JP3859935B2 - 樹脂乾燥方法及び樹脂乾燥装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、成形前の樹脂の乾燥に用いられる樹脂乾燥方法及び樹脂乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形等の樹脂成形においては、成形材料であるペレット状の樹脂に水分が含まれていると、成形品に色調変化等、成形不良が発生することから、製品の品質を高め、歩留りを向上させる上で成形前の樹脂乾燥が不可欠である。この樹脂乾燥には、減圧下で加熱する低温乾燥が行われ、樹脂の劣化防止が図られてきた。この樹脂乾燥に関する技術には、特願平11−251984号「樹脂乾燥装置」等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、乾燥処理槽で粒状の樹脂を加熱乾燥する場合、その樹脂に均等に熱が加えられないと、乾燥状態が不揃いになるおそれがある。しかしながら、減圧下にある乾燥処理槽内は対流による樹脂の加熱を行うことができず、また、樹脂は熱伝導率が低いため、樹脂に均一に熱伝導させることが難しい。そして、乾燥状態が均一でない樹脂を用いた場合、樹脂の色むら、変色等の成形品質を低下させる原因となる。
【0004】
そこで、本発明は、樹脂乾燥の均一化を実現した樹脂乾燥方法及び樹脂乾燥装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の樹脂乾燥方法及び樹脂乾燥装置は、粒状、粉状又はペレット状の樹脂(樹脂ペレット2)を乾燥する手段として複数のヒータユニット(520、521〜52N、531〜53N、541〜54N)を設置し、各ヒータユニットの放熱面間の近接間隔を同一又はほぼ同一に設定し、ヒータユニットから樹脂への伝導熱を均一化し、樹脂乾燥の均一化を実現したものである。
【0006】
請求項1に係る本発明の樹脂乾燥方法は、複数のヒータユニット(520、521〜52N、531〜53N、541〜54N)を設置するとともに、各ヒータユニットに乾燥すべき樹脂(樹脂ペレット2)を接触させ、各ヒータユニットの近接間隔を同一又はほぼ同一に設定して前記ヒータユニットから前記樹脂への伝導熱を均一化し、前記ヒータユニットの給電の切換えにより前記ヒータユニットの伝導熱分布を変更し、前記樹脂を乾燥させることを特徴とする。即ち、多量の樹脂を乾燥させるため、複数のヒータユニットが設置されるが、熱伝導率が低い樹脂では、伝導熱により均一に樹脂を加熱することは困難である。そこで、各ヒータユニットの放熱面間の近接間隔を同一又はほぼ同一に設定することにより、樹脂に対するヒータユニットからの伝導熱を均一化することができるとともに、伝導熱分布をヒータユニットの給電の切換えにより変更し、多量の樹脂の乾燥を実現している。
【0007】
請求項2に係る本発明の樹脂乾燥方法は、単一又は複数のヒータ(82、82A、82B)に単一又は複数の放熱フィン(84、86、88、132、134、136、138、140)を取り付けて前記ヒータユニットを構成したことを特徴とする。即ち、ヒータの形態は棒状、板状又はブロック状の何れでもよい。粒状、粉状又はペレット状の樹脂を乾燥する場合、ヒータユニットとの接触面積が加熱効率を高める上で重要である。そこで、ヒータの発熱を樹脂に伝達させるための手段として放熱フィンを各ヒータに取り付け、その発熱を放熱フィンを通じて樹脂に伝達する放熱面積の拡大を図っており、効率の良い加熱を実現している。
【0008】
請求項3に係る本発明の樹脂乾燥方法は、棒状のヒータ(82、82A、82B)にその軸方向に板状の放熱フィン(84、86、88、132、134、136、138、140)を取り付けて前記ヒータユニットを構成したことを特徴とする。即ち、ヒータが棒状である場合、その軸方向に板状の放熱フィンを取り付けることにより、ヒータの軸方向及びその周面方向に一定の広がりを持つ伝熱空間を形成することができ、効率的な樹脂加熱を実現することができる。
【0009】
請求項4に係る本発明の樹脂乾燥方法は、前記樹脂が粉状、粒状又はペレット状であることを特徴とする。即ち、成形に用いられる樹脂の形態には様々なものがあるが、この請求項4ではその一例として粉状、粒状又はペレット状である樹脂を規定している。即ち、本発明の樹脂乾燥方法によれば、粉状、粒状又はペレット状である樹脂を一度の加熱処理で多量の樹脂を効率良く且つ均一に乾燥させることができる。
【0010】
請求項5に係る本発明の樹脂乾燥方法は、複数の前記ヒータユニットから任意のヒータユニットを選択して給電することにより、前記ヒータユニットの前記伝導熱分布を変更することを特徴とする。即ち、ヒータユニットを密集して配置することにより伝導熱の分布密度を高めることができる。そこで、ヒータユニット又は各ヒータユニット毎の給電形態を選択的に切り換えることにより、伝導熱の分布を変更すれば、樹脂の形態や性質、湿度等の状況に対応し、又は、成形装置側の需要に応じて乾燥速度を変更する場合等に応ずることが可能であり、効率的な乾燥処理を実現することができる。
【0011】
請求項6に係る本発明の樹脂乾燥装置は、乾燥すべき樹脂(樹脂ペレット2)を入れて低圧化される処理槽(乾燥処理槽6)と、この処理槽に設置された複数のヒータユニット(520、521〜52N、531〜53N、541〜54N)と、前記ヒータユニットに給電する給電手段(電源装置94)と、この給電手段から前記ヒータユニットに対する給電を選択的に切り換える切換手段(切換回路92)とを備え、前記各ヒータユニットは近接間隔を同一又はほぼ同一に設定され、前記ヒータユニットの給電を前記切換手段によって切り換え、前記ヒータユニットの伝導熱分布を選択可能にしたことを特徴とする。即ち、この樹脂乾燥装置は、真空又は低圧化乾燥を行うため、樹脂を装填した処理槽を低圧化する。この低圧化処理によって樹脂に付着している水分の沸騰温度ないし蒸発温度を低下させ、その蒸発を促進することができる。また、ヒータユニットを密集して配置することにより伝導熱の分布密度を高めることができるので、ヒータユニットに対して給電手段とともに切換手段を備えて、各ヒータユニットの選択的な給電又は各ヒータユニットの給電形態を選択的に切り換えることにより、伝導熱の分布を変更することができる。即ち、その低圧化で樹脂の加熱温度を低下させることができ、過熱による樹脂の品質低下を防止することができる。
【0012】
そして、複数のヒータユニットを設置し、各ユニット間の近接間隔を同一又はほぼ同一に設定したことにより、ヒータユニットと樹脂との熱伝導が等しくなり、樹脂の均一な加熱乾燥を行うことができる。
【0013】
請求項7に係る本発明の樹脂乾燥装置は、前記切換手段を制御する制御手段(制御装置96)を備え、前記ヒータユニットに対する給電を選択的に切り換えることにより、前記伝導熱分布を制御する構成としたことを特徴とする。即ち、ヒータユニットを密集して配置することにより伝導熱の分布密度を高めることができるので、ヒータユニットに対して給電手段及び切換手段に加えて制御手段を備えることにより、各ヒータユニットの選択的な給電又は各ヒータユニットの給電形態を選択的に切り換え、伝導熱の分布を変更することができる。このようにすれば、上述の通り、樹脂の形態や性質、湿度等の状況に対応し、又は、成形装置側の需要に応じて乾燥速度を変更する場合等にも対応し、樹脂乾燥の効率化を図ることができる。
【0014】
請求項8に係る本発明の樹脂乾燥装置は、前記ヒータユニットが前記処理槽の蓋(42)に着脱可能に取り付けてなることを特徴とする。即ち、処理槽の蓋に各ヒータユニットが位置決めされるので、各ヒータユニットの位置が変化することがなく、均一な加熱処理が得られ、しかも、各ヒータユニットが着脱できるので、保守管理が容易である。
【0015】
請求項9に係る本発明の樹脂乾燥装置は、前記処理槽の外壁部にヒータ(48)を設置してなることを特徴とする。即ち、処理槽の内外から樹脂を加熱することにより、効率良く且つ均一な加熱処理が行える。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の樹脂乾燥方法及び樹脂乾燥装置の実施形態を示している。樹脂成形用の樹脂には、粒状、粉状又はペレット状等の各種の形態のものがある。この実施形態では、成形樹脂として樹脂ペレット2が用いられている。ペレットタンク4に装填されている樹脂ペレット2は、ペレットタンク4から乾燥処理槽6に導かれて乾燥処理が施された後、射出成形機8に供給される。
【0017】
ペレットタンク4には補給ホッパ10から延長された管路12が挿入されており、また、補給ホッパ10には開閉弁14を設けた管路16を介して吸引手段であるブロワ18が連結されている。ブロワ18には管路20が連結され、この管路20には開閉弁22が設けられ、管路20を分岐した管路24には開閉弁26が設けられている。また、管路16には管路28が分岐され、この管路28には開閉弁30が設けられている。このような構成により、開閉弁22、30を閉じ、開閉弁14、26を開いてブロワ18を駆動すると、補給ホッパ10内の空気が管路16、20、24を通じて外気に放出される結果、補給ホッパ10が減圧され、ペレットタンク4から樹脂ペレット2が管路12を通じて補給ホッパ10内に吸引されて装填される。補給ホッパ10には空気と樹脂ペレット2とを分離するフィルタ27が設けられており、吸引された樹脂ペレット2の管路16側への流出防止が図られている。
【0018】
補給ホッパ10の下部には、開閉手段としてのシャッタ装置32、樹脂ペレット2の有無を検出するための樹脂検出筒34が設けられている。シャッタ装置32には、補給ホッパ10の底部を開閉するシャッタ板36が設けられ、このシャッタ板36の開閉は駆動手段であるシリンダ38によって行われる。また、樹脂検出筒34には、樹脂ペレット2が所定の高さまで装填されているか否かを電気的又は光学的に検出する手段として近接スイッチ40が設置されている。
【0019】
そして、乾燥処理槽6は、樹脂成形に適した乾燥状態に樹脂ペレット2を乾燥させる処理手段であって、その処理には乾燥処理槽6自体を密閉化して減圧化するとともに、加熱手段による加熱を併用している。そこで、この乾燥処理槽6を開閉する蓋42には管路44を介して減圧手段である真空ポンプ46が連結されている。また、この乾燥処理槽6には、その外壁部に樹脂ペレット2を加熱する加熱手段として複数のヒータ48が配設されるとともに、その加熱温度を検出する温度センサ50が設けられている。また、この乾燥処理槽6の内部には、樹脂ペレット2を加熱する加熱手段としてセラミックヒータ等の複数のヒータユニット520、521、522・・・52Nが均一な伝導熱分布が得られるように蓋42に位置決めされて着脱可能に取り付けられている。
【0020】
また、乾燥処理槽6を開閉する蓋42の内面側には、支持手段であるブラケット54を以てヒータユニット520が垂下されており、このヒータユニット520の上部側には落下する樹脂ペレット2を放射状に散らして成層するための円錐状の成層形成ガイド56が取り付けられ、また、ヒータユニット520の下部側には樹脂ペレット2を保持する成層保持手段としての成層保持ガイド58が取り付けられている。この成層保持ガイド58は、上下面を円錐状とした断面菱形の円錐体である。そして、乾燥処理槽6の底部にはすり鉢状にテーパ面60が形成されており、成層保持ガイド58の周囲部から樹脂ペレット2が排出口62側に導かれる。即ち、補給ホッパ10から供給された樹脂ペレット2は、成層形成ガイド56によって乾燥処理槽6内に順次積み上げる形態で成層化されてその上下流動の阻止とともに部分的な成層破壊が防止され、乾燥処理槽6からの排出時には積層された樹脂ペレット2の中央部分の陥没排出等の不都合を防止し、下層側から順次に排出させることができる。
【0021】
乾燥処理槽6の底面側には排出口62を開閉する手段、乾燥処理槽6を気密状態に保持する手段としてのシャッタ装置64が設置されており、この実施形態では、シャッタ装置64に間隔を設けて2枚のシャッタ板66、68が摺動可能に取り付けられ、シャッタ板66はシリンダ装置70、シャッタ板68はシリンダ装置72で選択的に開閉可能である。即ち、シャッタ板66、68を同時に開くと、乾燥処理槽6の排出口62から樹脂ペレット2を排出させることができるが、この排出中にシャッタ板66を閉じると、シャッタ板66に樹脂ペレット2が挟み込まれて必要な気密性が損なわれるおそれがあるが、シャッタ板66で樹脂ペレット2の落下を阻止した後、シャッタ板68を閉じると、このシャッタ板68によって乾燥処理槽6の気密性を保持することができる。換言すれば、シャッタ板66は樹脂ペレット2の排出阻止手段、シャッタ板68は乾燥処理槽6の気密保持手段としての機能を有する。
【0022】
乾燥処理槽6の下側には、シャッタ装置64を介して貯留槽74が設置され、この貯留槽74には乾燥処理槽6から排出させた樹脂ペレット2を一時的に滞留させることができる。この貯留槽74には管路20を介してブロワ18が接続されるとともに、管路76を介して射出成形機8側の供給ホッパ78が連結され、この供給ホッパ78には管路28が連結されている。即ち、開閉弁14、26を閉じ、開閉弁22、30を開くことにより、ブロワ18を駆動して供給ホッパ78を低圧化させるとともに、管路20を通して貯留槽74内に加圧空気を送り込むことにより、貯留槽74内の樹脂ペレット2が管路76を通して供給ホッパ78に供給される。供給ホッパ78には、空気と樹脂ペレット2とを分離するフィルタ79が設置されており、流れ込む樹脂ペレット2が管路28側に入り込むことはない。また、供給ホッパ78には樹脂ペレット2の有無を検出する手段として近接スイッチ80が設けられている。
【0023】
このような構成によれば、ペレットタンク4に予め装填されている樹脂ペレット2がペレットタンク4から補給ホッパ10に供給され、その樹脂ペレット2はシャッタ装置32を開くことによって乾燥処理槽6に導かれる。乾燥処理槽6には、樹脂検出筒34の近接スイッチ40に検出されるまで樹脂ペレット2が装填される。そして、真空ポンプ46を駆動して乾燥処理槽6の排気を行い、乾燥処理槽6を所定の低圧、即ち、真空化するとともに、ヒータ48及びヒータユニット520、521〜52Nに給電して樹脂ペレット2を加熱する。所定時間の加熱によって樹脂ペレット2の乾燥処理が施され、乾燥処理槽6の真空を解除するとともに、シャッタ装置64を開くことにより、貯留槽74に乾燥した樹脂ペレット2を落下させることができる。貯留槽74の樹脂ペレット2は、ブロワ18による加圧空気とともに射出成形機8の供給ホッパ78に供給され、その供給された樹脂ペレット2の有無は近接スイッチ80で検出でき、射出成形機8では間断なく必要量の樹脂ペレット2が供給され、その樹脂成形が行われる。
【0024】
そして、乾燥処理槽6には、図2に示すように、中心にヒータユニット520が設置されるとともに、このヒータユニット520を中心にして同心円上に複数のヒータユニット521〜52Nが配設され、各ヒータユニット520、521〜52Nの放熱面間の各近接間隔又は近接距離は同一又はほぼ同一に設定されている。ヒータユニット520はヒータ82と、アルミニウム板等の放熱伝導板等で形成された複数の放熱フィン84とを以て構成され、中心部に設置されたヒータ82の周囲に複数枚、例えば6枚の放熱フィン84が一定の角度間隔(例えば、60度間隔)を以て放射状に設置されている。また、ヒータユニット521〜52Nは、この実施形態の場合、12組で構成されて同一形態であって、ヒータ82を中心に複数枚、この場合、ヒータユニット520の放熱フィン84と同一線上又は放熱フィン84間の中間に向かう放熱フィン86と、この放熱フィン86と反対方向に向けた2枚の放熱フィン88とを備えたものである。
【0025】
このようなヒータユニット520〜52Nの配置形態によれば、放熱面間の各近接間隔又は近接距離が同一又はほぼ同一に設定されているので、ヒータユニット520〜52Nを同時の給電により、図3に二点鎖線で示すように、これらヒータユニット520〜52Nの周囲部に樹脂ペレット2に対する伝導熱分布90が形成される。ここで、この伝導熱分布90は、伝導熱によって各樹脂ペレット2の加熱に必要な熱量が得られる範囲を示している。即ち、ヒータユニット520〜52Nの各伝導熱分布90が乾燥処理槽6内の空間の全域をカバーし、この結果、乾燥処理槽6に装填された樹脂ペレット2は、この伝導熱分布90を以て均一に加熱され、乾燥処理が施される。
【0026】
そして、図4は、乾燥処理槽6の電熱制御系統を示している。ヒータ48、ヒータユニット520、ヒータユニット521〜52Nには切換回路92を介して電源装置94が接続され、切換回路92及び電源装置94には制御装置96が接続されている。切換回路92は、ヒータ48への給電とともに、ヒータユニット520〜52Nの配置パターンに対応し、給電対象の選択により所望の伝導熱分布90を得るために給電すべきヒータユニット520〜52Nと電源装置94との電気的な接続を切り換えるスイッチである。このスイッチは、リレー等で構成することができる。また、電源装置94は、直流電源、交流電源又はパルス電源等で構成することができる。そして、制御装置96は、シーケンス制御回路やプログラム制御回路で構成でき、マイクロコンピュータ等を制御手段として用いることができる。
【0027】
このような構成とすれば、乾燥処理槽6の容量や乾燥すべき樹脂ペレット2の形態等、種々の条件に対応した伝導熱分布90を形成でき、例えば、ヒータユニット521〜52Nを1つ置きに給電して伝導熱分布90を形成できる。この結果、乾燥処理槽6内の樹脂ペレット2を偏ることなく万遍なく乾燥処理することができるとともに、効率的な処理を行うことができる。
【0028】
次に、図5は、乾燥処理槽6の構造及び分解形態を示している。乾燥処理槽6の蓋42には、その上面側に樹脂検出筒34、シャッタ装置32及び補給ホッパ10が一体に取り付けられ、また、その下面側にブラケット54を介してヒータユニット520が固定されるとともに、このヒータユニット520を中心にして複数のヒータユニット521〜52Nが着脱可能に取り付けられている。即ち、蓋42を支持部材として樹脂検出筒34、シャッタ装置32、補給ホッパ10、ヒータユニット520及びヒータユニット521〜52Nが一体化されている。また、ヒータユニット522、52Nに例示するように、蓋42に対して、各ヒータユニット521〜52Nは、そのヒータ82の頂部側を蓋42に貫通させ、固定手段としての固定ねじ98を以てヒータ82が蓋42の上面側で固定されて蓋42の下面側に垂下されている。
【0029】
そして、乾燥処理槽6に隣接して昇降手段としてのシリンダ装置100が設置され、このシリンダ装置100のピストンに連結されたプランジャ102にはブラケット104を介して蓋42が固定されている。シリンダ装置100に加圧源を接続して加圧又は減圧することにより、プランジャ102を矢印Aで示すように昇降させることができ、これによって蓋42を開閉させ、同時にヒータユニット520、521〜52Nを乾燥処理槽6の外部に露出させ、又は、乾燥処理槽6内に設置することができる。蓋42が開かれたとき、乾燥処理槽6の内部の清掃等の各種のメンテナンスを行うことができる。また、露出させたヒータユニット520、521〜52Nの清掃や交換等を行うことができる。
【0030】
次に、図6は、蓋42及びヒータユニット520、521〜52Nの固定構造を示している。乾燥処理槽6の開口部105には蓋42が載置されるフランジ部106が設けられており、蓋42の周縁部にはフランジ部106に対応する段部108を設けるとともに、気密性を保持するための手段としてOリング110が設けられている。蓋42の中央には樹脂ペレット2を投入するための透孔112が形成されており、蓋42の下面側には複数のブラケット54がねじ114を以て固定されている。
【0031】
蓋42の上面には、蓋42を貫通させたヒータユニット521〜52Nのヒータ82が固定手段によって着脱可能に固定されている。この実施形態では、図2に示した固定ねじ98に代えて固定板116及び蝶ねじ118でヒータユニット521〜52Nの固定手段が構成されている。即ち、蓋42の上面に固定板116が設置され、この固定板116とともにヒータユニット521〜52Nが蝶ねじ118を以て着脱可能に固定されている。ヒータ82から突出させた給電端子120には、図4に示した切換回路92を介して電源装置94が接続されている。
【0032】
そして、図7及び図8に示すように、各ヒータユニット521〜52Nのヒータ82は、下端を閉じて内部に発熱体を絶縁物を介して封入したシーズヒータ等の導電性パイプ等を以て構成されている。各ヒータ82の上端部には固定環122が取り付けられ、固定環122は蓋42に貫通させるとともに、その上部側を蓋42の上面に突出させ、その突出部の直径方向に固定及び位置決め手段としての平行な2つの溝部124が形成されている。この固定環122を蓋42の上面で固定する固定板116には、図9及び図10に示すように、固定環122の溝部124に係合させるU字形の切欠部128が形成されているとともに、切欠部128の中心軸上に長孔130が形成されている。溝部124に切欠部128が係合して各ヒータ82の位置決め及び固定が行われて回転やがたつきが防止され、かつ、各ヒータユニット521〜52Nは所定方向に位置決めされる。また、長孔130には蝶ねじ118が貫通し、蓋42に着脱可能に取り付けられ、この蝶ねじ118によって固定板116が蓋42に固定される。
【0033】
そこで、蝶ねじ118を緩めることにより、長孔130の長さに応じて、図10に実線と二点鎖線で示すように、固定板116をスライドさせることができる。したがって、このスライドにより、固定板116の切欠部128を蓋42の上面に突出させている固定環122の溝部124と係合させ、又は、その係合を解除することができ、蓋42に対して各ヒータユニット521〜52Nを着脱することができる。蓋42には、図11に示すように、ヒータユニット521〜52Nを所定位置に位置決めして取り付けることができ、固定板116が位置決め手段としての機能を備えている。この図11において、ヒータユニット521では、蝶ねじ118を緩め、固定板116を後退させた状態、即ち、固定前の状態を示している。
【0034】
次に、図12は、ヒータユニットの形態及び配置形態についての他の実施形態を示している。この実施形態では、図2に示したヒータユニット520とヒータユニット521〜52Nとの間に同心円上に複数のヒータユニット531〜53Nを設置したものである。
【0035】
この実施形態の場合、ヒータユニット531〜53Nは12組で構成しており、ヒータユニット520の放熱フィン84の配置角度の1/2即ち、30度の角度間隔で放射状に配置している。その形態は、ヒータ82を中心にヒータユニット520側に幅の狭い放熱フィン132を取り付けるとともに、その反対側に幅の広い放熱フィン134を取り付け、各放熱フィン132、134を直線状に配置して放熱フィン134を各ヒータユニット521〜52Nの間に配置することにより、ヒータユニット520、521〜52N、531〜53Nを以て放熱面間の近接距離を同一又はほぼ同一に設定したものである。
【0036】
このような構成とすれば、図13に示すような狭い伝導熱分布90を以て全加熱エリアをヒータユニット520、521〜52N、531〜53Nでカバーすることができ、容積の大きい乾燥処理槽6に対応することができ、また、同一の乾燥処理槽6では各ヒータユニット520、521〜52N、531〜53Nの高密度化で給電電流を低減することができる。
【0037】
次に、図14は、ヒータユニットの形態及び配置形態についての他の実施形態を示している。この実施形態では、図2に示したヒータユニット520を中心に複数のヒータユニット531〜53N、541〜54Nを同心円上に配置したものである。
【0038】
この実施形態の場合、ヒータユニット531〜53N、541〜54Nは12組で構成しており、ヒータユニット520の放熱フィン84の配置角度の1/2即ち、30度の角度間隔で放射状に配置している。ヒータユニット541〜54Nの形態は、複数のヒータ例えば、2つのヒータ82A、82Bを放熱フィン136を以て一定の間隔に保持するとともに熱的に連結し、ヒータ82A側にヒータユニット520に向かう放熱フィン138を取り付け、ヒータ82B側に複数の放熱フィン例えば、2つの放熱フィン140を形成したものである。また、ヒータユニット531〜53Nは、ヒータ82B側に設置されており、図12の実施形態と同様に、ヒータユニット520側に向かって狭い幅の放熱フィン132を形成し、この放熱フィン132と反対側に幅の広い放熱フィン134を形成し、各放熱フィン134をヒータユニット541〜54Nの放熱フィン140の間に配置したものである。このようにヒータユニット531〜53N、541〜54Nを配置することにより、ヒータユニット520、531〜53N、541〜54Nの放熱面間の各近接距離が同一又はほぼ同一に設定されている。
【0039】
このような構成とすれば、図15に示すような狭い伝導熱分布90を以て全加熱エリアをヒータユニット520、531〜53N、541〜54Nでカバーすることができ、容積の大きい乾燥処理槽6に対応することができ、また、同一の乾燥処理槽6では各ヒータユニット520、531〜53N、541〜54Nの高密度化で給電電流を低減することができ、効率的且つ均一な乾燥処理を実現することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の樹脂乾燥方法又は樹脂乾燥装置によれば、複数のヒータユニットの伝導熱を均一に樹脂に付与することができ、樹脂の加熱乾燥を均一化することができる。
また、本発明の樹脂乾燥装置によれば、処理槽を開閉する蓋に各ヒータユニットが位置決めされるので、各ヒータユニットの位置が変化することがなく、均一な樹脂乾燥を実現でき、しかも、各ヒータユニットが着脱できるので、保守管理を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂乾燥方法及び樹脂乾燥装置の実施形態を示す図である。
【図2】ヒータユニットの配置を示す図である。
【図3】図2に示すヒータユニットによる伝導熱分布を示す図である。
【図4】ヒータ及びヒータユニットの給電制御装置を示すブロック図である。
【図5】樹脂乾燥処理装置の構成及び分解を示す図である。
【図6】蓋及びヒータユニットの取付構造を示す図である。
【図7】ヒータユニットの外形及び取付構造を示す図である。
【図8】ヒータユニットの外形及び取付構造を示す図である。
【図9】固定環と固定板との係合関係を示す斜視図である。
【図10】ヒータユニットの取付構造を示す図である。
【図11】ヒータユニットの固定部を示す平面図である。
【図12】ヒータユニットの他の配置を示す図である。
【図13】図12に示すヒータユニットによる伝導熱分布を示す図である。
【図14】ヒータユニットの他の配置を示す図である。
【図15】図14に示すヒータユニットによる伝導熱分布を示す図である。
【符号の説明】
2 樹脂ペレット(樹脂)
6 乾燥処理槽
42 蓋
48 ヒータ
520、521〜52N、531〜53N、541〜54N ヒータユニット
82、82A、82B ヒータ
84、86、88、132、134、136、138、140 放熱フィン
92 切換回路(切換手段)
94 電源装置(給電手段)
Claims (9)
- 複数のヒータユニットを設置するとともに、各ヒータユニットに乾燥すべき樹脂を接触させ、各ヒータユニットの近接間隔を同一又はほぼ同一に設定して前記ヒータユニットから前記樹脂への伝導熱を均一化し、前記ヒータユニットの給電の切換えにより前記ヒータユニットの伝導熱分布を変更し、前記樹脂を乾燥させることを特徴とする樹脂乾燥方法。
- 単一又は複数のヒータに単一又は複数の放熱フィンを取り付けて前記ヒータユニットを構成したことを特徴とする請求項1記載の樹脂乾燥方法。
- 棒状のヒータにその軸方向に板状の放熱フィンを取り付けて前記ヒータユニットを構成したことを特徴とする請求項1記載の樹脂乾燥方法。
- 前記樹脂が粉状、粒状又はペレット状であることを特徴とする請求項1記載の樹脂乾燥方法。
- 複数の前記ヒータユニットから任意のヒータユニットを選択して給電することにより、前記ヒータユニットの前記伝導熱分布を変更することを特徴とする請求項1記載の樹脂乾燥方法。
- 乾燥すべき樹脂を入れて低圧化される処理槽と、
この処理槽に設置された複数のヒータユニットと、
前記ヒータユニットに給電する給電手段と、
この給電手段から前記ヒータユニットに対する給電を選択的に切り換える切換手段と、
を備え、前記各ヒータユニットは近接間隔を同一又はほぼ同一に設定され、前記ヒータユニットの給電を前記切換手段によって切り換え、前記ヒータユニットの伝導熱分布を選択可能にしたことを特徴とする樹脂乾燥装置。 - 前記切換手段を制御する制御手段を備え、前記ヒータユニットに対する給電を選択的に切り換えることにより、前記伝導熱分布を制御する構成としたことを特徴とする請求項6記載の樹脂乾燥装置。
- 前記ヒータユニットが前記処理槽の蓋に着脱可能に取り付けてなることを特徴とする請求項6記載の樹脂乾燥装置。
- 前記処理槽の外壁部にヒータを設置してなることを特徴とする請求項6記載の樹脂乾燥装置。
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