JP3884025B2 - 二重反転翼のピッチ角可変機構およびそれを備えた二重反転翼を有する飛行装置 - Google Patents

二重反転翼のピッチ角可変機構およびそれを備えた二重反転翼を有する飛行装置 Download PDF

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Description

本発明は二重反転翼のピッチ角可変機構およびそれを備えた二重反転翼を有する飛行装置に関する。
従来から、ヘリコプタの推進機構の1つとして二重反転翼(二重反転プロペラ、二重反転ロータともいう)がある。この二重反転翼は、上部ロータおよび下部ロータの2枚のロータにより、ヘリコプタの本体にロータの旋回に伴う反動力を発生させずに推進力を得ることができるという特徴を有している。また、二重反転翼は、ヘリコプタの後部にテールロータの取り付けを必要とせず、かつ同じロータ径で通常の単一ロータのヘリコプタと比較して2倍の推進力を得ることができるといった特徴も有している。
そして、二重反転翼を備えたヘリコプタに関する技術として、従来、特許文献1に記載されている二重反転翼を備え、ヘリコプタと飛行機の両方の性質を併せ持ったヘリプレーンに関する技術があった。
一方、二重反転翼を有するヘリコプタにおいて、ヘリコプタの高度および姿勢を変えるためには、上部ロータと下部ロータの回転数を調整するほか、ロータのピッチ角を変えることによっても行えるが、特許文献2には、模型ヘリコプタにおけるピッチコントロール機構が開示されていた。このピッチコントロール機構は、揚力のバランスの変化を捉え、それに応じてメインロータのピッチ角を変化させるようになっていた。
特開平10−119893号公報 特開2003−103066号公報
しかしながら、上述した特許文献1記載のヘリプレーンは、姿勢および位置を変更するのに機体から側方に張出した補助翼の角度を変えることしか考慮されていないので、姿勢および位置を正確に保つことが難しいという問題があった。
また、特許文献2記載のピッチコントロール機構では、揚力の変化を捉えることを要するので、ピッチ角が変更されるまでの応答に遅れを生じやすく、姿勢および位置の的確な変更には適さなかった。
一方、二重反転翼を有する飛行装置において、姿勢および位置を正確に保つためには、ピッチ角の制御を正確に行う必要があり、そのためには、上部ロータと下部ロータの双方のピッチ角を可変とするのが望ましく、しかもできるだけ簡単な機構でピッチ角を制御できるようにすることが望ましい。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、二重反転翼のピッチ角可変機構およびそれを備えた二重反転翼を有する飛行装置において、上部ロータと下部ロータの双方のピッチ角を簡単な機構で制御できるようにすることを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明は、同軸状に配置された上部回転軸および下部回転軸にそれぞれ上部ロータおよび下部ロータが固定された二重反転翼のピッチ角を調節するためのピッチ角可変機構であって、上部回転軸および下部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、複数の昇降ロッドが周端部に接続されたスワッシュプレートと、各昇降ロッドをそれぞれ回転軸に沿って上昇または下降させるための昇降モータと、上部回転軸および下部回転軸の回りにおけるスワッシュプレートの傾斜変化を受けて、下部ロータのピッチ角を変更する下部ピッチ角変更機構と、スワッシュプレートの傾斜変化を方向の異なる異方向傾斜変化に変換して伝達する傾斜伝達機構と、その傾斜伝達機構により伝達されるスワッシュプレートの傾斜変化を受けて、上部ロータのピッチ角を変更する上部ピッチ角変更機構とを有し、上部ピッチ角変更機構が、上部ロータに接続された上部リンクと、上部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、上部リンクが接続された上部ピッチ制御プレートとを有し、下部ピッチ角変更機構が、下部ロータに接続された下部リンクと、ボールジョイントを介して上部回転軸および下部回転軸が挿通され、下部リンクが接続された下部ピッチ制御プレートとを有し、下部ピッチ角変更機構における下部ピッチ制御プレートがスワッシュプレートの上面に接触して配置され、上部ピッチ制御プレートにベアリングを介して接触する傾斜伝達プレートと、その傾斜伝達プレートと前記下部ピッチ制御プレートとを接続する複数の接続ロッドとによって、前記傾斜伝達機構が構成され、複数の接続ロッドが、傾斜伝達プレートと下部ピッチ制御プレートとに対し、周方向に沿って略均等にシフトさせた位置に接続された捻り配置構造を有する3本のロッドによって構成されていることを特徴とする。
このピッチ角可変機構は、スワッシュプレートの傾斜変化を受けて、下部ピッチ角変更機構が下部ロータのピッチ角を変更する。また、傾斜伝達機構がスワッシュプレートの傾斜変化を方向の異なる異方向傾斜変化に変換して上部ピッチ角変更機構に伝達し、上部ピッチ角変更機構は、傾斜伝達機構から伝達される異方向傾斜変化を受けて上部ロータのピッチ角を変更する。
また、上部ピッチ角変更機構は上部リンクおよび上部ピッチ制御プレートとによりピッチ角を変更し、下部ピッチ角変更機構は下部リンクおよび下部ピッチ制御プレートとによりピッチ角を変更することができる。
さらに、スワッシュプレートの傾斜変化を下部ピッチ制御プレートに伝達するとともに、複数の接続ロッドおよび傾斜伝達プレートとにより変換した上で、上部ピッチ制御プレートに伝達することができる。
さらに、スワッシュプレートにおける傾斜変化を相反する方向の傾斜変化に変換して、上部ピッチ制御プレートに伝達することができる。
また、本発明は、同軸状に配置された上部回転軸および下部回転軸にそれぞれ上部ロータおよび下部ロータが固定され、ピッチ角を調節するためのピッチ角可変機構を備えた二重反転翼を有する飛行装置であって、ピッチ角可変機構は、上部回転軸および下部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、複数の昇降ロッドが周端部に接続されたスワッシュプレートと、各昇降ロッドをそれぞれ回転軸に沿って上昇または下降させるための昇降モータと、上部回転軸および下部回転軸の回りにおけるスワッシュプレートの傾斜変化を受けて、下部ロータのピッチ角を変更する下部ピッチ角変更機構と、スワッシュプレートの傾斜変化を方向の異なる異方向傾斜変化に変換して伝達する傾斜伝達機構と、その傾斜伝達機構により伝達されるスワッシュプレートの傾斜変化を受けて、上部ロータのピッチ角を変更する上部ピッチ角変更機構とを有し、上部ピッチ角変更機構が、上部ロータに接続された上部リンクと、上部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、上部リンクが接続された上部ピッチ制御プレートとを有し、下部ピッチ角変更機構が、下部ロータに接続された下部リンクと、ボールジョイントを介して上部回転軸および下部回転軸が挿通され、下部リンクが接続された下部ピッチ制御プレートとを有し、下部ピッチ角変更機構における下部ピッチ制御プレートがスワッシュプレートの上面に接触して配置され、上部ピッチ制御プレートにベアリングを介して接触する傾斜伝達プレートと、その傾斜伝達プレートと下部ピッチ制御プレートとを接続する複数の接続ロッドとによって、傾斜伝達機構が構成され、複数の接続ロッドが、傾斜伝達プレートと下部ピッチ制御プレートとに対し、周方向に沿って略均等にシフトさせた位置に接続された捻り配置構造を有する3本のロッドによって構成されている飛行装置を提供する。
以上のように、本発明によれば、二重反転翼のピッチ角可変機構およびそれを備えた二重反転翼を有する飛行装置において、上部ロータと下部ロータの双方のピッチ角を簡単な機構で制御できるようになる。
以下、本発明による二重反転翼のピッチ角可変機構およびそれを備えた二重反転翼を有する飛行装置の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。尚、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
(ピッチ角可変機構の実施の形態)
図1は本発明の実施の形態に係るピッチ角可変機構1全体の構成を示す斜視図、図4はピッチ角可変機構1の要部を示す断面図である。
ピッチ角可変機構1は、上部回転軸3の外側に上部回転軸3よりも適宜長さの短い中空円筒状の下部回転軸4が配置され、上部回転軸3と下部回転軸4が同軸状に配置された構成を有し、その上部回転軸3および下部回転軸4のそれぞれに、交差方向に延びる上部ロータ5および下部ロータ6が固定された二重反転翼のピッチ角を調節するように構成されている。各上部回転軸3および下部回転軸4には、歯車、ベルト等の図示しない伝達手段を介して、それぞれ図4に示す後述する駆動モータ23,24が接続され、その駆動モータ23,24によって、それぞれA方向(時計回り),B方向(反時計回り)に回転し、互いに逆方向に回転するようになっている。また、上部ロータ5および下部ロータ6も、上部回転軸3および下部回転軸4とともにA,B方向に回転するため、互いに逆方向に回転するようになっている。
ピッチ角可変機構1はボールジョイント7aを介して上部回転軸3および下部回転軸4が挿通され(図4参照)、下部回転軸4の交差方向に張出す円板状のスワッシュプレート7を有している。このスワッシュプレート7には、周側部において、周方向に沿って略均等な間隔をとってシフトさせた位置に3本の昇降ロッド10,11,12が接続されている。各昇降ロッド10,11,12は、昇降モータ20,21,22によって、それぞれ下部回転軸4に沿って上昇または下降するようになっている。
また、ピッチ角可変機構1は、スワッシュプレート7の傾斜(方向または傾斜量)が変わる傾斜変更動作に連動して、それぞれ上部ロータ5および下部ロータ6のピッチ角を変更する上部ピッチ角変更機構30および下部ピッチ角変更機構40を有している。
上部ピッチ角変更機構30は上部ロータ5に接続された上部リンク31と、ボールジョイント34aを介して上部回転軸3が挿通され、上部回転軸3の交差方向に張出し、周側部に上部リンク31が接続された厚肉円板状の上部ピッチ制御プレート34とを有している。さらに、上部ピッチ角変更機構30は上部回転軸3に固定され、上部回転軸3から鍔状に張出す固定円板部33と、固定円板部33と上部ピッチ制御プレート34とを接続する接続リンク35を有している。
上部リンク31は、上部ロータ5に接続された腕部31aと、腕部31aに回動自在に接続され、その腕部31aと上部ピッチ制御プレート34とを接続するロッド31bとを有している。接続リンク35は、固定円板部33の周側部に回動自在に接続され、上部回転軸3の交差方向に張出す2本の腕部35aと、各腕部35aと回動自在に接続され、かつ上部ピッチ制御プレート34にボールジョイントによって接続された三角形状のリンク35bとを有している。
下部ピッチ角変更機構40は下部ロータ6に接続された下部リンク41と、ボールジョイント44aを介して上部回転軸3および下部回転軸4が挿通され、下部回転軸4の交差方向に張出し、周側部に下部リンク41が接続された厚肉円板状の下部ピッチ制御プレート44とを有している。さらに、下部ピッチ角変更機構40は下部回転軸4に固定され、下部ロータ6よりも下側で下部回転軸4から鍔状に張出す固定円板部43と、固定円板部43と下部ピッチ制御プレート44とを接続する接続リンク45を有している。下部ピッチ制御プレート44は、スワッシュプレート7の上面に接触するようにして配置されている。
下部リンク41は、下部ロータ6に接続された腕部41aと、腕部41aに回動自在に接続され、その腕部41aと下部ピッチ制御プレート44とを接続するロッド41bとを有している。接続リンク45は、固定円板部43の周側部に回動自在に接続され、下部回転軸4の交差方向に張出す2本の腕部45aと、各腕部45aと回動自在に接続され、かつ下部ピッチ制御プレート44にボールジョイントによって接続された三角形状のリンク45bとを有している。
さらに、ピッチ角可変機構1は、上部回転軸3および下部回転軸4の回りのスワッシュプレート7における傾斜方向または傾斜量の変化(以下傾斜方向または傾斜量の変化を「傾斜変化」という)を方向の異なる異方向傾斜変化に変換して上部ピッチ角変更機構30に伝達する傾斜伝達機構60を有している。
この傾斜伝達機構60は、3本の接続ロッド61,62,63と、傾斜伝達プレート64とを有している。また、傾斜伝達機構60は、接続リンク65と、下部ロータ6よりも上側で下部回転軸4に固定され、下部回転軸4から鍔状に張出す固定円板部66とを有している。
傾斜伝達プレート64は、ボールジョイント64aを介して上部回転軸3および下部回転軸4が挿通され、上部ピッチ制御プレート34に下側からベアリングを介して接触し、下部回転軸4の交差方向に張出す厚肉円板状になっている。
接続ロッド61,62,63は、一端部が下部ピッチ制御プレート44の周側部に接続され、他端部が傾斜伝達プレート64の周側部に接続されていて、双方の端部が周方向に沿って略均等にシフトした(周方向に略120度づつずれた)位置に接続された捻り配置構造を有している。下部ピッチ制御プレート44と傾斜伝達プレート64のそれぞれについても、接続ロッド61,62,63の端部が周方向に沿って略均等にシフトした位置に接続されている。この捻り配置構造を有するように接続することによって、各接続ロッド61,62,63は、下部回転軸4の軸方向に対する傾斜状態で接続されている。
接続リンク65は、固定円板部66の周側部に回動自在に接続され、下部回転軸4の交差方向に張出す2本の腕部65aと、各腕部65aと回動自在に接続され、かつ傾斜伝達プレート64にボールジョイントによって接続された三角形状のリンク65bとを有している。
以上の構成を有するピッチ角可変機構1は以下のように作動する。
ピッチ角可変機構1では、上部回転軸3および下部回転軸4がA,B方向に回転し、互いに逆方向に回転するようになっている。この場合、上述した構成から、下部ピッチ角変更機構40と傾斜伝達機構60は、固定円板部43,66がともに下部回転軸4に固定されているので、下部回転軸4とともにB方向に回転し、固定円板部33が上部回転軸3に固定されているので、上部ピッチ角変更機構30は上部回転軸3とともにA方向に回転する。しかし、スワッシュプレート7と、これに接続されている3本の昇降ロッド10,11,12、昇降モータ20,21,22および駆動モータ23,24は回転しないようになっている。
そして、下部ロータ6のピッチ角は下部ピッチ角変更機構40によって変わるが、その下部ピッチ角変更機構40は次のように作動して下部ロータ6のピッチ角を変更する。
下部ピッチ角変更機構40では下部ロータ6に下部リンク41が接続されており、この下部リンク41の動作に対応して下部ロータ6のピッチ角が変わる。また、下部リンク41は、下部ピッチ制御プレート44にボールジョイントによって接続されており、その下部ピッチ制御プレート44がボールジョイント44aを介在して下部回転軸4が挿通されている。そのため、図5に示すように、下部ピッチ制御プレート44は、傾斜が前後左右任意の方向に変化し、その傾斜変化に対応して接続リンク45が上下に移動しつつ、下部リンク41が上下に移動して下部ロータ6のピッチ角が変わる。この接続リンク45は下部回転軸4に固定された固定円板部43に接続されているので、下部回転軸4と一体になって回転する。よって、このような下部ピッチ角変更機構40により、下部ロータ6は回転しながらピッチ角が変わるようになっている。
また、上部ロータ5のピッチ角は上部ピッチ角変更機構30によって変わるが、上部ピッチ角変更機構30は回転方向が逆になるものの、下部ピッチ角変更機構40と同様に作動して、上部ロータ5のピッチ角を変更する。
すなわち、上部ピッチ角変更機構30では上部ロータ5に上部リンク31が接続されており、この上部リンク31の動作に対応して上部ロータ5のピッチ角が変わる。また、上部リンク31は、上部ピッチ制御プレート34にボールジョイントによって接続されており、その上部ピッチ制御プレート34がボールジョイント34aを介在して上部回転軸3が挿通されている。そのため、上部ピッチ制御プレート34も傾斜が前後左右任意の方向に変化し、その傾斜変化に対応して接続リンク35が上下に移動しつつ、上部リンク31が上下に移動して上部ロータ5のピッチ角が変わる。この接続リンク35は上部回転軸3に固定された固定円板部33に接続されているので、上部回転軸3と一体になって回転する。よって、上部ピッチ角変更機構30により、上部ロータ5も回転しながらピッチ角が変わるようになっている。
一方、スワッシュプレート7には、昇降モータ20,21,22によって独自に昇降動作を行う3本の昇降ロッド10,11,12が接続されていて、その昇降ロッド10,11,12の昇降量を等しくすると、スワッシュプレート7が下部回転軸4にほぼ直交したままの状態で上昇(または下降)移動する。ところが、昇降ロッド10,11,12の昇降量を異ならせると、スワッシュプレート7の各部における昇降量が変わるため、スワッシュプレート7に傾斜変化が発生する。スワッシュプレート7はボールジョイント7aを介在して上部回転軸3および下部回転軸4が挿通されているので、このとき発生する傾斜変化は前後左右任意の方向で発生する。
そして、スワッシュプレート7には、下部ピッチ制御プレート44が上面に接触するようにして配置されているので、このような傾斜変化が起きると、下部ピッチ制御プレート44にも同様の傾斜変化が起きる。したがって、スワッシュプレート7の傾斜変化は傾斜方向を変えることなくそのまま下部ピッチ制御プレート44に伝達される。この傾斜変化は上述したとおり、下部リンク41の動作に変換される。このようにして、下部ピッチ角変更機構40がスワッシュプレート7の傾斜変化を受けて下部ロータ6のピッチ角を変更する。
一方、下部ピッチ制御プレート44には、傾斜伝達機構60を構成する接続ロッド61,62,63が接続されているので、傾斜伝達機構60がスワッシュプレート7の傾斜変化を受けて次のように作動する。
上述したとおり、3本の接続ロッド61,62,63は捻り配置構造を有している。そのため、図5に示すように、下部ピッチ制御プレート44で起きた傾斜変化は、接続ロッド61,62,63の動作により、方向が異なり、相反する方向の異方向傾斜変化に変換されて傾斜伝達プレート64に伝達される。つまり、傾斜伝達プレート64では、相反する方向の傾斜変化がおきる。ここで、例えば、図5に示すように、下部ピッチ制御プレート44における傾斜変化が直交する交差方向αに対して、−γ(マイナスγ)の傾斜であったとすると、傾斜伝達プレート64における傾斜変化は交差方向αに対して、+γ(プラスγ)の傾斜になる。そのため、傾斜伝達プレート64に接触している上部ピッチ制御プレート34にも、傾斜伝達プレート64と同様の傾斜変化が起きることとなる。
そして、上部ピッチ制御プレート34における傾斜変化は、上部リンク31の動作に変換される。このようにして、上部ピッチ角変更機構30が傾斜伝達機構60により変換および伝達された傾斜変化を受けて上部ロータ5のピッチ角を変更する。しかし、この上部ロータ5におけるピッチ角の変化は、図6に示すように、下部ロータ5のピッチ角の変化と相反する方向になっている。
このように、ピッチ角可変機構1では、上部ロータ5,下部ロータ6を互いに逆方向に回転させながら、スワッシュプレート7の昇降動作を行うことによって、上部ロータ5,下部ロータ6双方のピッチ角制御を一度に行い得るようになっている。この上部ロータ5,下部ロータ6双方のピッチ角制御は、スワッシュプレート7の傾斜変化を方向の異なる傾斜変化に変換して伝達するという傾斜伝達機構60の働きにより実現されており、この傾斜伝達機構60は、上述したとおり、3本の接続ロッド61,62,63などからなる簡便な構造になっている。したがって、ピッチ角可変機構1では、上部ロータ5と下部ロータ6の双方のピッチ角を簡単な機構で制御できるようになっている。
(飛行装置の実施の形態)
図2はピッチ角可変機構1を備えた二重反転翼を有する飛行装置100を模式的に示す図である。この飛行装置100は、ピッチ角可変機構1によりピッチ角制御が行われる上部ロータ5と下部ロータ6を有し、これらが同軸状に配置された上部回転軸3および下部回転軸4のそれぞれに固定されている。
そして、飛行装置100は、本体部70に、ピッチ角可変機構1における固定円板部43よりも下側部分のスワッシュプレート7等を搭載する一方、上部回転軸3および下部回転軸4のそれぞれを駆動するための駆動モータ23,24と、昇降ロッド10,11,12を駆動するための昇降モータ20,21,22とを搭載している。また、駆動モータ23,24と、昇降モータ20,21,22とのそれぞれに駆動信号を入力する駆動回路25を有し、この駆動回路25には、外部に配置された制御装置75からケーブル25aを介して駆動信号の出力指示が入力されるようになっている。
そして、この飛行装置100は制御装置75からの出力指示により、駆動回路25が駆動信号をモータ23,24に出力することによって、上部回転軸3および下部回転軸4のそれぞれが互いに逆方向に回転する。すると、上部回転軸3および下部回転軸4とともに、上部ロータ5と下部ロータ6が互いに逆方向に回転して下向きの推進力が得られ、飛行装置100が上昇する。
一方、制御装置75からの出力指示により、駆動回路25が駆動信号を昇降モータ20,21,22に入力し、それぞれの駆動量が同じ場合には、各昇降ロッド10,11,12の昇降量は同じになり、スワッシュプレート7は傾斜せず、下部回転軸4にほぼ直交したままの状態で昇降する。すると、ピッチ角可変機構1における上部ピッチ角変更機構30,下部ピッチ角変更機構40および傾斜変換機構60によって、上部ロータ5と下部ロータ6のピッチ角が互いに相反する方向に変化する。例えば、下部ロータ6のピッチ角をプラス側に変化させると、上部ロータ5のピッチ角がマイナス側に等量変化する。すると、下部ロータ6の反動力が上部ロータ6の反動力よりも強くなるため、下部回転軸4の回りの回転運動が発生し、下部ロータ6による推進力が増大する一方、上部ロータ5による推進力は低減される。しかし、本体部70に加わる推進力は合計では変化せず、安定した推進力が得られたまま、回転運動を行う。
一方、昇降モータ20,21,22の駆動量が異なる場合には、各昇降ロッド10,11,12の昇降量が異なり、スワッシュプレート7に傾斜変化が起きる。すると、上部ロータ5と下部ロータ6による空気の吹き出し(押し出し)量の強弱をつけることができる。しかも、スワッシュプレート7は、傾斜方向を前後左右いずれの方向にも任意に設定できるので、吹き出し(押し出し)量の強弱を任意の方向で設定して、飛行装置100を任意の方向に傾ける等して姿勢を自由に制御することができる。これにより、各昇降ロッド10,11,12の昇降量を適宜調節することにより、飛行装置100のエレベーション(前方方向(図1の方向F)、エルロン(飛行装置100の前方に向かう方向の捩れ)、上部回転軸3及び下部回転軸4の回りの回転運動を実現することができる。上部回転軸3及び下部回転軸4の回りの回転運動は、スワッシュプレート7の昇降量により、上部ロータ5と下部ロータ6のピッチ角を同時に調節することによって実現することができる。
例えば、スワッシュプレート7を飛行装置100の進行方向に傾ける傾斜変化が起きると、下部ピッチ制御プレート44にも同じ傾斜変化が起きる。しかし、傾斜伝達プレート64には相反する方向(後方向)の傾斜変化が起き、上部ピッチ制御プレート34にも相反する方向の傾斜変化が起きる。上部ロータ5による空気の吹き出し量の強くなる位置は、上部ピッチ制御プレート34の傾斜方向の180度反対側となるため、下部ロータ6による空気の吹き出し量の強くなる位置と組み合わさり、飛行装置100の進行方向側を持ち上げる力が発生する。よって、飛行装置100の前方(進行方向)が持ち上がる。
図3は、ピッチ角可変機構1を備えた二重反転翼を有する別の飛行装置101を模式的に示す図である。この飛行装置101は、飛行装置100と比較して、本体部の構造が異なる他は、同じ構成を有している。この飛行装置101は、本体部72と、本体部72から側方に張出す主翼71,71を有している。飛行装置101は、ピッチ角可変機構1を備えた二重反転翼を有するので、上述の飛行装置100と同様の飛行性能を有するほか、主翼71,71を有することによって、飛行安定性が確保されるようになっている。
本発明の実施の形態に係るピッチ角可変機構全体の構成を示す斜視図である。 図1に示すピッチ角可変機構を備えた二重反転翼を有する飛行装置を模式的に示す図である。 図1に示すピッチ角可変機構を備えた二重反転翼を有する別の飛行装置を模式的に示す図である。 ピッチ角可変機構の要部を示す断面図である。 傾斜伝達機構の要部を示す斜視図である。 スワッシュプレートの昇降量と、上部ロータ,下部ロータ双方のピッチ角の関係を示すグラフである。
符号の説明
1…ピッチ角可変機構、3…上部回転軸
4…下部回転軸、5…上部ロータ、6…下部ロータ
7…スワッシュプレート
7a,34a,44a,64a…ボールジョイント
10,11,12…昇降ロッド
20,21,22…昇降モータ
23,24…駆動モータ
30…上部ピッチ角変更機構
31…上部リンク、31…上部ピッチ制御プレート
35,45,65…接続リンク
40…下部ピッチ角変更機構
41…下部リンク、41…下部ピッチ制御プレート
60…傾斜伝達機構
61,62,63…接続ロッド
64…傾斜伝達プレート
100,101…飛行装置

Claims (2)

  1. 同軸状に配置された上部回転軸および下部回転軸にそれぞれ上部ロータおよび下部ロータが固定された二重反転翼のピッチ角を調節するためのピッチ角可変機構であって、
    前記上部回転軸および下部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、複数の昇降ロッドが周端部に接続されたスワッシュプレートと、
    前記各昇降ロッドをそれぞれ前記回転軸に沿って上昇または下降させるための昇降モータと、
    前記上部回転軸および下部回転軸の回りにおける前記スワッシュプレートの傾斜変化を受けて、前記下部ロータのピッチ角を変更する下部ピッチ角変更機構と、
    前記スワッシュプレートの傾斜変化を方向の異なる異方向傾斜変化に変換して伝達する傾斜伝達機構と、
    該傾斜伝達機構により伝達される前記スワッシュプレートの傾斜変化を受けて、前記上部ロータのピッチ角を変更する上部ピッチ角変更機構とを有し、
    前記上部ピッチ角変更機構が、前記上部ロータに接続された上部リンクと、前記上部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、前記上部リンクが接続された上部ピッチ制御プレートとを有し、
    前記下部ピッチ角変更機構が、前記下部ロータに接続された下部リンクと、ボールジョイントを介して前記上部回転軸および下部回転軸が挿通され、前記下部リンクが接続された下部ピッチ制御プレートとを有し、
    前記下部ピッチ角変更機構における前記下部ピッチ制御プレートが前記スワッシュプレートの上面に接触して配置され、
    前記上部ピッチ制御プレートにベアリングを介して接触する傾斜伝達プレートと、該傾斜伝達プレートと前記下部ピッチ制御プレートとを接続する複数の接続ロッドとによって、前記傾斜伝達機構が構成され、
    前記複数の接続ロッドが、前記傾斜伝達プレートと前記下部ピッチ制御プレートとに対し、周方向に沿って略均等にシフトさせた位置に接続された捻り配置構造を有する3本のロッドによって構成されていることを特徴とするピッチ角可変機構。
  2. 同軸状に配置された上部回転軸および下部回転軸にそれぞれ上部ロータおよび下部ロータが固定され、ピッチ角を調節するためのピッチ角可変機構を備えた二重反転翼を有する飛行装置であって、
    前記ピッチ角可変機構は、
    前記上部回転軸および下部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、複数の昇降ロッドが周端部に接続されたスワッシュプレートと、
    前記各昇降ロッドをそれぞれ前記回転軸に沿って上昇または下降させるための昇降モータと、
    前記上部回転軸および下部回転軸の回りにおける前記スワッシュプレートの傾斜変化を受けて、前記下部ロータのピッチ角を変更する下部ピッチ角変更機構と、
    前記スワッシュプレートの傾斜変化を方向の異なる異方向傾斜変化に変換して伝達する傾斜伝達機構と、
    該傾斜伝達機構により伝達される前記スワッシュプレートの傾斜変化を受けて、前記上部ロータのピッチ角を変更する上部ピッチ角変更機構とを有し、
    前記上部ピッチ角変更機構が、前記上部ロータに接続された上部リンクと、前記上部回転軸がボールジョイントを介して挿通され、前記上部リンクが接続された上部ピッチ制御プレートとを有し、
    前記下部ピッチ角変更機構が、前記下部ロータに接続された下部リンクと、ボールジョイントを介して前記上部回転軸および下部回転軸が挿通され、前記下部リンクが接続された下部ピッチ制御プレートとを有し、
    前記下部ピッチ角変更機構における前記下部ピッチ制御プレートが前記スワッシュプレートの上面に接触して配置され、
    前記上部ピッチ制御プレートにベアリングを介して接触する傾斜伝達プレートと、該傾斜伝達プレートと前記下部ピッチ制御プレートとを接続する複数の接続ロッドとによって、前記傾斜伝達機構が構成され、
    前記複数の接続ロッドが、前記傾斜伝達プレートと前記下部ピッチ制御プレートとに対し、周方向に沿って略均等にシフトさせた位置に接続された捻り配置構造を有する3本のロッドによって構成されていることを特徴とする飛行装置。
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