JP3859350B2 - 共聴システムにおける電子掲示板システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信部にて受信した共聴信号を各端末受像装置に伝送する有線経路を備える共聴システム内に、任意の信号を格納する記憶手段を備えると共に前記任意の信号を送出する掲示装置を設け、該掲示装置から送出した信号を前記有線経路を介して各端末受像装置に伝送する共聴システムにおける電子掲示板システムにおいて、記憶手段に送出すべき信号が格納されているか否かにかかわらず各住戸に情報を提供することができると共に防犯や防災にも役立つ共聴システムにおける電子掲示板システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンション等の共同住宅において全住戸に対して連絡事項を伝える必要がある場合に、共同住宅の敷地内、例えばエレベータホール等に掲示板を設け、該掲示板に張り紙を張ることで連絡事項を告知する方法や連絡事項を記載した回覧物を順次回覧させる方法によって全住戸に連絡事項を伝えることが考えられる。
しかし掲示板を設けて告知する方法では、共同住宅の美観を損ねるといった問題や掲示板に子供がいたずらをするおそれがあるといった問題があり、また回覧物を順次回覧させる方法では、回覧するのを忘れたりあるいは留守がちな住戸などがあるため全住戸に回覧させるまでにはかなりの日時がかかってしまうという問題がある。
【0003】
近年ではこのような問題に鑑みて、共同住宅の共聴システムを利用して連絡事項を全住戸に伝える共聴システムを利用した電子掲示板システムが提供されている。この共聴システムを利用した電子掲示板システムは、全住戸に対する連絡事項として複数の静止画の掲示画面を記憶することができ、テレビの空きチャンネルを電子掲示板システム用のチャンネルとして割り当て、順次1画面ずつ切り替えて映像や音声からなる掲示画面の信号を共聴システム内の信号と混合して各住戸に伝送するものである。これにより各住戸のテレビを前記電子掲示板用のチャンネルに合わせれば、連絡事項に対応した映像、音声がテレビに出力されることとなる。
【0004】
ここで、従来の共聴システムにおける電子掲示板システムの構成図を図4に示す。前記共聴システムは、VHF、UHF、BS、CSなどの地上波・衛星波を受信するアンテナを全住戸で共有することによって、高品質の映像信号及び音声信号(以下、映像信号及び音声信号を総称して映像音声信号という。)を各住戸に安定供給するものである。この共聴システムは、前記VHF、UHFなどの信号を受信するアンテナ群1a及びこれらのアンテナ群1aによって受信された信号を混合する混合器1bからなる受信部1と、この受信部1により受信した信号(以下、共聴信号という。)を各住戸2において映像及び音声として出力する端末受像装置としてのテレビ3と、から構成される。
【0005】
ここで前記受信部1には幹線ケーブル4が接続され、この幹線ケーブル4の途中には、分配器又は分岐器を設置することにより複数の分岐点5が設けられる。さらにこの分岐点5からは分岐ケーブル6が各住戸2に向かって延びており、該分岐ケーブル6の他端は各住戸の壁面などに設けられたテレビ端子7に接続される。前記テレビ端子7には各住戸のテレビがテレビケーブル8を介して接続される。
これら幹線ケーブル4、分岐ケーブル6、テレビケーブル8には同軸ケーブルが用いられ、これらのケーブルは前記受信部1から各住戸のテレビに共聴信号を伝送する有線経路を形成する。
なお前記幹線ケーブル4には、入力された信号を増幅する増幅器9が共同住宅の規模に応じて所々に設けられており、前記共聴信号はこの増幅器9を通過することで、所定の出力に増幅されて各住戸のテレビ3に伝送される。
【0006】
従来の共聴システムにおける電子掲示板システムにおいては、各住戸2に対して連絡事項を伝えようとする者(以下、発信者という。)の部屋(例えば管理人室や守衛室)に、各住戸に連絡事項を音声及び映像の信号として発信可能な掲示装置100が設けられ、幹線ケーブル4の受信部1の出力側には掲示装置100から発信された信号を共聴信号と混合する混合器10が設けられる。
掲示装置100は、同軸ケーブル11を介して混合器10と接続されている。掲示装置100から発信された信号が、同軸ケーブル11を介して伝送され、混合器10にて共聴システムの共聴信号と混合されることで連絡事項としての映像音声が各住戸のテレビ3に出力される。
【0007】
ここで前記掲示装置100は、図5に示すように映像信号を入力する映像入力端子101と、音声信号を入力する音声入力端子102と、映像入力端子101に入力された映像信号を格納し必要に応じて再生する記憶部103と、記憶部103に格納された映像信号を所定の周波数に変調して出力する変調器104と、変調器104により変調された信号を出力する出力端子105と、を同一筐体内に備えてなり、映像入力端子101及び音声入力端子102に入力された連絡事項としての映像音声信号が変調器104により変調され、出力端子105から出力される。
【0008】
掲示装置100の映像入力端子101及び音声入力端子102には、映像信号を出力可能な装置及び音声信号を出力可能な装置により出力された信号が入力される。例えば、原稿台の上にカメラが設置されたビュアーなどの映像信号を出力可能な装置又はマイク、テープレコーダーなどの音声信号を出力可能な装置により出力された信号を入力する。
ここで映像入力端子101には映像信号がアナログ信号として入力されるが、掲示装置100の記憶部103は、該映像入力端子101に入力された映像信号をデジタル化して格納し、また必要に応じてデジタル化された映像信号をアナログ化して再生出力するものである。
このような記憶部103を掲示装置100に設けることによって、発信者は連絡事項としての映像信号(掲示画面)を予め該記憶部103に複数画面分格納しておき、実際に発信の必要が生じたときに記憶部103に格納された映像信号から任意の映像信号を選択して順次1画面毎に各住戸に発信しているのである。
【0009】
掲示装置100の記憶部103は、図6に示すように映像入力端子101に入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器103aと、A/D変換器103aにより変換されたデジタル信号を格納するメモリ103bと、該メモリ103bに対する読み書き及び信号の入出力を制御する制御部103cと、メモリ103bに格納されたデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器103dと、を備えてなる。
【0010】
掲示装置100の映像入力端子101に入力された映像信号は、図示しないスイッチを発信者が操作することにより前記記憶部103のA/D変換器103aに入力される。記憶部103のA/D変換器103aは、入力されたアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換して、記憶部103の制御部103cへ出力する。
ここで記憶部103の制御部103cは、変換されたデジタル信号を受け取ると共にデジタル信号を記憶部103内のメモリ103bに書き込み格納する。
メモリ103bには複数の画面を格納でき、予め設定された任意の複数画面、例えば6つの静止画像に係る映像信号を格納しておくことができる。
【0011】
また、制御部103cは、所定の時間が経過するたびにメモリ103bから映像信号を読み出し、読み出したデジタル映像信号を記憶部103のD/A変換器103dへ出力する。なお、発信者が図示しない設定スイッチを操作することにより、複数の静止画像に係る映像信号の各住戸への発信、非発信を静止画像毎に任意に設定することができる。
記憶部103のD/A変換器103dは、記憶部103の制御部103cによって読み出されたデジタル信号をアナログ信号に変換して掲示装置100の変調器104へ出力する。
【0012】
前記掲示装置100の変調器104は、掲示装置100の記憶部103により出力された映像信号及び音声入力端子102に入力された音声信号を、前記連絡事項としての映像音声信号が出力される電子掲示板システム用に予め設定されたテレビの空きチャンネルに対応する周波数に変調して出力する。変調器104により変調された映像音声信号は同軸ケーブル11を介して混合器10に至り、各住戸2に送出される。
このようにして連絡事項としての映像音声信号を各住戸2向けに送出し、各住戸2ではテレビ3を前記所定の空きチャンネルの電子掲示板用チャンネルに合わせることによって、連絡事項としての映像音声が出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の共聴システムにおける電子掲示板システムにおいては、掲示装置の記憶部に連絡事項としての映像信号が全く格納されていない場合や、格納されているすべての連絡事項を非発信に設定している場合には、掲示装置から送出される映像信号がないために、各住戸のテレビを電子掲示板用のチャンネルに合わせてもテレビには何も表示されずサンドストーム状態となってしまい、各住戸の住民に不快な印象を与えたり、電子掲示板システムやテレビの故障と思わせてしまうことが考えられる。
また、このような状態が続くことにより、各住戸の住民は不快に思うだけでなく、次第にテレビを電子掲示板のチャンネルに合わせなくなり、所定のチャンネルに出力される映像音声により連絡事項を伝達するという共聴システムにおける電子掲示板システムの本来の機能が発揮できなくなるおそれがあった。
【0014】
また、前記掲示装置の記憶部のメモリは、一度電源が切られると格納されていた映像信号が消去されるため、電源が切れるたびに上述の場合と同様に各住戸のテレビがサンドストーム状態となっていた。停電時にも同様の現象が起こる。
そして、このような状態になるたびに住民は電子掲示板システムやテレビが故障したと誤判断することとなる。
本発明は、このような従来の問題点を鑑みてなされたもので、住民に不快感を与えることがなく、また各住戸に発信する連絡事項の有無にかかわらず情報を提供することができる共聴システムにおける電子掲示板システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するために、請求甲に記載の本発明は、任意の共聴信号を受信する受信部と該受信部にて受信した共聴信号を各端末受像装置に伝送する有線経路とを備える共聴システム内に、連絡事項を含む任意の映像信号を格納する記憶手段を備えると共に前記任意の映像信号を送出する掲示装置を設け、該掲示装置から送出した映像信号を前記有線経路を介して各端末受像装置に伝送する共聴システムにおける電子掲示板システムにおいて、
前記掲示装置には、
前記記憶手段に格納される連絡事項を含む映像信号が入力される第一の入力手段と、
前記記憶手段に格納される前記連絡事項を含む映像信号と異なる防災又は防犯目的の監視対象を撮影する監視カメラからの映像信号が入力される第二の入力手段と、
前記記憶手段に格納された映像信号と第二の入力手段に入力される映像信号とを任意に選択して送出する選択手段と、
前記記憶手段には前記第1の入力手段から入力された複数の連絡事項を含む映像信号を予め格納でき、
前記選択手段によって選択され送出されるべき映像信号が前記記憶手段に格納されているかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記送出されるべき映像信号が前記記憶手段に格納されている場合には、前記記憶手段に格納された前記映像信号を所定の時間間隔で順次送出し、前記送出されるべき映像信号が格納されていないと判断された場合には、前記選択手段によって選択される信号を前記第二の入力手段に入力された映像信号に切り替えて監視対象の映像を各端末受像装置に送信する切替手段と、を備えてなることを特徴として構成されている。
【0016】
また請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記記憶手段に格納された映像信号と前記第二の入力手段に入力された信号とを順次切り替えて送出するように設定する操作手段を備えたことを特徴として構成されている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態の共聴システムにおける電子掲示板システムの全体の構成を示す図、図2は図1に係る掲示装置の構成を示す図である。
【0022】
図1に示すように、本発明たる共聴システムにおける電子掲示板システムは、VHF、UHFの地上波、BS、CSの衛星波を受信するアンテナ群1a及びこれらのアンテナ群1aによって受信された信号を混合する混合器1bからなる受信部1と、該受信部1により受信した信号を各住戸2において映像音声として出力する端末受像装置としてのテレビ3と、映像信号を出力可能なカメラ30と、各住戸に対する連絡事項を映像音声信号として発信する掲示装置20と、を備えてなる。
【0023】
前記カメラ30は共同住宅周辺あるいは共同住宅内の所定の場所に設置され、取得した映像を映像信号として出力する。
また前記掲示装置20は、従来と同様に同軸ケーブル11を介して幹線ケーブルの増幅器9と受信部1との間に設けられた混合器10に接続されている。
【0024】
掲示装置20は、発信者の部屋に設置され予め記憶された連絡事項としての音声映像信号を発信するものであり、図2に示すように、映像信号を入力する第一の入力手段としての主映像入力端子21aと、第二の入力手段として副映像入力端子21bと、音声信号を入力する音声入力端子22と、主映像入力端子21aに入力された連絡事項が記された掲示画面としての映像信号を複数画面格納し必要に応じて1画面ずつ順に再生する記憶部23と、記憶部23に格納された映像信号と副映像入力端子21bに入力された映像信号とのいずれかを選択可能な選択手段たるスイッチ24と、スイッチ24により選択された映像信号及び音声入力端子22に入力された音声信号を電子掲示板システム用チャンネルに対応した所定の周波数に変調して出力する変調器25と、変調器25により変調された映像音声信号を出力する出力端子26と、を同一筐体内に備えてなる。
【0025】
掲示装置20の主映像入力端子21aには、ビュアーなどの映像信号を出力可能な装置により出力された信号が入力され、音声入力端子22には音声信号を出力可能な装置により出力された信号が入力される。
また掲示装置20の副映像入力端子21bにはカメラ30が接続されており、該カメラ30により出力された映像信号が掲示装置20の副映像入力端子21bに入力される。
【0026】
記憶部23は従来と同様に、主映像入力端子21aに入力されたビュアー等で取り込んだ掲示画面であるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器23aと、A/D変換器23aによって変換されたデジタル信号を格納するメモリ23bと、該メモリ23bに対する読み書き及び信号の入出力を制御する制御部23cと、メモリ23bに格納されたデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器23dと、を備えてなる。なお、主映像入力端子21aに入力される映像信号はデジタル信号であってもよい。
そして掲示装置20のスイッチ24は記憶部23に格納された静止画像の映像信号と副映像入力端子21bに入力される動画像の映像信号とを任意に選択して変調器25に送出するものである。
【0027】
ここで従来と同様に、記憶部23のメモリ23bに主映像入力端子21aに入力された連絡事項が記された掲示画面の映像信号が格納され、必要に応じて出力されるが、記憶部23の制御部23cは、判断手段、操作手段及び切替手段としても機能するものである。
すなわち制御部23cは、メモリ23bに映像信号が格納されているかを所定の間隔にて調べ、メモリ23bに映像信号が全く格納されていない場合にはスイッチ24に切替信号を送る。切替信号を受け取った選択手段たるスイッチ24は副映像入力端子21b側に切り替わり、副映像入力端子21bに入力された映像信号が各住戸のテレビ3に送出される。
したがってメモリ23bに映像信号が全く格納されていなくても、副映像入力端子21bに入力されるカメラ30により映し出される共同住宅内外の映像が動画像として常に各住戸に送出され、各住戸のテレビでは不快なサンドストーム状態となることはない。
なお、メモリ23bに1以上の掲示画面が格納されていたとしても、その掲示画面のすべてが非発信に設定されている場合であれば、同様にスイッチ24は副映像入力端子21b側に切り替わりサンドストーム状態となることはない。
【0028】
また判断手段としての制御部23cは、掲示装置20に電源が入ったときにも上述のメモリ23bに掲示画面が格納されているかの判断を行う。
電源が入っていない状態では、記憶部23のメモリ23bに格納されていた掲示画面は消去されてしまうため、電源投入直後(停電復旧後)の記憶部23のメモリ23bには掲示画面が全く格納されていない状態となる。
したがって、制御部23cが電源投入直後においてメモリ23bに掲示画面が格納されているかの判断を行うと、メモリ23bには掲示画面が格納されていないので制御部23cは必ず切替信号をスイッチ24に送ることとなり、スイッチ24は副映像入力端子21b側に切り替わる。
これにより災害などによる停電復旧直後から映像音声信号を送出することができるため、住民に電子掲示板システムやテレビの故障と思わせたり、サンドストーム状態による不快感を与えることがない。
【0029】
なお発信者が図示しない設定スイッチを操作することによっても、前記切替信号がスイッチ24に送られ、副映像入力端子21aに入力された映像信号が各住戸に送出される。
したがって記憶部23のメモリ23bに映像信号が格納されている場合であっても、強制的にスイッチ24を副映像入力端子21b側に切り替えることができる。
【0030】
ここでカメラ30を監視の必要な場所に設置することにより、防犯や防災に役立たせることができる。すなわち、カメラ30を例えば共同住宅近くの公園などに設置すれば、連絡事項の記された掲示画面の映像信号がないときなどに前記設定スイッチを操作してカメラ30による映像信号を各住戸に送出し、公園の様子を各住戸のテレビ3に映し出すことができる。そのため親は部屋に居ながらにして公園で遊んでいる子供の監視をすることができる。
カメラ30をその他の監視が必要な場所に設置することにより、本発明たる電子掲示板システムを防犯や防災に役立たせることができる。
【0031】
また発信者の設定操作によりカメラ30からの映像を1つの掲示画面として、メモリ23b内に格納された複数の掲示画面の発信順序の中に含めて各住戸に発信することもできる。
つまり、通常の設定では図3(a)に示すように、メモリ23bに格納されて発信許可設定になっている掲示画面が、掲示画面31a、31b、・・・、31f、31aと順次所定時間間隔で発信される。これに対し、図示しない設定スイッチの操作によりカメラ30の動画像を一掲示画面として含めて発信するように設定した場合には、図3(b)に示すように掲示画面31a、31b、・・・、31fと発信した後に、図2のスイッチ24が副映像入力端子21b側に切り替わり、カメラ30からの動画像32が予め設定された時間だけテレビ3に発信される。
【0032】
よって、カメラ30からの動画像を1つの掲示画面として含めて順次掲示画面を送出するようにすれば、通常時であっても部屋に居ながらにして外部の情報を得ることができる。例えば、カメラ30が公園内を映し出している場合には、常時遊んでいる子供の監視を行うことができる。
なお、このいカメラ30の動画像の発信順序は図3(b)のように掲示画面31fの後に送出するようにしてもよいし、各掲示画面間毎に送出するようにしてもよく、適宜の送出タイミングでよい。
【0033】
さてこれまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいものであり、以下、これら異なる形態について説明する。
本実施形態において受信部1のアンテナ群1aとしてVHF、UHF、BS、CSアンテナを使用したが、これらの組合せに限られるものではなく、例えば、CATVなどの受信装置をアンテナ群1aに加えてもよい。
【0034】
さらに掲示装置20は、映像信号と音声信号の双方を発信することとしたが、映像信号のみを発信するものであってもよい。また映像信号を記憶部23に格納することとしたが、音声信号も記憶部23に格納することとしてもよい。
また予め決められた時間が経過する毎に、選択手段たるスイッチ24を切り替えて、記憶部23に格納された映像信号と副映像入力端子21bに入力された映像信号を切り替えることとしてもよい。
また、第二の入力手段には監視用のカメラの映像を入力するのではなく、発信者を映し出した映像を入力し、発信者からのメッセージを各住戸に発信するようにしてもよい。さらに第二の入力手段には予め決められた映像信号を入力するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
上述したように本発明は共聴システムにおける電子掲示板システムにおいて、掲示装置には、記憶手段に格納される映像信号が入力される第一の入力手段と、記憶手段に格納される映像信号と異なる信号が入力される第二の入力手段と、記憶手段に格納される映像信号と第二の入力手段に入力される信号とを任意に選択して送出する選択手段と、送出されるべき映像信号が記憶手段に格納されているかを判断する判断手段と、判断手段により送出されるべき映像信号が格納されていないと判断された場合には、選択手段によって選択される信号を前記第二の入力手段に入力された信号に切り替える切替手段と、を備えてなることにより、記憶手段に送出するべき連絡事項としての映像信号が格納されていない場合においても、掲示装置からは映像信号が送出されることとなり、各住戸のテレビがサンドストーム状態となることはなく住民に不快な印象を与えることがなく、電子掲示板システムや共聴設備の故障と誤判断させて住民に迷惑をかけることがないという効果がある。
【0036】
また映像信号を出力可能なカメラを備えると共に、第二の入力手段には前記カメラから出力された映像信号が入力されることにより、監視の必要な場所にカメラを設置すれば、カメラからの映像を各住戸のテレビに出力することができるので、各住戸に居ながら各周辺の状況を知ることができ、特に防犯や防災のための監視をすることができるという効果がある。
これにより各住戸の住民は頻繁にテレビのチャンネルを電子掲示板用のチャンネルに合わせることとなり、電子掲示板システムの機能が十分に発揮されることとなる。
【0037】
また、記憶手段に格納された映像信号と第二の入力手段から入力された信号を順次切り替えて送出することができる操作手段を備えたことにより、緊急に送出したい連絡事項を追加して送出することができたり、カメラにあっては常時住戸に居ながらにして各周辺の状況を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における全体の構成を示す図である。
【図2】図1に係る掲示装置の構成を示す図である。
【図3】図1に係る掲示装置から送出される掲示画面の順番を示す図である。
【図4】従来の共聴システムにおける電子掲示板システムの全体構成図である。
【図5】図4に係る掲示装置の構成を示す図である。
【図6】図4に係る掲示装置の記憶部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 受信部
3 テレビ
4 幹線ケーブル
6 分岐ケーブル
8 テレビケーブル
20 掲示装置
21a 主映像入力端子
21b 副映像入力端子
23 記憶部
23b メモリ
23c 制御部
24 スイッチ
30 カメラ

Claims (2)

  1. 任意の共聴信号を受信する受信部と該受信部にて受信した共聴信号を各端末受像装置に伝送する有線経路とを備える共聴システム内に、連絡事項を含む任意の映像信号を格納する記憶手段を備えると共に前記任意の映像信号を送出する掲示装置を設け、該掲示装置から送出した映像信号を前記有線経路を介して各端末受像装置に伝送する共聴システムにおける電子掲示板システムにおいて、
    前記掲示装置
    前記記憶手段に格納される連絡事項を含む映像信号が入力される第一の入力手段と、
    前記記憶手段に格納される前記連絡事項を含む映像信号と異なる防災又は防犯目的の監視対象を撮影する監視カメラからの映像信号が入力される第二の入力手段と、
    前記記憶手段に格納された映像信号と第二の入力手段に入力される映像信号とを任意に選択して送出する選択手段と、を備え、
    前記記憶手段には前記第1の入力手段から入力された複数の連絡事項を含む映像信号を予め格納でき、
    前記掲示装置はさらに、
    前記選択手段によって選択され送出されるべき映像信号が前記記憶手段に格納されているかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記送出されるべき映像信号が前記記憶手段に格納されている場合には、前記記憶手段に格納された前記映像信号を所定の時間間隔で順次送出し、前記送出されるべき映像信号が格納されていないと判断された場合には、前記選択手段によって選択される信号を前記第二の入力手段に入力された映像信号に切り替えて監視対象の映像を各端末受像装置に送信する切替手段と、
    を備えてなることを特徴とする共聴システムにおける電子掲示板システム。
  2. 前記記憶手段に格納された映像信号と前記第二の入力手段に入力された信号とを順次切り替えて送出するように設定する操作手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の共聴システムにおける電子掲示板システム。
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