JP3888905B2 - めっき装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、処理対象物にめっき処理を施すための複数のめっきカップを備えためっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造工程において、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)の一方表面にめっき処理を施すことがある。処理対象物であるウエハにめっき処理をするためのめっき装置は、めっき液を収容してウエハの一方表面にめっき液を接触させるためのめっきカップと、大量のめっき液を収容するための収容槽と、めっきカップと収容槽との間でめっき液を循環させるためのポンプとを含んでいる。枚葉式のめっき装置においては、複数のウエハを並行して処理できるように、複数のめっきカップが備えられている。ポンプの数は、めっきカップの数よりも少なく、複数のめっきカップが1つのポンプを共有するようになっている。
【0003】
めっき液は、めっき処理に伴う添加剤の消耗、循環中の特定の成分の酸化、および水分の蒸発などのよって徐々に変質する。めっき液が大きく変質すると、めっき処理に悪影響を及ぼす。このため、適当な期間ごとにめっき液の組成を分析して不足成分を補うなどの処置が施される。この処置を施してから次に処置を施すまでの間のめっき液の変質を少なくするために、通常、めっき液の総量が多くされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、めっき液の総量を多くするためには、収容槽の容積を大きくしなければならない。このため、めっき装置の設置面積が大きくなってしまう。
また、複数のめっきカップにより1つのポンプが共有されているので、1つのポンプを共有する複数のめっきカップに供給されるめっき液の流量が等しくならなかった。さらに、複数のめっきカップのうち任意のめっきカップに所定流量のめっき液を供給してめっき処理を行うことができなかった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、設置面積が小さいめっき装置を提供することである。
この発明の他の目的は、複数のめっきカップにほぼ等しい流量でめっき液を供給することができるめっき装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、複数のめっきカップのうち、任意のめっきカップに所定流量のめっき液を供給してめっき処理を行うことができるめっき装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、横方向かつ平面視において直線状に配列された複数のめっきカップ(13a〜13d)と、平面視において上記複数のめっきカップの配列領域に沿って延びる細長い長方形の形状を有しており、平面視において上記複数のめっきカップの配列領域内で、上記複数のめっきカップの下方に配置された収容槽(12)と、上記収容槽から上記めっきカップへめっき液を送液するための送液配管(15,16)と、この送液配管を介して上記収容槽内のめっき液を上記めっきカップへ汲み上げるポンプ(P1,P2)と、上記複数のめっきカップ、上記収容槽、上記送液配管および上記ポンプが内部に配置されたハウジング(11)とを備え、平面視において上記ハウジングの一側方に、処理対象物(W)を搬送するための搬送スペース(4)が確保されており、平面視において上記ハウジングに対して上記搬送スペースとは反対側に、上記めっき装置の保守をするための保守スペース(7)が確保されており、上記ハウジング内で、平面視において、上記収容槽は、上記搬送スペース側に配置されており、上記送液配管および上記ポンプは、上記収容槽の上記保守スペース側の側壁に沿って配置されていることを特徴とするめっき装置である。
【0007】
なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
ポンプは送液配管に介装されたものとすることができる。ポンプにより、収容槽からめっきカップへとめっき液を送液(揚液)し、めっきカップから溢れ出ためっき液が収容槽に戻るように構成することができる。これにより、めっき液を循環させながらめっきカップで処理対象物にめっき処理を施すことができる。
【0008】
収容槽の上端が、めっきカップの下端と近接している場合、収容槽に充分な量のめっき液を満たしておけば、めっきカップと収容槽内におけるめっき液の液面との高さの差は小さくなる。このため、めっきカップから溢れ出ためっき液が収容槽に流れ落ちる際の落差は小さく、めっき液への空気(泡)の混入を少なくすることができる。これにより、めっき液の特定成分の酸化を防ぐことができる。めっきカップが適当な高さに配されており、収容槽の高さが充分高く構成されていれば、平面視における面積が小さく構成されていても、収容槽は充分大きな容積を有することができる。したがって、大量のめっき液を収容槽に収容し循環して使用することができるので、めっき処理時におけるめっき液の劣化を遅くすることができる。
【0009】
収容槽は、平面視においてめっきカップが配列されている領域に、少なくとも一部が重なり合うように配置されているので、めっきカップのための設置面積と収容槽のための設置面積は一部で共通している。したがって、このようなめっき装置の設置面積は小さい。
収容槽は、平面視において、めっきカップが配列されている領域にほぼ全体が重なり合うように構成されていることが好ましい。この場合、めっき装置の設置面積のうち収容槽のためだけに必要な部分はほとんどない。したがって、このようなめっき装置は設置面積が小さい
【0011】
収容槽を平面視において細長い長方形の形状とすることにより、平面視において直線状に配されためっきカップの分布領域と重なるように収容槽を配置することができる。
搬送スペースに搬送ロボットを配し、この搬送ロボットにより処理対象物を搬送することとしてもよい。めっき装置において収容槽を搬送スペース側に配し、ポンプや必要により取り付けられるフィルタなどの消耗部品、および点検の必要性が高い部品などを保守スペース側に配することができる。これにより、消耗部品の交換その他のメンテナンスが容易になる。
【0012】
請求項記載の発明は、上記ポンプの数が上記めっきカップの数より少なく、上記送液配管が、上記収容槽に連通接続され上記ポンプが介装された主配管(9,10)と、この主配管から第1分岐点(A1,A2)で分岐して上記複数のめっきカップのうちの少なくとも2つのめっきカップにそれぞれ連通接続された複数の分配配管(28a〜28d)とを含み、上記主配管から分岐した上記複数の分配配管は、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成していることを特徴とする請求項1記載のめっき装置である。
【0013】
ポンプは、1つであってもよく複数であってもよい。たとえば、めっき装置が4つのめっきカップを備えている場合、1つのポンプで4つのめっきカップのそれぞれにめっき液を汲み上げるように構成してもよく、2つのポンプでそれぞれ2つずつのめっきカップにめっき液を汲み上げるように構成してもよい。
たとえば、1つの主配管から2つの分配配管が分岐している場合、これら2つの分配配管が第1分岐点を含む鉛直な面に対して対称な形状とすることにより、それぞれの分配配管が有する流路を、めっき液に対して互いに流体力学的に等価なものとすることができる。このような流路を有する分配配管に主配管からめっき液を流すと、めっき液は第1分岐点でそれぞれの分配配管に等しく分配され、それぞれの分配配管にはほぼ同じ流量のめっき液が流れる。これにより、各々の分配配管を通じてめっきカップに供給されるめっき液の流量をほぼ等しくすることができる。
【0014】
請求項記載の発明は、上記分配配管上の第2分岐点(B1〜B4)から分岐して延び、上記収容槽に連通接続されたバイパス配管(17a〜17d)と、上記分配配管において、上記第2分岐点と上記めっきカップとの間の流路を開閉する供給流路開閉手段(20a〜20d)と、上記バイパス配管の流路を開閉するバイパス流路開閉手段(21a〜21d)とをさらに備えたことを特徴とする請求項記載のめっき装置である。
請求項4記載の発明は、横方向かつ平面視において直線状または環状に配列された複数のめっきカップ(13a〜13d)と、平面視において上記複数のめっきカップの配列領域に沿って延びる細長い長方形の形状または環状の形状を有しており、平面視において上記複数のめっきカップの配列領域と少なくとも一部が重なり合うように上記複数のめっきカップの下方に配置された収容槽(12)と、上記収容槽から上記めっきカップへめっき液を送液するための送液配管(15,16)と、この送液配管を介して上記収容槽内のめっき液を上記めっきカップへ汲み上げるポンプ(P1,P2)とを備え、上記ポンプの数が上記めっきカップの数より少なく、上記送液配管が、上記収容槽に連通接続され上記ポンプが介装された主配管(9,10)と、この主配管から第1分岐点(A1,A2)で分岐して上記複数のめっきカップのうちの少なくとも2つのめっきカップにそれぞれ連通接続された複数の分配配管(28a〜28d)とを含み、上記主配管から分岐した上記複数の分配配管は、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成しており、上記分配配管上の第2分岐点(B1〜B4)から分岐して延び、上記収容槽に連通接続されたバイパス配管(17a〜17d)と、上記分配配管において、上記第2分岐点と上記めっきカップとの間の流路を開閉する供給流路開閉手段(20a〜20d)と、上記バイパス配管の流路を開閉するバイパス流路開閉手段(21a〜21d)とをさらに備えたことを特徴とするめっき装置である。
請求項5記載の発明は、上記複数のめっきカップが平面視において直線状に配列されており、上記収容槽が平面視において細長いほぼ長方形の形状を有しており、平面視において上記収容槽の一側方に、処理対象物を搬送するための搬送スペースが確保されており、平面視において上記収容槽に対して上記搬送スペースとは反対側に、上記めっき装置の保守をするための保守スペースが確保されていることを特徴とする請求項4記載のめっき装置である。
請求項記載の発明は、横方向に配列された複数のめっきカップと、平面視において上記複数のめっきカップの配列領域と少なくとも一部が重なり合うように上記複数のめっきカップの下方に配置された収容槽と、上記収容槽から上記めっきカップへめっき液を送液するための送液配管と、この送液配管を介して上記収容槽内のめっき液を上記めっきカップへ汲み上げるポンプとを備え、上記ポンプの数が上記めっきカップの数より少なく、上記送液配管が、上記収容槽に連通接続され上記ポンプが介装された主配管と、この主配管から第1分岐点で分岐して上記複数のめっきカップのうちの少なくとも2つのめっきカップにそれぞれ連通接続された複数の分配配管とを含み、上記主配管から分岐した上記複数の分配配管は、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成しており、上記分配配管上の第2分岐点から分岐して延び、上記収容槽に連通接続されたバイパス配管と、上記分配配管において、上記第2分岐点と上記めっきカップとの間の流路を開閉する供給流路開閉手段と、上記バイパス配管の流路を開閉するバイパス流路開閉手段とをさらに備えたことを特徴とするめっき装置である。
請求項6記載のめっき装置において、複数のめっきカップは、たとえば、環状に配列されていてもよい。この場合、収容槽も平面視において環状に構成することができる。
【0015】
供給流路開閉手段は、たとえば、分配配管において第2分岐点とめっきカップとの間の部分に介装されたストップバルブであってもよく、バイパス流路開閉手段は、たとえば、バイパス配管に介装されたストップバルブであってもよい。また、供給流路開閉手段およびバイパス流路開閉手段は、第2分岐点に配された三方バルブであってもよい。
バイパス流路開閉手段を開放すると、収容槽から送液配管の一部およびバイパス配管を通って収容槽へと戻る流路が形成される。1つの分配配管に関して供給流路開閉手段およびバイパス流路開閉手段のうちの一方を開放し他方を閉じることにより、この分配配管を流れるめっき液を、めっきカップまたは収容槽へと導くことができる。
【0016】
この発明によれば、供給流路開閉手段およびバイパス流路開閉手段の各々を開放しまたは閉じることにより、ポンプを共有する複数のめっきカップのうち、一部のめっきカップのみにめっき液を供給することができる。このとき、めっき液を供給しないめっきカップに関連したバイパス配管からは、収容槽へとめっき液が戻される。このように、ポンプを共有する複数のめっきカップのうちの一部のめっきカップにのみめっき液を供給する場合であっても、主配管を流れるめっき液は第1分岐点ですべての分配配管に分配される。これにより、ポンプを共有するすべてのめっきカップにめっき液が供給されているときと、これらの一部にのみめっき液が供給されているときとで、1つのめっきカップに供給されるめっき液の流量はほぼ同じになる。
【0017】
分配配管の第2分岐点とめっきカップとの間の部分に供給流量調整バルブを介装し、めっき液の流量を微調整するようにしてもよい。この場合、供給流路開閉手段と供給流量調整バルブとは、流路の開閉およびめっき液の流量の調整を行うことができる同一のバルブであってもよい。以上のような構成により、複数のめっきカップが1つのポンプを共有している場合でも、個々のめっきカップがそれぞれポンプを有している場合と同様の動作をさせることができる。
【0018】
ポンプ(主配管)を共有するすべての分配配管から、バイパス配管を介して収容槽へめっき液が戻されるようにすることも可能である。この場合、めっき液は空気と接触する機会の多いめっきカップを介さずに循環される。めっき液へ純水または添加剤を補充した後に、このよう方法によりめっき液を循環させてめっき液を攪拌することで、めっき液の酸化を少なくすることができる。
請求項記載のように、請求項記載のめっき装置において、上記複数のめっきカップは、平面視において直線状に配列されていてもよい。この場合、請求項記載のように、上記収容槽は、平面視において細長いほぼ長方形の形状を有していてもよく、この場合、平面視において上記収容槽の一側方に、処理対象物を搬送するための搬送スペースが確保されていてもよく、この場合、平面視において上記収容槽に対して上記搬送スペースとは反対側に、上記めっき装置の保守をするための保守スペースが確保されていてもよい。
請求項記載の発明は、上記バイパス配管に介装され、上記バイパス配管を流れるめっき液の流量を調整するバイパス流量調整バルブ(21a〜21d)をさらに備えたことを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載のめっき装置である。
【0019】
バイパス流路開閉手段とバイパス流量調整バルブとは、流路の開閉およびめっき液の流量の調整を行うことができる同一のバルブであってもよい。
この発明によれば、予めバイパス流量調整バルブを調整することにより、ポンプを共有するすべてのめっきカップにめっき液を供給する場合と、これらのめっきカップのうちの一部にのみめっき液を供給する場合とで、個々のめっきカップに供給されるめっき液の流量が同じになるようにすることができる。これにより、供給流路開閉手段およびバイパス流路開閉手段による流路の開閉だけで、所望のめっきカップにのみめっき液を供給して運用することができる。すなわち、ポンプを共有する複数のめっきカップのうち、めっき液を供給するめっきカップの組み合わせを変更した場合、流量調整をしなくても各めっきカップには所定の流量のめっき液が供給される。
【0020】
請求項10記載の発明は、上記分配配管が、上記収容槽の側壁の1つに沿って配されていることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載のめっき装置である。
このような構成により、めっき装置を小さくすることができ、めっき装置の設置面積を小さくすることができる。
請求項1記載の発明は、上記めっきカップ近傍から延設された排気配管(23a〜23d,24)をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のめっき装置である。
【0021】
排気配管によりめっきカップ近傍のミストやガスなどを排気することができる。
請求項1記載の発明は、上記排気配管が上記収容槽の側壁の1つに沿って配されていることを特徴とする請求項1記載のめっき装置である。
このような構成により、めっき装置を小さくすることができ、めっき装置の設置面積を小さくすることができる。
【0022】
請求項1記載の発明は、上記収容槽が透明部材で構成されていることを特徴とする請求項1ないし1のいずれかに記載のめっき装置である。
この発明によれば、収容槽の内部を目視により観察することができるので、たとえば、めっき液に混入した異物等を容易に発見することができる
【0023】
【発明の実施の形態】
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るめっき装置の全体の構成を示す図解的な平面図である。
このめっき装置は、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wに対して、めっき処理を施した後洗浄処理を施すためのものであり、未処理のウエハWおよび処理後のウエハWを収納するためのカセットCが所定方向に沿って複数個配列されるカセット載置部1と、ウエハWに対して銅めっきを施すめっき部2と、ウエハWに対して洗浄を施す洗浄部3とを備えている。めっき部2は、互いに独立してウエハWにめっき処理を施すことができる4つのめっき処理部2a〜2dを含んでいる。洗浄部3は、互いに独立してウエハWに洗浄処理を施すことができる4つの洗浄処理部3a〜3dを含んでいる。
【0024】
めっき部2と洗浄部3との間には直線状に延びた搬送スペース4が設けられており、搬送スペース4には、この搬送スペース4に沿って往復移動可能な主搬送ロボット5が設けられている。また、カセット載置部1の近傍には、カセットCの整列方向に沿って移動可能なインデクサロボット6が設けられており、このインデクサロボット6は主搬送ロボット5との間でウエハWの受け渡しを行うことができる。
【0025】
めっき部2に対して搬送スペース4とは反対側に、保守スペース7が確保されており、作業者は保守スペース7からめっき部2の保守を行うことができるようになっている。同様に、洗浄部3に対して搬送スペース4とは反対側に、保守スペース8が確保されており、作業者は保守スペース8から洗浄部3の保守を行うことができるようになっている。
未処理のウエハWは、インデクサロボット6によってカセットCから取り出されて、主搬送ロボット5に受け渡される。主搬送ロボット5は、めっき処理部2a〜2dのいずれかに未処理のウエハWを搬入する。めっき処理が施された後のウエハWは、回転されて処理面が乾燥しない程度にめっき液が振り切られ、主搬送ロボット5により、洗浄処理部3a〜3dのいずれかに搬入され、余分な銅膜のエッチングや洗浄処理が施される。そしてウエハWは、主搬送ロボット5によって搬出され、インデクサロボット6に受け渡された後、カセット載置部1に載置されたカセットCに収容される。
【0026】
図2は、めっき部2の内部の構成を示す図解的な平面図であり、図3は、その図解的な正面図であり、図4は、その図解的な側面図である。
めっき部2は、搬送スペース4に沿って延びたほぼ直方体のハウジング11の中に、大量のめっき液を収容可能な収容槽12、収容槽12の上方に配されウエハWの一方表面にめっきするためのめっきカップ13a〜13d、めっきカップ13a〜13dの上方にそれぞれ配され主搬送ロボット5から渡されたウエハWを保持および回転するウエハ保持回転機構14a〜14d(図2では図示を省略)を備えている。
【0027】
収容槽12は、搬送スペース4に沿う方向に沿って延びたほぼ直方体の形状を有している。収容槽12の厚さ(搬送スペース4に沿う方向に直交する方向の長さ)は、およそ100mmでありめっきカップ13a〜13dの直径より小さい。収容槽12の高さは、およそ1000mmであり、収容槽12の幅(搬送スペース4に沿う方向の長さ)はおよそ1600mmである。したがって、収容槽12の容積はおよそ160リッターとなるが、この容積は本装置のように4つのめっきカップ13a〜13dを有するめっき装置が必要とする量(100〜200リッター)のめっき液に対して充分な大きさである。収容槽12は、透明な材料(透明部材)で構成されており、ハウジング11内の搬送スペース4側に配置されている。
【0028】
めっきカップ13a〜13dは、床から1.4〜1.6mの高さに、ほぼ水平な面に沿って、搬送スペース4に沿う方向に直線状に配列されている。すなわち、収容槽12の上端は、めっきカップ13a〜13dの下端に近接している。収容槽12は、平面視においてほぼめっきカップ13a〜13dの配列領域内にある。
めっきカップ13a〜13dの上方には、それぞれ対応するウエハ保持回転機構14a〜14dが配されている。ウエハ保持回転機構14a〜14dは、それぞれ昇降機構25a〜25dに結合されており、ウエハ保持回転機構14a〜14dに保持されたウエハWを、めっきカップ13a〜13dの上方で昇降することができるようになっている。めっきカップ13a〜13dおよびウエハ保持回転部14a〜14dは、それぞれめっき処理部2a〜2dを構成している。
【0029】
収容槽12とめっきカップ13a〜13dとは、送液配管15,16によって連通接続されている。ハウジング11内の底部近傍で保守スペース7側には、送液配管15,16にそれぞれ介装され収容槽12内のめっき液をめっきカップ13a〜13dへと送液(揚液)するためのポンプP1,P2が配置されている。送液配管15,16は、収容槽12の保守スペース7側の側面下部に連通接続され上方に延びる主配管9,10と、主配管9,10からそれぞれ第1分岐点A1,A2で分岐してめっきカップ13a,13bおよびめっきカップ13c,13dにそれぞれ連通接続された分配配管28a,28bおよび分配配管28c,28dとを含んでいる。ポンプP1,P2は、それぞれ主配管9,10に介装されている。
【0030】
主配管9,10には、ポンプP1,P2の下流側にそれぞれパーティクル除去フィルタ18,19が介装されている。パーティクル除去フィルタ18,19は、めっき液中のパーティクル(異物)および泡を除去することができる。主配管9および第1分岐点A1は、搬送スペース4に沿う方向に関して、めっきカップ13aとめっきカップ13bとのほぼ中間に配されている。同様に、主配管10および第1分岐点A2は、搬送スペース4に沿う方向に関して、めっきカップ13cとめっきカップ13dとのほぼ中間に配されている。
【0031】
分配配管28a,28bは、第1分岐点A1から搬送スペース4に沿う方向に互いに逆向きに延びており、それぞれめっきカップ13a,13bの中央部下方で屈曲して上方に向かって延びている。同様に、分配配管28c,28dは、第1分岐点A2から搬送スペース4に沿う方向に互いに逆向きに延びており、それぞれめっきカップ13c,13dの中央部下方で屈曲して上方に向かって延びている。
【0032】
分配配管28a,28bの上記屈曲部は、それぞれ第2分岐点B1,B2となっており、第2分岐点B1,B2からはバイパス配管17a,17bが分岐している。分配配管28c,28dの上記屈曲部は、それぞれ第2分岐点B3,B4となっており、第2分岐点B3,B4からはバイパス配管17c,17dが分岐している。バイパス配管17a〜17dは下方に向かって延び、収容槽12の高さ方向中央部よりやや高い位置に連通接続されている。
【0033】
分配配管28a〜28dおよびバイパス配管17a〜17dは、収容槽12の保守スペース7側の側壁に沿って収容槽12に近接して配されている。これにより、収容槽12とめっきカップ13a〜13dとは短い距離で連通接続されている。
分配配管28a〜28dの第2分岐点B1〜B4とめっきカップ13a〜13dとの間の部分には、それぞれ供給バルブ20a〜20dが介装されている。供給バルブ20a〜20dにより、分配配管28a〜28dを流れるめっき液の流路の開閉および流量調整をすることができる。供給バルブ20a〜20dのそれぞれは、すべて等しい能力を有するもので、同一の条件下では同じ開度に開いたときに同じ流量のめっき液が流れる。供給バルブ20a〜20dは、たとえば、エア弁とすることができる。
【0034】
バイパス配管17a〜17dには、それぞれバイパスバルブ21a〜21dが介装されている。バイパスバルブ21a〜21dにより、バイパス配管17a〜17dを流れるめっき液の流路の開閉および流量調整をすることができる。バイパスバルブ21a〜21dのそれぞれは、すべて等しい能力を有するもので、同一の条件下では同じ開度に開いたときに同じ流量のめっき液が流れる。バイパスバルブ21a〜21dは、たとえば、エア弁とすることができる。
【0035】
分配配管28aおよびバイパス配管17aと、分配配管28bおよびバイパス配管17bとは、第1分岐点A1を通り搬送スペース4に沿う方向に垂直な鉛直面に関して対称な形状を有している。また、供給バルブ20aと供給バルブ20bとは、それぞれ分配配管28aおよび分配配管28bにおいて、第1分岐点A1を通り搬送スペース4に沿う方向に垂直な鉛直面に関して対称な位置に取り付けられている。バイパスバルブ21aとバイパスバルブ21bとは、それぞれバイパス配管17aおよびバイパス配管17bにおいて、第1分岐点A1を通り搬送スペース4に沿う方向に垂直な面に関して対称な位置に取り付けられている。したがって、分配配管28aおよびバイパス配管17aと、分配配管28bおよびバイパス配管17bとは、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成している。
【0036】
同様に、分配配管28cおよびバイパス配管17cと、分配配管28dおよびバイパス配管17dとは、第2分岐点A2を通り搬送スペース4に沿う方向に垂直な鉛直面に関して対称な形状を有している。また、供給バルブ20cと供給バルブ20dとは、それぞれ分配配管28cおよび分配配管28dにおいて、第2分岐点A2を通り搬送スペース4に沿う方向に垂直な鉛直面に関して対称な位置に取り付けられている。バイパスバルブ21cとバイパスバルブ21dとは、それぞれバイパス配管17cおよびバイパス配管17dにおいて、第2分岐点A2を通り搬送スペース4に沿う方向に垂直な鉛直面に関して対称な位置に取り付けられている。したがって、分配配管28cおよびバイパス配管17cと、分配配管28dおよびバイパス配管17dbとは、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成している。
【0037】
めっきカップ13a〜13dからは、それぞれ還流配管22a〜22dおよび排気配管23a〜23dが下方に延びている。還流配管22a〜22dは、収容槽12内の上部に延設されている。還流配管22a〜22dの下端は、収容槽12の搬送スペース4側の内側壁に向けられており、還流配管22a〜22dの下端から吐出されためっき液は、収容槽12の内側壁を伝って収容槽12内に流れ落ちるようにされている。収容槽12の保守スペース7側には、収容槽12の側面に取り付けられた固定具29を介して、搬送スペース4に沿う方向に延びる共通排気配管24が配設されている。排気配管23a〜23dは、共通排気配管24に連通接続されている。
【0038】
平面視において収容槽12が存在する領域は、めっきカップ13a〜13dが存在する(配列されている)領域にほぼ含まれているので、このめっき装置(めっき部2)の設置面積のうち、収容槽12のためだけに使われる部分はほとんどない。さらに、分配配管28a〜28d、排気配管23a〜23d、および共通排気配管24は収容槽12の側壁(側面)に沿って配されているので、このようなめっき装置(めっき部2)は設置面積が小さい。収容槽12は、設置面積を小さくするために厚さが薄くされているが、代わりに高さが高くされているので、充分大きな容積が確保されている。これにより、大量のめっき液を用いてめっき処理を行うことができるので、めっき処理時におけるめっき液の劣化を遅くすることができる。
【0039】
消耗品であるポンプP1,P2やパーティクル除去フィルタ18,19などは、すべて保守スペース7側に配されているので、部品の交換が容易である。また、送液配管15,16、バイパス配管17a〜17d、供給バルブ20a〜20dおよびバイパスバルブ21a〜21dも、保守スペース7側に配されているので、これらのメンテナンスが容易である。収容槽12は、搬送スペース4側に配されているが、通常収容槽12はメンテナンスの必要がないので問題ない。
【0040】
また、送液配管15,16、バイパス配管17a〜17d、還流配管22a〜22dなどからめっき液が漏出した場合、収容槽12が防護壁となって搬送スペース4側に、めっき液が流れないように(流れるめっき液の量を少なく)することができる。これにより、主搬送ロボット5などの搬送系が保護される。
収容槽12は、透明な材料で構成されているので、作業者は保守スペース7から収容槽12の内部を目視により観察することができる。これにより、たとえば、めっき液中に混入した異物等を容易に発見することができる。
【0041】
図5は、めっきカップ13a〜13dおよびウエハ保持回転部14a〜14dの共通の構造を示す図解的な断面図である。
めっきカップ13a〜13dは、中央部に配された平面視において円形のめっき槽32、めっき槽32の周囲に配された第1回収槽33、および第1回収槽33の周囲に配された第2回収槽34を含んでいる。めっき槽32内の底面中央部には分配配管28a〜28dが連通接続されており、第1回収槽33の底面には還流配管22a〜22dが連通接続されており、第2回収槽34の底部には排気配管23a〜23dが連通接続されている。排気配管23a〜23dによりめっきカップ13a〜13d近傍で発生したミストやガスなどを排気することができる。めっき槽32内の底部近傍には、環状のアノード電極26が配されている。アノード電極26は、めっき電源27に接続されている。
【0042】
ウエハ保持回転部14a〜14dは、回転管37、回転管37の一方端に垂直に取り付けられた円板状の支持板37a、支持板37aの周縁部から回転管37側とは反対側に延びた複数の支柱35、および支柱35の先端に取り付けられた環状のカソードリング31を備えている。カソードリング31は内方に突出した当接部31aを有している。当接部31aの内径は、保持するウエハWの径よりわずかに小さい。
【0043】
回転管37の内部には、サセプタ36が配備されている。サセプタ36は、支軸36bおよび支軸36bの下端に垂直に取り付けられた円板状の載置台36aを含んでおり、載置台36aは複数の支柱35に取り囲まれるように配置されている。サセプタ36は回転管37の軸に沿って昇降可能になっている。これにより、載置台36aとカソードリング31の当接部31aとで、ウエハWの周縁部を挟持して保持することができる。
【0044】
カソードリング31は、めっき電源27に接続されたカソード電極31bを備えている。カソード電極31bは、カソードリング31から内方に突出しており、載置台36aと当接部31aとに挟持されたウエハWの当接部31a側に接触できるようになっている。
めっき処理時には、ポンプP1,P2が作動され、めっき液が収容槽12からめっき槽32へと送液されめっき槽32から第1回収槽33へと溢れて、還流配管22a〜22dを経て収容槽12へ戻るように循環される。これにより、めっき槽32にはめっき液が満たされた状態となる。めっき液の供給量は、好ましくは1つのめっきカップ13a〜13dあたり、5〜20リッター/minとされる。そして、載置台36aとカソードリング31とに挟持されたウエハWを、下降させてめっき槽32に満たされためっき液に接液して回転させ、カソード電極31bとアノード電極26との間に通電することにより、ウエハW下面に均一にめっきすることができる。この際、通常3分程度の時間をかけて1μm程度の膜が形成される。
【0045】
収容槽12内に充分な量のめっき液が収容されて液面が高くされていれば、めっきカップ13a〜13dと収容槽12内のめっき液の液面との高さの差は少ない。したがって、めっき液がめっきカップ13a〜13dから還流配管22a〜22dを経て、収容槽12に流れ落ちる際、落差が小さいのでめっき液に空気が混入し難い。これにより、めっき液の特定成分の酸化を防ぐことができる。
バイパスバルブ21a,21bを閉じ供給バルブ20a,20bを同一の所定開度で開放して、ポンプP1を作動させると、めっきカップ13a,13bにめっき液が供給される。この際、ポンプP1により、めっき液が主配管9内を上方に向けて送液されると、第1分岐点A1においてめっき液はそれぞれ分配配管28aと分配配管28bとに等しい流量で流れるように分配される。なぜなら、分配配管28aと分配配管28bとは、流体力学的に等価な流路を有しているので、それぞれがめっき液に対して等しい抵抗を及ぼすからである。これにより、めっきカップ13aとめっきカップ13bとに等しい流量でめっき液が供給される。
【0046】
同様に、バイパスバルブ21c,21dを閉じ供給バルブ20c,20dを同一の所定開度で開放して、ポンプP2を作動させると、めっきカップ13cとめっきカップ13dとに等しい流量でめっき液が供給される。
供給バルブ20bおよびバイパスバルブ21aを閉じ、供給バルブ20aおよびバイパスバルブ21bを開放して、ポンプP1を作動させると、分配配管28aからめっきカップ13aにめっき液が供給される。このとき、めっきカップ13a,13bの双方にめっき液を供給する場合と同様、めっき液は第1分岐点A1で分配されて流れる。めっき液の一部はバイパス配管17bから収容槽12へ直接戻される。このため、めっきカップ13a,13bの双方にめっき液を供給した場合と、めっきカップ13aにのみめっき液を供給した場合とで、めっきカップ13aに供給されるめっき液の流量はほぼ等しい。
【0047】
めっきカップ13aにのみめっき液を供給する場合において、予め供給バルブ20aおよびバイパスバルブ21bの開度と、めっきカップ13aへ供給されるめっき液の流量との関係を調べておくことが可能である。これによりめっきカップ13a,13bの双方にめっき液を供給した場合と、めっきカップ13aにのみめっき液を供給した場合とで、めっき液の流量が等しくなるようにすることができる。
【0048】
以上のことは、めっきカップ13b,13c,13dのいずれか1つにめっき液を供給する場合でも同様である。このように、このめっき装置(めっき部2)は、各々のめっきカップ13a〜13dに対して、それぞれポンプP1(P2)が備えられているのと同様に使用することができる。すなわち、4つのめっきカップ13a〜13dのうち任意のものを選んで所定の流量でめっき液を供給して、めっき処理を行うことが可能である。
【0049】
2つのめっきカップ13a,13b(13c,13d)でポンプP1(P2)およびパーティクル除去フィルタ18(19)を共有することにより、コストダウンを図ることができるとともに、ハウジング11内の空間に余裕をもたせることができる。
供給バルブ20a,20b(20c,20d)を閉じ、バイパスバルブ21a,21b(21c,21d)を開いて、ポンプP1(P2)を作動させて、めっき液を循環させることも可能である。この場合、めっき液は空気と接触する機会の多いめっきカップ13a,13b(13c,13d)を介さずに循環される。めっき液へ純水または添加剤を補充した後、このよう方法によりめっき液を循環させ攪拌することで、めっき液の酸化を少なくすることができる。
【0050】
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではない。たとえば、めっきカップの数は4つに限定されるものではなく、任意の数(複数)に設定することができる。同じ主配管9,10を共有する分配配管28a〜28dの流路が流体力学的に等価である限り、3つ以上の分配配管28a〜28dが1つの主配管9(10)を共有していてもよい。めっきカップ13a〜13dは、環状に配されていてもよい。その場合、収容槽12は、平面視において環状の形状を有するものとすることができる。
【0051】
第2分岐点B1〜B4に三方バルブを配して、めっき液の流れを第1分岐点A1,A2からめっきカップ13a〜13dまたは収容槽12へと切り換えるようにしてもよい。この場合、供給バルブ20a〜20dおよびバイパスバルブ21a〜21dは、流路の開閉はせずめっき液の流量調整のみをするものとすることができる。
めっき処理の処理対象物はウエハWに限られるものではなく、めっきを施す様々な部材、部品等とすることができる。
【0052】
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るめっき装置の全体の構成を示す図解的な平面図である。
【図2】めっき部の内部の構成を示す図解的な平面図である。
【図3】めっき部の内部の構成を示す図解的な正面図である。
【図4】めっき部の内部の構成を示す図解的な側面図である。
【図5】めっきカップおよびウエハ保持回転部の共通の構造を示す図解的な断面図である。
【符号の説明】
4 搬送スペース
7,8 保守スペース
9,10 主配管
12 収容槽
13a,13b,13c,13d めっきカップ
15,16 送液配管
17a,17b,17c,17d バイパス配管
20a,20b,20c,20d 供給バルブ
21a,21b,21c,21d バイパスバルブ
23a,23b,23c,23d 排気配管
24 共通排気配管
28a,28b,28c,28d 分配配管
A1,A2 第1分岐点
B1,B2,B3,B4 第2分岐点
P1,P2 ポンプ
W ウエハ

Claims (13)

  1. 横方向かつ平面視において直線状に配列された複数のめっきカップと、
    平面視において上記複数のめっきカップの配列領域に沿って延びる細長い長方形の形状を有しており、平面視において上記複数のめっきカップの配列領域内で、上記複数のめっきカップの下方に配置された収容槽と、
    上記収容槽から上記めっきカップへめっき液を送液するための送液配管と、
    この送液配管を介して上記収容槽内のめっき液を上記めっきカップへ汲み上げるポンプと
    上記複数のめっきカップ、上記収容槽、上記送液配管および上記ポンプが内部に配置されたハウジングとを備え
    平面視において上記ハウジングの一側方に、処理対象物を搬送するための搬送スペースが確保されており、平面視において上記ハウジングに対して上記搬送スペースとは反対側に、上記めっき装置の保守をするための保守スペースが確保されており、
    上記ハウジング内で、平面視において、上記収容槽は、上記搬送スペース側に配置されており、上記送液配管および上記ポンプは、上記収容槽の上記保守スペース側の側壁に沿って配置されていることを特徴とするめっき装置。
  2. 上記ポンプの数が上記めっきカップの数より少なく、
    上記送液配管が、上記収容槽に連通接続され上記ポンプが介装された主配管と、この主配管から第1分岐点で分岐して上記複数のめっきカップのうちの少なくとも2つのめっきカップにそれぞれ連通接続された複数の分配配管とを含み、上記主配管から分岐した上記複数の分配配管は、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成していることを特徴とする請求項1記載のめっき装置。
  3. 上記分配配管上の第2分岐点から分岐して延び、上記収容槽に連通接続されたバイパス配管と、
    上記分配配管において、上記第2分岐点と上記めっきカップとの間の流路を開閉する供給流路開閉手段と、
    上記バイパス配管の流路を開閉するバイパス流路開閉手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項記載のめっき装置。
  4. 横方向かつ平面視において直線状または環状に配列された複数のめっきカップと、
    平面視において上記複数のめっきカップの配列領域に沿って延びる細長い長方形の形状または環状の形状を有しており、平面視において上記複数のめっきカップの配列領域と少なくとも一部が重なり合うように上記複数のめっきカップの下方に配置された収容槽と、
    上記収容槽から上記めっきカップへめっき液を送液するための送液配管と、
    この送液配管を介して上記収容槽内のめっき液を上記めっきカップへ汲み上げるポンプとを備え、
    上記ポンプの数が上記めっきカップの数より少なく、
    上記送液配管が、上記収容槽に連通接続され上記ポンプが介装された主配管と、この主配管から第1分岐点で分岐して上記複数のめっきカップのうちの少なくとも2つのめっきカップにそれぞれ連通接続された複数の分配配管とを含み、上記主配管から分岐した上記複数の分配配管は、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成しており、
    上記分配配管上の第2分岐点から分岐して延び、上記収容槽に連通接続されたバイパス配管と、
    上記分配配管において、上記第2分岐点と上記めっきカップとの間の流路を開閉する供給流路開閉手段と、
    上記バイパス配管の流路を開閉するバイパス流路開閉手段とをさらに備えたことを特徴とするめっき装置。
  5. 上記複数のめっきカップが平面視において直線状に配列されており、
    上記収容槽が平面視において細長いほぼ長方形の形状を有しており、平面視において上記収容槽の一側方に、処理対象物を搬送するための搬送スペースが確保されており、平面視において上記収容槽に対して上記搬送スペースとは反対側に、上記めっき装置の保守をするための保守スペースが確保されていることを特徴とする請求項記載のめっき装置。
  6. 横方向に配列された複数のめっきカップと、
    平面視において上記複数のめっきカップの配列領域と少なくとも一部が重なり合うように上記複数のめっきカップの下方に配置された収容槽と、
    上記収容槽から上記めっきカップへめっき液を送液するための送液配管と、
    この送液配管を介して上記収容槽内のめっき液を上記めっきカップへ汲み上げるポンプとを備え、
    上記ポンプの数が上記めっきカップの数より少なく、
    上記送液配管が、上記収容槽に連通接続され上記ポンプが介装された主配管と、この主配管から第1分岐点で分岐して上記複数のめっきカップのうちの少なくとも2つのめっきカップにそれぞれ連通接続された複数の分配配管とを含み、上記主配管から分岐した上記複数の分配配管は、めっき液に対して流体力学的に等価な流路を形成しており、
    上記分配配管上の第2分岐点から分岐して延び、上記収容槽に連通接続されたバイパス配管と、
    上記分配配管において、上記第2分岐点と上記めっきカップとの間の流路を開閉する供給流路開閉手段と、
    上記バイパス配管の流路を開閉するバイパス流路開閉手段とをさらに備えたことを特徴とするめっき装置。
  7. 上記複数のめっきカップが平面視において直線状に配列されていることを特徴とする請求項記載のめっき装置。
  8. 上記収容槽が平面視において細長いほぼ長方形の形状を有しており、平面視において上記収容槽の一側方に、処理対象物を搬送するための搬送スペースが確保されており、平面視において上記収容槽に対して上記搬送スペースとは反対側に、上記めっき装置の保守をするための保守スペースが確保されていることを特徴とする請求項記載のめっき装置。
  9. 上記バイパス配管に介装され、上記バイパス配管を流れるめっき液の流量を調整するバイパス流量調整バルブをさらに備えたことを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載のめっき装置。
  10. 上記分配配管が、上記収容槽の側壁の1つに沿って配されていることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載のめっき装置。
  11. 上記めっきカップ近傍から延設された排気配管をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のめっき装置。
  12. 上記排気配管が上記収容槽の側壁の1つに沿って配されていることを特徴とする請求項1記載のめっき装置。
  13. 上記収容槽が透明部材で構成されていることを特徴とする請求項1ないし1のいずれかに記載のめっき装置。
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