JP3880001B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報媒体としてのディスクを取り扱うディスク装置、特に、駆動ピニオンによって左右方向の送り力が付与されるスライダを備えているディスク装置に関する。
図3〜図7を参照して従来のこの種のディスク装置を説明する。
平面視矩形枠型のフレーム枠部材1の前端部に平坦な上面を備えた支持体2が一体成形によって横架されている。また、フレーム枠部材1には、その内部と外部との間でディスクを搬入出するためのディスクトレイ3と、ディスクトレイ3によってフレーム枠部材1の内部に搬入されたディスク(不図示)をディスクトレイ3から受け取ってチャッキングするディスクチャッキング機構(不図示)と、ディスクチャッキング機構でチャッキングされたディスクを回転させるターンテーブル(不図示)と、ターンテーブルと共に回転さするディスクの記録面を走査する光ピックアップ(不図示)とを備えている。このうち、ディスクチャッキング機構は、ターンテーブルに付設された第1要素とフレーム枠部材1に具備されているホルダー部11に保持される第2要素とによってディスクを挟持する機能を有している。
上記支持体2の上面にスライダ4が重なり状に取り付けられている。このスライダ4は、支持体2に具備された左右に長いまっすぐなガイド孔21に対する摺動係止片41を備えていて、この摺動係止片41がガイド孔21によって左右に案内される。また、スライダ4には短いラック5が一体に備わっていて、このラック5が、フレーム枠部材11の定位置に回転可能に配備した駆動ピニオン6に対して噛合い可能及び噛合い解除可能に対応している。
この駆動ピニオン6は、ラック5に左右方向の送り力を付与してスライダ4をガイド孔21に沿って左右移動させるために設けられているけれども、駆動ピニオン6に噛み合ったラック5に付与される送り力によってスライダ4が左右移動される長さ範囲(ピニオン駆動長さ範囲)は、ガイド孔21内で摺動係止片41が摺動して左右に案内されることによるスライダ4の最大の移動長さ範囲(最大移動長さ範囲)内に収まっている。すなわち、スライダ4の左右移動時の最大移動長さ範囲はピニオン駆動長さ範囲の両側に延び出ている。そして、スライダ4の最大移動長さ範囲が、支持体2に備わっている第1ストッパ22と、ガイド孔21の一端によって形成されている第2ストッパ23とによって規制されるようになっていて、スライダ4の最大移動長さ範囲の片側端でのスライダ4の位置が第1位置とされ、スライダ4の最大移動長さ範囲の他側端でのスライダ4の位置が第2位置とされている。
図3はスライダ4が第1位置に位置している状態を示していて、同図のように、スライダ4が第1位置に位置しているときには、ラック5と駆動ピニオン6との噛合いが解除されてラック5の一端51が駆動ピニオン6の片側(左側)へ移動し、ラック5は駆動ピニオン6から離れている。これに対し、図4はスライダ4が第2位置に位置している状態を示していて、同図のように、スライダ4が第2位置に位置しているときには、ラック5と駆動ピニオン6との噛合いが解除されてラック5の他端52が駆動ピニオン6の他側(右側)へ移動し、ラック5は駆動ピニオン6から離れている。
一方、駆動ピニオン6と同軸一体にディスクトレイ搬入出用のピニオン7が備わっているのに対し、図5のようにディスクトレイ3にはピニオン7に対応するラック31が備わっている。また、図3又は図4のようにスライダ4に突起42が一体に備わっているのに対し、図5のようにディスクトレイ3にはその突起42に対応するガイド溝32が備わっている。
次にスライダ4が第1位置と第2位置との間で左右移動するときの動作などを説明する。
スライダ4が図3のように第1位置に位置しているときには、図5のように突起42がガイド溝32の横行部32aに位置してディスクトレイ3が前進位置に位置決めされている。このときには、ディスクトレイ3とディスクチャッキング機構との間でのディスクの受取り受渡しが可能であり、図5明示のようにラック31はピニオン7から離れている。
この状態からディスク搬出モードが選択されると、ピニオン7が図中時計方向に回転を開始し、図示していない制御カムの作用によりスライダ4が第1位置を離れて第2位置に向けて始動する。このようなスライダ4の始動によってラック5の一端51が駆動ピニオン6に噛み合い、駆動ピニオン6による送り力がラック5を介してスライダ4に付与される。したがって、スライダ4が第2位置に向けて移動し続け、その移動中に、スライダ4の動作にカム機構を介して連動するチャッキング機構からディスクがディスクトレイ3に受け渡され、その直後のスライダ5の移動により突起42がガイド溝32の傾斜部32bに入ってディスクトレイ3を前進位置から少し後退させる。こうしてディスクトレイ3が少し後退すると、ラック31がピニオン7に噛み合うので、ピニオン7の回転がラック31に伝達されてディスクトレイ3が図4のようにフレーム枠部材1の外部に引き出されて後退位置に達し、それによりディスクが搬出される。また、ピニオン7の回転によってディスクトレイ3が図3の前進位置からの後退動作を開始した後では、突起42がガイド溝32の傾斜部32bから直線部32cに移行し、その後のディスクトレイ3の後退動作によって突起42が直線部32cの出口付近に備わっている曲り部32dに入り、それによってスライダ4がさらに移動して第2位置に達する。こうしてスライダ4が第2位置に位置することにより、図4明示のようにラック5の他端52が駆動ピニオン6の他側に位置してラック5が駆動ピニオン6から離れる。ディスクトレイ3が図4のように後退位置に引き出されているときには、スライダ4の突起42がガイド溝31の直線部32cの曲り部32dを経てその端部32c’に位置している。
ディスクトレイ3が図4のように後退位置に引き出されている状態からディスク搬入モードが設定されると、ピニオン7が図中反時計方向に回転を開始し、その回転によりラック31を介してディスクを搭載しているディスクトレイ3が図4の後退位置から前進する。こうしてディスクトレイ3が前進することによって、スライダ4の突起41がガイド溝32の直線部32cから傾斜部32bに移行して突起41が傾斜部32bの溝壁で横方向に少し押されると、スライダ4が第2位置から第1位置に向けて少し移動するので、それに伴ってラック5の他端52が駆動ピニオン6に噛み合って駆動ピニオン6による送り力がラック5を介してスライダ4に付与される。そして、スライダ4が駆動ピニオン6によって第2位置に向けて送られることにより、突起41がガイド溝32の横行部32aに入り、それに伴ってディスクトレイ3が前進位置に達して位置決めされると共に、ディスクトレイ3のラック31がピニオン7から離れる。また、突起41がガイド溝32の傾斜部32bから横行部32aに入る動作と併行して、スライダ4の動作に上記カム機構を介して連動するチャッキング機構がディスクトレイ3からディスクを受け取る。
上記のような動作を行うこのディスク装置では、ディスクトレイ3の取付箇所や突起42とガイド溝32との係合箇所に一定の遊びを付与することによって、ディスクトレイ3の動作などが円滑に行われるようにしている。そのため、上記したディスク搬入モードが実行されてディスクトレイ3が図3の前進位置に達した後の段階では、スライダ4を第1位置に確実に位置決めする手段を設けることによって、そのラック5が駆動ピニオン6に噛み合わないようにしておくという対策を講じることが必要である。また、ディスク搬出モードが実行されてディスクトレイ3が図4の後退位置に達した後の段階でも、スライダ4を第2位置に確実に位置決めする手段を設けることによって、そのラック5が駆動ピニオン6に噛み合わないようにしておくという対策を講じることが必要である。これは、第1位置や第2位置に達したスライダ4がそれらの位置から後退すると、ラック6が駆動ピニオン6に噛み合うという事態の起こるおそれがあり、そのような事態が起こると、スライダ4とカム機構によって連動しているチャッキング機構の動作や、駆動ピニオン6やピニオン7を駆動しているモータによって駆動される光ピックアップなどの動作などとの関係で、動作不良などのトラブルを発生することになるからである。
そこで、従来のディスク装置では、スナップばね8を用いることによって、第1位置や第2位置に達したスライダ4がそれらの位置から後退することを防ぐようにしている。
図6のように、このスナップばね8は、コイル巻き部81とそのコイル巻き部81の周方向の所定箇所(たとえば1箇所)から異なる接線方向に延び出た一対の脚部82,83とを備えていて、一方の脚部82の端部に形成された環部82aが支持体2に突設された突起でなる固定側ばね受けフック25に遊嵌合して連結され、他方の脚部83の端部に形成された環部83aがスライダ4の定位置に突設された突起でなる可動側ばね受けフック45に遊嵌合して連結されている。しかも、図6に仮想線イ,ロで示したように、スライダ4が図3や図4で説明した第1位置や第2位置に位置しているときには、一対の脚部82,83の開き角度θ1,θ2が、無負荷時の一対の脚部82,83の開き角度θよりも小さくなる適正姿勢を保つように定めてあって、スライダ4が第1位置と第2位置との間で左右移動するときには、当該スナップばね8が反転動作を伴わずに正規姿勢を保つようにしてある。
このようなスナップばね8を用いると、スライダ4が図3で示した第1位置に位置しているときには、スナップばね8が図6の仮想線イの形態に撓み変形していて、その復帰力によって矢印aのようにスライダ4が付勢されるので、スライダ4が第1ストッパ22に常時弾性的に押し付けられた状態、すなわちラック5が駆動ピニオン6から離れる方向に付勢された状態を保つ。また、スライダ4が図4で示した第2位置に位置しているときには、スナップばね8が図6の仮想線ロの形態に撓み変形していて、その復帰力によって矢印bのようにスライダ4が付勢されるので、スライダ4の摺動係止片41が第2ストッパ23に常時弾性的に押し付けられた状態、すなわちラック5が駆動ピニオン6から離れる方向に付勢された状態を保つ。したがって、スライダ4が第1位置や第2位置に位置しているときに、スナップばね8が図6の仮想線イ,ロで示した正規姿勢を保っていれば、適正な付勢力がスライダ4に付与されるようになるので、ラック5が駆動ピニオン6に噛み合って動作不良を起こすおそれはない。
一方、従来より、フロッピー(登録商標)ディスクのシャッター開閉装置にねじりコイルばねを用いることが知られ(特許文献1参照)、磁気テープ装置におけるカセットホルダの開閉装置にねじりコイルばねを用いることが知られている(特許文献2参照)。
特開昭63−191479号公報 特開2000−222872号公報
しかしながら、上記したスナップばね8は、図6で説明したように、コイル巻き部81の周方向の所定箇所から異なる接線方向に延び出た一対の脚部82,83の開き角度θ1,θ2を、無負荷時の開き角度θよりも小さくして固定側ばね受けフック25と可動側ばね受けフック45とに各別に連結してあるので、図7(A)(B)に実線で示したように、その反転動作によってコイル巻き部81が正規姿勢の位置(仮想線で示してある)から反転してしまうという事態が起こり得る。このようにスナップばね8の姿勢が正規姿勢から反転して不良姿勢になったまま保たれると、第1位置や第2位置でスライダ4に加わる付勢方向が正規方向に保たれるものの、必要とする大きさの付勢力が得られなくなって、スライダ4が第1位置又は第2位置から後退してそのラック5が駆動ピニオン6に噛み合うおそれが生じたり、あるいは、ディスクの搬入出時などにスナップばね8が不良姿勢を保ったままスライダ4が左右移動されてスナップばね8が折損したりするおそれがあった。スナップばね8の姿勢が、正規姿勢から反転して不良姿勢になったまま保たれるという事態は、たとえば、スナップばね8の組付け作業中に起こったり、ディスク装置の運搬中に発生する振動などが原因になって起こったりすることが判っている。
本発明は以上の状況に鑑みてなされたものであり、従来のディスク装置にきわめて簡単な構成の変更を加えるだけで、反転動作可能なスナップばねが、正規姿勢から反転して不良姿勢になることを未然に防止することのできるディスク装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、スナップばねの組付け作業中やディスク装置の運搬中などに、スナップばねが正規姿勢から反転して不良姿勢になったとしても、スライダの適正な左右移動動作が行われることによってそのスナップばねが正規姿勢に自然に姿勢修正されて、その後は不良姿勢に反転することがなくなるディスク装置を提供することを目的とする。
本発明に係るディスク装置は、駆動ピニオンによって左右方向の送り力が付与されるラックを備えたスライダが、上記ラックの一端が上記駆動ピニオンの片側へ移動してその駆動ピニオンから離れる第1位置と、上記ラックの他端が上記駆動ピニオンの他側へ移動してその駆動ピニオンから離れる第2位置との間で左右移動可能に支持体に取り付けられ、コイル巻き部とそのコイル巻き部から延び出て上記スライダと上記支持体とに各別に連結された一対の脚部とを有する反転動作可能なスナップばねを備えていて、上記スライダが第1位置と第2位置との間で左右移動するときに上記スナップばねが反転動作を伴わずに正規姿勢を保ち、かつ、上記スライダの第1位置及び第2位置で上記ラックが上記駆動ピニオンから離れる方向に上記スナップばねによって付勢されるようになっているディスク装置において、上記支持体を備えたフレーム枠部材と、このフレーム枠部材の内部と外部との間でディスクを搬入出するディスクトレイと、ディスクトレイによってフレーム枠部材の内部に搬入されたディスクをディスクトレイから受け取ってチャッキングするディスクチャッキング機構と、ディスクチャッキング機構でチャッキングされたディスクを回転させるターンテーブルと、ターンテーブルによって回転させられるディスクの記録面を走査する光ピックアップとを備え、ディスクトレイがディスクをディスクチャッキング機構に対する受渡し位置に搬入しているときに上記スライダが第1位置に位置し、ディスクトレイがディスクをフレーム枠部材の外部に搬出しているときに上記スライダが第2位置に位置するようになっており、上記スナップばねは、一方の上記脚部の端部に形成された環部が上記支持体に突設された突起でなる固定側ばね受けフックに遊嵌合して連結され、他方の上記脚部の端部に形成された環部が上記スライダの定位置に突設された突起でなる可動側ばね受けフックに遊嵌合して連結されていると共に、スライダが第1位置に位置しているときに一対の脚部のいずれか一方の脚部の変位を阻止することによって上記スナップばねが正規姿勢から反転して不良姿勢になることを防止する反転防止手段が備わり、上記反転防止手段が、上記支持体に連結されている一方の上記脚部の支持体との連結箇所と上記コイル巻き部との間の箇所でその脚部に対峙する位置で上記支持体に突設された突起でなる、というものである。
この発明によると、スライダが第1位置に位置しているときのスナップばねの反転動作が反転防止手段としての突起によって防止される。また、スライダが第2位置に位置しているときにスナップばねが反転して不良姿勢になっているとしても、スライダが第2位置から第1位置に移動するときにその不良姿勢が修正されてスナップばねが正規姿勢に復帰する
また、支持体と脚部との連結箇所及びスライダと脚部との連結箇所がルーズになっているので、スライダの左右移動時にスナップばねに無理な力が加わりにくくなってスナップばねによる付勢作用が良好に発揮される。
以上のように、本発明に係るディスク装置は、従来のディスク装置の支持体に、反転防止手段としての突起を付け加えるだけのきわめて簡単な構成の変更を加えるだけであるにもかかわらず、反転動作可能なスナップばねが、正規姿勢から反転して不良姿勢になることを未然に防止することができる。加えて、たとえスナップばねの組付け作業中やディスク装置の運搬中などにスナップばねが不良姿勢になったとしても、スライダの適正な左右移動動作が行われることによってそのスナップばねが正規姿勢に自然に姿勢修正されて、その後は反転して不良姿勢になることがなくなるので、スライダを第1位置及び第2位置で確実に位置決めするというスナップばねに要求される性能が確実に発揮され、併せて、スナップばねが折損するという事態も起こらなくなる。そのため、スナップばねの性能不良による不都合やスナップばねの折損によってディスク装置の性能が損なわれることがないという効果が得られる。
図1は本発明に係るディスク装置の要部を拡大して示した平面図、図2(A)(B)は説明図である。
この実施形態のディスク装置は、図1に示したように、支持体2に突起9を一体成形して設けてある以外は、図3〜図5で説明した従来のディスク装置と同様の構成であり、その作用については従来のディスク装置のそれと同様である。また、スナップばね8についても図6で説明したものと同様である。したがって、以下の説明では、従来のディスク装置と同様の構成や作用に関して、特に記述する事項以外は省略して説明の重複を避けることにする。また、従来のディスク装置と同一部分には同一符号を付す。
上記突起9は、スライダ4が図1に示した第1位置に位置しているときに、スナップばね8の一対の脚部82,83のうち、支持体2側の固定側ばね受けフック25に連結されている一方の脚部82の環部82a(支持体との連結箇所)とコイル巻き部81との間の箇所でその脚部82に対峙する位置に突設されていて、その脚部82の変位を阻止することによってスナップばね8が正規姿勢から反転して不良姿勢になることを防止するストッパとして機能する。そして、この突起9が反転防止手段を形成している。突起9の具体的な配備箇所は、図1のように、スライダ4が第1位置に位置しているときに、スナップばね8の一方の脚部82にわずかな間隙を保って対峙する箇所を選定することが適切であるけれども、その配備箇所として、脚部82に接触する箇所を選定してもよい。
この構成を採用すると、図2(B)のように、スライダ4が第2位置に位置しているときに、何らかの原因で同図実線で示したようにスナップばね8が反転しているとしても(仮想線は正規姿勢のスナップばね8を示している)、スライダ4がその第2位置から矢印Xのように第1位置に向けて移動すると、その移動の途中で、スナップばね8の一方の脚部82が突起9に当接する。そのため、スライダ4が第1位置に向けて移動しても、一方の脚部82は突起9に当接したままその位置にとどまるようになり、そのために、コイル巻き部81がスナップばね8の中立点(スナップ動作の中立位置)を通過した時点でスナップばね8の姿勢が正規姿勢に修正される。こうしてスナップばね8の姿勢が一旦正規姿勢になると、その後では、スナップばね8が反転動作可能であるとしても、スナップばね8が正規姿勢から反転して不良姿勢になるという事態が起こらない。したがって、突起9は、スナップばね8が正規姿勢から反転して不良姿勢になることを未然に防止する作用を発揮するだけでなく、不良姿勢のスナップばね8を、スライダの適正な左右移動動作を利用して正規姿勢に自然に姿勢修正する作用を発揮する。
このことから、この実施形態のディスク装置では、スライダ4を第1位置及び第2位置で確実に位置決めするというスナップばね8に要求される性能が確実に発揮され、併せて、スナップばね8が折損するという事態も起こらなくなる。そのため、スナップばね8の性能不良による不都合やスナップばね8の折損によってディスク装置の性能が損なわれることがない。
本発明に係るディスク装置の要部を拡大して示した平面図である。 (A)はスライダが第1位置に位置しているときの状態を示した説明図、(B)はスライダが第2位置に位置しているときの状態を示した説明図である。 スライダが第1位置に位置している状態での従来のディスク装置の一部破断平面図である。 スライダが第2位置に位置している状態での従来のディスク装置の一部破断平面図である。 スライダやディスクトレイなどの連動動作を説明するための概略平面図である。 スナップばねの作用説明図である。 (A)は従来のディスク装置においてスライダが第1位置に位置しているときに起こり得る状況を示した説明図、(B)は従来のディスク装置においてスライダが第2位置に位置しているときに起こり得る状況を示した説明図である。
符号の説明
1 フレーム枠部材
2 支持体
3 ディスクトレイ
4 スライダ
5 ラック
6 駆動ピニオン
8 スナップばね
9 突起(反転防止手段)
25 固定側ばね受けフック
45 可動側ばね受けフック
51 ラックの一端
52 ラックの他端
81 コイル巻き部
82,83 脚部
82a,83a 環部

Claims (1)

  1. 駆動ピニオンによって左右方向の送り力が付与されるラックを備えたスライダが、上記ラックの一端が上記駆動ピニオンの片側へ移動してその駆動ピニオンから離れる第1位置と、上記ラックの他端が上記駆動ピニオンの他側へ移動してその駆動ピニオンから離れる第2位置との間で左右移動可能に支持体に取り付けられ、
    コイル巻き部とそのコイル巻き部から延び出て上記スライダと上記支持体とに各別に連結された一対の脚部とを有する反転動作可能なスナップばねを備えていて、上記スライダが第1位置と第2位置との間で左右移動するときに上記スナップばねが反転動作を伴わずに正規姿勢を保ち、かつ、上記スライダの第1位置及び第2位置で上記ラックが上記駆動ピニオンから離れる方向に上記スナップばねによって付勢されるようになっているディスク装置において、
    上記支持体を備えたフレーム枠部材と、このフレーム枠部材の内部と外部との間でディスクを搬入出するディスクトレイと、ディスクトレイによってフレーム枠部材の内部に搬入されたディスクをディスクトレイから受け取ってチャッキングするディスクチャッキング機構と、ディスクチャッキング機構でチャッキングされたディスクを回転させるターンテーブルと、ターンテーブルによって回転させられるディスクの記録面を走査する光ピックアップとを備え、ディスクトレイがディスクをディスクチャッキング機構に対する受渡し位置に搬入しているときに上記スライダが第1位置に位置し、ディスクトレイがディスクをフレーム枠部材の外部に搬出しているときに上記スライダが第2位置に位置するようになっており、
    上記スナップばねは、一方の上記脚部の端部に形成された環部が上記支持体に突設された突起でなる固定側ばね受けフックに遊嵌合して連結され、他方の上記脚部の端部に形成された環部が上記スライダの定位置に突設された突起でなる可動側ばね受けフックに遊嵌合して連結されていると共に、スライダが第1位置に位置しているときに一対の脚部のいずれか一方の脚部の変位を阻止することによって上記スナップばねが正規姿勢から反転して不良姿勢になることを防止する反転防止手段が備わり、
    上記反転防止手段が、上記支持体に連結されている一方の上記脚部の支持体との連結箇所と上記コイル巻き部との間の箇所でその脚部に対峙する位置で上記支持体に突設された突起でなることを特徴とするディスク装置。
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