JP3869940B2 - Idカードシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IDカード処理装置を用いてIDカードの認証を行うIDカードシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、IDカードの種類として、磁気カード、ICカード、光カード等各種のものが知られている。これらのカードのうち光カードは大記録容量の追記型情報記録媒体であるために、記録情報の改ざんが困難であり、IDカードとして大きな需要が見込まれている。
【0003】
図6は光カードの一例を示す図である。図6において、光カード1には光記録領域2が設けられ、その中に直線状のトラッキングトラック31 〜3N+1 が平行に多数配列されている。トラッキングトラックの間には情報を記録するための情報トラック41 〜4N が設けられている。情報トラック4の両端には、予め情報トラック4を識別するための物理的トラックナンバー51 〜5N が付加されている。ここで、記録する情報の種類により光記録領域2を任意の情報トラック本数毎に複数の領域に分割する事ができ、図6の例では、情報トラック41 〜4M1をブロック61 、情報トラック4M1+1〜4M2をブロック62 、情報トラック4M2+1〜4N をブロック63 として光記録領域2は3つのブロックに分割されている。また、711〜71L1 はブロック61 内に記録されている情報、721〜72L2 はブロック62 内に記録されている情報、731〜73L3 はブロック63 内に記録されている情報である。
【0004】
光カードをIDカードとして使用する場合、その応用分野は色々考えられるが、ここではパスポートカードとして用いた場合について説明する。パスポートカードは簡単にいうと、現在の手帳型のパスポートの代わりになるものであり、光カードにパスポート発行者ID、パスポート所有者ID等の情報を記録するものである。このようなパスポートカードの発行は、国が認めたパスポート発行機関で、IDカード発行装置を用いてパスポート発行者IDやパスポート所有者ID等の情報を記録することにより行う。
【0005】
次に、このようなパスポートカードを用いた通関システムについて説明する。まず、パスポートカードを所有した人が外国へ出国する場合、出国する人が出国審査カウンタでIDカードを係官に手渡すと、係官はIDカード処理装置にIDカードを挿入し、IDカードに記録されているパスポート発行者IDやパスポート所有者ID等の情報を再生する。そして、再生された情報を参照して正当なIDカードか否か、またはIDカードが本人のものであるかを認証し、認証した結果が有効な場合はIDカードに出国日時及び/または場所を記録した後IDカードを本人に手渡して、出国審査を終了する。
【0006】
また、外国から入国する場合も同様に、入国する人が入国審査カウンタでIDカードを係官に手渡すと、係官はIDカード処理装置にIDカードを挿入し、IDカードに記録されているパスポート発行者IDやパスポート所有者ID等の情報を再生する。そして、再生された情報を参照して正当なIDカードか否か、またはIDカードが本人のものであるかを認証し、認証した結果が有効な場合はIDカードに入国日時及び/または場所を記録した後に、IDカードを本人に手渡して、入国審査を終了する。
【0007】
ここで、パスポートカードを発行するIDカード発行装置と入出国カウンタで使用するIDカード処理装置は同じものを用いることができる。図7はその概観図を示している。IDカード発行装置とIDカード処理装置は、図7に示すようにホストコンピュータと光カード情報記録再生装置から成っている。このようにホストコンピュータと接続して使用する光カード情報記録再生装置は、据え置き型光カード情報記録再生装置と呼ばれている。この据え置き型光カード情報記録再生装置を用いて光カードに情報を記録する場合、ホストコンピュータに情報を入力した後、ホストコンピュータからの命令により光カードに情報を記録する。また、光カードから情報を再生する場合は、ホストコンピュータの命令により光カードから情報を再生し、再生した情報をホストコンピュータのディスプレイに表示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般的に出国審査カウンタや入国審査カウンタの場所は狭いため、ホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置からなるIDカード処理装置を導入しようとすると、出国審査カウンタや入国審査カウンタに設置できない、または設置できたとしても多くの場所を占有してしまうという問題があった。また、IDカード処理装置を導入する場合、ホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置の両方を購入しなければならないため、費用が高くなるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、小型で且つ狭い場所に設置でき、しかも安価に導入することが可能なIDカードシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、IDカードの記録領域の全領域にアクセス可能な第1のIDカード処理装置と、前記IDカードの記録領域の一部の領域のみアクセス可能な第2のIDカード処理装置とを含み、前記IDカードに記録されている情報に基づいてIDカードの有効性を認証するシステムであって、前記IDカードにおける前記第2のIDカード処理装置のアクセス可能な領域にカード発行者ID、カード所有者IDの少なくとも一方が記録され、前記第2のカード処理装置でアクセスできない領域にはそれ以外の情報が記録されており、前記IDカードの有効性を認証する場合、前記第2のIDカード処理装置を用いてIDカードに記録されているカード発行者ID、カード所有者IDの少なくとも一方を再生することを特徴とするIDカードシステムによって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1は本発明によるIDカードシステムに用いる携帯型IDカード処理装置の概観を示す斜視図である。この携帯型IDカード処理装置は図1に示すように表示部とキー入力部が設けられた光カード情報記録再生装置で、ホストコンピュータに接続しなくとも単独で動作することが可能である。また、携帯型IDカード処理装置は図7の据え置き型光カード情報記録再生装置と比較して大きさが小さく、携帯することが可能である。そのため、携帯型光カード情報記録再生装置と呼ばれている。この携帯型光カード情報記録再生装置はキー入力部の操作により光カードに情報を記録し、または光カードから情報を再生し、再生された情報を表示部に表示することができる。なお、本実施形態では、図6の光カードをパスポートカードとして用いるものとする。
【0012】
図2は図1の携帯型光カード情報記録再生装置の内部の構成を示すブロック図である。図2において、まず、50は図1の携帯型光カード情報記録再生装置である。携帯型光カード情報記録再生装置50は装置内の各部を制御するMPU51、記録情報を変調あるいは再生情報を復調する変復調回路52、光源の半導体レーザを駆動する半導体レーザ駆動回路53、オートトラッキング(以下、「AT」と称する)及びオートフォーカシング(以下、「AF」と称する)制御を行うAT/AF制御回路54を備えている。また、光カード情報記録再生装置50内には、半導体レーザや光学系などを内蔵した光ヘッド55、この光ヘッド55を情報トラックと平行方向に移動させるためのスキャンモータ57、光カード1を情報トラックと直角方向に移動させて光スポットを目標トラックヘアクセスさせるためのシークモータ56が配置されている。光カード1は図6と同じであるので説明を省略する。
【0013】
ここで、携帯型光カード情報記録再生装置50では光カード1を情報トラックと直角方向に移動させて光スポットを目標トラックへアクセスするため、光カード1の全ての情報トラックをアクセスしようとすると、光カード1の移動量が大きくなり、携帯型光カード情報記録再生装置50の規模が大きくなってしまう。そこで、本実施形態では携帯型光カード情報記録再生装置50の規模を小さくするため、アクセスできる情報トラックの範囲を制限している。この様な制限を設けることにより、光カードの移動量を小さくして携帯型の装置50を小型化している。この装置50を用いた場合、例えば、図6の光カードのブロック61 とブロック62 はアクセスできるが、ブロック63 はアクセスすることができない。また、携帯タイプの光カード情報記録再生装置50には表示部58とキー入力部59が設けられ、キー入力部59の操作により情報の記録/再生を行い、再生情報を表示部58に表示することが可能である。
【0014】
図3は光ヘッド55の概略構成を示す図である。図3において、まず、60は光源の半導体レーザである。半導体レーザ60から出射したレーザ光束はコリメータレンズ61で平行化された後、ビームスプリッタ62を通って対物レンズ63へ入射する。対物レンズ63はレーザ光束を微小スポットに絞り込んで光カード1の記録層11へ照射する。一方、光カード1から反射した光束は再び対物レンズ63を通ってビームスプリッタ62へ入射し、集光レンズ64へ導かれる。そして、集光レンズ64を経由した光束は光検出器65で検出され、その検知信号はAT/AF制御回路54へ送られ、公知の方式によりAT及びAF制御を行う。なお、光カード1は支持基盤12上に記録層11が形成され、その表面に保護層10が形成された構成である。
【0015】
なお、図7の据え置き型光カード情報記録再生装置は携帯型光カード情報記録再生装置50とほぼ同じような構成であるため説明を省略するが、表示部とキー入力部は設けられていない。また、ホストコンピュータと接続するためのインターフェース部が設けられ、ホストコンピュータからの命令に従って情報の記録再生を行う。また、据え置き型光カード情報記録再生装置は光カード1の情報記録領域のすべての情報トラックにアクセスすることができる。
【0016】
ここで、IDカードを発行する場合、図7のホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置からなるIDカード発行装置を用いるものとする。本実施形態では、従来例と同様に光カードをパスポートカードとして用いる場合を例として説明する。光カードをパスポートカードとして用いる場合、図6の光カードのブロック61 にパスポート発行者IDやパスポート所有者ID等の情報を記録し、ブロック62 にIDカードの有効性を認証した結果を記録し、例えば、認証した日時及び/または場所等の情報を記録するものとする。また、パスポート発行者IDはパスポートカードを発行した国名、シリアル番号、発行日時、有効期限等の情報からなっていて、パスポート所有者IDはパスポートカードを所有する人の氏名、住所、生年月日、性別、顔写真、犯罪歴の有無等の情報からなっている。また、ブロック63 には犯罪歴があった場合、その犯罪の具体的内容を記録するものとする。
【0017】
パスポートカードの発行は国が認めたパスポート発行機関で行い、この発行時に前述のようにホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置からなるIDカード発行装置を用いてブロック61 にパスポート発行者IDやパスポート所有者ID等の情報を記録し、犯罪歴があった場合はブロック63 に犯罪の具体的内容を記録するものとする。ブロック62 は出国する時または入国する時に用いられ、パスポートカードの発行時には何も記録しない。ここで、携帯型カード処理装置はアクセスできる情報トラックの範囲が制限されているが、ホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置からなるIDカード発行装置は光カードの全ての領域をアクセス可能であるため、ブロック61 とブロック63 に情報を記録することができる。
【0018】
次に、本実施形態によるIDカードシステムについて説明する。まず、本実施形態のIDカードシステムは図1の携帯型光カード情報記録再生装置からなるIDカード処理装置と、図7のホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置からなるIDカード処理装置から構成されている。図1の携帯型の装置50は複数の出国審査カウンタや入国審査カウンタにそれぞれ設置され、図7の装置はそれ以外の場所に1台設置されているものとする。図4は以上のようなシステムを用いて外国へ出国する時に出国審査カウンタで出国審査を行う場合の方法を説明するためのフローチャートである。
【0019】
図4において、まず、出国審査を行う場合、出国審査カウンタでパスポートカード(IDカード)を係官に提出する(S41)。係官は提出されたIDカードを出国審査カウンタに設置された図1のIDカード処理装置に挿入し、また、キー入力部59を操作することによりIDカードのブロック61 に記録されているパスポート発行者IDやパスポート所有者IDを再生して表示部58に表示する(S42)。次いで、係官はパスポート発行者IDに含まれている国名、シリアル番号、発行日時、有効期限等の情報を参照して正当な発行者IDかどうかを判定する(S43)。また、カード所有者IDに含まれている氏名、住所、生年月日、性別、顔写真などを参照して正当な所有者IDかどうかを判定する(S44)。もし、S43,S44で不当な発行者IDや所有者IDと判断し、認証結果が無効である時はキー入力部59を操作して無効なIDカードであることを示す情報をIDカードのブロック62 に記録する(S47)。この時は出国審査はNGとなり、カード所有者は出国できない。
【0020】
また、S43,S44で認証結果が有効である時はカード所有者IDに含まれている犯罪歴の有無を示す情報に基づいて犯罪歴が有るか否かを判定する(S45)。犯罪歴がない時はIDカードのブロック62 に出国日時及び/又は認証場所等を記録し(S46)、その後、IDカードを本人に手渡して出国審査を終了する。携帯型IDカード処理装置50はブロック63 にアクセスすることはできないが、ブロック61 とブロック62 はアクセス可能であるので、カード発行者IDやカード所有者IDを認証するには十分である。
【0021】
一方、S45で犯罪歴があって詳細な審査を必要とする場合は、別な場所に設置されている図7のホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置を用いてブロック63 に記録されている犯罪の具体的内容を再生し(S48)、詳細な審査を行う。ここで、図4のフローチャートで点線で囲んだ100の処理は図1の携帯型光カード情報記録再生装置50を用いて行い、点線で囲んだ101の処理は図7のホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置からなるIDカード処理装置を用いて行う。
【0022】
図5は外国から入国する時に入国審査を行う場合の方法を説明するためのフローチャートである。図5において、外国から入国する場合も同様に入国する人は入国審査カウンタでIDカードを係官に提出する(S51)。係官は携帯型IDカード処理装置50にIDカードを挿入し、IDカードに記録されているパスポート発行者IDやパスポート所有者IDの情報を再生し、表示部58に表示する(S52)。パスポート発行者IDやパスポート所有者ID等の情報はIDカードに携帯型のカード処理装置50で記録再生可能な領域に記録されているため携帯型の装置50で容易に再生することができる。
【0023】
次いで、係官は表示された発行者IDや所有者IDを参照して正当な発行者IDか否か(S53)、正当な所有者IDか否か(S54)、犯罪歴があるか否か(S55)を認証する。もし、認証した結果が有効な場合はIDカードに入国日時及び/または認証した場所等の情報を記録し(S56)、その後、IDカードを本人に手渡して、入国審査を終了する。一方、認証した結果が無効な場合は、キー入力部59を操作して無効なIDカードであることを示す情報を記録し(S57)、また、犯罪歴があって詳細な審査を必要とする場合は、別な場所に設置されたホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置を用いて犯罪の具体的内容が記録されている情報を再生し(S58)、詳細な審査を行う。図5のフローチャートで点線で囲んだ200は図1の携帯型光カード情報記録再生装置50を用いて行い、点線で囲んだ201の処理は図7のホストコンピュータと据え置き型光カード情報記録再生装置を用いて行う。
【0024】
このように本実施形態では、出国審査カウンタや入国審査カウンタに図1の携帯型のIDカード処理装置50を設置してカード発行者IDやカード所有者IDを再生し、入国審査や出国審査を行うようにしているので、出国審査カウンタや入国審査カウンタの場所をあまり占有することがなく、また、審査業務のほとんどを携帯型のIDカード処理装置だけで行うことができる。また、詳細な審査を必要とするときは、別の場所に設置されているホストコンピュータと据え置き型の装置を用いて審査を行うことができる。従って、システム全体として図1の携帯型の装置50を複数設置し、図1の大型の装置を1台設置すればよいため、システムを安価に導入することができる。
【0025】
なお、以上の実施形態では、IDカードの応用例としてパスポートカードについて説明したが、本発明はこれに限ることなく、例えば、運転免許証カード等にも応用可能である。また、パスポート発行者IDはパスポートカードを発行した国名、シリアル番号、発行日時、有効期限等の情報からなるとしているが、これに限定されるものではなく、例えばIDカードを発行した機関の名前などを含んでいても良い。更に、パスポート所有者IDは、パスポートカードを所有する人の氏名、住所、生年月日、性別、顔写真、犯罪歴の有無等の情報からなるとしているが、これに限定されるものではなく、例えばIDカードを所有する人の電話番号等の情報を含んでいても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、IDカードの記録領域の一部の領域のみアクセス可能な携帯型IDカード処理装置を用いてIDカードに記録されたカート発行者IDやカード所有者IDを再生してカードの有効性を認証することにより、ホストコンピュータや大型のカード処理装置が不要となって狭い場所に設置することができ、また、小型の携帯型装置を複数設置し、大型の装置は1台で済むためにシステムを安価に導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIDカードシステムに用いる携帯型のIDカード処理装置の一例を示す外観図である。
【図2】図1の装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図2の光ヘッドを詳細に示す図である。
【図4】本発明によるIDカードシステムで出国審査を行う場合の方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明によるIDカードシステムで入国審査を行う場合の方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】光カードの平面図である。
【図7】ホストコンピュータ及び据え置き型光カード情報記録再生装置の外観を示す図である。
【符号の説明】
1 光カード(IDカード)
2 光記録領域
50 携帯型光カード情報記録再生装置
52 変復調回路
53 半導体レーザ駆動回路
54 AT/AF制御回路
55 光ヘッド
56 シークモータ
57 スキャンモータ
58 表示部
59 キー入力部

Claims (6)

  1. IDカードの記録領域の全領域にアクセス可能な第1のIDカード処理装置と、前記IDカードの記録領域の一部の領域のみアクセス可能な第2のIDカード処理装置とを含み、前記IDカードに記録されている情報に基づいてIDカードの有効性を認証するシステムであって、前記IDカードにおける前記第2のIDカード処理装置のアクセス可能な領域にカード発行者ID、カード所有者IDの少なくとも一方が記録され、前記第2のカード処理装置でアクセスできない領域にはそれ以外の情報が記録されており、前記IDカードの有効性を認証する場合、前記第2のIDカード処理装置を用いてIDカードに記録されているカード発行者ID、カード所有者IDの少なくとも一方を再生することを特徴とするIDカードシステム。
  2. 前記第1のIDカード処理装置は、ホストコンピュータと、前記IDカードに情報を記録/再生する据え置き型の記録再生装置から成ることを特徴とする請求項1に記載のIDカードシステム。
  3. 前記第2のIDカード処理装置は、キー入力部と、IDカードに情報を記録/再生する記録再生装置と、IDカードからの再生情報を表示する表示部とから成る携帯型IDカード処理装置であることを特徴とする請求項1に記載のIDカードシステム。
  4. 前記第2のIDカード処理装置による前記IDカードの有効性の認証結果が有効なIDカードであった場合、少なくとも認証した日時及び/または場所を前記IDカードに記録することを特徴とする請求項1に記載のIDカードシステム。
  5. 前記第2のIDカード処理装置による前記IDカードの有効性の認証結果が無効なIDカードであった場合、無効なIDカードであることを示す情報を前記IDカードに記録することを特徴とする請求項1に記載のIDカードシステム。
  6. 前記第2のIDカード処理装置による前記IDカードに犯罪歴の情報が記録されている場合には、前記第1のIDカード処理装置を用いて前記IDカードの第2のIDカード処理装置でアクセスできない領域に記録されている前記犯罪歴の情報を再生することを特徴とする請求項1に記載のIDカードシステム。
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