JP3865573B2 - 誘電体漏れ波アンテナ - Google Patents

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    • H01Q13/28Non-resonant leaky-waveguide or transmission-line antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave comprising elements constituting electric discontinuities and spaced in direction of wave propagation, e.g. dielectric elements or conductive elements forming artificial dielectric
    • HELECTRICITY
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    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0006Particular feeding systems
    • H01Q21/0037Particular feeding systems linear waveguide fed arrays
    • H01Q21/0068Dielectric waveguide fed arrays

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地板導体と誘電体とによって形成される電磁波の伝送路から電磁波を漏出させる誘電体漏れ波アンテナにおいて、その構造を簡単化し、能率を高くするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線LANや自動車に搭載するレーダ等にミリ波帯で使用可能なアンテナの需要が高まっている。
【0003】
ミリ波帯用のアンテナとしては、導波管に設けたスロットから電磁波を漏出させるものや、基板上に結合孔を設けてトリプレート線路で給電するいわゆるトリプレートアンテナ等、各種提案されているが、導波管を用いたアンテナはその金属壁で仕切られた立体構造を有しているため製造が難しく、また、トリプレートアンテナでは、マイクロストリップ線路程ではないが線路損失が大きく、素子の反射による不要波がトリプレート線路内を伝送するため、アンテナの能率が上がらないという問題がある。
【0004】
このため、導波管と等価な伝送路をプリント基板の上下の金属面とその金属面を貫通するように構成されたスルーホールとによって構成した平行平板スロットアレーアンテナが提案されている(信学技報 TECHNICAL REPORT OF IEICE.A・P99-114,RCS99-111(1999-10)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにプリント基板にスルーホールを用いて導波管と等価な伝送路を構成する平行平板アンテナでは、誘電体漏れ波アンテナに比べて構造的に複雑であり、スルーホール加工にともなう製造コストが高くなる。
【0006】
また、このアンテナの場合、伝搬方向に垂直な断面内で一様な電磁界モード、即ちTEMモードを用いるため、上下の金属板に同じ大きさの強い電流が流れ、導体損が発生し、これが大きな損失の原因となる。また、グレーティングローブを抑圧するために、実際に平行平板に誘電体板を挿入されているので、誘電体損も生じ、低損失化に限界があった。
【0007】
このため、能率が高く構造が簡単なアンテナの実現が望まれていた。本発明は、この要求に応える誘電体漏れ波アンテナを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の誘電体漏れ波アンテナは、
地板導体と、該地板導体の一面側に設けられ、該地板導体との間で電磁波を表面に沿って一端側から他端側へ伝送させる伝送路を形成する誘電体基板と、該誘電体基板に前記伝送路の電磁波伝送方向に沿って所定間隔で装荷され、前記電磁波を誘電体基板の表面から漏出させる複数の装荷体と、前記地板導体と誘電体基板との間に設けられた該誘電体基板より小さい誘電率を有する誘電体層と、前記地板導体と誘電体基板によって形成される伝送路の一端側に電磁波を供給する給電部とを有する誘電体漏れ波アンテナにおいて、
前記各装荷体は、前記伝送路の電磁波伝送方向と直交する方向に延び、且つ前記伝送路内の電磁波の波長のほぼ1/4の間隔をもって互いに平行に形成された2つの金属ストリップにより構成され、該2つの金属ストリップの一方が前記誘電体基板の一面側に形成され、他方が前記誘電体基板の反対面側に形成されていることを特徴としている。
【0009】
また、本発明の請求項2の誘電体漏れ波アンテナは、
地板導体と、該地板導体の一面側に設けられ、該地板導体との間で電磁波を表面に沿って一端側から他端側へ伝送させる伝送路を形成する誘電体基板と、該誘電体基板に前記伝送路の電磁波伝送方向に沿って所定間隔で装荷され、前記電磁波を誘電体基板の表面から漏出させる複数の装荷体と、前記地板導体と誘電体基板との間に設けられた該誘電体基板より小さい誘電率を有する誘電体層と、前記地板導体と誘電体基板によって形成される伝送路の一端側に電磁波を供給する給電部とを有する誘電体漏れ波アンテナにおいて、
前記各装荷体は、前記伝送路の電磁波伝送方向に対して45度の角度なす方向に延び、且つ前記伝送路内の電磁波の波長のほぼ1/4の間隔をもって互いに平行に形成された2つの金属ストリップにより構成され、該2つの金属ストリップの一方が前記誘電体基板の一面側に形成され、他方が前記誘電体基板の反対面側に形成されていることを特徴としている。
【0010】
また、本発明の請求項3の誘電体漏れ波アンテナは、請求項1または請求項2の誘電体漏れ波アンテナにおいて、
前記誘電体層が空気を含む気体層または真空層であることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1、図2は、本発明の実施の形態の誘電体漏れ波アンテナ20の構造を示している。
【0025】
この誘電体漏れ波アンテナ20は、金属の平板からなる地板導体21を有しており、この地板導体21の上面21aには、この実施形態の誘電体層を構成する第1の誘電体基板22がその下面側を密着させるようにして固定されている。
【0026】
第1の誘電体基板22は、誘電率が低い誘電体、例えば比誘電率Er=2.1のPTFE(通称テフロン)の厚さ0.2mm程度の基板からなり、一端側が凸状に湾曲した略矩形の外形を有している。
【0027】
この第1の誘電体基板22の上面には、地板導体21との間で電磁波を伝送するための伝送路を形成する第2の誘電体基板23がその下面側を密着させるようにして固定されている。
【0028】
第2の誘電体基板23は、電磁波を伝送させるために誘電率が高い誘電体、例えば比誘電率Er=9.7のアルミナの厚さ0.8mm程度の基板からなり、第1の誘電体基板22と同一の外形を有し、第1の誘電体基板22と外形を一致させるように重なり合っている。
【0029】
この第2の誘電体基板23の誘電率は上面側の空気および下面側の第1の誘電体基板22の誘電率に比べて非常に大きいので、一端側から給電された電磁波は、この誘電率の高い第2の誘電体基板23内を集中的にその他端側へ向かって進行していく。
【0030】
この電磁波の伝搬作用は、第2の誘電体基板23の幅方向に一様に生じるため、第2の誘電体基板23の一端側へ延長された湾曲部分を除く矩形部は、電磁波をその一端側から他端側へ伝送するための同一長さの微小幅伝送路が幅方向に連続して並んだ幅広の一つの伝送路を形成していることになる。
【0031】
この第2の誘電体基板23の矩形部分(伝送路部)の上面には、この実施形態の装荷体として、この第2の誘電体基板23の幅と等しい長さで所定幅sの複数(図では6本)の金属ストリップ24が所定間隔dで平行に設けられている。なお、この金属ストリップ24はパターン形成されたもので、その厚さは実際にはμmオーダーで第2の誘電体基板23の厚さに比べて無視できるほど薄いが、図では理解しやすいように厚さを誇張して示している。
【0032】
このように、誘電体基板上に金属ストリップ24を所定間隔で平行に設けると、基板内を進行する電磁波に空間高調波が発生し、そのうちのある電磁波が基板表面から漏出する。
【0033】
この漏れ波の放射方向(基板と直交する軸を基準とする角度)は、一般的に次式、
φ=sin−1〔(β/k)+n(λ/d)〕
で表される。ここで、βは誘電体線路の伝搬定数、kは自由空間中の伝搬定数、nは整数であり、通常はn=−1のみが放射波となるように間隔dが選ばれている。また、放射量は金属ストリップの幅sによって決まる。
【0034】
したがって、第2の誘電体基板23に対して、基板の長さ方向(金属ストリップ24に直交する方向)の一端側から電磁波を供給すれば、金属ストリップ24の間隔dで決まる方向へ、金属ストリップの幅sで決まる強さの漏れ波が放射されることになる。
【0035】
なお、このような形式の漏れ波アンテナで電磁波を漏出させる誘電体基板と地板導体とを密着させたものでは、地板導体に流れる高周波電流による導体損が大きくなってアンテナとしての能率が低下するが、この誘電体漏れ波アンテナ20では、前記したように、地板導体21と第2の誘電体基板23との間に誘電率が低い誘電体層(この場合第1の誘電体基板22)を設けているので、地板導体21に流れる高周波電流が減少し、その導体損によるアンテナ能率の低下を大幅に抑えることができる。実際の試作結果でも58パーセント(最新の試作結果で65パーセントを超える)の高能率を実現できている。
【0036】
一方、第2の誘電体基板23の下面側には、上面側の金属ストリップ24と装荷体対をなし、金属ストリップ24と同一長さ、同一幅sをもつ金属ストリップ25が金属ストリップ24と同一間隔dで平行に設けられている。この金属ストリップ25は、上面側の金属ストリップ24に対して距離δ=λg/4(λgは伝送路内波長)だけ電磁波の伝搬方向へずれて設けられている。
【0037】
このように、同一形状の装荷体対を電磁波の伝送方向にλg/4の間隔で設けることにより、第2の誘電体基板23内を進行する電磁波の反射を抑制することができる。
【0038】
即ち、金属ストリップ25が設けられていない場合には、図3の(a)に示すように、第2の誘電体基板23内を進行する電磁波のうち、金属ストリップ24部分で反射が起こり、この反射波Γによって誘電体線路内の電界が図4のBに示すように大きく変動する。
【0039】
これに対し、上記のように下面側にδ=λg/4だけずらして金属ストリップ25を設けると、図3の(b)に示すように、上面側の金属ストリップ24で反射した反射波Γaと下面側の金属ストリップ25で反射した反射波Γbとの伝搬長の差がλg/2となり、互いに逆位相となって相殺される。このため、図4のAのように変動が少ない電界分布を得ることができる。ただし、図4は、後述するように誘電体層として第1の誘電体基板22の代わりに0.1mm厚の空気層を用いた場合の伝搬方向の距離に対する誘電体線路内の電界の変化特性を示す図である。
【0040】
また、一般的に薄い誘電体基板の一面側だけに金属ストリップをパターン形成すると反りが発生し、この反りによって組み立て時に割れやクラック等が発生する恐れがあるが、上記のように第2の誘電体基板23の両面に金属ストリップ24、25を形成すれば基板自体の反りが非常に少なくなり、割れやクラックの発生を極めて少なくできる。
【0041】
一方、第2の誘電体基板23の一端側で湾曲するように延長された部分は、後述する給電部30から放射される円筒波を平面波に変換して、第2の誘電体基板23の伝送路部(矩形部分)の一端側に同相で入力するための波面変換部26であり、この実施形態では、第2の誘電体基板23を一端側へ誘電体レンズをなすように延長し、その焦点位置に放射中心をもつ円筒波を、第2の誘電体基板23の伝送路の幅方向に平行な平面波に変換している。
【0042】
この波面変換部26の先端縁には、後述する給電部30との間の整合をとるための整合部27が設けられている。
【0043】
この整合部27は、給電部30側へ向かう程高さが低くなるようにテーパ状に形成されたものであり、簡単な構成でありながら、給電部30からの電磁波を効率良く波面変換部26へ導くことができる。
給電部30は、導波管部30aとホーン部30bとからなる電磁ホーン型のものであり、導波管部30aから入力された電磁波を波面変換部26へ放射する。ここで、給電部30は、放射開口面の高さが小さくて済むH面セクトラルホーン型またはE面セクトラルホーン型のものが使用されている。
【0044】
H面セクトラルホーン型の場合、放射方向に磁界H成分をもたないTM波を放射し、E面セクラルホーン型の場合には、放射方向に電界E成分をもたないTE波を放射する。
【0045】
このようなH面またはE面のセクトラルホーンは、そのホーン部30bが格別長くないかぎり放射される電磁波の波面(等位相面)は円筒面となるが、前記したように、この給電部30から放射される円筒波は、波面変換部26によって平面波となり、第2の誘電体基板23が形成する伝送路の一端側に同位相で入射される。
【0046】
このため、第2の誘電体基板23の表面からは、その幅方向において位相のあった漏れ波が放射される。即ち、給電部30が天側または地側となるように立てて使用した場合、第2の誘電体基板23内における電磁波の伝搬方向と、基板に直交する方向とで作る面(鉛直面)内にその成分をもつ垂直偏波の電磁波が放射されることになる。
【0047】
このように、実施形態の誘電体漏れ波アンテナ20は、地板導体21と、その地板導体21との間で電磁波を伝送するための伝送路を形成する第2の誘電体基板23との間に、第2の誘電体基板23より誘電率が低い誘電体層(第1の誘電体基板22)を設けているので、地板導体21を流れる電流による導体損が減少して、放射効率が格段に高くなる。
【0048】
また、第2の誘電体基板23の上面側に装荷体として設けた金属ストリップ24に対し、電磁波の伝搬方向へδ=λg/4だけずらした下面側に金属ストリップ25を対に設けているので第2の誘電体基板23内を進行する電磁波の反射成分を相殺することができ、設計通りの放射特性を得ることができ、複雑な放射パターンも容易に実現できる。
【0049】
なお、前記した誘電体漏れ波アンテナ20では、第2の誘電体基板23の下面側に、誘電体層としての第1の誘電体基板22を密着するように固定しているが、厳密には、第2の誘電体基板23の下面側から金属ストリップ25が突出しているので、この金属ストリップ25が極めて薄いとしても、第1の誘電体基板22と第2の誘電体基板23とは完全に密着せず、金属ストリップ25が設けられていない位置において僅かな空気層が発生する。
【0051】
このような僅かな空気層による放射特性への影響が無視できない場合には、第1の誘電体基板22の代わりに誘電体層として空気層(あるいは真空層、空気以外の気体層)を用いればよい。なお、空気以外の気体層の場合、その誘電率が第2の誘電体基板23より小さいことが必要である。
【0052】
例えば、誘電体層を空気層で形成する場合には、図5に示すように、地板導体21の上に第2の誘電体基板23をスペーサ31を介して支持し、地板導体21と第2の誘電体基板23との間に空気層32を形成する。このスペーサ31としては、漏れ波の放射に影響を与えないように、小さく且つ低誘電率のものを用いる。
【0053】
また、空気以外の気体層で誘電体層を形成する場合には、その気体を地板導体21と第2の誘電体基板23との間に封入すればよく、真空層にするには、地板導体21と第2の誘電体基板23との間の気体を吸い出す。
【0054】
このように、空気層や他の気体層あるいは真空層を誘電体層とすれば、他の層が地板導体21と第2の誘電体基板23との間に含まれることを防止することができ、さらに設計値に近い特性のアンテナを実現できる。
【0055】
また、前記した誘電体漏れ波アンテナ20の場合には、装荷体として、第2の誘電体基板23の幅に等しい長さをもつ金属ストリップ24を伝送路の電磁波伝送方向に直交するように設けていたが、図6に示すように、伝送路の電磁波伝送方向に対して45度の角度をもつ金属ストリップ34を縦横に所定間隔で配列すれば、45度偏波の電磁波を容易に放射することができる。
【0056】
即ち、各金属ストリップ34の長さを共振するように選んでダイポールにすると、その長さ方向に沿って高周波電流が流れるため、伝送路の電磁波伝搬方向に対して45度の角度をもつ電磁波、即ち、45度直線偏波の電磁波が漏出される。
【0057】
このような45度直線偏波の電磁波を放射するアンテナは、自動車に搭載するレーダのアンテナとして必須である。即ち、先行車をレーダ装置で探査して走行の制御を行う場合、対向車線を走行する車からレーダ波が妨害波となるが、上記のように45度偏波のアンテナを用いれば、対向車からの電磁波は、自車のアンテナの偏波方向に直交することになり、その妨害を受けずに済む。
【0058】
なお、このように第2の誘電体基板23の上面側に45度の角度をもつ金属ストリップ34を設けた場合、その下面側に同一長さで同一幅の金属ストリップ35をδ=λg/4だけ伝送方向にずらして平行に設けることで、前記同様に伝送路内の反射波の発生を抑制することができる。
【0071】
また、前記誘電体漏れ波アンテナ20では、第2の誘電体基板23の一端側を延長した誘電体レンズによって波面変換部26を構成していたが、図〜図に示す誘電体漏れ波アンテナ40のように、パラボラ反射型の波面変換部46を用いてもよい。
【0072】
この波面変換部46は、円筒波を反射して平面波に変換する反射壁46aと、反射した平面波を第2の誘電体基板23′の一端側に案内する案内部46bとを有しており、その反射壁46aの上半部を第2の誘電体基板23′の一端側に向け、下半部で地板導体21の下面側に設けられた電磁ホーン型の給電部30のホーン部30bの開口面を塞ぐように取り付けられている。
【0073】
したがって、給電部30から放射された円筒波が、波面変換部46の反射壁46aで反射されて平面波に変換されて第2の誘電体基板23′の伝送路に同一位相で入力される。
【0074】
この誘電体漏れ波アンテナ40の場合、給電部30を背面側に配置して電磁波を折り返すようにしているので、アンテナ全体の長さを短くすることができる。また、誘電体レンズが不要なので、第2の誘電体基板23′の一端側を直線にする(外形を矩形にする)ことができ、これにともない整合部27も直線的に設ければよいので基板加工が一段と容易となる。
【0075】
なお、この誘電体漏れ波アンテナ40の場合でも、第1の誘電体基板22を前記図5で示したようにスペーサ31を用いて空気層32(または他の気体層)によって構成してもよく、また、装荷体対についても、金属ストリップ24、25だけでなく、前記した金属ストリップ34、35を用いることもできる。
【0076】
また、前記した誘電体漏れ波アンテナ20、40では整合部27を、電磁波の入力側へ向かうほど表面側の高さが低くなるようにテーパ状に加工して形成していたが、図10に示す整合部27′のように、電磁波の入力側へ向かうほど地板導体21側の面の高さが高くなるようにテーパ状に形成してもよい。
【0077】
このように、テーパ部分を地板導体側からの高さが高くなるように形成すると、より整合状態が良好になり、伝送損失が減少する。
【0078】
例えば、給電部30のホーン部30bや波面変換部46の案内部46bの開口部の地板導体21からの高さを1.8mm、アルミナの誘電体基板23、23′の厚さを0.64mm、テーパ長8.6mm、テーパ先端厚0.2mmとして、伝送損失を解析した結果、前記した整合部27′を用いた場合は、前記整合部27を用いた場合に比べて、周波数60GHz〜90GHzの範囲で伝送損失がおおよそ0.8dB少なくなり、しかも、その変動幅が格段に少ないことが確認されている。
【0079】
なお、上記の整合部27、27′を用いる場合、誘電体基板の先端をテーパ状に加工する必要があるが、このテーパ加工による割れやクラックが発生する場合には、テーパ加工をする代わりに、第2の誘電体基板23、23′と異なる誘電率の整合用誘電体を先端に付けて整合をとることもできる。
【0080】
例えば、図11のように、第2の誘電体基板23′の先端に比誘電率E1で幅Lの整合用誘電体41を取り付けて整合をとる。
【0081】
この場合、整合用誘電体41の長さLを管内波長λgの1/4に等しくなるように設定するとともに、その比誘電率E1を、第2の誘電体基板23′(または第2の誘電体基板23)の比誘電率Er、波面変換部46の案内部46b内(または給電部30のホーン部30b内)の比誘電率E0(通常は空気で1)とすると、次の関係が成立するように選ぶことが望ましい。
【0082】
E1=(Er・E0)1/2
【0083】
また、前記実施形態の誘電体漏れ波アンテナ20、40では、誘電体基板23、23′の一端側に整合部27、27′を設けていたが、この誘電体基板23、23′の一端側に電磁波を供給する給電部30や波面変換部46側に整合部を設けることもできる。
【0084】
例えば図12に示すように、誘電体基板23′の一端側縁部を囲むように開口された波面変換部46の案内部46bの開口部の内側に、誘電体基板23′の表面との間の隙間が誘電体基板側へ向かって段階的に小さくなるように地板導体21側へ長さhだけ突出する整合部46cを所定奥行きeで幅方向に連続するように設ける。
【0085】
この場合、整合部46cの突出長hおよび奥行きeは、案内部46b内のインピーダンスをZ1、誘電体基板23′の伝送路のインピーダンスをZ2としたとき、整合部46cと地板導体21との間で形成される伝送路のインピーダンスZが次の式を満足するように設定する。
【0086】
Z=(Z1・Z2)1/2
【0087】
このように案内部46bの開口部の内側に整合部46cを設けることで、前記したような誘電体基板に対するテーパ加工や誘電率が異なる誘電体を別に用いることなく、波面変換部46と誘電体基板23′の伝送路との間の整合をとることができる。
【0088】
なお、図12では、整合部46cの先端位置と誘電体基板23′の一端側縁部との位置が一致しているが、図13に示すように、整合部46cと誘電体基板23′の一端側とがオーバラップするように配置してもよい。
【0089】
また、上記整合方法は、前記した給電部30のホーン部30bと誘電体基板23の一端側に延長形成された波面変換部26との間の整合にも利用できる。
【0090】
この場合には、波面変換部23の一端側縁部を囲むように開口されたホーン部30bの開口部の内側に、波面変換部26の表面との間の隙間が段階的に小さくなるように地板導体21側へ向かって突出する整合部を所定奥行きで幅方向に連続するように設ける。ただし、前記したように、波面変換部26の先端側は湾曲しているので、整合部もこの波面変換部26の先端縁に合わせて湾曲するように形成する。
【0091】
また、前記した整合部46cは、誘電体基板23′の表面との間の隙間が段階的に小さくなるように地板導体21側へ突出しているが、図14に示すように、、誘電体基板23′の表面との間の隙間が連続的に小さくなるように整合部46c′を地板導体21側へ突出させるようにしてもよい。また、この整合方法は、前記したように、給電部30のホーン部30bと誘電体基板23の一端側に延長形成された波面変換部26との間の整合にも利用できる。
【0092】
また、前記した誘電体漏れ波アンテナ20、40では、放射方向(主ビームの方向)が1方向の場合であったが、波面変換部26、46および給電部30を変更することで、マルチビーム化することができる。
【0093】
例えば、前記した誘電体漏れ波アンテナ20をマルチビーム化する場合には、図15に示す誘電体漏れ波アンテナ20′のように、双焦点型の波面変換部26′(誘電体レンズ)にするとともに、複数例えば5個の導波管型の放射体51(1)〜51(5)とカバー52とによって給電部30′を構成する。ここで、各放射体の放射中心C1〜C5は、波面変換部26′の焦点面上またはその近傍に配置させる。
【0094】
このように構成した誘電体漏れ波アンテナ20′では、図16に示すように、例えば、中央の放射体51(3)から放射された円筒波Wa3は、その放射中心C3から波面変換部26′の中心を通る線L3(この場合第2の誘電体基板23の伝送路と平行な直線)に直交する平面波Wb3に変換される。
【0095】
このため、前記同様に第2の誘電体基板23の伝送路に同一位相で電磁波が入力され、基板表面に直交し伝送路の伝搬方向を含む平面に沿ったビームが放射される。
【0096】
また、例えば、上端の放射体51(1)から放射された円筒波Wa1は、その放射中心C1から波面変換部26′の中心を通る線L1に直交する平面波Wb1に変換されて、第2の誘電体基板23内の伝送路に入力される。
【0097】
このため、第2の誘電体基板23の伝送路には、図16において上部側から下部側に向かうほど位相が遅れて電磁波が入力され、これにともない漏出される電磁波の位相も上部側から下部側(図16において)に向かうほど位相が遅れるため、ビーム方向はその位相が遅れている方向(図16において下側)に傾くことになる。
【0098】
逆に、下端の放射体51(5)から放射された円筒波Wa5は、その放射中心C5から波面変換部26′の中心を通る線L5に直交する平面波Wb5に変換されて、第2の誘電体基板23内の伝送路に入力される。
【0099】
このため、第2の誘電体基板23の伝送路には、図16において下部側から上部側に向かうほど位相が遅れて電磁波が入力され、これにともない漏出される電磁波の位相も下部側から上部側(図16において)に向かうほど位相が遅れるため、ビーム方向はその位相が遅れている方向(図16において上側)に傾くことになる。
【0100】
このように、各放射体51(1)〜51(5)によってビーム方向が変化することになり、放射体51(1)〜51(5)に対して選択的に電磁波を供給すれば、その放射体の位置に対応した方向に電磁波を放射することができ、ビーム方向の切り換えが可能となる。
【0101】
このマルチビーム化は、前記誘電体漏れ波アンテナ40にも適用できる。この場合には、図17に示す誘電体漏れ波アンテナ40′のように、波面変換部46の反射壁46aをパラボラ型にするとともに、その焦点面上またはその近傍に給電部30′の複数の放射体51(1)〜51(5)の放射中心C1〜C5を配置すればよい。
【0102】
なお、上記誘電体漏れ波アンテナ20′、40′では、波面変換部26′の先端や誘電体基板23′の先端にテーパ状の整合部27を形成しているが、この整合部27の代わりに、前記した整合部27′や異なる誘電率の整合用誘電体41を用いてもよく、誘電体漏れ波アンテナ20′については前記案内部46bの開口部に設けた整合部46cと同様の整合部を、カバー52の開口部の内側から地板導体21側に突出するように設けてもよい。また、装荷体対として、金属ストリップ24、25だけでなく、前記した金属ストリップ34、35を用いてもよい。
【0103】
このようなマルチビーム化したアンテナの場合、各放射体51(1)〜51(5)に選択的に電磁波を供給する必要があるが、この給電回路の例を図18、図19に示す。
【0104】
18の給電回路は、IF回路53から出力されるIF信号をスイッチ回路54によって各放射体51(1)〜51(5)に対応して設けられた複数のRF回路(周波数変換回路を含む)55(1)〜55(5)のいずれかに選択的に入力している。
【0105】
一方、図19の給電回路は、IF回路53から出力されるIF信号をRF回路55によってRF信号に変換し、このRF信号をスイッチ回路56によって放射体51(1)〜51(5)のいずれかに選択的に入力している。
【0106】
なお、性能および実装の点ではIF信号の切り換えを行う前記図18の給電回路が有利であり、回路規模の点ではRF回路が一組で済む前記図19の給電回路が有利であり、目的に応じてどちらの給電回路を使用するか決めればよい。
【0107】
また、図示していないが、各放射体51は、結合スロットや結合プローブ等を介してRF回路55あるいはスイッチ回路56に結合される。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の誘電体漏れ波アンテナは、地板導体と、該地板導体の一面側に設けられ、該地板導体との間で電磁波を表面に沿って一端側から他端側へ伝送させる伝送路を形成する誘電体基板と、該誘電体基板に前記伝送路の電磁波伝送方向に沿って所定間隔で装荷され、前記電磁波を誘電体基板の表面から漏出させる複数の装荷体と、前記地板導体と誘電体基板との間に設けられた該誘電体基板より小さい誘電率を有する誘電体層と、前記地板導体と誘電体基板によって形成される伝送路の一端側に電磁波を供給する給電部とを有する誘電体漏れ波アンテナにおいて、前記各装荷体は、前記伝送路の電磁波伝送方向と直交する方向に延び、且つ前記伝送路内の電磁波の波長のほぼ1/4の間隔をもって互いに平行に形成された2つの金属ストリップにより構成され、該2つの金属ストリップの一方が前記誘電体基板の一面側に形成され、他方が前記誘電体基板の反対面側に形成されている
【0109】
このため、地板導体の電流損を大幅に減少させることができ、簡単な構成で放射効率が格段に高いミリ波用のアンテナを実現できる。直線偏波の電磁波を容易に放射することが でき、装荷体による伝送路内の反射波を相殺することができ、この反射による特性の乱れを防止することができる。また、誘電体基板の反りの発生を防止することができ、この反りによる基板の割れやクラックの発生を防止できる。
【0110】
また、本発明の請求項2の誘電体漏れ波アンテナは、地板導体と、該地板導体の一面側に設けられ、該地板導体との間で電磁波を表面に沿って一端側から他端側へ伝送させる伝送路を形成する誘電体基板と、該誘電体基板に前記伝送路の電磁波伝送方向に沿って所定間隔で装荷され、前記電磁波を誘電体基板の表面から漏出させる複数の装荷体と、前記地板導体と誘電体基板との間に設けられた該誘電体基板より小さい誘電率を有する誘電体層と、前記地板導体と誘電体基板によって形成される伝送路の一端側に電磁波を供給する給電部とを有する誘電体漏れ波アンテナにおいて、前記各装荷体は、前記伝送路の電磁波伝送方向に対して45度の角度なす方向に延び、且つ前記伝送路内の電磁波の波長のほぼ1/4の間隔をもって互いに平行に形成された2つの金属ストリップにより構成され、該2つの金属ストリップの一方が前記誘電体基板の一面側に形成され、他方が前記誘電体基板の反対面側に形成されている
【0111】
このため、地板導体の電流損を大幅に減少させることができ、簡単な構成で放射効率が格段に高いミリ波用のアンテナを実現できる。45度直線偏波の電磁波を容易に放射することができ、装荷体による伝送路内の反射波を相殺することができ、この反射による特性の乱れを防止することができる。また、誘電体基板の反りの発生を防止することができ、この反りによる基板の割れやクラックの発生を防止できる。
【0112】
また、本発明の請求項の誘電体漏れ波アンテナは、請求項1または請求項2の誘電体漏れ波アンテナにおいて、前記誘電体層が空気を含む気体層または真空層にしているので、地板導体と誘電体基板との間に誘電体層のみを介在させることができ、設計値により近い特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の誘電体漏れ波アンテナの正面図
【図2】 図1の実施形態のA−A線断面図
【図3】 実施形態の要部の作用を説明するための図
【図4】 実施形態の特性を示す図
【図5】 誘電体層を空気層にしたときの断面図
【図6】 装荷体の変形例を示す図
【図7】 反射型の波面変換部を用いた実施形態の正面図
【図8】 反射型の波面変換部を用いた実施形態の背面図
【図9】 図7のB−B線断面図
【図10】 整合部の変形例を示す図
【図11】 整合部の変形例を示す図
【図12】 整合部の変形例を示す図
【図13】 整合部の変形例を示す図
【図14】 整合部の変形例を示す図
【図15】 図1の実施形態の給電部と波面変換部を変形した図
【図16】 図15の給電部と波面変換部の作用を説明するための図
【図17】 図8の実施形態の給電部と波面変換部を変形した図
【図18】 給電回路の一実施例を示すブロック図
【図19】 給電回路の一実施例を示すブロック図
【符号の説明】
20、20′、40、40′ 誘電体漏れ波アンテナ
21 地板導体
22 第1の誘電体基板
23、23′ 第2の誘電体基板
24、25 金属ストリップ(装荷体対)
26、26′ 波面変換部
27、27′ 整合部
30、30′ 給電部
31 スペーサ
32 空気層
34、35 金属ストリップ(装荷体対)
1 整合用誘電体
46、46′ 波面変換部
46a 反射壁
46b 案内部
46c、46c′ 整合部
51 放射体
52 カバー
53 IF回路
54、56 スイッチ回路
55 RF回路

Claims (3)

  1. 地板導体と、該地板導体の一面側に設けられ、該地板導体との間で電磁波を表面に沿って一端側から他端側へ伝送させる伝送路を形成する誘電体基板と、該誘電体基板に前記伝送路の電磁波伝送方向に沿って所定間隔で装荷され、前記電磁波を誘電体基板の表面から漏出させる複数の装荷体と、前記地板導体と誘電体基板との間に設けられた該誘電体基板より小さい誘電率を有する誘電体層と、前記地板導体と誘電体基板によって形成される伝送路の一端側に電磁波を供給する給電部とを有する誘電体漏れ波アンテナにおいて、
    前記各装荷体は、前記伝送路の電磁波伝送方向と直交する方向に延び、且つ前記伝送路内の電磁波の波長のほぼ1/4の間隔をもって互いに平行に形成された2つの金属ストリップにより構成され、該2つの金属ストリップの一方が前記誘電体基板の一面側に形成され、他方が前記誘電体基板の反対面側に形成されていることを特徴とする誘電体漏れ波アンテナ。
  2. 地板導体と、該地板導体の一面側に設けられ、該地板導体との間で電磁波を表面に沿って一端側から他端側へ伝送させる伝送路を形成する誘電体基板と、該誘電体基板に前記伝送路の電磁波伝送方向に沿って所定間隔で装荷され、前記電磁波を誘電体基板の表面から漏出させる複数の装荷体と、前記地板導体と誘電体基板との間に設けられた該誘電体基板より小さい誘電率を有する誘電体層と、前記地板導体と誘電体基板によって形成される伝送路の一端側に電磁波を供給する給電部とを有する誘電体漏れ波アンテナにおいて、
    前記各装荷体は、前記伝送路の電磁波伝送方向に対して45度の角度なす方向に延び、且つ前記伝送路内の電磁波の波長のほぼ1/4の間隔をもって互いに平行に形成された2つの金属ストリップにより構成され、該2つの金属ストリップの一方が前記誘電体基板の一面側に形成され、他方が前記誘電体基板の反対面側に形成されていることを特徴とする誘電体漏れ波アンテナ。
  3. 前記誘電体層が空気を含む気体層または真空層であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の誘電体漏れ波アンテナ。
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