JP3870138B2 - オーディオシステム、電子機器および状態表示方法 - Google Patents

オーディオシステム、電子機器および状態表示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、オーディオシステム、電子機器および状態表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パーソナルコンピュータ(パソコン)等のコントロール機器に接続されて使用されるプリンタやモデム等の電子機器が知られている。このような電子機器は、例えば、RS232Cやセントロニクス等のインタフェースを備えており、所定のケーブルを介してコントロール機器と接続され、コントロール機器からの制御等に従って動作する。
最近では、パソコン等(コントロール機器)に採用されたインタフェース規格としてUSB(Universal Serial Bus)等が注目されている。このUSBは、パソコンにおいて導入されている一般的なOS(Operating System)にてサポートされており、パソコンの電源を入れたままで電子機器を接続できるホット・プラグ・インや、電子機器を使用するための設定を自動的に行えるプラグ・アンド・プレイが特徴となっている。
【0003】
このUSBは、マルチメディアデバイスに分類される電子機器を想定した「アイソクロナス(Isochronous)転送」をサポートしており、例えば、パソコン(コントロール機器)からオーディオ装置(電子機器)に向けて、リアルタイムにオーディオデータを送信することができる。この際、USBにより送られるオーディオデータがデジタルデータであるため、ノイズ等の影響を受けにくく、オーディオ装置にて高音質の楽曲音を出力することができる。
【0004】
また、このようなオーディオ装置は、一般に、CD(コンパクトディスク)やMD(ミニディスク)等の再生(録音)が可能であり、USBを介してパソコンに接続された際に、パソコンからの制御に従って、音楽CDや音楽MDの再生等を行うことができる。具体的にパソコンには、オーディオ装置をコントロールするアプリケーションプログラム(オーディオ制御ソフトウェア)が、ハードディスク等に実行可能に格納されている。そして、利用者は、オーディオ制御ソフトウェアの実行を指示し、パソコンのディスプレイに表示されるGUI(Graphical User Interface)を通じて、マウス等により、音楽CDや音楽MDの再生等をオーディオ装置に指示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したオーディオ装置は、一般に、パソコンと分離中でも(USB非接続状態でも)、使用可能となっている。つまり、単独でも音楽CDや音楽MDの再生等を行うことができるように、オーディオ装置には、操作部(キースイッチ群)が配置されている。
それでも、オーディオ装置がパソコンと接続された状態において、このような操作部が利用者に操作されると、パソコン側とオーディオ装置との間で不整合が生じるおそれがある。つまり、利用者は、オーディオ制御ソフトウェアによる操作と、オーディオ装置本体の操作部からの操作とが可能となり、その結果、オーディオ装置の管理上において不整合が発生する可能性が高くなる。
【0006】
このような不整合の発生を防止するためには、パソコン側の操作とオーディオ装置側の操作とを統合し、一元管理することが求められる。例えば、パソコン側のオーディオ制御ソフトウェアが、オーディオ装置側の操作をも管理できれば、操作の不整合の発生を防止可能である。
【0007】
しかしながら、オーディオ制御ソフトウェアがパソコンにて起動済みでないと、オーディオ装置側の操作が有効とならないこととなる。つまり、オーディオ装置がパソコンと接続された状態であっても、オーディオ制御ソフトウェアが未起動であったり、起動途中であった場合には、オーディオ装置側の操作がパソコン側に受け付けられない。
この場合、オーディオ装置を操作する利用者は、パソコン(オーディオ制御ソフトウェア)の状態を知り得ないため、オーディオ装置の故障と誤解してしまうこともある。
【0008】
つまり、オーディオ装置がパソコンと接続された状態における不整合の発生を防止するだけでなく、パソコン(オーディオ制御ソフトウェア)の状態を利用者に報知することも求められていた。
【0009】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、不整合の発生を防止しつつ、適切な動作を行うと共に、システムの状態を適切に報知することのできるオーディオシステム、電子機器および状態表示方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るオーディオシステムは、
所定のインタフェースを介してオーディオ装置とコントロール機器とが、接離自在に接続されるオーディオシステムであって、
前記オーディオ装置は、
前記コントロール機器との接続状態を検出する検出手段と、
前記検出手段にて検出された接続状態を表す情報を生成する情報生成手段と、
前記情報生成手段が生成した情報を表示する表示手段と、
指示情報を入力する指示情報入力手段と、
前記検出手段により前記コントロール機器との接続完了が検出された状態において、前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、インタフェースを介して前記コントロール機器に転送する転送手段と、
前記転送手段が転送した指示情報に応答して前記コントロール機器から送られる制御データを、インタフェースを介して受信する制御データ受信手段と、
前記制御データ受信手段が受信した制御データに従って、所定の動作を行う制御手段と、を備え、
前記コントロール機器は、
前記オーディオ装置と接続された状態において、前記転送手段により転送された指示情報を、インタフェースを介して受信する指示情報受信手段と、
前記指示情報受信手段が受信した指示情報に対応する制御データを生成する制御データ生成手段と、
前記制御データ生成手段が生成した制御データを、インタフェースを介して前記オーディオ装置に送信する制御データ送信手段と、を備え、
前記検出手段は、前記コントロール機器との接続が確立済みであるか否かを検出し、
前記情報生成手段は、前記検出手段により前記コントロール機器との接続が確立済みでないと判別された場合に、接続が確立途中であることを表す情報を生成し、前記コントロール機器との接続が確立済みであると判別された場合に、接続が確立済みであることを表す情報を生成する、
ことを特徴とする。
【0012】
前記コントロール機器は、前記指示情報受信手段、前記制御データ生成手段、及び、前記制御データ送信手段を制御するためのアプリケーションソフトウェアを実行自在なコンピュータ機器からなり、
前記オーディオ装置は、
前記コントロール機器にて前記アプリケーションソフトウェアが起動済みであるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記アプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、前記アプリケーションソフトウェアの起動を指示する指示情報を、前記コントロール機器に向けて送信する指示情報送信手段と、を更に備え、
前記情報生成手段は、前記判別手段により前記アプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、前記アプリケーションソフトウェアが起動途中であることを表す情報を生成してもよい。
【0013】
前記オーディオ装置は、前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、前記転送手段により前記コントロール機器に転送するか、前記制御手段にそのまま供給するかを選択する選択手段を更に備えてもよい。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る電子機器は、
所定のインタフェースを介して外部のコントロール機器と接離自在に接続される電子機器であって、
インタフェースを介したコントロール機器との接続状態を検出する検出手段と、
前記検出手段にて検出された接続状態を表す情報を生成する情報生成手段と、
前記情報生成手段が生成した情報を表示する表示手段と、
電子機器自身に向けられた指示情報を入力する指示情報入力手段と、
前記検出手段によりコントロール機器との接続が検出された状態において、前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、インタフェースを介してコントロール機器に転送する転送手段と、
前記転送手段が転送した指示情報に応答してコントロール機器から送られる制御データを、インタフェースを介して受信する制御データ受信手段と、
前記制御データ受信手段が受信した制御データに従って、所定の動作を行う制御手段と、
を備え
前記検出手段は、コントロール機器との接続が確立済みであるか否かを検出し、
前記情報生成手段は、前記検出手段によりコントロール機器との接続が確立済みでないと判別された場合に、接続が確立途中であることを表す情報を生成し、コントロール機器との接続が確立済みであると判別された場合に、接続が確立済みであることを表す情報を生成する、
ことを特徴とする。
【0016】
上記の電子機器は、コントロール機器にて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みであるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、特定のアプリケーションソフトウェアの起動を指示する指示情報を、コントロール機器に向けて送信する指示情報送信手段と、を更に備え、
前記情報生成手段は、前記判別手段により特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、アプリケーションソフトウェアが起動途中であることを表す情報を生成してもよい。
【0017】
上記の電子機器は、前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、前記転送手段により前記コントロール機器に転送するか、前記制御手段にそのまま供給するかを選択する選択手段を更に備えてもよい。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る状態表示方法は、
所定のインタフェースを介して外部のコントロール機器と接離自在に接続される電子機器における状態表示方法であって、
インタフェースを介したコントロール機器との接続状態を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにて検出された接続状態を表す情報を生成する情報生成ステップと、
前記情報生成ステップにて生成された情報を所定の表示部に表示する表示ステップと、を備え、
前記検出ステップは、コントロール機器との接続が確立済みであるか否かを検出し、
前記情報生成ステップは、前記検出ステップにてコントロール機器との接続が確立済みでないと判別された場合に、接続が確立途中であることを表す情報を生成し、コントロール機器との接続が確立済みであると判別された場合に、接続が確立済みであることを表す情報を生成する、
ことを特徴とする。
【0019】
上記の状態表示方法は、コントロール機器にて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みであるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、特定のアプリケーションソフトウェアの起動を指示する指示情報を、コントロール機器に送信する指示情報送信ステップと、を更に備え、
前記情報生成ステップは、前記判別ステップにて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、アプリケーションソフトウェアが起動途中であることを表す情報を生成してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかるオーディオシステムについて、以下図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、この発明の実施の形態に適用されるオーディオシステムの構成の一例を示すブロック図である。図示するように、このオーディオシステムは、オーディオ装置1と、パソコン(パーソナルコンピュータ)3とが、USB(Universal Serial Bus)ケーブルCを介して接続されて構成される。
なお、USBケーブルCは、利用者により着脱可能となっている。また、USBケーブルCには、USB規格に従って、通信ライン(D+,D−)及びVBUS(電源ライン)が含まれている。
【0022】
オーディオ装置1は、USBインタフェースを備えた電子機器であり、一例として、MD(ミニディスク)及び、CD(コンパクトディスク)を再生(録音)可能な録音再生機器である。
このオーディオ装置1は、図示するように、USBハブ11と、USB I/F12,13と、MD制御モジュール14と、USBオーディオ15と、セレクタ16と、アンプ17と、スピーカ18と、内部バス19と、操作部20と、オーディオマイコン21と、表示部22と、処理制御部23と、マルチデコードDSP24と、ROM25と、RAM26と、ドライブコントローラ27と、CDドライブユニット28と、から構成される。
【0023】
USBハブ11は、USB規格に従った通信データの分岐及び収集を行う。具体的にUSBハブ11は、USB I/F12,13とパソコン3との間における制御データ等の通信を中継し、また、MD制御モジュール14とパソコン3との間における転送楽曲データ等の通信を中継し、更に、USBオーディオ15とパソコン3との間におけるUSB音声信号等の通信を中継する。
【0024】
USB I/F(USBインタフェース)12,13は、それぞれUSB規格に従った通信機能を有するICであり、制御データ(フレームデータ)等を、USBハブ11を介してパソコン3との間で送受信する。
そして、USB I/F12(ブリッジ)は、USBハブ11と内部バス19とを接続するブリッジであり、内部バス19に接続された各モジュール(処理制御部23〜ドライブコントローラ27等)の通信を中継する。
例えば、USB I/F12は、パソコン3から送られたCDドライブユニット28への制御データ(アクセス指令等)を受信すると、内部バス19を介してドライブコントローラ27にアクセス指令等を送信する。そして、パソコン3は、USB I/F12等を介して、CDドライブユニット28に装填されたCDから楽曲データ等を読み出す。
【0025】
一方、USB I/F13(コントロール)は、オーディオマイコン21から供給される制御データ(指示情報等)を、USBハブ11を介してパソコン3に向けて送信する。また、USB I/F13は、パソコン3から送られる制御データ(動作指令情報)をUSBハブ11を介して受信し、受信した制御データをオーディオマイコン21に供給する。
なお、USB I/F13は、USBケーブルCのVBUSにより供給される電源電圧の有無等を逐次検出することにより、オーディオ装置1がUSBケーブルCを介してパソコン3と接続された状態であるか否かを判別する。
また、USB I/F13は、USBケーブルCを介してパソコン3から供給されるSOF(USBプロトコル上の1ミリ秒毎のパケット)の有無等を検出することにより、パソコン3との接続が確立済みであるか否かを判別する。
【0026】
MD制御モジュール14は、例えば、NetMD(登録商標)規格に準拠したモジュールであり、パソコン3から送られる暗号化された楽曲データ(PCMデータ/ATRAC3方式にて圧縮されたデータ)等を受信、復号して、数倍速〜数十倍速にてMDに記録する。その際、MD制御モジュール14は、著作権保護のためのコンテンツハッシュ(楽曲データから一意に求められた特定情報)をパソコン3に送信する。
また、MD制御モジュール14は、楽曲データを記録したMDを再生し、そしてデコードして得た音声信号A1を、セレクタ16を介してアンプ17等に順次供給する。
【0027】
USBオーディオ15は、例えば、USB規格に従った通信機能を併せ持つCODEC(COder/DECoder)用IC等からなり、USBハブ11を介してパソコン3から供給されたUSB音声信号(アイソクロナス転送のフレーム等)を順次取得する。そして、取得したUSB音声信号をデコードして得られた音声信号A2を、セレクタ16を介してアンプ17等に順次供給する。
また、USBオーディオ15は、セレクタ16にて選択された音声信号を、USB音声信号に変換して、USBハブ11に供給する。
【0028】
セレクタ16は、例えば、3入力1出力のセレクタ回路等からなり、MD制御モジュール14、USBオーディオ15、及び、マルチデコードDSP24から供給される音声信号A1〜A3をそれぞれ入力し、オーディオマイコン21から供給される切換信号等に従って、何れか一つの音声信号を選択する。セレクタ16は、選択した音声信号をアンプ17を介してスピーカ18等に出力する。
【0029】
アンプ17は、増幅回路等からなり、セレクタ16にて選択され出力された音声信号を適宜増幅して、スピーカ18及びUSBオーディオ15に供給する。
【0030】
スピーカ18は、アンプ17にて増幅された音声信号を入力し、入力した音声信号に従って、所定の楽曲音等を発する。
【0031】
内部バス19は、処理制御部23と、マルチデコードDSP24と、ROM25と、RAM26と、ドライブコントローラ27とを共通路にて接続するバスであり、主に、処理制御部23と、マルチデコードDSP24〜ドライブコントローラ27との間で必要な情報(信号)を伝送する。
【0032】
操作部20は、例えば、オーディオ装置の前面に配置された複数のキースイッチ群からなり、利用者の操作(押下等)に従った指示情報をオーディオマイコン21に供給する。
具体的に操作部20は、図2に示すように、MDの再生を指示するMD再生キー(MD PLAY)、CDの再生を指示するCD再生キー(CD PLAY)、及び、MD再生やCD再生の停止を指示する停止キー(STOP)等を含んで構成される。
【0033】
図1に戻って、オーディオマイコン21は、例えば、1チップマイコン等からなり、USB I/F13、セレクタ16、MD制御モジュール14、及び、処理制御部23等を制御する。
具体的にオーディオマイコン21は、操作部20から供給される指示情報や、パソコン3からUSB I/F13を介して送られる制御データに従って、処理制御部23を制御し、ドライブコントローラ27を通じて、CDドライブユニット28にCDを再生等させる。その際、オーディオマイコン21と処理制御部23との間では、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)通信にて、マクロコマンド(例えば、PLAYやSTOP等)がやり取りされる。
また、オーディオマイコン21は、同様に、指示情報や制御データに従って、MD制御モジュール14を制御して、MDから楽曲データを再生し、また、MDに楽曲データを記録する。その際、オーディオマイコン21とMD制御モジュール14との間でも、UART通信にて、マクロコマンドがやり取りされる。
【0034】
なお、オーディオマイコン21は、USB I/F13を介して、オーディオ装置1とパソコン3とのUSBケーブルCによる接続の有無を逐次検出すると共に、パソコン3におけるGUIアプリケーション3aの起動状況等を検出している。そして、オーディオマイコン21は、オーディオ装置1が、パソコン3と非接続状態(分離中)であるか、接続途中状態(接続確立途中、及び、接続確立済みでGUIアプリケーション3aが起動途中)であるか、或いは、接続完了状態(接続確立済みでGUIアプリケーション3aが起動済み)であるかを判別し、判別結果に応じて、それぞれ異なった制御を行う。
つまり、オーディオマイコン21は、オーディオ装置1がパソコン3と分離中ある場合に、操作部20から供給された指示情報に従って、そのまま処理制御部23やMD制御モジュール14等を制御する。
【0035】
また、パソコン3と接続途中である場合に、オーディオマイコン21は、接続確立途中であることを示すメッセージや、パソコン3のGUIアプリケーション3aが起動途中であることを示すメッセージ等を生成して、表示部22に表示する。
【0036】
更に、パソコン3との接続が完了した場合に、オーディオマイコン21は、操作部20から供給された指示情報を、USB I/F13等を介してパソコン3に転送する。そして、転送した指示情報に応答してパソコン3から送られる同等の制御データを、USB I/F13等を介して受信すると、受信した制御データに従って、処理制御部23やMD制御モジュール14等を制御する。
なお、この状態で、パソコン3側の操作(利用者によるキーボードやマウス等の操作)に従った制御データが送られる場合もある。この場合も、オーディオマイコン21は、パソコン3から送られる制御データをUSB I/F13等を介して受信し、受信した制御データに従って、処理制御部23やMD制御モジュール14等を制御する。
【0037】
表示部22は、液晶表示パネル等からなり、オーディオマイコン21から供給される表示用データに従って、オーディオ装置1の動作状況を示す文字や図形等を表示する。
例えば、表示部22は、オーディオ装置1がパソコン3と接続途中である場合に、接続確立途中であることを示すメッセージや、パソコン3のGUIアプリケーション3aが起動途中であることを示すメッセージを表示する。
【0038】
処理制御部23は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、例えば、ROM25に記憶されたプログラム(RAM26にロードされたプログラム)に従って、マルチデコードDSP24やドライブコントローラ27等を制御する。
例えば、処理制御部23は、ドライブコントローラ27を通じて、CDドライブユニット28に装填されたCDから所定の音楽フォーマットの楽曲データを読み出し、読み出した楽曲データをマルチデコードDSP24に転送することにより、楽曲データを再生する。
【0039】
マルチデコードDSP24は、例えば、CD−DA(CD Digital Audio)、MP3(MPEG1 Audio Layer-3)、及び、WMA(Windows(R) Media Audio)等といった複数の音楽フォーマット(エンコード方式や圧縮方式)に対応し、CDから読み出された楽曲データを適宜デコードし、音声信号A3を生成する。
マルチデコードDSP24は、生成した音声信号A3をセレクタ16に供給する。
【0040】
ROM(Read Only Memory)25は、例えば、書き換え可能な読み出し専用メモリであるフラッシュROMからなり、処理制御部23が実行するプログラム等を予め記憶する。
【0041】
RAM(Random Access Memory)26は、例えば、バスクロックに同期して動作するSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)等からなり、ROM25内に記憶されたプログラムをロードする。また、RAM26は、処理制御部23がプログラムを実行する際に必要となるワークデータ等を記憶する。
【0042】
ドライブコントローラ27は、例えば、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)規格のコントローラ等からなり、CDドライブユニット28を制御する。
すなわち、ドライブコントローラ27は、CDドライブユニット28に装填されたCDから楽曲データを読み出し、読み出した楽曲データをマルチデコードDSP24に供給する。
【0043】
CDドライブユニット28は、例えば、ATAPI規格のCDドライブ装置からなり、ドライブコントローラ27に制御され、装填されたCD等を再生する。
なお、CDドライブユニット28は、市販された音楽CDだけでなく、CD−R(CD Recordable)やCD−RW(CD ReWritable)等も再生可能である。そして、CD−R等に記録されたMP3やWMA等の音楽フォーマットの楽曲データを読み出し、ドライブコントローラ27等を介して、マルチデコードDSP24に供給する。
【0044】
一方、パソコン3は、CPU等の演算ユニット、メモリやハードディスク等の記憶素子、マウスやキーボード等の操作デバイス、ディスプレイ等の表示デバイス、そして、USBインタフェース等を備えた汎用のパーソナルコンピュータからなる。
そして、パソコン3は、ハードディスク等にインストールされたOS(Operating System)に従って稼動し、そのOS上にてGUIアプリケーション3a(GUI APP)等を実行する。
【0045】
このGUIアプリケーション3aは、オーディオ装置1を制御・管理するためのアプリケーションソフトウェアである。具体的には、図3(a),(b)に示すような画像をディスプレイに表示しながら、利用者によるマウスやキーボードからの操作指示を受けて、USBケーブルCを介してオーディオ装置1を制御する。
つまり、オーディオ装置1にてMDの再生等を行う場合、GUIアプリケーション3aは、図3(a)に示すような画像をディスプレイに表示しつつ、利用者からのマウス等による操作指示を待機する。そして、操作指示を受けると、その操作指示に応じて図3(a)の画像を適宜更新すると共に、対応する制御データを生成して、オーディオ装置1に向けて送信する。
また、オーディオ装置1にてCDの再生等を行う場合、同様にGUIアプリケーション3aは、図3(b)に示すような画像を表示しつつ、マウス等による操作指示を待機し、取得した操作指示に対応する制御データを生成して、オーディオ装置1に向けて送信する。
【0046】
なお、上述したように、パソコン3とオーディオ装置1との接続が完了した状態(GUIアプリケーション3aが起動済みの状態)で、オーディオ装置1の操作部20が操作されると、USB I/F13等を介して指示情報がパソコン3に向けて転送される。GUIアプリケーション3aは、このような指示情報が送られると、マウスやキーボードからの操作指示と同等に扱い、この指示情報に対応する制御データを生成して、オーディオ装置1に向けて送信する。
もちろん、パソコン3は、オーディオ装置1からの指示情報、及び、マウスやキーボードからの操作指示を、メモリに記憶して管理し、オーディオ装置1がどのような状態にあるか、常に認識可能である。
【0047】
このような構成のオーディオシステムにおいて、オーディオ装置1は、パソコン3と接続されていない状態(分離中)と、パソコン3との接続が途中の状態(接続確立途中、及び、接続確立済みでGUIアプリケーション3aが起動途中)と、パソコン3との接続が完了した状態(接続確立済みでGUIアプリケーション3aが起動済み)とで、異なる制御が行われる。
【0048】
まず、図4に示すように、オーディオ装置1とパソコン3とが分離中の状態において、利用者により操作部20が操作されると、オーディオ装置1は、直接指示された動作を行う。
すなわち、操作部20から入力された指示情報がオーディオマイコン21に供給されると、オーディオマイコン21は、供給された指示情報に従って、そのまま処理制御部23(最終的にはCDドライブユニット28等)やMD制御モジュール14等を制御する。
【0049】
また、オーディオ装置1とパソコン3との接続開始から接続完了前の状態において、オーディオ装置1は、パソコン3(GUIアプリケーション3a)との関係に従って、図5に示すようなメッセージ等を表示部22に表示する。
まず、パソコン3との接続が確立途中の状態では、オーディオ装置1は、図5(a)に示すように、固定セグメントD1を所定サイクルにて点滅させると共に、パソコン3との接続を示すメッセージM1を表示部22に表示する。
そして、パソコン3との接続が確立すると、オーディオ装置1は、図5(b)に示すように、固定セグメントD1を点灯させて表示部22に表示する。
【0050】
次に、パソコン3のGUIアプリケーション3aが起動途中である場合に、オーディオ装置1は、図5(c)に示すように、GUIアプリケーション3aの起動待ちを示すメッセージM2を表示部22に表示する。
なお、GUIアプリケーション3aの起動が完了すると、オーディオ装置1は、図5(c)に示すメッセージM2を表示部22から消去する。
【0051】
更に、オーディオ装置1がパソコン3との接続が完了した状態において、図6に示すように、利用者により操作部20が操作されると、オーディオ装置1は、一旦その指示をパソコン3に転送し、そして、パソコン3から間接的に指示(制御)された動作を行う。
すなわち、操作部20から入力された指示情報がオーディオマイコン21に供給されると、オーディオマイコン21は、供給された指示情報をUSB I/F13等を介してパソコン3に転送する。そして、転送した指示情報に応答してパソコン3から送られる同等の制御データを、USB I/F13等を介して受信すると、オーディオマイコン21は、受信した制御データに従って、処理制御部23やMD制御モジュール14等を制御する。
又、CDドライブユニット28は、USB I/F12を介してパソコン3のドライブとして認識されており、GUIアプリケーション3aからパソコン3のOSを介して送られるATAPI(AT Attachment Packet Interface)コマンドにより制御される。
【0052】
以下、この発明の実施の形態にかかるオーディオシステムの動作について、図7等を参照して説明する。図7は、オーディオ装置1にて実行される接続処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図7に示す接続処理は、例えば、オーディオ装置1の電源投入後に繰り返し実行される。
【0053】
まず、オーディオマイコン21は、USB I/F13を介して、VBUSを検出したか否かを判別する(ステップS10)。
すなわち、オーディオマイコン21は、VBUSにより供給される電源電圧の有無等をUSB I/F13にて逐次検出することにより、オーディオ装置1がUSBケーブルCを介してパソコン3と接続された状態であるか又は、分離中であるかを判別する。
【0054】
オーディオマイコン21は、VBUSを検出していないと判別すると、接続処理をそのまま終了する。
一方、VBUSを検出したと判別すると、オーディオマイコン21は、USBI/F13を介して、SOFパケットを受信しているか否かを判別する(ステップS11)。
すなわち、オーディオマイコン21は、USBケーブルCを介してパソコン3から供給されるSOF(USBプロトコル上の1ミリ秒毎のパケット)の受信割り込みの有無等をUSB I/F13にて逐次検出することにより、パソコン3との接続が確立済みであるか否かを判別する。
【0055】
オーディオマイコン21は、SOFパケットを受信していないと判別すると、接続確立途中の表示を行う(ステップS12)。
例えば、オーディオマイコン21は、図5(a)に示すように、固定セグメントD1を所定サイクルにて点滅させると共に、パソコン3との接続を示すメッセージM1を表示部22に表示する。つまり、固定セグメントD1を点滅させることで、パソコン3との接続が確立途中であることを利用者に報知する。
【0056】
一方、SOFパケットを受信していると判別すると、オーディオマイコン21は、接続確立済みの表示を行う(ステップS13)。
例えば、オーディオマイコン21は、図5(b)に示すように、固定セグメントD1を点灯させて表示部22に表示する。つまり、固定セグメントD1の点滅を止めて点灯に切り換えることで、パソコン3との接続が確立した状態であることを利用者に報知する。
【0057】
オーディオマイコン21は、操作部20の入力の有無を判別する(ステップS14)。つまり、操作部20を介して利用者による指示情報が入力されたか否かを判別する。
オーディオマイコン21は、操作部20の入力がないと判別した場合、そのまま接続処理を終了する。
【0058】
一方、操作部20の入力があったと判別した場合、オーディオマイコン21は、GUIアプリケーション3aとの通信が確立済みであるか否かを判別する(ステップS15)。
すなわち、オーディオマイコン21は、パソコン3にてGUIアプリケーション3aが起動済みの状態であるか否かを判別する。
【0059】
オーディオマイコン21は、GUIアプリケーション3aとの通信が確立済み(GUIアプリケーション3aが起動済み)であると判別すると、後述するステップS19に処理を進める。
【0060】
一方、GUIアプリケーション3aとの通信が確立していない(GUIアプリケーション3aが未起動の状態である)と判別すると、オーディオマイコン21は、GUIアプリケーション3aの起動指示をパソコン3に送信する(ステップS16)。つまり、オーディオマイコン21は、GUIアプリケーション3aの起動を指示するための制御情報をUSB I/F13を介して、パソコン3に送信する。
なお、パソコン3側にて、USBケーブルCを介したオーディオ装置1との接続を検出して、自動的にGUIアプリケーション3aを起動させる場合には、オーディオ装置1からGUIアプリケーション3aの起動指示を送らなくともよい。
【0061】
オーディオマイコン21は、GUIアプリケーション3aとの通信が確立したか否かを判別する(ステップS17)。つまり、起動指示等に応じたGUIアプリケーション3aの起動が完了したか否かを判別する。
【0062】
オーディオマイコン21は、GUIアプリケーション3aとの通信が確立していないと判別すると、アプリ起動途中の表示を行う(ステップS18)。
例えば、オーディオマイコン21は、図5(c)に示すように、GUIアプリケーション3aの起動待ちを示すメッセージM2を表示部22に表示する。
そして、オーディオマイコン21は、上述のステップS17に処理を戻す。
【0063】
また、ステップS17にて、GUIアプリケーション3aとの通信が確立したと判別すると、オーディオマイコン21は、入力した指示情報をGUIアプリケーション3aに送信する(ステップS19)。
すなわち、ステップS14にて操作部20から入力した指示情報をUSB I/F13を介してパソコン3に向けて転送する。
【0064】
この指示情報が送られるとパソコン3は、起動済みのGUIアプリケーション3aに、指示情報を供給する。そして、GUIアプリケーション3aは、この指示情報を、マウスやキーボードからの操作指示と同等に扱い、指示情報に対応する制御データを生成して、オーディオ装置1に向けて送信する。
【0065】
そして、オーディオマイコン21は、USB I/F13を介して、パソコン3から送られた制御データを受信すると、受信した制御データに従って、MD制御モジュール14や処理制御部23等を制御する。
又、CDドライブユニット28は、USB I/F12を介してパソコン3から送られるATAPIコマンドにより制御を受ける。
【0066】
このように、上述した図7に示す接続処理により、オーディオ装置1とパソコン3との接続開始から接続完了に至る間において、図5(a)〜(c)に示すような接続状況を示すメッセージ等が表示部22に表示される。このため、利用者は、オーディオ装置1が操作可能な状態であるかどうかを確認でき、また、オーディオ装置1への操作にある程度のタイムラグが生じてたとしても、その状況を把握することができるため、故障や誤動作といった誤解を招くこともない。
そして、オーディオ装置1とパソコン3との接続が完了すると、操作部20からの指示情報が、一旦パソコン3(GUIアプリケーション3a)に転送され、応答してパソコン3から送られる制御データをオーディオ装置1が受信する。そして、受信した制御データに従って所定の動作を行うため、オーディオ装置1側とパソコン3側との間の不整合が発生し得ないこととなる。
【0067】
この結果、不整合の発生を防止しつつ、適切な動作を行うと共に、システムの状態を適切に報知することができる。
【0068】
上記の実施の形態では、上述した図7の接続処理にて、GUIアプリケーション3aとの通信が確立していない状態で、パソコン3にてGUIアプリケーション3aを起動させるために、指示情報をオーディオ装置1からパソコン3に送信する場合について説明した。
しかしながら、パソコン3にてGUIアプリケーション3aを起動させたくない状況も場合によってはあり得る。このような場合を考慮して、GUIアプリケーション3aの起動をさせることなく、オーディオ装置1にて単体動作が行えるようにしてもよい。
【0069】
以下、オーディオ装置1の単体動作を利用者が選択し得る処理について、図8を参照して簡単に説明する。図8は、この発明の他の実施の形態に係る接続処理を説明するためのフローチャートである。
図8に示す接続処理は、ステップS21〜S23の処理だけが、上述した図7の接続処理と異なっている。
【0070】
すなわち、図7の接続処理と同様に、オーディオマイコン21は、USB I/F13を介して、VBUS検出の有無を判別し、また、SOFパケット受信の有無を判別して、接続確立途中の表示や、接続確立済みの表示を行う(ステップS10〜ステップS13)。
つまり、オーディオマイコン21は、パソコン3との接続状況に従って、表示部22に、図5(a)や、図5(b)に示すようなメッセージ等を表示する。
【0071】
そして、パソコン3との接続が確立した後に、オーディオマイコン21は、操作部20から入力の有無を判別し、また、GUIアプリケーション3aとの通信が確立済みであるかを判別する(ステップS14,S15)。
オーディオマイコン21は、GUIアプリケーション3aとの通信が確立済みであると判別した場合、操作部20から入力した指示情報をGUIアプリケーション3aに送信する(ステップS19)。
【0072】
一方、GUIアプリケーション3aとの通信が確立済みでないと判別すると、オーディオマイコン21は、単体動作への移行を確認するためのメッセージを表示する(ステップS21)。
例えば、オーディオマイコン21は、図9に示すように、オーディオ装置1の単体動作への移行を利用者に確認するためのメッセージM3を表示部22に表示する。
【0073】
オーディオマイコン21は、単体動作への移行が指示されたか否かを判別する(ステップS22)。すなわち、オーディオマイコン21は、図9に示すメッセージM3を肯定するキー操作及び、否定するキー操作の何れかが、操作部20にて利用者によって行われたかを判別する。
【0074】
オーディオマイコン21は、単体動作への移行が指示されなかったと判別した場合、そのまま接続処理を終了する。なお、単体動作への移行が指示されなかったこの際に、GUIアプリケーション3aの起動指示をパソコン3に送信してもよい。
【0075】
一方、単体動作への移行が指示されたと判別した場合に、オーディオマイコン21は、単体動作用の制御経路に切り換える(ステップS23)。
すなわち、図4に示すように、操作部20から入力された指示情報がオーディオマイコン21に供給されると、オーディオマイコン21は、供給された指示情報に従って、そのまま処理制御部23(最終的にはCDドライブユニット28等)やMD制御モジュール14等を制御する。
【0076】
このように、上述した図8に示す接続処理により、パソコン3との関係に従って、図5(a)や図5(b)に示すような接続状況を表すメッセージ等が表示部22に表示される。また、パソコン3にてGUIアプリケーション3aが未起動である場合に、図9に示すようなオーディオ装置1側の単体動作への移行を確認するメッセージが表示部22に表示される。このため、利用者は、オーディオ装置1の操作が可能な状態であるかどうかを確認でき、また、オーディオ装置1の単体動作への移行も指示できる。
そして、オーディオ装置1への単体動作が指示されると、操作部20に入力された指示情報に従って、オーディオマイコン21がそのまま処理制御部23やMD制御モジュール14等を制御する。この場合には、分離中と同様に、パソコン3側からのオーディオ装置1の制御が行えないため、不整合が発生し得ないこととなる。
【0077】
この場合も、不整合の発生を防止しつつ、適切な動作を行うと共に、システムの状態を適切に報知することができる。
【0078】
上記の実施の形態では、オーディオ装置1において、操作部20によって指示情報が入力される場合について説明したが、指示情報を入力する手法は、任意である。例えば、リモコン(リモートコントローラ)等による赤外線信号を受信できるようにし、この赤外線信号により、指示情報を入力してもよい。
【0079】
また、上記の実施の形態では、オーディオ装置1及びパソコン3がそれぞれUSBインタフェースを備え、そして、オーディオ装置1とパソコン3との間がUSBケーブルCを介して接続されるオーディオシステムについて説明した。しかしながら、オーディオ装置1及びパソコン3が備えるインタフェースは、USBに限られず任意である。例えば、IEEE1394等のようなインタフェースであってもよく、オーディオ装置1とパソコン3との間がIEEE1394ケーブルを介して接続されてもよい。
更に、ブルートゥース(Bluetooth)や、IEEE802.11b等のような無線規格によるインタフェースによって、オーディオ装置1とパソコン3との間が接続されてもよい。
【0080】
また、上記の実施の形態では、パソコン3と接続可能な電子機器の一例として、オーディオ装置1について説明したが、本発明は、個々に操作部等を備えた種々の電子機器に適用可能である。例えば、プリンタ、スキャナ、デジタルカメラ、そして、玩具等にも適宜適用可能である。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、不整合の発生を防止しつつ、適切な動作を行うと共に、システムの状態を適切に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオーディオシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】操作部の具体例を示す模式図である。
【図3】(a),(b)共に、パソコンのGUIアプリケーションにより、ディスプレイに表示される操作画面の具体例を示す模式図である。
【図4】パソコンと分離済み(非接続状態)のオーディオ装置における制御経路を説明するための模式図である。
【図5】(a)〜(c)共に、パソコンとの接続途中のオーディオ装置の表示部に表示されるメッセージ等の具体例を示す模式図である。
【図6】パソコンと接続完了済みのオーディオ装置における制御経路を説明するための模式図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る接続処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る接続処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8の接続処理にてオーディオ装置の表示部に表示されるメッセージ等の具体例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 オーディオ装置
11 USBハブ
12,13 USB I/F
14 MD制御モジュール
15 USBオーディオ
16 セレクタ
17 アンプ
18 スピーカ
19 内部バス
20 操作部
21 オーディオマイコン
22 表示部
23 処理制御部
24 マルチデコードDSP
25 ROM
26 RAM
27 ドライブコントローラ
28 CDドライブユニット
3 パソコン
3a GUIアプリケーション
C USBケーブル

Claims (8)

  1. 所定のインタフェースを介してオーディオ装置とコントロール機器とが、接離自在に接続されるオーディオシステムであって、
    前記オーディオ装置は、
    前記コントロール機器との接続状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出された接続状態を表す情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段が生成した情報を表示する表示手段と、
    指示情報を入力する指示情報入力手段と、
    前記検出手段により前記コントロール機器との接続完了が検出された状態において、前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、インタフェースを介して前記コントロール機器に転送する転送手段と、
    前記転送手段が転送した指示情報に応答して前記コントロール機器から送られる制御データを、インタフェースを介して受信する制御データ受信手段と、
    前記制御データ受信手段が受信した制御データに従って、所定の動作を行う制御手段と、を備え、
    前記コントロール機器は、
    前記オーディオ装置と接続された状態において、前記転送手段により転送された指示情報を、インタフェースを介して受信する指示情報受信手段と、
    前記指示情報受信手段が受信した指示情報に対応する制御データを生成する制御データ生成手段と、
    前記制御データ生成手段が生成した制御データを、インタフェースを介して前記オーディオ装置に送信する制御データ送信手段と、を備え、
    前記検出手段は、前記コントロール機器との接続が確立済みであるか否かを検出し、
    前記情報生成手段は、前記検出手段により前記コントロール機器との接続が確立済みでないと判別された場合に、接続が確立途中であることを表す情報を生成し、前記コントロール機器との接続が確立済みであると判別された場合に、接続が確立済みであることを表す情報を生成する、
    ことを特徴とするオーディオシステム。
  2. 前記コントロール機器は、前記指示情報受信手段、前記制御データ生成手段、及び、前記制御データ送信手段を制御するためのアプリケーションソフトウェアを実行自在なコンピュータ機器からなり、
    前記オーディオ装置は、
    前記コントロール機器にて前記アプリケーションソフトウェアが起動済みであるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記アプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、前記アプリケーションソフトウェアの起動を指示する指示情報を、前記コントロール機器に向けて送信する指示情報送信手段と、を更に備え、
    前記情報生成手段は、前記判別手段により前記アプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、前記アプリケーションソフトウェアが起動途中であることを表す情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオシステム。
  3. 前記オーディオ装置は、前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、前記転送手段により前記コントロール機器に転送するか、前記制御手段にそのまま供給するかを選択する選択手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーディオシステム。
  4. 所定のインタフェースを介して外部のコントロール機器と接離自在に接続される電子機 器であって、
    インタフェースを介したコントロール機器との接続状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出された接続状態を表す情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段が生成した情報を表示する表示手段と、
    電子機器自身に向けられた指示情報を入力する指示情報入力手段と、
    前記検出手段によりコントロール機器との接続が検出された状態において、前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、インタフェースを介してコントロール機器に転送する転送手段と、
    前記転送手段が転送した指示情報に応答してコントロール機器から送られる制御データを、インタフェースを介して受信する制御データ受信手段と、
    前記制御データ受信手段が受信した制御データに従って、所定の動作を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、コントロール機器との接続が確立済みであるか否かを検出し、
    前記情報生成手段は、前記検出手段によりコントロール機器との接続が確立済みでないと判別された場合に、接続が確立途中であることを表す情報を生成し、コントロール機器との接続が確立済みであると判別された場合に、接続が確立済みであることを表す情報を生成する、
    ことを特徴とする電子機器。
  5. コントロール機器にて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みであるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、特定のアプリケーションソフトウェアの起動を指示する指示情報を、コントロール機器に向けて送信する指示情報送信手段と、を更に備え、
    前記情報生成手段は、前記判別手段により特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、アプリケーションソフトウェアが起動途中であることを表す情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記指示情報入力手段が入力した指示情報を、前記転送手段により前記コントロール機器に転送するか、前記制御手段にそのまま供給するかを選択する選択手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の電子機器。
  7. 所定のインタフェースを介して外部のコントロール機器と接離自在に接続される電子機器における状態表示方法であって、
    インタフェースを介したコントロール機器との接続状態を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにて検出された接続状態を表す情報を生成する情報生成ステップと、
    前記情報生成ステップにて生成された情報を所定の表示部に表示する表示ステップと、を備え、
    前記検出ステップは、コントロール機器との接続が確立済みであるか否かを検出し、
    前記情報生成ステップは、前記検出ステップにてコントロール機器との接続が確立済みでないと判別された場合に、接続が確立途中であることを表す情報を生成し、コントロール機器との接続が確立済みであると判別された場合に、接続が確立済みであることを表す情報を生成する、
    ことを特徴とする状態表示方法。
  8. コントロール機器にて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みであるか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別さ れた場合に、特定のアプリケーションソフトウェアの起動を指示する指示情報を、コントロール機器に送信する指示情報送信ステップと、を更に備え、
    前記情報生成ステップは、前記判別ステップにて特定のアプリケーションソフトウェアが起動済みでないと判別された場合に、アプリケーションソフトウェアが起動途中であることを表す情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の状態表示方法。
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