JP3866116B2 - 携帯端末装置およびストラップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機、簡易型携帯電話機、携帯情報端末等の携帯端末本体と、該携帯端末本体に取り付けられるストラップとを備えた携帯端末装置およびストラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯端末装置には、携帯端末本体のポケットや鞄からの取り出しを容易にし、あるいは、携帯端末本体が手から落下することを防止するために、皮革やプラスチック等の材料からなる帯材をリング状に形成したストラップが備えられている。このようなストラップは、リング状に形成した帯材の先端に細紐からなる接続ワイヤ部を備えていて、この接続ワイヤ部を携帯端末本体の一部に設けられた貫通穴からなる取付部に貫通させて結わえることにより、携帯端末本体に固定されるようになっている。
【0003】
また、従来より、GPS(Global Positioning System)機能を搭載した携帯端末装置が開発されており、このGPS機能を利用して取得した地図情報を、携帯端末本体に設けられている表示画面に表示して移動経路を案内するナビゲーション技術も知られている。この場合に、携帯端末装置の使用者は表示画面に表示されている地図上の建造物その他の目印に基づいて、自分の現在位置を確認し、あるいは、自分の現在向いている方角を確認する。
【0004】
したがって、周囲に目印となるような建造物が存在する場合には、比較的早期に自分の現在位置と向いている方角とを認識することができるが、目印となる建造物が存在しない場合には、自分の現在位置や方角を把握することが困難である。また、表示画面30に地図を表示する場合には、図7に示されるように、通常、地図情報とともに、北などの方角を表す矢印Pや文字を表示したり、表示画面30の上方が北を指し示すように地図を表示したりする。したがって、携帯端末装置の使用者は、太陽の位置や星座の位置を手がかりに自分の向いている方角を知り、その方角と表示画面30の方角とを一致させることにより目的地の方向を把握することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、太陽や星座による方向の把握は、夜間や天候によって不可能な場合があり、不慣れな場所において、携帯端末装置の使用者が、自分の向いている方角がどの方角であるかを把握することは必ずしも容易ではない。
方角を簡易に知るための装置として方位磁石が知られている。したがって、携帯端末装置の使用者が、方位磁石を携帯していれば、表示画面に現れた地図の方角を迅速に把握できる。
【0006】
しかしながら、携帯端末装置の使用者が方位磁石を日常的に携行しているとは考えられず、また、常時携行していなければ、方角確認ができないのは不便でもある。
また、方位磁石は、地磁気を感知する手段であるため、地磁気以外の周囲の磁場の影響をも受け易いものである一方、携帯端末装置は、通常、強力な磁気発生部品であるスピーカを備えている。したがって、方位磁石をスピーカの近傍で使用する場合には、該方位磁石により示される方位に狂いが生じ、携帯端末装置の使用者が現在の方角を誤る可能性がある。
【0007】
特に、携帯端末装置の使用者は、表示画面に表示されている地図と、方位磁石とを見比べて使用することが考えられる。しかしながら、携帯電話機には受話スピーカと着信音等を発生する報知スピーカとが備えられており、一般に、受話スピーカは、携帯端末本体の上部に、報知スピーカは携帯端末本体の背面に配置される。携帯端末本体の表側には、上部に表示画面、下部に操作キーが配置されるのが一般的である。そして、携帯端末本体の裏側下部にはバッテリの収納部などが設けられるため、報知スピーカは、携帯端末本体の上部、すなわち、表示画面の背面側に配置される。
【0008】
つまり、表示画面の近傍には、スピーカのような磁気発生部品が数多く配置されている。
したがって、使用者が表示画面の近傍に方位磁石を配置して両者を見比べるような一般的な使用方法を採用する場合には、方位磁石の示す方位が、磁気発生部品によって狂わされ、正確な案内をすることができないという不都合がある。
【0009】
さらに、近年では、携帯電話機のような携帯端末装置において、着信メロディを高い音質で鳴らすことができるものが開発され、これに伴って音量を増大させる傾向にある。その結果、スピーカから発生する磁束の密度が増大し、方位磁石に大きな誤差が生ずる虞がある。
【0010】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、方位磁石を携帯端末本体とともに携行することを可能とし、方角を簡易かつ精度よく示すことができる携帯端末装置およびストラップを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
発明は、携帯端末本体と、該携帯端末本体に取り付けられるストラップとからなり、前記ストラップは、該ストラップを前記携帯端末本体に取り付けるための接続ワイヤ部と、方位磁石とを有し、前記携帯端末本体は、前記接続ワイヤ部を取り付ける取付部が設けられ、前記接続ワイヤ部は、前記取付部も取り付けられた状態にて、前記方位磁石を前記取付部から引き離す方向に復元可能なバネ剛性を有することを特徴とする携帯端末装置を提案している。
【0013】
発明は、携帯端末本体に取り付けられるストラップであって、前記携帯端末本体に取り付けるための接続ワイヤ部と、方位磁石とを有し、前記接続ワイヤ部は、前記取付部に取り付けられた状態にて、前記方位磁石を前記取付部から引き離す方向に復元可能なバネ剛性を有することを特徴とするストラップを提案している。
【0018】
1及び発明によれば、接続ワイヤ部のバネ剛性によって、方位磁石が磁気発生部品から離れる方向に常に付勢・復元されている。その結果、方位磁石に加えられる力が、このバネ剛性により生ずる力より小さい場合、すなわち、携帯端末装置が机上に置かれた場合などには、接続ワイヤ部が方位磁石を磁気発生部品から引き離す方向に移動させることになる。したがって、方位磁石が磁気発生部品から発せられる漏洩磁束の影響がより少ない位置に配置される。
【0020】
この発明によれば、ストラップに方位磁石を取り付けることにより、携帯端末本体とともに常に方位磁石を携行することが可能となる。したがって、携帯端末本体において地図情報を表示するなど、ナビゲーションシステムを使用する際に、方位磁石を使用して、より正確な方位を知ることができる。この場合において、携帯端末本体には、通常、外部機器接続用のコネクタが設けられているが、本発明の携帯端末装置には、ストラップに、該ストラップをコネクタに連結する連結部が設けられているので、該コネクタに連結部を連結することにより、方位磁石を携帯端末本体に取り付けて、方位磁石と携帯端末本体の両方を片手で携帯することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る携帯端末装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。
本実施形態に係る携帯端末装置1は、携帯端末本体2と該携帯端末本体2に取り付けるストラップ3とから構成されている。
【0025】
前記携帯端末本体2は、例えば、単一の筐体の上部に液晶表示画面4、下部に操作キー5を配置したストレート型の携帯電話機2である。
この携帯電話機2には、液晶表示画面4の上部に通話相手の音声を発生する受話スピーカ6が配置されている。また、前記液晶表示画面4のちょうど裏側の携帯電話機2背面には、着信音等を発生する報知スピーカ7が設けられている。
【0026】
これらのスピーカ6,7は、音声を発生する音声発生源であるとともに、電気信号を音声信号に変換するために磁石と誘導コイルとを利用しているので、磁気を発生する磁気発生部品でもある。
また、前記携帯電話機2の下部には、前記ストラップ3を取り付ける取付部8が設けられている。この取付部8は、携帯電話機2の筐体の一部に設けた貫通穴である。
【0027】
前記ストラップ3は、帯材をリング状に形成して構成した取っ手部9と、細紐からなる接続ワイヤ部10と、これら取っ手部9および接続ワイヤ部10の間に固定された方位磁石11とを備えている。
取っ手部9は、布、革、紐等の任意の材質の帯材によって構成することができ、特に、携帯電話機2をポケットやバッグから取り出す際に、使用者が手に取って引っ張ることができ、また、携帯電話機2の使用時に、手から落とさないように手首を通すことができる程度の寸法を有している。
【0028】
前記接続ワイヤ部10は、任意の材質の細紐からなるものでよいが、一定以上のバネ剛性を有する材質により構成するとなおよい。すなわち、このように構成することにより、前記携帯電話機2の取付部8に取り付けた状態で、接続ワイヤ部10のバネ剛性によって、方位磁石11を携帯電話機2から引き離す方向に付勢することが可能となる。
【0029】
前記方位磁石11は、略円柱状に形成され、その一端面に円形の窓部12を有するとともに、該窓部12の内側に、中心軸回りに回転自在に支持された磁針13を備えている。そして、該窓部12を略水平に配することにより、磁針13を地磁気に従って自由に回転させ、その指し示す方向によって方位を知ることができるようになっている。
【0030】
このような方位磁石11は、上述したように、接続ワイヤ部10を携帯電話機2の取付部8に結わえることにより、携帯電話機2に取り付けられる。
この場合において、本実施形態に係る携帯端末装置1では、前記携帯電話機2の取付部8の位置と、接続ワイヤ部10の長さ寸法とが、以下のように決定されている。
【0031】
すなわち、図1に斜線で示す範囲A,Bは、受話スピーカ6および報知スピーカ7からの漏洩磁束が所定値以上の範囲である。そして、取付部8の位置および接続ワイヤ部10の長さ寸法は、鎖線で示す方位磁石の動作範囲Cが、斜線で示す範囲A,Bに入らないように決定されている。
【0032】
ここで、地磁気の強さは0.2〜0.5ガウスであるので、方位磁石11は、スピーカ6,7からの漏洩磁束がその約1/5以下の範囲に配されるならば、その指し示す方位に大きな狂い、すなわち、人が道に迷う程の方位の狂いを生ずることがないと考えられる。
そこで、上記所定値として、例えば0.5ガウスの1/5、すなわち0.1ガウスを設定し、方位磁石11の動作範囲Cを、スピーカ6,7からの漏洩磁束が0.1ガウス以下となる範囲に制限することにより、方位磁石11は、スピーカ6,7の漏洩磁束による大きな方位の変動を受けることなく、地磁気によって示される、ほぼ正確な方位を指し示すことができる。
【0033】
また、上記実施形態においては、取付部8の位置を、報知スピーカ7から最も離れた位置である、携帯電話機2の下部に配置したので、接続ワイヤ部10の長さ寸法を十分に長くすることができる。しかし、図1に鎖線Dで示されるように、取付部8’の位置を報知スピーカ7や受話スピーカ6に、より近い位置に配置した場合においても、接続ワイヤ部10の長さ寸法、すなわち、接続ワイヤ部10の先端から方位磁石11までの距離を十分に短く設定することにより、スピーカ6,7からの漏洩磁束の影響を殆ど受けることのない位置において方位磁石11を使用することが可能となる。
【0034】
その結果、携帯電話機2の使用者が、液晶表示画面4に表示された地図と、方位磁石11により指し示された方位とを見比べながら道順を辿る場合に、方位磁石11を携帯電話機2に対していかなる位置に配置したとしても、方位磁石11の指し示す方位に大きな狂いを生ずることがなく、道に迷う等の不都合を生じない。
【0035】
なお、上記実施形態においては、所定値として0.1ガウスを設定し、スピーカ6,7からの漏洩磁束が0.1ガウス以下となる範囲に方位磁石11の動作範囲C,Dを制限することとしたが、これに限定されるものではなく、所定値の値は、0.1ガウス以下の範囲において適宜設定することができる。
【0036】
また、上記実施形態においては、磁気発生部品である各スピーカ6,7からの漏洩磁束が約0.1ガウス以下となる範囲に方位磁石11の動作範囲C,Dを制限することとしたが、これに代えて、各スピーカ6,7からの漏洩磁束による方位磁石11の振れ幅により、方位磁石11の動作範囲C,Dを制限することとしてもよい。このような範囲としては、人が方位を見誤って道に迷うことのない程度の範囲、すなわち、例えば、真の方位に対して約±10°以下となる範囲を選定すればよい。
【0037】
さらに、上記実施形態においては、携帯電話機2の場合において説明したが、これに限定されるものではない。例えば、携帯電話機2に限られず、簡易型携帯電話機や携帯情報端末など任意の携帯端末装置に適用することが可能である。
また、液晶表示画面4と操作キー5とが同一の筐体内に並んで配置されている、いわゆるストレート型の携帯電話機2について説明したが、液晶表示画面4を備えた第1の筐体と操作キー5を備えた第2の筐体とをヒンジによって折り畳み可能に連結した折り畳み式の携帯端末装置に適用することもできる。
【0038】
この場合には、操作キー5が設けられている第2の筐体の下端部に取付部8を設けても、該取付部8に取り付けたストラップ2の方位磁石11は、筐体どうしが折り畳まれた状態においては、第1の筐体の上部に設けられている受話スピーカ6の近傍に配置されてしまう。しかし、方位磁石11が必要となるのは、液晶表示画面4上に表示されている地図を使用者が見る場合に限られる。そこで、取付部8の位置および接続ワイヤ部10の長さ寸法は、筐体どうしが開かれた状態、すなわち、液晶表示画面4に表示された地図の情報を使用者が見ることができる状態において、方位磁石11がスピーカ6,7からの漏洩磁束の影響を受けない範囲で動作可能とするように設定されていればよい。
【0039】
また、特に、この折り畳み式携帯端末装置の場合に、接続ワイヤ部10のバネ剛性を高く設定しておくことが好ましい。これにより、筐体どうしを閉じて、方位磁石11がスピーカ6,7に近接可能な状態においても、方位磁石11がスピーカ6,7から離れる方向に付勢されるので、方位磁石11が磁束密度の強い領域内に放置されることを防止することができる。
【0040】
次に、この発明に係る携帯端末装置20およびストラップ21の第2の実施形態について、図2〜図6を参照して説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る携帯端末装置1と構成を共通とする箇所に同一の符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態に係る携帯端末装置20は、上述した第1の実施形態に係る携帯端末装置1と同様に、携帯電話機22とこれに取り付けるストラップ21とから構成されている。
【0041】
前記携帯電話機22には、その側面に、イヤホンや外付けカメラを接続するためのイヤホンジャックのようなコネクタ23が設けられている。
また、前記ストラップ21には、該ストラップ21を携帯電話機22の取付部8に取り付ける接続ワイヤ部10と、該接続ワイヤ部10の先端に固定された方位磁石11と、該方位磁石11に着脱可能に取り付けられるケーシング24に設けられ、携帯電話機22を取り扱うための取っ手部9とが備えられている。また、この取っ手部9に設けられたケーシング24の側面には、前記コネクタ23に接続するピン状の連結部25が備えられている。
【0042】
前記連結部25は、例えば、図2に示されているように、ケーシング24の側面に90°の範囲で揺動可能に取り付けられていて、方位磁石11の未使用時は、ケーシング24の側面に沿うように収納され、方位磁石11を使用するときには、ケーシング24の側面に直交する方向に突出させられるようになっている。そして、この連結部25を、携帯電話機22に設けたコネクタ23に挿入することにより、方位磁石11を液晶表示画面4と並べて携帯電話機22に取り付けることができる。
【0043】
また、ピン状の連結部25によって携帯電話機22に取り付けているので、当該連結部25の軸線回りに方位磁石11を揺動させることができる。その結果、例えば、携帯電話機22の液晶表示画面4を水平面に対して傾けて使用する場合においても、図3に示されているように、方位磁石11のみを水平な状態に配して使用することができる。したがって、精度のよい方位の検出を行うことができる。
【0044】
さらに、連結部25によって方位磁石11を携帯電話機22に一体化することができるので、携帯電話機22の使用者は、片手で、携帯電話機22と方位磁石11とを同時に持つことができる。したがって、携帯性が向上するとともに、操作性を向上し、使い勝手がよいという効果がある。
【0045】
なお、このように構成された本実施形態に係る携帯端末装置20においては、方位磁石11を使用する際に、携帯電話機22に設けたコネクタ23に取り付けることになる。しかしながら、図2,図3に示す例では、当該コネクタ23が、磁気発生部品である受話スピーカ6の近くに配置されているので、当該受話スピーカ6から発生する漏洩磁束の影響を受けることが十分に考えられる。そこで、このような場合には、携帯電話機22の受話スピーカ6および報知スピーカ7を漏洩磁束の少ない防磁型のスピーカとするか、布状の防磁シートによってスピーカ6,7を包み込むことが必要である。
防磁シートによってスピーカ6,7を包み込む方法によれば、より簡易かつ安価に製造することが可能となる。
【0046】
また、上記第2の実施形態に係る携帯端末装置20においては、スピーカ6,7に防磁処理を施して、方位磁石11を取り付けるコネクタ25をスピーカ6,7の近傍に設けることとしたが、これに代えて、第1の実施形態で述べたように、受話スピーカ6や報知スピーカ7からの漏洩磁束が一定レベル以下となる領域に、コネクタ23を配した携帯電話機22を採用することにしてもよい。これによれば、方位磁石11の使用時には、常に、スピーカ6,7からの漏洩磁束の影響が少ない状態で方位磁石11を使用することができ、スピーカ6,7に防磁処理をしなくて済むので、より簡易かつ安価に、ナビゲーションの精度を向上することが可能となる。
【0047】
また、方位磁石11に着脱可能なケーシング24を設け、当該ケーシング24に連結部25を設けることとしたが、これに代えて、図4に示されるように、方位磁石11を構成するケーシング26に連結部25を設けることにしてもよい。また、図5に示されているように、連結部25を設けるケーシング27を方位磁石11に回転自在に取り付けておき、方位磁石11の使用時に、ケーシング27を回転させて連結部25をコネクタ23に接続することにしてもよい。
【0048】
さらに、方位磁石11を取り付けるコネクタ23は、イヤホンジャックに限定されるものではなく、図6に示されるように、データ通信用のケーブルを接続するコネクタ28を利用することにしてもよい。この場合には、コネクタ28に取り付けるケーシング29に対して、表示画面4に平行な水平軸線回りに方位磁石11を揺動させることができる構造とすることが好ましい。これにより、表示画面4の傾きに関わらず、方位磁石11を水平状態に維持して、方位の検出を精度よく行うことが可能となる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る携帯端末装置によれば、磁気発生部品からの漏洩磁束の影響をさほど受けることなく、方位磁石によって正確な方位を示すことができるので、携帯端末装置の使用者が、方向を見誤って目的地を捜すのに時間がかかったり、道に迷ったりすることを防止することができるという効果を奏する。
また、方位磁石を携帯端末本体に取り付けて、方位磁石と携帯端末本体の両方を片手で携帯することが可能となる。
【0050】
また、この発明に係るストラップによれば、携帯端末本体に簡易に取り付けて、携帯端末本体と方位磁石とを片手で持つことができるので、携帯性が向上されるとともに、携帯端末本体に表示される地図と方位磁石により示される方位とを容易に見比べることができ、使い勝手がよいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る携帯端末装置を示す正面図である。
【図2】 この発明の第2の実施形態に係る携帯端末装置およびストラップを示す斜視図である。
【図3】 図2の携帯端末装置において、ストラップを携帯端末本体に取り付けた状態を示す一部を破断した斜視図である。
【図4】 この発明の他の実施形態に係る携帯端末装置およびストラップを示す斜視図である。
【図5】 この発明のさらに他の実施形態に係る携帯端末装置およびストラップを示す斜視図である。
【図6】 この発明のさらに他の実施形態に係る携帯端末装置およびストラップを示す斜視図である。
【図7】 携帯端末装置の表示画面に表示される地図情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,20 携帯端末装置
2,22 携帯電話機(携帯端末本体)
3,21 ストラップ
4 液晶表示画面(表示部)
6 受話スピーカ(磁気発生部品)
7 報知スピーカ(磁気発生部品)
8 取付部
10 接続ワイヤ部
11 方位磁石
23,28 コネクタ
25 連結部
C,D 動作範囲

Claims (2)

  1. 携帯端末本体と、該携帯端末本体に取り付けられるストラップとからなり、
    前記ストラップは、該ストラップを前記携帯端末本体に取り付けるための接続ワイヤ部と、方位磁石とを有し、
    前記携帯端末本体は、前記接続ワイヤ部を取り付ける取付部が設けられ、
    前記接続ワイヤ部は、前記取付部に取り付けられた状態にて、前記方位磁石を前記取付部から引き離す方向に復元可能なバネ剛性を有することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 携帯端末本体に取り付けられるストラップであって、
    前記携帯端末本体に取り付けるための接続ワイヤ部と、方位磁石とを有し、
    前記接続ワイヤ部は、前記取付部に取り付けられた状態にて、前記方位磁石を前記取付部から引き離す方向に復元可能なバネ剛性を有することを特徴とするストラップ。
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