JP3880569B2 - 無線式リモコン装置 - Google Patents
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Description
この発明は、無電源でもワンアクションで十分な送信電力を得ることができる無線式リモコン装置に関する。
近年、建物のドアや窓、或はテレビやエアコン等に家電製品、車両ドアの開閉装置等には、例えば、特許文献1や特許文献2等に示されているような無線リモコン装置が多く用いられている。
しかしながら、上記従来の無線式リモコン装置は、その電源を専ら乾電池に頼る構成であるため、電池切れ等によって使用不能となるケースがまま有り、また、その電池の寿命管理も難しいため、非常に使い勝手が悪い、という問題を有していた。
また、このような問題を解決するものとして、自己発電能力を有する無線式リモコン装置も提案されてはいるが、従来の構造からなるこの種のものにあっては、送信能力を賄う電力をチャージするには、多大の労力を必要とし、これも使い勝手が悪い、という課題を有していた。
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、無電源でもワンアクションで十分な送信電力を得ることができる使い勝手性に優れた無線式リモコン装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、この発明に係る無線式リモコン装置は、請求項1に記載したように、スイッチケース内に一端部が固定され、他端部が支持杆の中間部に固定されてなる固定杆と、上記支持杆の両端部に固定された鋼球と、一方の鋼球が揺動する範囲内に配設された圧電発電装置と、上記他方の吸磁性を有する鋼球に吸着可能な磁性体を一端部に有する作動体と、該作動体の他端部を操作スイッチ部として回転自在に支持する支点と、を備えて構成され、上記操作スイッチ部を押圧することで、上記他方の鋼球を上記磁性体が吸着したまま上記鋼球の重量及び支持杆の弾性限界まで持ち上げた後、上記磁性体による上記吸着状態が解除され、上記他方の鋼球が振り子状に往復振動することで、一方の鋼球が共振動を開始し、該一方の鋼球が往復振動する度に圧電発電装置の圧電素子を連続的に殴打して発電し、該発電による電源で、無線送信部を作動させることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の無線式リモコン装置の前記支持杆を、バネ材で形成したことを特徴とする。
この発明に係る無線式リモコン装置は、請求項1に記載したように構成されているので、無電源でもワンアクションで十分な送信電力を得ることができ、使い勝手性が大幅に向上する他、構造が簡易なので、故障も少なく低コストで提供することができる等の優れた効果が得られる。
また、請求項2に記載の発明にあっては、両端部に鋼球が固定される支持杆をバネ材で形成したので、鋼球の振動を長時間継続させることが可能となり、ワンアクションであっても、十分な発電力を得ることができ、また、発電のための操作ストロークが短くて済むため、操作スイッチの操作力を非常に軽くすることができる、という効果を得ることができる。
以下、添付図面に示す発明の実施例1に基づき、この発明を詳細に説明する。
図1は、この発明の実施例1に係る無線式リモコン装置1の概略的な構成を示している。
この実施例1に係る無線式リモコン装置1は、スイッチケース2内に一端部が固定され、他端部が支持杆3の中間部に固定されたバネ材で形成されてなる固定杆4と、これもバネ材で形成されてなる上記支持杆3の両端部に固定された鋼球5,6と、一方の鋼球6が揺動する範囲内に配設された圧電発電装置の圧電発電部21と、上記他方の吸磁性を有する鋼球5に吸着可能なマグネット8を一端部に有する作動体9と、該作動体9の他端部を操作スイッチ部9Aとして回転自在に支持する支点Oと、上記圧電発電部21で発電された電力によって作動する送信機10と、から構成されている。
上記スイッチケース2内には、図2に示すように、圧電発電装置を構成する上記圧電素子発電部21と、整流回路22と、が配設されている。また、送信機10の送信回路部16は、制御部23と発信部24とアンテナ25と、から構成されている。
上記圧電発電部21を構成する圧電素子は、クッション材29によって柔構造で保持されている。尚、この圧電素子は、この実施例1では、PZT系の2枚の板状圧電セラミックス板を分極が互いに逆になるように接合して、直列に接続された発電構成とし、分極による打消しを防止し発電性能が高められるように構成されている。
この圧電セラミックス板は、チタンジルコン酸亜鉛系の素材が用いられ、また、クッション材29としては、合成樹脂材、ゴム材或はこれらをスポンジ状に形成した軟質材料を用いることができ、具体的には、発泡ポリエチレンが好適である。さらに、この実施例1では、鋼球5,6を、圧電素子を破壊しない程度に重量が重く発電効率が良好なタングステンや鉄などを用い、また、圧電素子の鋼球衝突面部をプロテクタでコーティングしてもよく、この場合には、加工性に優れたリン青銅やステンレス等の硬い金属或は合成樹脂などを用いることができる。
さらに、この圧電素子は、上記クッション材29の中央部分又は両端部に接着剤で部分的に接着されている。勿論、接着剤以外の固定手段で固着してもよい。
整流回路22は、圧電素子発電部21で出力された交流電力を整流して脈流にする回路であり、所要数のダイオードで全波整流の回路が形成される。
制御部23は、無線式リモコンに配設された各種動作選択スイッチの情報を、図1に示す公知の構成からなる受信器11へと送信するように制御する回路である。
また、発信部24は、特に図示はしないが、通信制御手段と信号スイッチ手段と信号発生手段とを有して構成されている。この内、通信制御手段は通信に必要な動作を行う手段であり、電力が後記する方法で供給されることでその動作を開始して信号スイッチ手段をON作動させると共に、発信のためのデータを信号発生手段へと送る。
この発信のためのデータとしては、少なくとも、当該無線式リモコン装置に与えられた各種IDデータが含まれる。
また、上記信号発生手段は、上記通信制御手段から受け取った発信のためのデータを所定の無線信号に変換してアンテナ25から発信する。勿論、この実施例1では、本無線式リモコン装置がバッテリーを備えて構成されている場合には、上記通信制御手段が発信のために必要なデータを全て信号発生手段へと送り終えた後、該通信制御手段が作動して、放電を停止させるように制御するのが望ましい。
このように構成されてなる発電部15は、発電された電流を整流回路22で整流して発信回路部16を作動させ、該発信回路部16は、特定の周波数からなる電波(各種動作選択モード信号)を、例えば、テレビやリモコン等の家庭電化製品等の受信機31へと送信する。
尚、この実施例1では、圧電素子が応力を受け発電すると略同時に受信器31が作動して信号を発信するように構成されているが、この発明にあってはこれに限定されるものではなく、より安定した電波信号を送信できるようにする場合には、本無線リモコン装置を作動させて消費した余剰の電流を随時バッテリーに蓄電するように構成してもよい。
この場合には、特に図示はしないが、前記整流回路22で得られた脈流を直流として充電するコンデンサからなる充電手段と、この充電手段の充電量を圧電素子の発電のタイミングに応じて間歇的に監視し上記充電手段の充電量が発信可能なレベルに達っしているかを判定する判定手段と、上記発信部24に電力を供給する自己保持型電流スイッチを付設して構成するのが望ましい。
次に、このように構成されてなる無線式リモコン装置1で発電する場合について説明すると、先ず、上記操作スイッチ部9Aを押圧することで、上記鋼球5をマグネット8が吸着したまま、上記鋼球5の重量及び支持杆3の弾性限界まで持ち上げた後、上記マグネット8による上記吸着状態が解除され、上記鋼球5が振り子状に往復振動する。
これにより、一方の鋼球6が共振動を開始し、該鋼球6が往復振動する度に圧電発電部21の圧電素子を連続的に殴打するので、該圧電素子は歪み変形して発電し、該発電による電力で、上記無線送信部10が作動可能状態にセットされ所定のデータを送信する。尚、無線送信部10が作動可能状態であるかを判別できるように、例えば、LEDを発光させる等の手段を付設して構成するのが望ましい。
尚、上記実施例1では、この発明を家庭用電化製品の無線式リモコン装置1に適用した場合を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定されるものではなく、例えば、建物や車両の開閉体を開閉制御する無線式リモコン装置等、無線式リモコン制御が可能な分野にも適宜設計変更して適用することができる。
1 無線式リモコン装置
2 スイッチケース
3 支持杆
4 固定杆
5,6 鋼球
8 マグネット(磁性体)
9 作動体
9A 操作スイッチ部
10 無線送信部
11 受信機
16 送信回路部
21 圧電素子発電部
22 整流回路
23 制御部
24 発信部
25 アンテナ
2 スイッチケース
3 支持杆
4 固定杆
5,6 鋼球
8 マグネット(磁性体)
9 作動体
9A 操作スイッチ部
10 無線送信部
11 受信機
16 送信回路部
21 圧電素子発電部
22 整流回路
23 制御部
24 発信部
25 アンテナ
Claims (2)
- スイッチケース内に一端部が固定され、他端部が支持杆の中間部に固定されてなる固定杆と、上記支持杆の両端部に固定された鋼球と、一方の鋼球が揺動する範囲内に配設された圧電発電装置と、上記他方の吸磁性を有する鋼球に吸着可能な磁性体を一端部に有する作動体と、該作動体の他端部を操作スイッチ部として回転自在に支持する支点と、を備えて構成され、上記操作スイッチ部を押圧することで、上記他方の鋼球を上記磁性体が吸着したまま上記鋼球の重量及び支持杆の弾性限界まで持ち上げた後、上記磁性体による上記吸着状態が解除され、上記他方の鋼球が振り子状に往復振動することで、一方の鋼球が共振動を開始し、該一方の鋼球が往復振動する度に圧電発電装置の圧電素子を連続的に殴打して発電し、該発電による電源で、無線送信部を作動させることを特徴とする無線式リモコン装置。
- 前記支持杆は、バネ材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線式リモコン装置。
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