JP3874736B2 - 自転車用電源装置 - Google Patents

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J6/00Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
    • B62J6/01Electric circuits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置、特に、自転車に搭載される交流発電装置の電力を蓄えてアクチュエータ駆動用の第1電装品とその他の第2電装品とに供給する自転車用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の自転車には、変速装置やサスペンションや表示装置などの電気的に制御可能な電装品やその制御装置などの電装品が使用されているものがある。たとえば、速度センサを設けて自転車の変速装置を速度に応じて自動変速する技術が知られている。
【0003】
このように電装品を使用した自転車では、表示装置や制御装置や変速装置に電力を供給する電源装置が必要になる。この種の従来の自転車用の電源装置としては電池を使用しており、電池からの電力により電装品を作動させている。しかし、電池の場合、電力が消耗すると交換する必要があり、その交換が煩わしくかつ突然電源が消耗すると電装品が作動しなくなるという問題がある。
【0004】
そこで、交流発電機からの電力を直流に整流してコンデンサなどの蓄電素子に蓄え、その蓄えられた電力を利用して電装品をさせる電源装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−245475号(第5図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
コンデンサ等の蓄電素子に直流電流を蓄えて自転車の電源装置として使用する場合、自転車の電装品には、モータなどの比較的電気容量が大きなものと、制御装置などの小さいものとが混在している。また、電装品によっては電圧が所定以上低下すると正常に作動しないものがある。たとえば、制御装置に用いられるCPUは、電圧が所定以上低下するとリセットされ内部の記憶が失われるおそれがある。このため、電気容量が大きな、たとえばモータなどのアクチュエータが動作して蓄電素子に蓄えられた電力の電圧が低下すると、制御装置などの他の電装品が正常に動作しなくなるおそれがある。
【0007】
また、制御装置に接続されるセンサからの信号を処理するセンサ回路には、ノイズの影響を受けやすいものがある。たとえば、モータは、ブラシの摺動によりノイズを発生することがある。また、ディジタル処理回路もスイッチングノイズを発生することがある。このようなノイズが重畳した電源電力がセンサ回路に供給されると、センサ回路が誤動作を引き起こすおそれがある。
【0008】
本発明の課題は、自転車用電源装置において、電気容量が大きな電装品が動作しても電気容量が小さな電装品が誤動作しないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る自転車用電源装置は、自転車に搭載される交流発電装置の電力を蓄えて、電力を、駆動用の第1電装品と、自転車の走行状態を検出する検出用電装品及び検出された走行状態に応じて処理を行う処理用電装品を含み第1電装品より電気容量が小さい第2電装品とに供給する自転車用電源装置であって、整流回路と、充電オンオフ回路と、第1蓄電素子と、第2蓄電素子と、第3蓄電素子と、第1逆流防止素子と、第2逆流防止素子とを備えている。整流回路は、交流発電装置の電力を直流に整流する回路である。充電オンオフ回路は、整流回路で生成された直流電力を充電量に応じてオンオフする回路である。第1蓄電素子は、充電オンオフ回路に接続され第1電装品に電力を供給する素子である。第2蓄電素子は、充電オンオフ回路に第1蓄電素子と並列接続され処理用電装品に電力を供給する素子である。第3蓄電素子は、第2蓄電素子と並列接続され検出用電装品に電力を供給する素子である。第1逆流防止素子は、充電オンオフ回路から第2蓄電素子への一方向のみ電流を流すように充電オンオフ回路と第2蓄電素子との間に配置された素子である。第2逆流防止素子は、充電オンオフ回路から第蓄電素子への一方向のみ電流を流すように充電オンオフ回路と第蓄電素子との間に配置された素子である。
【0010】
この電源装置では、交流発電装置で発電された交流電力は、整流回路で直流に整流されて充電オンオフ回路を介して駆動用の第1蓄電素子、第2蓄電素子及び第3蓄電素子に蓄えられる。そして、第1蓄電素子に蓄えられた電力は第1電装品に供給され、第2蓄電素子に蓄えられた電力は第2電装品のうちの処理用電装品に供給され、第3蓄電素子に蓄えられた電力は第2電装品のうちの検出用電装品に供給される。この電力供給時に第1電装品が動作すると、第1蓄電素子の電圧が低下することがある。しかし、第2及び第3蓄電素子から第1蓄電素子への逆流を充電オンオフ回路で防止できるので、第2及び第3蓄電素子では第1電装品の動作によっても電圧低下が生じにくい。ここでは、第2及び第3蓄電素子から第1蓄電素子への逆流を充電オンオフ回路で防止できるので、第1電装品の動作により第1蓄電素子の電圧が低下しても第2及び第3蓄電素子が第1蓄電素子の電圧低下の影響を受けずに済む。このため、第1電装品が動作しても第2電装品が誤動作しにくくなる。また、充電オンオフ回路ではなく第1及び第2逆流防止素子で第2及び第3蓄電素子から第1蓄電素子への逆流を防止できるので、充電オンオフ回路の構成や制御が簡素になる。さらに、第2及び第3蓄電素子から第1蓄電素子への逆流を防止できるので、電気容量が大きい駆動用の第1電装品が動作して第1蓄電素子の電圧が低下しても、電気容量が小さい第2電装品が誤動作しにくくなる
【0011】
また、この場合には、検出用電装品に供給される電力が専用の検出用蓄電素子から供給されるので、供給される電力にノイズが重畳しにくくなり、検出用電装品のノイズによる誤動作が生じにくくなる。
【0012】
発明2に係る自転車用電源装置は、発明1に記載の装置において、充電オンオフ回路は、充電量に応じて変化する充電電圧に応じて動作する。この場合には、充電電圧が高くなるとオフさせることにより、過充電による蓄電素子のトラブルを防止できる。
【0013】
発明3に係る自転車用電源装置は、発明1又は2に記載の装置において、充電オンオフ回路は、第1蓄電素子に接続される第1スイッチと、第2蓄電素子に接続される第2スイッチと、第3蓄電素子に接続される第3スイッチとを有する。この場合には、つのスイッチにより過充電によるトラブル防止できるとともに、第2、第3スイッチのオンオフにより第2、第3蓄電素子から第1蓄電素子への逆流も防止できる。
【0014】
発明4に係る自転車用電源装置は、発明3に記載の装置において、第1、第2及び第3スイッチは、第1、第2及び第3蓄電素子の充電量がそれぞれ所定充電量以上のときオフする。この場合には、第1、第2及び第3蓄電素子の過充電によるトラブルを防止できる。
【0015】
発明5に係る自転車用電源装置は、発明1から4のいずれかに記載の装置において、第1逆流防止素子はダイオードである。この場合には、ダイオードの電気的性質を利用して逆流を防止できるので、制御することなく第2蓄電素子から第1蓄電素子への逆流を防止できる。
【0016】
発明6に係る自転車用電源装置は、発明1から5のいずれかに記載の装置において、第2逆流防止素子はダイオードである。この場合には、ダイオードの電気的性質を利用して逆流を防止できるので、制御することなく第蓄電素子から充電オンオフ回路への逆流を防止できる。
【0017】
発明7に係る自転車用電源装置は、発明1から6のいずれかに記載の装置は、処理用電装品と第2蓄電素子との間、及び検出用電装品と第3蓄電素子との間のそれぞれに配置された電圧安定化回路をさらに備える。この場合には、電源電圧が変動しても電圧安定化回路により電圧が安定し、第2電装品の誤動作がさらに減少する
【0018】
に係る自転車用電源装置は、発明1からのいずれかに記載の装置において、各蓄電素子は大容量コンデンサである。この場合には、蓄電素子の容量が大きいので、電圧降下が生じにくくなり、さらに電気容量が小さな第2電装品が誤動作しにくくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
<本発明を説明するための参考例1
図1において、本発明を説明するための参考例1としての自転車は前後サスペンション付きのマウンテンバイクであり、リアサスペンション13r付きのフレーム体2とフロントサスペンション13f付きのフロントフォーク3とを有するフレーム1と、ハンドル部4と、前後の変速装置8,9を含む駆動部5と、フロントフォーク3に装着された前輪6と、ハブダイナモ10が装着された後輪7と、前後の変速装置8,9を含む各部を制御するための制御装置11(図3)とを備えている。
【0020】
フレーム1のフレーム体2は、異形角パイプを溶接して製作されたものである。フレーム体2には、サドル18や駆動部5を含む各部が取り付けられている。フロントフォーク3は、フレーム体2の前部に斜めに傾いた軸回りに揺動自在に装着されている。
【0021】
ハンドル部4は、図2に示すように、フロントフォーク3の上部に固定されたハンドルステム12と、ハンドルステム12に固定されたハンドルバー15とを有している。ハンドルバー15の両端にはブレーキレバー16とグリップ17とが装着されている。ブレーキレバー16の装着部分には、前後の変速装置8,9の手動変速操作を行う変速スイッチ20b,20aと、運転モードを自動モードと手動モードとに切り換える操作スイッチ21aと、サスペンション13f,13rの硬軟の手動切り換えを行うための操作スイッチ21bとが装着されている。
【0022】
駆動部5は、フレーム体2の下部(ハンガー部)に設けられクランク27及びフロントディレーラ26fを有する前変速装置8と、たとえば9つのスプロケットを有する多段ギア(図示せず)及びリアディレーラ26rを有する後変速装置9とを有している。クランク27は、たとえば3つのスプロケットを有するギアクランク27aと左クランク27bとを有している。また、駆動部5は、ギアクランク27aと多段ギアのそれぞれいずれかのスプロケットに掛け渡されたチェーン29を有している。
【0023】
左クランク27b側の回転中心には、クランク27の回転を検出するための回転検出器22が装着されている。回転検出器22は、リードスイッチ23(図3)と、リードスイッチ23の回転中心側でクランク27の回転方向に間隔を隔てて配置された磁石(図示せず)とを有しており、クランク27の1回転当たり4つのパルスを出力する。ここで、回転検出器22を設けたのは、外装変速機の場合、クランク27が回転していないと変速できないため、クランク27が回転しているときのみ変速動作が行われるようにするためである。
【0024】
後輪7のハブダイナモ10は、ディスクブレーキのブレーキディスク60及び多段ギアが装着されたフリーホイールを装着可能なハブであり、内部に後輪7の回転により発電する交流発電機19(図3)を有している。
【0025】
制御装置11は、変速スイッチ20b,20aや操作スイッチ21a,21bの操作に応じて変速装置8,9やサスペンション13f,13rを制御するとともに、速度に応じてそれらを自動制御する。
【0026】
制御装置11は、図3及び図4に示すように、第1、第2及び第3制御ユニット30〜32の3つの制御ユニットを有している。第1制御ユニット30は、交流発電機19に接続コード65を介して接続されている。第1制御ユニット30は、交流発電機19で生成された電力で駆動され、供給された電力によりフロントディレーラ26f、接続コード69を介して接続されたリアディレーラ26r及び接続コード68により接続されたリアサスペンション13rを制御する。第1制御ユニット30は、接続コード66を介して第2制御ユニット31に接続され、第2制御ユニット31や第3制御ユニット32に制御信号を電力に乗せて供給する。具体的には供給された電力を制御信号に応じてオンオフさせて制御信号を電力にのせて出力する。
【0027】
第2制御ユニット31は、第1制御ユニット30から送られた制御信号に応じて、接続コード67により接続されたフロントサスペンション13fを制御するとともに、各スイッチ20a,20b、21a,21bの操作情報を第1制御ユニット30に仲介する。
【0028】
第3制御ユニット32は第2制御ユニット31に着脱自在に装着されている。第3制御ユニット32は、走行情報を表示可能な液晶表示部56を有しており、第1制御ユニット30から出力された制御信号に応じて液晶表示部56を表示制御する。液晶表示部56は、走行状態を示す走行情報を表示する。
【0029】
第1制御ユニット30は、たとえば、フレーム体2の下部のハンガー部に装着されており、回転検出器22及びフロントディレーラ26fに隣接して設けられている。第1制御ユニット30は、運転モードに応じて変速装置8,9及びリアサスペンション13rを制御する。具体的には、自動モードの時には、速度に応じて変速装置8,9を変速制御するとともにリアサスペンション13rを速度に応じて硬軟2つの硬さに制御する。手動モードの時には各変速スイッチ20a,20b及び操作スイッチ21a,21bの操作に応じて変速装置8,9及びリアサスペンション13rを制御する。また、速度信号を制御信号として第2制御ユニット31及び第3制御ユニット32に出力する。
【0030】
第1制御ユニット30は、マイクロコンピュータからなる第1制御部35を有している。第1制御部35には、交流発電機19からのパルス出力により速度信号を生成するための波形成形回路36と、充電制御回路33と、第1蓄電素子38aと、回転検出器22のリードスイッチ23と、電源通信回路34と、電源オンオフスイッチ28とが接続されている。また、フロントディレーラ26fのモータドライバ(FMD)39fと、リアディレーラ26rのモータドライバ(RMD)39rと、フロントディレーラ26fの動作位置センサ(FLS)41fと、リアディレーラ26rの動作位置センサ(RLS)41rと、リアサスペンション13rのモータドライバ(RSD)43rとが接続されている。
【0031】
第1制御部35には、第1蓄電素子38aにダイオード42を介して接続された第2蓄電素子38bからの電力が供給されている。ダイオード42は、第1蓄電素子38aから第2蓄電素子38bへ一方向のみ電流を流すように設けられている。これにより、第2蓄電素子38bから第1蓄電素子38aへの逆流を防止できる。ここで、第1蓄電素子38aは主に、モータドライバ39f,39r,43f,43rやモータドライバ39f,39r,43f,43rにより駆動されるモータを有するサスペンション13f,13rやディレーラ26f,26rなどの消費電力が大きく電気容量の大きな電装品の電源として使用される。ただし、後述する第2制御部45の電源としても使用される。第2蓄電素子38bは、第1制御部35、後述する第3制御部55及び液晶表示部56等の消費電力が小さく電気容量の小さな電装品の電源として使用される。
【0032】
第1及び第2蓄電素子38a,38bは、たとえば電気二重層コンデンサなどの大容量コンデンサからなり、交流発電機19から出力され、充電制御回路33で整流された直流電力を蓄える。なお、蓄電素子38a,38bをコンデンサに代えてニッケル・カドニウム電池やリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池で構成してもよい。
【0033】
充電制御回路33は、交流発電機19から出力された電力を整流して直流の電力を生成する整流回路37と、整流回路37から出力された電力を第1制御部35からの電圧信号によりオンオフする充電オンオフスイッチ40とを備えている。充電オンオフスイッチ40は、第1蓄電素子38aに過大な電圧の電力を蓄えないようにするためのものである。第1蓄電素子38aの電圧は第1制御部35により監視されており、第1制御部35は監視している電圧が所定電圧(たとえば7ボルト)以上になると充電オンオフスイッチ40をオフする電圧信号を出力し、充電オンオフスイッチ40を開く。また、所定電圧(たとえば5.5ボルト)以下になるとオンする電圧信号を出力し、充電オンオフスイッチ40を閉じる。
【0034】
電源通信回路34は、第2蓄電素子38bにも接続されている。電源通信回路34は、第1制御部35からの速度、距離、変速段、自動又は手動、サスペンションの硬軟などの情報に応じた制御信号により第2蓄電素子38bから送られた電力をオンオフして制御信号を含む電力を第2制御ユニット31に向けて制御信号を供給する。
【0035】
電源オンオフスイッチ28は、第1蓄電素子38aにも接続されている。電源オンオフスイッチ28は、第1蓄電素子38aからフロントサスペンション13fのモータドライバ43f及び第2制御ユニット31に送る電力をオンオフするために設けられている。電源オンオフスイッチ28は、前後のサスペンション13f,13rの硬軟の制御が終了すると第1制御部35からの信号によりオフされ、制御開始時にオンする。これにより、第1蓄電素子38aの電力の無駄な消耗を抑えることができる。
【0036】
各モータドライバ39f,39r,43f,43rは、制御信号に応じてディレーラ26f,26rに設けられたモータ44f,44r、サスペンション13f,13rに設けられたモータ(図示せず)を駆動する駆動信号を各モータに出力する。
【0037】
第1制御ユニット30は、図5に示すように、内部に各部を収納したケース70を有しており、ケース70の外表面には、接続コード65,68を装着するための端子台71と、接続コード66、69をそれぞれ装着するための2つのシャーシプラグ72,73とを有している。端子台71には、1対の板状の雄ファストン端子71a,71bと、1対のねじ端子71c,71dとが設けられている。雄ファストン端子71a,71bには、接続コード65の一端に圧着された1対の雌ファストン端子65aが接続される。接続コード65の他端には交流発電機19が接続されている。ねじ端子71c,71dには、接続コード68の一端に圧着された1対のY端子68a,68bが接続される。接続コード68の他端にはリアサスペンション13が接続されている。ここで、交流発電機19への接続コード65と、リアサスペンション13への接続コード68とで、端子の形状を代えているので、接続コード65と接続コード68とを誤って逆に配線することがない。このため、誤配線すると破損しやすい第1制御ユニット30内の各種の回路の損傷を防止できる。
【0038】
シャーシプラグ72には、接続コード66の一端に装着されたシャーシソケット66aが接続される。接続コード66の他端は第2制御ユニット31に接続されている。シャーシプラグ73には、接続コード69の一端に装着されたシャーシソケット69aが接続される。接続コード69の他端はリアディレーラ26rに接続されている。
【0039】
第2制御ユニット31は、図2,図6及び図7に示すように、ハンドル部4のハンドルバー15に一体形成されたブラケット50により取り付けられている。第2制御ユニット31は、図4に示すように、マイクロコンピュータからなる第2制御部45を有している。第2制御部45には、第1受信回路46と、フロントサスペンション13fのモータドライバ(FSD)43fが接続されている。第1受信回路46は、第1制御ユニット30の電源通信回路34に接続コード66を介して接続されており、電力に含まれる制御信号を抽出して第2制御部45に出力する。電源通信回路34は、第蓄電素子38cにも接続されている。第蓄電素子38cは、たとえば電解コンデンサなどの比較的小容量のコンデンサを用いており、制御信号によりオンオフされた電力を平滑化するために設けられている。第蓄電素子38cには、バッファアンプ48が接続されている。バッファアンプ48は、入出力電圧を一定に保持できるアンプであり、変速スイッチ20a,20b及び操作スイッチ21a,21bからのアナログの電圧信号を安定化させるために設けられている。すなわち、接続コード66からリークする電流の変化による電圧の変動を抑えるために設けられている。接続コード66は、後述するように圧着端子で接続されるため防水等の保護がしづらい構成となっており、水滴等により電流がリークして電圧が変動するおそれがある。このような変動が生じても、バッファアンプ48により入出力電圧を一定に保持できるので、第蓄電素子38cからの電力により安定した電圧の信号を第1制御部35に出力できる。
【0040】
第2制御ユニット31は、第1蓄電素子38aからの電力により動作するとともに、第2蓄電素子38bの電力に乗せられた制御信号に基づきフロントサスペンション13fを運転モードに応じて制御する。具体的には、自動モードの時には、速度に応じてフロントサスペンション13fの硬軟の切り換えを行うとともに、手動変速モードの時には、操作スイッチ21bの操作に応じてフロントサスペンション13fの硬軟の切り換えを行う。なお、前述したように、第2制御部45は、電源オンオフスイッチ28によりサスペンションの制御の時のみ動作するようになっている。
【0041】
また、第2制御ユニット31は、図6及び図7に示すように、内部に各部を収納したケース75を有しており、ケース70の裏面(図7)には、接続コード66,67を装着するための端子台76が設けられている。端子台76には6つのねじ端子76a〜76fが設けられている。
【0042】
接続コード66は4本の芯線66g〜66jを有する4芯のコードである。このうち芯線66gは、たとえば3本の線66h〜66jに対する共通のアース線である。芯線66hは、たとえば、第3制御ユニット32への電力供給用の芯線であり、電源通信回路34と第1受信回路46とを接続する線である。この芯線66hにはたとえば速度、変速段等の情報を含む制御信号が第1制御ユニット30から送られる。芯線66iは、たとえば変速スイッチ20a,20b及び操作スイッチ21a,21bからの信号を第1制御ユニット30に送るための芯線であり、バッファアンプ48と第1制御部35とを接続する線である。ここには、スイッチ毎に異なる電圧のアナログ電流が流れる。芯線66jは、第2制御部45を動作させるとともにフロントサスペンション13fを駆動する電力を供給するためのものであり、第2制御部45及びモータドライバ43fと電源オンオフスイッチ28とを接続する線である。
【0043】
接続コード66の一端には、前述したように4つのピンを有するシャーシソケット66a(図5)が装着されており、他端には、ねじ端子76a〜76dに接続される4つのY端子66b〜66eが圧着されている。このY端子66b〜66eは、自転車の型式やフレーム1のサイズに応じて接続コード66の長さを決めて切断した後に接続コード66の4本の芯線66g〜66jにそれぞれ圧着されている。
【0044】
接続コード67の一端には、ねじ端子76e,76fに接続される2つのY端子67a,67bが圧着されている。接続コード67の他端はフロントサスペンション13fに接続されている。また、ケース75には、変速スイッチ20a及び操作スイッチ21aに接続された接続コード77と、変速スイッチ20b及び操作スイッチ21bに接続された接続コード78とが延出されている。これらのコード77,78は、第2制御ユニット31内でバッファアンプ48を介してねじ端子76c,76dに接続されている。
【0045】
ケース75の表面(図6)には、第3制御ユニット32を着脱自在に装着するためのガイド凹部75aと、第3制御ユニット32を係止する弾性を有する係止片75bが形成されている。ガイド凹部75aには、1対の溝部75cが形成されており、溝部75cに第3制御ユニット32の突起部80c(後述)が係合する。また、係止片75bに係合凹部80bが係合する。さらに第3制御ユニット32と電気的に接続される1対の接点75eが所定の間隔を隔てて設けられている。
【0046】
第3制御ユニット32は、いわゆるサイクルコンピュータと呼ばれものであり、第2制御ユニット31に着脱自在に装着されている。また、第3制御ユニット32には、たとえばボタン電池などの電池59が装着されており、電池59からも電力を供給できるようになっている。これにより、第3制御ユニット32を第2制御ユニット31から取り外しても第3制御ユニット32は動作可能になっている。このため、ホイール径の設定などの各種の初期設定を行うことができるとともに、走行距離,走行時間等の各種のデータを記憶させることができる。
【0047】
第3制御ユニット32は、図4に示すように、マイクロコンピュータからなる第3制御部55を有している。第3制御部55には、液晶表示部56と、バックライト58と、電池59、第2受信回路61と、第4蓄電素子38dとが接続されている。液晶表示部56は、速度やケイデンスや走行距離や変速位置やサスペンションの状態などの各種の走行情報を表示可能であり、バックライト58により照明されている。電力安定化回路57は、電力をオンオフして制御信号を供給してもオンオフ信号を含む電力をたとえば平滑化により安定化するものである。これにより、オンオフする制御信号を電力乗せてもバックライト58のちらつきが生じにくくなる。なお、第3制御ユニット32は、第2制御ユニット31から取り外したときに、歩数計としても機能するようになっている。
【0048】
第2受信回路61は、第1受信回路46と並列に接続されており、第2蓄電素子38bからの電力に含まれる制御信号を抽出して第3制御部55に出力する。第4蓄電素子38dは、たとえは電解コンデンサからなり、第2蓄電素子38bから供給される電力を蓄えてオンオフする制御信号による影響を少なくするために設けられている。第4蓄電素子38dは、第2受信回路61と並列に接続されており、第3制御部55及び電力安定化回路57に接続されている。
【0049】
また、第3制御ユニット32は図6及び図7に示すように、箱状のケース80を有している。ケース80の表面(図6)には、液晶表示部56が臨む表示窓80aが開口している。ケース80の裏面(図7)には、第2制御ユニット31のケース75の1対の溝部75cに係止される1対の突起部80cと、係止片75bが係止される係合凹部80bが形成されている。また、裏面には、第2制御ユニット31の接点75eと電気的に接続するための1対の接点80dが設けられている。
【0050】
このような構成の制御装置11では、自転車が走行するとハブダイナモ10の交流発電機19が発電し、接続コード65を介して第1制御ユニット30に送られ、第1及び第2蓄電素子38a,38bに電力が蓄えられる。ここで、交流発電機19が後輪7に設けられているので、たとえばスタンドを立ててペダルを回せば充電量が不足していても第1及び第2蓄電素子38a,38bを充電できる。このため、変速装置の調整のためにペダルを回せば簡単に充電でき、充電量が不足していても液晶表示部56の設定等の作業を容易に行える。
【0051】
また、第1制御ユニット30がハンガー部に設けられているので、交流発電機19との距離が近くなり、電源ケーブルが短くて済み信号のやり取りや電力供給の効率が高くなる。
【0052】
また、波形成形回路36で波形成形されたパルスにより第1制御部35で速度信号が生成されると、自動変速モードのときその速度信号に応じてディレーラ26f,26r及びサスペンション13f,13rが制御される。具体的には、自動モードで走行中に速度が所定のしきい値を超えたりそれより遅くなると変速動作が行われる。この変速動作はリアディレーラ26rが優先して行われる。また、速度が所定速度以上になると両サスペンション13f,13rの硬さが硬くなる。
【0053】
このディレーラ26f,26rやサスペンション13f,13rなどのモータで駆動される電気容量が大きな電装品が駆動されると、第1蓄電素子38aの電圧が低下することがある。第1制御部35や第3制御部55や液晶表示部56が第1蓄電素子38aを電源としていると、この電圧低下でリセットされたり不具合が生じるおそれがある。しかし、ここでは、ダイオード42により第1蓄電素子38aと接続された第2蓄電素子38bをこれらの電装品の電源としているので第1蓄電素子38aが電圧降下してもその影響を受けることがない。また、第2制御部45は、第1蓄電素子38aを電源としているが、サスペンション13fの制御時以外はオフしているので第1蓄電素子38aの電圧降下の影響を受けにくい。
【0054】
第1制御部35で生成された速度、距離、変速段、自動又は手動、サスペンションの硬軟などの情報に応じた制御信号は電源通信回路34に出力され、制御信号により電源通信回路34が第2蓄電素子38bから供給された電力をオンオンし、電力のオンオフで表現された制御信号が電力とともに接続コード66を介して第2制御部45及び第3制御部55に送られる。第2制御部45は、第1蓄電素子38aから供給された電力で動作するとともに、第2蓄電素子38bからの電力に乗せられた制御信号によりフロントサスペンション13fを制御する信号をモータドライバ43fに出力する。また、第3制御部55では、制御信号に基づく速度やその他の種々の情報を液晶表示部に出力するとともに、そのパルスにより距離の算出等も行う。
【0055】
また、操作スイッチ21a,21bや変速スイッチ20a,20bが操作されると、異なるアナログ電圧の信号がバッファアンプ48を介して第1制御部35に出力され、第1制御部35でディレーラ26f,26rを制御する信号やサスペンション13f,13rを制御する信号やモードを変更する信号が生成されるこのうち、フロントサスペンションを制御する信号は、電源通信回路34に出力されて速度信号と同様に電力をオンオフして第2制御部45に出力され、第2制御部45でフロントサスペンション13fが制御される。
【0056】
ここでは、電力に制御信号を乗せているので、電力線と制御線とを共用できるとともに、制御ユニットを3つに分けているので、配線本数を少なくすることができる。また、接続コード66の長さを決めてから他端にY端子66b〜66eをできるので、2つの制御ユニット30,31の配置を自由に選択でき、配置の制限を緩和できる。
【0057】
また、第2蓄電素子38bから第1蓄電素子38aへの逆流を防止するダイオード42を介して第2蓄電素子38bが第1蓄電素子38aに接続されているので、モータなどの電気容量が大きい電装品の動作により第1蓄電素子38aの電圧が低下しても第2蓄電素子38bが第1蓄電素子38aの電圧低下の影響を受けずに済む。このため、電気容量が大きな電装品が動作しても電気容量が小さな制御部35,55や液晶表示部56などの電装品が誤動作しにくくなる。しかも、第2蓄電素子38bの電圧が低下しても第1蓄電素子38aから電流が流れるので、電気容量が小さい電装品への電力の供給がさらに安定する。
【0058】
参考例2
前記参考例1では、第1蓄電素子38aと第2蓄電素子38bとをダイオード42を介して接続したが、図8に示すように、この参考例2では、充電オンオフスイッチ40に第1及び第2蓄電素子38a,38bを並列に接続している。なお、以降の説明では、参考例1と同一部分については説明を省略する。
【0059】
この参考例2では、第2蓄電素子38bと充電オンオフスイッチ40との間に第1ダイオード42aを介装して第2蓄電素子38bからの逆流を防止することができる。また、充電オンオフスイッチ40と第1蓄電素子38aとの間に第2ダイオード42bを介装している。
【0060】
なお、参考例2では、両蓄電素子38a,38bの電圧が個別に第1制御部35により監視され、両蓄電素子38a,38bへの充電のオンオフは、図9に示すように、充電オンオフスイッチ40に設けられた2つのスイッチ40a,40bにより個別に行われる。また、第2蓄電素子38bに電圧安定化回路49が接続されており、電圧が多少変動しても制御系の電装品に安定した電圧の電力を供給できるようにしている。この電圧安定化回路49は、図4に示す参考実施形態の第2蓄電素子38bに接続してもよい。
【0061】
また、第2蓄電素子38bから第1蓄電素子38aへの逆流の防止を第1ダイオード42aで行ったが、第1ダイオード42aを設けずに、充電オンオフスイッチ40の第2スイッチ40bをオフして逆流を防止してもよい。たとえば第1蓄電素子38aから供給される電力で動作する電装品(たとえば、各モータドライバ)が動作したときに第2スイッチ40bをオフしてもよい。
【0062】
実施形態
図10に本発明の一実施形態を示す。この図10に示すように、実施形態では、電気容量が小さい電装品への電源としての蓄電素子を第2蓄電素子38bと第蓄電素子38eの2つで構成している。このうち、第2蓄電素子38bは、ディジタル回路である制御回路35aの電源として用いられ、第蓄電素子38eは、リードスイッチ23や前後のディレーラ26f,26rの動作位置センサ41f,41rなどのセンサ回路35bの電源として用いられる。
【0063】
充電オンオフスイッチ40は、第1〜第3スイッチ40a〜40cの3つのスイッチを有している。第1スイッチ40aは、第2ダイオード42bを介して第1蓄電素子38aに、第2スイッチ40bは、第1ダイオード42aを介して第2蓄電素子38bに、第3スイッチ40cは、第3ダイオード42cを介して第蓄電素子38eにそれぞれ接続されている。
【0064】
このように、容量が小さい電装品の電源を、センサ回路用(第蓄電素子38e)と他の回路用(第2蓄電素子38b)とに分けることにより、検出用電装品であるセンサ回路35bに専用の第蓄電素子38eから電力供給されるので、供給される電力にノイズが重畳しにくくなり、センサ回路35bのノイズによる誤動作が生じにくくなる。
【0065】
参考例3
図11に示すように、参考例3では、電気容量が大きい駆動用の電装品の電源としての蓄電素子を、第1蓄電素子38aと第6蓄電素子38fとの2つで構成している。第1及び第6蓄電素子38a,38fは、静電容量が同一の電気二重層コンデンサで構成されている。そして、第1及び第6蓄電素子38a,38fは、モータドライバ39f,39r,43fなどの各アクチュエータ駆動用の電装品に並列に接続されている。また、第1及び第6蓄電素子38a,38fの配線接続部より手前側には、第4及び第5ダイオード42d,42eが接続されており、一方の蓄電素子から他方の蓄電素子への逆流を防止している。
【0066】
充電オンオフスイッチ40は、第1〜第3スイッチ40a〜40cの3つのスイッチを有している。第1スイッチ40aは、第3ダイオード42cを介して第6蓄電素子38fに、第2スイッチ40bは、第2ダイオード42bを介して第1蓄電素子38aに、第3スイッチ40cは、第1ダイオード42aを介して第2蓄電素子38bにそれぞれ接続されている。
【0067】
このように、大容量の蓄電素子を2つに分割することにより、第1蓄電素子38aの充電が終わってから第6蓄電素子38fへ充電を行うことができる。このように時間をずらして充電することにより、必要な電圧まで電力を早く第1蓄電素子38a貯めることができる。このため、2つの蓄電素子38a,38fが放電して充電量が少なくなっても動作可能な電圧の電力を迅速に供給できる。
【0068】
参考例4
図12に示すように、参考例4では、電気容量が大きい駆動用の電装品の電源としての蓄電素子を、前後のディレーラ26f,26rのモータドライバ39f,39rに電力を供給する第1蓄電素子38aと、前後のサスペンション13f,13rのモータドライバ43r,43f(図4)に電力を供給する第6蓄電素子38fとの2つで構成している。第1及び第6蓄電素子38a,38fは、頻繁に制御を行う第1蓄電素子38a側の静電容量が大きい電気二重層コンデンサで構成されている。そして、第1及び第6蓄電素子38a,38fは、モータドライバ39f,39rに、第6蓄電素子38fは、モータドライバ43r及び電源オンオフスイッチ28を介してモータドライバ43r(図4)の各アクチュエータ駆動用の電装品にそれぞれ接続されている。
【0069】
このように、電装品の用途に応じて電源を分けることにより、ディレーラ26f,26rとサスペンション13f,13rが同時に動作させなければならないようなタイミングが発生した場合でも、それぞれ別の電源から電力が供給されるためタイミングをずらすことなく制御を行える。
【0070】
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では第1電装品としてモータで駆動されるディレーラやサスペンションを例示したが、第1電装品は、ソレノイドで駆動される電装品などアクチュエータで駆動される全ての自転車用電装品を含む。
【0071】
)前記実施形態では、交流発電装置として自転車のリアハブに装着されるハブダイナモを例示したが、フロントハブに装着されるハブダイナモや車輪やリムに接触するリムダイナモでもよい。
【0072】
)前記実施形態では、前照灯の電源については開示していないが、交流発電機19で生成された交流電力を前照灯に直接供給してもよい。また、照度検出センサを用い、第1制御部35や専用の制御装置で検出した照度に応じて点灯制御を行ってもよい。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、第2及び第3蓄電素子から第1蓄電素子への逆流を充電オンオフ回路で防止できるので、第2及び第3蓄電素子では第1電装品の動作によっても電圧低下が生じにくい。このため、第1電装品が動作しても第2電装品が誤動作しにくくなる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を説明するための参考例1を採用した自転車の側面図。
【図2】 そのハンドル部分の斜視拡大図。
【図3】 制御装置の構成の一部を示すブロック図。
【図4】 制御装置の構成の残りを示すブロック図。
【図5】 第1制御ユニットの外観斜視図。
【図6】 第2及び第3制御ユニットの表面側を示す斜視図。
【図7】 第2及び第3制御ユニットの裏面側を示す斜視図。
【図8】 参考例2の図3に相当する図。
【図9】 参考例2の充電オンオフスイッチの詳細なブロック図。
【図10】 本発明の一実施形態の図3に相当する図。
【図11】 参考例3の図3に相当する図。
【図12】 参考例4の図3に相当する図。
【符号の説明】
10 ハブダイナモ
11 制御装置
13f,13r フロント及びリアサスペンション
19 交流発電機
26f,26r フロント及びリアディレーラ
30 第1制御ユニット
31 第2制御ユニット
32 第3制御ユニット
33 充電制御回路
35 第1制御部
35a 制御回路
35b センサ回路
37 整流回路
38a,38b 第1及び第2蓄電素子
38e 第3蓄電素子
38f 第6蓄電素子
39f,39r,43f,43r モータドライバ
40 充電オンオフスイッチ
40a〜40c 第1〜第3スイッチ
42 ダイオード
42a,42b 第1及び第2ダイオード
45 第2制御部
49 電圧安定化回路
55 第3制御部
56 液晶表示部

Claims (8)

  1. 自転車に搭載される交流発電装置の電力を蓄えて、前記電力を、駆動用の第1電装品と、自転車の走行状態を検出する検出用電装品 (35b) 及び検出された走行状態に応じて処理を行う処理用電装品 (35a) を含み前記第1電装品より電気容量が小さい第2電装品とに供給する自転車用電源装置であって、
    前記交流発電装置の電力を直流に整流する整流回路(37)と、
    前記整流回路(37)で生成された直流電力を充電量に応じてオンオフする充電オンオフ回路(40)と、
    前記充電オンオフ回路(40)に接続され前記第1電装品に電力を供給する第1蓄電素子(38a)と、
    前記充電オンオフ回路(40)に前記第1蓄電素子(38a)と並列接続され前記処理用電装品 (35a) 電力を供給する第2蓄電素子(38b)と、
    前記第2蓄電素子 (38b) と並列接続され前記検出用電装品 (35b) に電力を供給する第3蓄電素子 (38e) と、
    前記充電オンオフ回路(40)から前記第2蓄電素子(38b)への一方向のみ電流を流すように前記充電オンオフ回路(40)と前記第2蓄電素子(38b)との間に配置された第1逆流防止素子(42a)と、
    前記充電オンオフ回路(40)から前記第3蓄電素子(38e)への一方向のみ電流を流すように前記充電オンオフ回路(40)と前記第蓄電素子(38e)との間に配置された第2逆流防止素子(42c)と、
    を備えた自転車用電源装置。
  2. 前記充電オンオフ回路(40)は、前記充電量に応じて変化する充電電圧に応じて動作する、請求項1に記載の自転車用電源装置。
  3. 前記充電オンオフ回路(40)は、前記第1蓄電素子(38a)に接続される第1スイッチ(40a)と、前記第2蓄電素子(38b)に接続される第2スイッチ(40b)と、前記第3蓄電素子 (38e) に接続される第3スイッチ (40c) を有する、請求項1又は2に記載の自転車用電源装置。
  4. 前記第1、第2及び第3スイッチは、前記第1、第2及び第3蓄電素子の充電量がそれぞれ所定充電量以上の時オフする、請求項3に記載の自転車用電源装置。
  5. 前記第1逆流防止素子はダイオードである、請求項1から4のいずれかに記載の自転車用電源装置。
  6. 前記第2逆流防止素子はダイオードである、請求項1から5のいずれかに記載の自転車用電源装置。
  7. 前記処理用電装品と前記第2蓄電素子との間、及び前記検出用電装品と前記第3蓄電素子との間のそれぞれに配置された電圧安定化回路をさらに備える、請求項1から6のいずれかに記載の自転車用電源装置。
  8. 前記各蓄電素子は大容量コンデンサである、請求項1からのいずれかに記載の自転車用電源装置。
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