JP3873585B2 - ネットワークシステム、ライセンス管理サーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバとサーバに格納されたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作によって操作する複数のネットワーク用端末装置とを備えたネットワーク、前記ネットワークに使用するネットワーク用端末装置、前記ネットワークに用いられて前記ネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンスを管理するライセンス管理サーバ、前記ネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンス管理方法及び前記ネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンス管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ダム端末装置、WBT(Windows Based Terminal)、NC(Network Computer)等の複数のネットワーク用端末装置及びサーバをネットワークに接続し、前記ネットワーク用端末装置を操作することによって前記サーバに格納されているアプリケーションソフトウェアを遠隔操作し、これにより、前記サーバ側でワードプロセッサやデータベース等のアプリケーションソフトウェアの各種処理を行うようにしたネットワークシステムが利用されている。前記ネットワーク用端末装置にはアプリケーションソフトウェアは格納されておらず、前記ネットワーク用端末装置用のOS(Operating System)や表示用のソフトウェア等、サーバとネットワークを介して接続し前記サーバのアプリケーションソフトウェアを操作するために最低限必要とされる基本ソフトウェアを、サーバからダウンロードして前記ネットワーク用端末装置の記憶装置に格納し、これを実行するように構成されている。
【0003】
例えば、ネットワーク用端末装置をWBTとして使用する場合には、OSであるWindows CE及びネットワーク用プロトコルであるリモートディスクトッププロトコル(RDP;Remoto Desktop Protocol)用ソフトウェアを1組の基本ソフトウェアとしてTerminalサーバからダウンロードした後にこれを実行して該端末装置を動作させ、その後、前記Terminalサーバのアプリケーションソフトウェアを前記端末装置で遠隔操作する。次に、前記ネットワーク用端末装置をX端末として使用する場合には、前記基本ソフトウェアの代わりに、OSであるLinuxのカーネル及び表示用のX Windowを1組の基本ソフトウェアとしてUnixサーバから新たにダウンロードした後にこれを実行して該端末装置を動作させ、前記Unixサーバのアプリケーションソフトウェアを前記端末装置で遠隔操作する。
したがって、これらの端末装置にはハードディスクや高速処理可能な中央処理装置(CPU)等が不要になるため、ネットワークを廉価に構成できるばかりでなく、アプリケーションソフトウェアの更新は、サーバに格納されたアプリケーションソフトウェアのみを更新すればよい等、システム管理が簡便化される。よって、これらの端末装置を使用したネットワークシステムでは、いわゆるTCO(Total Cost of Ownership)の削減が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のネットワークシステムにおいては、基本ソフトウェアをサーバからネットワーク用端末装置にダウンロードすれば、ネットワーク用端末装置の台数とは無関係に、自由にサーバのアプリケーションソフトウェアを遠隔操作により利用することが可能になるため、基本ソフトウェアを不正にコピーする等して、予め契約等によって定められる基本ソフトウェアの同時使用可能な数(ライセンス数)を超えて、基本ソフトウェアが同時に使用される恐れがあるという問題があった。
この問題を解決する方法として、各ネットワーク用端末装置に固有の識別コードを付与し、アプリケーションソフトウェアの利用を許可するネットワーク用端末装置の識別コードを予め管理サーバに登録しておき、前記登録されたネットワーク用端末装置のみが前記サーバのアプリケーションソフトウェアを利用できるようにする方法が考えられる。これにより、未登録のネットワーク用端末装置はアプリケーションソフトウェアの利用ができないため、不正な使用を厳格に管理することが可能になる。しかしながら、単に、識別コードが登録されたネットワーク用コンピュータのみに対してアプリケーションソフトウェアの利用を許可した場合、ネットワーク用コンピュータを全て登録しておく必要が生じるため、システムの柔軟性に欠け、利便性が悪くなるという問題があった。
【0005】
また、大規模なネットワークシステムのように複数のサブネットワークを接続したネットワークシステムにおいて、各サブネットワーク毎にライセンス数を管理するようにした場合、一のサブネットワークで該サブネットワークに割り当てられた全ライセンス数分のネットワーク用端末装置を動作させて使用し、その一方で、他のサブネットワークのネットワーク用端末装置を殆ど使用していないようなときには、ネットワーク全体としてはネットワーク用端末装置を使用できるライセンスがあるにも拘わらず、前記一のサブネットワークに接続された他のネットワーク用端末装置は使用することができず、ネットワーク全体としては効率が悪いという問題があった。
さらに、管理サーバが1台しか存在しない場合には、前記管理サーバの電源がオフ状態の場合や故障した場合には、ネットワーク用端末装置が利用できなくなる恐れがあり、利便性が悪くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、利便性を保ちつつ不正コピー等による利用を防止すると共に利用効率を向上させることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、基本ソフトウェアを記憶するための記憶手段と、使用許可を求めるための開始通知を行う開始通知手段と、使用終了に伴って終了通知を行う終了通知手段とを有し、前記記憶手段に記憶した基本ソフトウェアによって動作すると共に、使用許可を受けて、ネットワーク接続されたサーバ手段に備えられたアプリケーションソフトウェアが遠隔操作可能となる複数のネットワーク用端末装置と、
基本ソフトウェアを更に使用可能な数に相当する残存ライセンス数を記憶するライセンス数記憶手段と、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知及び終了通知を受けて前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバ手段から新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更する変更手段と、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行う許容手段とを有し、前記ネットワーク用端末装置にネットワーク接続された第1のライセンス管理サーバ手段及び第2のライセンス管理サーバ手段とを備えて成ることを特徴とするネットワークが提供される。
【0008】
ここで、前記ネットワーク用端末装置は、アプリケーションソフトウェアの使用に際して、前記開始通知手段により前記開始通知を送信するように構成してもよい。また、前記ネットワーク用端末装置は、基本ソフトウェアの使用に際して、前記開始通知手段により前記開始通知を送信するように構成してもよい。また、前記許容手段は、前記開始通知を受信したネットワーク用端末装置に使用許可を求めた基本ソフトウェアが存在しない場合、該基本ソフトウェアを送信するように構成してもよい。前記第1のライセンス管理サーバ手段は、前記初期ライセンス数を自己の前記ライセンス数記憶手段に設定するためのライセンス数設定手段を備えて成るように構成してもよい。また、前記第2のライセンス管理サーバ手段は、その電源オンに伴って、前記第1のライセンス管理サーバ手段のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を取得して自己の前記ライセンス数記憶手段に記憶する初期値設定手段とを備えて成るように構成してもよい。また、前記第2のライセンス管理サーバ手段は、その電源オンに伴って、前記第1のライセンス管理サーバ手段の電源がオフ状態のとき、自己のライセンス数記憶手段に記憶された直近の電源オフ時のライセンス数を使用して、前記ネットワーク用端末装置の使用許可又は使用禁止を行うように構成してもよい。また、前記第1のライセンス管理サーバ手段及び第2のライセンス管理サーバ手段を第1のサブネットワークに設けると共に、複数の前記第2のライセンス管理サーバ手段を第2のサブネットワークに設けて成るように構成してもよい。
【0009】
また、本発明によれば、ネットワーク接続され基本ソフトウェアが格納されたサーバ手段に開始通知を送信し該サーバ手段から使用許可を受けることにより、ネットワーク接続されたサーバ手段に格納されたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作で使用可能になるネットワーク用端末装置において、使用許可を求めるための開始通知を行う開始通知手段を備え、基本ソフトウェアの使用に際して、前記開始通知手段により前記開始通知を送信することを特徴とするネットワーク用端末装置が提供される。ここで、前記ネットワーク用端末装置は、複数の基本ソフトウェアを記憶する記憶手段を有し、使用する基本ソフトウェアを選択して前記開始通知手段により前記開始通知を送信し、前記基本ソフトウェアが格納されたサーバ手段によって前記基本ソフトウェアの使用が許可されることにより前記基本ソフトウェア受信し前記記憶手段に格納した後、前記基本ソフトウェアを起動するように構成してもよい。また、使用許可を受けて、サーバ手段に備えられ自己の基本ソフトウェアに対応するアプリケーションソフトウェアが遠隔操作可能となるように構成してもよい。
【0010】
また、本発明によれば、基本ソフトウェアを更に使用可能な数に相当する残存ライセンス数を記憶するライセンス数記憶手段と、ネットワーク用端末装置から開始通知及び終了通知を受けて前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバから新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更する変更手段と、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行う許容手段とを備えることを特徴とするライセンス管理サーバが提供される。
【0011】
また、本発明によれば、ネットワーク用端末装置側で、ネットワーク接続されたサーバ手段に対して、使用許可を求めるための開始通知を行なうステップと、使用許可を受けることによって、ネットワーク接続されたサーバ手段に備えられたアプリケーションソフトウェアの遠隔操作が可能となり、使用終了に伴って終了通知を行うステップとを実行し、
前記ネットワーク用端末装置にネットワーク接続されたサーバ手段側で、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知及び終了通知を受けてライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバから新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更するステップと、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行うステップとを実行することを特徴とするネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンス管理方法が提供される。
【0012】
また、本発明によれば、ネットワーク用端末装置から開始通知及び終了通知を受けてライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理用サーバから新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更するステップと、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行うステップとを備えることを特徴とするネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンス管理方法が提供される。
また、本発明によれば、前記ネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンス管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態に係るネットワーク、ネットワーク用端末装置、ライセンス管理サーバ、ネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンス管理方法及びネットワーク用端末装置に使用する基本ソフトウェアのライセンス管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体について説明する。尚、各図において、同一部分には同一符号を付している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシステム構成図であり、イーサネットを使用した複数のサブネットワークをルータによって接続したネットワークの例を示している。
【0014】
図1において、第1のサブネットワークとしてのLAN(Local Area Network)1と第2のサブネットワークとしてのLAN2は、ルータ115を介して接続されている。LAN1の伝送ライン101には、キーボード等によって構成された操作部107、ハードディスク等によって構成された記録媒体111及びCRT(Cathode Ray Tube)等によって構成された表示部(図示せず)を有する第1のライセンス管理サーバ手段としてのライセンス管理用マスタサーバ(LMS)103、キーボード等によって構成された操作部108、ハードディスク等によって構成された記録媒体112及びCRT(Cathode Ray Tube)等によって構成された表示部(図示せず)を有する第2のライセンス管理サーバ手段としてのライセンス管理用スレーブサーバ(LMS)104が接続されている。尚、サーバ103はTerminalサーバとしても機能し、サーバ104はUnixサーバとしても機能する。
【0015】
サーバ103、104の記録媒体111、112には、各々、サーバ103、104自身のOS(Operating System)のみならず、前記OSに対応するネットワーク用端末装置116a〜116n用の基本ソフトウェア及び前記基本ソフトウェアに対応する種類のアプリケーションソフトウェアが格納されている。
ここで、基本ソフトウェアとは後述するネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nにダウンロードされて使用されるソフトウェアで、1種類のOS(Operating System)や表示用のソフトウェア等、伝送ライン101介してサーバ103、104と接続して、サーバ103、104に格納された各種アプリケーションソフトウェアを遠隔操作するのに必要な最低限のソフトウェアを意味している。
尚、前記基本ソフトウェアは、ネットワーク用端末装置116a〜116nのメモリ容量や各ネットワーク用端末装置116a〜116nを使用する際の利便性等を考慮して、他のソフトウェアを付加する等、適宜選定することが可能である。また、前記基本ソフトウェアは、可逆性のある圧縮方法(例えば、GZIP)によって可逆的に圧縮された状態で、各サーバ103、104に格納されている。
【0016】
本発明は、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nが基本ソフトウェアを利用するに際して、基本ソフトウェアの種類毎に予め定められる同時に使用可能な最大数(初期ライセンス数)以内の基本ソフトウェアのみを利用できるように、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの利用を制限し、これによりライセンス管理を行うものである。ライセンス管理を行う場合、初期ライセンス数を超えて基本ソフトウェアを使用するネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの使用を実質的に禁止すればよいが、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nは最終的にはアプリケーションソフトウェアを使用するためのものであるため、何らかの方法で最終的にアプリケーションソフトウェアを使用できないようにすればよい。本第1の実施の形態においては、基本ソフトウェアは動作可能とするが、アプリケーションソフトウェアの使用自体を禁止することによって実質的に、初期ライセンス数を超える基本ソフトウェアの使用を禁止するようにしている。これにより、基本ソフトウェアのライセンス管理を行っている。
【0017】
詳細は後述するが、各サーバ103、104は、サーバ103〜106に格納されたアプリケーションソフトウェアをネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nのうち同時に遠隔操作できる数であるライセンス数を記憶するための不揮発性メモリ等のライセンス数記憶手段(図示せず)を備えると共に、前記ライセンス数以内の範囲でネットワーク用端末装置116a〜116nから開始通知を受けた場合に、該ネットワーク用端末装置116a〜116nによるアプリケーションソフトウェアの使用を許可する許可手段や、前記ライセンス数を超えてネットワーク用端末装置116a〜116nから前記開始通知を受けた場合に、該ネットワーク用端末装置116a〜116nによるアプリケーションソフトウェアの使用を禁止する禁止手段等を備えており、これにより同一種類の基本ソフトウェアの使用が初期ライセンス数以内か否かを管理している。
【0018】
伝送ライン101には、複数のネットワーク用端末装置116a〜116nが接続されている。各ネットワーク用端末装置116a〜116nは、後述するように、同一のハードウェア構成となっている。
これらのネットワーク用端末装置116a〜116nには、ワードプロセッサ用ソフトやデータベース用ソフトウェアあるいは業務用ソフトウェア等のアプリケーションソフトウェアは格納されないが、複数種類の前記基本ソフトウェアが格納可能に構成され、前記格納した基本ソフトウェアを選択して動作させることができるように構成されている。
【0019】
一方、LAN2の伝送ライン102には、キーボード等によって構成された操作部109、ハードディスク等によって構成された記録媒体113及びCRT等によって構成された表示部(図示せず)を有する第2のライセンス管理サーバ手段としてのライセンス管理用スレーブサーバ(LMS)105、キーボード等によって構成された操作部110、ハードディスク等によって構成された記録媒体114及びCRT等によって構成された表示部(図示せず)を有する第2のライセンス管理サーバ手段としてのライセンス管理用のスレーブサーバ(LMS)106が接続されている。
記録媒体113、114には、各々、サーバ105、106自身のOS(Operating System)のみならず、前記OSに対応するネットワーク用端末装置117a〜117n用の基本ソフトウェア及び前記基本ソフトウェアに対応する種類のアプリケーションソフトウェアが格納されている。サーバ105はUnixサーバとして機能し又、サーバ106はTerminalサーバとしても機能する。各サーバ105、106の記録媒体113、114に格納されたネットワーク用端末装置117a〜117n用の基本ソフトウェアは、サーバ103、104の場合と同様に、可逆性のある圧縮方法(例えば、GZIP)によって可逆的に圧縮された状態で格納されている。
【0020】
また、各サーバ105、106も、サーバ103〜106に格納されたアプリケーションソフトウェアをネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nのうち同時に遠隔操作できるライセンス数を記憶するための不揮発性メモリ等のライセンス数記憶手段(図示せず)を備えると共に、前記ライセンス数以内の範囲でネットワーク用端末装置117a〜117nから開始通知を受けた場合に、該ネットワーク用端末装置117a〜117nによるアプリケーションソフトウェアの使用を許可する許可手段や、前記ライセンス数を超えてネットワーク用端末装置117a〜117nから前記開始通知を受けた場合に、該ネットワーク用端末装置117a〜117nによるアプリケーションソフトウェアの使用を禁止する禁止手段等を備えている。
また、伝送ライン102には、複数のネットワーク用端末装置117a〜117nが接続されている。各ネットワーク用端末装置117a〜117nは、ネットワーク用端末装置116a〜116nと同一のハードウェア構成となっている。また、各ネットワーク用端末装置117a〜117nには、ワードプロセッサ用ソフトやデータベース用ソフトウェアあるいは業務用ソフトウェア等のアプリケーションソフトウェアは格納されないが、複数種類の前記基本ソフトウェアを格納できるように構成されている。
LAN1の伝送ライン101とLAN2の伝送ライン102は、ルータ115を介して接続されている。
【0021】
図2は、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの詳細ブロック図であり、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nは同一のハードウェア構成であるため、ネットワーク用端末装置116aを代表的に示している。
ネットワーク用端末装置116aは、LANボード201、実行手段等を構成する中央処理装置(CPU)202、記憶手段を構成するDRAM(Dynamic Random Access Memory)203、記憶手段を構成する不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)204、キーボードやマウスによって構成され実行手段やデフォルト指定手段あるいは選択表示手段を構成すると共に操作手段として機能する操作部205、及び、CRT等によって構成された表示手段としての表示部206を備えており、LANボード201によって伝送ライン101に接続されている。
【0022】
尚、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117n自身ではアプリケーションソフトウェアの処理は行わず、遠隔操作によって、ネットワーク用端末装置116a〜116nはサーバ103、104側でアプリケーションソフトウェアを動作させるものであり又、ネットワーク用端末装置117a〜117nはサーバ105、106側でアプリケーションソフトウェアを動作させるものであるため、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nはアプリケーションソフトウェアを格納するためのハードディスクは備えていない。
【0023】
図3は、フラッシュメモリ204のメモリマップを示す図である。フラッシュメモリ204は、ローダ301及びファイルテーブル302が格納される記憶領域と、ネットワーク用端末装置116a用の複数の基本ソフトウェアが格納される記憶領域とを有している。
【0024】
ローダ301は、基本ソフトウェアを実行するための実行手段を構成する機能、フラッシュメモリ204内のファイルテーブル302をチェックする機能、ファイルテーブル302に記述された基本ソフトウェアの名称等を表示部206に表示させる機能、起動ファイルを選択する機能、フラッシュメモリ204に格納された基本ソフトウェアを個別に削除する機能、フラッシュメモリ204に格納された基本ソフトウェアを解凍してDRAM203に格納する解凍手段としての機能、電源オフ時に直近の基本ソフトウェアを表すデータをファイルテーブル302に登録するデータ登録手段としての機能、デフォルトの基本ソフトウェアを指定し該基本ソフトウェアを表すデータをファイルテーブル302に登録するデフォルト指定手段を操作部205とともに構成する機能、フラッシュメモリ204をフォーマットする機能等を有するソフトウェアによって構成されており、前記各機能はローダ301のプログラムをCPU202で実行することにより実現される。
【0025】
図3では、基本ソフトウェアが記憶される記憶領域に5種類の基本ソフトウェアが格納された例を示しており、前記5種類の端末装置用基本ソフトウェアとして、WBT用基本ソフトウェア303、X端末用基本ソフトウェア304、Linux端末用基本ソフトウェア305、IBM社製3270端末用基本ソフトウェア306及びJava端末用基本ソフトウェア307が格納された例である。WBT用基本ソフトウェア303はWindows CE及びRDPソフトウェアから構成され、X端末用基本ソフトウェア304はLinuxのカーネル及びX Window用ソフトウェアによって構成され、Linux端末用基本ソフトウェア305はLinuxカーネル及びサーバに接続するためのNFS(Network File System)プロトコルによって構成され、ダムターミナルである3270端末用基本ソフトウェア306はWindows CE及び3270用表示ソフトウェアによって構成され又、Java端末用基本ソフトウェア307はカーネル、バーチャルマシン(VM)ソフトウェア及びアプレットによって構成されている。
【0026】
LAN1、LAN2にSNAサーバやWindows NTサーバを接続することにより、各端末装置116a〜116n、117a〜117nを使用してこれらのサーバに格納されたアプリケーションソフトウェアも遠隔操作することができるようになっている。
尚、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの全てに、図3に示すような5種類の基本ソフトウェア全てを格納する必要性は必ずしもなく、LAN1、LAN2に接続されるサーバの種類やシステム構成等に応じて、使用する可能性のある基本ソフトウェアを適宜選択し、一種類又は複数種類格納しておけばよい。
【0027】
各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに基本ソフトウェアをダウンロードする場合には、各サーバ103〜106の操作部107〜110を操作することによって、各サーバ内のダウンロード手段(図示せず)により、各サーバ103〜106に備えられたネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117n用の基本ソフトウェアを、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに圧縮した状態で送信して、ダウンロードする。
このとき、基本ソフトウェアは各サーバ103〜106からはマルチキャストによって送信される。サーバ103、104の記録媒体111、112に格納された基本ソフトウェアはネットワーク用端末装置116a〜116nにダウンロードされ、一方、サーバ105、106の記録媒体113、114に格納された基本ソフトウェアはネットワーク用端末装置117a〜117nにダウンロードされる。
【0028】
尚、ダウンロードの方法としては、ダウンロード対象のネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nのMAC(Media Access Control)アドレスを各サーバ103〜106で指定し、該指定したネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに対してのみダウンロードするようにしてもよい。また、全ての種類の基本ソフトウェアをホストコンピュータ等のサーバに集約して格納しておき、前記サーバを操作することによって、マルチキャストにより一斉に、あるいは、個別の端末装置116a〜116n、117a〜117nをMACアドレスにより指定してダウンロードするようにしてもよい。さらに、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117n側からダウンロードしたい基本ソフトウェアを備えるサーバ103〜106に対して、ダウンロード要求することによって、必要な基本ソフトウェアをダウンロードする等、種々変更が可能である。
【0029】
以上のようにしてネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nにダウンロードした基本ソフトウェアは圧縮された状態で、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nのフラッシュメモリ204に格納される。また、フラッシュメモリ204に記憶された基本ソフトウェアの名称、先頭アドレス及びサイズがフラッシュメモリ204内のファイルテーブル302に記述される。
図4は、表示部206の表示画面を示す図で、フラッシュメモリ204に格納された基本ソフトウェアの一覧を表示した画面の図である。
また、図5は、ローダ301のプログラムをCPU202で処理する際の動作を説明するためのフローチャートで、記憶した基本ソフトウェアを実行するための実行手段として機能する場合のフローを示している。
【0030】
以下、図1乃至図5を用いて、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nが、記憶した複数の基本ソフトウェアの中から一つを選択して実行する場合の動作を、ネットワーク用端末装置116aを例にとって説明する。尚、ネットワーク用端末装置116aには、図3に示すように、フラッシュメモリ204に5種類の基本ソフトウェア303〜307が圧縮された状態で格納されているものとする。
先ず、ネットワーク端末装置116aの電源をオン状態にすると、フラッシュメモリ204に格納されたローダ301のプログラムが読出されてCPU202によって実行される。
【0031】
図5に示すように、ファイルテーブル302を参照して(ステップS501)、今まで基本ソフトウェアを使用したことがなく且つデフォルトの基本ソフトウェアの指定も成されていないか否か、即ち、初めて起動すると判断した場合には(ステップS502)、フラッシュメモリ204に格納された基本ソフトウェア303〜307の中から、実行する基本ソフトウェアを選択できるように表示を行う選択表示モードに移行する(ステップ507)。
選択表示モードでは、図4に示すように、ファイルテーブル302に記述された、即ち、フラッシュメモリ204に格納された基本ソフトウェア303〜307の名称を全て表示部206に表示する。但し、図4における記号「*」は、デフォルトの基本ソフトウェアであることを示す記号であり、現時点では未だデフォルトの基本ソフトウェアの設定は行っていないため記号「*」は表示されない。
【0032】
この状態で、操作部205を操作することによって、いずれかの基本ソフトウェアを選択すると(ステップS508)、選択された基本ソフトウェアの処理を行なう(ステップS509)。即ち、フラッシュメモリ204に格納されている基本ソフトウェア303〜307の中の選択した基本ソフトウェアが解凍されてDRAM203に格納され、CPU202はDRAM203に格納された基本ソフトウェアを実行する。
これにより、伝送ライン101を介して、ブロードキャストにより開始通知を送信し(ステップS510)、実行した基本ソフトウェアに対応するサーバ(サーバ103又はサーバ104)に対してアプリケーションソフトウェアの使用の許可を要求する。LAN1及びLAN2はルータ115によって接続されており、前記開始通知はLAN2へは送信されずLAN1内でのみ送信される。ここで、ステップS510は開始通知手段を構成している。
【0033】
一方、ステップ502において、ネットワーク用端末装置116aに基本ソフトウェアをダウンロードして初めて起動させる場合ではないときには、電源オン時から所定時間内に、操作部205が操作されたか否かを判断する(ステップS503)。前記所定時間内に操作部205が操作されたと判断した場合には、選択表示モードに移行し(ステップ507)、図4に示す表示が表示部206になされる。以後、前記同様の処理が行われ(ステップS508、S509)、ブロードキャストによって開始通知が送信される(ステップS510)。
【0034】
一方、ステップS503において、電源オン時から所定時間内に操作部205が操作されなかったと判断した場合には、ファイルテーブル302を参照して、デフォルトの基本ソフトウェアが指定されているか否かを判断する(ステップS504)。デフォルトの基本ソフトウェアが指定されていない場合には、フラッシュメモリ204に格納された基本ソフトウェア303〜307のうち、電源をオフ状態にする直前に使用していた基本ソフトウェアを選択して処理、即ち、直近に使用していた基本ソフトウェアを選択して実行し(ステップS506)、ブロードキャストにより開始通知を行う(ステップ510)。
ステップS504において、基本ソフトウェア303〜307のいずれかにデフォルトが設定されていると判断した場合、デフォルトの基本ソフトウェアを処理して実行し(ステップS505)、ブロードキャストにより開始通知を送信する(ステップS510)。
【0035】
図4の例はWBT用基本ソフトウェア303がデフォルトで指定されているため(デフォルトを示す記号「*」がWBT用基本ソフトウェア303に対応する位置に表示されている。)、WBT用基本ソフトウェア303が解凍処理されてDRAM203に格納されて実行され、開始通知が送信される。ネットワーク用端末装置106aは、後述するように、サーバ103及びサーバ104の少なくとも一方から使用許可を受けると、サーバ103側に格納されたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作することが可能になる。一方、使用禁止を受けた場合には、サーバ103側に格納されたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作することはできない。
尚、ネットワーク用端末装置116aは、サーバ103、104側のアプリケーションソフトウェアの使用終了に伴って、終了通知手段(図示せず)から終了通知を送信する。
【0036】
上記動作はネットワーク用端末装置116aについて説明したものであるが、ネットワーク用端末装置116b〜116n、117a〜117nも同様の動作を行う。但し、ネットワーク用端末装置116a〜116nはサーバ103、104に格納された基本ソフトウェアをダウンロードして動作すると共にサーバ103、104に格納されたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作するが、ネットワーク用端末装置117a〜117nはサーバ105、106に格納された基本ソフトウェアをダウンロードして動作すると共にサーバ105、106に格納されたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作する点で相違している。また、ネットワーク用端末装置117a〜117nは、サーバ105、106から使用許可及び使用禁止を受ける点で相違している。
一方、サーバ103〜106側ではライセンス管理を行ない、不正なコピー等がなされたネットワーク用端末装置106a〜106n、107a〜107nに対してはアプリケーションソフトウェアの使用を禁止するために、以下の処理を行う。
尚、ネットワーク用端末装置116aは、前述のようにして、WBT端末装置として動作し、開始通知をブロードキャストによって送信するものとする。
【0037】
図6はサーバ103の処理を示すフローチャートであり又、図7はサーバ104〜106の処理を示すフローチャートである。
図6において、先ず、サーバ103側では予め、操作部107を操作することにより、LAN1及びLAN2でネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nのうち同時に使用可能な最大数(初期ライセンス数)が基本ソフトウェアの種類毎に入力され、前記初期ライセンス数はサーバ103のライセンス数記憶手段(図示せず)に記憶される(ステップS601)。例えば、WBT端末用の基本ソフトウェアに関する初期ライセンス数が10の場合には、LAN1及びLAN2に接続されたネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの中、LAN1及びLAN2から成るネットワーク全体として計10台のネットワーク用端末装置がWBT端末装置として使用できるように許可される。同様に、Linux端末用の基本ソフトウェアに関する初期ライセンス数が5の場合には、LAN1及びLAN2に接続されたネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの中、ネットワーク全体として計5台のネットワーク用端末装置がLinux端末装置として使用できるように許可される。ここで、操作部107とステップS601はライセンス数設定手段を構成している。
【0038】
この状態で、サーバ103は、ネットワーク用端末装置116a〜116nから開始通知を受けたか否かを判別する(ステップS602)。
このとき、ネットワーク用端末装置116aは、WBT端末装置として動作し、開始通知をブロードキャストによって送信するため、サーバ103はこれを受信して、ネットワーク用端末装置116aに対して使用許可した場合に、ネットワーク全体でWBT端末装置として同時に動作するネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの総数が初期ライセンス数以内になるか否かを判断する(ステップS603)。即ち、前記基本ソフトウェアを更に使用可能な数を表す残存ライセンス数が、前記基本ソフトウェアの使用を更に使用許可可能な数か否か、具体的には、残存ライセンス数が1以上存在しているか否かを判断する。
【0039】
以上のようにして、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nで同時に使用する前記基本ソフトウェアの総数が前記初期ライセンス数以内であると判断した場合には、前記ネットワーク用端末装置116aにアプリケーションソフトウェアの使用許可を行い(ステップS604)、前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数の値を1だけカウントダウンした新たな残存ライセンス数を、前記ライセンス記憶手段に記憶する(ステップS605)。ここで、ステップS603及びステップS604は許可手段を構成している。
【0040】
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶した新たな残存ライセンス数を、他のサーバ104〜106に通知する(ステップS606)。各サーバ103、104とサーバ105、106との間では、ルータ115を介して信号の送受信が可能であるため、サーバ103の前記通知は、サーバ104〜106全てに送信される。通知された前記新たな残存ライセンス数は、他のサーバ104〜106のライセンス数記憶手段に記憶される。その後、他のサーバ104〜106から新たなライセンス数の通知を受信していないか否かを判別する(ステップS607)。
【0041】
一方、ネットワーク用端末装置116aでは、ステップS604において、使用許可がなされると、該サーバに備えられたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作によって実行させることができる。
これにより、図1において、WBT端末装置として機能する端末装置116aは、伝送ライン101を介して、Terminalサーバとして機能するサーバ103にLAN接続され、サーバ103の記録媒体111に備えられたワードプロセッサ用ソフトウェアやデータベースソフトウェアあるいは業務用ソフトウェア等のアプリケーションソフトウェアのアイコンが端末装置116aの表示部206上に表示され、操作部205で所望のアイコンを選択することにより、所望のアプリケーションプログラムを遠隔操作によって実行させることができる。前記アプリケーションソフトウェアの実際の処理はサーバ103で実行され、端末装置116aでは、操作部205によって文字入力等の入力操作が行われると共に、表示部206によって入力画面等の表示が行われ、あたかもネットワーク用端末装置116aでアプリケーションソフトウェアを実行、処理しているかのような操作を行うことができる。
【0042】
作成した文書等を保存する場合は、端末装置116aの操作部205を操作することにより、サーバ103側のハードディスク111に格納され、処理終了後に端末装置116aの電源をオフ状態とすることにより、一連の作業が終了する。
尚、終了する際に、電源をオフ状態にする直前に使用していた基本ソフトウェア、即ち直近の基本ソフトウェアを表すデータがCPU202の制御の下、ファイルテーブル302に格納される。また、ネットワーク用端末装置116aは、使用終了に伴なって、サーバ103に対して、終了通知手段によって終了通知を行う。
サーバ103では、前記終了通知を受信したか否かを判別する(図6のステップS609)。この場合、サーバ103は前記終了通知を受信しているため、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が1だけカウントアップして(ステップS610)、動作許可を行い得るネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの台数、即ち、使用許可可能な基本ソフトウェアの数を1だけ増加させる。
【0043】
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶された新たな残存ライセンス数を他のサーバ104〜106に通知し(ステップS606)、ステップS607に移行する。通知された前記新たな残存ライセンス数は、他のサーバ104〜106のライセンス数記憶手段に記憶される。
ステップS607において、他のサーバ104〜106から新たな残存ライセンス数の通知を受信しているか否かを判別し、新たなライセンス数の通知を受信している場合には、このライセンス数を自己のライセンス数記憶手段に記憶し(ステップS601)、新たな残存ライセンス数の通知を受信していない場合には、ステップS602に戻る。ここで、ステップS605、S610、S607、S601は変更手段を構成している。
【0044】
一方、ステップS603において、ネットワーク用端末装置116aから開始通知を受けた際に、前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数が基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数でない場合、具体的には前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数がゼロの場合、即ち、現時点でネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに対して更に前記基本ソフトウェアの使用許可を与えうるライセンス数が残存していないと判断した場合には、前記ネットワーク用端末装置116aがアプリケーションソフトウェアを使用することを禁止し(ステップS608)、ステップS607に移行する。ここで、ステップS603及びステップS608は禁止手段を構成している。これにより、不正にコピーを行ったネットワーク用端末装置に対する使用規制や、初期ライセンス数を超える基本ソフトウェアの同時使用を規制することができ、適切なライセンス管理が行われる。
【0045】
尚、ステップS603、S604、S608は、同時に使用する同一種類の基本ソフトウェアの数が初期ライセンス数以内の場合に、使用要求を行ったネットワーク用端末装置に対してアプリケーションソフトウェアの遠隔操作の使用許可を行うと共に、初期ライセンス数を超える場合に、使用要求を行ったネットワークシステムに対してアプリケーションソフトウェアの遠隔操作の使用禁止を行う許容手段を構成している。
【0046】
サーバ104〜106は、ステップS606においてサーバ103から送信された新たなライセンス数を受信して、各々、自己のライセンス数記憶手段のライセンス数を前記新たなライセンス数に置き換えて記憶する。これにより、各サーバ103〜106のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数は、常に等しくなる。
以後、前記処理を繰り返すことにより、利便性を保ちつつ不正コピー等の管理が可能になると共に、LAN1とLAN2を合わせたネットワーク全体でライセンス数の管理を行うため、ネットワークの利用効率が向上する。
【0047】
次に、図7を用いて、サーバ104〜106の動作を説明する。サーバ104〜106は、そのOS、各記録媒体112〜114に格納した基本ソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアの種類は相違するが、ライセンスの管理に関する動作は同一なので、サーバ105を例にとって動作を説明する。尚、ネットワーク用端末装置117aがLinux端末装置として動作開始したものとして説明する。
先ず、サーバ105側では、その電源オン時に、サーバ103の電源がオン状態にあるか否かを判別する(ステップS700)。サーバ103の電源がオン状態にあるか否かは、例えば、サーバ103から特定の信号が返信されるか否かで判断することができる。ステップS700は電源状態判別手段を構成している。ステップS700において、サーバ103の電源がオフと判断した場合には、前回サーバ105の電源をオフ(直近の電源オフ)時にサーバ105の内部に設けられたライセンス数記憶手段(図示せず)に記憶した残存ライセンス数を使用する(ステップS701)。一方、ステップS700において、サーバ103の電源がオン状態にあると判断した場合には、サーバ103のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を取得して、自己のライセンス数記憶手段に記憶する(ステップS702)。ステップS702は初期値設定手段を構成している。
【0048】
このとき、他のサーバ104、106も同一の動作を行うため、サーバ103の電源がオン状態にある場合には、各サーバ103〜106のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数は同一になり又、いずれのネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nも動作していない初期状態では、各サーバ103〜106に記憶された残存ライセンス数は、いずれも前記初期ライセンス数となる。
尚、ステップS701において、サーバ103の電源がオン状態になっていない場合には、サーバ103からライセンス数を取得することができないため、各サーバ104〜106のライセンス数記憶手段に記憶されるライセンス数は、各サーバ104〜106の電源をオフ状態にしたときに記憶されていた残存ライセンス数が使用される。したがって、サーバ103が動作していない状態では、各サーバ104〜106で使用されるライセンス数は一時的に異なるものの、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nは、アプリケーションソフトウェアの使用許可を受けることができる。
その後、サーバ103の電源がオンになった際にサーバ103で基本ソフトウェアの利用状況を調べ、サーバ103から正確な残存ライセンス数を各サーバ104〜106に対して送信し、各サーバ104〜106のライセンス数記憶手段に記憶するようにすれば、各サーバ104〜106に記憶されたライセンス数を、サーバ103のライセンス数に等しい正確な値に統一することができる。
【0049】
次に、サーバ105は、ネットワーク用端末装置117a〜117nから開始通知を受信したか否かを判別する(ステップS703)。
このとき、ネットワーク用端末装置117aは、Linux端末装置として動作し、開始通知をブロードキャストによって送信する。このとき、LAN1及びLAN2はルータ115によって接続されており、前記開始通知はLAN1へは送信されずLAN2内でのみ送信される。サーバ105はこれを受信して、ネットワーク用端末装置117aに対して使用許可した場合に、ネットワーク全体で同時にLinux端末装置として動作するネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの総数が初期ライセンス数以内になるか否かを判断する(ステップS704)。具体的には、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンスが1以上か否か、即ち、現時点でネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに対して基本ソフトウェアの使用許可を更に与えうるライセンス数が残存しているか否かを判断する。
【0050】
以上のようにして、前記基本ソフトウェアを同時に使用するネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの総数が前記初期ライセンス数以内であると判断した場合には、前記ネットワーク用端末装置117aにアプリケーションソフトウェアの使用許可を行い(ステップS705)、前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数の値を1だけカウントダウンした新たな残存ライセンス数を、前記ライセンス数記憶手段に記憶する(ステップS706)。ここで、ステップS704及びステップS705は許可手段を構成している。
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶した新たなライセンス数を、他のサーバ103、104、106に通知する(ステップS707)。通知された前記新たなライセンス数は、他のサーバ103、104、106のライセンス数記憶手段に記憶される。
【0051】
その後、他のサーバ103、104、106から新たなライセンス数の通知を受信していないか否かを判別する(ステップS708)。
一方、ネットワーク用端末装置117aでは、ステップS704において使用が許可されると、サーバ105に備えられたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作によって実行させることができる。
これにより、図1において、Linux端末装置として機能する端末装置117aは、伝送ライン102を介して、Unixサーバとして機能するサーバ105にLAN接続され、サーバ105の記録媒体113に備えられたワードプロセッサ用ソフトウェアやデータベースソフトウェアあるいは業務用ソフトウェア等のアプリケーションソフトウェアを遠隔操作によって実行させることができる。
【0052】
以下、ネットワーク用端末装置116aに関して説明したのと同様に、ネットワーク用端末装置117aの操作部205による文字入力等の入力操作や表示部206による表示を行うことにより、アプリケーションソフトウェアをサーバ105で実行させつつも、あたかもネットワーク用端末装置117aでアプリケーションソフトウェアを実行、処理しているかのような操作を行うことができる。また、作成した文書等はサーバ105側の記録媒体113に格納され、処理終了後に端末装置117aの電源をオフ状態とすることにより、一連の作業が終了する。
ネットワーク用端末装置117aは、終了する際に、電源をオフ状態にする直前に使用していた基本ソフトウェア、即ち直近の基本ソフトウェアを表すデータがCPU202の制御の下、ファイルテーブル302に格納される。また、ネットワーク用端末装置117aは、アプリケーションソフトウェアの使用終了に伴って、サーバ105に対して、終了通知手段(図示せず)によって終了通知を行う。
【0053】
サーバ105では、前記終了通知を受けたか否かを判別する(図7のステップS710)。この場合、サーバ105は前記終了通知を受けているため、自己のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を1だけカウントアップした新たな残存ライセンス数を、ライセンス数記憶手段に記憶し(ステップS711)、動作許可を行いうるネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの台数を1だけ増加させる。
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶された新たな残存ライセンス数を、他のサーバ103、104、106に通知し(ステップS707)、ステップS707に移行する。通知された前記新たな残存ライセンス数は、他のサーバ103、104、106のライセンス数記憶手段に記憶される。
ステップS708において、他のサーバ103、104、106から新たな残存ライセンス数の通知を受信しているか否かを判別し、新たな残存ライセンス数の通知を受信している場合には、この残存ライセンス数を前記ライセンス数記憶手段に記憶し(ステップS702)、新たな残存ライセンス数の通知を受信していない場合には、ステップS703に戻る。
【0054】
一方、ステップS704において、ネットワーク用端末装置117aから開始通知を受信した際に、前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数がゼロの場合、即ち、現時点でネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに対して前記基本ソフトウェアの使用許可を更に与え得るライセンス数が残存していないと判断した場合には、前記ネットワーク用端末装置117aに対してアプリケーションソフトウェアの使用禁止を行い(ステップS709)、ステップS708に移行する。ここで、ステップS704、S709は禁止手段を構成している。これにより、不正にコピーを行ったネットワーク用端末装置に対する使用規制や、初期ライセンス数を超える基本ソフトウェアの使用規制を行うことができ、適切なライセンス管理が行われる。
尚、ステップS704、S705、S709は、同時に使用する同一種類の基本ソフトウェアの数が初期ライセンス数以内の場合に、使用要求を行ったネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに対してアプリケーションソフトウェアの遠隔操作の使用許可を行うと共に、初期ライセンス数を超える場合に、使用要求を行ったネットワークシステムに対してアプリケーションソフトウェアの遠隔操作の使用禁止を行う許容手段を構成している。
【0055】
サーバ103、104、106は、ステップS707においてサーバ105から送信された新たな残存ライセンス数を受信して、各々、自己のライセンス数記憶手段の残存ライセンス数を前記新たな残存ライセンス数に置き換えて記憶する(図6のステップ601、図7のステップS702)。これにより、各サーバ103〜106のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数は、常に等しくなる。ステップS706、S711、S708、S702は変更手段を構成している。
以後、前記処理を繰り返すことにより、利便性を保ちつつ不正コピー等の管理が可能になると共に、LAN1とLAN2を合わせたネットワーク全体でライセンス数の管理を行うため、ネットワークの利用効率が向上する。尚、サーバ104、106が動作する場合には、前記同様に、図7に示した処理を行う。
【0056】
以上述べたように本第1の実施の形態によれば、利用可能なネットワーク用端末装置の識別コードを予めサーバに登録しておく必要はないため、利便性を保ちつつ、不正コピーによる利用の防止や契約時のライセンス数を超えての基本ソフトウェアの使用を防止することが可能になる。また、ネットワーク全体でライセンス数を管理しているため、ネットワーク全体としての利用効率が向上する。さらに、複数のサーバを用いてライセンス数を管理しているため、特定のサーバの電源がオフになっている場合や故障した場合にも端末装置116a〜116n、117a〜117nを使用することが可能になり、利便性が向上する。
【0057】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。前記第1の実施の形態においては、基本ソフトウェアは動作可能とするが、アプリケーションソフトウェアの使用自体を禁止することによって、基本ソフトウェアのライセンス管理を行うようにしたが、第2の実施の形態においては、基本ソフトウェア自体の使用を初期ライセンス数以内に制限することにより、基本ソフトウェアのライセンス管理を行うようにしている。
本第2の実施の形態においては、ハードウェアシステム構成図は図1と同一であり又、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nも図2〜図4に示した構成のものと同一であるが、ライセンス管理に際しての端末装置116a〜116n、117a〜117n及びサーバ103〜106の機能が相違する。即ち、端末装置116a〜116n、117a〜117nは図8の処理を行い、サーバ103は図9の処理を行い又、サーバ104〜106は図10の処理を行う。また、端末装置116a〜116n、117a〜117nに基本ソフトウェアが格納されていない場合や、格納されている基本ソフトウェアのバージョンが古い場合にも対応した処理を行うように構成している。
【0058】
以下、図1、図2、図8〜図10を用いて第2の実施の形態について説明する。尚、各端末装置116a〜116n、117a〜117nの処理動作は同一であるため、端末装置116aを例にとって説明する。また、サーバ103の電源がオンであることを前提として先ず説明する。
図8において、端末装置116aの電源をオン状態にすると、CPU202はローダ301のプログラムを処理する(ステップS801〜S809)。即ち、端末装置116aはその電源オンにより、ブロードキャストによってサーバ103及びサーバ104に対して、サーバ103、104の記録媒体111、112に記憶された基本ソフトウェアのリストであるリストファイルを要求する(ステップS801)。尚、前記リストファイルには、ネットワーク全体で利用可能な全ての基本ソフトウェアのリストが記載されており、各サーバ103〜106には同一のリストファイルが格納されている。
【0059】
サーバ103が電源オンの状態ではサーバ103から優先的に前記リストファイルが送信されるため、端末装置116aはサーバ103から前記リストファイルを受信して(ステップS802)、表示部206に全ての基本ソフトウェアのリストを表示する(ステップS803)。尚、リストファイルを送信する優先順位の設定方法としては、例えば、リストファイルの要求を受信して前記リストファイルを送信するまでの時間が、優先順位の高いサーバほど短くなるように設定しておけばよい。このとき、各端末装置116a〜116n、117a〜117nは、リストファイルの要求を送信後、早く受信した方のリストファイルのみを処理するようにすればよい。
操作部205によって、使用する基本ソフトウェアを選択すると(ステップS804)、前記選択した基本ソフトウェアの使用許可を求めるための開始通知がブロードキャストで送信される(ステップS805)。ここで、ステップS805は、開始通知手段を構成している。
【0060】
前記選択した基本ソフトウェアが端末装置116aに格納されていない場合や、端末装置116aに格納されている前記基本ソフトウェアのバージョンが古い場合には、サーバ103から前記基本ソフトウェア全体、あるいは、前記基本ソフトウェアの更新部分のみが圧縮された状態で送信される。
サーバ103から圧縮された前記基本ソフトウェアを受信した場合には(ステップS806)、前記基本ソフトウェア全体をフラッシュメモリ204に格納した後、あるいは、フラッシュメモリ204に格納されている旧バージョンの基本ソフトウェアを更新した後、DRAM203に解凍して格納し(ステップS807)、CPU202で基本ソフトウェアを起動させる(ステップS809)。これにより、端末装置116aはサーバ103に接続され、前記基本ソフトウェアに対応すると共にサーバ103で実行可能な複数のアプリケーションソフトウェアのアイコンが表示部206に表示される(ステップS810)。これにより、操作部205を操作することによって、遠隔操作により、所望のアプリケーションソフトを使用することができる(ステップS811)。
【0061】
前記アプリケーションソフトウェアの実際の処理はサーバ103で実行され、端末装置116aでは、操作部205によって文字入力等の入力操作が行われると共に、表示部206によって入力画面等の表示が行われ、あたかもネットワーク用端末装置116aでアプリケーションソフトウェアを実行、処理しているかのような操作を行うことができる。アプリケーションソフトウェアの処理を終了した後、基本ソフトウェアの終了処理を行うと(ステップS812)、端末装置116aからサーバ103に対して終了通知を送信し(ステップS813)、電源がオフとなって一連の処理が終了する。ここで、ステップS813は終了通知手段を構成している。
【0062】
一方、サーバ103から、基本ソフトウェアを受信する代わりに使用許可通知を受信した場合(選択した基本ソフトウェアの最新バージョンが端末装置116aに格納されている場合)には(ステップS808)、端末装置116aに格納されている前記基本ソフトウェアを起動し(ステップS809)、以後、同様の処理を行う(ステップS810〜S813)。
また、ステップS802において、サーバ103から、前記選択した基本ソフトウェアが使用不可(初期ライセンス数分の前記基本ソフトウェアが既に使用されている)である旨の使用不可通知を受信すると(ステップS814)、使用不可である旨が表示部206に表示され(ステップS815)、該基本ソフトウェアの使用が禁止される。
【0063】
次に、サーバ103の処理を説明する。図9において、サーバ103側では、操作部107を操作することにより、LAN1及びLAN2でネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nが同時に使用可能な同一種類の基本ソフトウェアの最大数(初期ライセンス数)が基本ソフトウェアの種類毎に入力され、前記初期ライセンス数はサーバ103のライセンス数記憶手段(図示せず)に記憶される(ステップS901)。ここで、操作部107とステップS901はライセンス数設定手段を構成している。
この状態で、ネットワーク用端末装置116aから基本ソフトウェアのリストファイルの要求を受けると(ステップS902)、サーバ103は前記リストファイルを、要求元であるネットワーク用端末装置116aに対して、サーバ104よりも先に送信する(ステップS903)。ここで、ステップS902、903は、リストファイル送信手段を構成している。次に、前記リストファイルに記載された基本ソフトウェアのいずれか特定して使用を開始する旨の開始通知を端末装置116aから受けると(ステップS904)、該開始通知に対応する基本ソフトウェアを現時点で更に使用できるライセンス数(残存ライセンス数)が存在しているか否かを判断する(ステップS905)。具体的には、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が1以上か否か、即ち、現時点で各端末装置116b〜116n、117a〜117nで使用されている前記基本ソフトウェアに加えて、端末装置116aに対して更に使用許可を与えた場合にも初期ライセンス数以内になるか否かを判断する。
【0064】
以上のようにして、残存ライセンスが1以上であると判断した場合には、ネットワーク用端末装置116aに該基本ソフトウェアの最新バージョンが格納されているか否かを判断する(ステップS906)。ネットワーク用端末装置116aに該基本ソフトウェア自体が格納されていない場合には該基本ソフトウェアを圧縮した状態で送信し、該基本ソフトウェアの旧バージョンが格納されている場合には更新部分のみを圧縮した状態で送信する(ステップS907)。また、ネットワーク用端末装置116aに該基本ソフトウェアの最新バージョンが格納されている場合には、使用許可通知を送信する(ステップS912)。ここで、ステップS905、S906、S907、S912は許可手段を構成している。
【0065】
次に、サーバ103は、前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数の値を1だけカウントダウンした新たな残存ライセンス数を、該基本ソフトウェアの残存ライセンス数として前記ライセンス記憶手段に記憶する(ステップS908)。
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶した新たな残存ライセンス数を、他のサーバ104〜106に通知する(ステップS909)。各サーバ103、104とサーバ105、106との間では、ルータ115を介して信号の送受信が可能であるため、サーバ103の前記通知は、サーバ104〜106全てに送信される。通知された前記新たな残存ライセンス数は、他のサーバ104〜106のライセンス数記憶手段に記憶される。その後、他のサーバ104〜106から新たな残存ライセンス数の通知を受信していないか否かを判別する(ステップS910)。
【0066】
一方、ネットワーク用端末装置116aでは、前述した如くして、ステップS907において送信された基本ソフトウェアを保存、起動して、あるいはステップS912において送信された使用許可通知に応答して端末装置116aに既に格納されている基本ソフトウェアを起動する。これにより、サーバ103に備えられ該基本ソフトウェアに対応するアプリケーションソフトウェアを遠隔操作によって実行させることができる。ネットワーク用端末装置116aは、基本ソフトウェアの使用終了に伴って、サーバ103に対して終了通知を行う(図8のステップS813)。
サーバ103は、端末装置116aから前記終了通知を受信すると(ステップS913)、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を1だけカウントアップして(ステップS914)、現時点で使用可能な該基本ソフトウェアの数を1だけ増加させる。
【0067】
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶された新たな残存ライセンス数を他のサーバ104〜106に通知し(ステップS909)、ステップS910に移行する。通知された前記新たな残存ライセンス数は、他のサーバ104〜106のライセンス数記憶手段に記憶される。
ステップS910において、他のサーバ104〜106からライセンス数の通知を受信しているか否かを判別し、ライセンス数の通知を受信している場合には、このライセンス数を自己のライセンス数記憶手段に記憶し(ステップS901)、ライセンス数の通知を受信していない場合には、ステップS902に戻る。ここで、ステップS908、S910、S914、S901は変更手段を構成している。
【0068】
一方、ステップS904においてネットワーク用端末装置116aから開始通知を受けた際に、前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数がゼロの場合、即ち、要求を受けた基本ソフトウェアの使用を許可できないと判断した場合には(ステップS905)、ネットワーク用端末装置116aに対して、該基本ソフトウェアが使用不可である旨の使用不可通知を送信し(ステップS911)、ステップS910に移行する。ここで、ステップS905、S911は禁止手段を構成している。これにより、基本ソフトウェアのライセンス数管理を適切に行うことができる。
尚、ステップS905、S906、S907、S911、S912は、同時に動作する基本ソフトウェアの数が初期ライセンス数以内の場合に、使用要求を行ったネットワーク用端末装置に対して該基本ソフトウェアの使用許可を行うと共に、初期ライセンス数を超える場合に、該基本ソフトウェアの使用を禁止する許容手段を構成している。
【0069】
サーバ104〜106は、ステップS909においてサーバ103から送信された新たな残存ライセンス数を受信して、各々、自己のライセンス数記憶手段の残存ライセンス数を前記新たな残存ライセンス数に置き換えて記憶する。これにより、各サーバ103〜106のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数は常に等しくなる。
以後、前記処理を繰り返すことにより、利便性を保ちつつ基本ソフトウェアのライセンス数管理が可能になると共に、LAN1とLAN2を合わせたネットワーク全体でライセンス管理を行うため、ネットワークの利用効率が向上する。
【0070】
次に、図10を用いて、サーバ104〜106の動作を説明する。サーバ104〜106は、それ自身のOS及び該OSに対応するアプリケーションソフトの種類は相違するが、各記録媒体112〜114に格納した基本ソフトウェア及びライセンス管理に関する動作は同一なので、サーバ105を例にとって動作を説明するものとし又、サーバ103は電源オフの状態にあるものとして説明する。
先ず、サーバ105側では、その電源オン時に、サーバ103の電源がオン状態にあるか否かを判別する(ステップS100)。サーバ103の電源がオン状態にあるか否かは、例えば、サーバ103から特定の信号が返信されるか否かで判断することができる。ステップS100は電源状態判別手段を構成している。ステップS100において、サーバ103の電源がオフと判断した場合には、前回サーバ105の電源をオフ(直近の電源オフ)時にサーバ105の内部に設けられたライセンス数記憶手段(図示せず)に記憶した基本ソフトウェア毎の残存ライセンス数を使用する(ステップS101)。
【0071】
一方、ステップS100において、サーバ103の電源がオン状態にあると判断した場合には、サーバ103のライセンス数記憶手段に記憶された基本ソフトウェア毎の初期ライセンス数及び残存ライセンス数を取得して、自己のライセンス数記憶手段に記憶する(ステップS102)。ステップS102は初期値設定手段を構成している。
このとき、他のサーバ104、106も同一の動作を行うため、サーバ103の電源がオン状態にある場合には、各サーバ103〜106のライセンス数記憶手段に記憶された基本ソフトウェア毎の初期ライセンス数及び残存ライセンス数は同一になり又、いずれのネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nも動作していない初期状態では、各サーバ103〜106に記憶された基本ソフトウェア毎の残存ライセンス数は、前記初期ライセンス数に一致する。
【0072】
尚、前述した如く、ステップS101において、サーバ103の電源がオン状態になっていない場合には、サーバ103から基本ライセンス数及び残存ライセンス数を取得することができないため、各サーバ104〜106のライセンス数記憶手段に記憶される残存ライセンス数は、各サーバ104〜106の電源を前回オフ状態にしたときに記憶されていた残存ライセンス数が使用される。したがって、サーバ103が動作していない状態では、各サーバ104〜106で使用されるライセンス数が異なる場合があるものの、各ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nは、基本ソフトウェアを使用するとができる。その後、サーバ103の電源がオンになった際にサーバ103で基本ソフトウェアの利用状況を調べ、サーバ103から正確な基本ライセンス数及び残存ライセンス数をサーバ104〜106に送信することにより、各サーバ103〜106のライセンス数を等しい正確な値に一致させることができる。
【0073】
この状態で、サーバ105は、ネットワーク用端末装置117aからブロードキャストによって基本ソフトウェアのリストファイルの要求を受けると(ステップS103)、サーバ106に優先して、前記リストファイルを、要求元であるネットワーク用端末装置117aに送信する(ステップS104)。次に、前記選択された基本ソフトウェアの使用を開始する旨の開始通知を端末装置117aから受けると(ステップS105)、該開始通知に対応する基本ソフトウェアを現時点で更に使用できるライセンス数(残存ライセンス数)が存在しているか否かを判断する(ステップS106)。具体的には、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が1以上か否か、即ち、端末装置117aに使用許可を与えた場合に、各端末装置116a〜116n、117a〜117nで使用される前記基本ソフトウェアの総数が、初期ライセンス数以内になるか否かを判断する。
【0074】
以上のようにして、残存ライセンスが1以上であると判断した場合には、ネットワーク用端末装置117aに該基本ソフトウェアの最新バージョンが格納されているか否かを判断する(ステップS107)。ネットワーク用端末装置117aに該基本ソフトウェア自体が格納されていない場合には該基本ソフトウェアを圧縮した状態で送信し、該基本ソフトウェアの旧バージョンが格納されている場合には更新部分のみを圧縮した状態で送信する(ステップS108)。また、ネットワーク用端末装置117aに該基本ソフトウェアの最新バージョンが格納されている場合には、使用許可通知を送信する(ステップS113)。ここで、ステップS106、S107、S108、S113は許可手段を構成している。
次に、サーバ105は、前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数の値を1だけカウントダウンした新たな残存ライセンス数を、該基本ソフトウェアの残存ライセンス数として前記ライセンス記憶手段に記憶する(ステップS109)。
【0075】
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶した新たな残存ライセンス数を、他のサーバ103、104、106に通知する(ステップS110)。各サーバ103、104とサーバ105、106との間では、ルータ115を介して信号の送受信が可能であるため、サーバ105の前記通知は、サーバ103、104、106全てに送信される。通知された前記新たな残存ライセンス数は、他のサーバ103、104、106のライセンス数記憶手段に記憶される。その後、他のサーバ104〜106から新たな残存ライセンス数の通知を受信していないか否かを判別する(ステップS111)。
一方、ネットワーク用端末装置117aでは、前述した如くして、ステップS108において送信された基本ソフトウェアを保存、起動して、あるいはステップS113において送信された使用許可通知に応答して端末装置117aに既に格納されている基本ソフトウェアを起動する。これにより、サーバ105に備えられ該基本ソフトウェアに対応するアプリケーションソフトウェアを遠隔操作によって実行させることができる。ネットワーク用端末装置117aは、基本ソフトウェアの使用終了に伴って、サーバ105に対して終了通知を行う(図8のステップS813)。
【0076】
サーバ105は、端末装置117aから前記終了通知を受信すると(ステップS114)、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を1だけカウントアップして(ステップS115)、現時点で使用許可可能な該基本ソフトウェアの数を1だけ増加させる。
次に、前記ライセンス数記憶手段に記憶された新たな残存ライセンス数を他のサーバ103、104、106に通知し(ステップS110)、ステップS111に移行する。通知された前記新たな残存ライセンス数は、他のサーバ103、104、106のライセンス数記憶手段に記憶される。これにより、各サーバ103〜106のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数は常に等しくなる。
ステップS111において、他のサーバ103、104、106から残存ライセンス数の通知を受信しているか否かを判別し、残存ライセンス数の通知を受信している場合には、この残存ライセンス数を自己のライセンス数記憶手段に記憶し(ステップS102)、残存ライセンス数の通知を受信していない場合には、ステップS103に戻る。ここで、ステップS109、S111、S115、S102は変更手段を構成している。
【0077】
一方、ステップS105においてネットワーク用端末装置116aから開始通知を受けた際に前記ライセンス数記憶手段に記憶されている残存ライセンス数がゼロの場合、即ち、要求を受けた基本ソフトウェアの使用を許可できないと判断した場合には(ステップS106)、ネットワーク用端末装置117aに対して、該基本ソフトウェアが使用不可である旨の使用不可通知を送信し(ステップS112)、ステップS111に移行する。ここで、ステップS106、S112は禁止手段を構成している。
【0078】
尚、ステップS106、S107、S108、S112、S113は、同時に動作する基本ソフトウェアの数が初期ライセンス数以内の場合に、使用要求を行ったネットワーク用端末装置に対して該基本ソフトウェアの使用許可を行うと共に、初期ライセンス数を超える場合に、該基本ソフトウェアの使用を禁止する許容手段を構成している。
以後、前記処理を繰り返すことにより、利便性を保ちつつ基本ソフトウェアのライセンス数管理が可能になると共に、LAN1とLAN2を合わせたネットワーク全体でライセンス管理を行うため、ネットワークの利用効率が向上する。
【0079】
以上述べたように、本発明の実施の形態に係るネットワークは、特に、基本ソフトウェアを記憶するための記憶手段(DRAM203、フラッシュメモリ204)と、使用許可を求めるための開始通知を行う開始通知手段(ステップS510、S805)と、使用終了に伴って終了通知を行う終了通知手段(ステップS813等)とを有し、前記記憶手段に記憶した基本ソフトウェアによって動作すると共に、使用許可を受けて、ネットワーク接続されたサーバ手段103〜106に備えられたアプリケーションソフトウェアが遠隔操作可能となる複数のネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nと、
基本ソフトウェアを更に使用可能な数に相当する残存ライセンス数を記憶するライセンス数記憶手段と、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nから前記開始通知及び終了通知を受けて前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバ手段から新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更する変更手段(ステップS605、S610、S607、S601、S706、S711、S708、S702、S908、S910、S914、S901、S109、S111、S115、S102)と、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nから前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行う許容手段(ステップS603、S604、S608、S704、S705、S709、S905、S906、S907、S911、S912、S106、S107、S108、S112、S113)とを有し、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nにネットワーク接続された第1のライセンス管理サーバ手段103及び第2のライセンス管理サーバ手段104〜106とを備えて成ることを特徴としている。
【0080】
したがって、基本ソフトウェアを不正にコピーする等して、ライセンス数を超える数の基本ソフトウェアが同時に使用されることを防止することが可能になる。このとき、ネットワーク全体でライセンス管理しているため、ネットワーク全体としての利用効率を向上させることが可能になると共に、ライセンス管理サーバ103〜106が複数台存在するため、主管理サーバ103の電源がオフ状態の場合や故障した場合にも、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nを利用することが可能になり、利便性が向上する。
【0081】
また、本発明の実施の形態に係るネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nは、特に、ネットワーク接続され基本ソフトウェアが格納されたサーバ手段103〜106に開始通知を送信し該サーバ手段103〜106から使用許可を受けることにより、ネットワーク接続されたサーバ手段103〜106に格納されたアプリケーションソフトウェアを遠隔操作で使用可能になるネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nにおいて、使用許可を求めるための開始通知を行う開始通知手段(ステップS805)を備え、基本ソフトウェアの使用に際して、前記開始通知手段により前記開始通知を送信することを特徴としている。したがって、効果的なライセンス管理及び高い利便性を実現するためのネットワークに適したネットワーク用端末装置を提供することが可能になる。
【0082】
また、本発明の実施の形態に係るライセンス管理サーバ103〜106は、特に、基本ソフトウェアを更に使用可能な数に相当する残存ライセンス数を記憶するライセンス数記憶手段と、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nから開始通知及び終了通知を受けて前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバから新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更する変更手段(ステップS605、S610、S607、S601、S706、S711、S708、S702、S908、S910、S914、S901、S109、S111、S115、S102)と、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行う許容手段(ステップS603、S604、S608、S704、S705、S709、S905、S906、S907、S911、S912、S106、S107、S108、S112、S113)とを備えることを特徴としている。したがって、効果的なライセンス管理及び高い利便性を実現するためのネットワークに適したサーバを提供することが可能になる。
【0083】
また、本発明の実施の形態に係る基本ソフトウェアのライセンス管理方法は、特に、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117n側で、ネットワーク接続されたサーバ手段103〜106に対して、使用許可を求めるための開始通知を行なうステップ(ステップS510、S805)と、使用許可を受けることによって、ネットワーク接続されたサーバ手段103〜106に備えられたアプリケーションソフトウェアの遠隔操作が可能となり、使用終了に伴って終了通知を行うステップ(ステップS813等)とを実行し、
前記ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nにネットワーク接続されたサーバ手段103〜106側で、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nから前記開始通知及び終了通知を受けてライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバから新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更するステップ(ステップS605、S610、S607、S601、S706、S711、S708、S702、S908、S910、S914、S901、S109、S111、S115、S102)と、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nから前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行うステップ(ステップS603、S604、S608、S704、S705、S709、S905、S906、S907、S911、S912、S106、S107、S108、S112、S113)とを実行することを特徴としている。
【0084】
また、本発明の実施の形態に係る基本ソフトウェアのライセンス管理方法は、特に、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nから開始通知及び終了通知を受けてライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理用サーバから新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更するステップ(ステップS605、S610、S607、S601、S706、S711、S708、S702、S908、S910、S914、S901、S109、S111、S115、S102)と、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nから前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nの使用禁止を行うステップ(ステップS603、S604、S608、S704、S705、S709、S905、S906、S907、S911、S912、S106、S107、S108、S112、S113)とを備えることを特徴としている。
【0085】
したがって、前記ライセンス管理方法によれば、ライセンス数を超える数の基本ソフトウェアの同時に使用を効果的に防止することが可能になると共に、ネットワークの利用効率や利便性に優れたライセンス管理方法を提供することが可能になる。
また、図5〜図10に示したライセンス管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の各種記録媒体に記録して利用することが可能である。
【0086】
尚、前記各実施の形態においては、サーバ103の電源がオフの場合に、各サーバ104〜106は直近のオフ時の残存ライセンス数を用いてライセンス管理を行うようにしたが、各サーバ103〜106に初期ライセンス数及び残存ライセンス数を記憶するようにして、サーバ103が電源オフ時には、直近の電源オフ時の初期ライセンス数を用いてライセンス管理するようにしてもよい。
また、初期ライセンス数の設定はサーバ103で行うようにしたが、他のサーバ103〜106でも行えるように構成してもよい。即ち、初期ライセンス数の設定は少なくともサーバ103で行うことができるようにすればよい。
また、各サーバ103〜106に記憶する基本ソフトウェアは、自己のOSに対応するもののみを記憶するようにしてもよく、あるいは全ての種類の基本ソフトウェアを記憶するようにしてもよい。
【0087】
また、前記各実施の形態においては、各サブネットに2台のサーバを備えるように構成したが、システム構成に応じて、アプリケーションソフトウェアや基本ソフトウェアを備えた他のサーバを適宜ネットワークに接続して使用することも可能である。
また、アプリケーションソフトウェアや基本ソフトウェアの使用許可は、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nに対して与えるようにしたが、サーバ103〜106に与え、これによって、ネットワーク用端末装置116a〜116n、117a〜117nがサーバ103〜106のアプリケーションソフトウェアを使用することが可能になるようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、利便性を保ちつつ不正コピーの管理が可能になり又、複数のサブネットワークを備えたネットワークにおいても、ネットワーク全体でライセンス数を管理することが可能になり、ネットワークの利用効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの全体構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に使用するネットワーク用端末装置のブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態に使用するネットワーク用端末装置の不揮発性メモリのメモリマップを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態に使用するネットワーク用端末装置の表示を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に使用するネットワーク用端末装置の処理を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に使用するサーバの処理を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第1の実施の形態に使用するサーバの処理を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施の形態に使用するネットワーク用端末装置の処理を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第2の実施の形態に使用するサーバの処理を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第2の実施の形態に使用するサーバの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101、102・・・伝送ライン
103・・・第1のライセンス管理サーバ手段としてのサーバ
104〜106・・・第2のライセンス管理サーバ手段としてのサーバ
107〜110、205・・・操作部
111〜114・・・記録媒体
115・・・ルータ
116a〜116n、117a〜117n・・・ネットワーク用端末装置
201・・・LANボード
202・・・CPU
203・・・記憶手段を構成するDRAM
204・・・記憶手段を構成するフラッシュメモリ
206・・・表示部

Claims (6)

  1. 基本ソフトウェアを記憶するための記憶手段と、使用許可を求めるための開始通知を行う開始通知手段と、使用終了に伴って終了通知を行う終了通知手段とを有し、前記記憶手段に記憶した基本ソフトウェアによって動作すると共に、使用許可を受けて、ネットワーク接続されたサーバ手段に備えられたアプリケーションソフトウェアが遠隔操作可能となる複数のネットワーク用端末装置と、
    基本ソフトウェアを更に使用可能な数に相当する残存ライセンス数を記憶するライセンス数記憶手段と、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知及び終了通知を受けて前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバ手段から新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更する変更手段と、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行う許容手段とを有し、前記ネットワーク用端末装置にネットワーク接続された第1のライセンス管理サーバ手段及び第2のライセンス管理サーバ手段とを備えて成り、
    前記第1のライセンス管理サーバ手段は、前記初期ライセンス数を自己の前記ライセンス数記憶手段に設定するためのライセンス数設定手段を備え、
    前記第2のライセンス管理サーバ手段は、その電源オンに伴って、前記第1のライセンス管理サーバ手段のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を取得して自己の前記ライセンス数記憶手段に記憶する初期値設定手段を備えると共に、前記第1のライセンス管理サーバ手段の電源がオフ状態のとき、自己のライセンス数記憶手段に記憶された直近の電源オフ時のライセンス数を使用して、前記ネットワーク用端末装置の使用許可又は使用禁止を行うことを特徴とするネットワークシステム
  2. 前記ネットワーク用端末装置は、アプリケーションソフトウェアの使用に際して、前記開始通知手段により前記開始通知を送信することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム
  3. 前記ネットワーク用端末装置は、基本ソフトウェアの使用に際して、前記開始通知手段により前記開始通知を送信することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム
  4. 前記許容手段は、前記開始通知を受信したネットワーク用端末装置に使用許可を求めた基本ソフトウェアが存在しない場合、該基本ソフトウェアを送信することを特徴とする請求項1又は3記載のネットワークシステム
  5. 前記第1のライセンス管理サーバ手段及び第2のライセンス管理サーバ手段を第1のサブネットワークに設けると共に、複数の前記第2のライセンス管理サーバ手段を第2のサブネットワークに設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のネットワークシステム
  6. 基本ソフトウェアを更に使用可能な数に相当する残存ライセンス数を記憶するライセンス数記憶手段と、ネットワーク用端末装置から開始通知及び終了通知を受けて前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を新たな残存ライセンス数に変更すると共に、他のライセンス管理サーバ手段から新たな残存ライセンス数を受信して前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を該残存ライセンス数に変更する変更手段と、前記ネットワーク用端末装置から前記開始通知を受けて、前記ライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数が、基本ソフトウェアを更に使用許可可能な数の場合に該ネットワーク用端末装置の使用許可を行うと共に基本ソフトウェアを更に使用可能な数でない場合に該ネットワーク用端末装置の使用禁止を行う許容手段と、その電源オンに伴って、他のライセンス管理サーバ手段のライセンス数記憶手段に記憶された残存ライセンス数を取得して自己の前記ライセンス数記憶手段に記憶する初期値設定手段を備えると共に、前記他のライセンス管理サーバ手段の電源がオフ状態のとき、自己のライセンス数記憶手段に記憶された直近の電源オフ時のライセンス数を使用して、前記ネットワーク用端末装置の使用許可又は使用禁止を行うことを特徴とするライセンス管理サーバ。
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