JP3862695B2 - 引戸錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室内に既設の扉開口部の出入り方向外側に、壁面に沿って後付けされるアウトセット引戸に使用する引戸錠装置に関する。
最近、マンションなどで室内をリフォームする場合、例えば扉開口部に既設の開き戸を、比較的お年寄りや身障者等に優しいため、引戸に付け替えるよう望まれることが多くなっている。その場合は、開き戸を取り外した後、たとえば図11に示すように、そのまま扉開口部1の出入り方向外側に壁面2に沿ってアウトセット引戸3を後付けしている。
従来、斯かるアウトセット引戸3には、付け替え場所がトイレの扉開口部など閉止した後に施錠する必要がある箇所の場合は、戸先側の引手4近くに引戸錠5が組み込まれている。一方、壁面2には、扉開口部1の戸先側開口縁1aに、引戸錠5の設置高さ位置に合わせて、引戸錠5の受けボックス6をねじ止めしている。そして、これら引戸錠5と受けボックス6とで引戸錠装置を構成し、この引戸錠装置で引戸3を施解錠している。
従来、アウトセット引戸用の引戸錠装置には、通常、引戸錠5として、いわゆる鎌錠が使用されている。一方、受けボックス6には、鎌錠のカマが係脱する縦長なカマ受け穴6aを設け、引戸3の戸先側木口面3aに対向して開口させている。そして、引戸3を閉止したとき、引戸錠5の、例えばサムターンを施錠方向に回してカマを引戸閉止方向へ倒すと、そのカマがカマ受け穴6aに係合し、引戸3を施錠してロックする構成にしている。
ところが、従来の引戸錠装置では、引戸3を閉止位置でロックしたときでも、常に比較的大きなカマ受け穴6aが正面に開いた受けボックス6が外部に露出したままとなり、見栄えが悪く、たとえリフォームしても引戸周りの美的外観性は依然として向上しないという課題があった。加えて、引戸3を施錠したときでも、受けボックス6のねじ止め箇所が露出状態にあり、しかも、カマ受け穴6aに係合した鎌錠のカマも外側に一部露見するため、ネジを外して受けボックス6ごと取り外したり、カマの係合を外したりして簡単に不正解錠されやすく、それだけ防犯性にも欠けるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、引戸周りの見栄えを低下させることなく、防犯性に優れたアウトセット引戸用の引戸錠装置を提供することにある。
上記した発明の目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、室内に既設の扉開口部Sの出入り方向Y・Z外側に壁面に沿って後付けされるアウトセット引戸Dに使用し、その引戸Dを閉止したとき施錠して閉止位置でロックする引戸錠装置Aにおいて、前記引戸Dの木口面35寄りに錠ケース本体12を埋設して取り付ける引戸錠10と、前記引戸Dが閉止位置にあるとき、該引戸錠10と対向する前記扉開口部Sの開口縁又は戸体側に錠受入れ凹部11bを形成してなり、前記引戸錠10は、サムターン軸13bを中心として施錠位置と解錠位置とに往復回動可能に前記錠ケース本体12に組み付けるサムターン13と、回転中心にねじ穴15cを螺設し、そのねじ穴15cの中心軸線を前記サムターン軸13bと平行な向きにして前記錠ケース本体12内で回転可能に保持すると共に、前記サムターン13とギヤ列のような回転伝達手段を介して回転伝達可能に連結してなる回転体15と、外周に該回転体15の前記ねじ穴15cと螺合するねじ部16cを設け、前記錠ケース本体12で先端部16bを出没可能に支持するロック棒16と、そのロック棒16に掛け止めて該ロック棒の軸回転を常時規制する回転ストッパ17とを備え、前記サムターン13を施錠位置又は解錠位置に回動して前記回転体15を回転させると、回転規制状態の前記ロック棒16が前記回転体15の回転力に応じて引戸開閉方向Xと直交する向きに出没し、前記錠受入れ凹部11bに対し係脱してなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の引戸錠装置Aにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記錠受入れ凹部11bを形成した引戸錠受け11を備え、該引戸錠受け11は、その錠受入れ凹部11bを前記引戸錠10と対向する前記扉開口部Sの開口縁又は戸体側に嵌め込んで取り付けてなることを特徴とする。
本発明の引戸錠装置よれば、閉止位置にある引戸を施錠するとき、引戸錠のサムターンを施錠位置に回動すると、ロック棒が引戸開閉方向と直交する向きに突出し、引戸錠と対向する扉開口部の開口縁又は戸体側にある錠受入れ凹部に係合させて引戸をロックする構成であるため、引戸錠受けを引戸の側縁で覆って外部に露出させない状態で引戸をロックすることが可能となり、それだけ見栄えを良くし、引戸周りの美的外観性を向上させることができる。更に、引戸錠受けのねじ止め箇所も外部に露出せず、しかも、ロック棒も外部に露見させることなく引戸を施錠するため、従来のごとく引戸錠受けを取り外したり、ロック棒の引戸錠受けに対する係合を外したりして不正解錠することを防止し、それだけ防犯性を高めることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一例である引戸錠装置の構造を示す断面図、図2は引戸錠装置を組み付けた引戸構造体を示す斜視図である。引戸構造体Bは、図2に示すように、壁体Wにあけた扉開口部Sに戸枠Tを組み付け、扉開口部Sの天井側にガイドレール体Gを懸架し、そのガイドレール体Gに引戸Dを戸車を介して係合させて、引戸開閉方向Xにスライド自在に吊設した構造になっている。図示引戸Dは、いわゆるアウトセット引戸で、開き戸専用に既設された扉開口部Sをそのまま利用し、その出入りする方向Y・Zの外側で壁面に沿って後付けされる木製引戸である。引戸Dには、その戸先寄りに、引戸用の取手として引手aが付設されている。ガイドレール体Gには、その戸先および戸尻側端部に戸当り(図示省略)を内設して引戸Dの開閉ストロークを規制している。特に、戸先側戸当たりは、引戸Dを閉止したとき、図中鎖線で示すとおり、その戸先側の側縁が戸枠Tの戸先側縦枠材tを越えて重なる戸当り位置に設置している。斯かる構成の引戸構造体Bに、以下に詳述する引戸錠装置Aを組み込み、その引戸錠装置Aを作動させてアウトセット引戸Dを施解錠する構造にしている。
図示例の引戸錠装置Aは、図1に示すように、引戸錠10および引戸錠受け11とからなる。引戸錠10は、錠ケース本体12と、錠ケース本体12に組み付けるサムターン13および表示板14と、錠ケース本体12内に組み込む回転体15と、錠ケース本体12で支持するロック棒16と、そのロック棒16の回転ストッパ17とを備えた構成になっている。
錠ケース本体12は、樹脂製で、図3および図4に示すように、片側を開放した浅底な収納ケース19に蓋板20を被せて略矩形な薄箱状に組み立て、内部に回転系部品を組み込んでなる。収納ケース19は、その長さ方向一端側に、両端にねじ止め板部21aが突出する長手の取付板21を接着している。底板部19aには、一端側の取付板21寄りにギヤ保持穴22をあける一方、他端側に軸受嵌合穴23をあけ、軸受嵌合穴23の左右両側に一段肉厚な一対の回動規制段部19b・19bを間隔をあけて設けると共に、略中間位置に、管軸状のギヤ保持筒部19cを突設している。ギヤ保持筒部19cは、その中空穴をねじ穴で形成してなる。なお、回動規制段部19b・19bには、互いに対向する端面に、小さく切り欠いたバネ取付凹部19d・19dが設けられている。他方、蓋板20には、収納ケース19のギヤ保持穴22とギヤ保持筒部19cと軸受嵌合穴23と各々対応させて、順次受け穴20a・20b・20cが設けられている。
さらに錠ケース本体12内には、回転系部品として、カムギヤ25と減速ギヤ26と前記回転体15を組み込んだ構成になっている。カムギヤ25は、金属製の扇形歯部25aと、その基部側にリング部25bを有し、リング部25bに樹脂製の厚肉な環状軸受27を嵌着している。扇形歯部25aには、その周方向両端に突当て凸部25cを有してなる。環状軸受27は、両端面に環状の嵌合リブ27aを有すると共に、中心に矩形の軸受穴28をあけてなる。なお、リング部25bには、その周縁に間隔をあけて掛止め用切欠き25dが設けられている。減速ギヤ26は、樹脂製で、同軸上に大歯車部26aと小歯車部26bとを設けてなる。回転体15も、樹脂製で、外形が略円筒状をなすギヤ状に成形され、両端面に環状の嵌付リブ15aを有すると共に、外周に歯部15bを刻設する一方、内周にねじ穴15cを螺設してなる。
この錠ケース本体12内において、カムギヤ25は、環状軸受27に有する嵌合リブ27aの一端側を、収納ケース19の軸受嵌合穴23に回転可能に嵌合する。減速ギヤ26は、小歯車部26bをカムギヤ25の扇形歯部25aに噛み合わせ、中心丸穴26cにギヤ保持筒部19cを嵌合させて回転可能に保持する。回転体15は、外周の歯部15bを減速ギヤ26の大歯車部26aに噛み合わせ、嵌付リブ15aの一端側を、ギヤ保持穴22に回転可能に嵌合し、カムギヤ25と減速ギヤ26と共にギヤ列を形成する。そして、収納ケース19に蓋体20を被せ、受け穴20cに、カムギヤ25に備える環状軸受27の嵌合リブ27aの他端側を嵌合すると共に、受け穴20aに、回転体15の嵌付リブ15aの他端側を嵌合する。一方、中心の受け穴20bに止めネジ29を通し、ギヤ保持筒部19cのねじ穴にねじ込み、さらに蓋体20の四隅をねじ止めして錠ケース本体12を組み立ててなる。
なお、錠ケース本体12内には、回動規制段部19b・19b間にクリックバネ18が組み付けられている。クリックバネ18は、樹脂材で細軸状に成形して弾性をもたせ、さらに中間部でコ状に屈曲して突部18aを形成すると共に、その突部18aに係合リブ18bを設けた形状になっている。そして、係合リブ18bを、カムギヤ25のリング部25bに対向させて、両端軸部を回動規制段部19bのバネ取付凹部19d・19dに嵌め込んでなる。
サムターン13は、金属製で、図5および図6に示すように、サムターン摘み13aと角軸状のサムターン軸13bとで略T形をなし、サムターン軸13bをサムターンキャップ30の中心穴に貫通させて回転可能に連結した構造になっている。サムターンキャップ30には、一対のねじ挿通穴30aがあけられている。表示板14は、金属製の固定円板31と回転円板32とを重ね合わせ、回転円板32を、管軸状の中心受軸33を中心として固定円板31に回転可能に連結してなる。固定円板31には、外板面を等分に2つに色分けし、引戸Dの施解錠状態を識別する半円の区分表示面が施されている。一方、内板面上に、サムターンキャップ30のねじ挿通穴30aと対応させて管軸状のスタッド34を立設している。スタッド34には、その中空穴がねじ穴で形成されている。回転円板32には、円周に、その一部切り欠いて表示窓32aを設けると共に、中心に非常解錠操作用の凹み32bが設けられている。中心受軸33は、その中空穴を、サムターン軸13bの角軸形状に合わせて角穴状に穿設してなる。
ロック棒16は、金属製で、外周面には、軸方向に切り溝16aを設けると共に、先端部16b側を除いてねじ部16cを螺設してなる。一方、回転ストッパ17は、樹脂製で、固定板部17aから嵌合パイプ部17bを突設し、その嵌合パイプ部17bの内周面に、ロック棒16の切り溝16aに合わせて縦長な規制リブ17cを設けてなる。
そして、錠ケース本体12に対し、これらサムターン13、表示板14、ロック棒16および回転ストッパ17を組み付けて引戸錠10が構成される。なお、引戸錠10を組み込む引戸Dには、予め、戸先側の木口面35における引手寄りに、錠ケース本体12の外形状に合わせて横穴36が穿設され、一方、横穴36に連通するように、内側板面40aに、サムターン13と回転ストッパ17の外形状にそれぞれ合わせて取付穴37と取付凹部38が穿設され、外側板面40bに、表示板14の外形状に合わせて嵌め込み穴39が穿設されている。
そこで、錠ケース本体12は、横穴36内に差し込んで埋設し、取付板21のねじ止め板部21aにおいて木口面35にねじ止めする(図7参照)。一方、サムターン13は、図5および図6に示すように、内側板面40aから取付穴37に嵌め込み、サムターン軸13bを、錠ケース本体12内でカムギヤ25における環状軸受27の軸受穴28に挿通させる。表示板14は、外側板面40bから嵌め込み穴39に嵌め込み、回転円板32の中心受軸33を蓋板20の受け穴20cを通して挿入し、中心受軸33の角穴にサムターン軸13bの先端を嵌合させる。そして、内側板面40aから、長ネジ44をサムターンキャップ30のねじ挿通穴30aに通して表示板14のスタッド34にねじ込み、サムターンキャップ30と表示板14の固定円板31を両板面に固定する一方、サムターン13および表示板14の回転円板32を、カムギヤ25と一体に回動可能に連結して錠ケース本体12に組み付けてなる(図1参照)。
ロック棒16は、図5および図6に示すように、内側板面40aから、ねじ部16cを、取付凹部38に有する挿通穴38aを通して回転体15の雌ねじ穴15cに螺合させる。それから、同じ内側板面40aから、回転ストッパ17を取付凹部38に嵌め込み、規制リブ17cをロック棒16の切り溝16aに係合し、嵌合パイプ部17b内にロック棒16の先端部16bを嵌合させる。そして、固定板部17aにおいて回転ストッパ17を内側板面40aにねじ止し(図7参照)、これにより、引戸錠10を引戸Dに組み付けてなる。
一方、引戸錠装置Aにおいて、引戸錠受け11は、図1および図8に示すように、樹脂製で、取付板部11aに、ロック棒16の軸径に対応させた大きさの筒状凹部を突設し、そこに錠受入れ凹部11bを形成した形状に成形してなる。そして、引戸Dが閉止位置にあるとき、引戸錠10のロック棒16と対向する高さ位置において、錠受入れ凹部11bの開口を手前に向けて戸枠Tの戸先側縦枠材tにねじ止めしてなる。
さて、上述した引戸構造体Bにおいて、引戸Dを閉止すると、引戸Dは、その戸先側の側縁が前記戸先側戸当たりに当接し、戸先側縦枠材tと重なる所定の閉止位置で止められる。そのとき、引戸錠装置Aは、引戸錠10のロック棒16が引戸錠受け11の錠受け入れ凹部11bと対向し、引戸Dを施解錠する位置に位置決められる。
そこで、引戸錠装置Aを作動し、まず引戸Dを施錠する場合は、引戸Dの内側からサムターン摘み13aを摘んでサムターン13を施錠方向に回動する。すると、サムターン13と一体にギヤカム25がサムターン軸13bを中心に回動し、その回動を減速ギヤ26で減速して回転体15へ伝達し、該回転体15を回転させる。すると、回転体15に螺合したロック棒16は、切り溝16aに規制リブ17cが係合した回転ストッパ17で回転規制されているため、回転体15の回転力に応じて引戸開閉方向Xと直交する出入り方向内向きYに直進して押し出される。そして、図9に示すように、ロック棒16の先端部16bが回転ストッパ17の嵌合パイプ部17bから突出し、引戸錠受け11の錠受入れ凹部11bに係合する。これにより、引戸Dを施錠してロックする。
一方、解錠時は、サムターン13を解錠方向に回動すると、その解錠方向の回動を、カムギヤ25から減速ギヤ26を介して回転体15に伝達し、該回転体15を逆向きに回転させる。すると、ロック棒16は、同様に回転ストッパ17で回転規制されているため、回転体15の回転力に応じて、今度は、引戸開閉方向Xと直交する出入り方向外向きZへ直進し、図7に示すように引き込まれる。すると、ロック棒16の先端部16bが引戸錠受け11の錠受入れ凹部11bから外れて、引戸Dのロックを解除する。
このように引戸Dを施解錠する場合、引戸錠装置Aでは、サムターン13を施錠方向又は解錠方向に回動すると、その都度、カムギヤ25における扇形歯部25aの突当て凸部25cが回転規制段部19b・19bに突き当たる(図4参照)。これにより、サムターン13の回動許容角度範囲を規制して施錠位置と解錠位置とに位置決めし、ロック棒16が引戸錠受け11の錠受入れ凹部11bに対し係脱する直進ストロークを規定している。同時に、引戸錠装置Aでは、サムターン13を施錠位置又は解錠位置に回動するとき、その都度、カムギヤ25の切欠き25cにクリックバネ18の弾性に抗して係合リブ18bが掛け止められる。すると、その都度、操作者はクリック感を得られ、これによって引戸錠装置Aによる引戸Dの施解錠状態を簡単に確認することができる。
また、引戸錠装置Aでは、サムターン13を回して引戸Dを施解錠するとき、同時にサムターン軸13bを介して表示板14の回転円板32が正逆方向に回動する。すると(図6参照)、回転円板32の回動方向に応じて、表示窓32aから臨む固定円板31上の区分表示面が切り換って引戸Dの施解錠状態が外部に表示される。一方、非常時、引戸Dが施錠状態にある場合に、例えば異常事態を発生しためにロックを解除して外側から引戸Dを開けたいときは、コイン等を用いて、これを非常解錠操作用の凹み32bに係止して回転円板32を回動させる。すると、サムターン13が解錠方向に回動してロック棒16が引き込まれ、引戸錠受け11の錠受入れ凹部11bから外れる。こうして引戸Dを非常解錠することができる。
なお、上述した引戸錠装置Aは、引戸錠10に、サムターン軸13bやロック棒16の長さの異なる数種の引戸錠10を備え、たとえば図10(A)・(B)に示すように、戸厚の異なる引戸Dに適合させて組み込むことが可能な構成になっている。
ところで、上述した引戸錠装置Aでは、サムターン13の回動をギヤ列を介して回転体15へ伝達する構成であったが、それに限らず、回転ベルトなど、各種の回転伝達手段を用いて回転体へ回転伝達する構成にすることもできるのは、勿論である。
また、図示例の引戸錠装置Aは、錠受入れ凹部11bを形成した引戸錠受け11を別途備えた構成であったが、そのように引戸錠受けを別に使用せず、引戸錠と対向する、たとえば扉開口部の開口縁に直接凹みを穿設したり、そこに既設の段部などを利用して錠受入れ凹部を形成し、そこにロック棒を係脱させて引戸を施解錠する構成にしてもよい。
さらに、上述した引戸錠装置Aは、引戸Dの戸先側木口面35寄りに組み込んだ構成であったが、反対に引戸Dの戸尻側木口面寄りに組み込んで引戸Dを施解錠する構成にすることもできる。そして、図示例では、引戸錠装置Aを片開き式の引戸Dに適用したが、両開き式引戸や引き違い式の引戸に組み込んで使用することもできる。
本発明の一例である引戸錠装置の構造を示す縦断面図である。 引戸錠装置を組み付けた引戸構造体を示す斜視図である。 引戸錠に備える錠ケース本体の分解斜視図である。 蓋体を開けて錠ケース本体の内部構造を示す平面図である。 引戸の戸先側の構造と引戸錠の部品構造を示す分解斜視図である。 図5を反対側から見て示す同様な分解斜視図である。 引戸錠が解錠状態にある引戸の戸先側を示す斜視図である。 引戸錠装置を引戸構造体に組み込んだ状態で示す平面図である。 引戸錠が施錠状態にある引戸の戸先側を示す斜視図である。 (A)・(B)は戸厚の異なる引戸にそれぞれ組み込んだ引戸錠を示す平面図である。 従来の引戸錠装置を組み付けた引戸構造体を示す斜視図である。
符号の説明
A 引戸錠装置
B 引戸構造体
D 引戸
W 壁体
T 戸枠
10 引戸錠
11 引戸錠受け
11b 錠受入れ凹部
12 錠ケース本体
13 サムターン
13b サムターン軸
15 回転体
15c 回転体のねじ穴
16 ロック棒
16a ロック棒の切り溝
16c ロック棒のねじ部
17 回転ストッパ
17c 回転ストッパの規制リブ
35 引戸の木口面

Claims (2)

  1. 室内に既設の扉開口部の出入り方向外側に壁面に沿って後付けされるアウトセット引戸に使用し、その引戸を閉止したとき施錠して閉止位置でロックする引戸錠装置において、
    前記引戸の木口面寄りに錠ケース本体を埋設して取り付ける引戸錠を備える一方、前記引戸が閉止位置にあるとき、該引戸錠と対向する前記扉開口部の開口縁又は戸体側に錠受入れ凹部を形成してなり、
    前記引戸錠は、
    サムターン軸を中心として施錠位置と解錠位置とに往復回動可能に前記錠ケース本体に組み付けるサムターンと、
    回転中心にねじ穴を螺設し、そのねじ穴の中心軸線を前記サムターン軸と平行な向きにして前記錠ケース本体内で回転可能に保持すると共に、前記サムターンと回転伝達手段を介して回転伝達可能に連結してなる回転体と、
    外周に該回転体の前記ねじ穴と螺合するねじ部を設け、前記錠ケース本体で先端部を出没可能に支持するロック棒と、
    そのロック棒に掛け止めて該ロック棒の軸回転を常時規制する回転ストッパとを備え、
    前記サムターンを施錠位置又は解錠位置に回動して前記回転体を回転させると、回転規制状態の前記ロック棒が前記回転体の回転力に応じて引戸開閉方向と直交する向きに出没し、前記錠受入れ凹部に対し係脱してなることを特徴とする、引戸錠装置。
  2. 前記錠受入れ凹部を形成した引戸錠受けを備え、該引戸錠受けは、その錠受入れ凹部を前記引戸錠と対向する前記扉開口部の開口縁又は戸体側に嵌め込んで取り付けてなることを特徴とする、請求項1に記載の引戸錠装置。
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