JP3859443B2 - 加温治療装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は加温治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より種々の加温治療装置が知られている。例えば、特公平2−56106号公報は、生体内の所定の加温箇所に電磁波を徐々に照射し、これによって深部加温を比較的容易になし得るハイパーサーミア用加温装置を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特公平2−56106号公報には、設定温度に対して温度が高い場合には出力を下げ、設定温度に対して温度が低い場合には出力を上げる方法が開示されているが、これはある固定された変化量での調整であるため、温度の大きな変化に対しては制御が遅れるという問題がある。
【0004】
また、僅かな温度の変化に対しても必要以上に出力を調整してしまうため、温度の安定性を妨げてしまう可能性がある。
【0005】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、温度の安定した加温治療を簡便に行うことができる加温治療装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、加温治療装置であって、生体の目的部位を加温する加温手段と、前記加温手段により前記目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段と、前記目的部位の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段で測定した温度測定データに基づいて温度変化の傾きの正負を判断する傾き判断手段と、前記温度測定手段で測定された前記目的部位の温度と前記所定の温度とを比較したときの高低関係と、前記傾き判断手段で判断された前記温度変化の傾きの正負とに基づいて、前記加温手段の出力を増減する制御手段と、を備える。
また、本発明の第2の態様は、加温治療装置であって、生体の目的部位を加温する加温手段と、前記加温手段により前記目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段と、前記目的部位の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段で測定した温度測定データに基づいて温度変化の傾きの正負を判断する傾き判断手段と、前記生体の目的部位を加温する過程において、前記温度測定手段で測定された前記目的部位の温度と前記所定の温度とを比較したときの高低関係と、前記傾き判断手段で判断された前記温度変化の傾きの正負とに基づいて、前記加温手段の出力値を設定する出力設定手段と、前記出力設定手段で設定された出力値になるように前記加温手段の出力を増減する制御手段と、を備える。
また、本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記温度測定手段は、前立腺内部温度を穿刺せずに測定する進退可能な温度センサーで構成される。
また、本発明の第4の態様は、第1または第2の態様において、前記温度測定手段は、前立腺に穿刺せずに進退可能な第1センサーと、尿道粘膜に接して位置する第2センサーと、前記第1センサーと前記第2センサーとの間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段とで構成される。
【0007】
また、第2の発明は、加温治療装置であって、生体の目的部位を加温する加温手段と、前記加温手段により前記目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段と、前記目的部位の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段で測定した温度測定データから時間的な温度の傾きを判断する傾き算出手段と、前記生体の目的部位を加温する過程において、前記温度測定手段で測定された前記目的部位の温度と前記所定の温度との隔たりと前記傾き算出手段で判断された時間的な温度の傾きに応じて、前記加温手段が出力するエネルギー量を設定する出力エネルギー設定手段と、前記出力エネルギー設定手段で設定されたエネルギーを出力するように前記加温手段を制御する制御手段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る加温治療装置の構成を示す図である。図1に示すように、加温治療装置の本体1には、生体の加温部位(目的部位)を加温する加温手段としてのアプリケーター(図示しない)に加温用エネルギーを供給するエネルギー供給部6がある。また加温部位の温度を検出する温度センサー(図示しない)が接続される温度測定部(温度測定手段)5がある。エネルギー供給部6及び温度測定部5は制御部3によって制御されている。
【0010】
さらに、加温温度を設定するための温度設定部4及び加温の開始・停止を行うための操作部2があり、制御部3に接続されている。
【0011】
制御部3は、アプリケーターにより目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段、温度測定部5で測定した温度測定データから時間的な温度の傾きを判断する傾き算出手段、温度測定部5で測定された目的部位の温度と所定の温度との隔たりと、前記傾き算出手段で判断された時間的な温度の傾きに応じてアプリケータ−が出力するエネルギーを設定する出力エネルギー設定手段と、設定されたエネルギーを出力するようにアプリケーターを制御する制御手段としての機能を有する。
【0012】
図2は、本実施形態に係る加温治療装置の出力制御の方法を説明するための図である。まず制御部3は、温度設定部4での設定温度Tsと、温度測定部5で測定された測定温度Tとを比較するとともに、測定温度変化の傾きを判断する。測定温度Tが設定温度Tsより高く、測定温度Tの変化が上昇または0の場合、出力を下げる。
【0013】
一方、測定温度Tが設定温度Tsより低く、測定温度Tの変化が下降または0の場合、出力を上げる。つまり、測定温度Tが設定温度Tsより高い場合でも温度が下降していて、設定温度Tsに向かっている場合には出力を変化させない。同じように、測定温度Tが設定温度Tsより低い場合でも温度が上昇していて設定温度Tsに向かっている場合には出力を変化させない。
【0014】
図3は、温度変化に対する出力制御の一例を示す図である。また、図4及び図5は、出力制御の詳細を示すフローチャートである。まず、温度測定部5で温度を測定し(ステップS1)、測定温度が設定温度+1℃以上かどうかを判断し(ステップS2)、YESの場合には現在の出力Poutの値を変数Ppreに記憶し(ステップS3)、出力Poutを0にして(ステップS4)、温度監視変数TMPを1にする(ステップS5)。
【0015】
また、ステップS2でNOの場合にはステップS6で測定温度が設定温度−1℃以下かどうかを判断し、YESの場合には設定初期出力Psetの値を出力し(ステップS7)、出力調整量Pwを最大値にして(ステップS8)、温度監視変数TMPを0にする(ステップS9)。
【0016】
また、ステップS6の判断がNOの場合にはステップS10に進んでTMP=1かどうかを判断する。先に、測定温度が設定温度+1℃以上になって出力を停止した場合は温度監視変数TMPが1になっているので、ステップS6の判断はYESとなり、この場合はステップS11に進んで測定温度が設定温度以下に下がったかどうかを確認する(ステップS11)。ここで測定温度が設定温度まで下がっていない場合には出力を開始せず、温度測定(ステップS1)に戻る。また、測定温度が設定温度以下まで下がった場合には、記憶されていた前回出力値Ppreから出力調整量Pwだけ下げた出力を行い(ステップS12)、温度監視変数TMPを0にする(ステップS9)。
【0017】
ステップS10の判断がNOの場合にはステップS13にて一定時間Tが経過したかどうかを判断し、一定時間Tが経過する毎に図5に示す制御を行う。
【0018】
まずステップS21で、測定温度と設定温度とを比較して測定温度の方が高い場合にはステップS22にて温度変化の傾きを判断し、傾きが負の場合には出力を変化させず温度測定(ステップS1)に戻る。また、傾きが0または正の場合にはステップS23に進んで前回制御時の傾きも0または正であったかどうかを判断する。前回制御時の温度変化の傾きは温度傾き変数CONに記録されていて、負でなかった場合は1、正でなかった場合は2となっている。前回制御時の傾きが0または正であった場合にはステップS27に進んで出力値を出力調整量Pwだけ下げる。次にステップS28で出力値が0未満になったかどうかを判断し、YESの場合には出力値を0とする(ステップS29)。最後に温度傾き変数CONを1にして(ステップS30)、温度測定(ステップS1)に戻る。
【0019】
また、ステップS23で前回制御時の傾きが負であった場合には出力調整量Pwを2分の1にする(ステップS24)。次のステップS25で出力調整量Pwが最小値Pw_minよりも小さくなったかどうかを判断し、YESの場合には出力調整量Pwを最小値Pw_minとする(ステップS26)。そして、ステップS27に進む。
【0020】
一方、ステップS21で測定温度の方が低い場合にはステップS31において設定温度よりも測定温度の方が低いかどうかを判断し、YESの場合にはステップS32に進んで温度変化の傾きを判断する。ここで傾きが正の場合には出力を変化させずに温度測定(ステップS1)に戻る。
【0021】
また、ステップS32で傾きが0または負の場合には次のステップS33で前回制御時の傾きも0または負であったかどうかを判断する。前回制御時の傾きが0または負であった場合には出力値を出力調整量Pwだけ上げる(ステップS37)。次のステップS38で出力値が設定初期出力を越えたかどうかを判断し、YESの場合には出力値を設定初期出力とする(ステップS39)。つまり、出力の最大値は設定初期出力値となる。最後に温度傾き変数CONを2にして(ステップS40)、温度測定(ステップS1)に戻る。
【0022】
また、ステップS33で前回制御時の傾きが正であった場合にはステップS34に進んで出力調整量Pwを2分の1にする。次のステップS35において出力調整量Pwが最小値Pw_minよりも小さくなったかどうかを判断し、YESの場合には出力調整量Pwを最小値Pw_minとする(ステップS36)。そして、ステップS37に進む。
【0023】
一方、ステップS31で測定温度と設定温度が同じであると判断された場合には何も制御を行わずに温度測定(ステップS1)に戻る。
【0024】
ここで、設定初期出力Psetを120W、出力調整量最大値Pw_maxを設定初期出力Psetの3分の1である40W、出力調整量最小値Pw_minを出力調整量最大値の8分の1である5Wとした場合の実施形態を図3に示す。
【0025】
加温開始時は設定温度−1℃より低いので、設定初期出力120Wを出力する。出力調整量Pwは最大値40Wにセットする。図3において時刻1から時刻12は一定時間2秒毎の制御を行う時刻を示す。
【0026】
時刻1において測定温度は設定温度−1℃を越えている。この時、測定温度と設定温度を比較すると、測定温度は設定温度より低く温度変化の傾きが正であるので出力は変化させない。
【0027】
時刻2において、測定温度は設定温度を越えていて温度変化の傾きが正であるので、出力値を出力調整量40Wだけ下げて80Wにする。
【0028】
時刻3において、測定温度が設定温度+1℃を越えているので出力はオフされる。
【0029】
時刻4において、測定温度が設定温度まで下がっていないので出力はオフのままである。
【0030】
時刻5において、測定温度が設定温度以下になっているので記憶されている出力値80Wから出力調整量40Wだけ下げた出力40Wが出力される。
【0031】
時刻6において、測定温度は設定温度より低く且つ温度変化の傾きが負であり、温度傾き変数の記録が正(時刻2)であるので、出力調整量を2分の1にしてその値20Wだけ出力値を上げて60Wにする。
【0032】
時刻7において、測定温度は設定温度より低いが傾きが正であるので出力値は変化させない。
【0033】
時刻8において、測定温度が設定温度より高く且つ温度変化の傾きが正であり、温度傾き変数の記録が負(時刻6)であるので、出力調整量を2分の1にしてその値10Wだけ出力値を下げて50Wにする。
【0034】
時刻9において、測定温度は設定温度より高いが、温度変化の傾きが負であるので、出力値は変化させない。
【0035】
時刻10において、測定温度は設定温度より低く且つ傾きが負であり、温度傾き変数の記録が正(時刻8)であるので、出力調整量を2分の1にしてその値5Wだけ出力を上げて55Wにする。
【0036】
時刻11において、測定温度は設定温度より低いが、傾きが正であるので出力値は変化させない。
【0037】
時刻12では、測定温度と設定温度が等しいので出力値を変化させない。
【0038】
本実施形態ではこのようにして加温温度が設定温度になるように自動的に出力が調整される。また、加温温度が温度の上限値を越えた場合には出力値が強制的にオフされ、温度の下限値を下回った場合には、設定初期出力値を出力する事によって急激な温度変化が生じた場合にも短時間で設定温度に制御する事が可能となる。
【0039】
(第2実施形態)
以下、図6を参照して本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態では出力調整量の最大値を設定初期出力値の3分の1としたが、ここでは加温最初の温度上昇の速度によって出力調整量の最大値を決定する方法を示す。
【0040】
図6に示すように、ここでは、設定温度−1℃とする予め決められた規定温度に達するまでの時間に応じて出力調整量の最大値を決定する。また、設定初期出力値は120Wとした場合の例を示す。
【0041】
グラフAのように10秒以内で規定温度に達した場合には、出力調整量の最大値は設定初期出力値の3分の1である40Wのままとする。グラフBのように10から20秒で規定温度に達した場合には、出力調整量の最大値は設定初期出力値の3分の1の値に対して2分の1という補正値をかけた値20Wとする。グラフCのように20秒以上かかって規定温度に達した場合には、出力調整量最大値は設定初期出力値の3分の1の値に対して4分の1という補正値をかけた値10Wとする。
【0042】
この構成では、温度上昇が急な場合には大きな出力調整量とし、温度上昇が緩やかな場合には小さな出力調整量とする事で加温対象に適した出力調整量となり、早期に安定する温度制御が可能となる。
【0043】
(第3実施形態)
第1及び第2実施形態において、温度を測定する間隔が一定である場合を示したが、温度変化が大きい加温初期においては、温度測定を行って制御する間隔を短くしても良い。例えば、出力調整量が最小値になるまでは1秒間隔で温度を測定して制御を行い、その後は2秒間隔で温度測定と制御を行う。これによって、より短時間に温度を安定させる事が出来、温度が安定した後には不必要に出力を変化させてしまう事を避ける事が出来る。
【0044】
(第4実施形態)
以下に図7、図8を参照して本発明の第4実施形態の説明を行う。図7は第4実施形態の構成を示すブロック図である。尿道プローブ101は膀胱下部の膀胱頚部にアンカーバルーン102で固定される。エネルギー発生部103から供給されるエネルギーは尿道プローブ101を経由して前立腺104部分で放射して前立腺104を加温する。前立腺104の後ろ側には直腸105が位置している。前立腺104には精丘106に開口し、前立腺104の後方上部に伸びる射精管107がある。射精管107は後方寄り対称に2本ある。
【0045】
尿道プローブ101の前立腺104部分にはエネルギーを放射するアンテナ108と、尿道粘膜面を測温する尿道温度センサー109と、尿道粘膜を冷却するための冷却水還流路110を備えている。
【0046】
また、精丘106から射精管107に挿入できる細径の前立腺温度センサー111を備える。前立腺温度センサー111は尿道プローブ101の手元側で進退させることで、精丘106から射精管107に挿抜できる。
【0047】
尿道温度センサー109は尿道粘膜測温部112にて、前立腺温度センサー111は前立腺内部測温部113にて温度信号に変換される。尿道粘膜測温部112と前立腺内部測温部113の温度信号は制御部114に入力される。
【0048】
エネルギー発生部103の出力制御を行う出力制御部115へは、入力部116で入力された設定温度に対して前立腺内部測温部113の温度が一定温度になるようにコントロール信号を制御部114から送信する。これら温度情報は表示部117にてモニターする。
【0049】
冷却水管路は、少なくとも前立腺104と外括約筋118の部分の尿道を冷却する。冷却水管路は冷却水還流部119に接続され冷却水の供給と回収が行われる。
【0050】
尿道温度センサー109の尿道温度に応じて、冷却水還流部119の冷却能力を温度又は流量でコントロールする冷却水制御部120が接続されている。
【0051】
制御部114は、出力制御部115と冷却水制御部120に接続され、尿道粘膜測温部112と前立腺内部測温部113と入力部116からの温度情報や設定情報に応じて集中してコントロールを行う。これらの情報は表示部117にて確認できる。
【0052】
経尿道的に前立腺を加温する治療法においては、尿道粘膜を保存して前立腺内部を47℃以上の高温にする高温度治療が主流になっている。この治療において、前立腺の内部温度を確実に上昇させるために、また前立腺内部の温度を知るために、前立腺内部に温度センサーを穿刺して実測する方法がある。
【0053】
本実施形態では前立腺104に穿刺することなく前立腺の内部温度を測定し、加温制御することに特徴がある。前立腺104には、その後方上部に向かって射精管107がある。射精管107は前立腺104の尿道部分に開口している。この開口部を精丘106という。つまり、射精管107は加温近点の尿道と加温遠点の直腸105の間に位置していて、この部分の温度を測定してコントロールすることは、前立腺内部温度のコントロールと同時に直腸105への加熱の状態も把握できる。
【0054】
前立腺温度センサー111は尿道プローブ101の手元から挿抜され、前立腺部尿道付近で突没自在に可動できる。この前立腺温度センサー111を精丘106から射精管107に挿入して適切な位置で固定される。固定は尿道プローブ101の手元部で行うのが容易である。
【0055】
以下に図8のフローチャートを参照して本実施形態の作用を説明する。尿道プローブ101をアンカーバルーン102で膀胱頚部に固定し、冷却水還流部119にて冷却水の還流を行う。加温条件として入力部116にて、例えば前立腺内部の制御温度を50℃に設定すると、上限下限は50±0.5℃に設定される(ステップS50)。
【0056】
加温を開始しマイクロ波が出力されると(ステップS51)、前立腺104の内部温度が上昇を始める。そして、前立腺温度センサー111の温度が上限の50.5℃を越えたかどうかを判断する(ステップS52)。越えた場合はマイクロ波出力を下げて(ステップS53)、前立腺104の内部温度が上限温度以上かどうかを再度判断する(ステップS54)。内部温度が上限温度以下に下がっていない場合にはステップS53に戻ってマイクロ波出力を更に低下させる。
【0057】
下限値49.5℃を下回った場合には次のステップS55、S56、S57において今度は逆にマイクロ波出力を増加させるコントロールを行う。以下、繰り返して加温温度終了までコントロールされる。
【0058】
マイクロ波出力を可変させる方法以外に、ON/OFFさせてコントロールしてもよい。また、患者の熱感を緩和するため初期出力を低めにし、表示部117での温度上昇や患者の状態を確認しながらマニュアルにて出力を増加させ、安定したところから前記コントロールを行うことも可能である。
【0059】
一方、冷却水は冷却水還流部119によって尿道プローブ101内部を還流する。還流水の流量や温度は冷却水制御部120によって制御される。そのパラメータは入力部116によって入力される。尿道プローブ101には前立腺部尿道の温度を測定するための尿道温度センサー109を内蔵している。前立腺の内部温度が上昇すると、尿道粘膜温度が上昇傾向にあるため、その尿道粘膜の温度をモニターしながら冷却水のパラメータを変化させることが出来る。
【0060】
冷却効果を増加させる方法としては、流量増加または冷却水の温度低下がある。応答性の速いのは流量増加である。応答性が流量より劣るが水温を低下させる方法は冷却効果増加には効果が大きいことがわかっている。例えば、尿道温度40℃設定に対して温度がそれ以上に上昇すると、流量100ml/minから150ml/minに増加させる、または冷却水温度を15℃から10℃に低下させるなどを行う。
【0061】
術者に対して表示部117で警告し、尿道温度を確認してマニュアルにて入力部116から操作を行ってもよい。
【0062】
上記した実施形態では加温するためのエネルギー源はマイクロ波を例に説明したが、その他レーザーや超音波などでもよい。
【0063】
上記した第4実施形態によれば、前立腺の内部温度を穿刺することなく実測でき、患者への負担を軽減した治療が行える。
【0064】
(第5実施形態)
以下に図9、図10を参照して本発明の第5実施形態の説明を行う。図9は本発明の第9実施形態の構成を示すブロック図である。
【0065】
尿道プローブ101は膀胱下部の膀胱頚部にアンカーバルーン102で固定される。エネルギー発生部103から供給されるエネルギーは尿道プローブ101を経由して前立腺104部分で放射して前立腺を加温する。前立腺104の後ろ側には直腸105が位置している。前立腺104には精丘106に開口し、前立腺104の後方上部に伸びる射精管107がある。射精管107は後方寄り対称に2本ある。
【0066】
尿道プローブ101の前立腺104部分にはエネルギーを放射するアンテナ108と、尿道粘膜面を測温する尿道温度センサー109と、尿道粘膜を冷却するための冷却水還流路110を備えている。
【0067】
また、精丘106から射精管107に挿入できる細径の第1インピーダンス測定電極121を備える。第1インピーダンス測定電極121は尿道プローブ101の手元側で進退させることで、精丘106から射精管107に挿抜できる。また、尿道プローブ101の表面には第2インピーダンス測定電極122を備えている。
【0068】
第1インピーダンス測定電極121と第2インピーダンス測定電極122間のインピーダンスはインピーダンス測定部123にて測定される。インピーダンス測定部123からのインピーダンス信号は制御部114に入力され、インピーダンス値に応じてエネルギーの出力を停止する。
【0069】
尿道温度センサー109は尿道粘膜測温部112にて温度信号に変換され、制御部114に入力される。エネルギー発生部103の出力制御を行う出力制御部115へは、入力部116で入力された設定温度に対して尿道粘膜測温部112の温度が一定温度になるようにコントロール信号を制御部114から送信する。
【0070】
冷却水管路は、少なくとも前立腺104と外括約筋118の部分の尿道を冷却する。冷却水管路は、冷却水還流部119に接続され、冷却水の供給と回収が行われる。冷却水還流部119の冷却能力を温度又は流量でコントロールする冷却水制御部120が接続されている。
【0071】
制御部114は、出力制御部115と冷却水制御部120に接続され、尿道粘膜測温部112とインピーダンス測定部123と入力部116からの温度情報や設定情報に応じて集中してコントロールを行う。
【0072】
これらの情報は表示部117にて確認できる。
【0073】
経尿道的に前立腺を加温する治療法においては、尿道粘膜を保存して前立腺内部を47℃以上の高温にする高温度治療が主流になっている。
【0074】
本実施形態は前立腺104に穿刺することなく前立腺の加温状態をインピーダンスを測定することで把握し、出力制御することに特徴がある。
【0075】
前立腺104には、その後方上部に向かって射精管107がある。射精管107は前立腺104の尿道部分に開口している。この開口部を精丘106という。つまり、射精管107は加温近点の尿道と加温遠点の直腸105の間に位置している。この部分のインピーダンスを測定することは、前立腺内部の加温状態の把握と同時に直腸105への加熱の状態も把握できる。
【0076】
第1インピーダンス測定電極121は尿道プローブ101の手元から挿抜され、前立腺部尿道付近で突没自在に可動できる。この第1インピーダンス測定電極121を精丘106から射精管107に挿入して適切な位置で固定される。固定は尿道プローブ101の手元部で行うのが容易である。
【0077】
以下に図10のフローチャートを参照して第5実施形態の作用を説明する。尿道プローブ101をアンカーバルーン102で膀胱頚部に固定し、冷却水還流部119にて冷却水の還流を行う。加温条件として入力部116にて、例えば前立腺内部のインピーダンスの上限値R1と下限値R2を設定する。ここでは第1インピーダンス測定電極121と第2インピーダンス測定電極122間インピターダンスの初期値を測定し、上限値R1、下限値R2を入力する(ステップS60)。次にマイクロ波を出力して加温を開始すると(ステップS61)、前立腺104の内部温度が上昇を始める。
【0078】
内部組織が変性を始めると第1インピーダンス測定電極121と第2インピーダンス測定電極122間インピターダンスが変化する。ステップS62で前回測定から5分経過したことを検出したら、インピーダンスを測定して(ステップS63)、測定したインピーダンスがR1〜R2の許容範囲に入ったかどうかを判断する(ステップS64)。入った場合には、表示部117にメッセージを表示して注意を促す(ステップS65)。
【0079】
また、ステップS64でR1〜R2の範囲に入っていない場合は変性の程度が弱い段階であるので、ステップS62に戻って以降5分おきにインピーダンス測定を繰り返す。
【0080】
そしてR1〜R2の範囲に入った場合には、ステップS65でメッセージを表示した後もインピーダンス測定を繰り返してR1〜R2の規定範囲外かどうかを判断し(ステップS66)、R1〜R2の規定範囲外になった場合には、マイクロ波出力を強制的に停止させる(ステップS67)。
【0081】
一方、尿道温度センサー109は、入力部116で入力された設定温度に対して尿道粘膜測温部112の温度が一定温度になるようにマイクロ波出力を制御する。制御方法はON/OFFでも出力可変でもよい。
【0082】
前記インピーダンスによるマイクロ波出力の停止は、前記尿道温度センサー109の信号と独立して制御される。
【0083】
冷却水は冷却水還流部119によって尿道プローブ101内部を還流する。冷却水の流量や温度は入力部116で設定され、図示しない温度センサーや流量計によって測定し、冷却水制御部120によってコントロールされる。
【0084】
本実施形態では加温するためのエネルギー源はマイクロ波を例に説明したが、その他レーザーや超音波などでもよい。
【0085】
上記した第5実施形態によれば、前立腺の加温程度を穿刺することなく実測でき、患者への負担を軽減した治療が行える。
【0086】
(第6実施形態)
以下に図7を参照して本発明の第6実施形態の説明を行う。図7は第6実施形態の構成を示すブロック図である。尿道プローブ101の前立腺部にはエネルギーを放射するアンテナ108と、尿道粘膜面を測温する尿道温度センサー109と、尿道粘膜を冷却するための冷却水還流路110を備えている。
【0087】
また、精丘106から射精管107に挿入できる細径の前立腺温度センサー111を備える。前立腺温度センサー111は尿道プローブ101の手元側で進退させることで、精丘106から射精管107に挿抜できる。
【0088】
尿道温度センサー109は尿道粘膜測温部112にて、前立腺温度センサー111は前立腺内部測温部113にて、温度信号に変換される。尿道粘膜測温部112と前立腺内部測温部113の温度信号は制御部114に入力される。
【0089】
エネルギー発生部103の出力制御を行う出力制御部115へは、入力部116で入力された設定温度に対して尿道温度センサー109の温度が一定温度になるようにコントロール信号を制御部114から送信する。
【0090】
これら温度情報は表示部117にてモニターする。
【0091】
冷却水管路は、少なくとも前立腺104と外括約筋118の部分の尿道を冷却する。冷却水管路は、冷却水還流部119に接続され、冷却水の供給と回収が行われる。冷却水還流部119の冷却能力を温度又は流量でコントロールする冷却水制御部120が接続されている。
【0092】
制御部114は、出力制御部115と冷却水制御部120に接続され、尿道粘膜測温部112と前立腺内部測温部113と入力部116からの温度情報や設定情報に応じて集中してコントロールを行う。これらの情報は表示部117にて確認できる。
【0093】
以下に第6実施形態の作用を説明する。本実施形態では前立腺104に穿刺することなく前立腺内部の温度を測定し、出力制御することに特徴がある。
【0094】
前立腺104には、その後方上部に向かって射精管107がある。射精管107は前立腺104の尿道部分に開口している。この開口部を精丘106という。つまり、射精管107は加温近点の尿道と加温遠点の直腸105の間に位置していて、この部分の温度を測定しコントロールすることは、前立腺内部温度のコントロールと同時に直腸105への加熱の状態も把握できる。
【0095】
前立腺温度センサー111は尿道プローブ101の手元から挿抜され、前立腺部尿道付近で突没自在に可動できる。この前立腺温度センサー111を精丘106から射精管107に挿入して適切な位置で固定される。固定は尿道プローブ101の手元部で行うのが容易である。
【0096】
入力部116で入力された設定温度に対して尿道温度センサー109の温度が一定温度になるようにマイクロ波の出力をコントロールする。
【0097】
一方、加温開始しマイクロ波が出力されると、前立腺104の内部温度が上昇を始める。前立腺温度センサー111の温度が入力部116で入力された設定上限温度の50℃を越えたかどうかを判断し、越えるとマイクロ波出力を強制的に停止する。前記尿道温度センサー109のマイクロ波出力の制御と前立腺温度センサー111の信号は独立して制御される。
【0098】
冷却水は冷却水還流部119によって尿道プローブ101内部を還流する。冷却水の流量や温度は入力部116で設定され、図示しない温度センサーや流量計によって測定し、冷却水制御部120によってコントロールされる。
【0099】
本実施形態では加温するためのエネルギー源はマイクロ波を例に説明したが、その他レーザーや超音波などでもよい。
【0100】
上記した第6実施形態によれば、前立腺の内部温度を穿刺することなく実測でき、患者への負担を軽減した治療が行える。
【0101】
(付記)
上記した具体的実施形態から以下のような構成の発明を抽出することが可能である。
【0102】
1.生体を加温するための加温手段と、
加温温度を設定する温度設定手段と、
加温部位の温度を測定する温度測定手段と、
測定温度の温度変化の傾きを判断する傾き算出手段と、
上記温度設定手段により設定された設定温度と、上記温度測定手段により測定された測定温度、及び上記傾き算出手段により算出された測定温度変化の傾きとからなる判断条件に応じて、上記加温手段の動作を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする加温治療装置。
【0103】
2.上記加温手段から出力される加温する為のエネルギー出力を制御する出力調整量が出力制御の過程で変化することを特徴とする1.に記載の加温治療装置。
【0104】
3.上記制御手段は、測定温度が上限値および下限値からなる範囲を逸脱した場合に、優先して出力制御を行う第2の判断条件を有することを特徴とする1.または2.に記載の加温治療装置。
【0105】
4.温度が設定温度より高く且つ温度変化の傾きが0または正の場合、または温度が設定温度より低く且つ温度変化の傾きが0または負の場合、に出力を制御することを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載の加温治療装置。
【0106】
5.温度変化の傾きが正から負、または負から正になった場合に前記出力調整量を変化させることを特徴とする1.〜4.のいずれかに記載の加温治療装置。
【0107】
6.前記出力調整量の初期値、最大値、最小値のうち少なくとも一つが初期出力設定値の関数で決定されることを特徴とする1.〜5.のいずれかに記載の加温治療装置。
【0108】
7.測定温度が設定温度から決められた下限値を下回った場合に出力を初期出力設定値にすることを特徴とする1.〜6.のいずれかに記載の加温治療装置。
【0109】
8.測定温度が設定温度から決められた上限値を越えた場合に出力をOFFすることを特徴とする1.〜7.のいずれかに記載の加温治療装置。
【0110】
9.前立腺部の尿道温度を測定する尿道温度測定手段と、前立腺部にエネルギーを放射するエネルギー放射手段と、を備えた経尿道的に前立腺を加温する治療装置において、
前立腺内部温度を穿刺せずに測定する進退可能な温度センサーを備えたことを特徴とする加温治療装置。
【0111】
10.前記前立腺内部温度を穿刺せずに測定する進退可能な温度センサーで測定した温度情報によって、前記エネルギー放射手段を制御することを特徴とする9.に記載の加温治療装置。
【0112】
11.前立腺部の尿道温度を測定する尿道温度測定手段と、前立腺部にエネルギーを放射するエネルギー放射手段と、を備えた経尿道的に前立腺を加温する加温治療装置において、
前立腺に穿刺せずに進退可能な第1センサーと、尿道粘膜に接して位置する第2センサーと、前記第1センサーと前記第2センサーの間のインピーダンスを測定する手段を備えたことを特徴とする加温治療装置。
【0113】
12.前記第1センサーと前記第2センサーの間のインピーダンスを測定する手段によって測定されたインピーダンス情報によって、前記エネルギー放射手段を制御することを特徴とする11.に記載の加温治療装置。
【0114】
13.生体の目的部位を加温する加温手段と、
前記加温手段により前記目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段と、
前記目的部位の温度を測定する温度測定手段と、
前記温度測定手段で測定した温度測定データから時間的な温度の傾きを判断する傾き算出手段と、
前記温度測定手段で測定された前記目的部位の温度と前記所定の温度との隔たりと、前記傾き算出手段で判断された時間的な温度の傾きに応じて前記加温手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする加温治療装置。
【0115】
14.生体の目的部位を加温する加温手段と、
前記加温手段により前記目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段と、
前記目的部位の温度を測定する温度測定手段と、
前記温度測定手段で測定した温度測定データから時間的な温度の傾きを判断する傾き算出手段と、
前記生体の目的部位を加温する過程において、前記温度測定手段で測定された前記目的部位の温度と前記所定の温度との隔たりと前記傾き算出手段で判断された時間的な温度の傾きに応じて、前記加温手段が出力するエネルギー量を設定する出力エネルギー設定手段と、
前記出力エネルギー設定手段で設定されたエネルギーを出力するように前記加温手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする加温治療装置。
【0116】
15.上記制御手段は、測定温度が上限値および下限値からなる範囲を逸脱した場合に、優先して出力制御を行う第2の判断条件を有することを特徴とする13.または14.に記載の加温治療装置。
【0117】
【発明の効果】
本発明によれば、加温温度が設定温度に安定するように自動的に出力が調整されるので、操作者が温度を確認しながら出力を調整する手間が省け、より簡便に加温治療を行う事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る加温治療装置の構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る加温治療装置の出力制御の方法を説明するための図である。
【図3】温度変化に対する出力制御の一例を示す図である。
【図4】出力制御の詳細を示すフローチャートの前部である。
【図5】出力制御の詳細を示すフローチャートの後部である。
【図6】本発明の第2実施形態を説明するための図である。
【図7】本発明の第4実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】第4実施形態の作用を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第9実施形態の構成を示すブロック図である。
【図10】第5実施形態の作用を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体
2 操作部
3 制御部
4 温度設定部
5 温度測定部
6 エネルギー供給部

Claims (4)

  1. 生体の目的部位を加温する加温手段と、
    前記加温手段により前記目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段と、
    前記目的部位の温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段で測定した温度測定データに基づいて温度変化の傾きの正負を判断する傾き判断手段と、
    前記温度測定手段で測定された前記目的部位の温度と前記所定の温度とを比較したときの高低関係と、前記傾き判断手段で判断された前記温度変化の傾きの正負とに基づいて、前記加温手段の出力を増減する制御手段と、
    を備えることを特徴とする加温治療装置。
  2. 生体の目的部位を加温する加温手段と、
    前記加温手段により前記目的部位を所定の温度にするための温度設定値を保持する温度設定値保持手段と、
    前記目的部位の温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段で測定した温度測定データに基づいて温度変化の傾きの正負を判断する傾き判断手段と、
    前記生体の目的部位を加温する過程において、前記温度測定手段で測定された前記目的部位の温度と前記所定の温度とを比較したときの高低関係と、前記傾き判断手段で判断された前記温度変化の傾きの正負とに基づいて、前記加温手段の出力値を設定する出力設定手段と、
    前記出力設定手段で設定された出力値になるように前記加温手段の出力を増減する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする加温治療装置。
  3. 前記温度測定手段は、前立腺内部温度を穿刺せずに測定する進退可能な温度センサーで構成されることを特徴とする請求項1または2記載の加温治療装置。
  4. 前記温度測定手段は、前立腺に穿刺せずに進退可能な第1センサーと、尿道粘膜に接して位置する第2センサーと、前記第1センサーと前記第2センサーとの間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段とで構成されることを特徴とする請求項1または2記載の加温治療装置。
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