JP3889609B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アームを用いて窓ガラスの開閉を行なうウインドレギュレータに関し、さらに詳しくは、ガタ音が発生しないウインドレギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
シングルアーム式やXアーム式のウインドレギュレータの場合、図7に示すように、アームAの先端には、ガイドGに移動可能に係合するシューSが設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ガイドGとシューSとの間には、シューSをガイドGに移動可能に係合させるため(摺動させるため)に必ずある程度の隙間Cが必要である。
【0004】
しかし、ガイドGとシューSとの間に隙間があることにより、窓ガラスを開閉した場合や悪路を走行した場合、ガタ音が発生する問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減できるウインドレギュレータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、開閉方向に案内された窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合するシューと、を有するウインドレギュレータにおいて、前記シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面を、そのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、前記窓ガラスの開閉方向と前記リフトアームブラケットのガイドの案内方向とでなす平面と平行な平面上で、重心より外れた位置を中心に回転するように、前記シューを前記リフトアームに設けたことを特徴とするウインドレギュレータである。
【0006】
窓ガラスを開閉した際、前記窓ガラスの開閉方向と前記リフトアームブラケットのガイドの案内方向とでなす平面と平行な平面上で前記シューが回転する。
前記シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面はそのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、シューが回転すると、シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面はガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0007】
よって、組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
請求項2記載の発明は、ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、開閉方向に案内された窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合するシューと、を有するウインドレギュレータにおいて、前記シューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、重心より外れた位置を中心に首降り回動するように、前記シューを前記リフトアームに設けたことを特徴とするウインドレギュレータである。
【0008】
窓ガラスを開閉した際、前記リフトアームに首振り回動可能に設けられたシューが回転する。
前記シューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、シューが回転すると、シューのガイドとの当たり面がガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0009】
よって、組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
請求項3記載の発明は、ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第1のシューと、前記リフトアームの中間部に回動可能に、且つ前記リフトアームとX字状に交差するように中間部が枢着されたイコライザアームと、該イコライザアームの一方の端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第2のシューと、前記ドアパネルに設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドと平行で、ガイドが形成されたイコライザアームブラケットと、前記イコライザアームの他方の端部に設けられ、前記イコライザアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第3のシューと、を有するウインドレギュレータにおいて、前記第1〜第3のシューのうち少なくとも1つのシューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面を、そのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、前記窓ガラスの開閉方向と前記シューが設けられたブラケットのガイドの案内方向とでなす平面と平行な平面上で、重心より外れた位置を中心に回転するように、前記シューを設けたことを特徴とするウインドレギュレータである。
【0010】
前記第1〜第3のシューのうち少なくとも1つのシューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面を、そのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、そのシューが回転すると、シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面はガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0011】
組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
請求項4記載の発明は、ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第1のシューと、前記リフトアームの中間部に回動可能に、且つ前記リフトアームとX字状に交差するように中間部が枢着されたイコライザアームと、該イコライザアームの一方の端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第2のシューと、前記ドアパネルに設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドと平行で、ガイドが形成されたイコライザアームブラケットと、前記イコライザアームの他方の端部に設けられ、前記イコライザアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第3のシューと、を有するウインドレギュレータにおいて、前記第1〜第3のシューのうち少なくとも1つのシューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、重心より外れた位置を中心に首降り回動するように、前記シューを設けたことを特徴とするウインドレギュレータである。
【0012】
窓ガラスを開閉した際、シューが回転する。前記シューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、シューが回転すると、シューの各ガイドとの当たり面がガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0013】
組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
尚、本明細書において、「中間」とは、面の端部以外の箇所をいう。
【0014】
「曲面」とは、球面や円筒面や回転楕円体の表面に限定するものではなく、それらに近似した立体の表面、さらに、それらの立体の表面が複数の微小平面からなるものも含む。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
最初に、図3を用いて実施の形態例のウインドレギュレータの全体構成を説明する。
【0016】
図において、ドアパネルに取り付けられるベースプレート1には、駆動用のモータ4が減速ギヤボックスと共に取り付けられており、その最終出力軸である回転軸4aには、図には現れていないが、ピニオンが設けられ、このピニオンにドリブンギヤ3の歯部3aが噛合している。このため、モータ4により、回転軸4aが図において時計方向に駆動されればドリブンギヤ3は反時計方向に回転し、逆に、回転軸4aが反時計方向に駆動されればドリブンギヤ3は時計方向に回転することになる。
【0017】
リフトアーム5は、本形態例においては、ドリブンギヤ3に歯先円の半径方向に向けて固着されている。そして、一体化されたリフトアーム5とドリブンギヤ3とは、ピン2を用いてベースプレート1上で回転可能に設けられている。
【0018】
リフトアームブラケット6は、窓ガラス20の下部に取り付けられるもので、断面が略C形をしており、窓ガラス20の開閉方向Mと交差する方向に延びたスリット状のガイド6aが形成されている。このリフトアームブラケット6には、ガイド6aに沿って移動可能なシュー7が嵌合している。シュー7はピン8でもってリフトアーム5の先端部55に回動可能に係止されている。
【0019】
イコライザアーム10は、リフトアーム5の中間部に回動可能に且つX字状に交差するように中間部が枢着されている。本形態例において、イコライザアーム10は、別々に成形した略同じ形状の第1アーム部11と第2アーム部12とを一体的に固着することにより構成している。
【0020】
イコライザアームブラケット13は、図示しないドアパネル(インナ)に取り付けられるもので、断面が略C形をしており、リフトアームブラケット6のガイド6aと平行なガイド13aが形成されている。このイコライザアームブラケット13には、ガイド13aに沿って移動可能なシュー14が嵌合している。シュー14はピン15でもってイコライザアーム10の基端部(第2アーム部12)に回動可能に係止されている。
【0021】
一方、イコライザアーム10の先端部(第1アーム部11)には、シュー16がピン17でもって回動可能に係止され、このシュー16がリフトアームブラケット6のガイド6aに沿って移動可能に嵌合している。
【0022】
次に、本形態例の作動について説明する。図3は窓ガラス20を閉めた状態を示している。このため、窓ガラス20が窓ガラス枠に当接するまで、リフトアーム5は反時計方向に回転している。この状態から、窓ガラス20を下降させるには、モータ4により、回転軸4aを図3における反時計方向に駆動して、リフトアーム5を時計方向に回転させればよい。このように駆動すれば、リフトアーム5の回転に連動して、イコライザアーム10は反時計方向に回転し、結局、シュー7及び16が、ガイド6aの案内方向(矢印L方向)に移動しながら下降し、リフトアームブラケット6をM方向に下降させることになる。よって、窓ガラス20も下降する。この後、窓ガラス20を上昇させるには、モータ4で回転軸4aを時計方向に駆動すればよい。
【0023】
次に、シュー7,シュー16とリフトアームブラケット6のガイド6a、シュー14とイコライザアームブラケット13のガイド13aの構成を説明する。尚、これらの構成は同一なので、シュー7とリフトアームブラケット6のガイド6aを用いて説明し、他の部分の説明は省略する。
【0024】
シュー7とリフトアームブラケット6との斜視図である図1および図1のA方向矢視図である図2に示すように、シュー7はピン8でもって、窓ガラス20の開閉方向(矢印M方向)とリフトアームブラケット6のガイド6aの案内方向(矢印L方向)とでなす平面と平行な平面上で回転可能なようにリフトアーム5に設けられている。
【0025】
シュー7の窓ガラス20の開閉方向(矢印M方向)と対向する面7a,7bは、そのシュー7の移動方向(矢印L方向)での中間が頂点Tとなるような凸状略曲面としている。
【0026】
一方、リフトアームブラケット6のガイド6aの断面形状は、底部6bと、底部6bの一方の端部から上方に向かって折曲する背部6cと、背部6cの上部から折曲され、底部6bと対向する天部6dと、天部6d,底部6bからそれぞれ近づく方向に延び、両者間にスリット6eが形成される折曲部6f,6gからなり、略C字形となっている。
【0027】
さらに、図2に示すように、シュー7に形成されるピン8の取り付け穴7dの中心の位置をシュー7の重心Oより外れた位置に設けた。
このような構成によれば、図4(a)に示すように、窓ガラス20を閉める場合には、リフトアーム5を介してピン8には窓ガラス20が閉まる方向と同じ方向である矢印B方向の力が作用する。ピン8はシュー7の重心Oから外れた位置に設けられているので、シュー7に回転力が作用し、シュー7が図において反時計方向(図においてCCW方向)に回転し、シュー7の面7aはガイド6aの天部6dに、シュー7の面7bはガイド6aの底部6bにそれぞれ当たり、シュー7とガイド6aとの窓ガラス20の開閉方向の隙間がなくなる。
【0028】
窓ガラス20を開ける場合も同様である。図4(b)に示すように、窓ガラス20を開ける場合には、リフトアーム5を介してピン8には窓ガラスが開く方向と同じ方向である矢印C方向の力が作用する。ピン8はシュー7の重心Oから外れた位置に設けられているので、シュー7に回転力が作用し、シュー7が図において時計方向(図においてCW方向)に回転し、シュー7の面7aはガイド6aの天部6dに、シュー7の面7bはガイド6aの底部6bにそれぞれ当たり、シュー7とガイド6aとの窓ガラス20の開閉方向の隙間がなくなる。
【0029】
上記説明では、シュー7について説明を行なったが、シュー16についても、窓ガラス20を開閉すると回転し、ガイド6aの底部6bおよび天部6dに当たり、シュー7とガイド6aとの窓ガラス20の開閉方向の隙間がなくなる。
【0030】
さらに、イコライザアームブラケット13のシュー14も同様である。
よって、組み立て時必要なシュー7,シュー16とリフトアームブラケット6のガイド6aとの隙間、および、シュー14とイコライザアームブラケット13のガイド13aとの隙間を確保しつつ、窓ガラス20の開閉時には各シュー7,16,14と各アームのガイド6a,13aとのガタ音は発生しない。
【0031】
尚、本実施の形態例のシュー7の窓ガラス20の開閉方向Mと対向する面7a,7bは、図に示すように、シュー7の移動方向(矢印L方向)、シュー7の幅方向(図1においてW方向)共に曲率を有する曲面としたが、上記実施の形態例ではシュー7は、窓ガラス20の開閉方向(矢印M方向)とリフトアームブラケット6のガイド6aの案内方向(矢印L方向)とでなす平面と平行な平面上で回転するのみであるので、シュー7の移動方向Lのみ曲率を有する曲面(円筒面状)であればよい。
【0032】
又、シューとピンとは図5に示すような形状であってもよい。
図5(a)において、シュー100は、窓ガラス20の開閉方向(矢印M方向)と対向する面、即ち、リフトアームブラケット6の底部6b,天部6dとの当たり面100a,100bは前述したシュー7と同様に中間が頂点Tとなるような凸状略曲面となっている。
【0033】
さらに、リフトアームブラケット6の折曲部6f,6g,背部6cとの当たり面100c,100dも中間が頂点Tとなるような凸状略曲面となっている。
そして、ピン101を用いて、シュー100はリフトアーム5に設けられている。
【0034】
さらに、図5(b)に示すように、シュー100に圧入されたピン101の頭部101aはボール状となっており、さらに、頭部101aに連設されたかさ部101bとシュー100との間に隙間Dがあり、シュー100はピン101の頭部101aに対して首振り回動可能となっている。さらに、頭部101aは、シュー100の断面において重心Oから外れた位置(本実施の形態例ではピン100の軸方向に外れた位置)に設けられている。
【0035】
このような構成によれば、窓ガラス20を開閉した際、リフトアーム5に首振り回動可能に設けられたシュー100が回転する。
シュー100のガイド6aとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点Tとなるような凸状略曲面としたことにより、シュー100が回転すると、シュー100のガイド6aとの当たり面がガイド6aに当たり、シュー100とガイド6aとの隙間がなくなる。
【0036】
よって、組み立て時必要なシュー100とガイド6aとの隙間を確保しつつ、窓ガラス20の開閉時や悪路走行時にはガタ音は発生しない。
尚、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではない。上記実施の形態例では、3つのシュー7,14,16に本発明を適用したが、これらのシュー7,14,16のうち、少なくとも1つのシューに本発明を適用しても、窓ガラス20の開閉時や悪路走行時でのガタ音を低減することができる。
【0037】
上記実施の形態例ではXアーム式のウインドレギュレータで説明を行なったが、図6に示すようなシングルアーム式のウインドレギュレータでも可能である。図3のXアーム式のウインドレギュレータとの相違点は、イコライザアーム10がなく、窓ガラス20は窓ガラスガイド110によって開閉方向に案内されている点である。
【0038】
このような構成のウインドレギュレータのシュー7と、リフトアームブラケット6のガイド6aとにも本発明は適用できることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、窓ガラスを開閉した際、前記窓ガラスの開閉方向と前記リフトアームブラケットのガイドの案内方向とでなす平面と平行な平面上で前記シューが回転する。
【0040】
前記シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面はそのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、シューが回転すると、シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面はガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0041】
よって、組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
請求項2記載の発明によれば、窓ガラスを開閉した際、前記リフトアームに首振り回動可能に設けられたシューが回転する。
【0042】
前記シューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、シューが回転すると、シューのガイドとの当たり面がガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0043】
よって、組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、前記第1〜第3のシューのうち少なくとも1つのシューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面を、そのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、そのシューが回転すると、シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面はガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0044】
組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、窓ガラスを開閉した際、シューが回転する。
【0045】
前記シューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面としたことにより、シューが回転すると、シューの各ガイドとの当たり面がガイドに当たり、シューとガイドとの隙間がなくなる。
【0046】
組み立て時必要なシューとガイドとの隙間を確保しつつ、窓ガラスの開閉時や悪路走行時での、ガタ音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の発明部分を説明する斜視図である。
【図2】図1のA方向矢視図である。
【図3】実施の形態例のウインドレギュレータの全体構成を説明する図である。
【図4】図1のシューの作動を説明する図である。
【図5】シューの他の実施の形態例を説明する図である。
【図6】ウインドレギュレータの他の実施の形態例を説明する図である。
【図7】従来のウインドレギュレータのシューとガイドとを説明する図である。
【符号の説明】
5 リフトアーム
6 リフトアームブラケット
6a ガイド
7 シュー
7a,7b 窓ガラスの開閉方向と対向する面
Claims (4)
- ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、
開閉方向に案内された窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、
前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合するシューと、
を有するウインドレギュレータにおいて、
前記シューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面を、そのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、
前記窓ガラスの開閉方向と前記リフトアームブラケットのガイドの案内方向とでなす平面と平行な平面上で、重心より外れた位置を中心に回転するように、前記シューを前記リフトアームに設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。 - ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、
開閉方向に案内された窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、
前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合するシューと、
を有するウインドレギュレータにおいて、
前記シューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、
重心より外れた位置を中心に首降り回動するように、前記シューを前記リフトアームに設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。 - ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、
窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、
前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第1のシューと、
前記リフトアームの中間部に回動可能に、且つ前記リフトアームとX字状に交差するように中間部が枢着されたイコライザアームと、
該イコライザアームの一方の端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第2のシューと、
前記ドアパネルに設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドと平行で、ガイドが形成されたイコライザアームブラケットと、
前記イコライザアームの他方の端部に設けられ、前記イコライザアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第3のシューと、
を有するウインドレギュレータにおいて、
前記第1〜第3のシューのうち少なくとも1つのシューの前記窓ガラスの開閉方向と対向する面を、そのシューの移動方向の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、
前記窓ガラスの開閉方向と前記シューが設けられたブラケットのガイドの案内方向とでなす平面と平行な平面上で、重心より外れた位置を中心に回転するように、前記シューを設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。 - ドアパネルに対して基端部側が回転可能に設けられたリフトアームと、
窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する方向に延びるガイドが形成されたリフトアームブラケットと、
前記リフトアームの先端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第1のシューと、
前記リフトアームの中間部に回動可能に、且つ前記リフトアームとX字状に交差するように中間部が枢着されたイコライザアームと、
該イコライザアームの一方の端部に設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第2のシューと、
前記ドアパネルに設けられ、前記リフトアームブラケットのガイドと平行で、ガイドが形成されたイコライザアームブラケットと、
前記イコライザアームの他方の端部に設けられ、前記イコライザアームブラケットのガイドに移動可能に係合する第3のシューと、
を有するウインドレギュレータにおいて、
前記第1〜第3のシューのうち少なくとも1つのシューの前記ガイドとの当たり面を、その当たり面の中間が頂点となるような凸状略曲面とし、
重心より外れた位置を中心に首降り回動するように、前記シューを設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。
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