JP3882623B2 - 燃料噴射ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料噴射ノズルに関し、特にディーゼル機関等の内燃機関の燃料噴射ノズルの可変噴孔の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴射ノズルとしては、例えばディーゼル機関用燃料噴射弁において、噴孔およびこの噴孔につながるシート面を形成するノズルボディと、このノズルボディ内に往復移動可能であるとともに、そのシート面に離間、着座することで燃料噴射、噴射停止するノズルニードルと、そのシート面にシール可能であるとともにノズルニードルとは独立に回動可能なロータリバルブとを備え、ロータリバルブを回転させることによって噴孔入口部での噴孔断面積を可変にするものがある(特開2000−161184号公報)。
【0003】
また、欧州特許公開公報EP0209244による開示によれば、噴孔が穿設されており、その出口側開口部が覆われるようにノズルボディに内挿されたノズルニードルの上昇とともに、その噴孔が開口していく噴孔断面積可変の外開弁方式のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前者の燃料噴射ノズルでは、ロータリバルブを回転させるために、別部材としてアクチュエータが必要になる。また、後者の燃料噴射ノズルでは、現状の主流となっている内開弁方式のものと互換性がなく、燃料噴射ノズルを支持するノズルホルダ等が新規に必要となる。
【0005】
さらに上述の従来構成では、噴孔断面積を変化させる際に、前者は噴孔入口部、後者は噴孔出口部にそれぞれ制御エッジ(前者はロータリバルブ、後者はノズルボディ)が存在する。このため、この制御エッジで燃料流れが乱され、偏った噴霧形状等の噴霧性状の悪化が発生する可能性がある。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、したがってその目的は、噴孔断面積を可変にするものにおいて、噴孔断面積を可変にする際に噴孔内の燃料流れを乱すことなく、安価な構造を備えた燃料噴射ノズルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によると、先端に当接部を有するノズルニードルと、ノズルニードルを軸方向に往復摺動可能に嵌合する案内孔、当接部と接触可能な弁座部、この弁座部またはその下流側に内外を連通するように穿設される噴孔を有するノズルボディとを備え、噴孔の内壁は、その噴孔内を流れる燃料の噴射圧力が噴孔の内周側から外周側に向けて作用し、この作用する噴射圧力が高くなることにより噴孔断面積が増大する
【0008】
これにより、噴孔入口または出口側を制御エッジで可変にする従来構成のように、燃料流れの一部を仕切ることはないので、噴孔での燃料流れの乱れ防止ができる。
【0009】
本発明の請求項2によると、内壁は、噴射圧力に応じて弾性変形し易い構成を有するものであって、噴孔出口側開口部の周りには、円周溝が形成されている。
【0010】
これにより、噴孔の内壁のうち、噴孔出口側開口部を弾性変形し易い円環状に形成できるので、噴射圧力に応じて、詳しくは円環状の内壁の内圧としての噴射圧力と外圧としての雰囲気圧との差圧に応じて、噴孔断面積を増減させることができる。
【0011】
本発明の請求項3によると、内壁は、大径円筒部と小径円筒部とを有する段付円筒体からなり、大径円筒部は、ノズルボディに形成された嵌合孔に嵌合固定されている。
【0012】
これにより、大径円筒部に比べて薄肉である小径円筒部は、噴射圧力に応じて弾性変形し易く、よって噴孔断面積を増減できる。
【0013】
本発明の請求項4によると、内壁は、内周が軸方向に向かって鼓形状を有する縮径部を備えた円筒体であって、円筒体は、ノズルボディに形成された収容孔に支承されている。
【0014】
これにより、円筒体の両軸端部を支点として、円筒体の内周に加わる噴射圧力に応じて内壁の弾性変形が可能であるので、噴射圧力に応じて噴孔断面積の増減ができる。
【0015】
本発明の請求項によると、噴孔は、無噴射状態において、前記噴孔の燃料入口から燃料出口に向かって噴孔断面積が小さくなるように形成されていることを特徴とする燃料噴射ノズルに好適である。これにより、噴孔内を流れる燃料の流体損失の低減ができるので燃料噴霧の微粒化が図れるとともに、噴孔の燃料出口側を噴射圧力に応じて噴孔断面積可変ができる構成を提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
本発明の第1実施形態を図1および図2に示す。図1は、本実施形態の燃料噴射ノズル10の先端部分の断面図である。なお、この燃料噴射ノズル10のその他の部分は、周知の構造であるので図示および説明を省略する。図1に示すように、燃料噴射ノズル10は、ノズルボディ11と、このノズルボディ11の内部に軸方向に往復摺動可能なノズルニードル31とからなる。
【0018】
ノズルボディ11は、有底の中空円筒状で、内部に案内孔12、弁座部13、噴孔41、サック部15が形成される。案内孔12は、ノズルボディ11の内部に軸方向に延びており、一方の端部がノズルボディ11の開口端(図示せず)に接続し、他方の端部側が弁座部13に接続している。案内孔12の内壁12aは、ノズルボディ11の開口端から有底側の弁座部13の近傍まで略同一内径に形成されている。
【0019】
弁座部(以下、シート部と呼ぶ)13は、円錐台面(以下、シート面)13aを有し、シート面13aの大径側の一端が案内孔12に連続し、小径側の他端側がサック部15に接続している。このシート部13にはノズルニードル31の当接部36が当接可能である。当接部36が当接するシート面36aの横断面は理論的には円の形状である。サック部15は、円筒内壁部15aと球面壁部15bとを有し、ノズルボディ11の先端側に袋状に小空間の容積をもって形成されるサックホールである。サックホールの開口側はシート部13の小径側に連続する。なお、案内孔12、シート面13a、およびサックホール15は実質的に同軸に形成されている。
【0020】
噴孔41は、図1に示すように、ノズルボディ11の先端部にノズルボディ11の内外を連通する通路に形成される。詳しくは、シート部13もしくはサック部15から形成される突出し部20の内壁(以下、噴孔壁部と呼ぶ)20bの内外を連通するように、外周面20aに開口する複数の噴孔41が穿設されている。この噴孔41は、噴孔入口側開口部411と噴孔出口側開口部413とからなり、噴孔入口側開口部411と噴孔出口側開口部413には燃料下流方向に貫通する燃料通路412が形成されている。噴孔入口側開口部411の位置は、シート部13に当接するノズルニードル31の当接部36との接触部よりもサックホール15側に形成される。
【0021】
噴孔通路412は噴孔入口側開口部411から入った燃料流を案内し、噴孔出口側開口部413に導く。噴孔出口側開口部413の中心軸は燃料を噴射する所望の方向に一致する。また、噴孔通路412は、その内径が、噴孔入口側開口部(以下、噴孔入口と呼ぶ)411から噴孔出口側開口部(以下、噴孔出口と呼ぶ)413に向って噴孔断面積が小さくなるように形成される構成(図1および図2参照)であっても、噴孔入口411から噴孔出口413までの噴孔断面積が略同一になるように形成される構成であってもよい。なお、噴孔通路412の内径が噴孔入口411から噴孔出口413に向って噴孔断面積が小さくなるように形成される構成であることが好ましい。これにより、燃料下流側に向かって噴孔断面積が小さくなることに起因して、噴孔通路412を流れる燃料の流体損失の低減が図れるので、噴孔出口413での燃料流速の向上ができ、よって燃料噴霧の微粒化が図れる。
【0022】
以下、本実施形態で説明する噴孔41は、その噴孔通路412の内径が噴孔入口411から噴孔出口413に向って噴孔断面積が小さくなるように形成される構成として説明する。
【0023】
なお、本発明の要部である噴孔14の噴孔断面積を可変にする構成については、後述する。
【0024】
ノズルニードル31の上端側の大径円柱部(図示せず)は、その外径が案内孔12の内径と略同一径であって、クリアランスを介して案内孔12に遊嵌合し、軸方向に往復動することが可能である。一方、大径円柱部の燃料下流側に接続する小径円柱部34の外径は、案内孔12の内径よりも小さい。小径円柱部34と案内孔12の内壁との隙間21が燃料通路になる。
【0025】
円錐台部35は、一方の端部が小径円柱部34に連続しており、他方の端部が円状の当接部分36を介して円錐部37に連続する。円錐台部35と円錐部37との接続部分は円であり、この円の部分が弁閉時の接触部となる。円錐部37は、シート部13の傾斜角よりも大きな傾斜角となっている。これは、弁閉時において、当接部36とシート部13(詳しくは、シート面13a)との接触を可能にし油密を確保するためである。円錐部37の先端は、弁閉時、サックホール15に対面する位置となる。また、開弁時、すなわち当接部36をシート部13から離脱させる際には、円錐台部35および円錐部37とシート部13(詳しくは、シート面13a)との隙間22(図2(b)参照)および上記隙間21が、噴孔41へ至る燃料通路を形成している。
【0026】
なお、上述の大径円柱部と小径円柱部34と円錐台部35と円錐部37とは、ノズルニードル31を構成している。なお、円錐部37の先端は、閉弁時、サークホール15に対面する際、その先端とサックホール15とで形成される空間を所定の空間とするため、円錐部37の先端に、円推部37の外周を形成する母線(以下、テーパと呼ぶ)と異なる傾斜角を有する円錐先端部37aを形成してもよい(図1参照)。なお、上述の当接部36とシート面13aとが接触することで閉弁する構成に代えて、円錐部37の上記テーパの外周面とシート面13aとが接触することで閉弁する構成としてもよい。
【0027】
上述の構成を有する燃料噴射ノズル10の作動について以下説明する。
【0028】
燃料噴射ノズル10には、図示しない燃料噴射ポンプ等から供給される高圧燃料が、ノズルボディ11の燃料供給孔(図示せず)を介して、燃料通路としての隙間21、22に導入される。この導入される高圧燃料の圧力(以下、噴射圧力と呼ぶ)が、図示しないコイルバネ等によるノズルニードル31(詳しくは、当接部36)をノズルボディ11のシート面13aに押圧する押付荷重と受圧面積から設定されるいわゆる開弁圧に達すると、ノズルニードル31は押付荷重に抗して上昇し、当接部36がシート部13から離間する。よって、ノズルボディ11とノズルニードル31が開弁され、燃料通路21、22を介して当接部36の燃料上流から流入する燃料が、噴孔41を通して、内燃機関等へ噴射供給される。
【0029】
一方、燃料噴射ポンプからの燃料の圧送終了等によって、噴射圧力が低下し、開弁圧相当(詳しくは、閉弁圧)に達すると、当接部36がシート部13に当接する。よって、ノズルボディ11とノズルニードル31が閉弁され、内燃機関へ噴射される燃料が遮断され、燃料噴射が終了する。
【0030】
ここで、本発明の実施形態の特徴である噴孔41の構成について、以下図1および図2に従って、説明する。図2は、図1中の本発明の要部である噴孔41の周りを示す断面図であって、図2(a)は噴射していない状態(以下、無噴射状態と呼ぶ)、図2(b)は噴射している状態を表わす模式的断面図である。なお、図2(b)中の二点鎖線は、図2(a)の無噴射状態の燃料通路412を示すものである。
【0031】
噴孔41を形成する内壁としての噴孔壁部20bは、図1および図2(詳しくは、図2(a)の無噴射状態、図2(b)の噴射状態参照)に示すように、噴孔通路412を流れる燃料に応じて変形することで、噴孔通路412の断面積(以下、噴孔断面積と呼ぶ)を増減させる構成を有する。詳しくは、噴孔壁部20b、すなわち噴噴孔入口側開口部411と噴孔出口側開口部413のうち、噴孔出口側開口部413には、噴孔通路を囲うむように円周溝414が形成されている。なお、この円周溝は、燃料噴射ノズル10を用いて燃料噴射する噴射圧力の使用範囲において、噴孔通路412を形成する噴孔壁部20b、すなわち噴孔出口開口部413の円環状壁部413aの肉厚tが、その噴射圧力の使用範囲において弾性変形し易い所定の肉厚範囲となるように構成されている。
【0032】
これにより、噴孔入口411または出口413側を制御エッジで可変にする従来構成のように、燃料流れの一部を仕切ることはないので、噴孔41(詳しくは、噴射圧力に応じて変形する噴孔通路412)での燃料流れの乱れ防止ができる。したがって、上記の従来構成のように制御エッジ等で燃料流れが乱されることはないので、偏った噴霧形状等の噴霧形状が悪化する現象の発生防止ができる。
【0033】
さらにまた、噴孔出口側開口部413の周りに上記円周溝414を設けることで、噴孔出口側開口部413を、弾性変形し易い円環状(詳しくは、円環状壁部413a)に形成できるので、噴射圧力に応じて、詳しくは円環状の内壁の内圧としての噴射圧力と外圧としての雰囲気圧との差圧に応じて、噴孔断面積を増減させることができる。図2(b)に示すように、燃料噴射ポンプ等の燃料圧送によってノズルボディ11に供給される高圧燃料の噴射圧力が開弁圧に達すると、ノズルボディ11とノズルニードル31が開弁され、燃料通路21、22を介して噴孔41(詳しくは、噴孔通路413)にその高圧燃料が導入される。このとき、高圧燃料の噴射圧力に応じて円環状壁部413aが弾性変形するので、噴射圧力に応じた噴孔断面積可変ができる。
【0034】
なお、円周溝の幅は、円環状壁部413aの弾性変形量Δδより大きく形成されている。これにより、燃料噴射ノズル10から噴射する燃料圧力の使用範囲において、その噴射圧力に対応して噴孔41を弾性変形させ、噴孔断面積を可変にする構成の提供が確実にできる。
【0035】
(第2の実施形態)
第2の実施形態としては、第1の実施形態で説明した噴射圧力に応じて変形し、噴孔断面積を可変にする構成において、噴孔出口側開口部413の周りに円周溝414を形成することで、噴孔壁部20bに弾性変形し易い円環状壁部413aを備える構成に代えて、図3に示すように、内周に噴孔通路412が形成される段付円筒体415を、ノズルボディ11に形成される嵌合孔416に嵌合固定する構成としてもよい。図3は、第2の実施形態の燃料噴射ノズル10の先端を示す断面図である。
【0036】
図3に示すように、噴孔41を形成する噴孔壁部20bとしては、ノズルボディ11に圧入嵌合される段付円筒体415が設けられており、この段付円筒体415は、大径円筒部415aと小径円筒部415bとを備えている。詳しくは、大径円筒部415aは、突出し部20の外周面20aに形成される嵌合孔416に液密に嵌合固定されている。これにより、小径円筒部415bは、第1の実施形態で説明した円環状壁部413aと同じ機能を備えることができる。なお、小径円筒部415bと嵌合孔416との間に形成される隙間は、第1の実施形態で説明した円周溝414に相当する。
【0037】
これにより、大径円筒部415aに比べて薄肉である小径円筒部415bは、噴射圧力に応じて弾性変形し易く、よって噴孔断面積を増減できる。
【0038】
(第3の実施形態)
第3の実施形態としては、第1の実施形態で説明した噴射圧力に応じて変形し、噴孔断面積を可変にする構成において、噴孔出口側開口部413側に弾性変形し易い円環状壁部413aを備える構成に代えて、図4および図5に示すように、内周が噴孔通路412の少なくとも一部を形成するものであって、軸方向に向かって鼓形状を有する収縮部417aを備えた円筒体417がノズルボディ11内に収容されている構成としてもよい。図4は、第3の実施形態の燃料噴射ノズル10の先端を示す断面図である。図5は、図4中の本発明の要部である噴孔の周りを示す断面図であって、図5(a)は噴射していない状態、図5(b)は噴射している状態を表わす模式的断面図である。なお、図5(b)中の二点鎖線は、図5(a)の無噴射状態の円筒体417の内周(詳しくは、噴孔通路412の一部)を示すものである。
【0039】
図4および図5に示すように、噴孔41を形成する噴孔壁部20bの一部として、ノズルボディ11に形成される収容孔418に支承される円筒体(以下、鼓状円筒体と呼ぶ)417が設けられており、この円筒体417の内周は噴孔通路412の一部を形成している。なお、円筒体417の下流側には収容孔418に圧入嵌合可能な円筒部材419が液密に配設されている。一方、円筒体417の上流側には突出し部20の内周に開口する噴孔通路412の一部が形成されており、上記鼓状円筒体417および円筒部材419の内周とともに噴孔通路412を構成している。
【0040】
これにより、鼓状円筒体417は、軸方向に向かって鼓形状を有する収縮部417aを備えることで、鼓状円筒体417の両軸端部を支点として収容孔418に支承されるので、鼓状円筒体417の内周に加わる噴射圧力に応じて弾性変形が可能である。そして、例えば噴射圧力の増加に伴って、収縮部の噴孔断面積を、図5(a)から図5(b)へ増加させることができる。したがって、噴射圧力に応じて収縮部の噴孔断面積の増減ができ、よって、噴孔断面積を可変にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の燃料噴射ノズルの先端を示す断面図である。
【図2】図1中の本発明の要部である噴孔の周りを示す断面図であって、図2(a)は噴射していない状態、図2(b)は噴射している状態を表わす模式的断面図である。
【図3】第2の実施形態の燃料噴射ノズルの先端を示す断面図である。
【図4】第3の実施形態の燃料噴射ノズルの先端を示す断面図である。
【図5】図4中の本発明の要部である噴孔の周りを示す断面図であって、図5(a)は噴射していない状態、図5(b)は噴射している状態を表わす模式的断面図である。
【符号の説明】
10 燃料噴射ノズル
11 ノズルボディ
12 案内孔
13シート部(弁座部)
13a シート面(円錐台面)
15サックホール(サック部)
20 突出し部
20a 外周面
20b 噴孔壁部(内壁)
21、22 隙間
31 ノズルニードル
34 小径円柱部
35 円錐台部
36 当接部
37 円錐部
41 噴孔
411 噴孔入口(噴孔入口側開口部)
412 噴孔通路
413 噴孔出口(噴孔出口側開口部)
413a 円環状壁部
414 円周溝
415 段付円筒体
415a、415b 大径円筒部、小径円筒部
416 嵌合孔
417 鼓状円筒体(円筒体)
417a 収縮部
418 収容孔
419 円筒部材
t (円環状壁部の)肉厚
Δδ 弾性変形量

Claims (4)

  1. 先端に当接部を有するノズルニードルと、
    前記ノズルニードルを軸方向に往復摺動可能に嵌合する案内孔、前記当接部と接触可能な弁座部、前記弁座部またはその下流側に内外を連通するように穿設される噴孔を有するノズルボディとを備え、
    前記噴孔は、無噴射状態において、前記噴孔の燃料入口から燃料出口に向かって前記噴孔断面積が小さくなるように形成され、
    前記噴孔の内壁は、前記噴孔内を流れる燃料の噴射圧力が前記噴孔の内周側から外周側に向けて作用し、この作用する噴射圧力が高くなることにより噴孔断面積が増大することを特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 先端に当接部を有するノズルニードルと、
    前記ノズルニードルを軸方向に往復摺動可能に嵌合する案内孔、前記当接部と接触可能な弁座部、前記弁座部またはその下流側に内外を連通するように穿設される噴孔を有するノズルボディとを備え、
    前記噴孔の内壁は、前記噴射圧力に応じて弾性変形し易い構成を有し、前記噴孔内を流れる燃料の噴射圧力に応じて変形することで、噴孔断面積を増減させ、
    前記噴孔出口側開口部の周りには、円周溝が形成されていることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  3. 前記内壁は、大径円筒部と小径円筒部とを有する段付円筒体からなり、
    前記大径円筒部は、前記ノズルボディに形成された嵌合孔に嵌合固定されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射ノズル。
  4. 先端に当接部を有するノズルニードルと、
    前記ノズルニードルを軸方向に往復摺動可能に嵌合する案内孔、前記当接部と接触可能な弁座部、前記弁座部またはその下流側に内外を連通するように穿設される噴孔を有するノズルボディとを備え、
    前記噴孔の内壁は、内周が軸方向に向かって鼓形状を有する縮径部を備えた円筒体であって、前記噴孔内を流れる燃料の噴射圧力に応じて変形することで、噴孔断面積を増減させ、
    前記円筒体は、前記ノズルボディに形成された収容孔に支承されていることを特徴とする燃料噴射ノズル
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