JP3859006B2 - 内視鏡装置用バルーン及びその装着方法 - Google Patents

内視鏡装置用バルーン及びその装着方法 Download PDF

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Description

本発明は内視鏡装置用バルーン及びその装着方法に係り、特に内視鏡の挿入部や挿入補助具に装着される内視鏡装置用バルーン及びその装着方法に関する。
内視鏡装置では、膨張・収縮するバルーンが様々な用途で用いられている。例えば、超音波検査装置では、超音波プローブの先端の超音波走査部を囲繞して超音波伝達媒体を充填するためにバルーンが用いられ、超音波内視鏡では、挿入部の先端の超音波トランスデューサを囲繞して超音波伝達媒体を充填するためにバルーンが用いられる。また、内視鏡の挿入部を体腔内に固定する用途で挿入部にバルーンが装着されたり、オーバーチューブ等の挿入補助具を体腔内に固定する用途で挿入補助具にバルーンが装着されたりしている。
このような内視鏡装置用バルーンは、その端部を取付対象物に被せ、その上から糸を巻回することによって固定される。例えば、特許文献1の超音波検出装置は、バルーンの端部をリングに被せ、その上から糸を巻回し、さらに接着剤を塗布することによって、バルーンを固定している。
特開2003−235847号公報
しかしながら、特許文献1は、バルーンの端部に糸を巻回して接着剤を塗布するため、バルーンの装着作業に手間がかかるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単に装着することのできる内視鏡装置用バルーン及びその装着方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、内視鏡装置のバルーン取付部にバルーン端部を被せて固定する内視鏡装置用バルーンにおいて、両端に開口を有する筒状に形成されることによって前記バルーン端部が両端に設けられ、前記バルーン端部からテープ状または糸状に引き出されて前記バルーン端部の円周長よりも長い長さを有するテープ状部材または糸状部材に粘着部分を設けて成る巻き付け部が、前記バルーン端部と一体に形成されるとともに、前記バルーン端部には、前記巻き付け部が複数設けられ、該複数の巻き付け部を外側に引っ張ることによって前記バルーン端部が拡径されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、テープ状または糸状の巻き付け部をバルーン端部に巻き付けることによって、巻き付け部がバルーン端部に粘着されるとともに、巻き付け部によってバルーン端部がバルーン取付部に固定される。よって、内視鏡装置用バルーンを容易に装着することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、複数の巻き付け部を外側に引っ張ることによってバルーン端部を拡径することができるので、バルーン端部を容易にバルーン取付部に被せることができる。また、バルーン端部の拡径に利用した巻き付け部を、バルーン端部に巻き付けることによって、バルーン端部をバルーン取付部に容易に固定することができる。よって、請求項1に記載の発明によれば、バルーンの装着作業をより簡単に行うことができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記テープ状部材または糸状部材は、前記バルーン端部と同一の材質から成り、一体成形により作られることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は請求項1又は2の発明において、前記バルーン端部の内周面に貼り付けられ、且つ、その先端が前記バルーン端部から突出される糸を備え、該糸によって前記バルーン端部及び前記巻き付け部が切断されることを特徴とする。請求項4に記載の発明は請求項1〜3のいずれか1の発明において、前記バルーン端部には、前記巻き付け部として前記テープ状部材と前記糸状部材が設けられ、該テープ状部材と該糸状部材は前記バルーン端部の開口を挟んで反対側に取り付けられることを特徴とする。請求項5に記載の発明は請求項1〜4のいずれか1に記載された内視鏡装置用バルーンを内視鏡装置のバルーン取付部に装着する装着方法であって、前記バルーン端部を前記バルーン取付部に被せ、該バルーン端部の周りに前記巻き付け部を巻き付けることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、巻き付け部をバルーン端部に巻き付けるだけで簡単にバルーンを装着することができる。
本発明に係る内視鏡装置用バルーン及びその装着方法によれば、テープ状または糸状の巻き付け部をバルーン端部に巻き付けることによって、バルーン端部がバルーン取付部に固定されるので、内視鏡装置用バルーンを容易に装着することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る内視鏡装置用バルーン及びその装着方法の好ましい実施形態について説明する。
図1は本発明に係る内視鏡装置用バルーン100を用いた内視鏡装置を示すシステム構成図である。図1に示す内視鏡装置は主として、内視鏡10、光源装置20、プロセッサ30、バルーン制御装置66、及び挿入補助具70で構成される。
内視鏡10は、体腔内に挿入される挿入部12と、この挿入部12に連設される手元操作部14とを備え、手元操作部14には、ユニバーサルケーブル16が接続される。ユニバーサルケーブル16の先端にはLGコネクタ18が設けられ、このLGコネクタ18が光源装置20に連結される。また、LGコネクタ18にはケーブル22を介して電気コネクタ24が接続され、この電気コネクタ24がプロセッサ30に連結される。なお、LGコネクタ18には、エアや水が供給される送気・送水用のチューブ26や、エアが吸引される吸引用のチューブ28が接続される。
手元操作部14には、送気・送水ボタン32、吸引ボタン34、シャッターボタン36が並設されるとともに、一対のアングルノブ38、38、及び鉗子挿入部40が設けられる。さらに、手元操作部14の基端部には、後述する第1バルーン100に流体を供給したり、第1バルーン100から流体を吸引したりするための供給・吸引口44が設けられる。以下、流体としてエアを用いた例で説明するが、他の流体、例えば不活性ガスや水を用いてもよい。
挿入部12は、先端部46、湾曲部48、及び軟性部50で構成され、湾曲部48は、手元操作部14に設けられた一対のアングルノブ38、38を回動することによって遠隔的に湾曲操作される。これにより、先端部46の先端面47を所望の方向に向けることができる。先端面47には、不図示の観察光学系、照明光学系、送気・送水ノズル、鉗子口等が設けられる。
挿入部12の外周面には、ゴム等の弾性体から成る第1バルーン(内視鏡装置用バルーンに相当)100が装着される。第1バルーン100は、両端部が絞られた略筒状に形成されており、挿入部12を挿通させた後に、第1バルーン100の両端部を、後述する方法で挿入部12に固定することによって装着される。
第1バルーン100の装着位置となる挿入部12の外周面には、通気孔62(図2参照)が形成される。この通気孔62は、図1の供給・吸引口44に連通される。供給・吸引口44にはチューブ64が接続され、このチューブ64がバルーン制御装置66に接続される。バルーン制御装置66は、チューブ64を介して第1バルーン100にエアを供給したり、エアを吸引したりするとともに、その際のエア圧を制御する装置であり、前面に設けられた操作ボタン68によって操作される。なお、第1バルーン100はエアを供給することによって略球状に膨張し、エアを吸引することによって挿入部12の外表面に張り付くようになっている。
一方、挿入補助具70は、筒状に形成され、挿入部12の外径よりも僅かに大きい内径を有するとともに、十分な可撓性を備えている。挿入補助具70の基端には、硬質の把持部74が設けられており、この把持部74から挿入部12が挿入されるようになっている。挿入補助具70の先端近傍には、ラテックス製の第2バルーン72が装着される。第2バルーン72は、両端が窄まった略筒状に形成されており、挿入補助具70を貫通させた状態で装着される。第2バルーン72にはチューブ76が連通されており、このチューブ76は挿入補助具70の外表面に貼り付けられている。チューブ76の基端部には、供給・吸引口78が形成され、この供給・吸引口78にチューブ80が連結される。チューブ80は、バルーン制御装置66に連結され、このバルーン制御装置66によってエアが供給・吸引される。これにより、第2バルーン72にエアを供給、吸引して、第2バルーン72を膨張・収縮させることができる。第2バルーン72は、エアを供給することによって略球状に膨張し、エアを吸引することによって挿入補助具70の外周面に貼りつくようになっている。なお、図1の符号84は、挿入補助具70の内周面と挿入部12の外周面との間に潤滑剤(例えば水)を注入するための注入口である。
上記の如く構成された内視鏡装置では、まず、内視鏡10の挿入部12に挿入補助具70を被せておき、この状態で体腔内に挿入する。そして、第1バルーン100を縮めた状態で挿入部12だけを腸管に挿入し、挿入後に第1バルーン100を膨張させ、腸管に係合させる。そして、第2バルーン72を縮めた状態で挿入補助具70を挿入部12に沿って押し入れていき、第2バルーン72を第1バルーン100の手前近傍で膨張させ、腸管に係合させる。この状態で、挿入補助具70を手繰り寄せて、挿入補助具70の余分な撓みや屈曲を無くす。そして、第1バルーン100を縮めた後、挿入部12を体腔内に挿入して上記の操作を繰り返す。これにより、挿入部12を腸管の深部に挿入することができる。
図2は、上述した第1バルーン(すなわち、内視鏡装置用バルーンに相当)100の第一の実施形態を示す斜視図である。図2に示すように、第1バルーン100は、径の小さいバルーン端部102、102と径の大きい中央の膨縮部104で構成されている。この第1バルーン100は、内視鏡の挿入部12に被せた後、二点鎖線で示す装着位置(バルーン取付部に相当)に配置され、固定される。
バルーン端部102、102の外周面には、テープ状に形成された巻き付け部(以下、テープ状部材という)106、106が取り付けられている。テープ状部材106は、バルーン端部102や膨縮部104と同じ材質、例えば天然ゴムから成り、バルーン端部102や膨縮部104と一体成形により作られる。テープ状部材106の長手方向の長さは、バルーン端部102を一周以上巻き付けられる長さに設定される。また、テープ状部材106の幅寸法は、バルーン端部102の幅寸法と同一、或いはバルーン端部102の幅寸法よりも小さく設定される。
また、テープ状部材106の片面には、粘着剤層108が形成され、この粘着剤層108に剥離紙110が貼り合わされている。粘着剤層108は、テープ状部材106の面全体に形成することが好ましいが、テープ状部材106の先端部のみであってもよい。
次に上記の如く構成された第1バルーン100の装着方法について説明する。
まず、第1バルーン100を挿入部12に被せて、図2の二点鎖線で示す装着位置に配置する。そして、剥離紙110を粘着剤層108から引き剥がした後、図3に示すようにテープ状部材106をバルーン端部102の周りに巻き付ける。その際、テープ状部材106を長手方向に緊張させた状態で、且つ粘着剤層108が内側になるようにして、テープ状部材106を巻き付ける。これにより、テープ状部材106がバルーン端部102を締め付けた状態でバルーン端部102に貼り付けられるので、バルーン端部102が挿入部12に固定される。
このように第一の実施形態によれば、バルーン端部102の外周面に、粘着剤層108の付いたテープ状部材106が設けられているので、テープ状部材106をバルーン端部102に巻き付けるだけで、バルーン端部102を挿入部12に固定することができる。よって、第1バルーン100の装着作業を容易に行うことができる。
なお、上述した第一の実施形態において、テープ状部材106を長手方向に少し伸長させて弾性変形させた状態でバルーン端部102に巻き付けることが好ましい。これにより、バルーン端部102は、テープ状部材106の復元力によって締め付けられた状態で固定されるので、バルーン端部102をより確実に固定することができる。
また、上述した第一の実施形態では、巻き付け部をテープ状に形成したが、巻き付け部の形状はテープ状に限定されるものではなく、バルーン端部102に巻き付け可能な長尺状に形成されていればよい。したがって、例えば、下記に示すような線状(糸状)に形成してもよい。
図4は、第1バルーン100の第二の実施形態を示す斜視図である。同図に示すバルーン端部102の外表面には、糸状の巻き付け部(以下、糸状部材という)112が設けられている。糸状部材112は、第1バルーン100の成形時に糸をバルーン端部102に埋め込むことによって作られる。糸状部材112の長さは、バルーン端部102を数周回巻き付けられる長さに設定されている。また、糸状部材112の表面には粘着剤層(不図示)が形成されており、この粘着剤層に剥離紙(不図示)が貼り合わされている。
上記の如く構成された第二の実施形態では、第1バルーン100を挿入部12の装着位置に配置した後、糸状部材112から剥離紙を剥離し、さらに糸状部材112をバルーン端部102に数周回巻き付ける。このとき、糸状部材112を螺旋状に密に巻き付けて、糸状部材112が重ならないようにすることが好ましい。こうしてバルーン端部102に糸状部材112を巻き付けると、糸状部材112の表面の粘着剤層によって糸状部材112がバルーン端部102に固定される。よって、バルーン端部102が糸状部材112に締め付けられた状態に固定される。このように第二の実施形態によれば、糸状部材112をバルーン端部102に巻き付けるだけでバルーン端部102を挿入部12に固定することができ、第1バルーン100を容易に装着することができる。
なお、上述した第二の実施形態では、糸をバルーン端部102に埋め込んだ状態に成形加工することによって糸状部材112を形成したが、糸状部材112の形成方法はこれに限定するものではなく、例えば、上述した第一の実施形態と同様にバルーン端部102や膨縮部104と同じ材質で一体成形するようにしてもよい。
図5は、第1バルーン100の第三の実施形態を示す斜視図である。同図に示すように、第三の実施形態では、各バルーン端部102にそれぞれ一対の糸状部材112、112が取り付けられている。一対の糸状部材112、112は、バルーン端部102の開口を挟んで略180°反対側に取り付けられる。なお、各糸状部材112は第二の実施形態で説明したものと同様に形成される。
上記の如く構成された第三の実施形態は、一対の糸状部材112、112をそれぞれ外側に引っ張ることによって、バルーン端部102の開口を拡げることができる。したがって、バルーン端部102を挿入部12に容易に被せることができる。
また、第三の実施形態は、第二の実施形態と同様に、糸状部材112、112をバルーン端部102に巻き付けるだけで、バルーン端部102を挿入部12に固定することができる。なお、一対の糸状部材112、112を巻き付ける際は、一対の糸状部材112、112を同時に螺旋状に巻き付けてもよいし、一方の糸状部材112を巻き付けた後、その上に他方の糸状部材112を巻き付けてもよい。また、一対の糸状部材112、112をそれぞれ反対方向に巻いてもよく、その場合には、糸状部材112、112の端部同士で結び目を作り、より強固に固定するようにしてもよい。
以上説明したように第三の実施形態によれば、バルーン端部102に取り付けた一対の糸状部材112、112を用いてバルーン端部102の開口を拡径できるとともに、その一対の糸状部材112、112を用いてバルーン端部102を挿入部12に固定することができる。したがって、第三の実施形態によれば、第1バルーン100の装着作業をより簡単に行うことができる。
なお、上述した第三の実施形態では、バルーン端部102に一対の糸状部材112、112を設けるようにしたが、糸状部材112の数はこれに限定するものではなく、各バルーン端部102に複数の糸状部材112が取り付けられていればよい。
図6は、第1バルーン100の第四の実施形態を示す斜視図である。同図に示す第1バルーン100は、バルーン端部102にそれぞれテープ状部材106と糸状部材112が設けられている。テープ状部材106は、上述した第一の実施形態と同様に形成されており、糸状部材112は、上述した第二の実施形態と同様に形成されている。テープ状部材106と糸状部材112は、バルーン端部102の開口を挟んで略180°反対側に取り付けられており、このテープ状部材106と糸状部材112を外側に同時に引っ張ることによって、バルーン端部102の開口を拡径することができる。よって、バルーン端部102を挿入部12に容易に被せることができる。
第四の実施形態において、バルーン端部102を挿入部12に固定する際は、まず、糸状部材112をバルーン端部102に巻き付ける。そして、糸状部材112の上にテープ状部材106を巻き付ける。これにより、糸状部材112が弛むおそれがないので、バルーン端部102をより確実に固定することができる。
図7は、第1バルーン100の第五の実施形態を示す斜視図である。同図に示す第1バルーン100は、図2に示した第一の実施形態と同様に、バルーン端部102の外周面にテープ状部材106が取り付けられている。テープ状部材106は、第一の実施形態で説明したように、バルーン端部102や膨縮部104と同じ材質で形成され、片面に粘着剤層108(図2参照)が形成される。
また、各バルーン端部102には、切断用の糸114が取り付けられている。この糸114は、第1バルーン100の軸方向に沿って配置されるとともに、その先端がバルーン端部102から突出した状態で、バルーン端部102の内周面に貼り付けられる。なお、糸114の基端部は、第1バルーン100に埋め込み固定される。
上記の如く構成された第五の実施形態は、第一の実施形態と同様に、第1バルーン100を挿入部12に被せて所定の装着位置に配置した後、剥離紙110を剥がしてテープ状部材106をバルーン端部102に巻き付けることによって簡単に装着することができる。ただし、第五の実施形態では、第1バルーン100を装着する際に、図8に示す如く、糸114の先端をバルーン端部102から突出させておく。
装着した第1バルーン100を挿入部12から取り外す場合、まず、糸114の先端を摘まみ、外側に引っ張る。これにより、図9に示すように、バルーン端部102とテープ状部材106が糸114によって切断される。このとき、バルーン端部102とテープ状部材106が同じ材質で形成されているので、糸114によって簡単に切断することができる。切断後は、第1バルーン100を外側方向に引っ張るだけで、挿入部12から簡単に取り外すことができる。このように、第五の実施形態によれば、切断用の糸114、114が取り付けられているので、第1バルーン100を簡単に取り外すことができる。
なお、上述した第一〜第五の実施形態は、内視鏡10の挿入部12に装着する第1バルーン100に本発明を適用した例であるが、本発明が適用されるバルーンはこれに限定するものではなく、内視鏡装置に使用されるバルーンであればよい。したがって、例えば、図1の第2バルーン72に適用してもよい。また、超音波プローブ等の内視鏡処置具に装着されるバルーンや、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入されて挿入部12を挿入案内する挿入案内具に装着されるバルーンに適用してもい。
また、上述した第一〜第五の実施形態は、両端に開口を有する略筒状の第1バルーン100の例で説明したが、バルーン形状はこれに限定するものではなく、一方の端部のみが開口された袋状のバルーンであってもよい。この場合にも、バルーン端部に長尺状(例えばテープ状、或いは線状)の巻き付け部を形成することによって、バルーンの装着作業を容易に行うことができる。
本発明に係る内視鏡用バルーンが適用された内視鏡装置を示すシステム構成図 内視鏡装置用バルーンの第一の実施形態を示す斜視図 図2に示したバルーンの装着方法を説明する斜視図 内視鏡装置用バルーンの第二の実施形態を示す斜視図 内視鏡装置用バルーンの第三の実施形態を示す斜視図 内視鏡装置用バルーンの第四の実施形態を示す斜視図 内視鏡装置用バルーンの第五の実施形態を示す斜視図 図7のバルーンを挿入部に装着した状況を示す斜視図 図8のバルーンの取り外し方法を説明する斜視図
符号の説明
10…内視鏡、12…挿入部、100…第1バルーン(内視鏡装置用バルーンに相当)、102…バルーン端部、104…膨縮部、106…テープ状部材(巻き付け部に相当)、108…粘着剤層、110…剥離紙、112…糸状部材(巻き付け部に相当)、114…切断用の糸

Claims (5)

  1. 内視鏡装置のバルーン取付部にバルーン端部を被せて固定する内視鏡装置用バルーンにおいて、
    両端に開口を有する筒状に形成されることによって前記バルーン端部が両端に設けられ、
    前記バルーン端部からテープ状または糸状に引き出されて前記バルーン端部の円周長よりも長い長さを有するテープ状部材または糸状部材に粘着部分を設けて成る巻き付け部が、前記バルーン端部と一体に形成されるとともに、
    前記バルーン端部には、前記巻き付け部が複数設けられ、該複数の巻き付け部を外側に引っ張ることによって前記バルーン端部が拡径されることを特徴とする内視鏡装置用バルーン。
  2. 前記テープ状部材または糸状部材は、前記バルーン端部と同一の材質から成り、一体成形により作られることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置用バルーン。
  3. 前記バルーン端部の内周面に貼り付けられ、且つ、その先端が前記バルーン端部から突出される糸を備え、該糸によって前記バルーン端部及び前記巻き付け部が切断されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡装置用バルーン。
  4. 前記バルーン端部には、前記巻き付け部として前記テープ状部材と前記糸状部材が設けられ、該テープ状部材と該糸状部材は前記バルーン端部の開口を挟んで反対側に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の内視鏡装置用バルーン。
  5. 請求項1〜4のいずれか1に記載された内視鏡装置用バルーンを内視鏡装置のバルーン取付部に装着する装着方法であって、
    前記バルーン端部を前記バルーン取付部に被せ、
    該バルーン端部の周りに前記巻き付け部を巻き付けることを特徴とする内視鏡装置用バルーンの装着方法。
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