向に一定の時間周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成する。また演算ステップでは、サンプリングデータと複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分の絶対値の和を演算する。正規化ステップでは、差分の絶対値の和の値を一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得る。ここでプロットとは、実際に正規化電流波形を作成するだけでなく、正規化電流波形を作成するためのデータを得る場合を含むものである。更に回転数演算ステップでは、正規化電流波形を周波数分析して得た高調波の基本周波数に基づいて演算により電動機回転数を決定する。
本発明の方法によれば、周期が変動する入力電流波形を正規化ステップで、周期性が強調された正規化電流波形を作成し、この周期性が強調された正規化電流波形を周波数分析して高調波の基本周波数を求めるため、従来と比べて回転数の演算精度を高めることができる。
なお演算ステップでの演算方法は、上記に限定されるものではない。例えば、サンプリングデータと複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分の二乗の和を演算するようにしてもよい。この場合には、次の正規化ステップでは、差分の二乗の和の値を一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得ればよい。このように差分の二乗の和の値を求めると、差分の絶対値の和を演算する前者の場合と比べて、正規化電流波形の周期性だけでなく波高値(または振幅値)も強調され、後の周波数分析において基本周波数を得る場合の分析精度が高くなり、その結果電動機の回転数の検出精度も高くなる。
なお、正規化電流波形の周波数分析は、その分析手法は特に限定されるものではない。しかしながら周波数分析をフーリエ変換を用いて行うと、比較的に簡単に且つ高い精度で周波数分析を行うことができる。
また、サンプリング・ステップで採取するサンプリングデータとしては入力電流波形の波高値(サンプリング毎の電流値または電流波形の振幅値)の相対値を用いることができる。相対値を用いると、後の演算が容易になり、演算処理がし易くなる。
回転数演算ステップで、回転数を演算する際に使用する演算式は任意である。たとえば、電動機がm極の直流電動機である場合には、基本周波数がf(Hz)であるときの電動機の毎分回転数Nは、N=(f/m)×60の演算式で求めることができる。この式によれば正確に回転数の演算を行うことができる。
本発明の方法を実施する電動機の回転数検出装置は、サンプリング記憶手段と、シフトサンプリングデータ作成記憶手段と、演算記憶手段と、正規化手段と、基本周波数検出手段と、回転数演算手段とから構成することができる。サンプリング記憶手段は、所定のサンプル時間間隔Δtで入力電流波形をサンプリングして量子化したサンプリングデータを所定期間分採取して記憶するように構成する。またシフトサンプリングデータ作成記憶手段は、サンプリングデータの全体を時間軸方向に一定の時間周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成して記憶するように構成する。演算記憶手段は、サンプリングデータと複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分の絶対値の和を演算して記憶するように構成する。そして正規化手段では、差分の絶対値の和の値を一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得るように構成する。また基本周波数検出手段により、正規化電流波形を周波数分析して高調波の基本周波数を求めるように構成する。回転数演算手段は、基本周波数に基づいて電動機回転数を演算により決定するように構成する。本発明の電動機の回転数検出装置によれば、本発明の方法を簡単に実現することができる。なお演算記憶手段を、サンプリングデータと複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分の二乗の和を演算して記憶するように構成し、正規化手段では、差分の二乗の和の値を一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得るようにしてもよい。
本発明によれば、周期性の高い正規化電流波形の周波数分析結果より得られた基本周波数から電動機の回転数を算出するため、従来よりも電動機の回転数を正確に検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の方法を実施する本発明の電動機の回転数検出装置の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の回転数検出装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。また図2は、図1の実施の形態の主要部をコンピュータを用いて実現する場合に用いるソフトウエアのアルゴリズムを示すフローチャートである。図1において、符号1で示したブロックは、電動機に入力される入力電流波形を測定する入力電流測定手段である。入力電流測定手段1としては、変流器等の公知の電流検出センサを用いることができる。図3には、入力電流測定手段1により測定した電動機の入力電流波形の一例を示してある。図3において、横軸は時間を表し縦軸は電流値を表している。また図6(A)には、入力電流波形の拡大図を示してある。
入力電流測定手段1により測定された電流波形は、サンプリング記憶手段3によりサンプリングされて記憶される。サンプリング記憶手段3は、サンプリング手段5とサンプリングデータ記憶手段7とから構成されている。サンプリング手段5は、測定した電流波形から、図6(A)に示すように0.293ms間隔で入力電流波形の波高値(サンプリング時の振幅値)を測定し、これを量子化してサンプリングする。そしてサンプリングされて量子化された波高値は、サンプリングデータ記憶手段7に記憶される。
サンプリングデータ記憶手段7に記憶された波高値のサンプリングデータは、シフトサンプリングデータ作成記憶手段9に入力される。シフトサンプリングデータ作成記憶手段9は、シフトサンプリングデータ作成手段11とシフトサンプリングデータ記憶手段13とから構成される。シフトサンプリングデータ作成手段11は、サンプリングデータ記憶手段7に記憶されている量子化された波高値のサンプリングデータの全体を時間軸方向に一定の時間周期で順次シフトさせて、複数のシフトサンプリングデータを作成する。図4(A)には、理解を容易にするために、サンプリングデータAに基づいて順次シフトして得たシフトサンプリングデータB,C,D…を波形として表した図が示されている。なお実際には、これらのデータは単なるデータ値としてシフトサンプリングデータ記憶手段13に記憶されている。
演算記憶手段15は第1の演算手段17と第1の記憶手段19とにより構成されている。第1の演算手段17は、サンプリングデータ記憶手段7に記憶されている量子化されている波高値のサンプリングデータ[例えば図4(A)の波形Aのデータ]と、シフトサンプリングデータ記憶手段13に記憶されている複数のシフトサンプリングデータ[例えば図4(A)の波形B,C,D…のデータ]それぞれについて差分の絶対値の和を求める。差分の絶対値の和を求めることは、概念的には、サンプリングデータに基づく波形と各シフトサンプリングデータに基づく波形とによって囲まれた領域の面積に比例した値を求めることを意味する。差分の絶対値の和は、徐々に増加し、サンプリングデータとシフトサンプリングデータとの位相差が180度になった状態で、最大値となり、以後徐々に減少してサンプリングデータとシフトサンプリングデータとの位相が180度ずれた状態で0となる。このような複数の差分の絶対値の和の演算結果が、各シフトサンプリングデータに対応して第1の記憶手段19に記憶されている。正規化手段21は、第1の記憶手段19に記憶されている差分の絶対値の和の演算結果を、一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得る。
図4を参照してサンプリングデータと複数のシフトサンプリングデータからの差分の絶対値の和の演算結果に基づいて、正規化電流波形を求める具体的な方法を説明する。前述のように図4(A)において、波形Aはサンプリングデータである。波形Bはサンプリングデータ波形Aをサンプル時間間隔Δtだけシフトして得られた1回目のシフトサンプリングデータである。同様に波形Cは、波形Aのサンプリングデータをサンプル時間間隔Δtの2倍の時間シフトして得られた2回目のシフトサンプリングデータである。同様に波形Dは、波形Aのサンプリングデータをサンプル時間間隔Δtの3倍の時間シフトして得られた3回目のシフトサンプリングデータである。以下同様に波形nは波形Aのサンプリングデータをサンプル時間間隔Δtをn倍した時間だけシフトして得られたn回目のシフトサンプリングデータである。これらのデータは、シフトサンプリングデータ記憶手段13に記憶されている。
正規化電流波形は、これらの複数のシフトサンプリングデータと波形Aのサンプリングデータとの差分の絶対値の和の演算結果をプロットして求める。図4(B)には、正規化電流波形の一例を示している。第1の演算手段17は、サンプリングデータ波形Aとシフトサンプリングデータ波形Bとから、サンプル時間間隔Δtと同一の時間間隔で差分の絶対値HB1=|A−B|を求める。同様にサンプル時間間隔Δtの時間間隔の2倍の差分の絶対値HB2=|A−B|を求める。以下同様にサンプル時間間隔Δtの時間間隔のn倍まで差分の絶対値HBn=|A−B|を求める。これら差分の絶対値HB1、HB2・・・HBnの値から、n個の差分の絶対値の合計すなわち和HB(1〜n)=Σ|A−B|を求める。HB(1〜n)=Σ|A−B|は、第1の記憶手段19に記憶される。このような演算をシフトサンプリングデータCについても同様に行い、差分の絶対値HC(1〜n)=Σ|A−C|を求めて第1の記憶手段19に記憶する。以下同様に、シフトサンプリングデータnについても同様に演算を行い差分の絶対値Hn(1〜n)=Σ|A−n|を求めて第1の記憶手段19に記憶する。
第1の記憶手段19に記憶されたこれら差分の絶対値の演算結果HB(1〜n)・HC(1〜n)・・・Hn(1〜n)を、正規化手段21は図4(B)に概念的に示すようにプロットして正規化電流波形を得る。このようにして求めた正規化電流波形は、入力電流波形と比べて周期性が強調された波形となる。このように正規化電流波形を演算により求めることにより、入力電流波形が周期性の弱いものすなわち周期にバラツキがあるものであっても、入力電流波形に基づいても、周期性が強調された波形を得ることができることがわかる。図5(A)は、周期にバラツキのある入力電流波形の一例を示しており、図5(B)は図5(A)の波形に基づいて、正規化手段21により得た正規化電流を示している。同様に、図6(A)には、サンプリングにより求めた実際の入力電流波形の一例を示しており、図6(B)は図6(A)に示した入力電流波形のデータに基づいて上記実施の形態により実際に正規化して得た正規化電流波形を示している。図6より明らかなように、入力電流波形は高調波成分が多く含まれているため波形が歪んでいて、周期にバラツキが生じている。それに比べて、正規化電流波形は周期性が強調されており、周期に大きなバラツキは生じていない。
図1に戻って、周波数分析手段23は、正規化手段21により求めた正規化電流波形を周波数分析する。本実施の形態では、周波数分析手段23はフーリエ変換を用いて正規化電流波形の周波数分析を実施する。図6(B)に示した正規化電流波形を周波数分析手段23によりフーリエ変換で周波数分析した結果を図7に示す。図7の周波数分析結果から分かるように基本周波数fが明確に現れている。
回転数演算手段25は、周波数分析手段23により周波数分析して得た高調波の基本周波数fに基づいて、回転数を演算により求める。回転数演算手段25では、電動機がm極の直流電動機である場合に、周波数分析手段23により求めた基本周波数がf(Hz)であるとすると、電動機の毎分回転数Nを、N=(f/m)×60の演算式で求める。なお回転数演算手段25により求めた回転数の検出精度が、入力電流波形をそのまま周波数分析して得た基本周波数に基づいて得た回転数に比べて、高くなることが試験により確認されている。
次に、図2に示す、本発明の方法を図1の実施の形態においてコンピュータを用いて実現する場合に用いるソフトウエアのアルゴリズムを参照しながら本発明の方法の実施の形態を説明する。まず電動機の入力電流測定を行う(ステップS1)。電動機への入力電流測定は、所定のサンプル時間間隔Δt経過毎に電流波形を測定する(ステップS2)。サンプル時間間隔Δt毎に測定する入力電流測定回数がn回に達したか否かを判定する(ステップS3)。入力電流測定回数がn回に達するまで、入力電流測定(ステップS1)を繰り返す。入力電流測定回数がn回に達すると、サンプリングデータの取得を終了する(ステップS4)。このときのサンプリング取得データを図3に示す。
サンプリングデータ取得完了後、サンプリングデータの全体を時間軸方向にサンプル時間間隔Δtに等しい一定の時間周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成し記憶する(ステップS5)。記憶したサンプリング取得データと複数のシフトサンプリングデータとを用い、サンプリング取得データとシフトサンプリングデータとの差分の絶対値の和(図4(A)、(B))を演算する(ステップS6)。差分の絶対値の和の演算は、複数のシフトサンプリングデータすべてについて行う。演算された差分の絶対値の和の演算データから、正規化電流波形を作成する(ステップS7)。正規化電流波形を周波数分析して、高調波の基本周波数fを求める(ステップS8)。電動機の回転数は、回転数演算出力で高調波の基本周波数fにより回転数を演算し出力する(ステップS9)。
また演算記憶手段15を、サンプリングデータと複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分の二乗の和を演算して記憶するように構成し、正規化手段では、差分の二乗の和の値を一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得るようにしてもよい。図8には、この場合に用いるソフトウエアのアルゴリズムを示すフローチャートを示している。図8においては、図2に示したフローチャートに付した符号の数に10の数を加えた符号を付してある。図8のフローチャートと図2のフローチャートとは、図2のステップS6と図8のステップS16とが異なるだけで、他のステップは同一である。よって、図2と異なるステップS16について説明する。ステップS16では、サンプリングデータとシフトサンプリングデータの差分の二乗を求める。サンプリングデータとシフトサンプリングデータの差分の二乗の和の演算により求めても、図2のフローチャートと同様に正規化電流波形を得ることができる。具体的には、サンプリングデータ波形Aと、シフトサンプリングデータBからは、サンプル時間間隔Δtと同一の時間間隔で差分の二乗HB1’=(A−B) を求める。同様にサンプル時間間隔Δtの2倍の時間間隔の差分の二乗HB2’=(A−B) を求める。以下同様にサンプル時間間隔Δtのn倍の時間間隔の差分の二乗HBn’=(A−B) を求める。差分の二乗HB1’、HB2’・・・HBn’の値から、n個の差分の二乗の合計HB(1〜n)’=Σ(A−B) (1〜n)を求める。この演算をシフトサンプリングデータCについても同様に行いHC(1〜n)’=Σ(A−C) (1〜n)を求める。以下同様に、シフトサンプリングデータnについても同様に演算を行いHn(1〜n)’=Σ(A−n) (1〜n)を求める。この演算結果HB(1〜n)’・HC(1〜n)’・・・Hn(1〜n)’をプロットすると正規化電流波形が得られる。この方法で得られた正規化電流波形で周波数分析をすることによって得た基本周波数周波数fから得た電動機の毎分回転数Nは、図2のフローチャートで求めた電動機の毎分回転数よりもより演算精度が高いことが確認されている。
なお、上記実施の形態では、直流電動機の入力電流波形に基づいて正規化電流波形を演算し回転数を求めているが、本発明は直流電動機以外の他の電動機の回転数の検出にも当然にして用いることができるのは勿論である。
本発明の回転数検出装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の回転数検出装置の実施の形態をコンピュータを用いて実現する場合に用いるソフトウエアのアルゴリズムを示すフローチャートである。 直流電動機の入力電流波形である。 (A)はサンプリングデータと複数のシフトサンプリングデータ波形の一例を示す図であり、(B)は正規化電流波形の一例を示す図である。 (A)及び(B)は入力電流波形と正規化電流波形の他の例を示す図である。 (A)は実際の入力電流波形のサンプリングデータを示す図であり、(B)は図6(A)の波形を正規化した正規化電流波形を示す図である。 正規化電流波形の分析結果を示す図である。 本発明の回転数検出方法を実現するために用いる他のソフトウエアのアルゴリズムを示すフローチャートである。
符号の説明
1 入力電流測定手段
3 サンプリング記憶手段
5 サンプリング手段
7 サンプリングデータ記憶手段
9 シフトサンプリングデータ作成記憶手段
11 シフトサンプリングデータ作成手段
13 シフトサンプリングデータ記憶手段
15 演算記憶手段
17 第1の演算手段
19 第1の記憶手段
21 正規化手段
23 周波数分析手段
25 回転数演算手段

Claims (7)

  1. 電動機の入力電流波形に基づいて前記電動機の回転数を検出する電動機の回転数検出方法において、
    所定のサンプル時間間隔Δtで前記入力電流波形をサンプリングして量子化したサンプリングデータを所定期間分採取するサンプリング・ステップと、
    前記サンプリングデータの全体を時間軸方向に一定の時間周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成するシフト・ステップと、
    前記サンプリングデータと前記複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分の絶対値の和を演算する演算ステップと、
    前記差分の絶対値の和の値を前記一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得る正規化ステップと、
    前記正規化電流波形を周波数分析して得た高調波の基本周波数に基づいて演算により前記回転数を決定する回転数演算ステップとからなる電動機の回転数検出方法。
  2. 電動機の入力電流波形に基づいて前記電動機の回転数を検出する電動機の回転数検出方法において、
    所定のサンプル時間間隔Δtで前記入力電流波形をサンプリングして量子化したサンプリングデータを所定期間分採取するサンプリング・ステップと、
    前記サンプリングデータの全体を時間軸方向に一定の時間周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成するシフト・ステップと、
    前記サンプリングデータと前記複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分を二乗した値を演算する演算ステップと、
    前記差分を二乗した値を前記一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得る正規化ステップと、
    前記正規化電流波形を周波数分析して得た高調波の基本周波数に基づいて演算により前記回転数を決定する回転数演算ステップとからなることを特徴とする電動機の回転数検出方法。
  3. 前記周波数分析をフーリエ変換により行うことを特徴とする請求項1または2に記載の電動機の回転数検出方法。
  4. 前記サンプリング・ステップは前記入力電流波形の波高値の相対値を前記サンプリングデータとして採取する請求項1または2に記載の電動機の回転数検出方法。
  5. 前記電動機がm極(mは4以上の整数)の直流電動機であり、前記基本周波数がf(Hz)であるときに、前記電動機の毎分回転数NをN=(f/m)×60の演算式で求めることを特徴とする請求項1または2に記載の電動機の回転数検出方法。
  6. 電動機の入力電流波形に基づいて前記電動機の回転数を検出する電動機の回転数検出装置であって、
    所定のサンプル時間間隔Δtで前記入力電流波形をサンプリングして量子化したサンプリングデータを所定期間分採取して記憶するサンプリング記憶手段と、
    前記サンプリングデータの全体を時間軸方向に一定の時間周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成して記憶するシフトサンプリングデータ作成記憶手段と、
    前記サンプリングデータと前記複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分の絶対値の和を演算して記憶する演算記憶手段と、
    前記差分の絶対値の和の値を前記一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得る正規化手段と、
    前記正規化電流波形を周波数分析して高調波の基本周波数を求める基本周波数検出手段と、
    前記基本周波数に基づいて前記回転数を演算により決定する回転数演算手段とからなる電動機の回転数検出装置。
  7. 電動機の入力電流波形に基づいて前記電動機の回転数を検出する電動機の回転数検出装置であって、
    所定のサンプル時間間隔Δtで前記入力電流波形をサンプリングして量子化したサンプリングデータを所定期間分採取して記憶するサンプリング記憶手段と、
    前記サンプリングデータの全体を時間軸方向に一定の時間周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成して記憶するシフトサンプリングデータ作成記憶手段と、
    前記サンプリングデータと前記複数のシフトサンプリングデータのそれぞれとの差分を二乗した値を演算して記憶する演算記憶ステップと、
    前記差分を二乗した値を前記一定の時間周期でプロットして正規化電流波形を得る正規化手段と、
    前記正規化電流波形を周波数分析して高調波の基本周波数を求める基本周波数検出手段と、
    前記基本周波数に基づいて前記回転数を演算により決定する回転数演算手段とからなる電動機の回転数検出装置。
JP2004158791A 2004-05-28 2004-05-28 電動機の回転数検出方法及び装置 Expired - Fee Related JP3891998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004158791A JP3891998B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 電動機の回転数検出方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004158791A JP3891998B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 電動機の回転数検出方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005341744A JP2005341744A (ja) 2005-12-08
JP3891998B2 true JP3891998B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=35494683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004158791A Expired - Fee Related JP3891998B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 電動機の回転数検出方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3891998B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009261102A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Jtekt Corp モータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005341744A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7779690B2 (en) Vibrating wire sensor using spectral analysis
Feldbusch et al. Vibration analysis using mobile devices (smartphones or tablets)
US9625503B2 (en) Method and device for analysing the quality of the electrical energy in a three-phase electric network
Diao et al. An interpolation algorithm for discrete Fourier transforms of weighted damped sinusoidal signals
US6087796A (en) Method and apparatus for determining electric motor speed using vibration and flux
CN102661782B (zh) 一种超低频振动参数量值的快速测量方法
CN106768757B (zh) 基于变采样率采样的振动台超低频正弦扫频信号幅值识别方法
CN111487318B (zh) 一种时变结构瞬时频率提取方法
JP3313028B2 (ja) 張力のかかっているケーブルの曲げ剛性及び張力の測定方法
US8918301B2 (en) Motor condition inspection method and motor characteristic inspecting device
JP5712255B2 (ja) フーリエ解析による周波数測定方法および周波数測定装置
Schwarz et al. Measurements required for displaying operating deflection shapes
US20210199492A1 (en) Determination of Machine Rotational Speed based on Vibration Spectral Plots
JP3891998B2 (ja) 電動機の回転数検出方法及び装置
JP2007085733A (ja) 圧電インピーダンス測定法を用いた構造物健全度評価システムおよび構造物健全度評価方法
JP2008058114A (ja) 電力計
Wang An fully-automated measurement system for identifying magnetization characteristics of switched reluctance motors
US6789028B2 (en) Method, system, and computer-readable medium for sensorless measurement of induction machine rotor bar pass frequency
CN108414217A (zh) 齿轮箱噪音测试系统
JP2005156448A (ja) 建物の動的耐震性能及び耐震補強後の耐震性能評価方法
JPH0627862B2 (ja) 表層地盤特性検出装置
US20040111223A1 (en) Method for examining structures having high natural vibration frequency using alternating manual vibration-exciting method
Gillich et al. Problem of detecting damage through natural frequency changes
RU2486529C2 (ru) Способ совместного измерения частоты, амплитуды, фазы и начальной фазы гармонического сигнала
JP2020118496A (ja) 振動分析装置、振動分析方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees