JP3867736B2 - フィルムの厚さ及び屈折率を測定するための方法及び装置 - Google Patents

フィルムの厚さ及び屈折率を測定するための方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、反射率計に関するものであり、とりわけ、フィルム、ウェブ、または、シートの厚さ及び群屈折率を測定するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多くの工業プロセスにおいて、フィルム厚の制御は、極めて重要である。例えば、写真フィルムの製造では、裏引き層上に乳剤の均一な層を形成することが必要になる。プロセス制御の観点からすると、フィルムの製造後、実験室でフィルムの測定を行うよりも、フィルムの製造プロセス中にフィルム厚の測定を行うことができるほうが有利である。オフ・ラインでサンプルの測定を実施する場合、かなりの量の欠陥材料の処理が済んでからしか、機械的動作不良の補正を実施することができない。このため、無駄を生じることになる。この明細書では、「フィルム」という用語には、シート及びウェブが含まれている。
【0003】
フィルム厚を測定するための先行技術による方法は、接触法と非接触法に分けることが可能である。接触法の1つでは、フィルムの両面に物理的に接触するマイクロメータが用いられる。これらの方法には、測定中に、物理的にフィルムを変形させて、測定を不正確なものにしてしまうとか、押し付けたり、引っ掻いたりしてフィルムに損傷を及ぼす可能性があるといった不都合がある。さらに、該方法は、高速で移動するフィルムのオン・ライン測定に適用するのが困難である。
【0004】
先行技術では、ベータ粒子またはガンマ線のような亜原子粒子または放射線ビームの減衰に基づく非接触法も既知のところである。例えば、このタイプの先行技術による方法の1つでは、フィルムによる電子ビームの減衰を利用して、フィルム厚が求められる。この方法には、4つの欠点がある。第1に、減衰がフィルムの化学組成及び密度によって左右されるので、フィルムの各タイプ毎に、該システムの較正を実施しなければならない。第2に、該システムは、一般に、粒子ビームを発生するため、放射線源に依存している。そして一般に、コスト、安全性、及び、生理学的理由から、放射性材料の利用は制限することが望ましい。第3に、放射線源を一方の面に配置し、検出器をもう一方の面に配置することができるようにするため、フィルムの両面へのアクセスが必要になる。最後に、この方法では、多層フィルムにおける個々の厚さを求めることができない。
【0005】
先行技術では、光学自己相関器を用いてフィルム厚を測定する方法も既知のところである。本明細書では、光学自己相関器は、可変差分時間遅延を有する干渉計であると定義する。光学自己相関器の実施例の1つについては、例えば、グッドマンの「統計光学」の第5章(Joseph W. Goodman, Statistical Optics, chapter 5, pp.157-170, John Wiley & Sons, 1985)に解説がある。当該技術の熟練者には、光学自己相関器の動作原理は明らかであるが、本特許に関連するので、ここでいくつかの原理について明らかにする。光が2つの異なる光路に分割され、その後、再結合して、フォトダイオードに送られる自己相関干渉計の場合、検出される光の強度は、あるパラメータの関数として測定される。このパラメータは、干渉計の差分光路長△Lとすることもできるし、あるいは、干渉計の差分時間遅延△tとすることも可能である。これらのパラメータは、△L=nc△tによって関連づけられるが、ここで、cは真空中における光の速度であり、nは差分光路長の媒質(通常は空気)の群屈折率である。差分時間遅延の関数として表される検出光の強度は、入力光のコヒーレンス関数と呼ばれる。従って、フィルムの異なる表面から反射する光間における遅延を求める受信器は、フィルムの異なる表面から反射する光の間における光路遅延を求める受信器と同じ機能を実施する。反射光のコヒーレンス関数におけるピーク間の間隔を求めるのは、同じ機能を果たすもう1つの方法である。そこで、差分時間遅延という用語には、差分光路遅延が含まれるものとする。
【0006】
マイケルソン干渉計は、こうした自己相関器の一例である。マイケルソン干渉計を利用したフィルム厚測定装置の一例が、フラワノイ(Flournoy)に与えられた米国特許第3,319,515号で教示されている。このシステムの場合、フィルム表面に対してある角度をなす平行光ビームによってフィルムの照射が行われる。フィルムの前面と背面から、反射光信号が発生する。次に、反射光信号を入力として受信するマイケルソン干渉計において発生する自己相関スペクトルのピークを調べることによって、2つの反射表面間の距離が求められる。あいにく、この方法では、群屈折率とフィルム厚の積だけしか求めることができない。この量に変動が検出されると、フィルムの組成が変化したのか、あるいは、厚さが変化したのかを確かめるため、追加測定を実施しなければならない。群屈折率は、媒質中における光パルスの伝搬速度対真空中におけるパルスの伝搬速度の比と定義される。
【0007】
フィルムが、厚さまたは屈折率の異なるいくつかの層から構成される場合、上記方法では、各層毎の厚さと屈折率の積に関して常に明確な答を得ることができるとは限らない。自己相関干渉計の出力は、その位置が可能性のある各反射境界対に関する光路長差によって決まる、いくつかのピークから構成される。境界数が増すにつれて、ピーク数が急速に増大する。例えば、3層フィルムは、上述のシステムにおけるさまざまな「単一光路」反射に対応する13のピークを有する出力を発生する。さらに、フィルム内で2回以上反射した光に対応する追加のピークも存在する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、本発明の目的は、薄膜の厚さ及び屈折率を測定するための改良された装置及び方法を提供することにある。
【0009】
本発明のもう1つの目的は、フィルムと測定装置の間における接触を必要としないシステムを提供することにある。
【0010】
本発明のさらにもう1つの目的は、ファイバ・リードにおける長さの変動に影響されることがなく、単層フィルムの場合に、フィルムのはためきに適応することが可能なシステムを提供することにある。
【0011】
本発明のさらにもう1つの目的は、群屈折率とフィルム厚を別個に求めることが可能なシステムを提供することにある。
【0012】
本発明のさらにもう1つの目的は、多層フィルムにおける個々の層の厚さを求めることが可能なシステムを提供することにある。
【0013】
本発明の以上の及びその他の目的については、当該技術の熟練者には、本発明の下記の詳細な説明及び添付の図面から明らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上部表面と下部表面を備えたフィルムの厚さを測定するための装置及び方法から構成される。該装置には、プローブ光信号を発生する低コヒーレンス光源が含まれている。フィルムは、第1と第2の基準反射鏡の間に配置され、第1の基準反射鏡は部分的に反射する。プローブ光信号は、第1の基準反射鏡を通過した後、フィルムに加えられる。フィルムを出るプローブ光信号の一部は、第2の基準反射鏡によって反射され、第1の基準反射鏡に向かって戻される。第1の基準反射鏡を出た光は集光され受信器に対する入力が形成される。受信機は、フィルムの上部表面によって反射される光と下部表面によって反射される光の間における時間遅延、並びに、前記第1の反射鏡と第2の反射鏡の間に前記フィルムを挿入することによって生じる前記第1の反射鏡と第2の反射鏡の間における光路長の変化を求める。本発明の望ましい実施例の場合、受信器は、結合された光信号から測定される周波数領域のスペクトルのフーリエ変換を可能にする回路要素を含む、光学自己相関器または光学スペクトル分析器から構成される。基準反射鏡のうち1つだけしか利用しない実施例は、多層フィルムが利用される場合に、受信器からの出力スペクトルを単純化するための手段を与える。
【0015】
【実施例】
本発明を実施した測定装置である厚さモニタ装置の望ましい実施例の略図である図1を参照することによって、先行技術に対する本発明の方法の利点がより容易に理解できるであろう。厚さモニタ装置10が、低コヒーレンス光源12を利用して光信号すなわちプローブ光信号を発生する。光信号は、後で詳述する基準プレート25を通過した後、測定すべきフィルム15に加えられる。フィルム15の後方には第2の基準反射鏡26が配置されている。基準反射鏡26も部分反射表面とすることが可能である。反射によってファイバ14に戻される光が、レンズ27によって集められ、カップラ16とファイバ17によって受信器18に送られる。受信器18は、自己相関器が望ましいが、さらに詳細に後述するように、他の形態の受信器を利用することも可能である。
【0016】
光源12のコヒーレンス長は、測定を受けるフィルムの厚さに比べて短くなければならない。こうした光源は、光学反射率測定技術において一般的であり、従って、ここでは詳細に論じない。ここでの論述のためには、光源12にエッジ発光の発光ダイオードを利用することが可能であるという点について特に言及しておけば十分である。
【0017】
マイケルソン干渉計から構成される典型的な自己相関器18が、18で示されている。マイケルソン干渉計に入射する光は、ビーム分割器19によって異なる光路を通る2つのビームに分割される。第1の光路は、固定鏡20の位置によって決まり、第2の光路は、可動鏡21の位置によって決まる。異なる光路を通り抜けた後、光はビーム分割器19によって再結合されて、フォトダイオード22に送られ、光の干渉のために鏡21の位置に応じて変化する光の強度が測定される。
【0018】
干渉計の基準アームの差が光を反射した2つの異なる表面間における光路長の差に等しい場合には、フォトダイオード22に必ず強度のピークが生じることになる。各反射がそれ自体とオーバラップする場合に相当するx=0において、必ず大きいピークが生じる。
【0019】
次に、プレート25と反射鏡26の間の間隙にフィルムが配置される前と後における、受信器18の出力をそれぞれ示す図2及び3を参照する。フィルムがなければ、受信器18の出力には、基準反射鏡間の間隔であるx=dにピークが含まれることになる。フィルムが導入されると、図3に32で示すように、このピークがx=d+(n−1)tまで移行する。原理上、レンズ27に最も近い反射鏡25の表面に対応するピークも生じることになる。この追加表面からの反射は、有用な追加情報を全く提供しないので、表面にある角度をつけるか、または、表面に反射防止コーティングを施すことによって、これらの反射を抑制することが可能である。
【0020】
間隙にフィルムを挿入すると、フィルムの一方の表面及び基準表面の1つを含む、さまざまな新しい組み合わせの表面からの反射によって生じるいくつかの他のピークも生じることになる。図3には、このタイプの典型的なピークが34で示されている。最後に、フィルムの2つの表面からの反射に対応する1つのピークが生じることになる。このピークは、図3に33で示すように、x=ntに生じることになる。留意すべきは、ほぼx=0に対称をなすように位置する第2組のピークが、やはり受信器18の出力に生じるという点である。
【0021】
単一の均一なフィルムが間隙内に存在する場合、ピーク31のシフト及びピーク33の位置によって、nとtの両方を求めるのに十分な情報が得られる。2つ以上の層が存在する場合、ピーク・パターンの判定を単純化するため、追加反射を利用することが可能であり、これにより、各層の厚さに関する情報を得ることが可能になる。
【0022】
フィルムが2層から構成され、フィルムの前にある基準反射鏡の反射率が、個々のフィルム境界の反射率よりもかなり大きい場合について考察する。図4には、こうした構成が示されている。ファイバ210によって送られる光は、レンズ212によって平行化され、次に、部分反射プレート(すなわち基準反射鏡)214を通過して、2層フィルム216に当たる。基準反射鏡から第1の層の表面までの距離をt0で表すことにする。同様に、第1と第2の層の厚さを、それぞれ、t1及びt2で表すことにする。
【0023】
基準表面とフィルムの境界の間において可能性のある反射の組み合わせが3つ存在する。これらの反射は、t0、(t0+n11)、及び、(t0+n11+n22)のx値に対応するが、ここで、n1およびn2は、第1と第2の層のそれぞれの屈折率である。これらの反射に対応するピークが、図5に示されている。図面の簡略化のため、群屈折率値は省略されている、すなわち、例えばn11がt1として示されている。留意すべきは、t0を調整することによって、受信器の出力の他のピークをこれらのピークから隔てるための間隔が得られるという点である。さらに、留意すべきは、スペクトルにおけるピークの順序が、層の空間配列と同じであるという点である。従って、基準反射鏡は、受信器の出力の解釈を単純化するための手段も提供する。受信器18からの自己相関器出力の単純化に必要なのは、1つの基準反射鏡だけである。図1に示す反射鏡25及び26のいずれかが、この目的のために機能することになる。
【0024】
用途によっては、シートの均一性をテストするために、シート上のいくつかの異なる位置における厚さの測定が所望される場合もある。本発明によれば、図1に示すように、ファイバ14に追加3dBカップラを挿入するか、または、カップラ16を出る追加ファイバを利用して、信号を追加ファイバに分割し、追加プローブの構成に用いられるようにすることによって、こうした多点測定が可能になる。各プローブの寸法が、他のプローブと十分に異なるように選択され、フィルムから基準表面までの距離が、同様に十分異なるように選択されると、個々のプローブ測定値を同じ自己相関器に対して多重化することが可能になる。十分な差が存在すれば、追加プローブ対によって導入される追加ピークは、互いにはっきりと区別がつくことになる。
【0025】
本発明の上述の実施例は、自己相関器としてマイケルソン干渉計を利用したものであるが、他の形態の自己相関器を利用することも可能である。例えば、波長または光学周波数の関数として光学パワーを測定する光学スペクトル分析器を利用することが可能である。周波数領域スペクトルのフーリエ変換によって、自己相関器の出力と同じ出力が得られる。
【0026】
本発明の上述の実施例では、受信器に自己相関器が利用されているが、他のタイプの反射率計受信器を利用することも可能である。こうした代替構成が、図6に100で示されている。低コヒーレンス光源12からの光は、カップラ161によって2つの信号に分割される。ファイバ164の信号は、上述のように、測定を受けるフィルムに加えられる。カップラ161によって発生した第2の光信号が、可動鏡121を含む可変反射光路(基準光路)を通り抜けた後、カップラ161において、反射によってファイバ164に戻された光と結合される。基準光路の遅延が反射鏡のあるプローブ・アームにおける信号の通過時間と一致すると、カップラ161において結合された信号は、構成的干渉を受けることになる。カップラ161を出る光の強度は、光検出器121によって測定される。このタイプの受信器は、市販品として購入することが可能である(例えば米国ヒューレット・パッカード製HP8504 Precision Reflectomer)。鏡位置Xの関数としてのフォトダイオードの出力から、上述のようにフィルム厚及び群屈折率を求めることが可能である。
【0027】
この構成には、フィルムの反射を弁別するのに十分な空間分解能を備えた任意のタイプの反射率計を用いることが可能である。しかし、その結果が、個々のファイバの長さの変動に影響を受けやすいので、この構成は望ましいものではない。こうした変動は、温度の揺動または機械的応力のために生じる可能性がある。これに対し、自己相関受信器によって得られる結果は、こうした揺動に左右されない。
【0028】
本発明は、「上部」表面と「下部」表面を備えたフィルムに関連して説明したが、これらの用語は、フィルムの2つの表面に関する単なる便宜上の表示にすぎない。従って、これらの用語は、本発明の範囲を制限するものと解釈すべきではない。
【0029】
当該技術の熟練者には、以上の説明及び添付の図面から本発明に対するさまざまな修正が明らかになるであろう。従って、本発明は、付属の請求の範囲によってのみ制限されるものとする。以下に本発明の要旨の理解を容易にするため本発明の実施態様のいくつかを列記する。
【0030】
(実施態様1)
上部表面と下部表面を備えた透明フィルム[15]の厚さを測定するための装置[10、100]において、低コヒーレンス光源[12]からプローブ光信号を発生し、前記プローブ光信号を前記フィルム[15]に加えるための手段[14、16、161、164]と、部分的に透明な第1の反射鏡[25]と、前記第1の反射鏡[25]と、前記フィルム[15]とを通過した前記プローブ光信号を、前記第1の反射鏡[25]に向かって反射するための第2の反射鏡[26]と、前記反射によって前記第1の反射鏡[25]に向かって戻されたプローブ光信号を集めるための手段[16]と、前記集められたプローブ光信号を受信し、前記集められたプローブ光信号から前記フィルム[15]の上部表面によって反射されたプローブ光信号と下部表面によって反射されたプローブ光信号との間の時間遅延を求め、前記第1と第2の反射鏡[25、26]の間に前記フィルム[15]を配置した場合の、前記第1と第2の反射鏡[25、26]間における光路の変化を求めるための受信器[18]とを備えた、測定装置。
【0031】
(実施態様2)
前記受信器[18]が光学自己相関器を備えたことを特徴とする実施態様1に記載の測定装置[10、100]。
(実施態様3)
前記受信器[18]が光学反射率計を備えたことを特徴とする実施態様1に記載の測定装置[10、100]。
(実施態様4)
前記受信器[18]が光学スペクトル分析器を備えたことを特徴とする実施態様1に記載の測定装置[10、100]。
【0032】
(実施態様5)
上部表面と下部表面を備えた透明フィルム[15]の厚さを測定するための装置[10、100]において、低コヒーレンス光源[12]からプローブ光信号を発生し、前記プローブ光信号を前記フィルム[15]に加えるための手段と、前記プローブ光信号の一部を反射するように、前記フィルム[15]の一方の面に配置される部分反射鏡と、前記反射鏡及び前記フィルム[15]によって反射された光を集めるための手段[14、16、161、164]と、前記集められた光信号を受信し、前記フィルム[15]の前記上部表面から反射した光と前記下部表面から反射した光との間の時間遅延を求めるための受信器[18]とを備えた、測定装置。
【0033】
(実施態様6)
上部表面と下部表面を備えた透明フィルム[15]の厚さと群屈折率を測定するための方法において、低コヒーレンス光源[12]からプローブ光信号を発生して、前記プローブ光信号を前記フィルム[15]に加えるステップと、部分的に透明な第1の反射鏡[25]を設けるステップと、第2の反射鏡[26]を設けて、前記第1と第2の反射鏡[25、26]の間に前記フィルム[15]を配置し、前記プローブ光信号が前記第1の反射鏡[25]を通過した後、前記フィルム[15]に加えられ、前記フィルム[15]を出る前記プローブ光信号の一部が、前記第2の反射鏡[26]によって反射されて、前記第1の反射鏡[25]に向かって戻されるようにするステップと、前記反射によって前記第1の反射鏡[25]に向かって戻された前記プローブ光信号を集めるステップと、受信器[18]において、前記集められた前記プローブ光信号から前記フィルム[15]の前記上部表面によって反射されたプローブ光信号と下部表面によって反射されるプローブ光信号との間の時間遅延を求め、前記第1と第2の反射鏡[25、26]の間に前記フィルム[15]を配置した場合の、前記第1と第2の反射鏡[25、26]間における光路の変化を求めるステップとを有する、測定方法。
【0034】
(実施態様7)
前記受信器[18]が、光学自己相関器を含むことを特徴とする、実施態様6に記載の測定方法。
(実施態様8)
前記受信器[18]が、光学反射率計を含むことを特徴とする、実施態様6に記載の測定方法。
(実施態様9)
前記受信器[18]が、光学スペクトル分析器を含むことを特徴とする、実施態様6に記載の測定方法。
【0035】
(実施態様10)
上部表面と下部表面を備えた透明フィルム[15]の厚さを測定するための方法において、低コヒーレンス光源[12]からプローブ光信号を発生して、前記プローブ光信号を前記フィルム[15]に加えるステップと、反射鏡を設けて、前記プローブ光信号の一部を反射するステップと、前記フィルム[15]及び前記反射鏡によって反射される光を集めるステップと、前記集めた光から前記フィルム[15]の前記上部表面によって反射された光と前記下部表面によって反射された光との間の時間遅延を求めるステップとを有する、測定方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による厚さモニタ装置の望ましい実施例に関する概略図である。
【図2】基準反射鏡間にフィルムが存在しない場合に、自己相関受信器によって生じる出力を示す図である。
【図3】基準反射鏡間に測定されるフィルムが挿入された場合に、自己相関受信器によって生じる出力を示す図である。
【図4】2層のフィルムの測定時に、自己相関器の出力の解釈を単純化するために1つの反射鏡が用いられる構成を示す図である。
【図5】図4に示す構成を利用した場合に、自己相関受信器によって発生する出力を示す図である。
【図6】受信器に光学反射率計を利用した本発明の他の実施例に関する概略図である。
【符号の説明】
10 厚さモニタ装置
12 低コヒーレンス光源
15 フィルム
16 カップラ
17 ファイバ
18 受信器
19 ビーム分割器
20 固定鏡
21 可動鏡
22 フォトダイオード
25 基準プレート
26 基準反射鏡
100 代替厚さモニタ装置
121 可動鏡
161 カップラ
164 ファイバ
210 ファイバ
212 レンズ
214 部分反射プレート
216 2層フィルム

Claims (3)

  1. 上部表面と下部表面を備えた透明フィルムの厚さ及び群屈折率を測定するための装置において、
    低コヒーレンス光源からプローブ光信号を発生し、前記プローブ光信号を前記フィルムに加えるための手段と、
    部分的に透明な第1の反射鏡と、
    第2の反射鏡であって、前記第1と第2の反射鏡の間に前記フィルムを配置し、前記プローブ光信号が前記第1の反射鏡を通過した後、前記フィルムに加えられるとともに、前記フィルムを出る前記プローブ光信号の一部が、前記第2の反射鏡によって反射されて、前記第1の反射鏡に向かって戻されるようにするための第2の反射鏡と、
    前記反射によって前記第1の反射鏡に向かって戻されたプローブ光信号を集めるための手段と、
    前記集められたプローブ光信号を受信し、前記集められたプローブ光信号から前記フィルムの上部表面によって反射されたプローブ光信号と下部表面によって反射されたプローブ光信号との間の時間遅延を求め、前記第1と第2の反射鏡の間に前記フィルムを配置した場合の、前記第1と第2の反射鏡間における光路変化を求め、前記時間遅延及び前記光路変化から前記厚さ及び群屈折率を決定する受信器とを備えた測定装置。
  2. 上部表面と下部表面を備えた透明フィルムの厚さと群屈折率を測定するための方法において、
    低コヒーレンス光源からプローブ光信号を発生して、前記プローブ光信号を前記フィルムに加えるステップと、
    部分的に透明な第1の反射鏡を設けるステップと、
    第2の反射鏡を設けて、前記第1と第2の反射鏡の間に前記フィルムを配置し、前記プローブ光信号が前記第1の反射鏡を通過した後、前記フィルムに加えられ、前記フィルムを出る前記プローブ光信号の一部が、前記第2の反射鏡によって反射されて、前記第1の反射鏡に向かって戻されるようにするステップと、
    前記反射によって前記第1の反射鏡に向かって戻された前記プローブ光信号を集めるステップと、
    受信器において、前記集められた前記プローブ光信号から前記フィルムの前記上部表面によって反射されたプローブ光信号と下部表面によって反射されるプローブ光信号との間の時間遅延を求め、前記第1と第2の反射鏡の間に前記フィルムを配置した場合の、前記第1と第2の反射鏡間における光路変化を求め、前記時間遅延及び前記光路変化から前記厚さ及び群屈折率を決定するステップとを有する測定方法。
  3. 上部表面と下部表面と1つ以上のフィルム境界を備えた2つ以上の層を有する透明フィルムの前記層の厚さを測定するための方法において、
    低コヒーレンス光源からプローブ光信号を発生して、前記プローブ光信号を前記フィルムに加えるステップと、
    反射鏡を設けて、前記プローブ光信号の一部を反射するステップと、
    前記フィルム及び前記反射鏡によって反射される光を集めるステップと、
    前記集めた光を光学自己相関器に送り、前記層の厚さを求めるステップとを有する測定方法。
JP20440996A 1995-08-28 1996-08-02 フィルムの厚さ及び屈折率を測定するための方法及び装置 Expired - Fee Related JP3867736B2 (ja)

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