JP3868999B2 - 時分割マルチアクセスディジタル伝送システム及び該システム用ステーション - Google Patents
時分割マルチアクセスディジタル伝送システム及び該システム用ステーション Download PDFInfo
- Publication number
- JP3868999B2 JP3868999B2 JP50376296A JP50376296A JP3868999B2 JP 3868999 B2 JP3868999 B2 JP 3868999B2 JP 50376296 A JP50376296 A JP 50376296A JP 50376296 A JP50376296 A JP 50376296A JP 3868999 B2 JP3868999 B2 JP 3868999B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time slot
- transmission system
- mobile station
- digital transmission
- delay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W56/00—Synchronisation arrangements
- H04W56/004—Synchronisation arrangements compensating for timing error of reception due to propagation delay
- H04W56/005—Synchronisation arrangements compensating for timing error of reception due to propagation delay compensating for timing error by adjustment in the receiver
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
- H04B7/2662—Arrangements for Wireless System Synchronisation
- H04B7/2671—Arrangements for Wireless Time-Division Multiple Access [TDMA] System Synchronisation
- H04B7/2675—Frequency synchronisation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
- H04B7/2662—Arrangements for Wireless System Synchronisation
- H04B7/2671—Arrangements for Wireless Time-Division Multiple Access [TDMA] System Synchronisation
- H04B7/2678—Time synchronisation
- H04B7/2681—Synchronisation of a mobile station with one base station
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0635—Clock or time synchronisation in a network
- H04J3/0682—Clock or time synchronisation in a network by delay compensation, e.g. by compensation of propagation delay or variations thereof, by ranging
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W56/00—Synchronisation arrangements
- H04W56/0055—Synchronisation arrangements determining timing error of reception due to propagation delay
- H04W56/0065—Synchronisation arrangements determining timing error of reception due to propagation delay using measurement of signal travel time
- H04W56/007—Open loop measurement
- H04W56/0075—Open loop measurement based on arrival time vs. expected arrival time
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/04—Speed or phase control by synchronisation signals
- H04L7/041—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
- H04L7/042—Detectors therefor, e.g. correlators, state machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
本発明はこのようなシステムに使用する二次局にも関するものである。
この種の時分割マルチアクセスディジタル伝送システムは、ハンドブック"GSM System for Mobile Communication", M. Mouly等著, the authers発行, 1992年, pp.227-241及びハンドブック"Mobile Radio Communications", R. Steel著, Pentech Press発行, 1992年, pp.696-698から既知である。このハンドブックには、TDMA(Time Divsion Multiple Access)移動無線システム、いわゆるGSMシステム(Global System for Mobile Communications)、及びこのようなGSMシステムにおける無線基地局BSに対する移動無線局MSの同期について記載されている。一般に同期については、GSM勧告GSM05.10によれば,例えば移動無線局搬送波周波数は0.1ppm(parts per million)内の精度、又は無線基地局から受信される信号に比較して0.1ppm内の精度にすることを規定しているが、GSM勧告は使用すべきBS−MS同期アルゴリズムを規定しておらず、これらは装置メーカにまかされている。従来のGMSシステムでは、TDMAフレームのタイムスロット内の受信データストリームに対する移動無線局の同期は2つの別個の制御ループにより生起しうる。一方の制御ループが移動無線局に予定された受信タイムスロット位置と予想タイムスロット位置との間のタイムスロット遅延を決定する。予想タイムスロット位置が受信タイムスロット位置と一致しない場合には、予想タイムスロット位置が両者の間の差に対し補正される。他方の制御ループは受信搬送波周波数と予想受信搬送波周波数との間の周波数オフセットを移動無線局内の基準クロック信号の周波数に対し評価する。決定された周波数オフセットを用いて基準クロック信号発生器の周波数を補正する。受信バースト信号から取り出した中間周波数又はベースバンド信号に対するタイムスロットサンプリングクロック及び音声デコーダへの受信データサンプルをクロックするデータクロックは基準クロック信号から導出される。独立に動作する両制御ループが同一の原因、即ちドップラー効果(無線基地局と移動無線局との間の伝送チャネルにおいて変化するシンボル遅延を生ず)及び基準クロック信号発生器の不安定性に作用するため、データクロックがタイムスロットサンプリングクロックに対しシフトすることが起こりうる。これはデータサンプルスリップを生じ、信号バースト又はタイムスロットから集収された又は信号バースト又はタイムスロットに供給すべき音声サンプルに対する入力−出力バッファの読み込み/読み出しと音声デコーダ/コーダの動作との間の不一致を生ずる。このような不一致のために音声データの損失が生じうる。音声データ以外の他のデータ、例えばコンピュータデータ又はFAXデータを無線基地局と移動無線局との間で交換する場合にも、データクロックスリップが許容しえない状態で起こりうる。データクロックを基準クロック信号から取り出さないで、別個に制御する他の解決方法を取ることができる。しかし、このような解決方法は一層複雑なハードウェアを必要とする。
本発明の目的は、既知のシステムの同期に関する欠点を有しない上述した種類の時分割マルチアクセスディジタル伝送システムを提供することにある。
この目的のために、本発明は上述した時分割マルチアクセスディジタル伝送システムにおいて、二次局が、当該二次局に対する受信タイムスロット位置と予想タイムスロット位置との間のタイムスロット遅延を決定するタイムスロット位置遅延決定手段と、決定されたタイムスロット遅延を第1周波数オフセットに変換し、該第1周波数オフセットを基準クロック信号発生器の周波数を調整する調整信号に含ませる変換手段とを具えていることを特徴とする。
本発明は、決定されたタイムスロット遅延から導出された第1周波数オフセットは、一次局と二次局との間の周波数オフセット量をこのようなオフセットの原因と無関係に表すという洞察に基づくものである。このような原因は二次局内の基準クロック信号発生器の周波数不安定性、一次局及び二次局間の伝送チャネルにおける変化するシンボル遅延、一次局から遠ざかる方向に移動する二次局によるドップラーシフト等であるものとすることができる。
本発明時分割マルチアクセスディジタル伝送システムの実施例では、調整信号は決定された周波数オフセットと決定されたタイムスロット遅延の関数であるこを特徴とする。この関数の適切な選択、例えば比例関数の選択により、決定されたタイムスロット遅延を最終的に零に制御することができる。
本発明時分割マルチアクセスディジタル伝送システムの実施例では、二次局で形成されるタイムスロットサンプリングクロック及びデータクロックを基準クロック信号から取り出すことを特徴とする。これにより、データスリップが有効に抑えられる。
本発明時分割マルチアクセスディジタル伝送システムの実施例では、決定されたタイムスロット遅延を調整信号に含める前に平滑フィルタによりフィルタ処理することを特徴とする。これにより、GMS勧告05.10の要件を満足させることができる。
本発明時分割マルチアクセスディジタル伝送システムの実施例では、決定されたタイムスロット遅延に予想の不連続が存在する場合に、調整信号が第1周波数オフセット信号の代わりに第2周波数オフセット信号を含み、該第2周波数オフセット信号が受信搬送波信号周波数と予想受信搬送波周波数に比例する信号であることを特徴とする。これにより、初期同期状態又はセル切換り時のタイムスロット変化を処理することができる。
以下、本発明を図面を参照して実施例につき説明する。ここで、
図1は本発明時分割マルチアクセスディジタル伝送システムを線図的に示し、
図2は本発明による二次局を示し、
図3は本発明による二次局の受信フレーム構造をタイムスロットサンプリングクロック及びデータクロックとともに示し、
図4Aは一定のタイムスロット遅延に対する本発明による調整信号の決定特性を示し、
図4Bはタイムスロット遅延の一定の導関数に対する本発明による調整信号の決定特性を示し、
図4Cは本発明による調整信号の3次元決定特性を示し、
図5は二次局内の音声通路のブロック図を示し、
図6は音声通路内の音声コーダ及びデコーダのブロック図を示す。
全図を通して同一の要素には同一の符号を付してある。
図1は時分割マルチアクセスディジタル伝送システム1、例えばETSI(European Telecommunications Standards Institute)により規定されているGSM(Global System for Mobile Telecommuications)システムのようなセル方式移動無線システムを線図的に示し、このシステムはそれぞれのセルce1,ce2及びce3内の無線信号をカバーするためにセルce1,ce2及びce3内に一次局として無線基地局BS1,BS2及びBS3を具える。隣接セルとの妨害を生じないようにするために、少なくとも隣接セル内の無線基地局は異なる周波数で送受信し、通常、各無線基地局BS1,BS2及びBS3は複数の周波数、例えば12の周波数チャネルで送受信する。TDMAのような時分割多重を1周波数チャネルにつき8タイムスロットを有するGSMに適用することにより、1無線基地局につき96倫理チャネルが無線通信に使用可能になる。無線基地局BS1,BS2及びBS3はそれぞれのセル内に存在する二次局としての移動無線局MS1,MS2及びMS3と通信し、所定の例では無線基地局BS1は移動局MS1及びMS2と通信し、無線基地局BS2は移動局MS3と通信する。移動無線局がセルce1, ce2及びce3を経て移動する場合、通信リンクの品質が悪化するとき一つの無線基地局から他の無線基地局への切り換え(いわゆるハンドオーバ)が起こり、そのシステム制御機能はランドライン11、12及び13により無線基地局BS1,BS2及びBS3にそれぞれ接続されたモービルスイッチングセンタMSCにより実行される。MSCは公衆移動体無線の場合には公衆交換電話ネットワークPSTNに接続される。専用移動体無線の場合には、このような接続は省略することができる。更に、GSMシステムにおいては、データを無線パスにおける伝送エラーから保護するために、チャネルコーディング及びチャネルデコーディングを送信及び受信前に論理チャネルに適用する。従って、伝送すべきデータに多大の(擬)リアルタイム処理が必要とされる。この目的のために、及び他の処理タスクのために、無線基地局は多数のプロセッサ及び多数のチャネルコーデック、チャネルエンコーダ及びデコーダ(ここでは詳細に示されていない)を具えている。セル方式システム、例えばGSMシステムのもっと詳細な説明はMouly及びSteelのハンドブックを参照されたい。
図2はTDMAディジタル伝送システム1に使用する本発明による二次局MS1を示し、受信ブランチRx及び送信ブランチTxを有している。二次局MS1は基準クロック発生器として電圧制御発振器20を具え、その出力端子21がチャネルシンセサイザ22に結合されている。チャネル選択のためにチャネル番号制御信号chnをチャネルシンセサイザ22に供給することができる。このようなチャネル番号制御信号chnは二次局MS1を既知のように動作させるようプログラムされたプロセッサ(図示せず)により供給され、二次局MS1の既知の動作機能に関しては詳細を省略する。シンセサイザ22の出力端子23は受信ブランチRxの第1ミクサ24及び送信ブランチTxの第2ミクサ25に結合される。基準クロック信号発生器20は第1分周器26を経てデータクロックdclを供給する。この分周器は外部同期の場合にデータオフセット信号dofを加算する第1位相オフセット加算器27に結合される。このような内部同期は二次局MS1における受信タイムスロット位置の不連続変化の場合、例えば一次局BS1に対する二次局MS1の初期同期の場合又はハンドオーバの場合に実行される。このような外部同期の場合にはデータクロック同期は保証されないが、このような瞬時にはデータクロック同期は不要である。基準クロック信号発生器20は更に第2分周器28を経てタイムスロットサンプリングクロックtclを供給するとともに、第3分周器29を経てタイムスロット制御信号tctを供給する。この第3分周器は本発明に従って決定される平均タイムスロット遅延TOImを加算する第2オフセット加算器30に結合される。タイムスロット制御信号tctは送信ブランチTx内の変調器32に結合された第3オフセット加算器31にも供給され、この加算器には送信オフセット信号tofが供給される。スイッチ33、34及び35が本発明による二次局MS1の同期から既知の外部同期への切り換えのために設けられている。図示の位置のスイッチ33、34及び35は本発明による同期状態にある。タイムスロット制御信号tctは、受信ブランチRx内のフィルタ37をアナログ−ディジタル変換器38に結合するスイッチ36を制御し、フィルタ37は中間周波数信号IFを出力する。中間周波数信号IFの代わりに、ベースバンド信号をフィルタ37により供給することができ、これは二次局MS1のタイプ、即ちIFフロントエンドを有するものか(ベースバンド変換は図してない後段で行われる)又は直接変換フロントエンド(図示せず)を有するものかに依存する。中間周波数信号はアナログ−ディジタル変換器38により予想タイムスロット位置でサンプリングされる。予想タイムスロット位置は初期同期時に受信された情報から取り出される(前記Moulyのハンドブックの第214-216頁参照)。アナログ-ディジタル変換器38の出力端子39は等化器/復調器装置40(例えばプログラム信号プロセッサ(図示せず)として実現される)に結合される。この等化器/復調器装置40は受信タイムスロット位置と予想タイムスロット位置との間の遅延であるタイムスロット遅延TOIを決定し、この情報が本発明による同期に使用されるとともに、周波数オフセット信号FOIを決定し、この情報が外部同期の場合に使用される。後者の場合には、信号FOIが第1の積分器41に供給され、その出力42がスイッチ35に供給される。復調データddaを出力する等化器/復調器40は、既知の送信ビットパターンの系列と受信系列との相互相関により受信タイムスロット位置を受信トレイニング系列から決定することができ、この既知のビットパターン系列は一次局BS1により送信データと一緒に伝送される。ビット系列のタイムスロット内の位置が既知であるために予想タイムスロット位置も既知であるから、タイムスロット遅延TOIは既知の位置からの偏差として決定される。本発明では、決定されたタイムスロット遅延TOIを低域フィルタ44でフィルタ処理した後に微分装置43に供給する。決定されたタイムスロット遅延TOIは第2の積分器45にも供給する。この積分器は決定されたタイムスロット遅延TOIを平滑化して平均タイムスロット遅延TOImを形成する。決定された微分タイムスロット遅延TOId及び平均タイムスロット遅延TOImを合成装置46に供給する。この合成装置は調整信号adjを発生し、基準クロック信号発生器20を変化するタイムスロット遅延に対し調整して許容しえないデータクロックスリップを生じないようにする。調整信号adjは決定された量TOId及びTOImの関数、例えば比例関数にするのが好ましい。TOIm=0の場合には、df=dTOI/dt=−adjになる(d/dtは微分演算子である)、TOIm<>0の場合には、adj=−df+k・TOImになる(<>は不等号を表し、kは比例定数である)。演算ブロック47により、制御値ctlの現在値が決まり(この現在値は制御値ctlの前値と調整信号adjの前値との和である)、この値がディジタル−アナログ変換器48に供給され、この変換器が基準クロック信号発生器20を制御する。本発明では、連続制御の状態、即ち平均遅延TOImに不連続が生じない場合における基準クロック発生器20の制御に対して、オフセットFOIによる制御を不要にする。その理由は、一次局BS1内のマスタ発振器(図示せず)と二次局内の基準クロック信号発生器との間の周波数オフセットが遅延TOIに反映されているためである。時間とともに変化する遅延TOIは一次局BS1と二次局MS1との間の周波数オフセットに対応し、平均遅延TOIm<>0は受信タイムスロット位置に非同期があることを示す。短時間の平均化に対しては積分器45は時定数<<dtを有する必要がある。
図3は本発明のよる二次局MS1における受信フレーム構造FRを、タイムスロットサンプリングクロックtcl及びデータクロックdclの相対位置とともに示す。図には26フレーム(それぞれF0〜F25の番号が付けられている)の上りGSMマルチフレームが示され、このマルチフレームFRは120m秒の持続時間を有する。このようなマルチフレーム構造はMoulyの前記ハンドブックの第215-216頁に記載されている。GSMでは、マルチフレーム構造の各TDMAフレームは8タイムスロットを有する。また、GSMでは、情報は有限持続時間のバーストで伝送され、バーストはタイムスロットで伝送される。フレーム番号F12はいわゆるSACCH(Slow Associated Control Channel)であり、連続するタイムスロットの数に関する制御情報を与える。フレーム番号F25はアイドルフレームである。20m秒の符号化音声情報を伝送するのに少なくとも4つのバーストが必要とされる。GSMにおいて無線インターフェースに適用されているフレームインターリーブのために、20m秒の符号化音声情報が8つのバーストに分布される。チャネルコーダ及び音声コーダ(図示せず)に対する計算時間CMPが水平にハッチングされたブロックで示されている。このような音声コーダは20m秒の持続時間を有する音声セグメントに作用する。2つの水平ハッチングブロック間においてバッファが音声コーダによる次の処理のために160のサンプルで満たされる。図3には、瞬時T1における計算後及び瞬時T1の直後の送信瞬時TXR前にまだ時間的余裕MARがあるように示されているが、2つのクロックシステム、即ちタイムスロットサンプリングクロック及びデータクロックは両クロックシステム間に小さな非同期又はスリップしか許容しえないように示すこともできる。図2につき説明したように、二次局MS1においては、データ損失を生ずる許容しえないスリップは通常起こらず、全てのクロックは同一の基準クロック信号発生器20から取り出される。
図4Aは、一定のタイムスロット遅延に対する本発明による調整信号adjの決定特性を示す。3つの軸adj, df及びTOImが一定の平均タイムスロット遅延TOImに対し示され、ここでadj=f(TOIm, df)である。図にはTOIm=0及びTOIm=C1に対する特性が示されている(C1は所定の定数)。図示の3次元平面において、正の調整信号adjは実線で、負の調整値adjは破線で示されている。初期状態として、一次局BS1による送信バーストが二次局MS1内のスイッチ36において、タイムスロット遅延TOI及びその導関数が正になるように予想されるものと仮定する。このような初期状態では、信号FOI及びdfの正値に対し基準クロック信号発生器20の周波数を減少する必要があり、即ちadj<0になり、タイムスロット遅延TOIの正値に対し基準クロック信号発生器20の周波数を増大する必要があり、即ちadj>0になる。
図4Bはタイムスロット遅延TOIの一定の導関数TOIdに対する本発明による調整信号の決定特性を示す。df=0に対する特性、即ちadj-TOIm平面の特性が示されている。
図4Cは本発明による調整信号adjの3次元の決定特性を示し、ここでadj=f(TOIm+df)であり、この特性はシステム制約を例えばGSM勧告に従って考慮している。
図5は本発明による二次局MS1内の音声通路のブロック図を示す。二次局MS1から一次局BS1への方向の音声通路はマイクロフォン50、アナログ−ディジタル変換器51、音声コーダ52及び変調器32に結合されたチャネルコーダ53を具える。一次局BS1から二次局MS1への方向の音声通路は等化器/復調器40に結合されたチャネルデコーダ54、音声デコーダ55、ディジタル−アナログ変換器56及び受信機57を具える。図5には、二次局MS1においてデータクロックdclとタイムスロットサンプリングクロックtclが動作する部分が示されている。
図6は音声通路内の音声コーダ及び音声デコーダのブロック図を示す。音声コーダ52はアナログ−ディジタル変換器51により発生された160サンプル(20m秒の音声に対応する)を格納しうるバッファ60と、20m秒につき160サンプルをバッファリングする中間バッファ61と、ディジタル信号プロセッサ62に含まれる音声符号化アルゴリズムを具える。このようなアルゴリズムはGSMシステムに適用されているような既知のアルゴリズムとすることができる。バッファ60が満杯になる度に、その内容が中間バッファ61に転記される。音声デコーダ55はディジタル信号プロセッサ63内に音声合成アルゴリズムを具え、更にプロセッサ63の160サンプル/コール用の中間バッファ64及びブロック65を具える。バッファ65が空になる度に、中間バッファ64の内容がバッファ65に転記される。図6には、音声コーダ及びデコーダにおいてデコーダクロックdclとタイムスロットサンプリングクロックtclが動作する部分が示されている。
Claims (8)
- 少なくとも一つの無線基地局と、複数の無線移動局を具え、無線基地局が情報を無線移動局へ、既知のビットパターンの系列を有する同期情報を含むとともにタイムスロット内にユーザ情報を含むフレームで送信し、無線移動局が基準クロック信号発生器を具えている時分割マルチアクセスディジタル伝送システムにおいて、無線移動局が、受信した前記同期情報から当該無線移動局に対する受信タイムスロット位置と予想タイムスロット位置との間のタイムスロット遅延を決定するタイムスロット位置遅延決定手段と、決定されたタイムスロット遅延を微分して微分タイムスロット遅延である第1周波数オフセットに変換する手段と、該第1周波数オフセットを前記基準クロック信号発生器の周波数を調整する調整信号に含ませる合成手段とを具えていることを特徴とする時分割マルチアクセスディジタル伝送システム。
- 前記調整信号は決定された第1周波数オフセットと、決定されたタイムスロット遅延との関数であることを特徴とする請求項1に記載の時分割マルチアクセスディジタル伝送システム。
- 前記関数は比例関数であることを特徴とする請求項2に記載の時分割マルチアクセスディジタル伝送システム。
- 無線移動局内で形成されるタイムスロットクロック及びディジタルクロックは基準クロック信号から導出することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の時分割マルチアクセスディジタル伝送システム。
- 決定されたタイムスロット遅延を調整信号に含める前に平滑フィルタによりフィルタ処理することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の時分割マルチアクセスディジタル伝送システム。
- 前記調整信号は、決定されたタイムスロット遅延に予想された不連続変化が生ずる場合に、第1周波数オフセット信号の代わりに第2周波数オフセット信号を含み、該第2周波数オフセット信号は受信搬送波信号周波数及び予想受信搬送波周波数に比例する信号であることを特徴とする請求項1に記載の時分割マルチアクセスディジタル伝送システム。
- 本システムは移動無線システムであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の時分割マルチアクセスディジタル伝送システム。
- 無線基地局が情報を無線移動局へ、既知のビットパターンの系列を有する同期情報を含むとともにタイムスロット内にユーザ情報を含むフレームで送信し、無線移動局が基準クロック信号発生器を具えている時分割マルチアクセスディジタル伝送システムに使用する無線移動局において、当該無線移動局は、受信した前記同期情報から当該無線移動局に対する受信タイムスロット位置と予想タイムスロット位置との間のタイムスロット遅延を決定するタイムスロット位置遅延決定手段と、決定されたタイムスロット遅延を微分して微分タイムスロット遅延である第1周波数オフセットに変換する手段と、該第1周波数オフセットを前記基準クロック信号発生器の周波数を調整する調整信号に含ませる合成手段とを具えていることを特徴とする時分割マルチアクセスディジタル伝送システム用無線移動局。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP94201860 | 1994-06-28 | ||
EP94201860.7 | 1994-06-28 | ||
PCT/IB1995/000510 WO1996001534A2 (en) | 1994-06-28 | 1995-06-22 | A time division multiple access digital transmission system, and a station for use in such a system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09502850A JPH09502850A (ja) | 1997-03-18 |
JP3868999B2 true JP3868999B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=8216994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50376296A Expired - Fee Related JP3868999B2 (ja) | 1994-06-28 | 1995-06-22 | 時分割マルチアクセスディジタル伝送システム及び該システム用ステーション |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5654960A (ja) |
EP (1) | EP0715788B1 (ja) |
JP (1) | JP3868999B2 (ja) |
KR (1) | KR100383685B1 (ja) |
CN (1) | CN1076912C (ja) |
DE (1) | DE69532793T2 (ja) |
HK (1) | HK1013749A1 (ja) |
WO (1) | WO1996001534A2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI97094C (fi) * | 1994-11-21 | 1996-10-10 | Nokia Telecommunications Oy | Tukiasemaverkon testauslaitteisto |
JP2809179B2 (ja) * | 1996-03-14 | 1998-10-08 | 日本電気株式会社 | 無線同報通信システム |
DE19625219C1 (de) * | 1996-06-24 | 1997-10-30 | Siemens Ag | Vorrichtung zur Kompensation der Signallaufzeitunterschiede von digitalen Übertragungseinrichtungen |
GB2315197B (en) * | 1996-07-11 | 2000-07-12 | Nokia Mobile Phones Ltd | Method and apparatus for system clock adjustment |
DE69739757D1 (de) | 1996-12-26 | 2010-03-25 | Nippon Telegraph & Telephone | Weiterreichenverfahren zur verringerung der phasendifferenz zur synchronisation einer mobilstation |
DE19733118C2 (de) * | 1997-07-31 | 1999-07-08 | Siemens Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung des Empfangs von Datenpaketen in einer Mobilstation |
AU739108B2 (en) * | 1997-09-25 | 2001-10-04 | Nokia Solutions And Networks Gmbh & Co. Kg | Optimized adjacent channel search and timeslot assignment for multiple timeslot mobile stations |
US6233257B1 (en) * | 1997-10-03 | 2001-05-15 | Vlsi Technology, Inc. | Wireless local loop automatic delay setting |
US6735222B1 (en) * | 1998-08-14 | 2004-05-11 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | System and method for time slot offset evaluation in an asynchronous TDMA network |
FI982399A0 (fi) * | 1998-11-05 | 1998-11-05 | Nokia Telecommunications Oy | Kehyssykronointimekanismi |
DE19914324C1 (de) * | 1999-03-30 | 2001-01-11 | Iad Gmbh | Kommunikationssystem zur Datenübertragung in einem vermaschten Netzwerk unter Verwendung eines Verfahrens mit Muliträgerübertragung |
GB2379581B (en) * | 2001-09-11 | 2005-08-31 | Nec Technologies | Apparatus and method of compensation for signal time-of-arrival variation in a UMTS handset |
DE10157931C2 (de) * | 2001-11-26 | 2003-12-11 | Siemens Ag | Verfahren und Vorrichtungen zur Synchronisation von Funkstationen und zeitsynchrones Funkbussystem |
JP4419956B2 (ja) * | 2003-01-07 | 2010-02-24 | ソニー株式会社 | 無線通信装置、無線通信システム、および無線通信方法 |
CN1761176B (zh) * | 2004-10-11 | 2010-04-28 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种在虚级联恢复过程实现无损添加删除的方法 |
US9571397B2 (en) | 2005-12-23 | 2017-02-14 | Optis Circuit Technology, Llc | Flow control mechanisms on synchronous serial TDMA bus |
EP1892853A1 (en) * | 2006-08-21 | 2008-02-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Method, access node and user equipment for managing radio resources in a radio communications system |
WO2013095445A1 (en) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | Intel Corporation | Techniques for rate governing of a display data stream |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3798650A (en) * | 1972-10-02 | 1974-03-19 | Bendix Corp | Means for synchronizing clocks in a time ordered communications system |
IT1236978B (it) * | 1989-12-22 | 1993-05-12 | Italtel Spa | Metodo e dispositivo per la sincronizzazione tra una stazione radio fissa ed una stazione mobile in un sistema radiomobile digitale |
US5408504A (en) * | 1992-12-30 | 1995-04-18 | Nokia Mobile Phones | Symbol and frame synchronization in a TDMA system |
US5343498A (en) * | 1993-03-08 | 1994-08-30 | General Electric Company | Sample timing selection and frequency offset correction for U.S. digital cellular mobile receivers |
-
1995
- 1995-06-22 KR KR1019960700987A patent/KR100383685B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-06-22 CN CN95190689A patent/CN1076912C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1995-06-22 WO PCT/IB1995/000510 patent/WO1996001534A2/en active IP Right Grant
- 1995-06-22 JP JP50376296A patent/JP3868999B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-06-22 DE DE69532793T patent/DE69532793T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-06-22 EP EP95920198A patent/EP0715788B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-27 US US08/495,131 patent/US5654960A/en not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-12-23 HK HK98114951A patent/HK1013749A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HK1013749A1 (en) | 1999-09-03 |
DE69532793D1 (de) | 2004-05-06 |
KR100383685B1 (ko) | 2003-07-12 |
JPH09502850A (ja) | 1997-03-18 |
EP0715788B1 (en) | 2004-03-31 |
WO1996001534A2 (en) | 1996-01-18 |
EP0715788A1 (en) | 1996-06-12 |
DE69532793T2 (de) | 2005-03-17 |
CN1076912C (zh) | 2001-12-26 |
CN1131485A (zh) | 1996-09-18 |
US5654960A (en) | 1997-08-05 |
WO1996001534A3 (en) | 1996-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3868999B2 (ja) | 時分割マルチアクセスディジタル伝送システム及び該システム用ステーション | |
AU716194B2 (en) | Base transceiver station for cellular mobile radio system and system for synchronizing such base transceiver stations | |
CA2142964C (en) | Method and apparatus for performing a hand-off in a wireless communication system | |
EP1278388B1 (en) | Time slot assigning method, signal transmission method, base station control apparatus, base station, and mobile station used in a mobile communications system | |
AU745471B2 (en) | System and method for providing intercom and multiple voice channels in a private telephone system | |
US5440562A (en) | Communication through a channel having a variable propagation delay | |
US7224705B2 (en) | Synchronization of a multi-mode base station using a common system clock | |
US5621753A (en) | Digital communication system and a primary station for use in such a system | |
JPH09252278A (ja) | 無線同報通信システム | |
AU692648B2 (en) | Base station | |
JPH1084251A (ja) | フイルタ装置及び無線通信端末装置 | |
JP2000013850A (ja) | 通信装置、基地局および通信方法 | |
EP0439583B1 (en) | Method of, and primary station for, operating a telephone system | |
JP2003324412A (ja) | 無線アクセスシステム、及び無線機 | |
JPH05328428A (ja) | 移動無線通信システム | |
JP2021111945A (ja) | 無線通信システム | |
TWI399995B (zh) | Base station, multi - cell communication system and communication method | |
JP5787685B2 (ja) | 時分割複信方式無線通信システム | |
JP5787684B2 (ja) | 時分割複信方式無線通信システム | |
JPH0591010A (ja) | 通信方式 | |
JPH02222331A (ja) | ゾーン切替制御方法 | |
JPH0444434A (ja) | 時分割多方向多重通信方式 | |
AU2065600A (en) | Base transceiver station for cellular mobile radio system and system for synchronizing such base transceiver stations | |
JPH0391330A (ja) | チャネル切替制御方法 | |
JPH0969811A (ja) | 基地局間同期信号の補正方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061012 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |