JP3891052B2 - 制御信号送信機および楽音制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏参加者と電子楽器や音源装置との間に介在して演奏参加者の動作に応じた信号を出力する制御信号送信機と、これを用いた楽音制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子楽器においては、音色、音高、音量および効果の4つのパラメータが決まると、所望の楽音を発音することができる。また、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)ソースなどの音響情報を再生する音源装置では、テンポ、音量および効果の3つのパラメータが決まると所望の楽音を再生することができる。
【0003】
そこで、利用者と電子楽器や音源装置との間に制御システムを設け、利用者の操作に応じてパラメータを決定するようにすれば、発生される楽音を制御することが可能となる。従来より、利用者の動きを検知して楽音制御のためのパラメータを生成し、当該パラメータによって電子楽器や音源装置から発生される楽音を制御するシステムが提案されている。このシステムは、演奏装置と動きを計測するセンサが組み込まれた制御信号送信機とを備えている。利用者が制御信号送信機と手に持って何等かの動作を行うと、その動きに応じた信号が演奏装置に出力され、演奏装置が信号に応じた楽音信号を生成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、センサ部の種類は、高さ方向の動きのみを計測するものや、縦・横・高さといった3方向の動きを計測するもの等、多様であり、状況に応じてセンサ部を使い分けたいといった要望がある。
【0005】
例えば、2軸の動きを検出するセンサ部が装着された制御信号送信機は、楽音の指揮に使用する場合には何ら問題はない。指揮動作は、基本的に上下左右運動を中心に構成されているため、2軸の動きを検出するセンサ部で十分に計測することができ、楽音制御に必要な信号を生成できるからである。
【0006】
しかし、例えば、剣舞など立体的な動作を伴う用途においては、2軸の動作を検出するセンサ部の利用、すなわち上下左右方向の運動の検出のみでは十分な制御信号の生成ができない。したがって、所望の楽音制御に十分な信号を生成するためには、3軸の動きを検出するセンサ部を装着した制御信号送信機を使用しなければならない。
【0007】
上述のような問題であれば、予め多数の軸の動きを検出するセンサ部が装着された制御信号送信機を利用することで解決することも可能であるが、それでも、利用者が楽音を心拍数や皮膚抵抗などの生体情報によって制御することは決してできない。運動量を検出するセンサ部で、生体情報を検出することはできないからである。この場合は、所望の制御に最適な信号を生成することのできるセンサ部を制御信号送信機に装着することが必要になる。
【0008】
しかしながら、従来の楽音制御システムにおいては、制御信号送信機にはセンサ部が組み込まれているので、ある制御信号送信機を選択するとセンサ部の種類が一意に決まってしまい、利用者は楽音制御のために計測することのできる信号を選択することができなかった。そのため、所望する演出状況に合わせて制御信号送信機を選択するのではなく、制御信号送信機に合わせて演出状況を考えなければならなくなるといった問題があった。
【0009】
あるいは、演出状況に応じて、複数の制御信号送信機を使い分ける必要があり、楽音制御システムのコストパフォーマンスが低下するとともに、制御信号送信機の使い分けによって利用者に違和感を持たせてしまうといった問題もあった。
【0010】
上記の問題に鑑みて、本発明は、電子楽器や音源装置に送信可能な制御信号が選択可能として最適な演出効果を企図できる制御信号送信機と、当該制御信号送信機によって送信される信号に基づき楽音に所望の効果を付与する楽音制御システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の制御信号送信機は、センサ部と本体部とを備えた制御信号送信機であって、前記センサ部は、利用者の身体の状態を検出し、状態信号を出力する検出部と、状態信号を外部に出力する第一接続部とを有し、前記本体部は、前記第一接続部と分離可能に接続される第二接続部と、状態信号を送信する状態信号送信部とを有することを特徴とする。
【0012】
かかる制御信号送信機により、制御信号送信機に装着することのできるセンサを、利用者が選択できるようになる。したがって、制御信号送信機によって、多様な状態を選択的に計測することが可能となる。
【0013】
例えば、制御信号送信機によって、舞踊や演劇における身振りなどの動作を検出したい場合は、動作を検出するセンサを制御信号送信機に装着し、動作に対応した信号を生成するよう制御信号送信機を構成すればよい。
【0014】
また、制御信号送信機によって、脈拍、体温、皮膚間抵抗、脳波、呼吸乃至眼球移動などの、所謂生体情報の検出を利用者が所望する場合は、生体情報を検出するセンサを制御信号送信機に装着し、生体情報に対応した信号を生成するよう制御信号送信機を構成してもよい。
【0015】
さらに、楽音制御に係る検出信号を複数計測したい場合も考えられる。その場合は、制御信号送信機に複数のセンサを接続することを可能とすべく、センサの接続部を複数備える構成としてもよい。
【0016】
また、本発明に係る楽音制御システムは、前記制御信号送信機と、楽音制御装置とを備え、前記楽音制御装置は、前記制御信号送信機から送信される前記状態信号を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記状態信号に基づいて楽音信号を生成する制御部とを備えることを特徴とする。
【0017】
かかる楽音制御システムにより、制御信号送信機の検出した信号に基づき、楽音制御装置によって生成される楽音を制御し、多彩に効果づけされた楽音を出力することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
[1.第1実施形態]
[1−1.第1実施形態の構成]
図1は、第1実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、第1実施形態の楽音制御システムSYSは、制御信号送信機1Tと、音源システム1Mと、端末装置2と、スピーカシステム3と、を備えている。
【0019】
この楽音制御システムSYSにおいては、利用者が制御信号送信機1Tを把持し、例えば踊ったり、指揮動作を行ったり、といった何らかの動作を取ると、制御信号送信機1Tはその動作に対応したセンサデータSDを音源システム1Mへと送信し、音源システム1MはセンサデータSDに基づいて楽音データMDを生成し、これをスピーカシステム3に出力するようになっている。
【0020】
図2は、制御信号送信機1Tの外観構成を示す斜視図である。図2に示すように、制御信号送信機1Tは、送信機本体SHと、該送信機本体SHに着脱可能なセンサ部SSとを備えている。
【0021】
送信機本体SHには、スイッチ14が備わっている。送信機本体SHには、多種多様なセンサ部SSを装着することが可能なため、利用者はスイッチ14を操作して、センサ部SSとしてどのようなセンサが装着されているかを指定する。スイッチ14には、「2」や「3」などと記された複数のボタン(図示せず)が備えられており、各ボタンには表示の数を2進数に変換したデータが対応付けられている。
【0022】
そして、センサ部SSと送信機本体SHとは、コネクタ部CNを介して固着できるように構成されている。
図3は、コネクタ部CNの形状を拡大して示した斜視図である。図3に示すように、センサ部SSはピンジャックPJを備え、一方、送信機本体はプラグPGを備えている。ピンジャックPJをプラグPGに挿入することで、センサ部SSから送信機本体SHへ、信号を送信できるようになる。
【0023】
センサ部SSの端部の外周壁にはネジ山が形成される一方、送信機本体SHの端部の内周壁にはネジ溝が形成されている。センサ部SSを図3における矢印aの方向に、送信機本体SHを図3における矢印bの方向にそれぞれ回転させることにより、センサ部SSと送信機本体SHとが固着される。その結果、例えば、利用者が制御信号送信機1Tを激しく振り回すなどの動作をとった場合でも、センサ部SSと送信機本体SHとが離れてしまうことがなくなる。
【0024】
また、センサ部SSを図3に示す矢印bの方向に、送信機本体SHを図3に示す矢印aの方向に、それぞれ回転させることにより、コネクタ部CNが緩み、センサ部SSを送信機本体SHから外すことができる。
【0025】
センサ部SSと送信機本体SHとは着脱可能であるため、送信機本体SHには、係合可能なコネクタ部CNを備えたセンサ部SSであれば、どのようなセンサ部SSでも装着することができる。したがって、演出状況に応じてセンサ部SSを適宜選択し、使用することができるようになっている。
【0026】
例えば、動きの速い幼児と、ゆっくりした動きの高齢者とが、同じセンサ部SSを装着した制御信号送信機1Tを利用すると、楽音の制御が首尾良く行かない場合がある。なぜならば、同一のセンサ部SSを装着した制御信号送信機1Tを使用した場合、早い動きによって生成される信号の波形と、ゆっくりした動きによって生成される信号の波形とは異なったものになるため、楽音にかけられる制御もまた異なってしまうからである。
【0027】
この場合、動きの素早い幼児が把持する制御信号送信機1Tには、比較的ゆっくりと反応するセンサ部SSを装着し、高齢者の把持する制御信号送信機1Tに、比較的素早く反応するセンサ部SSを装着するといったように、利用者にあわせてセンサ部SSを選択すると、利用者の動作によって生成される信号の波形が近似してくるため、その信号に基づいた楽音の制御にもまとまりが出るようになる。
【0028】
また、演出効果によってセンサ部SSを使い分けることも可能である。例えば、ハワイアンなどのスローな音楽に合わせて楽音を制御する場合には、比較的反応のゆっくりしたセンサ部SSを利用し、ハードロックなどテンポの早い音楽に合わせた楽音制御を行う場合には、制御信号送信機1Tに比較的反応の早いセンサ部SSを装着する、といった使い分けを行うこともできる。
【0029】
図4は、センサ部SSおよび送信機本体SHの電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、送信機本体SHは、計測回路30と、A/Dコンバータ31と、データ処理回路32と、送信回路33とを備えており、送信機本体SHには、センサ部SSが装着される。
【0030】
この例では、センサ部SSに歪ゲージ10を用いるものとする。歪ゲージ10には、その形状が変化すると、抵抗値が変化量に応じて変化するといった性質がある。したがって、利用者が制御信号送信機1Tを把持して、何らかの動作をとると、歪ゲージ10の抵抗値が変化する。
【0031】
計測回路30は、センサ部SSの性質の変化を計測する。計測回路30は、抵抗100を備えており、この抵抗100の値と、センサ部SSの抵抗10の値と、電圧電源Vccとから、点pの電圧値を計測する。ここで、抵抗10の値をr、抵抗100の値をRとすると、点pの電圧値は、式(1)によって与えられる。
Vcc×r/(r+R)…(1)
点pの電圧値が動作信号MSを示す値となる。計測回路30は、動作信号MSを、A/Dコンバータ31へと出力する。
【0032】
A/Dコンバータ31は、アナログ信号をデジタル信号に変換する回路である。A/Dコンバータ31は、動作信号MSを量子化したデジタルデータTMPを、データ処理回路32に出力する。
【0033】
データ処理回路32は、A/Dコンバータ31から受け取ったデジタルデータTMPと、スイッチ14の設定状態により決定されるスイッチビットSWBに基づいて、センサデータSDを合成する回路である。
ここで、センサデータSDのフォーマットについて説明する。
図5は、センサデータSDのフォーマットの一例を示す説明図である。図5に示すように、センサデータSDには、データビットDBと、スイッチビットSWBとが含まれている。この例では、センサデータSDのビット幅はmとする。
【0034】
データビットDBは、A/Dコンバータ31から出力されたデジタルデータTMPにより構成されている。また、スイッチビットSWBは、利用者がスイッチ14を操作して決定するビットであり、データビットDBが、何軸の動きに対応しているかを示している。
【0035】
図4の例では、センサ部SSは、1枚の歪ゲージ10を備えている。よって、当該センサ部SSの電気的変化に基づいて生成される動作信号MSは、1軸の動きを示したものになる。したがって、図5の例に示すデータビットDBも1軸の動きを示したデータになる。この場合、スイッチビットSWBの値は“001”となる。
【0036】
ところで、センサ部SSは着脱可能であるため、2軸の動きや3軸の動きを検出するセンサ部SSを装着する場合も考えられる。その場合、データビットDBには、複数軸の動きに基づいたデータが含まれることになる。
【0037】
そこで、2軸の動きを検出するセンサ部SSが装着されている場合には、スイッチビットSWBの値は“010”となり、3軸の動きを検出するセンサ部SSが装着されている場合には、“011”となる。
【0038】
本実施形態では、スイッチビットSWBとして、センサデータSDのMSBから3ビットを割り当てている。したがって、データビットDBには、8軸までの動きに対応したデータを含ませることができるようになっている。
【0039】
送信回路33は、センサデータSDに基づいてキャリアを変調し、変調信号MODをアンテナ(図示せず)を介して音源システム1Mへと送信する。
【0040】
次に、音源システム1Mについて説明する。
音源システム1Mは、制御信号送信機1Tから送信された変調信号MODを受信し、当該変調信号MODを復調してセンサデータSDを再生する。そして、音源システム1Mは、再生したセンサデータSDを解析し、解析結果にしたがって、楽音データMDを出力する。
【0041】
図6は、音源システム1Mの電気的構成を示すブロック図である。
音源システム1Mは、受信部20と、制御部21と、記憶部22と、音源部23と、MIDIインターフェイス24とを備えている。
【0042】
受信部20は、受信アンテナ200と、アンテナ分配回路201と、受信処理回路202とを備えており、制御信号送信機1Tとの間で無線通信を行う。アンテナ分配回路201は、制御信号送信機1Tのキャリア周波数に同調し、受信アンテナ200を介して、変調信号MODを受信する。受信処理回路202は、変調信号MODを復調し、センサデータSDを再生する。
【0043】
制御部21は、ROM210と、CPU211と、RAM212とを備えている。
ROM210は不揮発性のメモリであり、そこには音源システム1Mを制御するための所定の制御プログラム、MIDIデータの再生制御に関する処理プログラム、効果パラメータ決定のためのプログラムなどが格納されている。CPU211は、音源システム1Mの各構成部分を制御する制御中枢として機能するとともに、所定のプログラムにしたがって、センサデータSDを解析し、その解析結果に基づいて、複数のMIDIデータの中から再生するものを決定し、さらに音響効果を付与するためのパラメータを決定する。RAM212は、データを一時的に格納するなど、CPU211の作業領域として用いられる揮発性のメモリである。
【0044】
音源部23は、音源装置230と、エフェクタ231とを備えている。音源装置230には、予め多数のMIDIデータが記憶されており、制御部21の制御の下に指定されたMIDIデータを楽音データMDに変換する。エフェクタ231は、音源装置230から出力される楽音データMDに、ディレイやリバーブなどの音響効果を付与する。
【0045】
記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、コンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ(CD−ROM)ドライブ、フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)、光磁気(MO)ディスクドライブ、ディジタル多目的ディスク(DVD)ドライブなどの記憶装置からなっており、各種制御プログラムや各種データを記憶することができる。
したがって、MIDIデータ再生制御など各種処理に必要なプログラムやデータなどは、ROM210に記憶するだけでなく、記憶部22からRAM212に読み出すことができる。
また、上述のように各種処理に必要なプログラムやデータは、端末装置2に記憶しておき、必要に応じて音源システム1Mに取りこむようにしてもよい。
【0046】
MIDIインターフェイス24は、他のMIDI機器を接続するためのインターフェイスである。他のMIDI機器を接続することにより、音源部23の機能を、他のMIDI機器に割り当てることも可能である。
【0047】
スピーカシステム3は、音源部23にて生成された楽音データMDをD/A変換した後、放音するシステムである。
以上が、第1実施形態の構成である。
【0048】
[1−2.第1実施形態の動作]
次に、第1実施形態の楽音制御システムSYSの動作について述べる。
[1−2−1:通常の動作]
図7は、楽音制御システムSYSの動作を示すフローチャートである。この例では、制御信号送信機1Tには1枚の歪ゲージ10から構成された1軸のセンサ部SSが装着されているものとする。
【0049】
まず、利用者が制御信号送信機1Tを把持し、何らかの身体動作を行ったとする。例えば、利用者が制御信号送信機1Tを把持して踊ったとすると、利用者の動作にしたがって、センサ部SSに内蔵される歪ゲージ10の抵抗値rが変化することとなる。計測回路30はピンジャックPJを介して歪ゲージ10に接続されており、抵抗値rの変化に応じて、動作信号MSを生成する(ステップs101)。
【0050】
ステップs101において生成された動作信号MSがA/Dコンバータ31に供給されると、A/Dコンバータ31は、動作信号MSを量子化し、デジタルデータTMPに変換する(ステップs102)。そして、A/Dコンバータ31は、デジタルデータTMPを、データ処理回路32に出力する。
【0051】
ここで、データ処理回路32は、利用者がスイッチ14において現在選択しているボタンに対応付けられた2進数のデータをスイッチビットSWBとする一方、デジタルデータTMPをデータビットDBとしてセンサデータSDを合成する(ステップs103)。
【0052】
センサデータSDが送信回路33に供給されると、送信回路33は、センサデータSDに基づいて所定周波数のキャリアを変調して変調信号MODを生成し、当該変調信号MODを、図示せぬアンテナを介して、音源システム1Mへと送信する(ステップs104)。
【0053】
次に、音源システム1Mの受信部20において、受信アンテナ200およびアンテナ分配回路201を経由して、変調信号MODが受信処理回路202へ供給されると、受信処理回路202は、変調信号MODを復調し、センサデータSDを再生する(ステップs105)。
【0054】
すると、CPU211が、センサデータSDを、一旦RAM212にロードする。そして、ROM210に記憶されたプログラムに従い、センサデータSDを解析し、発音すべきMIDIデータと、当該MIDIデータに付与すべき効果を示すパラメータの値とを決定する(ステップs106)。そして、解析結果を、音源部23に出力する。
【0055】
センサデータSDの解析結果をもとに、音源部23では、音源装置230が再生すべきMIDIデータを選択して楽音データMDに変換し、楽音データMDをエフェクタ231に出力する。エフェクタ231では、ステップs106において決定されたパラメータの値に基づいて楽音データMDに音響効果を付与して、スピーカシステム3に出力する(ステップs107)。
楽音データMDを受け取ったスピーカシステム3は、楽音データMDをD/A変換した後、放音する。
【0056】
[1−2−2:センサ部交換の動作]
上記の動作説明においては、制御信号送信機1Tのセンサ部SSは、1枚の歪ゲージ10によって構成されるものであったが、例えば利用者が、歪ゲージ10を3枚備える3軸センサをセンサ部SSとして利用することを所望した場合、センサ部SSを交換する必要がある。そのような交換動作について、以下に説明する。
【0057】
まず、利用者が、センサ部SSを図3におけるbの方向に、送信機本体SHを図3におけるaの方向にそれぞれ回転させると、センサ部SSと送信機本体SHとの結合が緩む。その後、ピンジャックPJをプラグPGから引き抜くと、利用者は、センサ部SSを送信機本体SHから取り外すことができる。
【0058】
次に、利用者は、新しく装着を所望するセンサ部SSを用意し、そのセンサ部SSのピンジャックPJを、送信機本体SHのプラグPGに挿入する。そして、センサ部SSのネジ山と送信機本体SHのネジ溝とを合わせ、センサ部SSを図3におけるaの方向に、送信機本体SHを図3におけるbの方向にそれぞれ回転させると、新しく選択したセンサ部SSを、送信機本体SHにしっかり装着することができる。
【0059】
そして、利用者は、送信機本体SHのスイッチ14を操作し、新たに装着したセンサ部SSを基にして出力されるデータの数を入力する。この例では、装着されたセンサ部SSによって3軸の動作を検出することができるので、センサ部SSによって出力されるデータは3種類ある。したがって、利用者は「3」のボタンを押下する。「3」のボタンには、“011”という値が対応付けられているため、以後、スイッチ14からデータ処理回路32には、スイッチビットSWBとして、"011"というデータが出力されることになる。
【0060】
上述のようにセンサ部SSを交換することで、出力信号の異なるセンサ部SSを、同一の送信機本体SHで使用することができるようになる。
なお、制御信号送信機1Tにどのようなセンサ部SSを装着したとしても、制御信号送信機1Tは同様に動作する。
以上が、第1実施形態の楽音制御システムSYSの動作である。
【0061】
[1−3.第1実施形態の効果]
以上、説明したように、第1実施形態の楽音制御システムSYSでは、コネクタ部CNの形状さえ係合すれば、どのようなセンサ部SSも使用することが可能であるため、演出状況や利用者にとっての操作性を考慮した上で最適なセンサ部SSを選択し、楽音を制御することが可能となる。
【0062】
また、コネクタ部CNによってセンサ部SSと送信機本体SHとをしっかり装着することができるため、センサ部SSは脱着可能ではあっても制御信号送信機1Tを常に一体的に利用することができ、制御信号送信機1Tの操作性を全く損ねることなく、楽音演出を行うことが可能である。
【0063】
[2.第2実施形態]
第2実施形態における楽音制御システムSYS'は、制御信号送信機1Tの代わりに、制御信号送信機1T'を利用することを除き、図1に示す第1実施形態の楽音制御システムSYSと同様である。煩雑を避けるため、第1実施形態と重複する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0064】
図8は、第2実施形態の制御信号送信機1T'の外観構成を示す説明図である。図8に示すように、制御信号送信機1T'は、センサ部SS'と、ケーブルCBと、送信機本体SH'とを備えている。
【0065】
図8に示すように、第2実施形態のセンサ部SS'は、板状部材の中央部分に歪ゲージ10が固着されたものであり、その端部にピンジャックPJ'(図示略)を有する。また、センサ部SS'の一方の面は粘着性を有している。したがって、センサ部SS'を、壁や机といった任意の面に張り付けて使用することができる。
この場合、利用者は壁や机を叩いて、振動をセンサ部SS'に伝えることにより、楽音を制御することになる。
例えば、固い壁にセンサ部SS'を貼り付けて使用するのであれば、利用者が壁を叩いても、センサ部SS'の形状はあまり変化しないから、動作信号MSを示す波形は、ベロシティの小さいものになる。一方、センサ部SS'をクッション素材のような柔らかい壁に貼り付けて使用するのであれば、利用者が壁を叩くとセンサ部SS'の形状は大きく変化するから、動作信号MSを示す波形のベロシティは大きくなる。
このように、壁の材質によりセンサ部SS'のしなり具合が異なることを利用して、楽音の制御に変化をつけることができる。つまり、第2実施形態のセンサ部SS'は、装着される対象によっても、信号に変化をつけることができる構成となっているのである。
【0066】
図9は、ケーブルCBの外観構成を示す正面図である。図9に示すように、ケーブルCBの一方の端にはピンジャックPJ'が設けられており、他方の端にはプラグPG'が設けられている。ピンジャックPJ'の形状は第1実施形態のピンジャックPJと同様であり、プラグPG'の形状も第1実施形態のプラグPGと同様である。
【0067】
したがって、ピンジャックPJ'を送信機本体SH'のプラグPGに挿入し、プラグPG'にセンサ部SS'のピンジャックPJを挿入すると、ケーブルCBの長さだけ、センサ部SS'と送信機本体SH'とを離して使用することができるようになる。
【0068】
図10は、送信機本体SH'のコネクタ部CN'の外観構成を拡大して示した斜視図である。図10に示すように、送信機本体SH'のコネクタ部CN'には、複数のプラグPG1〜PGnが設けられている。そして、プラグPGj(j=1〜n)には、ケーブルCBのピンジャックPJ'を装着できる。
【0069】
図11は、制御信号送信機1T'の電気的構成を示すブロック図である。図11に示すように、制御信号送信機1T'は、複数の処理ユニットU1〜Unを備えている。なお、各処理ユニットU1〜Unは同一の構成である。
【0070】
処理ユニットUj(j=1〜n)は、計測回路30jと、A/Dコンバータ31jとを備えている。処理ユニットUjは、j番目のセンサ部SS'の電気的変化を計測して動作信号MSjを生成し、動作信号MSjを量子化したデジタルデータTMPjを、データ処理回路32へと出力する。
【0071】
データ処理回路32は、各処理ユニットU1〜Unの出力したデジタルデータTMP1〜TMPnと、スイッチ14より入力されるスイッチビットSWBに基づいて、センサデータSD'を合成し、送信回路33に出力する。
【0072】
図12は、センサデータSD'のデータフォーマットを示す説明図である。
センサデータSD'は、データビットDBが複数の領域に分けられることを除き、第1実施形態のセンサデータSDと同様に構成されている。データビットDBは、複数のセンサビットSSB1〜SSBnに分けられている。各センサビットSSBj(j=1〜n)は、デジタルデータTMPjに対応しており、各ビット幅は等しい。
【0073】
以上、説明したように、第2実施形態の楽音制御システムSYS'では、センサ部SS'を制御信号送信機1T'と離して利用することができるため、動作を検出する空間を、演出に合わせて、より自由に設定することが可能である。
【0074】
また、センサ部SS'と送信機本体SH'はケーブルCBによって接続するため、ピンジャックPJの形状が合っていれば、どのようなセンサ部SS'でも装着することが可能であり、楽音演出の状況を、よりきめこまかに選択することもできるようになる。
【0075】
さらに、センサ部SS'はケーブルCBの長さの範囲内で任意の場所に装着することが可能であり、センサ部SS'を装着する対象の物理的特性を考慮した楽音演出を企図することも可能になる。
【0076】
くわえて、第2実施形態の制御信号送信機1T'には複数のセンサ部SS'を装着することができるから、利用者をグループに分けグループ単位で楽音制御を行うことにより、楽音制御の楽しみをより多人数で共有することも可能となる。
【0077】
このように、第2実施形態の楽音制御システムSYS'は、利便性と遊戯性の極めて高い、すぐれた楽音制御システムを利用者に提供するものである。
【0078】
<変形例>
本発明は、上述した第1および第2実施形態の態様に限られるものではなく、例えば、以下の各種の変形が可能である。
(1)上述した各実施形態において、制御信号送信機1Tのスイッチ14には、「2」や「3」などの数字でなく、「フラダンス」や「エアロビクス」などのように用途を示すこともできる。すると、利用者はさらに容易にセンサ部SSおよびセンサ部SS'の出力信号数を送信機本体SHおよび送信機本体SH'に通知することができるようになる。この場合は、何らかの手段で予め利用者に、装着するセンサ部SSもしくはセンサ部SS'が、「フラダンス」や「エアロビクス」などのうちのどのボタンに対応しているのかを通知しておく必要がある。
(2)第1実施形態において、制御信号送信機1Tは、バトン形の形状をとるものとして説明したが、例えば、センサ部SSは、靴底の踵部分などに取り付けられても良く、要は、着脱可能なセンサ部SSを備える制御信号送信機1Tであれば、どのような形状であってもよい。同様に、第2実施形態の制御信号送信機1T'においても、ケーブルCBによる着脱可能なセンサ部SS'であれば、センサ部SS'の形状はどのようなものであってもよい。
【0079】
(3)第1実施形態におけるセンサ部SSは、人間の動作を検出する動作センサとして説明したが、各参加者の身体の脈拍(脈波)、皮膚間抵抗、脳波、呼吸、瞳の動き等を計測して得られる状態信号を出力する、いわゆる「生体情報センサ」であってもよい。同様に、第2実施形態におけるセンサ部SS'にも、いわゆる「生体情報センサ」を用いることが可能である。
【0080】
(4)第2実施形態においては、下敷き状のセンサ部SS'によって、利用者の動作を測定する態様をとったが、センサ部SS'として利用可能なセンサは下敷き状のものに限られるわけではない。制御信号送信機1T'には、ピンジャックPJさえ係合するならば、コネクタ部CNの形状を問わず、どのようなセンサ部SS'であっても接続することができる。
【0081】
(5)第2実施形態の楽音制御システムSYS'の構成では、動作信号MSがケーブルCBを経由して送信機本体SHに出力されるため、SN比が小さくなる場合がある。そのため、センサ部SSの出力部分にプリアンプを設け、動作信号MSを増幅して送信機本体SH'に出力することが好ましい。
【0082】
(6)第1および第2実施形態において、送信機本体SHおよび送信機本体SH'に設けられたスイッチ14の設定を、利用者が確認することはできなかったが、送信機本体SHおよび送信機本体SH'に、例えば、LEDなどで構成された表示パネルを設置し、設定モードを利用者が容易に確認できる構成にしてもよい。
【0083】
(7)第1および第2実施形態において、計測回路30およびA/Dコンバータ31を、センサ部SS側に設置してもよい。この場合、計測回路30およびA/Dコンバータ31を動作させるために電源電圧および動作クロックを供給することが必要なため、電源電圧および動作クロックを供給するケーブルを、送信機本体SHからセンサ部SSに接続する必要がある。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の制御信号送信機によれば、センサ部が着脱可能であるため、利用者の身体的特性や演出状況に合わせて、演出に最適な楽音制御信号を生成することができるようになる。また、本発明の制御信号送信機は、センサ部と送信機本体とはコネクタ部によってしっかりと一体化することが可能であり、利用者に違和感を感じさせることなく使用できる。したがって、本発明の制御信号送信機を利用した楽音制御システムおよび楽音制御方法によれば、年齢や性別を問わず、すべての人に楽音演出の楽しみを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】 制御信号送信機1Tの外観構成を示す斜視図である。
【図3】 コネクタ部CNの形状を拡大して示した斜視図である。
【図4】 センサSSおよび送信機本体SHの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】 センサデータSDのフォーマットの一例を示す説明図である。
【図6】 音源システム1Mの電気的構成を示すブロック図である。
【図7】 第1実施形態の楽音制御システムSYSの動作を示すフローチャートである。
【図8】 第2実施形態の制御信号送信機1T'の外観構成を示す説明図である。
【図9】 ケーブルCBの外観構成を示す斜視図である。
【図10】 送信機本体SH'のコネクタ部CN'の外観構成を拡大して示した斜視図である。
【図11】 制御信号送信機1T'の電気的構成を示すブロック図である。
【図12】 センサデータSD'のデータフォーマットを示す説明図である。
【符号の説明】
SYS…楽音制御システム、1T…制御信号送信機、SS…センサ部、SS'…センサ部、10…歪ゲージ、SH…送信機本体、CN…コネクタ部、PJ…ピンジャック、PG…プラグ、MS…動作信号、SD…センサデータ、MD…楽音データ、1M…音源システム、20…受信部、21…制御部。
Claims (5)
- センサ部と本体部とを備えた制御信号送信機であって、
前記センサ部は、利用者の身体の状態を検出し、状態信号を出力する検出部と、
前記状態信号を外部に出力する第一接続部とを有し、
前記本体部は、前記第一接続部と分離可能に接続される第二接続部と、
前記状態信号を送信する状態信号送信部とを有することを特徴とする制御信号送信機。 - 前記センサ部の検出する信号は、利用者の身体の運動状態を示すこと
を特徴とする請求項1記載の制御信号送信機。 - 前記センサ部の検出する信号は、利用者の身体の生理状態を示すこと
を特徴とする請求項1記載の制御信号送信機。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の制御信号送信機は、複数の前記第二接続部を有すること
を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の制御信号送信機。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の制御信号送信機と、
楽音制御装置とを備えた楽音制御システムであって、
前記楽音制御装置は、
前記制御信号送信機から送信される前記状態信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記状態信号に基づいて楽音信号を生成する制御部とを備えることを特徴とする、楽音制御システム。
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