JP3871836B2 - 回路設計装置、回路設計方法および回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

回路設計装置、回路設計方法および回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ASIC等の集積回路を製造するためのマスクパターンを設計する回路設計装置、回路設計方法および回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関し、特に、集積回路に起因するEMIノイズや集積回路内部の電源電圧降下を低減したレイアウトのマスクパターンを設計することにより、集積回路のチップ面積の増大を防ぎ、集積回路製造処理に要する労力および時間を大幅に削減する技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ASIC(Application Specific IC)等といった集積回路内に配置された多数の回路素子が同時にスイッチングされると、集積回路の電源配線に瞬間的に大電流が流れる。このようにして発生した電流が集積回路の電源端子から集積回路外部の電源配線に漏れ出すと、電源配線をアンテナとして周囲に電磁波が放射され、電磁妨害(ElectroMagnetic Interference:EMI、以下、EMIと表記)ノイズとして他の電子機器の動作に悪影響を与える。このような背景から、最近では、集積回路の電源電流に起因するEMIノイズの発生を如何に抑えるかが、高速動作、高集積密度の集積回路を製造する上での重要課題の一つとなっており、EMIノイズの発生を抑制するために、集積回路内の電源系にバイパスコンデンサ(以下、パスコンと表記)や抵抗等のノイズ低減用RLC素子を挿入したり、電源系部分を内部回路用と入出力回路用に分離したりするといった措置が取られている。
【0003】
一方、電源配線には、通常、寄生抵抗が存在し、電源配線内に電流が流れると電源電圧降下が生じるが、集積回路の高集積化により電源配線に大電流が流れるようになり、さらには、集積回路の低電圧化に伴い電源電圧降下の許容値が小さくなってきたために、現在では、この電源電圧降下に係るノイズの制御も、EMIノイズの制御と同様、集積回路を製造する上で無視することができない課題の一つとなっている。このため、電源電圧降下に係るノイズの低減のために、例えば、集積回路内にパスコンを挿入して電源補強をする方法(特開平10−242283号公報)や電源配線を追加する方法(特開平11−87518号公報)等の対策がとられている。
【0004】
このように、現在、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズ等、電源系に由来するノイズの制御は、高速動作、高集積密度の集積回路の製造には欠くことができない作業の一つとなっているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来までの電源系に由来するノイズの制御を狙った集積回路の製造処理には、以下に示すような解決すべき技術的課題がある。
【0006】
第一に、一般に、ノイズ特性は電源系の位置により異なるために、ノイズ源であるセルの配置を考慮することによりにノイズの発生を制御することが可能であるのであるが、従来の処理においては、集積回路内のセル配置は全く考慮せずに、電源配線の補強やパスコンの挿入等といった、セル配置が最適化されていれば不必要となる可能性のあるノイズ対策を行ない、集積回路のチップ面積を増大を招き、集積回路製造に要する経費の高騰に繋がっている。
【0007】
第二に、従来の処理では、EMIノイズ又は電源電圧降下に係るノイズのどちらか一方のみの制御が可能であり、EMIノイズおよび電源電圧降下に係るノイズの双方の制御を同時に行ない、双方のノイズを制御したマスクパターンを生成することができない。このため、従来の処理では、電源系に由来するノイズを効率的に制御することに非常に大きな困難を伴う。
【0008】
第三に、従来の処理では、集積回路内のセル配置前に電源系に由来するノイズを見積もり回路設計を行なうために、実際のセル配置を行ない集積回路を製造してみると、場所によってパスコンが不足していたり、不必要なパスコンが配置されていたりする場合があり、非常に効率が悪い。
【0009】
第四に、従来の処理は、自動配置、電源系解析、論理セルの移動処理を順次実行しながら、ノイズの問題箇所をなくしていくというものが一般的であるために、集積回路製造までに非常に多くの労力と時間を要する上に、これらの作業は試行錯誤的に行なわれているために、集積回路製造処理全体が非常に効率の悪いものとなっている。
【0010】
本発明は、上記技術的課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、集積回路製造に要する労力および時間を大幅に削減する回路設計装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は、集積回路製造に要する労力および時間を大幅に削減する回路設計方法を提供することにある。
【0012】
さらに、本発明の他の目的は、集積回路製造に要する労力および時間を大幅に削減する回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、発明者は、マスクパターンの設計段階において、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズといった、電源系に由来するノイズを最適化する方向でセル配置処理を実行することにより、ノイズ低減用RLC素子や補強電源線の挿入によるチップ面積の増大を最小限に抑え、集積回路製造処理に要する労力および時間を大幅に削減することができるという考えに至った。
【0014】
上記の考えに基づいた本発明の第一の特徴は、集積回路を製造するためのマスクパターンを設計する回路設計装置において、回路設計情報に基づいて集積回路内の電源配線を生成する電源配線生成手段と、電源配線および集積回路内の電源系のRLC成分から構成される電源系ネットワークを抽出する電源系ネットワーク抽出手段と、電源系ネットワークから集積回路の各領域の電源系ノイズ伝達特性を抽出する電源系ノイズ伝達特性抽出手段と、電源系ノイズ伝達特性を用いて電源系ノイズの大きさを算出し、算出された電源系ノイズの大きさに基づくコストを減少させるようにセル配置を行うことにより、集積回路内のセル配置を最適化する最適化処理手段と、セル配置に対して自動配線処理を施す自動配線手段とを備える回路設計装置であることにある。
【0015】
上記構成によれば、電源系に由来するノイズを軽減した集積回路を製造することが可能となり、また、ノイズ低減用RLC素子や補強電源線の挿入によるチップ面積の増大を最小限に抑え、集積回路製造処理に要する労力および時間を大幅に削減することができる。
【0016】
また、本発明の第二の特徴は、集積回路を製造するためのマスクパターンを設計する回路設計方法において、コンピュータが、回路設計情報に基づいて集積回路内の電源配線を生成する電源配線生成ステップと、コンピュータが、電源配線および集積回路内の電源系のRLC成分から構成される電源系ネットワークを抽出する電源系ネットワーク抽出ステップと、コンピュータが、電源系ネットワークから集積回路の各領域の電源系ノイズ伝達特性を抽出する電源系ノイズ伝達特性抽出ステップと、コンピュータが、電源系ノイズ伝達特性を用いて電源系ノイズの大きさを算出し、算出された電源系ノイズの大きさに基づくコストを減少させるようにセル配置を行うことにより、集積回路内のセル配置を最適化する最適化処理ステップと、コンピュータが、セル配置に対して自動配線処理を施す自動配線ステップとを有する回路設計方法であることにある。
【0017】
上記構成によれば、電源系に由来するノイズを軽減した集積回路を製造することが可能となり、また、ノイズ低減用RLC素子や補強電源線の挿入によるチップ面積の増大を最小限に抑え、集積回路製造処理に要する労力および時間を大幅に削減することができる。
【0018】
さらに、本発明の第三の特徴は、集積回路を製造するためのマスクパターンを設計する回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体において、コンピュータを、回路設計情報に基づいて集積回路内の電源配線を生成する電源配線生成手段と、電源配線および集積回路内の電源系のRLC成分から構成される電源系ネットワークを抽出する電源系ネットワーク抽出手段と、電源系ネットワークから集積回路の各領域の電源系ノイズ伝達特性を抽出する電源系ノイズ伝達特性抽出手段と、電源系ノイズ伝達特性を用いて電源系ノイズの大きさを算出し、算出された電源系ノイズの大きさに基づくコストを減少させるようにセル配置を行うことにより、集積回路内のセル配置を最適化する最適化処理手段と、セル配置に対して自動配線処理を施す自動配線手段として機能させるための回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体であることにある。
【0019】
上記構成によれば、電源系に由来するノイズを軽減した集積回路を製造することが可能となり、また、ノイズ低減用RLC素子や補強電源線の挿入によるチップ面積の増大を最小限に抑え、集積回路製造処理に要する労力および時間を大幅に削減することができる。
【0020】
ここで、コンピュータ読取り可能な記録媒体としては、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等を用いるこっとが望ましい。
【0021】
また、電源系ノイズ特性として、電磁妨害ノイズ特性および電源電圧降下に係るノイズ特性を抽出するようにすると良い。
【0022】
これにより、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズを軽減した集積回路を製造することが可能となる。
【0023】
さらに、最適化処理内においてセル移動に伴う各領域内のセル容量合計値の変動によるセル容量誤差を判別し、誤差が許容値を越えていたら電源系ネットワーク抽出処理に戻るようにすると良い。
【0024】
これにより、電源系ノイズ特性の抽出誤差を一定に抑えることが可能となり、最適化処理の精度を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図8を参照して、本発明の実施形態に係る回路設計装置、回路設計方法および回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体について詳しく説明する。
【0026】
始めに、図1を参照して、本発明の実施形態に係る回路設計装置の構成について説明する。
【0027】
本発明の実施形態に係る回路設計装置110は、集積回路に起因するEMIノイズや集積回路内の電源電圧降下といった、電源系に由来するノイズ(以下、電源系ノイズと略記)を最適化したレイアウトのマスクパターンを生成し、生成されたマスクパターンを用いて直ちに集積回路を製造することを可能にすべく、露光装置などの回路製造装置150と併せて回路製造システム100を構築しており、集積回路内の電源配線を生成する電源配線生成部111、生成された電源配線および集積回路内の電源系のRLC成分から電源系ネットワークを抽出する電源系ネットワーク抽出部112、抽出された電源系ネットワークから電源系ノイズ特性を抽出するノイズ特性抽出部113、抽出された電源系ノイズ特性を用いて電源系ノイズを最適化するようにセル配置を行なう最適化処理部114、配置されたセル配置情報に基づいてセル間の配線処理を自動的に実行する自動配線部115を具備する。
【0028】
ここで、ノイズ特性抽出部113は、EMIノイズに係るノイズ特性を抽出するEMIノイズ特性抽出部113a、電源電圧降下に係るノイズ特性を抽出する電源電圧降下特性抽出部113bを有し、最適化処理部114は、集積回路内のセル配置処理を実行するセル配置処理部114a、セル配置結果に基づいてそのセル配置のコスト(定義について後述)を算出するコスト算出部114b、集積回路のセル配置に基づいてそのセル配置時のセル容量(定義については後述)を算出するセル容量算出部114c、算出されたコストおよびセル容量に基づいてセル配置の再実行の有無を決定する(最適化処理)を制御する判別部114d、ノイズ制約を満たしていない等、集積回路内の不良箇所を解析・修正するための解析部114eを備える。
【0029】
また、本発明の実施形態に係る回路設計装置110は、回路設計装置110および回路製造装置150に係る各種制御パラメータおよび入力データを入力するための入力部130、生成されたマスクパターン情報やエラー出力等の各種出力情報を出力するための出力部140、および、回路内のセルスイッチングに係る情報を格納するセルスイッチングライブラリ160と接続されている。
【0030】
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る回路設計処理の処理手順について説明する。
【0031】
本発明の実施形態に係る回路設計方法により回路設計処理を行なう際は、以下の処理ステップを実行する。
【0032】
(1)設計する回路の機能情報や構造情報等、マスクパターン生成のために必要な回路設計情報を入力部130を介して回路設計装置110内に入力する(設計情報入力ステップ、S201)。
【0033】
(2)電源配線生成部111において、入力された回路設計情報に基づいて集積回路内の電源配線を生成する(電源配線生成ステップ、S202)。ここで、パスコン、電源抵抗、インダクタ等のノイズ低減用RLC素子が集積回路内に必要であることが事前に判明している場合には、ノイズ低減用RLC素子を電源配線と共に予め敷設しておくようにすると良い。
【0034】
(3)電源系ネットワーク抽出部112において、電源系に寄生するRLC成分を導出した後、電源配線、ノイズ低減用RLC素子および電源系に寄生するRLC成分から構成される電源系ネットワークを抽出する(電源系ネットワーク抽出ステップ、S203)。ここで、本発明の実施形態に係る回路設計処理においては、電源系に寄生するRLC成分を考慮して電源系ネットワークを抽出するが、電源系ノイズ特性を精度良く抽出するために、電源系に寄生するRLC成分の中でも、特に、電源/グラウンド間の容量を精度良く抽出するようにすると良い。なお、本発明の実施形態に係る回路設計処理においては、電源/グラウンド間の容量として、パスコンの容量、電源配線の容量、ウェルの容量、スイッチングしていないセル容量を抽出しているが、第1回目のセル配置処理時のように、前回のセル配置情報が存在しないためにスイッチングしていないセル容量を抽出することができない場合には、集積回路内のスイッチングしていないセル容量の合計値を求め、セル容量の合計値を集積回路内に均等分布させ、その値をスイッチングしていないセル容量として用いることが望ましい。
【0035】
(4)ノイズ特性抽出部113において、抽出した電源系ネットワークに係る電源系ノイズ特性(=ノイズ伝達特性、EMIノイズや電源電圧降下に係る周波数応答Hij(jw)やインパルス応答hij(t)、算出方法について後述)を抽出する(電源系ノイズ特性抽出ステップ、S204)。
【0036】
(5)最適化処理部114において、抽出されたノイズ特性を用いて電源系ノイズを最適化するように集積回路内のセル配置を行なう(最適化処理ステップ、S205)。
【0037】
(6)判別部114dにおいて、セル配置処理により発生する電源系ノイズがノイズ制約を満たしているか否か判別する(ノイズ制約違反判定ステップ、S206)。判別の結果、ノイズ制限を満たしていない場合は(電源配線修正ステップ、S207)へ、ノイズ制約を満たしている場合は(自動配線ステップ、S208)へ移行する。
【0038】
(7)解析部114eにおいて、ノイズ制約を満たしていない回路領域に対して、電源配線の修正やノイズ低減用RLC素子の挿入等の処理を施し、修正後、電源系ネットワーク抽出ステップS203以後の処理を再び実行する(電源配線修正ステップ、S207)。
【0039】
(8)自動配線部115において、セル配置に対して自動配線処理を施し、マスクパターン情報を生成・出力する(自動配線ステップ、S208)。
【0040】
ここで、本発明の実施形態に係る回路設計処理における電源系ノイズ特性抽出ステップでは、EMIノイズ特性および電源電圧降下に係るノイズ特性(=伝達特性)を抽出するために、周波数応答Hij(jw)やインパルス応答hij(t)を算出するが、それぞれのノイズ特性が得られる限りはどのような手法を用いても良く、また、電源系ノイズ特性としてEMIノイズおよび電源電圧降下に係るノイズのみを考慮しているが、例えば、電子移動(ElectroMigration)に係るノイズ等、他の電源系ノイズ特性を抽出して考慮しても良い。すなわち、本発明の回路設計処理は、電源系ノイズ特性を用いてセル配置により電源系ノイズを最適化することに特徴を有しているのであって、電源系ノイズ特性をどのような手法および範囲で抽出しても良いのである。
【0041】
それでは次に、図4を参照して、最適化処理ステップS205の詳細について述べる。本発明の実施形態に係る最適化処理ステップは、以下のサブステップにより行なわれる。
【0042】
(5−1)集積回路内に配置されたセルを移動する(セル移動ステップ、S401)。
【0043】
(5−2)セル移動ステップの結果得られた新しいセル配置に係るコストを算出する(コスト算出ステップ、S402)。ここで、本発明の実施形態に係る回路設計処理において用いる「コスト」の定義について説明する。「コスト」とは、従来の回路設計処理において見られるように、最適なマスクパターン設計のための最適化パラメータの一つであり、セル配置から見積もられる総配線長等が使用される。すなわち、コストが総配線長として定義されている場合には、コストが小さくなる(=総配線長が小さくなる)方向にセルを最適配置し、マスクパターンを設計するのである。今回、本発明の実施形態に係る回路設計処理において用いる「コスト」は、使用目的についてはこの従来までの「コスト」と同じなのであるが、最適化パラメータには、従来までの総配線長等の条件に加え、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズに関するコストが加味されており、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズを最適化することが可能となっているのである。ここで、EMIノイズおよび電源電圧降下に係るノイズに関する「コスト」の定義についてさらに詳しく説明する。
【0044】
始めに、EMIノイズに関するコストの定義について説明する。
【0045】
今、EMIノイズに関するノイズ制約が、図7に示すような、周波数ωにおいて許容される電源端子の電流スペクトル強度Imax(ω)として与えられるものとすると、EMIノイズに関するコストCEMIは、各電源端子における電源電流スペクトルI’j(jω)と電流スペクトル強度Imax(ω)の大きさを比較することにより、(数1)のように定義される。
【0046】
【数1】
Figure 0003871836
ここで、wjnはノイズ制約を考慮するための重み係数であり、(数2)のように定義される。
【0047】
【数2】
Figure 0003871836
αは100〜1000程度の1よりも大きな値である。
【0048】
これにより、ノイズ制約違反(I’j(jω)>Imax(ω))がある場合には、EMIノイズに関するコストCEMIの値が非常に大きくなるために、CEMIを小さくする方向にセル配置を行なうことで、EMIノイズが低減された最適なセル配置を容易に生成することができ、集積回路製造に要する労力および時間を大幅に削減することが可能となるのである。
【0049】
ここで、電源端子jにおける電源電流スペクトルI’j(jω)の算出方法について説明する。本発明の実施形態に係る回路設計処理において、電源電流スペクトルI’j(jω)を算出する際は、始めに、回路領域を図6(a)に示すように適当な大きさの複数の領域iに分割し、各領域iの電源電流波形ii(t)を抽出した後、電源電流波形ii(t)を高速フーリエ変換等の手法によりフーリエ変換して電源電流スペクトルIi(jω)を求める。その後、電源系ネットワークはRLC素子のみを含む線形回路であるために各領域iにおける電流の重ねあわせの原理が成り立つとして、電源電流スペクトルIi(jω)と(数3)に示す周波数応答式Hij(jω)(=電源系ノイズ特性抽出ステップにおいて算出)から、(数4)に示す電源端子jにおける電源電流スペクトルI’j(jω)を抽出する。
【0050】
【数3】
Figure 0003871836
【数4】
Figure 0003871836
ここで、(数3)に示す周波数応答Hij(jω)の式は、領域iにおける電源電流Iiを入力、電源端子jにおける電源電流I'jを出力とした時のものであり、電源系ネットワーク内の領域iと電源端子jの各組み合わせについて求めるものとする。したがって、分割した回路領域がm個、集積回路の電源端子がn個ある場合には、(数3)で記述される周波数応答をm×n個求めることになる。
【0051】
このように、本発明の実施形態に係る回路設計処理においては、分割した各回路領域の電源電流波形ii(t)と(式3)で記述される周波数応答Hij(jω)から、各電源端子jにおける電源電流スペクトルI’j(jω)を算出するのである。
【0052】
なお、電源電流スペクトルI’j(jω)を算出する際に用いる電源電流波形ii(t)は以下に示す方法により求めると良い。すなわち、始めに、セルスイッチングライブラリ160から各セルにおけるスイッチング波形を生成した後、セルスイッチングイベント情報に基づいて、セルのスイッチングイベントが発生した時刻におけるセルのスイッチング電流波形を合成していくことにより、領域内の電源電流波形ii(t)を求める。ここで、セルスイッチングライブラリ160には、セルがスイッチングした時に流れる電流波形を保存しておくものとする。また、スイッチング波形は入力スルーや出力負荷に依存して変化するため、入力スルーおよび出力負荷の幾つかの代表値の組み合わせに対する電流波形を保存しておき、中間の入力スルーと出力負荷の値に対しては補間処理等により各電流波形を求めるようにする。なお、入力スルーや出力負荷を求めるためには配線容量に関する情報が必要となるが、配置処理の時点では配線に関する情報はまだ存在しないので、セルの配置情報から概略配線長を見積もることで配線容量を求めるようにすると良い。また、セルスイッチングイベント情報は、例えば、論理シミュレーション等の処理により求めるようにすると良い。
【0053】
次に、電源電圧降下に関するコストの定義について説明する。
【0054】
電源電圧降下に関するコストCvdropは、電源電圧波形vj(t)のピーク値から各領域jにおける電源電圧降下値vdropjを算出し、電源電圧降下値vdropjと電源源電圧降下の許容値vdrop_maxの大きさを比較することにより、(数5)ように定義する。
【0055】
【数5】
Figure 0003871836
ここで、wjはノイズ制約を考慮するための重み係数であり、(数6)のように定義される。
【0056】
【数6】
Figure 0003871836
αは100〜1000程度の1よりも大きな値とする。
【0057】
これにより、ノイズ制約違反がある(vdropj>vdrop_max)場合には、電源電圧降下に関するコストコストCvdropの値が非常に大きくなるために、コストCvdropを小さくする方向にセル配置を行なうことで、電源電圧降下による影響を削減した最適なセル配置を容易に生成することができ、集積回路製造に要する労力および時間を大幅に削減することが可能となるのである。
【0058】
ここで、各回路領域jにおける電源電圧波形vj(t)の算出方法について説明する。本発明の実施形態に係る回路設計処理において、各回路領域jにおける電源電圧波形vj(t)を算出する際は、始めに、チップ内部を適当な大きさの複数の領域に分割し、各領域iの電源電流波形ii(t)をフーリエ変換し電源電流スペクトルIi(jω)を求め、その後、やはりEMIノイズ特性を抽出する際と同様、重ねあわせの原理を利用して、(数8)により電源電圧スペクトルVj(jω)を算出し、算出された電源電圧スペクトルVj(jω)に対して、高速逆フーリエ変換手法等を用いて逆フーリエ変換を施すことにより、電源電圧波形vj(t)を抽出する。
【0059】
【数7】
Figure 0003871836
【数8】
Figure 0003871836
ここで、(数7)に示す周波数応答Hij(jω)(=電源系ノイズ特性抽出ステップにおいて算出)は、領域iにおける電源電流Iiを入力、領域jにおける電源電圧Vjを出力とした時のものであり、電源系ネットワーク内の領域iと領域jの各組み合わせについて求めるものとする。したがって、分割した回路領域がm個、集積回路の電源端子がn個ある場合には、(数7)で記述される周波数応答をm×n個求める。
【0060】
このように、本発明の実施形態に係る回路設計処理においては、分割した各回路領域の電源電流波形ii(t)と(数7)で記述される周波数応答Hij(jω)から、各回路領域jにおける電源電圧波形vj(t)を抽出するものとする。
【0061】
なお、各回路領域jにおける電源電圧波形vj(t)は以下のように抽出しても良い。すなわち、始めに、領域iにおける電源電流Iiを入力、領域jにおける電源電圧Vjを出力とした時の伝達関数Hij(s)を、(数9)を用いて領域iと領域jの各組み合わせについて算出し、算出された伝達関数Hij(s)を(数10)に示すように逆ラブラス変換することによりインパルス応答hij(t)を求める。なお、このインパルス応答は、領域がm個ある時は、m×m個求めることになる。
【0062】
【数9】
Figure 0003871836
【数10】
Figure 0003871836
続いて、(式10)により算出されたインパルス応答hij(t)と領域iにおける電源電流波形ii(t)を(数11)に導入することにより、電源電圧波形vj(t)を抽出するのである。
【0063】
【数11】
Figure 0003871836
ここで、(数10)におけるhij(t)*ii(t)は、(式12)により記述される畳み込み積分を示す。
【0064】
【数12】
Figure 0003871836
(5−3)算出されたコストがセル移動前後で減少しているか否か判別する(コスト判別ステップ、S403)。判別の結果、コストが減少している場合は(セル配置確定ステップ、S404)へ、減少していない場合は、(終了条件判別ステップ、S405)へ移行する。
【0065】
(5−4)セル移動ステップS401後のセル配置情報を確定し、保存する(セル配置確定ステップ、S404)。
【0066】
(5−5)総配線長や電源ノイズ等を考慮した全体のコストが所定の値以下となっているか否か等といった、終了条件が満足されているか否か判別する(終了条件判別ステップ、S405)。判別の結果、満足されている場合は最適化処理終了、満足されていない場合は、再び(セル移動ステップ、S401)以後の処理を実行する。
【0067】
このように、本発明の実施形態に係る回路設計処理においては、電源系ノイズを最適にする方向でセル配置処理を行ない、回路製造に必要とされるマスクパターンを生成するので、電源系ノイズが低減された回路製造が容易となり、また、電源配線の修正やノイズ低減用RLC素子の挿入等の修正処理を最低限に抑えることができるので、回路製造に要する労力および時間を大幅に軽減することができるのである。
【0068】
なお、上記の最適化処理ステップの変形例として、図に示すように、セル容量誤差判別ステップS05を最適化処理ステップの一つに加えても良い。すなわち、今、電源系ネットワークを抽出した際の各領域のスイッチングしていないセル容量の合計値をCcelli、セル移動ステップS01以後の各領域iのスイッチングしていないセル容量の合計値をCcell’i、スイッチングしていないセル容量の誤差許容値をΔCcell_maxとし、スイッチングしていないセル容量の誤差が許容値以下であるか判別するために、セル容量誤差判別ステップS05において、以下の条件式が全ての回路領域iにおいて成立するか否か判別する。
【0069】
(条件式)|Ccelli−Ccell’i|≦ΔCcell_max
そして、|Ccelli−Ccell’i|>ΔCcell_maxとなる回路領域が存在する場合には、より精度の高いセル容量の値を用いて電源系ネットワークを抽出するために、再び電源系ネットワーク抽出ステップS203に再び移行し、存在しない場合には、図に示す処理と同様の終了条件判別ステップS06に移行する。これにより、電源系ノイズ特性の精度を保ちつつ、電源系ノイズを最適化する方向でセル配置処理を実行することができる。
【0070】
最後に、本発明の回路設計システム100は、例えば、図8に示す構成のような概観を有する。つまり、本発明の実施形態に係わる回路設計装置110はコンピュータシステム80内に回路設計装置110の各要素を内蔵することにより構成される。コンピュータシステム80は、フロッピーディスクドライブ81および光ディスクドライブ83を備えている。そして、フロッピーディスクドライブ81に対してはフロッピーディスク82、光ディスクドライブ83に対しては光ディスク84を挿入し、所定の読み出し操作を行うことにより、これらの記録媒体に格納された製造プロセス制御プログラムをシステム内にインストールすることができる。また、所定のドライブ装置を接続することにより、例えば、メモリ装置の役割を担うROM85や、磁気テープ装置の役割を担うカートリッジ86を用いて、インストールやデータの読み書きを実行することもできる。
【0071】
さらに、本発明の回路設計装置110は、プログラム化しコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存しても良い。そして、プロセスを評価する際は、この記録媒体をコンピュータシステムに読み込ませ、コンピュータシステム内のメモリ等の記憶部にプログラムを格納し、回路設計プログラムを演算装置で実行することにより、本発明の回路設計装置およびその方法を実現することができる。ここで、記録媒体とは、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのプログラムを記録することができるようなコンピュータ読み取り可能な媒体などが含まれる。
【0072】
このように、本発明はここでは記載していない様々実施の形態等を包含するということは十分に理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ限定されるものでなければならない。
【0073】
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明の回路設計装置によれば、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズ等といった電源系ノイズを最適化する方向でセル配置処理を実行することにより、電源系ノイズの発生を軽減した集積回路の製造が可能となり、さらに、ノイズ低減用RLC素子や補強電源線の挿入によるチップ面積の増大を最小限に抑え、回路製造に要する労力および時間を大幅に削減を実現することができるのである。
【0074】
また、本発明の回路設計方法によれば、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズ等といった電源系ノイズを最適化する方向でセル配置処理を実行することにより、電源系ノイズの発生を軽減した集積回路の製造が可能となり、さらに、ノイズ低減用RLC素子や補強電源線の挿入によるチップ面積の増大を最小限に抑え、回路製造に要する労力および時間を大幅に削減を実現することができるのである。
【0075】
さらに、本発明の回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体によれば、EMIノイズや電源電圧降下に係るノイズ等といった電源系ノイズを最適化する方向でセル配置処理を実行することにより、電源系ノイズの発生を軽減した集積回路の製造が可能となり、さらに、ノイズ低減用RLC素子や補強電源線の挿入によるチップ面積の増大を最小限に抑え、回路製造に要する労力および時間を大幅に削減を実現することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る回路設計装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る回路設計方法を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の実施形態に係る最適化処理を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の実施形態に係る最適化処理の応用例を示すフローチャート図である。
【図5】EMIノイズ特性および電源電圧降下に係るノイズ特性の抽出方法を説明するための図である。
【図6】EMIノイズに係るコストの算出方法を説明するための図である。
【図7】本発明の実施形態に係る回路設計装置の概観を示す図である。
【符号の説明】
80 コンピュータシステム
81 フロッピードライブ
82 フロッピーディスク
83 光ディスクドライブ
84 光ディスク
85 ROM
86 カートリッジ
100 回路製造システム
110 回路設計装置
111 電源配線生成部
112 電源系ネットワーク抽出部
113 ノイズ特性抽出部
113a EMIノイズ特性抽出部
113b 電源電圧降下特性抽出部
114 最適化処理部
114a セルは位置処理部
114b コスト算出部
114c セル容量算出部
114d 判別部
114e 解析部
115 自動配線部
130 入力部
140 出力部
150 集積回路製造装置
160 セルスイッチングライブラリ

Claims (9)

  1. 集積回路を製造するためのマスクパターンを設計する回路設計装置において、
    回路設計情報に基づいて集積回路内の電源配線を生成する電源配線生成手段と、
    前記電源配線および集積回路内の電源系のRLC成分から構成される電源系ネットワークを抽出する電源系ネットワーク抽出手段と、
    前記電源系ネットワークから集積回路の各領域の電源系ノイズ伝達特性を抽出する電源系ノイズ伝達特性抽出手段と、
    前記電源系ノイズ伝達特性を用いて電源系ノイズの大きさを算出し、算出された電源系ノイズの大きさに基づくコストを減少させるようにセル配置を行うことにより、集積回路内のセル配置を最適化する最適化処理手段と、
    前記セル配置に対して自動配線処理を施す自動配線手段と
    を備えることを特徴とする回路設計装置。
  2. 前記電源系ノイズ伝達特性として、電磁妨害ノイズ伝達特性および若しくは電源電圧降下に係るノイズ伝達特性を抽出することを特徴とする請求項1に記載の回路設計装置。
  3. 前記最適化処理手段内に、セル移動に伴う各領域内のセル容量合計値の変動によるセル容量誤差を判別するセル容量誤差判別手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路設計装置。
  4. 集積回路を製造するためのマスクパターンを設計する回路設計方法において、
    コンピュータが、回路設計情報に基づいて集積回路内の電源配線を生成する電源配線生成ステップと、
    コンピュータが、前記電源配線および集積回路内の電源系のRLC成分から構成される電源系ネットワークを抽出する電源系ネットワーク抽出ステップと、
    コンピュータが、前記電源系ネットワークから集積回路の各領域の電源系ノイズ伝達特性を抽出する電源系ノイズ伝達特性抽出ステップと、
    コンピュータが、前記電源系ノイズ伝達特性を用いて電源系ノイズの大きさを算出し、算出された電源系ノイズの大きさに基づくコストを減少させるようにセル配置を行うことにより、集積回路内のセル配置を最適化する最適化処理ステップと、
    コンピュータが、前記セル配置に対して自動配線処理を施す自動配線ステップと
    を有することを特徴とする回路設計方法。
  5. 前記電源系ノイズ伝達特性として、電磁妨害ノイズ伝達特性および若しくは電源電圧降下に係るノイズ伝達特性を抽出することを特徴とする請求項4に記載の回路設計方法。
  6. 前記最適化処理ステップ内に、セル移動に伴う各領域内のセル容量合計値の変動によるセル容量誤差を判別するセル容量誤差判別ステップを有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の回路設計方法。
  7. 集積回路を製造するためのマスクパターンを設計する回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体において、
    コンピュータを、
    回路設計情報に基づいて集積回路内の電源配線を生成する電源配線生成手段と、
    前記電源配線および集積回路内の電源系のRLC成分から構成される電源系ネットワークを抽出する電源系ネットワーク抽出手段と、
    前記電源系ネットワークから集積回路の各領域の電源系ノイズ伝達特性を抽出する電源系ノイズ伝達特性抽出手段と、
    前記電源系ノイズ伝達特性を用いて電源系ノイズの大きさを算出し、算出された電源系ノイズの大きさに基づくコストを減少させるようにセル配置を行うことにより、集積回路内のセル配置を最適化する最適化処理手段と、
    前記セル配置に対して自動配線処理を施す自動配線手段と
    として機能させるための回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  8. 前記電源系ノイズ伝達特性として、電磁妨害ノイズ伝達特性および若しくは電源電圧降下に係るノイズ特性を抽出することを特徴とする請求項7に記載の回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  9. 前記最適化手段が、セル移動に伴う各領域内のセル容量合計値の変動によるセル容量誤差を判別することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の回路設計プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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