JP3877101B2 - 中通し釣竿 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は竿管内部に釣糸ガイドのある中通し釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
中通し釣竿は釣糸ガイドが竿管の内部に設けられるため、釣り操作中に釣糸がガイドの存在によって竿に絡むことが防止され、使い勝手がよく普及している。こうした中通し釣竿の本出願人による例が、特開平9−37684号公報等に開示されている。この公報に開示の中通し釣竿では、竿管内部に螺旋状の釣糸ガイドが突出形成されており、このガイドによって釣糸が糸抵抗を低減して案内される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、中通し釣竿では釣糸が竿管内部を通過するため、水中で釣糸に付着した水滴が竿管内部に侵入する。釣糸を通過させる際に、この竿管内部に侵入付着した水滴に釣糸が付着すれば糸抵抗が非常に大きくなり、特に釣糸を放出させる(投擲)際に、狙ったポイントに仕掛けを落すことが困難になったり、また投擲の距離がでなくなる。
【0004】
依って本発明は、撥水性を良くして通過する釣糸への水滴の付着を防止し、釣糸挿通時の糸抵抗を低減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて本発明は、請求項1において、エポキシ樹脂等の合成樹脂を母材とし、炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強化合成樹脂製竿管の内部に一体化されて突出し、合成樹脂を母材とし多数本の炭素繊維等の強化繊維を螺旋方向に指向させた螺旋状釣糸ガイドの突部と、該突部の表面全体突部間の前記竿管の内側表面全体とに配設具備され、合成樹脂母材と撥水性部材と耐久性部材とが混在した層か、又は撥水性の母材に、少なくとも耐久性部材か潤滑性部材を混入させた層を有して、突部表面の層と竿管内側表面の層とが連続しており、これらの層の厚さは、前記突部の基部における層厚が最も厚く、突部の頂部の層厚が最も薄く、前記基部を離れた位置の竿管内側表面における層厚が前記基部の層厚と頂部の層厚との間の厚さであり、該竿管内側表面における層厚においては、隣接した突部間の中間位置が最も薄く、各突部に近づくに従って厚肉化していることを特徴とする中通し釣竿を提供する。撥水性部材は、フッ素樹脂やシリコン樹脂と同等又はこれ以上の撥水性を有する材料をいい、粒子状部材、ウィスカー等の長さ程度の短繊維状、液状に(分子状に)混合する部材等である。
請求項2において、エポキシ樹脂等の合成樹脂を母材とし、炭素繊維等の強化繊維で強化された繊維強化合成樹脂製竿管の内部に一体化されて突出し、合成樹脂を母材とし多数本の炭素繊維等の強化繊維を螺旋方向に指向させた螺旋状釣糸ガイドの突部と、該突部の表面の頂部付近を除いた残り表面全体と、突部間の前記竿管の内側表面全体とに配設具備され、合成樹脂母材と撥水性部材と耐久性部材とが混在した層か、又は撥水性の母材に、少なくとも耐久性部材か潤滑性部材を混入させた層を有して、前記突部表面の層の厚さは前記頂部付近との境界における厚さ0から始まり、該突部の基部に向かって漸次厚肉化しており、一方、前記竿管の内側表面全体に配設された層は前記基部付近を除いて概ね同じ厚さであり、突部表面の層と竿管内側表面の層とが連続していることを特徴とする中通し釣竿を提供する。
【0006】
請求項1において、突部表面や竿管内側表面に撥水性部材と耐久性部材とが混在した層を有せば、釣糸は突部によって糸抵抗を低減しつつ案内されると共に、竿管内部の撥水性が向上して釣糸の付着を防止でき、これによって更に糸抵抗が低減できる。また、一般に撥水性部材は耐久性に劣るが、耐久性部材を混在させているため層としての耐久性が向上する。
撥水性の母材に耐久性部材を混入させた層を有する場合には、釣糸は突部によって糸抵抗を低減しつつ案内されると共に、竿管内部の撥水性が向上して釣糸の付着を防止でき、これによって更に糸抵抗が低減できる。また、耐久性部材を混入させているため、層としての耐久性が向上する。
撥水性の母材に潤滑性部材を混入させた層を有する場合には、釣糸は突部によって糸抵抗を低減しつつ案内されると共に、竿管内部の撥水性が向上して釣糸の付着を防止でき、これによって更に糸抵抗が低減できる。また、潤滑性部材を混入させているため、糸滑り性が向上して更に糸抵抗が低減する。
【0007】
請求項2では、撥水性がよくなり、釣糸への水滴付着を防止でき、糸抵抗を低減できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す形態例に基づき、更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る中通し釣竿の一例としてのキャスティングロッドを示す。この場合、元竿10に穂先竿12が並継式に継ぎ合わされている。元竿10にはリール載置部16が設けられており、ここにリール20の脚を載置してナット部材18を回動して締結固定する。その前方位置であって、元竿10の前部には、釣糸22を竿管内部に挿通させる入口である釣糸導入部24が設けられており、ここから導入された釣糸は穂先竿の先端のトップガイド14から外部に引出される。
【0009】
元竿後部には後部握り部26が形成されている。前記ナット部材18は前方握り部でもあり、後部握り部26と同様にコルク等の柔軟性部材で被覆している。また30はトリガーであり、ここに人差し指や中指を引っ掛けて釣竿操作すると操作が容易になる。尻栓28は螺合装着されており、取外せば元竿10の内部掃除が容易になる。各竿管10,12はエポキシ樹脂等の合成樹脂を母材とし、炭素繊維等の強化繊維で強化された繊維強化合成樹脂製(FRP製やFRTP製)である。
【0010】
図2は穂先竿管12の一部を軸長方向に沿って切断した縦断面図であり、元竿もそうであるが、穂先竿管12は3層構造をしている。即ち、中間は主たる強化繊維が概ね軸長方向に指向した中間層12Bであり、その外側と内側には主たる強化繊維が概ね円周方向に指向した薄い外側層12Aと内側層12Cが配設されている。この穂先竿管の内部には螺旋状の釣糸ガイドが一体化されており、それは図2において複数個の突部Tとして現われている。螺旋状釣糸ガイドは、穂先竿12と同じ又は異なる合成樹脂を母材TBとし、螺旋状に旋回する長手方向に沿って炭素繊維等の強化繊維(耐久性部材)TKを多数本(例えば数千本)指向させた構造であり、この表面に下記層S1が一体化されている。層S1を有する突部Tの頂部は曲面状であり、釣糸の案内が円滑になる。強化繊維TKとして弾性率が20ton/mm2 以上の高弾性高強度なグラファイト繊維やガラス繊維等も使用できる。
【0011】
この突部Tの表面TSと前記穂先竿12の内側表面12Sとに、薄い層S1と薄い層S2が夫々配設されており、この形態例では両層S1,S2は連続しており、突部Tを含む穂先竿の内面全体を覆っている。また、この参考例の場合は全体に亘って概ね同じ厚さである。本発明はこれと異なり、各層S1,S2の厚さが、後述の図4の如く変化する
【0012】
上記層S1,S2は、合成樹脂母材に撥水性部材と耐久性部材とが混在した層か、又は撥水性の母材に、少なくとも耐久性部材か潤滑性部材を混入させた層である。合成樹脂母材としては、穂先竿12の母材と同じ、或いは別の合成樹脂を使用し、撥水性部材はフッ素系の樹脂やシリコン系の樹脂が代表的であり、液状の際に(無形状で)混合するものや粒子状やその他の形状(ウィスカ等の短繊維状)でもよい。撥水性部材には、四フッ化エチレン系樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、フッ化グラファイト等があり、特にフッ化グラファイト等では超撥水性を示し、接触角が120度以上になる。ポリカーボンモノフルオライド(CF)n 、ポリジカーボンモノフルオライド(C2F)n等のフッ化グラファイトがある。
【0013】
耐久性部材(耐摩耗性部材)としては、竿管に使用され得る炭素繊維、ボロン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、金属繊維等の強化繊維や、繊維以外の、例えば、金属のステンレス、ハードクロム、メノー、ガラス、シリコンナイトライド、シリコンカーバイト、タングステンカーバイト、アルミナ、ジルコニア等のセラミックス、セラミックスと金属との複合体、強化繊維と金属との複合体等がある。ウィスカ等の短繊維でもよい。
【0014】
固体の潤滑性部材としてはグラファイト、二硫化モリブデン、セレン化モリブデン、テルル化モリブデン、二硫化タングステン、セレン化タングステン、β硫化タンタル、αセレン化タンタル、二硫化チタン、セレン化チタン、窒化ほう素、二硫化ジルコニウム、セレン化ジルコニウム、テルル化ジルコニウム、βセレン化ニオブ、フッ化グラファイト、一酸化鉛、三酸化モリブデン、金、銀、鉛、ポリエチレン、ポリプロピレン、三フッ化樹脂、メラミンシアヌレート、テフロン(商品名)、ナイロン66(商品名)等がある。
【0015】
層S1,S2の形成は、各部材の混在した液を塗布したり、予めフィルム状に形成した素材を、突部Tを一体化形成する竿管の加熱成形時に一緒に加熱成形してもよい。或いは、メッキを施してもよい。例えば、メッキ液にポリテトラフルオロエチレン分子(PTFE)とニッケルを界面活性剤を使って分散させてメッキする。
【0016】
図3は図2に対する変形参考例であり、異なるところを説明する。内側層12Cには、黒く塗り潰した粒子形状(模式的に描かれている)の撥水性部材12Hが混在している。強化繊維KSは耐久性部材であり、内側層12Cはエポキシ樹脂等の母材に撥水性部材と耐久性部材とが混在しているため、図2の場合の層S2に代る層といえる。
【0017】
また、突部Tの表面部には、黒く塗り潰した粒子形状(模式的に描かれている)の撥水性部材THが混在している。この撥水性部材として既述のポリカーボンモノフルオライド、ポリジカーボンモノフルオライド等のフッ化グラファイトがよい。更に突部Tは合成樹脂を母材TBとして既述の強化繊維TKが多数本配設されており、表面部にも分布存在しているため、突部Tの表層は図2の場合の層S1に代る層といえる。
【0018】
内側層12C内に撥水性部材12Hを混在させるには、強化繊維KSに含浸させる合成樹脂内に予め撥水性部材12Hを混在させておく等の方法によることができる。また、突部T内に撥水性部材THを混在させるには、強化繊維TKに含浸させる合成樹脂TB内に予め撥水性部材12Hを混在させておく等の方法によることができる。この場合には撥水性部材THは、突部Tの表面部のみならず内部にも分布する。撥水性部材12Hと撥水性部材THは同じ部材でもよく、また異なっていてもよい。
【0019】
強化繊維KSと強化繊維TKを比較した場合、内側層12Cよりも突部Tの方に、より耐久性のある部材を用いる方がよい。このことは他の形態例でも同様である。表面における撥水性部材の体積割合は10〜70%程度にする。数パーセントでは撥水性の効果が望めず、70%を過ぎると他の部材が少なくなり過ぎ、他の機能が損なわれる。表面における耐久性部材の体積割合も10〜70%程度にする。数パーセントでは耐久性の効果が望めず、70%を過ぎると他の部材が少なくなり過ぎ、他の機能が損なわれる。
【0020】
図2の場合と比較すれば、突部Tとその表面部(表層)は夫々の母材が同一であるため、一体化強度(密着性)が高く、また、竿管12の内側表面を有する内側表面部である内側層12Cの母材内に撥水性部材12Hと耐久性部材(強化繊維)KSが混在しているため、この母材が中間層12Bの母材と同じである限り、同様に一体化強度が高い。
内側層12Cの撥水性部材12Hが粒子状の場合は、直径が0.1ミクロン以上10ミクロン以下程度にする。小さ過ぎれば撥水効果が期待し難く、大き過ぎれば中間層12Bとの境界が剥離し易くなったり、また竿管12の強度が低下するからである。
【0021】
図4は、図2や図3に対応した図示によって本発明の形態例を示す。穂先竿12の内部には、螺旋状釣糸ガイドの突部Tが一体的に突出形成されている。この突部Tの頂部表面を含む表面全体に撥水性を有する層S1’が、竿管12の内側表面12S全体(突部間の全体)には撥水性を有する層S2’が形成され、これらの層S1’,S2’は連続形成されている。この図示の例では、層の肉厚について、突部Tの基部の肉厚δ1が最も厚く、基部を離れた竿管12の内側表面12Sの肉厚δ3が薄く、突部Tの頂部の肉厚δ2が最も薄い。また、竿管12の内側表面12Sにおける層S2’の肉厚は、図示の場合では突部間の中間位置が最も薄く、突部に近づくに従って厚肉化している。従って、中間位置が最も低く、水滴がここに集まり易く、突部Tに付着した水滴が該突部から離れ易い。
【0022】
これらの層S1’,S2’は撥水性のみを有する層ではなくて、図2を参照しつつ説明した層S1,S2と同様に耐久性を有していたり、潤滑性を有する。更には、竿管12の構造は略示しているが、全体が均一な1層構造でもよく、また図2のような3層構造でもよく、突部Tの構造にも特に制限はない。
【0023】
他の形態例にも当てはまるが、突部Tの幅L1に対して竿管12の内側表面の幅L2が大きくなるように螺旋のピッチを設定し、好ましくはピッチが5倍程度以上、好ましくは10〜20倍になるように設定する突部Tの高さは0.3mm以上が好ましく、当該位置付近の竿管の肉厚と同等又はそれより大きい(1.1〜2.5倍)に設定するとよい。
【0024】
突部Tの頂部は釣糸を主に案内する部位であり、耐久性部材を有しない場合の層S1’は摩耗し易いが、この部位は薄いので、例え摩耗して釣糸による摩耗溝ができても浅くて釣糸案内の大きな邪魔にはならない。また、層S1’の頂部が摩耗しても、突起Tが図2や図3の形態例のように多数本の強化繊維で強化されていれば耐摩耗性が有り、この頂部(曲面状の頂部に形成している)によって糸抵抗を低減した状態で永く釣糸を案内できる。
【0025】
図5は図2の参考例の変形例であって本発明に係る形態例である。既述の如く、竿管12の構造は任意であり、これに突部Tが一体化されている。この突部Tの頂部付近を除いた表面に、少なくとも撥水性を有する(他に有する性状は図2の場合と同様)層S1を一体的に設け、他方、竿管12の内側表面12Sには図2の場合と同様な層S2が一体的に設けられ、これらの層は連続している。突部Tは合成樹脂を母材として螺旋方向に指向した多数本の強化繊維で強化しているため、その頂部も耐久性があり、釣糸がここに接触しても摩耗し難い。更には、層S1は突部の頂部付近を除いて設けられているため、突部Tに水滴が付着したとしても、撥水性の層S1の存在によって落下し易く、糸抵抗の低減に寄与する。
【0026】
また、本各形態例の様に突部Tが竿管と同様な繊維強化合成樹脂製であると竿管に対して密着性がよく、竿管内面と突部との境界から剥離することが防止され、特に、突部と竿管の母材が同じ種類の樹脂の場合はより強固に一体化して剥離し難い。更には、突部Tは竿管内面に螺旋状に設けられているため、竿管の潰れが防止できる。
【0027】
一般の突部Tは竿管に一体的に形成されてはいるが、母材の種類によっては竿管12が大きく撓んだりした場合に、竿管12との境界部において剥離が生ずる可能性もあるが、層S1,S2の存在によってこの剥離を防止できると共に、竿管12の厚肉化にもなり、竿管12の潰れ補強にもなる。なお、これらのことは他の形態例においても、層S1,S2(S1’,S2’)が突部Tの基部付近を覆って設けられていれば同様である。
【0028】
以上において、突部Tの少なくとも上半分の表面を平滑表面にすれば滑らかなために撥水性とも合せて糸抵抗が低減され、竿管内側表面には、例えば撥水性粒子を突出させる等によって微小凹凸を形成し、この場合、凹部は空気を抱くように深めに形成すれば、この空気の存在によって竿管内面は高撥水性になる。
以上の突部Tは必ずしも中実である必要はなく、内部に空洞があってもよい。また、釣竿はキャスティングロッドでなくてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、撥水性を良くして釣糸への水滴の付着が防止され、釣糸挿通時の糸抵抗が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の参考中通し釣竿の側面図である。
【図2】 図2は図1の要部の縦断面図である。
【図3】 図3は図2の形態例の変形参考例を示す図である。
【図4】 図4は図2に代る本発明に係る形態例の縦断面図である。
【図5】 図5は本発明に係る他の形態例を示す図である。
【符号の説明】
12 穂先竿(竿管)
12H 撥水性部材
S1,S2 撥水性を有する層
KS 強化繊維
T 突部
TB 母材
TK 強化繊維
TH 撥水性部材

Claims (2)

  1. エポキシ樹脂等の合成樹脂を母材とし、炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強化合成樹脂製竿管の内部に一体化されて突出し、合成樹脂を母材とし多数本の炭素繊維等の強化繊維を螺旋方向に指向させた螺旋状釣糸ガイドの突部と、該突部の表面全体突部間の前記竿管の内側表面全体とに配設具備され、合成樹脂母材と撥水性部材と耐久性部材とが混在した層か、又は撥水性の母材に、少なくとも耐久性部材か潤滑性部材を混入させた層を有して、突部表面の層と竿管内側表面の層とが連続しており、これらの層の厚さは、前記突部の基部における層厚が最も厚く、突部の頂部の層厚が最も薄く、前記基部を離れた位置の竿管内側表面における層厚が前記基部の層厚と頂部の層厚との間の厚さであり、該竿管内側表面における層厚においては、隣接した突部間の中間位置が最も薄く、各突部に近づくに従って厚肉化していることを特徴とする中通し釣竿。
  2. エポキシ樹脂等の合成樹脂を母材とし、炭素繊維等の強化繊維で強化された繊維強化合成樹脂製竿管の内部に一体化されて突出し、合成樹脂を母材とし多数本の炭素繊維等の強化繊維を螺旋方向に指向させた螺旋状釣糸ガイドの突部と、該突部の表面の頂部付近を除いた残り表面全体と、突部間の前記竿管の内側表面全体とに配設具備され、合成樹脂母材と撥水性部材と耐久性部材とが混在した層か、又は撥水性の母材に、少なくとも耐久性部材か潤滑性部材を混入させた層を有して、前記突部表面の層の厚さは前記頂部付近との境界における厚さ0から始まり、該突部の基部に向かって漸次厚肉化しており、一方、前記竿管の内側表面全体に配設された層は前記基部付近を除いて概ね同じ厚さであり、突部表面の層と竿管内側表面の層とが連続していることを特徴とする中通し釣竿。
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