JP3864528B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体記憶装置に係り、詳しくは、EPROM,EEPROM,フラッシュ消去型EEPROMのセンスアンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に、一般的なEPROMの読み出し動作に関わる部分の要部ブロック構成を示す。
EPROMにおいて、読み出し動作に関わる部分は、アドレスバス51,アドレスバッファ52、アドレスプリデコーダ53、ローアドレスデコーダ54、カラムアドレスデコーダ55、メモリセルアレイ56、センスアンプ群57、データバスバッファ58,データバス59から構成されており、これらは1チップの半導体基板上に形成されている。
【0003】
外部からアドレスバス51を介して入力されたアドレスは、アドレスバッファ52を介してアドレスプリデコーダ53へ転送される。アドレスプリデコーダ53は、入力されたアドレスをローアドレスおよびカラムアドレスに分け、ローアドレスをローアドレスデコーダ54へ転送すると共に、カラムアドレスをカラムアドレスデコーダ55へ転送する。
【0004】
図6に、カラムアドレスデコーダ55,メモリセルアレイ56,センスアンプ群57の要部構成を示す。
メモリセルアレイ56は、マトリックス状に配置された複数のメモリセル61から構成されている。尚、図6に示す例では、262144個のメモリセル61が縦横512個ずつマトリックス状に配置されてメモリセルアレイ56が構成されている。そのため、アドレスプリデコーダ53は、アドレスバス51を介して入力された18ビットのアドレスを、9ビットずつのローアドレスおよびカラムアドレスに分けている。
【0005】
図7に、各メモリセル61の断面構造を示す。
各メモリセル61は、制御ゲート電極69と浮遊ゲート電極67とを備えたMOSトランジスタからなるスタックトゲート型のメモリセルである。
P型単結晶半導体基板上62には、N型のソース領域63およびドレイン領域64が形成されている。半導体基板62における各領域63,64間にはチャネル領域65が形成され、チャネル領域65上にはトンネル絶縁膜66,浮遊ゲート電極67,層間絶縁膜68,制御ゲート電極69がこの順番で積層されている。
【0006】
図6に示すように、メモリセルアレイ56において、カラム方向に配列された各メモリセル61の制御ゲート電極69は共通のワード線WL1〜WL512を形成し、ロー方向に配列された各メモリセル61のドレイン領域64は共通のビット線BL1〜BL512を形成している。尚、図6に示す読み出し動作時において、全てのメモリセル61のソース領域63は接地されている。
【0007】
ローアドレスデコーダ54は、ローアドレスに対応するワード線WLを選択する。カラムアドレスデコーダ55は、各ビット線BLと直列に接続されたカラムトランジスタ55aから構成され、カラムアドレスに対応するカラムトランジスタ55aが選択されることにより、当該カラムトランジスタ55aに接続されたビット線BLを選択する。その選択されたワード線WLおよびビット線BLに対応するメモリセル61に書き込まれているデータは、当該ビット線BLからカラムアドレスデコーダ55を介してセンスアンプ群57を構成するいずれかのセンスアンプSAへ転送される。センスアンプSAは当該データを増幅し、その増幅されたデータはデータバスバッファ58からデータバス59を介して外部へ出力される。
【0008】
尚、センスアンプSAはデータバス59のデータ幅に相当する数だけ設けられている。図6に示す例では、データバス59のデータ幅が16ビットであるため、センスアンプ群57は16個のセンスアンプSA1〜SA16によって構成されている。そして、各ビット線BL1〜BL512はそれぞれカラムトランジスタ55aを介して32本ずつまとめられ、各センスアンプSA1〜SA16に接続されている。つまり、各センスアンプSA1〜SA16は32本のビット線BL毎に設けられている。
【0009】
ところで、各メモリセル61のソース領域63は、メモリセルアレイ56全体で共通に接続されているか、または、各センスアンプSA1〜SA16に対応するメモリセル61毎にブロック化されて共通に接続されている。
また、メモリセル61のドレイン領域64によって形成されるビット線BLには、金属配線(図示略)が裏打ちされて配線抵抗率が低減されている。
【0010】
図8(a)に、メモリセル61,ビット線BL,カラムトランジスタ55a,センスアンプSAの構成を示す。
センスアンプSAは、センス回路71、負荷トランジスタ72、出力インバータ73から構成されている。センス回路71は、センストランジスタ81およびフィードバックインバータ82から構成されている。負荷トランジスタ72およびセンストランジスタ81は、電源Vddとカラムトランジスタ55aとの間に直列に接続されている。カラムトランジスタ55aとセンストランジスタ81との間のノードAはフィードバックインバータ82の入力側に接続され、フィードバックインバータ82の出力側はセンストランジスタ81のゲートに接続されている。負荷トランジスタ72とセンストランジスタ81との間のノードBは、負荷トランジスタ72のゲートに接続されると共に、出力インバータ73の入力側に接続されている。出力インバータ73の出力側はデータバスバッファ58に接続されている。尚、各トランジスタ81,55aはNMOSトランジスタであり、負荷トランジスタ72はPMOSトランジスタである。つまり、センスアンプSAはシングルエンドの電流検出型であり、基本的には、メモリセル61をドライバとし、負荷トランジスタ72を負荷とするインバータである。
【0011】
図8(a)に示す回路は、センス回路71をスイッチSW1に置き換えた図8(b)に示す等価回路によって表される。
次に、センスアンプSAの動作を説明する。
ここで、負荷トランジスタ72のしきい値電圧をVtp、フィードバックインバータ82のしきい値電圧をVtis、出力インバータ73のしきい値電圧をVtio、ノードBの電圧をSo、ノードAの電圧をSin、電源Vddの電圧をVddとする。
【0012】
メモリセル61の書き込み動作は、制御ゲート電極69(ワード線WL)およびドレイン領域64(ビット線BL)に高電圧を印加し、ドレイン領域64とチャネル領域65との接合部付近に発生したホットエレクトロンを、トンネル絶縁膜66を介して浮遊ゲート電極67へ注入することにより行われる。浮遊ゲート電極67に電子が注入されると、制御ゲート電極69からみたしきい値電圧は高くなる。このメモリセル61の浮遊ゲート電極67に電子が注入された状態を書き込み状態とし、データ「0」が記憶された状態と規定する。
【0013】
メモリセル61の消去動作は、ソース領域63に高電圧を印加し、制御ゲート電極69(ワード線WL)を接地することにより、トンネル現象を利用して、浮遊ゲート電極67に蓄積された電子を、トンネル絶縁膜66を介してソース領域63へ引き抜くことにより行われる。浮遊ゲート電極67から電子が引き抜かれると、制御ゲート電極69からみたしきい値電圧は低くなる。このメモリセル61の浮遊ゲート電極67から電子が引き抜かれた状態を消去状態とし、データ「1」が記憶された状態と規定する。
【0014】
メモリセル61の読み出し動作は、制御ゲート電極69(ワード線WL)に電源電圧Vddを印加し、後述するように、センスアンプSAを用いてドレイン領域64に低電圧(1V程度)を印加し、流れるドレイン電流の大小をデータの「0」「1」に対応させることにより行われる。
【0015】
メモリセル61が消去状態の場合、制御ゲート電極69(ワード線WL)に電源電圧Vddを印加するとメモリセル61はオン状態になる。また、読み出し動作において、カラムトランジスタ55aのゲートには電源電圧Vddが印加されているため、カラムトランジスタ55aはオン状態になっている。そのため、ノードAの電圧Sinはフィードバックインバータ82のしきい値電圧Vtisを下回ることになり、フィードバックインバータ82の出力側の論理レベルは「1」になってセンストランジスタ81はオン状態になる。その結果、ノードBの電圧Soは負荷トランジスタ72のしきい値電圧Vtpを下回ることになり、負荷トランジスタ72はオン状態になる。
【0016】
このように、メモリセル61が消去状態の場合、電圧Sinはしきい値電圧Vtisを下回るため、センストランジスタ81(スイッチSW1)はオン状態となり、電圧Soはしきい値電圧Vtpを下回り、電圧Soはメモリセル61と各トランジスタ55a,81,72のそれぞれのオン抵抗とビット線BLの配線抵抗との抵抗分割により決定される。
【0017】
メモリセル61が書き込み状態の場合、メモリセル61はオフ状態になる。そのため、ノードAの電圧Sinはフィードバックインバータ82のしきい値電圧Vtisを越えることになり、フィードバックインバータ82の出力側の論理レベルは「0」になってセンストランジスタ81はオフ状態になる。その結果、ノードBの電圧Soは負荷トランジスタ72のしきい値電圧Vtpを上回ることになり、負荷トランジスタ72はオフ状態になる。
【0018】
このように、メモリセル61が書き込み状態の場合、電圧Sinはしきい値電圧Vtisを上回るため、センストランジスタ81(スイッチSW1)はオフ状態となり、電圧Soはしきい値電圧Vtpを上回り、電圧Soは電源電圧Vddからしきい値電圧Vtpを差し引いた値になる(So=Vdd−Vtp)。
【0019】
ここで、メモリセル61が消去状態の場合の各電圧Sin,Soを各電圧Sine,Soeと表記し、メモリセル61が書き込み状態の場合の各電圧Sin,Soを各電圧Sinw,Sowと表記する。つまり、各電圧Sine,Sinwの範囲(Sinw−Sine)がノードAの電圧振幅になり、各電圧Soe,Sowの範囲(Sow−Soe)がノードBの電圧振幅になる。
【0020】
フィードバックインバータ82のしきい値電圧Vtisの設定範囲は、以下に示す式(1)に表されるように、ノードAの電圧振幅の1/2の値Xに設計マージンΔ1を加減算して設定されている。尚、設計マージンΔ1は、メモリセル61と各トランジスタ55a,81,72のそれぞれのオン抵抗およびビット線BLの配線抵抗のバラツキなどの素子のバラツキを考慮して設定されている。
【0021】
X=(Sine+Sinw)/2
X−Δ1≦Vtis≦X+Δ1 ………(式1)
また、出力インバータ73のしきい値電圧Vtioの設定範囲は、式(2)に示すように、ノードBの電圧振幅の1/2の値Yに設計マージンΔ2を加減算して設定されている。尚、設計マージンΔ2は、負荷トランジスタ72のしきい値電圧Vtpのバラツキなどの素子のバラツキを考慮して設定されている。
【0022】
Y=(Soe+Sow)/2
Y−Δ2≦Vtio≦Y+Δ2 ………(式2)
ちなみに、図8に示すセンスアンプSAの構成については、信学技報SDM90−21(関,久米 他:オンチップ消去制御回路付き1Mビットフラッシュ消去型EEPROM)に開示されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
図9に、各電圧Sine,Sinwおよびフィードバックインバータ82のしきい値電圧Vtisの設定範囲の温度変化を概念的に示す。尚、実際の各電圧Sine,Sinwの温度変化は図9に示すように直線的ではないが、図9では変化具合を分かりやすくするためあえて直線的に表してある。
【0024】
各電圧Sine,Sinwは温度が上昇するほど低下するのに対して、しきい値電圧Vtisは温度に関係なくほとんど変化しない。そのため、前記式(1)(2)には、EPROMの一般的な動作温度Tにおける各電圧Sine,Sinwが代入されることで、しきい値電圧Vtisの設定範囲が求められている。また、各電圧Sine,Sinwとしきい値電圧Vtisの設定範囲との間にはそれぞれ、動作マージンΔ3が設定されている。
【0025】
しかし、温度が低い場合や高い場合には、各電圧Sine,Sinwの範囲(Sinw−Sine)が、しきい値電圧Vtisの設定範囲から外れることになる。
図10に、温度が低い場合に、各電圧Sine,Sinwの範囲(ノードAの電圧振幅)が設定されたしきい値電圧Vtisを上回った状態における、各電圧Soe,Sowの範囲(ノードBの電圧振幅)を示す。また、図11に、温度が高い場合に、各電圧Sine,Sinwの範囲が設定されたしきい値電圧Vtisを下回った状態における、各電圧Soe,Sowの範囲を示す。
【0026】
図10および図11に示すように、各電圧Sine,Sinwの範囲(ノードAの電圧振幅)が設定されたしきい値電圧Vtisから外れた場合、センスアンプSAは電流センスアンプとして機能せず、ノードAの電圧振幅を増幅できないため、各電圧Soe,Sowの範囲(ノードBの電圧振幅)は拡大しないことになる。そのため、メモリセル61の消去状態と書き込み状態とで、出力インバータ73の出力側の倫理レベルは変化しないことになり、メモリセル61に記憶されたデータを正確に読み出すことができなくなる。
【0027】
また、各電圧Sine,Sinwの範囲がしきい値電圧Vtisの設定範囲から外れていない場合であっても、一般的な動作温度Tから外れた場合には、各電圧Sine,Sinwのいずれかの側の動作マージンΔ3が小さくなるため、メモリセル61に記憶されたデータを誤って読み出す可能性が高くなる。
【0028】
このように、図8に示す従来のセンスアンプSAにおいては、正確な読み出し動作の可能な温度範囲が狭く、温度変化の影響により読み出し動作の精度が低下するという問題があった。
近年、EPROMにおいては、動作の高速化を図るために、メモリセル61のドレイン領域64(ビット線BL)の電圧振幅を小さくすることが求められており、各電圧Sine,Sinwの範囲(ノードAの電圧振幅)を小さくする必要がある。そのため、しきい値電圧Vtisの設定範囲も小さくなり、上記問題がより重大性をおびる傾向にある。
【0029】
ところで、ビット線BLの配線抵抗率が大きい場合には、センスアンプSAに近いメモリセル61と遠いメモリセル61とでビット線BLの配線抵抗が大きく異なるため、前記設計マージン分±Δ1を大きく設定する必要がある。そのため、特に、メモリセル61のドレイン領域64によって形成されるビット線BLに金属配線が裏打ちされていない場合には、ビット線BLの配線抵抗率が大きくなるため、上記問題がより顕在化する。
【0030】
また、図8に示す構成のセンスアンプSAを用いた場合には、EPROMだけでなく、EEPROMやフラッシュ消去型EEPROMにおいても同様の問題が起こることは言うまでもない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、特性変動に関係なく正確な読み出し動作が可能な半導体記憶装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、データが書き込まれていない第1のダミーメモリセルと、第1のダミーメモリセルに接続された第1のダミービット線と、第1のダミービット線の電位変化を検出する第1の電位検出手段と、予めデータが書き込まれている第2のダミーメモリセルと、第2のダミーメモリセルに接続された第2のダミービット線と、第2のダミービット線の電位変化を検出する第2の電位検出手段と、データの読み出し対象のメモリセルに接続されたビット線と、該ビット線に接続されたNMOSトランジスタからなるセンストランジスタを有し、該センストランジスタを動作させることで、前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す第3の電位検出手段とを備える。そして、中間電位生成手段は、第1の電位検出手段が検出した第1のダミービット線の電位と、第2の電位検出手段が検出した第2のダミービット線の電位との中間電位を生成する。また、比較手段は、ビット線の電位と前記中間電位生成手段が生成した中間電位とを比較し、その比較結果を、ビット線の電位をフィードバックして前記センストランジスタのゲートに印加することで、該センストランジスタの動作を制御する。
また、第1の電位検出手段は、電源に接続されたMOSトランジスタからなる第1ダミー負荷トランジスタ,および,該第1ダミー負荷トランジスタと前記第1のダミーメモリセルとの間に接続されたMOSトランジスタからなる第1ダミーセンストランジスタを有している。また、第2の電位検出手段は、電源に接続されたMOSトランジスタからなる第2ダミー負荷トランジスタ,および,該第2ダミー負荷トランジスタと第2のダミーメモリセルとの間に接続されたMOSトランジスタからなる第2ダミーセンストランジスタを有している。そして、第3の電位検出手段は、電源とセンストランジスタとの間に接続されたMOSトランジスタからなる負荷トランジスタ,および,該負荷トランジスタを負荷とするインバータを有し、前記メモリセルをドライバとするシングルエンドの電流検出型センスアンプとして構成されている。
【0032】
従って、本発明において、第1および第2のダミーメモリセルとメモリセルとを同一構造にして1チップの半導体基板上に形成すれば、温度変化などの特性変動に関係なく、第1のダミービット線の電位はメモリセルにデータが書き込まれていない場合のビット線の電位と等しくなり、第2のダミービット線の電位はメモリセルにデータが書き込まれている場合のビット線の電位と等しくなる。そのため、温度変化に対してビット線の電位と中間電位とは同じ割合で変化することになり、ビット線の電位と中間電位とを比較することで、メモリセルにデータが書き込まれているか否かを判定することが可能になるため、温度変化などの特性変動に関係なくメモリセルに記憶されたデータを正確に読み出すことができる。
【0033】
また、本発明において、第1および第2のダミービット線とビット線との配線抵抗率を同じにした上で配線長を同じにすれば、これらの配線抵抗が大きい場合でも、第1のダミービット線の電位はメモリセルにデータが書き込まれていない場合のビット線の電位と等しくなり、第2のダミービット線の電位はメモリセルにデータが書き込まれている場合のビット線の電位と等しくなる。そのため、配線抵抗に関係なくメモリセルに記憶されたデータを正確に読み出すことができる。
また、請求項1に記載の半導体装置においては、請求項2に記載の発明のように、第1の電位検出手段のうち、第1ダミー負荷トランジスタと第1ダミーセンストランジスタとの間のノードが第1ダミー負荷トランジスタのゲートに接続され、第1ダミーセンストランジスタのゲートが電源に接続されており、第2の電位検出手段のうち、第2ダミー負荷トランジスタと第2ダミーセンストランジスタとの間のノードが第2ダミー負荷トランジスタのゲートに接続され、第2ダミーセンストランジスタのゲートが接地されており、第3の電位検出手段のうち、負荷トランジスタと前記センストランジスタとの間のノードが負荷トランジスタのゲートおよびインバータに接続され、センストランジスタのゲートに比較手段の比較結果が入力されるように構成されていてもよい。
【0034】
ところで、請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置では、請求項に記載の発明のように、前記第1および第2のダミーメモリセルおよび前記メモリセルが複数個マトリックス状に配置され、カラム方向に配列された前記第1および第2のダミーメモリセルと複数の前記メモリセルとが同一のワード線に接続されている。そして、カラムデコーダは、複数の前記メモリセルに接続された複数の前記ビット線のうちの1本を選択し、その選択された前記ビット線と前記第3の電位検出手段とを接続する。
【0036】
さらに、請求項3に記載の半導体記憶装置において、第1ダミー負荷トランジスタ,前記第2ダミー負荷トランジスタおよび前記負荷トランジスタにおけるMOSトランジスタは、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明のように、ダイオード接続型である。
尚、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に記載の「第1のダミーメモリセル」はダミーメモリセル11eに相当し、同じく「第2のダミーメモリセル」はダミーメモリセル11wに相当し、同じく「第1のダミービット線」はダミービット線BLeに相当し、同じく「第2のダミービット線」はダミービット線BLwに相当し、「第1の電位検出手段」は消去状態電圧生成回路14に相当し、同じく「第2の電位検出手段」は書き込み状態電圧生成回路15に相当し、同じく「第3の電位検出手段」は負荷トランジスタ72センストランジスタ81および出力インバータ73から構成され、同じく「中間電位生成手段」は各ボルテージホロワ13e,13wおよび抵抗Rから構成され、同じく「比較手段」はコンパレータ12に相当し、同じく「MOSトランジスタ」はダミー負荷トランジスタ21e,21wおよび負荷トランジスタ72に相当する。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をEPROMに具体化した一実施形態を図面と共に説明する。尚、本実施形態において、図5〜図8に示した従来の形態と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0038】
本実施形態のEPROMの読み出し動作に関わる部分の要部ブロック構成は、図5に示す従来の形態と同じである。また、本実施形態のメモリセル61の構造は、図7に示す従来の形態と同じである。
図2に、本実施形態におけるカラムアドレスデコーダ55,メモリセルアレイ56,センスアンプ群57の要部構成を示す。
【0039】
図2において、図6に示す従来の形態と異なるのは、以下の点である。
[1」メモリセルアレイ56は、各メモリセル61に加えて、各ダミーメモリセル11e,11wを備えており、各メモリセル61,11e,11wはマトリックス状に配置されている。各ダミーメモリセル11e,11wの構造はメモリセル61と同じである。
【0040】
尚、図2に示す読み出し動作時において、全てのメモリセル61,11e,11wのソース領域63は接地されている。そして、各メモリセル61,11e,11wのソース領域63は、メモリセルアレイ56全体で共通に接続されているか、または、各センスアンプSA1〜SA16に対応するメモリセル61,11e,11w毎にブロック化されて共通に接続されている。
【0041】
[2]ダミーメモリセル11eの浮遊ゲート電極67からは電子が引き抜かれており消去状態になっている。また、ダミーメモリセル11wの浮遊ゲート電極67には電子が注入されており書き込み状態になっている。
[3]カラム方向に配置された各ダミーメモリセル11e,11wの制御ゲート電極69は、同一方向に配列された各メモリセル61と共通のワード線WL1〜WL512を形成している。
【0042】
[4]ロー方向に配列された各ダミーメモリセル11eのドレイン領域64は共通のダミービット線BLeを形成し、ロー方向に配列されたダミーメモリセル11wのドレイン領域64は共通のダミービット線BLwを形成している。各ダミービット線BLe,BLwは各センスアンプSA1〜SA16毎に1本ずつ設けられている。
【0043】
尚、各ダミービット線BLe,BLwには、ビット線BLと同様に、金属配線(図示略)が裏打ちされており、各ビット線BL,BLe,BLwの配線抵抗率は同じになっている。
[5]カラムアドレスデコーダ55は、各ビット線BLと直列に接続されたカラムトランジスタ55aに加えて、各ダミービット線BLe,BLwとそれぞれ直列に接続されたダミーカラムトランジスタ55e,55wを備えている。尚、各トランジスタ55a,55e,55wのトランジスタサイズは同一に形成されている。
【0044】
図1に、本実施形態におけるメモリセル61、ビット線BL、カラムトランジスタ55a、ダミーメモリセル11e,11w、ダミービット線BLw,BLe、ダミーカラムトランジスタ55e,55w、センスアンプSAの構成を示す。本実施形態のセンスアンプSAは、負荷トランジスタ72、出力インバータ73、センストランジスタ81、コンパレータ12、ボルテージホロワ13e,13w、抵抗R、消去状態電圧生成回路14、書き込み状態電圧生成回路15から構成されている。
【0045】
消去状態電圧生成回路14は、ダミー負荷トランジスタ21eおよびダミーセンストランジスタ22eから構成されている。ダミー負荷トランジスタ21eおよびダミーセンストランジスタ22eは、電源Vddとダミーカラムトランジスタ55eとの間に直列に接続されている。ダミー負荷トランジスタ21eとダミーセンストランジスタ22eとの間のノードEは、ダミー負荷トランジスタ21eのゲートに接続されている。ダミーセンストランジスタ22eのゲートは電源Vddに接続されている。
【0046】
書き込み状態電圧生成回路15は、ダミー負荷トランジスタ21wおよびダミーセンストランジスタ22wから構成されている。ダミー負荷トランジスタ21wおよびダミーセンストランジスタ22wは、電源Vddとダミーカラムトランジスタ55wとの間に直列に接続されている。ダミー負荷トランジスタ21wとダミーセンストランジスタ22wとの間のノードFは、ダミー負荷トランジスタ21wのゲートに接続されている。ダミーセンストランジスタ22wのゲートは接地されている。
【0047】
尚、各ダミー負荷トランジスタ21e,21wはPMOSトランジスタであり、負荷トランジスタ72と同一のトランジスタサイズに形成されている。また、各ダミーセンストランジスタ21e,22wはNMOSトランジスタであり、センストランジスタ81と同一のトランジスタサイズに形成されている。
【0048】
各ボルテージホロワ13e,13wはオペアンプによって構成されている。ダミーセンストランジスタ22eとダミーカラムトランジスタ55eとの間のノードCはボルテージホロワ13eの入力側に接続され、ダミーセンストランジスタ22wとダミーカラムトランジスタ55wとの間のノードDはボルテージホロワ13wの入力側に接続されている。各ボルテージホロワ13e,13wの出力側はそれぞれ、各抵抗Rを介してコンパレータ12のプラス入力端子に接続されている。
【0049】
各ボルテージホロワ13e,13wには高入力インピーダンス・低出力インピーダンスの特性があるため、各ノードC,Dの電圧に抵抗Rが影響を及ぼすのを防ぐことができる。
コンパレータ12のマイナス入力端子はカラムトランジスタ55aとセンストランジスタ81との間のノードAに接続され、コンパレータ12の出力側はセンストランジスタ81のゲートに接続されている。
【0050】
次に、上記のように構成された本実施形態のセンスアンプSAの動作を説明する。
ローアドレスデコーダ54がローアドレスに対応するワード線WLに電源電圧Vddを印加して選択すると、そのワード線WLに対応する複数のメモリセル61および各ダミーメモリセル11e,11wが選択される。また、カラムアドレスデコーダ55がカラムアドレスに対応するカラムトランジスタ55aに電源電圧Vddを印加して選択すると、そのカラムトランジスタ55aに接続されたビット線BLが選択され、そのビット線BLに対応する複数のメモリセル61が選択される。そして、選択されたワード線WLおよびビット線BLに対応する1つのメモリセル61が、カラムトランジスタ55aを介してセンスアンプSAに接続される。また、選択されたワード線WLに対応する各ダミーメモリセル11e,11wがそれぞれ1つずつ、各ダミーカラムトランジスタ55e,55wを介してセンスアンプSAに接続される。
【0051】
ここで、各ビット線BL,BLe,BLwの配線抵抗率は同じである。そして、選択されたメモリセル61とカラムトランジスタ55aとの間のビット線BLの長さと、選択された各ダミーメモリセル11e,11wと各ダミーカラムトランジスタ55e,55wとの間の各ダミービット線BLe,BLwのそれぞれの長さとは同じであるため、各ビット線BL,BLe,BLwの配線抵抗は同じになる。
【0052】
また、負荷トランジスタ72と各ダミー負荷トランジスタ21e,21w、センストランジスタ81と各ダミーセンストランジスタ22e,22w、カラムトランジスタ55aと各ダミーカラムトランジスタ55e,55w、メモリセル61と各ダミーメモリセル11e,11wはそれぞれ、トランジスタサイズが同じである。
【0053】
読み出し動作において、カラムトランジスタ55aおよび各ダミーカラムトランジスタ55e,55wのゲートには電源電圧Vddが印加されているため、各トランジスタ55a,55e,55wはオン状態になっている。
従って、ノードCの電圧は、ダミーセンストランジスタ22eがオン状態であると共に、ダミーメモリセル11eが消去状態でありオン状態であるため、図7に示す従来のセンスアンプSAにおいてメモリセル61が消去状態の場合のノードAの電圧Sineと等しくなる。尚、ノードCの電圧はダミービット線BLeの電位と対応している。
【0054】
また、ノードDの電圧は、ダミーセンストランジスタ22eがオフ状態であると共に、ダミーメモリセル11wが書き込み状態でありオフ状態であるため、図7に示す従来のセンスアンプSAにおいてメモリセル61が書き込み状態の場合のノードAの電圧Sinwと等しくなる。尚、ノードDの電圧はダミービット線BLwの電位と対応している。
【0055】
そして、コンパレータ12のプラス入力端子には、各ノードC,Dの電圧Sine,Sinwが各抵抗抗Rにより1/2に減圧されて印加される。そのため、コンパレータ12のプラス入力端子の電圧Vcは、式(3)によって表される。
Vc=(Sine+Sinw)/2 ………(式3)
コンパレータ12は、プラス入力端子の電圧Vcに設計マージンΔ1を加減算して設定された参照電圧Vsと、マイナス入力端子の電圧(ノードAの電圧Sin)とを比較し、その比較結果に基づいてセンストランジスタ81のオンオフ動作を制御する。ここで、参照電圧Vsの設定範囲は、式(4)によって表される。
【0056】
尚、設計マージンΔ1は、各メモリセル61,11e,11wと各トランジスタ55a,55e,55w,72,21e,21w,81,22e,22wのそれぞれのオン抵抗および各ビット線BL,BLe,BLwの配線抵抗のバラツキなどの素子のバラツキを考慮して設定されている。
【0057】
Vc−Δ1≦Vs≦Vc+Δ1 ………(式4)
式(3)に示す電圧Vcは式(1)に示す値Xと同じであるため、式(4)に示す参照電圧Vsは式(1)に示すしきい値電圧Vtisと同じになる。
メモリセル61が消去状態の場合、メモリセル61およびカラムトランジスタ55aはオン状態であるため、ノードAの電圧Sinは参照電圧Vsを下回ることになり、コンパレータ12の出力側の論理レベルは「1」になってセンストランジスタ81はオン状態になる。その結果、ノードBの電圧Soは負荷トランジスタ72のしきい値電圧Vtpを下回ることになり、負荷トランジスタ72はオン状態になる。
【0058】
このように、メモリセル61が消去状態の場合、電圧Sinは参照電圧Vsを下回るためセンストランジスタ81はオン状態となり、電圧Soはしきい値電圧Vtpを下回り、電圧Voはメモリセル61と各トランジスタ55a,81,72のそれぞれのオン抵抗とビット線BLの配線抵抗との抵抗分割により決定される。
【0059】
メモリセル61が書き込み状態の場合、メモリセル61はオフ状態であるため、ノードAの電圧Sinは参照電圧Vsを越えることになり、コンパレータ12の出力側の論理レベルは「0」になってセンストランジスタ81はオフ状態になる。その結果、ノードBの電圧Soは負荷トランジスタ72のしきい値電圧Vtpを上回ることになり、負荷トランジスタ72はオフ状態になる。
【0060】
このように、メモリセル61が書き込み状態の場合、電圧Sinは参照電圧Vsを上回るためセンストランジスタ81はオフ状態となり、電圧Soはしきい値電圧Vtpを上回り、電圧Voは電源電圧Vddからしきい値電圧Vtpを差し引いた値になる(Vo=Vdd−Vtp)。
【0061】
図3に、各電圧Sine,Sinwおよび参照電圧Vsの設定範囲の温度変化を概念的に示す。尚、実際の各電圧Sine,Sinw,Vsの温度変化は図3に示すように直線的ではないが、図3では変化具合を分かりやすくするためあえて直線的に表してある。
【0062】
各メモリセル61,11e,11wおよび各トランジスタ55a,55e,55w,72,21e,21w,81,22e,22wは1チップの半導体基板上に形成されているため温度条件は同じになる。そして、負荷トランジスタ72と各ダミー負荷トランジスタ21e,21w、センストランジスタ81と各ダミーセンストランジスタ22e,22w、カラムトランジスタ55aと各ダミーカラムトランジスタ55e,55w、メモリセル61と各ダミーメモリセル11e,11wはそれぞれ、温度特性が同じである。
【0063】
従って、温度変化に関係なく、ノードCの電圧はメモリセル61が消去状態の場合のノードAの電圧Sineと等しくなり、ノードDの電圧はメモリセル61が書き込み状態の場合のノードAの電圧Sinoと等しくなる。そのため、各電圧Sine,Sinw,Vsは温度上昇に伴って同じ割合で低下し、各電圧Sine,Sinwの範囲(Sinw−Sine)が参照電圧Vsの設定範囲から外れることはない。
【0064】
また、各電圧Sine,Sinwと参照電圧Vsの設定範囲との間にはそれぞれ、動作マージンΔ3が設定されている。この動作マージンΔ3は温度tの変化に関係なく常に一定値に保たれる。
その結果、本実施形態のセンスアンプSAは温度変化に関係なく電流センスアンプとして機能し、図4に示すように、各電圧Sine,Sinwの範囲(ノードAの電圧振幅)を増幅して、各電圧Soe,Sowの範囲(ノードBの電圧振幅)を拡大することができる。そのため、メモリセル61の消去状態と書き込み状態とで、出力インバータ73の出力側の倫理レベルを確実に変化させることが可能になり、メモリセル61に記憶されたデータを温度変化に関係なく正確に読み出すことができる。
【0065】
ところで、EPROMにおいて、動作の高速化を図るためには、メモリセル61のドレイン領域64(ビット線BL)の電圧振幅を小さくする必要があり、各電圧Sine,Sinwの範囲(ノードAの電圧振幅)を小さくしなければならないため、参照電圧Vsの設定範囲も小さくなる。しかし、本実施形態によれば、ノードAの電圧振幅を小さくして参照電圧Vsの設定範囲を小さくした場合でも、温度変化に関係なく正確な読み出し動作が可能であるため、EPROMの動作の高速化を図ることができる。
【0066】
また、各ビット線BL,BLe,BLwの配線抵抗率に関係なく、ノードCの電圧は電圧Sineと等しくなり、ノードDの電圧は電圧Sinoと等しくなる。そのため、メモリセル61のドレイン領域64によって形成されるビット線BLに金属配線が裏打ちされておらず配線抵抗率が大きい場合でも、温度変化に関係なく正確な読み出し動作を行うことができる。
【0067】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよく、その場合でも、上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(1)各ボルテージホロワ13e,13wをソースホロワに置き換える。ソースホロワはボルテージホロワに比べれば劣るものの高入力インピーダンス・低出力インピーダンスの特性があるため、各ノードC,Dの電圧に抵抗Rが影響を及ぼすのを防ぐことができる。
【0068】
(2)負荷トランジスタ72および各ダミー負荷トランジスタ21e,21wのゲートを接地し、負荷トランジスタ72および各ダミー負荷トランジスタ21e,21wを抵抗接続型にする。この場合は、負荷トランジスタ72および各ダミー負荷トランジスタ21e,21wがダイオード接続型である上記実施形態に比べて、各ノードB,E,Fの電圧振幅が大きくなるため、センスアンプSAの読み出し動作が遅くなるものの、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0069】
(3)EPROMだけでなく、EEPROMまたはフラッシュ消去型EEPROMに適用する。
(4)図1に示す各抵抗Rの比は必ずしも同じでなければいけないわけではないが、同じ値が最もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態の要部構成を示す回路図。
【図2】一実施形態の要部構成を示す回路図。
【図3】一実施形態の動作を説明するための特性図。
【図4】一実施形態の動作を説明するための特性図。
【図5】従来の形態および一実施形態の要部ブロック図。
【図6】従来の形態の要部構成を示す回路図。
【図7】従来の形態および一実施形態のメモリセルの概略断面図。
【図8】従来の形態の要部構成を示す回路図。
【図9】従来の形態の動作を説明するための特性図。
【図10】従来の形態の動作を説明するための特性図。
【図11】従来の形態の動作を説明するための特性図。
【符号の説明】
11e,11w…ダミーメモリセル 12…コンパレータ
13e,13w…ボルテージホロワ 14…消去状態電圧生成回路
15…書き込み状態電圧生成回路
21e,21w…ダミー負荷トランジスタ 55…カラムデコーダ
61…メモリセル 72…負荷トランジスタ 73…出力インバータ
81…センストランジスタ BLe,BLw…ダミービット線
BL…ビット線 WL…ワード線 R…抵抗

Claims (4)

  1. データが書き込まれていない第1のダミーメモリセルと、
    該第1のダミーメモリセルに接続された第1のダミービット線と、
    該第1のダミービット線の電位変化を検出する第1の電位検出手段と、
    予めデータが書き込まれている第2のダミーメモリセルと、
    該第2のダミーメモリセルに接続された第2のダミービット線と、
    該第2のダミービット線の電位変化を検出する第2の電位検出手段と、
    該第1の電位検出手段が検出した第1のダミービット線の電位と該第2の電位検出手段が検出した第2のダミービット線の電位との中間電位を生成する中間電位生成手段と、
    データの読み出し対象のメモリセルに接続されたビット線と、
    ビット線に接続されたNMOSトランジスタからなるセンストランジスタを有し、該センストランジスタを動作させることで、前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す第3の電位検出手段と、
    前記ビット線の電位と前記中間電位生成手段が生成した中間電位とを比較し、その比較結果を、ビット線の電位をフィードバックして前記センストランジスタのゲートに印加することで、該センストランジスタの動作を制御する比較手段と、を備えており、
    前記第1の電位検出手段は、電源に接続されたMOSトランジスタからなる第1ダミー負荷トランジスタ,および,該第1ダミー負荷トランジスタと前記第1のダミーメモリセルとの間に接続されたMOSトランジスタからなる第1ダミーセンストランジスタを有しており、
    前記第2の電位検出手段は、前記電源に接続されたMOSトランジスタからなる第2ダミー負荷トランジスタ,および,該第2ダミー負荷トランジスタと前記第2のダミーメモリセルとの間に接続されたMOSトランジスタからなる第2ダミーセンストランジスタを有しており、
    前記第3の電位検出手段は、前記電源と前記センストランジスタとの間に接続されたMOSトランジスタからなる負荷トランジスタ,および,該負荷トランジスタを負荷とするインバータを有し、前記メモリセルをドライバとするシングルエンドの電流検出型センスアンプとして構成されている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1の電位検出手段は、前記第1ダミー負荷トランジスタと前記第1ダミーセンストランジスタとの間のノードが前記第1ダミー負荷トランジスタのゲートに接続され、前記第1ダミーセンストランジスタのゲートが電源に接続されており、
    前記第2の電位検出手段は、前記第2ダミー負荷トランジスタと前記第2ダミーセンストランジスタとの間のノードが前記第2ダミー負荷トランジスタのゲートに接続され、前記第2ダミーセンストランジスタのゲートが接地されており、
    前記第3の電位検出手段は、前記負荷トランジスタと前記センストランジスタとの間のノードが前記負荷トランジスタのゲートおよび前記インバータに接続され、前記センストランジスタのゲートに前記比較手段の比較結果が入力されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    前記第1および第2のダミーメモリセルおよび前記メモリセルが複数個マトリックス状に配置され、カラム方向に配列された前記第1および第2のダミーメモリセルと複数の前記メモリセルとが同一のワード線に接続された半導体記憶装置であって、
    複数の前記メモリセルに接続された複数の前記ビット線のうちの1本を選択し、その選択された前記ビット線と前記第3の電位検出手段とを接続するカラムデコーダを備えた
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の半導体記憶装置において、
    前記第1ダミー負荷トランジスタ,前記第2ダミー負荷トランジスタおよび前記負荷トランジスタにおけるMOSトランジスタはダイオード接続型である
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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