JP3863082B2 - 炊飯器の温度ヒューズ取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、炊飯器(炊飯ジャ−を含む)の温度ヒューズ取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気炊飯器は炊飯器本体に蓋を開閉自在に取付けた構成をなし、その炊飯器本体は、外郭となる外ケースの内部に内ケースを設け、ヒーター又はIHコイルからなる加熱装置をその内ケースに装着し、該内ケースの凹部に鍋を着脱自在に収納するようになっている。また、安全対策として内ケースの外周面に温度ヒューズを接触してその温度を感知させ、何らかの原因で内ケースが異常昇温した場合に通電を強制的に遮断することが行われている(例えば、実公昭63−29456号公報、特公平7−38825号公報参照)。その温度ヒューズは、内ケースの外面にリベットやねじ等により固定された金属製の取付け具の溝部に挟持される。
【0003】
また、炊飯器の外ケースと内ケースとの間にコードリールを収納し、電源コードをその内部のゼンマイの弾力により巻取り、炊飯器の使用時にその電源コードを引出して使用するようにすることも従来から行われている(例えば、特開2000−5051号公報参照)。
【0004】
【解決しようとする課題】
従来の場合は、前掲の特許文献に見られるように、温度ヒューズを内ケースに接触させその温度を感知させるために、独立した取付け具が必要であったため、部品点数が増加する一つの要因になっていた。また、従来の炊飯器におけるコードリールは、前記の温度ヒューズの取付け構造とは何ら関係をもつことなく収納されていた。
【0005】
そこで、この発明は、コードリールと温度ヒューズとを関連付けることにより、温度ヒューズの取付け具を用いることなく内ケースに接触させ温度を感知させるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、炊飯器本体の外ケースの内側に加熱装置を装着した内ケースを設け、その内ケースの外周面に温度ヒューズを接触させ、上記外ケースと内ケースとの間にコードリールを取付けてなる炊飯器において、上記コードリールに被せたコードリールカバーの内面カバー部に上記温度ヒューズを取付け、該温度ヒューズを上記内ケース外面に押し当てた構成を採用した。
【0007】
上記の構成によると、温度ヒューズはコードリールカバーに取付けられ、そのコードリールを内ケースに接近して取付けることにより、該温度ヒューズを内ケースに接触させることができる。
【0008】
上記温度ヒューズの取付け構造の具体的な構造としては、上記コードリールカバーの内面カバー部に左右一対の取付け用爪片を設けるとともに、その取付け用爪片の間に弾性片を設け、上記温度ヒューズの両端部を上記左右一対の取付け用爪片と内面カバー部との間で挟持するとともに、その温度ヒューズの中間部を上記弾性片の弾力により上記内ケース外面に押し当てた構成を採用することができる。弾性片の弾力を与えることにより、温度ヒューズは内ケースに対し密着される。
【0009】
また、上記コードリールカバーは、上記内面カバー部の反対側に外面カバー部を有し、その外面カバー部が該コードリールの電源端子をカバーすることにより、該電源端子と上記外ケースとの間の絶縁を図るようにした構成を採ることができる。この構成によると、コードリールカバーが単に温度ヒューズの保持部材としての機能だけではなく、絶縁部材としての機能を果たすことができるものである。言い替えれば、絶縁機能を果たすためのコードリールカバーを利用して温度ヒューズを保持させたということもできる。
【0010】
なお、上記加熱装置がIHコイルであり、上記内ケースが該IHコイルを装着した下部内ケースと上部内ケースとからなり、上記温度ヒューズを該上部内ケースの外面に押し当てた構成を採ることができる。
【0011】
【発明の実施形態】
以下、添付図面に基づいてこの発明の実施形態を説明する。図1に示したIHタイプの炊飯器は、炊飯器本体1と、これに対しヒンジ軸2により開閉自在に取付けられた蓋3を有する。炊飯器本体1の両側面にU字形のハンドル4の両端部が取付けられる。
【0012】
炊飯器本体1は、胴部材5、底部材6及び肩部材7からなる外ケース8と、その内側に設けられた内ケース9とを有する。内ケース9は浅い椀形の下部内ケース11と、その上部に設けられた上部内ケース12とからなる。下部内ケース11の下面にIHコイル13(図2参照)、その磁束漏洩防止用のフェライト部材14等が装着される。上記の内ケース9の内側の凹部に炊飯鍋10が着脱自在に収納される。
【0013】
上記の炊飯器本体1の後部、即ちヒンジ軸2の下方において、外ケース8と内ケース9との間にコードリール15が取付けられる。図2は、炊飯器本体1の組立工程における場合と同様に、上下を反転した分解状態で示している。但し、以下の説明において上下関係を示す必要がある場合は、図1の正立状態における上下関係を基準とする。
【0014】
コードリール15は、図3(a)(b)に示すように、扁平な金属製円形のリールケース17に内部のゼンマイばねにより電源コードを巻き込んだものであり、その電源プラグ18がコードリール15の底部から側方に向けて突き出している。リールケース17の外側面に設けられた中心ボス部19に一対の電源端子21、21が突き出して設けられ、その電源端子21、21に電源リード線20、20が接続される(図4(a)参照)。また、リールケース17の外周面の2箇所、即ち、両側面と、底面にそれぞれ突片22、23、24が設けられる。
【0015】
上記のコードリール15にコードリールカバー25が被せられる。このコードリールカバー25は、合成樹脂(例えば、PET+PC、難燃グレード)からなり、前記の電源端子21側をカバーする外側カバー部26、その反対側をカバーする内側カバー部27、および底部から両側部に渡る外周面をカバーする周面カバー部28からなり下面が開放されている。外側カバー部26と、周面カバー部28は、コードリール15の上端部から電源端子21を含む範囲をカバーできる大きさに形成され、その周面カバー部28に一端部が下方に開放されたスリット29が設けられる。また、周面カバ−部28の上端に一対の取付け用の突起31、31が角状に設けられる。なお、前記の外側カバー部26は、電源端子21をカバーする必要から外方に膨出した部分を有する。
【0016】
また、内側カバー部27は外側カバー部26の半分程度の大きさに形成される(図3(b)参照)。この内側カバー部27の下端辺の中央部部分に左右一対の切込み32、32により切離された弾性片33が該内側カバー部27の面より若干立ち上がって形成され、所要の弾性を有する。また、その弾性片33の両側の内側カバー部27に左右一対の取付け用爪片34,34が設けられる。各取付け用爪片34は、内側カバー部27の面に沿って90°屈曲して立ち上がり、所要の弾性を有する。
【0017】
上記のコードリールカバー25は、コードリール15のほぼ上半分に被せられ、外側カバー部26により電源端子21が突き出した外面側をカバーする。また、突起22がスリット29に嵌入される。
【0018】
また、図4(a)(b)に示すように、前記取付け用爪片34、34の上端と内側カバー部27との間のすき間に温度ヒューズ35を収納した保護チューブ36の両端部を挟み、すき間の下端部まで押下げるとともに、弾性片33を若干内方へ弾性変形させた状態に取付ける。
【0019】
コードリール15、コードリールカバー25及び温度ヒューズ35を上記のように組み合わせた状態で、胴部材5の後端面5aと内ケース9との間の収納部37にその下方から差し込み、その収納部37の奥所の差込み穴38、38に前記の突起31、31を差し込む。これにより、保護チューブ36を介して温度ヒューズ35が上部内ケース12の外面に前記弾性片33の弾力により押し当てられ密着される。
【0020】
組立工程の最後に底部材6が胴部材5の開放面に被せられる。このとき、コードリール15の突片24が底部材6の穴39に差し込まれる。また、電源プラグ18をプラグ穴40に差し込んだのちに底部材6を固定する。
【0021】
実施形態の炊飯器は以上のようなものであり、コードリール15から引き出した電源コードを通じてAC電源を供給し炊飯を行う。この場合、何らかの原因で内ケース9が異常昇温すると、これを感知して温度ヒューズ35が溶断され、通電を強制的に遮断する。
【0022】
また、コードリールカバー25の外面カバー部26は、コードリール15の電源端子21と外ケース8間に介在することにより、絶縁性及び難燃性を高める作用をなす。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、絶縁性及び難燃性を高めるために設けられたコードリールカバーを利用して温度ヒューズを取付けるようにしたので、独立した取付け部材が不要となり、部品点数が減少する効果がある。また、その温度ヒューズをコードリールカバーに設けた一対の取付け用爪片により取付けるとともに、弾性片の弾力により該温度ヒューズを内ケースに押し当てるようにしたので、これを内ケースに密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図
【図2】同上の分解斜視図
【図3】(a)同上のコードリールの分解斜視図
(b)同上のコードリールカバーの斜視図
【図4】(a)同上のコードリール部分の断面図
(b)(a)図のb−b線の断面図
【符号の説明】
1 炊飯器本体
2 ヒンジ軸
3 蓋
4 ハンドル
5 胴部材
5a 後端面
6 底部材
7 肩部材
8 外ケース
9 内ケース
10 炊飯鍋
11 下部内ケース
12 上部内ケース
13 IHコイル
14 フェライト部材
15 コードリール
17 リールケース
18 電源プラグ
19 中心ボス部
20 電源リード線
21 電源端子
22 突片
23 突片
24 突片
25 コードリールカバー
26 外側カバー部
27 内側カバー部
28 外周カバー部
29 スリット
31 突起
32 切込み
33 弾性片
34 取付け用爪片
35 温度ヒューズ
36 保護チューブ
37 収納部
38 差込み部
39 穴
40 プラグ穴

Claims (4)

  1. 炊飯器本体の外ケースの内側に加熱装置を装着した内ケースを設け、その内ケースの外周面に温度ヒューズを接触させ、上記外ケースと内ケースとの間にコードリールを取付けてなる炊飯器において、上記コードリールに被せたコードリールカバーの内面カバー部に上記温度ヒューズを取付け、該温度ヒューズを上記内ケース外面に押し当てたことを特徴とする炊飯器の温度ヒューズ取付け構造。
  2. 上記コードリールカバーの内面カバー部に左右一対の取付け用爪片を設けるとともに、その取付け用爪片の間に弾性片を設け、上記温度ヒューズの両端部を上記左右一対の取付け用爪片と内面カバー部との間で挟持するとともに、その温度ヒューズの中間部を上記弾性片の弾力により上記内ケース外面に押し当てたことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器の温度ヒューズ取付け構造。
  3. 上記コードリールカバーは、上記内面カバー部の反対側に外面カバー部を有し、その外面カバー部が該コードリールの電源端子をカバーすることにより、該電源端子と上記外ケースとの間の絶縁を図ることを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器の温度ヒューズ取付け構造。
  4. 上記加熱装置がIHコイルであり、上記内ケースが該IHコイルを装着した下部内ケースと上部内ケースとからなり、上記温度ヒューズを該上部内ケースの外面に押し当てたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の炊飯器の温度ヒューズ取付け構造。
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