JP3890522B2 - 自動巻込押具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伸長させてスイッチやドアを押すことのできる自動巻込押具であって、巻尺にもなるものに関している。
【0002】
【従来の技術】
従来の伸縮性押具としては、本出願人による、特開平8−281574号の如く、先端具5を有する筒状の変態バネ1を引伸ばして、筒状部支持体2と渦巻部支持体7に保持させ、この渦巻部支持体が回転付勢ゼンマイ8と連結され自動巻取りされるようになされたものが知られている。このものは、回転付勢ゼンマイ8がついているので、伸ばした筒状変態バネ1はゼンマイの力で自動的に縮むようになっている。
【0003】
また、特開昭62−269001号の如く、筒状巻き尺の腹を開いて、これを渦巻状に巻き取り、ゼンマイの力で自動的に縮められるようにしたものが知られている。このものは、巻き尺ではあるが、筒状巻き尺であるので剛性が強く、遠方のものを押したり、ドアを押し開いたりすることも可能なものである。
【0004】
また、USP3434674の如く、筒状伸縮体14を、ピンチロール44・48で挾み、モータ26により送り出したり縮めたりするものも知られている。
【0005】
ピンチロールで駆動するものは、水やホコリが付着すると滑ってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べた従来の伸縮性押具は、これを伸ばすのに、手で直接触れて伸ばすものでは汚れるので嫌がられ、ピンチロールのものでは水やホコリでスリップするので確実な伸縮ができないという問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするもので、伸縮体に直接触れずに伸ばしたり縮めたりでき、しかも、ピンチロールでなく、スリップせずに、正確に、伸ばしたり縮めたりできるような軽量小型シンプルな自動巻込押具を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明に係る自動巻込押具は、筒状と渦巻状とに変化する伸縮体(1)が、先端に先端具(10)を持ち、基端に該伸縮体(1)を渦巻状とする密着渦巻部(19)を有し、この密着渦巻部(19)に、これを構成する伸縮体(1)と重ね合わせて一緒に巻かれた繰出帯(2)を有し、この繰出帯の端がギヤリール(3)に巻回され、このギヤリール(3)に形成のギヤに接離する駆動ギヤ(4)を有し、この駆動ギヤ(4)の接触時に入力手段から回転力が伝えられて前記伸縮体(1)が伸び、また離れた時に伸縮体(1)が前記密着渦巻部(19)に巻き取られて前記伸縮体(1)が縮むようにしたことにある(請求項1)。
【0009】
また、軽量小型シンプルなものとするのに、伸縮体(1)自身が筒状から渦巻状に戻ろうとする性質を有するようにし(請求項2)、ゼンマイを省略したものである。
【0010】
スリップなく正確な繰り出しを実現するのに、繰出帯(2)を金属箔やPET膜など、高張力膜とした(請求項3)。また、繰出帯2を定荷重バネとし(請求項4)、伸縮体1の戻り方向に力が付与されるようにして、ゼンマイを省略したものである。
【0011】
前記ギヤリール(3)を駆動する入力手段5としてモータやハンドルを設けることにより(請求項5,6)、操作に両手を必要とせず、片手のみで、伸縮体(1)を伸縮させうるようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。伸縮体1自身を棒でしごいて密着渦巻癖を与え、ゼンマイ無しで筒状から渦巻状に戻るようにしてある。先端具10を取付部12にて固定した伸縮体1は、支柱14に沿って開かれ密着渦巻部19が形成されている。密着渦巻部19はゼンマイのように伸縮体1を縮める力を発生させる。(巻込性)
【0013】
繰出帯2は、前記密着渦巻部19に重ね巻きされており、且つ、軸18に両者は連結されている。該繰出帯2の他端はギヤリール3に巻回されており、0.05ミリメートルのステンレス材なので巻回数が多くても嵩張らない。
【0014】
ギヤリール3には、ウォームの駆動ギヤ4が噛合わされており、駆動ギヤ4はモータの入力手段5により駆動されるようになされている。モータの入力手段5はスイッチ6によりON−OFFされ、電池8より電流を与えられる。
【0015】
モータの入力手段5は受箱54内を摺動しうるようになされており、復元バネ56により摺動後に、上方へ復元される。この際、駆動ギヤ4はギヤリール3から離れ、噛合は外れる。戻し部7を復元バネ70に抗して押し下げることにより、入力手段5であるモータと一体のウォームをギヤリール3から外すことができるようになされている。
【0016】
上記構造の自動巻込押具では、スイッチ6を押して入力手段5による駆動ギヤ4及びギヤリール3の回転を与え、繰出帯2を巻き上げることにより、重ね巻きされた密着渦巻部19から伸縮体1を繰り出させて、これを伸長させる。先端具10にて遠隔のスイッチ等を押すなど、様々の作業をおこなうことができる。更に、戻し部7を押し下げてギヤリール3をフリーとし、密着渦巻部19の自力巻込性を利用して伸縮体1を縮めることができる。
【0017】
繰出帯2は高張力薄膜が望ましく、0.05〜0.2ミリメートルのステンレス膜や、PET(ポリエステル)フィルム等が採用される。繰出帯2を定荷重バネとし、図2の如くギヤリール3に反転させて巻き付け固定させることにより伸縮体1に巻込癖がなくとも、これを巻き込むことができる利点がある。(N型定荷重バネ)
【0018】
他の実施例を図3に示す。このものは、前記実施例とゼンマイの有無及びギヤロックの解除方法で相違する。即ち、本実施例では、伸縮体1自身が自力巻込性を持たないのでゼンマイ90により巻込性を与えている。繰出帯2は密着渦巻部19と重ね巻きされて、図3のゼンマイリール9に内端を固定されている。
【0019】
ギヤロックの解除方法は揺動方式を採用してある。即ち、入力手段5であるモータは支点52を中心として揺動可能となされており、復元バネ56により戻されるようになされている。モータに固定された戻し部7を動かすことにより、ギヤリール3と駆動ギヤ4との噛合いが外れ、繰出帯2が弛むことによりゼンマイ90が働き、伸縮体1が収縮するものである。
【0020】
更なる実施例を図4に示す。このものは、入力手段5として片手入力具を設けたものであり、第1実施例と同様の巻込癖を持つ伸縮体1を繰り出すのにレバー方式の手動入力具を取り付けたものである。即ち、ギヤリール3をワンウエイギヤとし、これを駆動する駆動ギヤ4を扇形にし、入力手段5の突出部(ハンドル)をギコギコと動かして、伸縮体1を送り出すことができる。(復元バネ58・59で戻す。)
【0021】
戻し部7は入力手段5の突出部と兼ねており、これを押し込むと駆動ギヤ4とギヤリール3との噛合いが外れて繰出帯2が弛み、伸縮体1が縮む。
【0022】
最後の実施例を図5に示す。このものは入力手段5として、片手入力具としてのハンドル39付ギヤリール3が設けられ、滑車32を介して繰出帯2の端部が止められている。ハンドル39の設けられたギヤリール3は、逆転防止の為のストッパー70が噛み合わされており、戻し部7を復元圧縮バネ51に抗して持ち上げることにより、この噛合いを外し、伸縮体1を縮めうるようになされている。ハンドル39を矢印方向に回転させる際にはストッパー70は逃げ、ワンウエイクラッチとして作動するようになされている。このものは筒状の伸縮体1が背開きに開かれて巻回されており、背開き側から支柱14により保持されている。
【0023】
図5の自動巻込押具では、ハンドル39を回して伸縮体1を伸縮させ、戻し部7を少し持ち上げてゼンマイ90の力で縮めるので操作が分り易い利点がある。
【0024】
【発明の効果】
上述したように本発明の自動巻込押具では、巻込性の伸縮体1の密着渦巻部19に重ねて一緒に巻かれた繰出帯2がギヤリール3にも巻回され、該ギヤリール3に駆動ギヤ4及び入力手段5が連結され、伸縮体1を連続繰出しうるようになされているから、伸縮体1に手を触れずに、ギヤリール3を回して伸長させたり、収縮させたりすることができ、しかもスリップせず正確に動かすことができる。
【0025】
請求項2のものでは、伸縮体1自身が密着渦巻癖を有し、伸長形状でも密着渦巻形状でも安定するようになされているから、ゼンマイが不要で、小型軽量化できる。
【0026】
請求項3のものでは、繰出帯2が0.05〜0.2mmのステンレス膜又はPETフィルムとなされているから、伸縮体1の押出しを一層強いものとすることができる。
【0027】
請求項4のものでは、繰出帯2が定荷重バネとなされ、伸縮体1の戻り方向に力が付与されるようにギヤリール3に逆向きに巻かれているので、ゼンマイが不要で、小型軽量化できる。
【0028】
請求項5・6のものでは、入力手段5としてモータあるいは片手入力できるハンドルが設けられているので片手で連続繰り出しさせることができ、勿論片手で自動巻込みさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の第2実施例の側面図である。
【図4】本発明の第3実施例の側面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 伸縮体
2 繰出帯
3 ギヤリール
4 駆動ギヤ
5 入力手段
6 スイッチ
7 戻し部
8 電池
9 ゼンマイ
10 先端具
11 フレーム
12 取付部
13 目盛
14 支柱
18 軸
19 密着渦巻部

Claims (6)

  1. 筒状と渦巻状とに変化する伸縮体(1)は、先端に先端具(10)を持ち、基端に該伸縮体(1)を渦巻状とする密着渦巻部(19)を有し、この密着渦巻部(19)に、これを構成する伸縮体(1)と重ね合わせて一緒に巻かれた繰出帯(2)を有し、この繰出帯の端がギヤリール(3)に巻回され、このギヤリール(3)に形成のギヤに接離する駆動ギヤ(4)を有し、この駆動ギヤ(4)の接触時に入力手段から回転力が伝えられて前記伸縮体(1)が伸び、また離れた時に伸縮体(1)が前記密着渦巻部(19)に巻き取られて前記伸縮体(1)が縮むようにしたことを特徴とする自動巻込押具。
  2. 前記伸縮体(1)自身が筒状から渦巻状に戻ろうとする性質を有していることを特徴とする請求項1記載の自動巻込押具。
  3. 前記繰出帯(2)が0.05〜0.2mmのステンレス膜又はPET(ポリエステル)フィルムより成ることを特徴とする請求項1記載の自動巻込押具。
  4. 前記繰出帯(2)が定荷重バネとされ、伸縮体(1)の戻り方向に力が付与されていることを特徴とする請求項1又は3記載の自動巻込押具。
  5. 前記入力手段(5)として、回転出力するモータが用いられたことを特徴とする請求項1記載の自動巻込押具。
  6. 前記入力手段(5)として、手動で回転力を発生させるハンドル(39)が用いられたことを特徴とする請求項1記載の自動巻込押具。
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