JP3862519B2 - ディスプレイ装置及びそのプログラム並びにそれを備えたシステムにおける各装置のプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶表示装置やCRTなどに画像を表示するディスプレイ装置及びそのプログラム並びにそれを備えたシステムにおける各装置のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サーバ・コンピュータにネットワークを介して接続されているクライアント・コンピュータを使用中のユーザに対してメッセージを知らせるには、例えば、オペレーティング・システムやアプリケーション・ソフトウェアを用いて、サーバ・コンピュータからクライアント・コンピュータに対してメッセージを送信する技術を使っている。
【0003】
そして、サーバ・コンピュータのユーザが、伝えたいメッセージを入力して送信すると、そのメッセージがクライアント・コンピュータによって受信され、クライアント・コンピュータ上のオペレーティング・システムやアプリケーション・ソフトウェアを用いて、その内容がディスプレイ装置に表示されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の技術では、例えば、クライアント・コンピュータで複数のアプリケーション・ソフトウェアが実行され、ディスプレイ装置に複数のウインドウが表示されている場合や、クライアント・コンピュータを使用しているユーザの作業状態によっては、表示されたメッセージが、他のアプリケーション・ソフトウェアによって隠されてしまうことがある。したがって、サーバ・コンピュータから送信されたメッセージがクライアント・コンピュータのユーザに確実に伝わらないことがある。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、専用の通信インターフェイスを介して画面にメッセージを表示することにより、クライアント・コンピュータのユーザに対して確実にメッセージを伝えることができるディスプレイ装置及びそのプログラム並びにそれを備えたシステムにおける各装置のプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータの出力信号に基づき画像を表示するディスプレイ装置において、クライアント・コンピュータとの間でメッセージに関する特定情報の通信を行なうための、前記入力手段とは異なる通信インターフェイスと、ネットワークを介して接続されているサーバ・コンピュータから送信されてきた特定情報をクライアント・コンピュータが受信し、さらにその特定情報をクライアント・コンピュータが前記通信インターフェイスを介して送信してきたときに、メッセージ・オン命令が含まれている場合には、その特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、前記入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させるメッセージ表示手段と、を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のディスプレイ装置において、前記入力手段は、クライアント・コンピュータの出力信号を入力する第1入力手段と、前記クライアント・コンピュータとは異なる機器の出力信号を入力する第2入力手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータの出力信号に基づき画像を表示するディスプレイ装置のプログラムであって、クライアント・コンピュータとの間でメッセージに関する特定情報の通信を行なうための、前記入力手段とは異なる通信インターフェイスを介して、前記クライアント・コンピュータとネットワークを介して接続されているサーバ・コンピュータから送られて、前記クライアント・コンピュータが送信してきた特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、前記入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させることを特徴とするものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、サーバ・コンピュータと、このサーバ・コンピュータにネットワークを介して接続されたクライアント・コンピュータと、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づき画像を表示するディスプレイ装置とを備えたシステムにおける各装置のプログラムであって、前記サーバ・コンピュータには、ユーザの指示に基づきメッセージに関する特定情報をクライアント・コンピュータに送信する処理を、前記クライアント・コンピュータには、前記サーバ・コンピュータから特定情報を受信した場合には、通信を行なうための、前記入力手段とは異なる通信インターフェイスを介して前記特定情報を前記ディスプレイ装置に対して転送する処理を、前記ディスプレイ装置には、前記クライアント・コンピュータが送信してきた前記特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、前記入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させる処理を実行させることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
請求項1に記載の発明の作用は次のとおりである。
すなわち、サーバ・コンピュータからのメッセージに関する特定情報をクライアント・コンピュータが受信し、それが入力手段とは異なる通信インターフェイスを介してディスプレイ装置に送られる。メッセージ表示手段は、メッセージ・オン命令が含まれている場合には、その特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させる。
【0011】
なお、本発明におけるサーバ・コンピュータとクライアント・コンピュータとは、ネットワーク形態における厳密な意味における種別である必要はなく、ネットワーク形態的にはピア・ツー・ピアであって、コンピュータで実行されているアプリケーション・ソフトウェアの関係でサーバ−クライアントの関係にある場合も含む。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、クライアント・コンピュータからの出力信号が第1入力手段に入力され、クライアント・コンピュータとは異なる機器からの出力信号が第2入力手段に入力され、ディスプレイ装置にはクライアント・コンピュータとは異なる機器の画像が表示されていたとしても、通信インターフェイスから送信された特定情報に基づく表示がメッセージ表示手段によって優先的に表示される。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、ネットワークで接続されているサーバ・コンピュータからクライアント・コンピュータの通信インターフェイス(入力手段とは異なる)を介して送られてきた特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させるようにディスプレイ装置のプログラムが行なわせる。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、サーバ・コンピュータでは、ユーザの指示に基づき特定情報がクライアント・コンピュータに送信される。クライアント・コンピュータでは、サーバ・コンピュータからの特定情報を受信した場合には、入力手段とは異なる通信インターフェイスを介してディスプレイ装置に転送する。ディスプレイ装置は、受信した特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも前記メッセージ画像の表示を優先的に行なう。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
図1及び図2はこの発明の一実施例に係り、図1は実施例に係るシステムのうちのディスプレイ装置とクライアント・コンピュータの概略構成を示したブロック図であり、図2はシステムの概要を示した模式図である。
【0016】
ディスプレイ装置1は、ネットワーク3に接続されているクライアント・コンピュータ5に接続されている。クライアント・コンピュータ5は、ネットワーク3(例えば、イーサネット)を介してサーバ・コンピュータ7に対して接続されている。
【0017】
本実施例におけるディスプレイ装置1は、第1入力部9aと第2入力部9bとの二つの入力を備えている。これらは入力の一方だけを出力するように動作する信号切り換え部11に接続されている。上記の第1入力部9aは、ビデオケーブル13でクライアント・コンピュータ5に接続されている。信号切り換え部11の出力は、ビデオ回路15に与えられ、このビデオ回路15がLCD17に信号を与えることで画像が表示されるようになっている。
【0018】
上記の第1入力部9aと第2入力部9bとは、本発明の入力手段及びそれぞれ第1入力手段と第2入力手段に相当する。
【0019】
上記の信号切り換え部11とビデオ回路15は、マイクロコンピュータ等を含む制御部19によって制御される。この制御部19には、USBコントローラ21とメモリ23が接続されている。なお、マイクロコントローラやワンチップマイコンなどを採用して、上記の制御部19とメモリ23等を一体的に構成してもよい。
【0020】
なお、上述した制御部19が本発明におけるメッセージ表示手段に相当する。
【0021】
USBコントローラ21は、本発明における通信インターフェイスに相当するものであり、クライアント・コンピュータ5との間でメッセージ・データ(メッセージに関する特定情報)の通信を行なうためのものである。それらの間は、USBケーブル25で接続されている。この実施例におけるメッセージ・データとは、メッセージの表示をオン/オフするため等のコマンドと、メッセージの表示形態(属性とも称される)を設定するアトリビュートのデータと、メッセージの自体を表すメッセージ本体とを含む。
【0022】
なお、通信インターフェイスとしては、USBインターフェイスに限らず、例えば、RS−232Cのようなその他のシリアルインターフェイスでもよく、またデータ通信のための信号線を設けたビデオケーブルを採用してもよい。
【0023】
メモリ23は、機能的に内部の記憶領域が分けられていることが好ましい。本実施例では、メッセージのアトリビュートを記憶する「アトリビュート領域」と、メッセージ本体を記憶する「メッセージ・データ・バッファ領域」とに区分してある。
【0024】
本発明の要部に係るプログラミングがなされた制御部19の動作についての詳細は後述するが、制御部19がUSBコントローラ21を介してアトリビュート・データを受信した場合には、メモリ23のアトリビュート領域にそれを書き込む。また、メッセージ本体を受信した場合には、メモリ23のメッセージ・データ・バッファ領域に受信したメッセージ本体を書き込む。さらに、メッセージ・オン命令を受信した場合には、メモリ23のメッセージ・データ・バッファ領域に書き込まれているメッセージ本体を、アトリビュート領域のアトリビュート・データを参照して、それに応じた表示形態となるようにビデオ回路15を制御してメッセージ本体の表示を行なわせる。その一方、メッセージ・オフ命令を受信した場合には、ビデオ回路15を制御して現在表示しているメッセージを非表示にする。
【0025】
なお、制御部19やメモリ23は、従来のディスプレイ装置が備えている、表示に関する設定などをユーザが行なうためのユーティリティであるOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)で使用する構成と同じものである。したがって、従来から備えている構成を共用して、コスト上昇を最小限に抑制することができる。
【0026】
クライアント・コンピュータ5は、CPU31と、メモリ33と、グラフィック・コントローラ35と、ハードディスク装置37と、NIC39とを備えている。これらはバス41を介して全てが相互に接続されているとともに、NIC39はネットワーク3に接続されている。
【0027】
上記のように構成されているクライアント・コンピュータ5は、CPU31がハードディスク装置37のオペレーティング・システムをメモリ33に読み出して実行することで規定の動作を行ない、さらにユーザが指示したプログラムを実行することでユーザの所望の動作を行なう。また、メッセージングに関するプログラムが自動的にメモリ33に常駐し、ネットワーク3を介して接続されているサーバ・コンピュータ7からのメッセージ・データを受信したか否かを監視している。メッセージ・データを受信した場合には、それをディスプレイ装置1に対して転送するように動作する。
【0028】
次に、図3及び図4のフローチャートを参照して、上述したディスプレイ装置1を備えたシステムの動作について説明する。なお、図3はディスプレイ装置の動作を示したフローチャートであり、図4はそのメインループの動作を示したフローチャートである。
【0029】
ここではサーバ・コンピュータ7と、クライアント・コンピュータ5は既に起動されて正常に動作しており、さらに、ディスプレイ装置1の信号切り換え部11は、第1入力部9aの信号がビデオ回路15に与えられるように切り換えられているものとする。
【0030】
まず、以下に一通りの動作をステップごとに説明する。
【0031】
ステップS1
図示しない1次/2次電源を投入する。これによってディスプレイ装置1の動作が開始される。
【0032】
ステップS2
アトリビュート・データには、メッセージの「色」や、「大きさ」、「背景色」、「枠の有り/無し」、「枠の色」、メッセージを構成する「文字の縁取りの有り/無し」などがあるが、これをデフォールトに戻すための初期設定を行なう。具体的には、制御部19がメモリ23のアトリビュート領域にデフォールトのアトリビュート・データを書き込む。
【0033】
ステップS3
メモリ23のメッセージ・データ・バッファ領域をクリアする。例えば、特定のデータでその領域を全て埋める。
【0034】
ステップS4
図4に示すメインループに係る処理を開始する。
【0035】
・メインループ
ステップS11
クライアント・コンピュータ5との通信を行なう。
具体的には、USBコントローラ21を介してクライアント・コンピュータ5からメッセージ・データが送信されてきたか否かを確認する。
【0036】
ステップS12
メッセージ・データがメッセージ・オン/オフ命令であったか否かによって処理を分岐する。メッセージ・オン/オフ命令であった場合にはステップS13に分岐する一方、メッセージ・オン/オフ命令でなかった場合にはステップS16に分岐する。
【0037】
ステップS13〜S15
メッセージ・データがメッセージ・オン命令であった場合には、ステップS14に分岐して、メモリ23のメッセージ・データ・バッファ領域に記憶されているメッセージ本体を、アトリビュート領域を参照して表示する。その一方、メッセージ・データがメッセージ・オフ命令であった場合には、ステップS15に分岐してメッセージを非表示とする。
【0038】
ステップS16,S17
メッセージ・データがアトリビュート・データであった場合には、ステップS17でメモリ23のアトリビュート領域にそのデータを書き込む。その一方、メッセージ・データがアトリビュート・データでなかった場合には、ステップS18に分岐する。
【0039】
ステップS18
メッセージ・データがメッセージ本体であった場合には、ステップS19に分岐してメッセージ本体をメモリ23のメッセージ・データ・バッファ領域に書き込む。しかし、メッセージ本体でなかった場合には、上述したステップS11に戻る。
【0040】
以上が一通りの動作である。
【0041】
次に、サーバ・コンピュータ7のユーザ(または管理者)がクライアント・コンピュータ5の一般ユーザにメッセージを伝えようと、サーバ・コンピュータ7からメッセージ表示の指示を行なった場合について説明する。
【0042】
サーバ・コンピュータ7からメッセージ表示を行なう場合には、まず、ユーザがサーバ・コンピュータ7でメッセージ表示のプログラムを起動する。そして、表示したい文字列にあたるメッセージ本体と、その表示形態を設定するアトリビュート・データとを設定した上で、メッセージ表示の指示を与える。
【0043】
すると、メッセージ本体と、アトリビュート・データと、メッセージ・オン命令がメッセージ・データとなってネットワーク3を介してクライアント・コンピュータ5に送信される。これを受信したクライアント・コンピュータ5は、受信したメッセージ・データを、USBケーブル25及びUSBコントローラ21を介して制御部19が受け取る(ステップS11)。
【0044】
そして、アトリビュート・データをメモリ23のアトリビュート・データ領域に(ステップS17)、メッセージ本体をメモリ23のメッセージ・データ・バッファ領域に格納する(ステップS19)。そして、二回目にメインループを処理する際に、メモリ23のメッセージ・データ・バッファ領域に記憶されているメッセージ本体を、アトリビュート領域を参照して表示する(ステップS14)。
【0045】
これによりディスプレイ装置1のLCD17には、メッセージ本体に基づく文字列が表示され、サーバ・コンピュータ7で指示されたメッセージがクライアント・コンピュータ5のユーザに対して伝えられる。
【0046】
このように、サーバ・コンピュータ7からのメッセージ・データがUSBコントローラ21を介してディスプレイ装置1に送られ、そのメッセージ・データに基づく表示が優先的になされる。したがって、クライアント・コンピュータ5に内蔵されたグラフィック・コントローラ35の出力信号に基づく画像やユーザの作業状態には何ら関係なく、特定情報に基づく表示がディスプレイ装置1に優先的になされるので、クライアント・コンピュータ5のユーザに対して確実にメッセージを伝えることができる。
【0047】
また、クライアント・コンピュータ5からの出力信号は第1入力部9aに入力されているものの、信号切り換え部11が切り換えられ、第2入力部9bに入力されている、クライアント・コンピュータ5とは異なる機器、例えば、スタンド・アローンのコンピュータやテレビチューナ、ビデオデッキからの画像がディスプレイ装置1に表示されている場合でも、USBコントローラ21から送信されたメッセージ・データに基づく表示が優先的にディスプレイ装置1に表示される。したがって、本実施例のように複数入力を備えたディスプレイ装置1であって、その入力がどのように設定されていてもユーザに対して確実にメッセージを伝達できるようになっている。
【0048】
さらに、アトリビュート領域に記憶されているアトリビュート・データで表示態様を設定できるので、ディスプレイ装置1に表示されるメッセージの表示の仕方を工夫してユーザの注意を引き付けることができる。したがって、ディスプレイ装置1に表示されているメッセージをユーザが見逃すことを防止できるという効果も奏する。
【0049】
次に、サーバ・コンピュータ7のユーザがクライアント・コンピュータ5のユーザに伝えたメッセージを非表示にするために、サーバ・コンピュータ7からメッセージ非表示の指示を行なった場合について説明する。
【0050】
サーバ・コンピュータ7からメッセージ非表示の指示を行なうには、まず、ユーザがサーバ・コンピュータ7でメッセージ表示のプログラムを起動する。そして、メッセージ非表示の指示を与える。すると、サーバ・コンピュータ7からクライアント・コンピュータ5にメッセージ・オフ命令が送られ、ディスプレイ装置1にその命令が転送される。その結果、ディスプレイ装置1の制御部19がメモリ23を参照したメッセージの表示を停止する(ステップS15)。したがって、ディスプレイ装置1のLCD17からはメッセージが消えることになる。
【0051】
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、以下のように変形実施が可能である。
【0052】
(1)実施例におけるディスプレイ装置1は、第1入力部9aと第2入力部9bとを切り換え可能に備えているが、第1入力部9aだけしか備えていない構成であってもよい。また、入力部を三つ以上備えている構成でもよい。
【0053】
(2)LCD17に代えてCRTをディスプレイ装置に採用したものであても本発明を適用可能である。
【0054】
(3)上述したメッセージ・データの構成は一例であり、アトリビュート・データを備えることなく、メッセージ本体とコマンドだけを備えた簡易的な構成としてもよい。
【0055】
(4)通信インターフェイスを画像表示に係るインターフェイスと別体で構成せずに、メッセージ・データを多重化するなどしてグラフィック・コントローラ35及びビデオケーブル13を介してディスプレイ装置1に伝えるように構成してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、サーバ・コンピュータからのメッセージに関する特定情報が、入力手段とは異なる通信インターフェイスを介してディスプレイ装置に送られ、メッセージ・オン命令が含まれている場合には、その特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも前記メッセージ画像の表示が優先的になされる。したがって、クライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像やユーザの作業状態には何ら関係なく、特定情報に基づくメッセージ画像がディスプレイ装置に優先的に表示されるので、クライアント・コンピュータのユーザに対して確実にメッセージを伝えることができる。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、クライアント・コンピュータからの出力信号が第1入力手段に入力され、クライアント・コンピュータとは異なる機器からの出力信号が第2入力手段に入力されてディスプレイ装置にはクライアント・コンピュータとは異なる機器の画像が表示されていても、通信インターフェイスから送信された特定情報に基づくメッセージ画像が優先的にディスプレイ装置に表示される。したがって、複数入力を備えたディスプレイ装置であって、その入力がどのように設定されていてもユーザに対して確実にメッセージを伝達可能である。
【0058】
請求項3に記載の発明によれば、ネットワークで接続されているサーバ・コンピュータからクライアント・コンピュータの通信インターフェイス(入力手段とは異なる)を介して送られてきた特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像の表示を生成し、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも前記メッセージ画像を優先的に表示させるようにディスプレイ装置のプログラムが行なうことにより、上記請求項1に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、サーバ・コンピュータではユーザの指示に基づき特定情報がクライアント・コンピュータに送信され、クライアント・コンピュータではサーバ・コンピュータからの特定情報を受信した場合に、入力手段とは異なる通信インターフェイスを介してディスプレイ装置に転送し、ディスプレイ装置では受信した特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも前記メッセージ画像の表示を優先的に行なうことにより、このようなシステムにおいてクライアント・コンピュータのユーザに確実にメッセージを伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るシステムのうちのディスプレイ装置とクライアント・コンピュータの概略構成を示したブロック図である。
【図2】システムの概要を示した模式図である。
【図3】ディスプレイ装置の動作を示したフローチャートである。
【図4】メインループの動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 … ディスプレイ装置
3 … ネットワーク
5 … クライアント・コンピュータ
7 … サーバ・コンピュータ
9a … 第1入力部(入力手段、第1入力手段)
9b … 第2入力部(入力手段、第2入力手段)
15 … ビデオ回路
19 … 制御部(メッセージ表示手段)
21 … USBコントローラ(通信インターフェイス)
23 … メモリ
25 … USBケーブル
31 … CPU
33 … メモリ
39 … NIC
Claims (4)
- 入力手段から入力されたクライアント・コンピュータの出力信号に基づき画像を表示するディスプレイ装置において、
クライアント・コンピュータとの間でメッセージに関する特定情報の通信を行なうための、前記入力手段とは異なる通信インターフェイスと、
ネットワークを介して接続されているサーバ・コンピュータから送信されてきた特定情報をクライアント・コンピュータが受信し、さらにその特定情報をクライアント・コンピュータが前記通信インターフェイスを介して送信してきたときに、メッセージ・オン命令が含まれている場合には、その特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、前記入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させるメッセージ表示手段と、
を備えていることを特徴とするディスプレイ装置。 - 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
前記入力手段は、クライアント・コンピュータの出力信号を入力する第1入力手段と、前記クライアント・コンピュータとは異なる機器の出力信号を入力する第2入力手段とを備えていることを特徴とするディスプレイ装置。 - 入力手段から入力されたクライアント・コンピュータの出力信号に基づき画像を表示するディスプレイ装置のプログラムであって、
クライアント・コンピュータとの間でメッセージに関する特定情報の通信を行なうための、前記入力手段とは異なる通信インターフェイスを介して、前記クライアント・コンピュータとネットワークを介して接続されているサーバ・コンピュータから送られて、前記クライアント・コンピュータが送信してきた特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、前記入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させることを特徴とするプログラム。 - サーバ・コンピュータと、このサーバ・コンピュータにネットワークを介して接続されたクライアント・コンピュータと、入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づき画像を表示するディスプレイ装置とを備えたシステムにおける各装置のプログラムであって、
前記サーバ・コンピュータには、
ユーザの指示に基づきメッセージに関する特定情報をクライアント・コンピュータに送信する処理を、
前記クライアント・コンピュータには、
前記サーバ・コンピュータから特定情報を受信した場合には、通信を行なうための、前記入力手段とは異なる通信インターフェイスを介して前記特定情報を前記ディスプレイ装置に対して転送する処理を、
前記ディスプレイ装置には、
前記クライアント・コンピュータが送信してきた前記特定情報にメッセージ・オン命令が含まれている場合には、前記特定情報に基づくメッセージ画像を生成し、前記入力手段から入力されたクライアント・コンピュータからの出力信号に基づく画像よりも優先的に前記メッセージ画像を表示させる処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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