JP3863766B2 - 身長計 - Google Patents

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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、目盛りの読み取りが正確で、装置の組立・設定を容易にした身長計に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、身長計の目盛りを正確に読み取る目的で、足載台上に垂設された計測柱に、白・黒の反射部・吸収部を持つ反射板を貼り、計測柱に沿って上下に移動するカーソルに投光器と受光器とからなる光検知器を取付け、光検知器からの出力をマイクロプロセッサでカウント演算してカーソルに取り付けたLCD表示器にデジタル表示するものが、実開昭60−144401号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものは、反射板の目盛りがバーコードの形態をとっている点で読み取り精度は高いが、前記白・黒の目盛りは反射板の一端が基準点になっている都合上、常にその一端の基準点から計測しなければならず、カーソルの上昇・下降動作が変則的になった場合、目盛りを飛び越して計測する不都合が発生している。
【0004】
また、前記反射板は計測の都合上直線状であることを要することから、計測柱は1本の長いままになっていたので、移動に不都合をきたすことがあった。
【0005】
本発明の目的は、上記従来例の欠点に鑑み、カーソルの上昇・下降動作が変則的に成った場合にも正確に計測でき、また、容易に移動・組立できるようにした身長計を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の解決手段を採用する。
(1)身長計において、下部柱状体とカーソルを設ける上部柱状体とを入れ子式に遊挿し、前記両柱状体に定荷重ばねをばねとして機能するように係止すること。
(2)上記(1)記載の身長計において、前記定荷重ばねの巻軸を前記上部柱状体の下端部に係止し、前記定荷重ばねの巻終わり端を前記下部柱状体の内側壁に係止したこと。
(3)身長計において、カーソルの位置を計測するためのリニアスケールを、黒色の遮蔽部と透明な透過部を一定間隔で平行に連続して配置し、所定数の前記遮蔽部の間隔毎に計測基準点の位置検出用の前記遮蔽部より幅広の遮蔽部を配置して構成したこと。
(4)身長計において、カーソルの一方向の移動によって前記遮蔽部を連続的に計測して計測カウント値を得る手段と、前記遮蔽部より幅広の遮蔽部を検出して計測基準点を得る手段、該計測基準点の検出に基づき前記計測カウント値を校正する手段を備えたこと。
(5)上記(3)または(4)記載の身長計において、 カーソルと連結する2個のフォトインタラプタを移動方向に離間して設け、リニアスケールにおける前記各遮蔽部の連続を、前記2個のフォトインタラプタで計測するようにしたこと。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例として図に基づいて詳細に説明する。
【0008】
(実施例)
図1は本発明の実施例の一部断面図である。
【0009】
図2は図1の90度角度を変えた柱状体の断面図である。
【0010】
ベース2は、複数のレベルアジャスタ3と、複数の車輪4を備えている。
【0011】
ベース2上には、足を載せる基台1と、下部柱状体5と、計測装置21が設けられている。
【0012】
下部柱状体5は、筒状に形成され、内側に入れ子式に上部柱状体6を遊挿できるようになっている。下部柱状体5の上方両外側には、内側に突出するように止めピン13が固定されている。
【0013】
該止めピン13の先端部分は、上部柱状体6の下方部分に形成した穴に案内されるように遊嵌している。
【0014】
上部柱状体6の下端部と下部柱状体5の止めピン13近傍内側とに定荷重ばね12が固定されている。ここでいう定荷重ばねとは、ストロークの初期の部分を除いて、元に戻る力(トルク)が一定で、ストロークによって変化しない特性を持ったばねをいう。
【0015】
下部柱状体5の上部外側には、ストッパ11が固定されていて、該ストッパ11の係合片は上部柱状体6の収納および伸張時の対応係合口に係止するように構成されている。なお、ハンドルに軸受けを介してロックナットを軸支し、ハンドルの回動操作によってロックナットを回転して、軸受けとロックナットで両柱状体を挟持するように構成することも可能である。
【0016】
上部柱状体6内には、上部柱状体6の長さ方向に、レール23が配置されている。
【0017】
レール23には取付金具40、41、42が取り付けられ、下部の取付金具40には、回転軸に溝付きプーリを備える駆動モータ22が上向きに取り付けられている。
下部の取付金具41の両側には、前記レール23と平行に溝付きプーリ28、29が回転自在に取り付けられている。
さらに、上部の取付金具42には前記レール23と直角方向に溝付きプーリ27が回転自在に取り付けられている。
【0018】
前記溝付きプーリ27〜30にはカーソル10を移動させるためのワイヤ32が張り渡されている。該ワイヤ32には該ワイヤ32の遊びを吸収するためにスプリング33が介挿されている。
【0019】
駆動昇降部36は、前記レール23を回転自在に挟時する案内ローラ25−1、25−2、25−3および25−4を備えた案内台34から構成する。
【0020】
案内台34は前記レール23に平行に配置される。案内台34上にはフォトインタラプタ37、38が垂直に且つ一直線上に離間して配置されている。フォトインタラプタ37、38は、図4に示されるように、断面コ字状に形成された内部に投光部と受光部を備え、後記するリニアスケールフィルム20によって投光を透過又は遮蔽されることによりスイッチングする。
【0021】
図4は本発明のフォトインタラプタとリニアスケールの取付関係を示す図である。
【0022】
前記フォトインタラプタ37、38の断面コ字状のスリット内には、前記レール23の内側に取り付けられたリニアスケールフィルム20が固定される。
【0023】
案内台34には、カーソル本体部43を取り付けるための突状のカーソル本体取付台35が固定され、上記柱状体6の長さ方向に設けたスリットの間を遊動する。
【0024】
カーソル10は、カーソル本体部43と、当接部46とからなる。前記案内台34に固定されたカーソル本体取付台35には、カーソル本体部43が着脱自在に固着されている。
【0025】
フォトインタラプタ37、38からの出力信号の伝達および駆動モータ22への給電は複数のコード45により行い、各コード45は計測装置21に接続される。
【0026】
以下、本発明の主要な構成について詳述する。
【0027】
(上部筒状体駆動用ばね)
定荷重ばね12は、ストロークの初期の部分を除いて、ストロークに対して元に戻る力(トルク)が一定になる特性を有する。
【0028】
図1および図2に示すように、ドラム状に巻回した2個の定荷重ばね12の軸53は、断面略コ字状に形成されたばね取付金具51の両側板に回動自由に取り付けられている。前記定荷重ばね12の巻き終わり端は下部柱状体5の内側壁に固定される。定荷重ばね12を軸支するばね取付金具51の上方端の係止凹部は、上部柱状体6の下端に係止ピン52よって係止されている。
【0029】
定荷重ばね12のトルクは、付属品を含めた上部柱状体6全体の重力方向の力と釣り合うように設定されている。即ち、付属品を含めた上部柱状体6全体の重力方向の力と、定荷重ばね12の反重力方向の力とが釣り合うことになる。
【0030】
この構成により、上部柱状体6の上下動が少ない力で容易に行うことができるようになり、上部柱状体6の上下動に伴うフォトインタラプタの振動による位置ズレを抑制することができる。
【0031】
(リニアスケールを用いる計測)
図3は、本発明のリニアスケールの要部を示す図である。
【0032】
図3(a)は上限を画成するA部の図である。図3(b)は基準点検出用の幅広遮蔽部とその近傍を示す図である。図3(c)は下限を画成するB部の図である。図3(d)はそれら以外の標準パターンを示す図である。
【0033】
この実施例では、標準の遮蔽部と透過部はそれぞれ0.5mm幅で、基準点検出用の幅広遮蔽部は1.5mm幅となっている。
【0034】
前記フォトインタラプタ37、38は、上部柱状体6の長さ方向上側にフォトインタラプタ37がB相検出用に設けられ、その下側にフォトインタラプタ38がA相検出用に設けられている。
【0035】
フォトインタラプタ37、38からの検出信号はコード45を介して計測装置21のマイクロコンピュータの以下説明するフローチャートに沿った制御により処理され、最終的に身長の値として該計測装置21に設けた表示装置に表示するとともにデータとして記憶される。
【0036】
(全体の制御フロー)
図5は本発明の全体の制御フローを説明する図である。
1.スタート(CPU起動)
CPU起動時に、リセットベクタをはじめとした、各種割り込みベクタアドレスの定義と、割り込みハンドラルーチンのエントリポイントを定義する。またI/Oポートの初期状態設定(入出力をハード的に安全な状態に)チップセレクト・アクセスウェイトステートの設定・割込みレベルの設定などCPU内蔵および周辺ハードウェアの初期化を行う。
2.次に、自己診断処理を実行する(ステップS1)。
【0037】
自己診断処理としては、以下(1)(2)を実行する。
(1)ROMのチェックサムを照合する。
(2)RAMの書き込みと読み出しのチェックをする。
3.次に、各種初期化処理を実行する(ステップS2)。
【0038】
このステップS2で行う各種初期設定と準備確認は以下の項目になる。
(1)割り込みベクタ
(2)I/Oポート
(3)計測動作準備の確認(上部柱状体の伸縮状態など)
4.次に、校正スイッチ(SW)がON(Yes)か否か(No)を判断する(ステップS3)。
5.ステップS3の判断がYesのとき、スケール値の校正を実行する(ステップS4)。
【0039】
スケール校正は、基準スケールを計量部にセットした後、カーソル10を最上部より降下し、基準スケールを計測する。この時の計測基準点(前記幅広遮蔽部)の通過数と最後に通過した基準点からの距離を記憶して本身長計の計測値とし、この値と前記基準スケールの値とから偏差値を求め、これをスケール校正値とする。スケール校正値は実際の身長計測において身長算出の演算に使用する。すなわち、メートル原器のように常に正しい基準スケールを本身長計で計測し、両者の偏差をスケール校正値とする。本身長計の計測手順は以下に説明する。
6.ステップS3の判断がNoのとき、およびステップS4が終了したとき、計測開始点の変更があるか(Yes)否か(No)を判断する(ステップS5)。
7.ステップS5の判断がYesのとき、計測開始点へ移動する処理を実行する(ステップS6)。
【0040】
身長計測の計測開始点は10cm単位(隣り合う幅広遮蔽部の間隔)で自由に変更が可能になっている。(例えば、2000、1900、・・…・・、1100mm)。身長計測の待機(終了)時に開始点の設定に変更があれば速やかに設定された開始点ヘカーソル10を移動する。
8.ステップS5の判断がNoのとき、およびステップS6が終了したとき、身長計測指令があるか(Yes)否か(No)を判断する(ステップ7)。
【0041】
カーソル10が計測開始点で待機中、身長計の操作部からの指令の有無を判断する。
9.ステップS7の判断がYesのとき、身長計測の処理を行う(ステップS8)。
【0042】
計測の開始でカーソル10は下降し、下降中は計測基準点(幅広遮蔽部)の検出とその基準点からの距離(通常の遮蔽部の数/2)を絶えず計測し続ける。
【0043】
下降したカーソル10が人体の頭部を感知(カーソル10停止スイッチON)すると、カーソル10は直ぐに停止する。停止の確認後カーソル10は上昇して元の計測開始点で停止する。カーソル10の上昇中に身長の演算を行いその結果を計測装置21および前記操作部に伝送する。
10.ステップS7の判断がNoのとき、およびステップS8が終了したとき、装置の電源スイッチの断(OFF)状態か(Yes)否か(No)を判断する(ステップS9)。
11.ステップ9の判断がYesのとき、電源断の処理を実行し、このフローを終了する(ステップS10)。
【0044】
身長計の使用が終わり、電源スイッチがOFFにされた時でも上部柱状体を縮めて収納するため、装置の終了とはならない。電源スイッチのOFFを検知(電源断スイッチON)してカーソル10を最上部(上限)に移動した後CPUが自ら電源をOFFにする。
12.ステップ9の判断がNoのとき、ステップ5へ戻る。
【0045】
次に、上記全体のフローの主要な各ステップについての詳細なフローを以下説明する。
【0046】
(計測開始点への移動(ステップS6)の詳細なフロー)
図6は本発明の計測開始点へ移動のフローを説明する図である。
1.計測開始点へ移動のフローを開始する。
2.現在の基準点(計測開始の基準点)の値が、変更する基準点の値より大きいか(Yes)否か(No)を判断する(ステップ12)。
3.ステップ12の判断がYesのとき、下降基準点の検出を実行し(ステップS13)、終了する。
【0047】
下降基準点の検出は、カーソル10の下降時、設定された計測基準点を検出してカーソル10を停止する。上昇時とはカーソル10の移動動作が異なり、目的とする計測基準点を検出通過した後、カーソル10は上昇に転じて前記計測基準点を再検出しカーソル10を停止する。前記一連の移動動作でカーソルは必ず計測基準点の上方に位置し、計測動作の直後に計測基準点を検出するため、前記計測カウント値を校正することが可能となる。
4.ステップ12の判断がNoのとき、上昇基準点の検出を行い終了する。
【0048】
この上昇基準点の検出は、カーソル10の上昇時、設定された計測基準点を検出してカーソル10を停止する。
【0049】
(下降基準点の検出(ステップS13)の詳細なフロー)
図7は、本発明の下降基準点の検出のフローを説明する図である。
1.下降基準点の検出を開始する。
2.駆動モータを下降動作させる(ステップS31)。
3.下降時A相欠相の検出を実行する(ステップS32)。
【0050】
下降時A相欠相の検出動作を図10および図11を用いて説明する。
【0051】
図10は本発明のカーソル10下降時の欠相検出を説明する波形図である。
【0052】
図11は本発明のカーソル10下降時の計数カウントを説明する波形図である。
【0053】
フォトインタラプタ37がB相を検出し、フォトインタラプタ38がA相を検出する。フォトインタラプタ37,38はA相がB相より計測パルスの同期位置より半波長分下側にずれて設けられている。
【0054】
図10の波形図において、カーソル10が下降すると、フォトインタラプタ37、38も同じく下降し、リニアスケールフィルム20の遮蔽部がフォトインタラプタ38のスロット間のA相スリットまたはフォトインタラプタ37のスロット間のB相スリットに図10の黒線のタイミングで通過するとき、フォトインタラプタ37および38からはB相検出信号およびA相検出信号として出力され、計測装置21の信号処理手段の信号として入力される。
【0055】
ここで、図3(b)に示すリニアスケールの幅広遮蔽部をフォトインタラプタ37、38で検出すると、A相スリットの位置でスリット欠相となり、B相検出信号の矢印の立ち下がりでA相検出信号の波形が点線のようにローレベルに成っていないことを検出して、A相欠相検出信号にパルスを出力する。このパルスが本実施例の場合10cm毎の校正用の基準位置を示す基準パルスになる。
【0056】
図12のカーソル上昇時の欠相検出はフォトインタラプタ37、38の取付位置と動作方向の違いから、検出信号の発生順序が図10の場合と逆になるが、カーソル10上昇時も基本的にはA相で欠相検出を行う。
4.ステップ32で下降時のA相欠相の検出を行った結果、A相が欠相であるか(Yes)否か(No)を判断し、判断がNoのとき、ステップS32へ戻る(ステップS33)。
5.ステップS33の判断がYesのとき、基準点(n)に+1加算演算を行う(ステップS34)。詳しくは以下のようになる。
【0057】
前記基準パルスをさらに計数カウント動作と関連した図11の波形図で説明する。
【0058】
図11は本発明のカーソル10下降時の計測カウントを説明する波形図である。
【0059】
前記基準パルスの生成およびカウント動作はA相入力信号のみで行う。
B相欠相検出信号はA相欠相検出信号と組み合わされて上下移動方向の判別と上限および下限の位置の検出等を行うために用いられる。
【0060】
図11において、前記A相欠相検出信号はこの図でも同じ信号である。
【0061】
計測カウントは、リニアスケールの遮蔽部の幅が0.5mmであり、分解能が0.5mmとなっていることから、10cmは200カウント(1カウントが0.5mm)になる。
【0062】
前の10cmを199カウントした後、A相欠相検出により、前の10cmの200カウント目と次の10cmの1カウント目が一緒になって初期化1される。この初期化の1を基準点(n)に+1加算する。
【0063】
なお、基準点(n)以外の計測カウント値はA相入力信号の立ち上がり、立ち下がりに応じてカウントする。このカウント毎に+1ずつ加算する。
6.次に、基準点(n)が設定値(即ち、使用前に設定した設定値)+1か(Yes)否か(No)判断し、判断がNoのとき、ステップS32へ戻る(ステップS35)。
7.ステップS35の判断の結果がYesのとき、駆動モータを停止する(ステップS44)。即ち、カーソル10の下降が設定された基準点を超えたとき、カーソルの下降をストップする(カーソル10の停止位置は設定された基準点より下に位置する)。
8.次に、駆動モータを上昇させる(ステップS37)。即ち、設定された基準点の方向へ反転移動する。
9.次に、上昇時A相欠相の検出を実行する(ステップS38)。即ち、戻って基準点を検出する。
10.次に、ステップS38の結果A相が欠相か(Yes)否か(No)を判断し、判断がNoのとき、ステップS38へ戻る(ステップS39)。
11.ステップS39の判断がYESのとき、駆動モータを停止して、このフローを終了する(ステップS40)(カーソル10の停止位置は設定された基準点より上に位置する)。
【0064】
(身長計測(ステップS8)の詳細なフロー)
図8は本発明の身長計測のフローを説明する図である。
1.身長計測のフローを開始する。
2.計測処理を実行する(ステップS15)。
3.1回の計測処理毎に計測を完了したか(Yes)否か(No)を判断し、ステップS16の判断がNoのとき、再度ステップS16を実行する(ステップS16)。
4.ステップS16の判断がYesのとき、身長の演算とその演算データの伝送を実行する(ステップS17)。
5.次に、カーソル10を計測開始点へ移動して、このフローを終了する(ステップS18)。
【0065】
(計測(ステップS15)の詳細なフロー)
前記図8の計測処理のステップS15を図9に基づいて詳細なフローで説明する。
【0066】
図9は本発明の計測処理のフローを説明する図である。
1.計測処理を開始する。
2.駆動モータを下降させる(ストップS71)。
3.身長計測が完了したか(Yes)否か(No)を判断し、判断がYesのとき、このフローを終了する(ステップS72)。
4.ステップS72の判断の結果がNoのとき、下降時A相欠相の検出処理を実行する(ステップS73)。
5.ステップS73の結果、A相が欠相か(Yes)否か(No)を判断する(ステップS74)。
6.ステップS74の判断の結果がYesのとき、基準点(n)に+1加算処理する(ステップS75)。
7.次に、計測カウント値を1にする処理を実行し、ステップS72へ戻る(ステップS76)。
8.前記ステップS74の判断がNoのとき、A相入力波形が立ち上がりのタイミングか(Yes)否か(No)を判断し、判断の結果がYesのとき、ステップS79へ進む(ステップS77)。
9.ステップS77の判断がNoのとき、A相入力波形が立ち下がりのタイミングか(Yes)否か(No)を判断し、判断がNoのとき、ステップS72へ戻る(ステップS78)。
10.ステップS77の判断の結果がYesのときおよびステップS78の判断の結果がYesのとき、計測カウント値に+1加算処理を実行し、ステップS72へ戻る(ステップS79)。
【0067】
(身長の演算)
前記検出した基準点(n)の数と計測カウント値を計測値として、次式に代入し、身長を求める演算を行う。
【0068】
身長(mm)=2000−(基準点数×100+計測カウント値/2)−A
但し、A(mm)=スケール校正値(基準点nからの計測カウント値、即ち、リニアスケール上の2000の位置と正しい2000(2m)の位置との偏差分)。
【0069】
(カーソル10上昇時の欠相検出)
図12は本発明のカーソル10上昇時の欠相検出を説明する波形図である。
【0070】
図12に示すように、カーソル10上昇時には、スリットの欠相はB相の次に90度遅れてA相で検出する。A相の欠相はB相の検出信号の立ち上がりのタイミングで検出される。
検出信号の発生順序は図11の場合と逆になり、カーソル10上昇時も基本的にはA相で欠相検出を行う。
【0071】
(カーソル10上昇時の上限検出)
図13は本発明のカーソル10上昇時の上限検出を説明する波形図である。
【0072】
リニアスケールの上端部は前記図3(a)にA部として示すように、透明部分(透過部)が形成されている。この透明部分を上側のフォトインタラプタ37のB相で検出すると、B相検出信号が連続したローレベル信号となる。このB相検出信号をA相検出信号の立ち下がりのタイミングで検出すると、B相欠相検出パルスが連続して発生する。これらパルスを検出して上限検出信号を発生する。
【0073】
(カーソル10下降時の下限検出)
図14は本発明のカーソル10下降時の下限検出を説明する波形図である。
【0074】
リニアスケールの下端部は前記図3(c)にB部として示すように、黒色部分(遮蔽部)が形成されている。この黒色部分を下側のフォトインタラプタ38のA相で検出すると、A相検出信号が連続したハイレベル信号となる。このA相検出信号をB相検出信号の立ち下がりのタイミングで検出すると、A相欠相検出パルスが連続して発生する。これらパルスを検出して下限検出信号を発生する。
【0075】
なお、本発明は、以上述べた趣旨を変更しない限りにおいて、その設計的変更をも含む。
【0076】
【発明の効果】
本発明は、定荷重ばねを用いたことにより、極めて少ない力により容易に且つ振動も少なく上部筒状体とそれに関係する部材を上昇および下降することができる。
【0077】
本発明は、幅広の遮蔽部を基準位置に設けたリニアスケールにより計測し、その計測信号を前記幅広の遮蔽部の検出信号により校正するようにしたので、検出精度を格段に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部断面図である。
【図2】図1の90度角度を変えた柱状体の断面図である。
【図3】本発明のリニアスケールの要部を示す図である。
【図4】本発明のフォトインタラプタとリニアスケールの取付関係を示す図である。
【図5】本発明の全体の制御フローを説明する図である。
【図6】本発明の計測開始点へ移動のフローを説明する図である。
【図7】本発明の下降基準点の検出のフローを説明する図である。
【図8】本発明の身長計測のフローを説明する図である。
【図9】本発明の計測処理のフローを説明する図である。
【図10】本発明のカーソル下降時の欠相検出を説明する波形図である。
【図11】本発明のカーソル下降時の計数カウントを説明する波形図である。
【図12】本発明のカーソル上昇時の欠相検出を説明する波形図である。
【図13】本発明のカーソル上昇時の上限検出を説明する波形図である。
【図14】本発明のカーソル下降時の下限検出を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 基台
2 ベース
3 レベルアジャスタ
4 車輪
5 下部柱状体
6 上部柱状体
10 カーソル
11 ストッパ
12 定荷重ばね
13 止めピン
20 リニアスケールフィルム
21 計測装置
22 駆動モータ
23 レール
24 止め具
25−1、25−2、25−3、25−4 ローラ
27、28、29、30 溝付きプーリ
32 ワイヤ
33 スプリング
34 案内台
35 カーソル本体取付台
36 駆動昇降部
37、38 フォトインタラプタ
40 取付金具
41 取付金具
42 取付金具
43 カーソル本体部
44 コード
45 溝型取付体
46 当接部
51 ばね取付金具
52 係止ピン
53 軸

Claims (2)

  1. 下部柱状体とカーソルを設ける上部柱状体とを入れ子式に遊挿し、前記両柱状体に定荷重ばねをばねとして機能するように係止することを特徴とする身長計。
  2. 前記定荷重ばねの巻軸を前記上部柱状体の下端部に係止し、前記定荷重ばねの巻終わり端を前記下部柱状体の内側壁に係止したことを特徴とする請求項1記載の身長計。
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