JP3862553B2 - ドキュメント管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はドキュメント管理システム技術に関し、特にコンピュータを中心として、ネットワークにより接続されたデジタル機器間でデジタル化された文書データによる情報のやり取りが行われる際の文書データと原本文書の保管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙文書と電子文書を統合的に取り扱うドキュメント管理システムの場合、紙文書を光学的に入力した、文書画像そのものや、紙文書を光学的に入力し、その文書画像からテキスト領域のみを文字認識し、文書画像と認識結果を併せたもの等を電子化文書データとし、ワードプロセッサ一等で作成した電子文書と同一の文書データベースで保管や検索をすることによって、「統合」管理としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、紙文書の原本を保存する必要のある場合において、
▲1▼物理的な「机」「引き出し」等の保管場所と、電子的な「データベース」との連携がなく、ネットワーク上での管理ができなかった。
【0004】
▲2▼原本とその保管場所との間に連携がなく、紛失するおそれがあった。
【0005】
▲3▼電子化文書はファイルとしてのコピーが容易であるため、重要度等に応じた扱いができなかった。
【0006】
本発明は、以上に点に着目して成されたもので、紙文書と電子文書と統合的に取り扱うドキュメント管理システムにおいて、原本文書をネットワーク上で特定できるようにし、電子文書との総合管理を合理的に行うこととし、特に重要度やアクセス権限等に応じた連携管理を行うドキュメント管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、画像入力手段と、出力手段と、電子化文書作成手段と、データベース手段と、保管場所制御手段とURI添付手段手段と、セキュリティレベル設定手段と、アクセスレベル設定手段と、クライアント手段と、サーバ手段と、を有するドキュメント管理システムを構築することにより、ネットワーク上において、保管する紙文書そのものをURIによって特定出来るようにし、紙文書と電子文書との統合管理を合理的に行えるようにしたものである。
【0008】
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
【0009】
(1)原本文書の文書画像を入力する画像入力手段と、前記原本文書のセキュリティレベルを設定するセキュリティレベル設定手段と、入力された前記文書画像のレイアウトを解析し、前記レイアウトにおいて設定された前記セキュリティレベルに応じた領域を電子化した電子化文書を作成する電子化文書作成手段と、作成された前記電子化文書を、対応する原本文書が紙文書として保管されている保管場所を表わすURIと対応づけて保管するデータベース手段と、前記データベース手段から電子化文書を検索し、検索結果として得られた電子化文書を表示する検索手段と、前記検索手段による検索結果として得られた電子化文書に対応づけられたURIに基づいて原本文書の保管場所を出力する保管場所出力手段とを有することを特徴とするドキュメント管理システム。
【0010】
(2)前記電子化文書に対応づけられたURIに基づいて原本文書の出力を要求する要求手段を有することを特徴とする前記(1)記載のドキュメント管理システム。
【0011】
(3)オペレータに応じたアクセスレベルを設定するアクセスレベル設定手段と、設定された前記アクセスレベルに応じて前記保管場所出力手段による出力を制御する保管場所出力制御手段とを有することを特徴とする前記(1)記載のドキュメント管理システム。
【0015】
(4)オペレータに応じたアクセスレベルを設定するアクセスレベル設定手段と、設定された前記アクセスレベルに応じて前記検索手段による電子化文書の表示を制限する電子化文書表示制御手段とを有することを特徴とする前記(1)記載のドキュメント管理システム。
【0016】
(5)オペレータに応じたアクセスレベルを設定するアクセスレベル設定手段と、設定された前記アクセスレベル及び前記原本文書に設定されたセキュリティレベルに応じて前記検索手段による当該原本文書に対する電子化文書の表示を制限する電子化文書表示制御手段とを有することを特徴とする前記(1)記載のドキュメント管理システム。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は第1の実施例を表わすシステム構成ブロックである。
【0018】
図1において、101は各デジタル機器間を接続するネットワーク、102はデータベースを管理するサーバ、103はデータベースを保管するデータベース部、104はプリンタやディスプレイ等の出力部、105は文書データの検索の指示や、原本文書の取り出しの要求等を行うクライアント、106はスキャナ等の画像入力部、107はネットワーク上のデータの特定方法であるURIを原本文書に添付するURI添付部、108は原本文書の入力画像から電子化文書を作成する電子化文書作成部、109は、原本文書のセキュリティレベル(すなわちデータベースヘの登録データの電子化制限レベルまたは登録制限レベル)を選択するセキュリティレベル設定部、110は、電子化文書のアクセスレベル(すなわちデータベースの登録データに対するユーザに応じた出力制限レベル)を選択するアクセスレベル設定部、111は物理的保管場所をネットワーク上で共有させるためのサーバ、112は保管場所に紙文書を保管されているか否かのチェックや、所定の保管場所への搬送などを制御する保管場所制御部、113はネットワーク上で特定できる物理的保管場所、114はネットワーク上で特定できるデータとして扱う原本文書である。
【0019】
次に処理の流れに付いて図2、3、4、5のフローチャートにしたがって説明する。
【0020】
まず、画像入力部106より文書画像を入力する(S201)。次に、電子化文書作成部108において、入力した文書画像をもとに電子化文書データを作成する(S202)。
【0021】
図3において、電子化文書データの作成処理(S202)の例を説明する。
【0022】
本例では、S301で原本文書のセキュリティレベルを設定する。ここでは、例えば、「高」、「中」、「低」のようにレベルを設定する。そして、「高」ならばタイトルのみ、「中」ならばタイトル+概要、「低」ならばタイトル+文書画像+本文『テキスト』のように電子化を行う。
【0023】
次に、S302でレイアウト解析処理を行い、タイトル、本文、非テキスト系領域をそれぞれ抽出する。
【0024】
さらに、セキュリティレベルに応じて処理領域を選択し(S303、S304、S306、S310)、選択された領域のうちの各テキスト系領域に対してOCR処理(文字認識処理)を用いた文字コードの抽出(S305、S307、S311)や、自動要約処理を用いた概要の抽出(S308)や、文書画像自体の圧縮(S312)、等を行い、抽出した情報を用いてXMLデータ化(S309)して、それを電子化文書データとしている。
【0025】
次に、S203において、文書保管処理を行う。図4は文書保管処理の例を説明したものである。
【0026】
本例では、原本文書保管場所決定処理(S401)において、原本の保管場所を選択し決定する。
【0027】
次に、その原本文書保管場所をURI(Uniform Resource Identifier)に変換する(S402)。例えば、サーバ「A」の「引き出し2」に「書類1001」を保管するのであれば、URIは、URN(Uniform Resource Name)で、URN:“識別子”:“ID文字列”(例えばURN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)などのように表記する。
【0028】
次に、先に作成した電子化文書データに、上記URIを付加して、文書データベース103に登録する(S403)。また、URI添付部107において、原本文書に上記URIを添付する(S404)。添付の方法は、原本への直接印刷、原本を入れた封筒に印刷、原本にURIシール付加等がある。
【0029】
次に原本文書を先に定めた所定の保管場所へ保管する。保管方法は、自動的に搬送する方法や、オペレータによる運搬等がある。
【0030】
また、保管した文書データおよび原本文書の出力については、図5に従い説明する。まず、クライアント105において、文書データを検索する(S501)。検索については、あらかじめ保管する際に付加したキーワードに対して行う等の方法がある。検索文書データがあるならば、クライアント側のディスプレイ等の出力部104に出力表示する(S503)。この時保存されている電子化文書データのセキュリティレベルに応じて、電子化されている情報が異なるので、表示可能な情報が異なり、例えば、セキュリティレベルが「中」ならば、タイトルと概要が表示される。
【0031】
また、この時、クライアントからサーバ111に対して保管場所表示を要求する(S504)。その際に、URI(例えば、URN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)は「保管場所表示スクリプト」URL(Uniform Resource Locator)に変換され(例えば、HTTP://xxxx/yyyy/zzzz/“保管場所表示スクリプト”のように表記し、xxxxにはサーバAのIPアドレス等、yyyyには“引き出し”のコンピュータ管理上のディレクトリ名等、zzzzには“書類”のコンピュータ管理上のファイル名等に、それぞれ変換され解釈する。)、クライアントはそのURLをサーバに要求することによって、保管場所表示要求のスクリプトをサーバに起動させる。
【0032】
この時、スクリプトの例としてはCGI(Common Gateway Interface)を用いる等の方法がある。
【0033】
次に、サーバは受け取ったURLから、そのスクリプトの処理を判断し、スクリプトを起動する。スクリプトは保管場所表示要求の結果を出力し、サーバがこれをクライアントに返し、クライアント側で出力表示する(S505)。
(例えば、「保管場所……“キャビネットA”/“引き出し2”/“書類1001”」、「保管状況……保管中」のように表示される。)
【0034】
次に、その文書データの原本を取り出すか否かを決定する(S506)。
取り出すのであれば、クライアントからサーバ(111)に対して原本取り出しを要求する(S507)。
【0035】
その際に、URI(例えば、URN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)は「取り出し要求スクリプト」URL(Uniform Resource Locator)に変換され(例えば、HTTP://xxxx/yyyy/zzzz/“取り出し要求スクリプト”のように表記し、xxxxにはサーバAのIPアドレス等、yyyyには“引き出し”のコンピュータ管理上のディレクトリ名等、zzzzには“書類”のコンピュータ管理上のファイル名等に、それぞれ変換され解釈する。)、クライアントはそのURLをサーバに要求することによって、原本取り出し要求のスクリプトをサーバに起動させる。
【0036】
次に、サーバは受け取ったURLから、そのスクリプトの処理を判断し、スクリプトを起動する。スクリプトは取り出し要求の結果を出力し、サーバがこれをクライアントに返し、クライアント側で出力表示する(S508)。
(例えば、「取り出し……許可」のように表示される。)
【0037】
ここで要求が許可されたならば、原本取り出し処理を行う(S510)。取り出し方法は、自動的に搬送する方法や、オペレータによる運搬等がある。また、要求された原本文書が、すでに他のオペレータによって取り出されている場合には、S508において不許可の結果が表示される。
【0038】
(他の実施例)
(第2の実施例)
次に処理の流れに付いて図2、5、6、7のフローチャートにしたがって説明する。まず、画像入力部106より文書画像を入力する(S201)。次に、電子化文書作成部108において、入力した文書画像をもとに電子化文書データを作成する(S202)。
【0039】
図6において、電子化文書データの作成処理(S202)の例を説明する。
【0040】
本例では、S601で原本文書のセキュリティレベルを設定する。ここでは、例えば、「高」、「中」、「低」のようにレベルを設定する。
【0041】
次に、S602でレイアウト解析処理を行い、タイトル、本文、非テキスト系領域をそれぞれ抽出する。
【0042】
さらに、設定レベルの保存処理(S603)や、各テキスト系領域に対してOCR処理(文字認識処理)を用いた文字コードの抽出(S604)や、自動要約処理を用いた概要の抽出(S605)や、文書画像自体の圧縮(S606)、等を行い、S607においてXMLデータ化して、それを電子化文書データとしている。
【0043】
次に、S203において、文書保管処理を行う。図7は文書保管処理の例を説明したものである。
【0044】
本例では、原本文書保管場所決定処理(S701)において、原本の保管場所を選択し決定する。
【0045】
次に、その原本文書保管場所をURI(Uniform Resource Identifier)に変換する(S702)。例えば、サーバ「A」の「引き出し2」に「書類1001」を保管するのであれば、URIは、URN(Uniform Resource Name)で、URN:“識別子”:“ID文字列”(例えばURN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)などのように表記する。
【0046】
次に、先に作成した電子化文書データに、上記URIを付加し、さらに電子化文書のセキュリティレベルをチェックし(S703)、セキュリティレベルに応じて、「高」ならばタイトルのみ、「中」ならばタイトル+概要、「低」ならばタイトル+文書画像+本文『テキスト』のように文書データベース103に登録する(S704)。
【0047】
また、URI添付部107において、原本文書に上記URIを添付する(S705)。添付の方法は、原本への直接印刷、原本を入れた封筒に印刷、原本にURIシール付加等がある。
【0048】
次に原本文書を先に定めた所定の保管場所へ保管する。保管方法は、自動的に搬送する方法や、オペレータによる運搬等がある。また、保管した文書データおよび原本文書の出力については、図5に従い説明する。
【0049】
まず、クライアント105において、文書データを検索する(S501)。検索については、あらかじめ保管する際に付加したキーワードに対して行う等の方法がある。検索文書データがあるならば、クライアント側のディスプレイ等の出力部104に出力表示する(S503)。この時保存されている電子化文書データのセキュリティレベルに応じて、データベースに登録されている情報が異なるので、表示可能な情報が異なり、例えば、セキュリティレベルが「中」ならば、タイトルと概要が表示される。また、この時、クライアントからサーバ111に対して保管場所表示を要求する(S504)。
【0050】
その際に、URI(例えば、URN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)は「保管場所表示スクリプト」URL(Uniform Resource Locator)に変換され(例えば、HTTP://xxxx/yyyy/zzzz/“保管場所表示スクリプト”のように表記し、xxxxにはサーバAのIPアドレス等、yyyyには“引き出し”のコンピュータ管理上のディレクトリ名等、zzzzには“書類”のコンピュータ管理上のファイル名等に、それぞれ変換され解釈する。)、クライアントはそのURLをサーバに要求することによって、保管場所表示要求のスクリプトをサーバに起動させる。この時、スクリプトの例としてはCGI(Common Gateway lnterface)を用いる等の方法がある。
【0051】
次に、サーバは受け取ったURLから、そのスクリプトの処理を判断し、スクリプトを起動する。スクリプトは保管場所表示要求の結果を出力し、サーバがこれをクライアントに返し、クライアント側で出力表示する(S505)。
(例えば、「保管場所……“キャビネットA”/“引き出し2”/“書類1001”」、「保管状況……保管中」のように表示される。)
【0052】
次に、その文書データの原本を取り出すか否かを決定する(S506)。取り出すのであれば、クライアントからサーバ111に対して原本取り出しを要求する(S507)。その際に、URI(例えば、URN: E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)は「取り出し要求スクリプト」URL(Uniform Resource Locator)に変換され、(例えば、HTTP://xxxx/yyyy/zzzz/“取り出し要求スクリプト”のように表記し、xxxxにはサーバAのIPアドレス等、yyyyには“引き出し”のコンピュータ管理上のディレクトリ名等、zzzzには“書類”のコンピュータ管理上のファイル名等に、それぞれ変換され解釈する。)、クライアントはそのURLをサーバに要求することによって、原本取り出し要求のスクリプトをサーバに起動させる。
【0053】
次に、サーバは受け取ったURLから、そのスクリプトの処理を判断し、スクリプトを起動する。スクリプトは取り出し要求の結果を出力し、サーバがこれをクライアントに返し、クライアント側で出力表示する(S508)。
(例えば、「取り出し……許可」のように表示される。)
ここで要求が許可されたならば、原本取り出し処理を行う(S510)。取り出し方法は、自動的に搬送する方法や、オペレータによる運搬等がある。また、要求された原本文書が、すでに他のオペレータによって取り出されている場合には、S508において不許可の結果が表示される。
【0054】
(第3の実施例)
次に処理の流れに付いて図2、4、8、9、10のフローチャートにしたがって説明する。
【0055】
まず、画像入力部106より文書画像を入力する(S201)。次に、電子化文書作成部108において、入力した文書画像をもとに電子化文書データを作成する(S202)。図8において、電子化文書データの作成処理S202の例を説明する。
【0056】
本例では、S801で原本文書のセキュリティレベルを設定する。ここでは、例えば、「高」、「中」、「低」のようにレベルを設定する。そして、「高」ならばタイトルのみ、「中」ならばタイトル+概要、「低」ならばタイトル+文書画像+本文『テキスト』のように電子化を行う。また、S802でオペレータのアクセスレベルを設定する。ここでは、例えば、A、B、C、Dの4段階のようにレベルを設定する。
【0057】
さらに具体的な電子化文書データの作成例を示す。まず、S803でレイアウト解析処理を行い、タイトル、本文、非テキスト系領域をそれぞれ抽出する。次に、セキュリティレベルに応じて処理領域を選択し(S804、S805、S807、S811)、選択された領域のうちの各テキスト系領域に対してOCR処理(文字認識処理)を用いた文字コードの抽出(S806、S808、S812)や、自動要約処理を用いた概要の抽出(S809)や、文書画像自体の圧縮(S813)、等を行い、抽出した情報を用いてXMLデータ化(S810)し、それを電子化文書データとしている。また、その際に、S814で各情報毎にオペレータのアクセスレベルに応じたアクセス権限の許可・不許可のフラグをセットする。
【0058】
次に、S203において、文書保管処理を行う。図4は文書保管処理の例を説明したものである。本例では、原本文書保管場所決定処理(S401)において、原本の保管場所を選択し決定する。
【0059】
次に、その原本文書保管場所をURI(Uniform Resource Identifier)に変換する(S402)。例えば、サーバ「A」の「引き出し2」に「書類1001」を保管するのであれば、URIは、URN(Uniform Resource Name)で、URN:“識別子”:“ID文字列”(例えばURN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)などのように表記する。
【0060】
次に、先に作成した電子化文書データに、上記URIを付加し、文書データベース103に登録する(S403)。また、URI添付部107において、原本文書に上記URIを添付する(S404)。添付の方法は、原本への直接印刷、原本を入れた封筒に印刷、原本にURIシール付加等がある。
【0061】
次に原本文書を先に定めた所定の保管場所へ保管する。保管方法は、自動的に搬送する方法や、オペレータによる運搬等がある。また、保管した文書データおよび原本文書の出力については、図9に従い説明する。まず、クライアント105において、文書データを検索する(S901)。検索については、あらかじめ保管する際に付加したキーワードに対して行う等の方法がある。検索文書データがあるならば、クライアント側のディスプレイ等の出力部104に出力表示する(S905)。ただし、この時保存されている電子化文書データのセキュリティレベルおよびオペレータのアクセスレベルに応じて、データベースに登録されている情報の出力を制限する。
【0062】
例えば、S903にてオペレータのアクセスレベルをチェックし、オペレータが選択したデータのセキュリティレベルが「低」ならば、オペレータのアクセスレベルによって、原本の位置を示す、または、データベース上の文書画像あるいは『テキスト』、もしくは原本のコピーを出力する。「中」ならば、オペレータのアクセスレベルによって、原本の位置を示す、または、原本をコピーして出力する、原本の概要のみを出力する、等の処理を行う。「高」ならば、オペレータのアクセスレベルによって、原本の位置を示す、または、原本をコピーして出力する、出力しない、等の処理を行う。組み合わせ例を図10に示す。
【0063】
次に、本例では、まず、データベースに登録されている文書データに対し、オペレータがアクセス可能あるならば、検索文書データを表示する(S905)。
【0064】
次にそのオペレータに対し、アクセスレベルとセキュリティレベルの組み合わせにおいて原本位置の提示が可能なレベルであるならば、原本保管場所の表示や取り出し等の処理を行うことが可能になる。原本保管場所の表示や取り出し等の処理は、まず、クライアントからサーバ111に対して保管場所表示を要求する(S907)。
【0065】
その際に、URI(例えば、URN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)は「保管場所表示スクリプト」URL(Uniform Resource Locator)に変換され(例えば、HTTP://xxxx/yyyy/zzzz/“保管場所表示スクリプト”のように表記し、xxxxにはサーバAのIPアドレス等、yyyyには“引き出し”のコンピュータ管理上のディレクトリ名等、zzzzには“書類”のコンピュータ管理上のファイル名等に、それぞれ変換され解釈する。)、クライアントはそのURLをサーバに要求することによって、保管場所表示要求のスクリプトをサーバに起動させる。この時、スクリプトの例としてはCGI(Common Gateway Interface)を用いる等の方法がある。
【0066】
次に、サーバは受け取ったURLから、そのスクリプトの処理を判断し、スクリプトを起動する。スクリプトは保管場所表示要求の結果を出力し、サーバがこれをクライアントに返し、クライアント側で出力表示する(S908)。
(例えば、「保管場所……“キャビネットA”/“引き出し2”/“書類1001”」、「保管状況‥・保管中」のように表示される。)
【0067】
次に、その文書データの原本を取り出すか否かを決定する(S909)。取り出すのであれば、クライアントからサーバ111に対して原本取り出しを要求する(S910)。その際に、URI(例えば、URN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)は「取り出し要求スクリプト」URL(Uniform Resource Locator)に変換され(例えば、HTTP://xxxx/yyyy/zzzz/“取り出し要求スクリプト”のように表記し、xxxxにはサーバAのIPアドレス等、yyyyに“引き出し”のコンピュータ管理上のディレクトリ名等、zzzzには“書類”のコンピュータ管理上のファイル名等に、それぞれ変換され解釈する。)、クライアントはそのURLをサーバに要求することによって、原本取り出し要求のスクリプトをサーバに起動させる。
【0068】
次に、サーバは受け取ったURLから、そのスクリプトの処理を判断し、スクリプトを起動する。スクリプトは取り出し要求の結果を出力し、サーバがこれをクライアントに返し、クライアント側で出力表示する(S911)。
(例えば、「取り出し……許可」のように表示される。)
【0069】
ここで要求が許可されたならば、原本取り出し処理を行う(S913)。取り出し方法は、自動的に搬送する方法や、オペレータによる運搬等がある。また、要求された原本文書が、すでに他のオペレータによって取り出されている場合には、S911において不許可の結果が表示される。また、原本位置の提示が不可能なレベル(すなわち、原本に対するアクセス権限が無い場合)であれば、次に、再び、アクセスレベルとセキュリティレベルの組み合わせによって、コピーを出力できるレベルか否かのチェックを行う(S914)。コピー出力が可能であれば、クライアントからサーバ111に対して原本コピーを要求する(S915)。その際に、URI(例えば、URN:E-HIKIDASI:ID-1999-00A-02-01001)は「コピー要求スクリプト」URL(Uniform Resource Locator)に変換され(例えば、HTTP://xxxx/yyyy/zzzz/“原本コピー要求スクリプト”のように表記し、xxxxにはサーバAのIPアドレス等、yyyyには“引き出し”のコンピュータ管理上のディレクトリ名等、zzzzには“書類”のコンピュータ管理上のファイル名等に、それぞれ変換され解釈する。)、クライアントはそのURLをサーバに要求することによって、原本コピー要求のスクリプトをサーバに起動させる。
【0070】
次に、サーバは受け取ったURLから、そのスクリプトの処理を判断し、スクリプトを起動する。スクリプトは取り出し要求によってネットワーク上のデジタル複写機やプリンタ等に対して印刷命令を出しプリントアウトを出力し、また、その結果をクライアントに返し、クライアント側で出力表示(例えば「プリントアウト終了」など)する(S916)。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、ドキュメント管理システムに、原本文書の文書画像を入力する画像入力手段と、前記原本文書のセキュリティレベルを設定するセキュリティレベル設定手段と、入力された前記文書画像のレイアウトを解析し、前記レイアウトにおいて設定された前記セキュリティレベルに応じた領域を電子化した電子化文書を作成する電子化文書作成手段と、作成された前記電子化文書を、対応する原本文書が紙文書として保管されている保管場所を表わすURIと対応づけて保管するデータベース手段と、前記データベース手段から電子化文書を検索し、検索結果として得られた電子化文書を表示する検索手段と、前記検索手段による検索結果として得られた電子化文書に対応づけられたURIに基づいて原本文書の保管場所を出力する保管場所出力手段とを備えたことにより、原本文書のセキュリティレベルに応じた領域を電子化した電子化文書を原本文書と連携して管理できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例のシステム構成ブロック図
【図2】 第1の実施例の画像入力処理から文書保管処理までのフローチャート
【図3】 第1の実施例の電子化文書作成処理の例を示すフローチャート
【図4】 第1の実施例の文書保管処理の例を示すフローチャート
【図5】 第1の実施例の原本文書取り出し処理の例を示すフローチャート
【図6】 第2の実施例の電子化文書作成処理の例を示すフローチャート
【図7】 第2の実施例の文書保管処理の例を示すフローチャート
【図8】 第3の実施例の電子化文書作成処理の例を示すフローチャート
【図9】 第3の実施例の原本文書取り出し等の処理の例を示すフローチャート
【図10】 第3の実施例の「アクセスレベル」と「セキュリティレベル」の組み合わせによる情報出力制限の例を示す図
【符号の説明】
101 ネットワーク
102 サーバ
103 データベース部
104 出力部
105 クライアント
106 画像入力部
107 URI添付部
108 電子化文書作成部
109 セキュリティレベル設定部
110 アクセスレベル設定部
111 サーバ
112 保管場所制御部
113 物理的保管場所
114 原本文書
Claims (5)
- 原本文書の文書画像を入力する画像入力手段と、
前記原本文書のセキュリティレベルを設定するセキュリティレベル設定手段と、
入力された前記文書画像のレイアウトを解析し、前記レイアウトにおいて設定された前記セキュリティレベルに応じた領域を電子化した電子化文書を作成する電子化文書作成手段と、
作成された前記電子化文書を、対応する原本文書が紙文書として保管されている保管場所を表わすURIと対応づけて保管するデータベース手段と、
前記データベース手段から電子化文書を検索し、検索結果として得られた電子化文書を表示する検索手段と、
前記検索手段による検索結果として得られた電子化文書に対応づけられたURIに基づいて原本文書の保管場所を出力する保管場所出力手段とを有することを特徴とするドキュメント管理システム。 - 前記電子化文書に対応づけられたURIに基づいて原本文書の出力を要求する要求手段を有することを特徴とする請求項1記載のドキュメント管理システム。
- オペレータに応じたアクセスレベルを設定するアクセスレベル設定手段と、
設定された前記アクセスレベルに応じて前記保管場所出力手段による出力を制御する保管場所出力制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載のドキュメント管理システム。 - オペレータに応じたアクセスレベルを設定するアクセスレベル設定手段と、
設定された前記アクセスレベルに応じて前記検索手段による電子化文書の表示を制限する電子化文書表示制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載のドキュメント管理システム。 - オペレータに応じたアクセスレベルを設定するアクセスレベル設定手段と、
設定された前記アクセスレベル及び前記原本文書に設定されたセキュリティレベルに応じて前記検索手段による当該原本文書に対する電子化文書の表示を制限する電子化文書表示制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載のドキュメント管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357089A JP3862553B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | ドキュメント管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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