JP3877230B2 - スパッタリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カソード電極に配置されたターゲットとバッキングプレートの反りの発生を防止したスパッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スパッタリング装置は、半導体デバイス、電子部品、液晶パネル等の製造工程において基板上に薄膜を形成する成膜装置である。スパッタリング装置のカソード電極(陰極)では、平面状ターゲットを有するプレーナマグネトロン方式のカソード電極が工業的に主流である。
【0003】
図4は、従来のプレーナマグネトロン式カソード電極の一例を示す。51は搬入された基板52に対してスパッタリングによる成膜処理が施される成膜室である。成膜時に成膜室51の内部は所要レベルまで減圧され、成膜室は真空室となる。ターゲット53は、成膜室51内に配置された基板52の被処理面に対向するように配置される。図4において、基板52の搬送機構、成膜室51における基板出入れ口の構造、基板支持装置、電圧印加機構等の図示は、説明の便宜上省略している。ターゲット53はバッキングプレート54の表面に固定される。バッキングプレート54はOリング55、カソード電極本体56、絶縁体57aを介して成膜室の例えば下壁部に取り付けられる。バッキングプレート54の裏面には絶縁体57bを介してカバープレート58を設けることにより冷却水が流通する水路59が形成される。上記ターゲット53は水路59に流れる冷却水によって冷却される。また水路59の内部にマグネット61が設けられる。
【0004】
成膜室51において排気機構60によって排気を行い内部を所望の真空状態にすると、ターゲット53とバッキングプレート54に裏面側(大気側)から大気圧1kg/cm 2 が加わる。冷却水が水路59に供給されると、さらに冷却水の圧力がターゲット53とバッキングプレート54に加わる。こうして大気圧と水圧によってターゲット53とバッキングプレート54に反りが生じる。水圧を1 kg/cm2 とした場合、発生する反りの量は例えばターゲット53のサイズが□600mmであるとき、ターゲットの中心において約3〜4mmである。この反り量は、ターゲットの面積が大きくなった場合(例えは液晶ディスプレイ向けスパッタリング装置等)にはさらに増加する。反り量の増加はターゲット表面でのマグネットによる磁場分布の不均一性をもたらすので、形成される薄膜の膜厚分布および膜質分布の不均一性の原因となる。
【0005】
ターゲットとバッキングプレートの反りの上記問題を解決する方式として、従来では、バッキングプレートにおけるターゲット中央に相当する部分を大気側からネジ等で引っ張る方式が一般的である。
【0006】
また他の従来技術として、特開平5−132774号公報に開示されるスパッタ装置がある。このスパッタ装置では、ターゲットおよびバッキングプレートを備えるカソード電極の大気側の部分に気密で排気可能な磁石室を設け、バッキングプレートの裏面に水冷用ジャケットを彫り込み蓋を設けて冷却水通路を形成している。当該冷却水通路によってバッキングプレートへの水圧印加を除去し、その上磁石室内を減圧することによってバッキングプレートへの大気圧印加を除去している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ネジ等で引っ張る従来方式では、バッキングプレートにおけるターゲット中央に相当する部分を大気側に引っ張るので、ネジ等がマグネットを貫通する構造となり、マグネットの回転や揺動を行う場合に不利な構造となる。
【0008】
特開平5−132774号等に示される方式では次のような問題が提起される。第1に成膜室の排気と磁石室の排気が無関係に行われるように構成されている。このため、成膜室と磁石室との間で圧力差が生じバッキングプレートが変形する場合が起こり得る。第2にマグネットを真空の磁石室内に設けるのでマグネット回転部に真空シール部を設ける必要があり、当該回転部の真空シールは複雑な機構となってリークの可能性が高くなる。第3にマグネトロン放電を行うための電力がマグネット、磁石室、マグネット回転用モータ等の大気側の構造物のすべてに印加されるので操作上危険な場合があり、さらに、仮に磁石室やマグネットを陰極側から絶縁した場合、磁石室内は減圧されているので異常放電を起こすおそれがある。
【0009】
本発明の目的は、ターゲットとバッキングプレートが大気圧により反る問題を確実に解決し、ターゲット表面での磁力線の減衰を防ぎ、マグネトロン放電の効率を高め、異常放電の発生を防止し、これによって良好な薄膜を形成できるスパッタリング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスパッタリング装置は、成膜室側の表面にターゲットを設け裏面側に冷却媒体用流路を形成するジャケットを設けたバッキングプレートと、このバッキングプレートの裏面に裏面全体を覆うように形成された裏面室を備え、さらに、冷却媒体用流路を形成するジャケットが収納された裏面室と成膜室を接続するバイパス配管と、バイパス配管の途中に設けられたバルブ装置と、成膜室用排気機構による成膜室の排気時にバルブ装置を開いて成膜室と裏面室を連通し成膜室の排気と同時に裏面室の排気を行う制御手段、裏面室の外側の大気側にマグネットとを備える。また上記構成において、成膜室が減圧される時、成膜室と裏面室の間で圧力差が生じないように裏面室も成膜室用排気機構によって成膜室の圧力状態と同じ圧力状態で同時に排気される。当該制御手段は成膜室を常圧にする時にバルブ装置を開いて成膜室と裏面室を連通することもできる。この構成において、成膜室が常圧にされる時、成膜室と裏面室の間で圧力差が生じないように裏面室は成膜室の圧力状態と同じ圧力状態で同時に常圧にされる。
【0011】
前記の構成において、マグネットから出た磁力線がターゲットの表面で有効に生じるように裏面室は薄幅で形成されることが好ましい。
【0012】
前記の構成において、成膜室用排気機構によって成膜室と裏面室を同時に排気して減圧状態にした後に上記制御手段は、ガス導入バルブを開いて成膜室にガスを導入するとき、バルブ装置を閉じ裏面室の真空状態を異常放電が起きない所要の減圧状態に保持することが好ましい。
また前記の構成において、成膜室用排気機構によって成膜室と裏面室を同時に排気を行う時には、上記制御手段は、排気バルブとバルブ装置を同時に開くことが好ましい。
さらに前記の構成において、成膜室を常圧にする時、上記制御手段は、ガス導入バルブを閉じかつバルブ装置を開け、次にバルブ装置を開けたまま排気バルブを閉じ、さらにベンドバルブを開いて窒素ガスを導入することが好ましい。
【0013】
前記の各構成において、冷却媒体用流路の形状をジグザグ形状とし、水圧による反りを減らすことが好ましい。
【0014】
【作用】
本発明では、スパッタリング用カソード電極においてバッキングプレートとジャケットを覆う裏面室を形成し、必要時に裏面室と成膜室を連通するバイパス配管を設ける。これによって成膜室を排気する時に同時に裏面室を排気し、カソード等に大気圧が印加されるのを防ぐ。また成膜室を常圧に戻す時にも裏面室も同時にベントされる。これによって圧力差に起因するターゲットとバッキングプレートの反りの発生をなくすことができる。
【0015】
各バルブの開閉がバルブ制御機器で制御され、上記バイパス配管に設けられたバイパスバルブは、排気バルブやベントバルブと同時に開閉し、またガス導入バルブとは反対の動作を行う。これによりターゲット等に大気圧が印加されるのを防ぐことができる。
【0016】
またマグネットは大気側に配置されているために、真空シール等の複雑な機構を設ける必要がない。これによりマグネット表面とターゲット表面までの距離を可能な限り小さい値に保ち、ターゲット表面上での磁場分布にムラが生じるのを抑え、かつ所望の磁場強度を作り、均一な膜厚と膜質をもつ薄膜を得ることができる。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明に係るプレーナマグネトロン方式のスパッタリング装置の内部構造を示す断面図である。
【0019】
11は成膜室(基板の表面処理を行うスパッタリング室)であり、成膜室11では搬入された基板12に対しスパッタリングによって成膜処理が行われる。成膜室11は気密構造を有する。成膜処理を行うとき成膜室11の内部は排気機構13(排気ポンプは図示されず)によって排気され、成膜に必要なレベルまで減圧される。排気機構13の排気管には電磁バルブ14(以下排気バルブという)が設けられ、排気を行うとき排気バルブ14は開状態になる。成膜室11において、基板の搬送機構、基板の搬入・搬出を行う基板出入り口部、基板支持装置、電圧印加機構等の図示は説明の便宜上省略される。
【0020】
成膜室11の壁部には開口部の箇所にカソード電極(陰極)15が設けられる。カソード電極15は、バッキングプレート16と、正面形状が例えば四角形または円形のターゲット17とを備える。バッキングプレート16は裏板部材である。ターゲット17はバッキングプレート16の成膜室側の表面に積層させて固定される。ターゲット17の表面は基板12の被処理面に対向している。またターゲット17の周囲にはターゲットシールド部材18が配置される。
【0021】
上記バッキングプレート16は例えばリング状のカソード電極本体19にシール部材(Oリング等、以下同じ)20を介して取り付けられる。カソード電極本体19は、成膜室11の壁部に形成された開口部に絶縁体21およびシール部材22,23を介して取り付けられる。
【0022】
バッキングプレート16の裏面側には例えば冷却水(水以外の冷却媒体もあり得る)を流通せしめる水路部24を形成するジャケット25が設けられる。水路部24は、幅狭の水路(裏面外側に大きく膨出しない水路)として形成される。26は冷却水を導入・導出するための導入・導出口部である。
【0023】
上記水路部24の構造の好ましい一例を、図2に示す。図2はバッキングプレート16の側から水路を見たもので、この水路24Aは、例えば2つの部材24a,24bによってジグザグの形状に作られている。ジグザグ形状の水路24Aは、バッキングプレート16等に印加される水圧を緩和できるという効果を有する。また水路24Aはジャケット25に彫り込むことによって作ることができる。また水路の他の例として、図3に示すように部材24c,24dを用いて直線的な形状の水路24Bを形成してもほぼ同様な冷却効果を達成できる。
【0024】
27はカバープレートであり、カバープレート27はカソード電極本体19に絶縁体28およびシール部材(黒い点で示される部材)を介して気密に取り付けられる。カソード電極本体19にカバープレート27を取り付けることによって、バッキングプレート16とジャケット25の裏面側に排気作用によって真空可能な室29(以下裏面室という)が形成される。裏面室29は、バッキングプレート16またはジャケット25を覆い、これらの部材とカバープレート29との間の距離を可能な限り小さくすることにより可能な限り幅狭な空間として形成される。上記の冷却水導入・導出口部26は、カバープレート27の外側まで延設される。
【0025】
上記裏面室29と成膜室11との間は、途中に電磁バルブ30(以下バイパスバルブという)を備えたバイパス配管31で接続される。バイパスバルブ30が開状態になると、裏面室29と成膜室11は連通状態になる。バイパス配管31の両端の各接続部は気密構造を有する。
【0026】
成膜室11に付設された32はガス導入バルブ、33はベントバルブである。ガス導入バルブ32によってプラズマ放電を生成するために必要なプロセスガスが導入される。ガス導入バルブ32とベントバルブ33は電磁駆動部を備えている。
【0027】
34はバルブ制御機器であり、コンピュータ等によって構成される。バルブ制御機器34は、排気バルブ14、バイパスバルブ30、ガス導入バルブ32、ベントバルブ33の各々の開閉動作を制御する機能を有する。
【0028】
カバープレート27の外側スペースにはマグネット35、およびこのマグネット35を回転または揺動させるためのマグネット駆動機構36が設けられる。マグネット35は永久磁石または電磁石で作られ、ターゲット17の表面において所望の磁力線分布を生成するためにターゲット17に対してできるだけ近付けて配設される。前述のように、裏面室29は可能な限り幅狭な空間として形成されるので、すなわちバッキングプレート16の裏面からカバープレート27の裏面までの距離はできる限り小さく設定されるので、上記の磁力線の強度を望ましい状態にできる。
【0029】
成膜室11を減圧して真空にするとき、排気バルブ14とバイパスバルブ30を同時に開け、成膜室11と裏面室29を連通させて両室を同時に排気する。このとき、ガス導入バルブ32とベントバルブ33は閉じられている。成膜室11等が所望の真空度に達した後、スパッタリングを開始するために冷却水を水路部24に通水する。そしてガス導入バルブ32を開けると同時にバイパスバルブ30を閉じ、成膜室11内にガスを導入してその内部を約数mTorr の圧力に保持した後、電圧印加機構のスパッタリング用電源(図示せず)によってバッキングプレート16に高電圧を印加する。このとき、ターゲット17とバッキングプレート16とジャケット25とカソード電極本体19は同電位となる。
【0030】
ガスを導入し成膜室11を約数mTorr の圧力に保持するときにバイパスバルブ30を閉じるのは、裏面室29内にガスが導入されることによりその内部が約数mTorr の圧力になると、カソード電極本体19から絶縁体28で絶縁されることによりアース電位となっているカバープレート27と、高電圧が印加されているジャケット25との間で異常放電の起こる可能性があるためである。かかる異常放電を防止するため、バイパスバルブ30を閉じて裏面室29の真空状態を保持する。
【0031】
所定時間スパッタリングを行った後、ガス導入バルブ32を閉じ、バイパスバルブ30を開ける。成膜処理が終了した基板12を搬出するため、バイパスバルブ30は開けたまま排気バルブ13を閉じ、ベントバルブ33を開いて窒素ガス等を成膜室11に導入する。
【0032】
上記の構成によってターゲット17、バッキングプレート16、ジャケット25には裏面側から大気圧が加わらなくなるため、ターゲット17およびバッキングプレート16は反りが生じない。またバッキングプレート16を薄くすることもできる。
【0033】
成膜室11を大気圧状態から排気を行う場合には、必ず裏面室29と同時に真空引きしなくてはならない。なぜなら、成膜室11を先に排気するとターゲット17は成膜室11側に反るからであり、裏面室29を先に排気すると、ターゲット17は裏面側に反るからである。ただし、成膜室11と裏面室29が共に真空であり、この状態からさらに真空引きを行う場合は同時に行う必要はない。これは、大気圧と真空の差圧による力(大気圧)に比べ、真空同士の差圧による力の方が相当に弱いためである。
【0034】
処理された基板12を成膜室11から搬出するときにも搬入の場合と同様であり、成膜室11と裏面室29はバイパスバルブ30を開いて連通させることにより同時に大気圧にしなければならない。
【0035】
裏面室29は、真空度が例えば10-4Torr以下になるよう排気される。この真空度は室内での異常放電が起こらない真空度である。
【0036】
冷却水の導入・導出口部26は、気密が保たれ、かつターゲット17、バッキングプレート16、ジャケット25等の電力印加機構から絶縁される構造を採っている限り、任意の位置に配置できる。
【0037】
上記実施例ではマグネット35は裏面室29の外側の大気中に配置したので、真空中に配置した場合に起こり得るマグネットと構造物との間での異常放電が起こらない。また真空シールを施す必要がなく、マグネット35の回転や揺動機構なども取付けが容易となる。
【0038】
ジャケット25中の水路部24を流れる冷却水によってターゲット17およびバッキングプレート16に水圧が加わり、ターゲット17等が反ることも考えられるが、ジャケット25中の水路を形成する壁を梁として利用することでこの問題は回避される。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、ターゲットとバッキングプレートの裏面側に裏面室を形成し、裏面室を成膜室と同時に真空にしたりあるいは常圧にして両側の空間で圧力差が生じないようにしたため、ターゲットとバッキングプレートの反りの発生を防止することができる。これによって裏面室の外側に配置されたマグネットによってターゲット表面上に望ましい磁場強度および均一な磁場分布を得ることができるので、マグネトロン放電の効率を高め、良好な薄膜を形成できる。さらにマグネットを裏面室の外側に配置しかつスパッタリング時に裏面室の内部を所望の減圧状態に保つようにしたため異常放電が生ぜず、良好な薄膜を形成できる。水路をジグザグ形状にすることにより水圧の印加を緩和することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレーナマグネトロン式スパッタリング装置の実施例を示す断面図である。
【図2】水路の好ましい形状の例を示す図である。
【図3】水路の他の形状の例を示す図である。
【図4】従来のプレーナマグネトロン式のスパッタリング装置の断面図である。
【符号の説明】
11 成膜室
12 基板
13 排気機構
14 排気バルブ
15 カソード電極
16 バッキングプレート
17 ターゲット
19 カソード電極本体
24 水路部
24A,24B 水路
25 ジャケット
27 カバープレート
29 裏面室
30 バイパスバルブ
31 バイパス配管
32 ガス導入バルブ
33 ベントバルブ
34 バルブ制御機器
35 マグネット

Claims (7)

  1. 成膜室側の表面にターゲットを設け裏面に冷却媒体用流路を形成するジャケットを設けたバッキングプレートと、このバッキングプレートの裏面側に形成された裏面室を備えるスパッタリング装置において、
    前記冷却媒体用流路を形成する前記ジャケットが収納された前記裏面室と前記成膜室を接続するバイパス配管と、
    前記バイパス配管の途中に設けられたバルブ装置と、
    成膜室用排気機構による前記成膜室の排気時に前記バルブ装置を開いて前記成膜室と前記裏面室を連通し前記成膜室の排気と同時に前記裏面室の排気を行う制御手段と、
    前記裏面室の外側の大気側に配置されるマグネットと、
    を備えることを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 請求項1記載のスパッタリング装置において、前記制御手段は、前記成膜室を常圧にする時に前記バルブ装置を開いて前記成膜室と前記裏面室を前記バイパス配管を介して連通状態にすることを特徴とするスパッタリング装置。
  3. 請求項1または2記載のスパッタリング装置において、前記マグネットから出た磁力線が前記ターゲットの表面で有効に生じるように前記裏面室は薄幅で形成されることを特徴とするスパッタリング装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項記載のスパッタリング装置において、前記成膜室用排気機構によって前記成膜室と前記裏面室を同時に排気して減圧状態にした後に前記制御手段は、ガス導入バルブを開いて前記成膜室にガスを導入するとき、前記バルブ装置を閉じ前記裏面室を異常放電が起きない減圧状態を保持することを特徴とするスパッタリング装置。
  5. 請求項1記載のスパッタリング装置において、前記成膜室用排気機構によって前記成膜室と前記裏面室を同時に排気を行う時には、前記制御手段は、排気バルブと前記バルブ装置を同時に開くことを特徴とするスパッタリング装置。
  6. 請求項2記載のスパッタリング装置において、前記成膜室を常圧にする時、前記制御手段は、ガス導入バルブを閉じかつ前記バルブ装置を開け、次に前記バルブ装置を開けたまま排気バルブを閉じ、さらにベンドバルブを開いて窒素ガスを導入することを特徴とするスパッタリング装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載のスパッタリング装置において、前記冷却媒体用流路はジグザグ形状の流路であることを特徴とするスパッタリング装置。
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