JP3857163B2 - 広帯域増幅器、無線送受信装置及び半導体集積回路 - Google Patents

広帯域増幅器、無線送受信装置及び半導体集積回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線送受信装置及び、これに用いられる広帯域増幅器及び半導体集積回路関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯情報機器や無線LAN装置等の無線送受信装置に用いられる差動増幅器は差動増幅器を構成している増幅トランジスタの接合容量、ミラー容量を補正し広帯域化する必要があった。
【0003】
このため、図22に示すような差動対接続された増幅トランジスタQ103、Q104により構成される増幅器12を周波数特性補正回路11を用いて増幅トランジスタQ103、Q104の接合容量、ミラー容量を補正する方法が提案されている(特開2000−31760号公報参照)。図22に示す周波数特性補正回路11は、バッファ回路13とクロスカップル型補正回路15から構成されている。バッファ回路13は、npn型トランジスタQ101、Q102により構成され増幅器12を駆動する。クロスカップル型補正回路15は、npn型トランジスタQ105とnpn型トランジスタQ106のエミッタ間に接続されたコンデンサとにより構成される。npn型トランジスタQ105、Q106のエミッタ間に接続された容量C101は補償電流を発生させ増幅器12の入力トランジスタの接合容量、ミラー容量を補正する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図22に示す回路では、補正のためにバッファ回路13におけるnpn型トランジスタQ101とクロスカップル型補正回路15のnpn型トランジスタQ106の合わせて2つ分のベース・エミッタ間電圧を必要とする。また、npn型トランジスタQ102とクロスカップル型補正回路15のnpn型トランジスタQ105も合わせて2つ分のベース・エミッタ間電圧を必要とする。これは、低電圧動作の観点から図22に示す回路は望ましいものではなかった。また、増幅器12のダイナミックレンジは、npn型トランジスタQ105,Q106のベースとコレクタを襷掛けにしているため狭くなる傾向にあり、大信号を扱う増幅器には向かないという問題があった。
【0005】
例えば、トランジスタのベース・エミッタ間電圧を0.7V、トランジスタのサチレーション電圧を0.2Vとすると、増幅器12のダイナミックレンジは、差動で0.5Vopであり、更に高温動作の場合を考えると、ベース・エミッタ間電圧は高温で0.1V低下するため、増幅器12のダイナミックレンジはさらに狭くなり、差動で0.4Vopである。
【0006】
本発明の目的は、ダイナミックレンジが広く広帯域において増幅が可能であり、低電圧動作が可能な広帯域増幅器及びこれに用いる無線送受信装置、及び半導体集積回路提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、入力信号と同相の第1及び第2の同相信号を出力し、第2の同相信号から第1の補正電流を生成し第1の同相信号に帰還させた第1の帰還出力信号を出力する周波数特性補正回路と、第1の帰還出力信号を入力し増幅信号を出力する増幅器とを備えることを特徴とする広帯域増幅器であることを要旨とする。
【0008】
本発明の第2の特徴は、増幅用信号を入力した増幅器から出力される増幅信号を入力し、増幅信号と同相の第1及び第2の同相信号を出力し、第2の同相信号から第1の補正電流を生成し第1の同相信号に帰還させた第1の帰還出力信号を出力する周波数特性補正回路とを備えることを特徴とする広帯域増幅器であることを要旨とする。
【0009】
本発明の第3の特徴は、電波の送受信を行う送受信アンテナに接続された第1のバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタに接続された送受分波器の受信信号の出力に接続され、互いに一方の入力と出力が接続された、増幅用信号を入力し増幅信号を出力する増幅器と、入力信号と同相の第1及び第2の同相信号を出力し、第2の同相信号から第1の補正容量を用いて第1の補正電流を生成し、第1の同相信号に帰還させた第1の帰還出力信号を出力する周波数特性補正回路を備える広帯域増幅器を有する受信部と、送受分波器の送信信号の入力に接続された送信部と、受信部と送信部の入力にそれぞれ接続された局部発振器と、受信部の出力と送信部の入力にそれぞれ接続されたベースバンド信号回路とを備える無線送受信装置であることを要旨とする。
【0010】
本発明の第4の特徴は、半導体チップと、半導体チップの上に集積化され、受信信号を入力する低雑音増幅器と、半導体チップの上に集積化され、局部発振器及び低雑音増幅器の出力を外部に設けられたバンドパスフィルタを介し接続された周波数混合回路と、半導体チップの上に集積化され、周波数混合回路の出力を外部に設けられたバンドパスフィルタを介し接続され、互いに一方の入力と出力が接続された、増幅用信号を入力し増幅信号を出力する増幅器と、入力信号と同相の第1及び第2の同相信号を出力し、第2の同相信号から第1の補正容量を用いて第1の補正電流を生成し、第1の同相信号に帰還させた第1の帰還出力信号を出力する周波数特性補正回路を有する広帯域増幅器を備える利得可変増幅器と、半導体チップの上に集積化され、利得可変増幅器の出力を復調しベースバンド信号回路に信号を出力する直交復調器とを備える半導体集積回路であることを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1及び第2の実施の形態に係る広帯域増幅器10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10hを説明する前に、これらの広帯域増幅器10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10hを用いた広帯域増幅器10が使用される本発明の実施の形態に係る無線送受信装置について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0012】
(無線送受信装置)
後述する本発明の第1及び第2の実施の広帯域増幅器10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10hを用いる無線送受信装置は、図18に示すように、電波の送受信を行う送受信アンテナ1と、送受信アンテナに接続された第1のバンドパスフィルタ(BPF)7と、バンドパスフィルタ(BPF)7に接続された送受分波器2と、送受分波器2の受信信号の出力に接続された受信部3と、送受分波器2の送信信号の入力に接続された送信部5と、受信部3と送信部5の入力にそれぞれ接続された局部発振器4と、受信部3の出力と送信部5の入力にそれぞれ接続されたベースバンド信号回路6とを備えている。
【0013】
受信部3は、図19に示すように送受分波器2の出力に接続された低雑音増幅器(LNA)20と、低雑音増幅器(LNA)20の出力に接続された第2のバンドパスフィルタ(BPF)21と、第2のバンドパスフィルタ(BPF)21と局部発振器4の出力にそれぞれ接続された第1の周波数混合回路(MIX)22と、第1の周波数混合回路(MIX)22の出力に接続された第3のバンドパスフィルタ(BPF)23と、第3のバンドパスフィルタ(BPF)23の出力に接続された利得可変増幅器(AGC)24と、利得可変増幅器(AGC)24の出力と局部発振器4の出力に接続された第2の周波数混合回路(MIX)25及び利得可変増幅器(AGC)24の出力と局部発振器4の信号を入力し90°移相した信号を出力する90°移相回路27に接続された第3の周波数混合回路(MIX)26とを有する直交復調器(QD)28とを少なくとも備えている。
【0014】
更に、利得可変増幅器(AGC)24は、図20に示すように3段に直列接続された広帯域増幅器201、202、203と、これらの広帯域増幅器201、202、203を制御する利得制御回路30を備えている。広帯域増幅器201、202、203は後述する広帯域増幅器10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10hのいずれかが使用可能である。ただし、広帯域増幅器201、202、203は同一の回路で良い。利得制御回路30には基準電圧Vrefが入力される。なお、図20で示す利得可変増幅器(AGC)24は広帯域増幅器201、202、203を3段に直列接続しているが、広帯域増幅器201、202、203は単体又は任意の段数の広帯域増幅器を直列に接続しても良いものとする。
【0015】
本発明の実施の形態における無線送受信装置は、上記のように構成されており、受信時には送受信アンテナ1で、電波を電気信号に変換し、バンドパスフィルタ(BPF)7により電気信号の特定の周波数成分のみを通過させ、受信部に信号経路が接続された状態の送受分波器2を経由し受信される受信信号に復変調を行い、ベースバンド信号回路6に信号を出力し、ベースバンド信号回路6はベースバンド処理を実行する。受信部3の機能の詳細に関しては後述する。
【0016】
また、送信時には、ベースバンド信号回路6から出力された信号を送信部で局部発振器4の信号を用いて変調し、送信部5に信号経路が接続された状態の送受分波器2を経由し、バンドパスフィルタ(BPF)7により電気信号の特定の周波数成分のみを通過させ、送受信アンテナ1により電気信号を電波に変換し出力する。
【0017】
前述した受信部3は、受信信号を低雑音増幅器(LNA)20で増幅した信号を、バンドパスフィルタ(BPF)7により電気信号の特定の周波数成分のみを通過させ、第1の周波数混合回路(MIX)22で局部発振器4の信号を合成し、更に第2のバンドパスフィルタ(BPF)21により電気信号の特定の周波数成分のみを通過させ、利得可変増幅器(AGC)24に入力する。利得可変増幅器(AGC)24は、基準電圧Vrefを利得制御回路30に入力し、利得制御回路で設定される値に基づき単体又は任意の段数に接続された広帯域増幅器201、202、203で増幅する。利得可変増幅器(AGC)24から出力された信号は直交復調器(QD)28に入力され、局部発振器4から供給される信号をもとに復調を行う。
【0018】
ただし、送受信アンテナ1に、マイクロ波やミリ波等の電波が送信/受信される場合に限られず、超音波を用いて信号を伝播しても構わない。又、ケーブル方式の有線ネットワーク手段でも構わないものとする。
【0019】
本発明の広帯域増幅器10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10hを備えた無線送受信装置はダイナミックレンジが広く広帯域において増幅が可能であり、低電圧動作が可能である。
【0020】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る広帯域増幅器10aは図2に示すように、周波数特性補正回路11と増幅器12とを備えている。周波数特性補正回路11は、受信信号を入力するバッファ回路13と、バッファ回路13の出力に接続された容量補正回路14とを備えている。更に、バッファ回路13は、第1の駆動トランジスタQ1と、第2の駆動トランジスタQ2とを備える。第1の駆動トランジスタQ1は、バンドパスフィルタ(BPF)23の高電位側出力に接続された制御電極、高位電源VCCに接続された第1の主電極、及び出力端子である第2の主電極を備える。第2の駆動トランジスタQ2は、バンドパスフィルタ(BPF)23の低電位側出力に接続された制御電極、高位電源VCCに接続された第1の主電極、及び出力端子である第2の主電極を備える。
【0021】
また、容量補正回路14は、第1のバッファトランジスタQ21と、第2のバッファトランジスタQ22と、第1の帰還トランジスタQ5と、第2の帰還トランジスタQ6と、第1の補正容量C1と、第2の補正容量C2とを備える。第1のバッファトランジスタQ21は、第1の駆動トランジスタQ1と並列に接続された制御電極と第1の主電極、及び出力端子である第2の主電極を備える。第2のバッファトランジスタQ22は、第2の駆動トランジスタQ2と並列に接続された制御電極と第1の主電極、及び出力端子である第2の主電極を備える。第1の帰還トランジスタQ5は、第1の基準電圧Vref1を入力する制御電極、第1の駆動トランジスタQ1の出力端子に接続された第1の主電極、第1の帰還電流源IEE1を介し低位電源VSSに接続された第2の主電極を備える。第2の帰還トランジスタQ6は、第2の基準電圧Vref2を入力する制御電極、第2の駆動トランジスタQ2の出力端子に接続された第1の主電極、第3の帰還電流源IEE3を介し低位電源VSSに接続された第2の主電極を備える。第1の補正容量C1は、一端を第1の帰還トランジスタQ5の第2の主電極に、他端を第1のバッファトランジスタQ21の第2の主電極及び第1の帰還電流源IEE1を介し低位電源VSSに接続している。第2の補正容量C2は、一端を第2の帰還トランジスタQ6の第2の主電極に、他端を第2のバッファトランジスタQ22の第2の主電極及び第4の帰還電流源IEE4を介し低位電源VSSに接続している。
【0022】
更に、増幅器12は、第1の増幅トランジスタQ3と第2の増幅トランジスタQ4を備える。第1の増幅トランジスタQ3は、第1の駆動トランジスタQ1の第2の主電極に接続された制御電極、第1の抵抗R1を介して高位電源VCCに接続された第1の主電極、駆動電流源IEE5を介し低位電源VSSに接続された第2の主電極を備える。第2の増幅トランジスタQ4は、第2の駆動トランジスタQ2の第2の主電極に接続された制御電極、第2の抵抗R2を介して高位電源VCCに接続された第1の主電極、駆動電流源IEE5を介し低位電源VSSに接続された第2の主電極を備える。
【0023】
ここで、各トランジスタはnpn型トランジスタであり、「第1の主電極」はコレクタ電極であり、「第2の主電極」とはエミッタ電極、「制御電極」とはベース電極である。
【0024】
第1の実施の形態に係る広帯域増幅器10aは上記のように構成されており、図2に示した広帯域増幅器10aは増幅器12の第1の増幅トランジスタQ3と第2の増幅トランジスタQ4の回路構成が対称であることから、図3(a)に示すような第1の増幅トランジスタQ3側のシングル回路で動作すると考えることができる。ただし、図3(a)では、第1の駆動トランジスタQ1の出力の負荷である第1の増幅トランジスタQ3の制御電極に電流が流れない場合の制御電極の接合容量をC10とした等価回路としている。
【0025】
更に図3(a)で示した第1の実施の形態に係る広帯域増幅器10のシングル回路は、図4(a)に示すような小信号等価回路で表すことができる。ここで、トランジスタ第1の駆動トランジスタQ1、第1のバッファトランジスタQ21、第1の帰還トランジスタQ5のエミッタ抵抗をそれぞれreと考え、第1のバッファトランジスタQ21はバッファ31と等価と考える。また、第1の帰還トランジスタQ5は制御電極を接地した回路であり、電流源IEE6にはバッファ31の出力電流Iaと同じ電流が流れる。ここで、小信号等価回路の伝達関数T(s)は、s=jω、ボルツマン定数をk、絶対温度をT、電子の電荷量をq、VT=kT/q、re=VT/I1、とすると、
【数1】
T(s)=(1+3・s・C1・re)/(1+2・(s・re)2・C10・C1+s・(C10・re+2・C1・re))
・・・・・(1)
で表される。
【0026】
更に、(1)式はωで正規化するために、C10=C1=1F、re=1Ωと置くと、
【数2】
T(jω)=(1+j3ω)/(1-2・ω2+j3ω) ・・・・・(2)
で表される。
【0027】
一方、図22に示したクロスカップル型補正回路15を用いた広帯域増幅回路10は、増幅器12の増幅トランジスタQ103と第2の増幅トランジスタQ104の回路構成が対称であることから、バッファ回路13の出力の負荷であるベース電流が流れない場合の増幅トランジスタQ103、Q104のベース接合容量をC102a及び102bとすると、図3(b)に示すような回路として説明することができる。更に図3(b)で示した回路は図4(b)に示すような小信号等価回路で表すことができる。ここで、図4(b)で示す小信号等価回路図の伝達関数T(s)は、
【数3】
T(s)=(1+s・C101・re)/(1+(s・re)2・C102・C101+s・(C102・re+C101・re-C101・re))
・・・・・(3)
で表される。
【0028】
更に、(3)式はωで正規化するために、C101=C102=1F、re=1Ωとおくと、
【数4】
T(jω)=(1+jω)/(1+(jω)2+jω) =(1+jω)/(1-ω2+jω) ・・・・・(4)
で表される。更に、比較のためにバッファ回路13のみで動作させた場合の伝達関数T(s)は、
【数5】
T(s)=1/(1+s・C10・re) ・・・・・(5)
で表される。更に、(5)式はωで正規化するためにC10=1F、re=1Ωとおくと、
【数6】
T(jω)=1/(1+jω) ・・・・・(6)
で表される。
【0029】
第1の実施の形態における図3(a)で示したシングル回路の小信号等価回路の伝達関数(1)式にC10=C1=1F、re=1Ωを代入した結果は、図5のF1のような周波数特性を示す。従来の技術における図3(b)で示したシングル回路の小信号等価回路の伝達関数(3)式に、C101=0.65F、C102=1F、re=1Ωを代入した結果は図5のF2のような周波数特性を示す。また、バッファ回路13のみで増幅器12を動作させた場合の伝達関数である(5)式にC10=1F、re=1Ωを代入した結果は、図5のF3のような周波数特性を示す。ただし、正規化周波数ωはF3で示す周波数特性の振幅が3dB降下した周波数としている。
【0030】
一方、図3(a)の回路シミュレーション結果は、C1=C10=2pF、I1=150μAを代入した場合の広帯域増幅器10aは図6のF4のような周波数特性を示す。図3(b)の回路において、C101=1.3pF、C102=2pF、I1=150μAとした場合の図22で示したクロスカップル型補正回路15を用いた広帯域増幅器10は図6のF5のような周波数特性で示される。図3(a)の回路において、C10=2pF、I1=150μAバッファ回路13のみで動作させた場合は図6のF6のような周波数特性を示す。F4、F5、F6で示した周波数特性を図4(a)及び図4(b)で示した伝達関数より導出した周波数特性と比較すると同様のシミュレーション結果が得られていることがわかる。
【0031】
図22で示す従来技術における広帯域増幅器では、電流源IEE101、電流源IEE102に等しい電流I1を流すとすると、図6のF5で示すような周波数特性を示す。
【0032】
一方、本発明の第1の実施の形態では、第1の帰還電流源IEE1と第1のバッファ電流源IEE2及び第2の帰還電流源IEE3と第2のバッファ電流源IEE4にそれぞれ等しい電流I1を流したとすると、図6のF4で示すような周波数特性を示し、従来例と比較し振幅が3dB降下したポイントで同等の広帯域化を図ること可能であることがわかる。
【0033】
又、本発明は容量補正回路14に出力用のバッファ回路13と同じエミッタフォロワ回路とベース接地回路を使用しているので、図22で示した従来例のようなクロスカップル型補正回路15と違い、補正経路の位相遅れが少ないという利点もある。
【0034】
第1の実施の形態において容量補正回路14の第1の補正容量C1を変化させた場合の伝達関数は、図7に示す。バッファ回路13のみで増幅器12を動作した場合の伝達関数はF10のような伝達関数を示すのに対し、(1)式において、C10=re=1、C1=1を代入した場合は、F7のような周波数特性を示す。伝達関数(1)式において、C10=re=1,C1=2を代入した場合は、F8のような周波数特性を示す。伝達関数(1)式において、C10=re=1,C1=0.5を代入した場合は、F9に示すような周波数特性を示す。図7のF10で示すバッファ回路13のみで増幅器12を動作した場合の伝達関数の周波数特性と、F7、F8、F9で示した第1の実施の形態における容量補正回路14の第1の補正容量C1を変化させた場合の伝達関数の周波数特性は第1の補正容量C1を適当な値に設定することより、補正したい周波数範囲を調整することができる。また、第1の実施の形態における広帯域増幅器10aにおいて、第2の増幅トランジスタQ4側に接続された第2の補正容量C2を設定しても実質的に同等の効果が得られる。
【0035】
広帯域増幅器10を3段縦続接続した場合の周波数特性において、簡単のため、増幅器12(差動増幅器)の出力の伝達関数をバッファ回路13(エミッタフォロワ)で差動増幅器を駆動する場合の伝達関数と同じであるとすると、図3(a)の第1のバッファ電流源IEE2に流れる電流をバッファ回路13(エミッタフォロワ)のみで増幅器を動作させた場合に流れる第1の帰還電流源IEE1の電流の1/2とした場合、図3(a)の第1のバッファトランジスタQ21のエミッタ抵抗は2・reとなるため、図4(a)の小信号等価回路図において抵抗2・reは3・reとなる。この時、広帯域増幅器10の1段の伝達関数は、
【数7】
T1(s)=((1+4s・C1・re)/(1+3(s・re)2・C10・C1+s(C10・re+3・C1・re)))(1/(1+s・C10・re)) ・・・・・(31)
で表される。
【0036】
また、増幅器12(差動増幅器)の出力の伝達関数がバッファ回路13(エミッタフォロワ)で増幅器12(差動増幅器)を駆動する場合の伝達関数と同じ場合の増幅器12(差動増幅器)をミッタフォロワ回路で駆動した場合の伝達関数は、
【数8】
T2(s)=(1/(1+s・C10・re))(1/(1+s・C10・re)) ・・・・・(32)
で表される。
【0037】
広帯域増幅器10の1段の伝達関数の計算結果は、(32)式の振幅が6dB落ちの周波数を正規化周波数ωとすると図8のような周波数特性が示される。バッファ回路13で増幅器12(差動増幅器)を駆動する場合の増幅器1段の伝達関数は、(32)式において、C10=re=1を代入したF11に示すような周波数特性を示す。容量補正回路14のついたバッファ回路13で増幅器12を駆動する場合の増幅器1段の伝達関数は、式(31)においてC1=C10=re=1を代入したF12で示すような周波数特性を示す。増幅器12(差動増幅器)を3段縦続接続した場合のカットオフ周波数は、図8で示されるように、増幅器12(差動増幅器)1段当たりのカットオフ周波数にすると1dB落ちのポイントに相当する。図8で示す周波数特性から1dB落ちの周波数特性を補正し広帯域化を図る場合、バッファ回路13(エミッタフォロワ)に流れる電流の半分の電流をバッファトランジスタに流すことで増幅器12(差動増幅器)の帯域を約2倍にすることができる。また、簡単のため増幅器12出力の伝達関数がバッファ回路13で増幅器12を駆動する場合の伝達関数と同じであると仮定したが、増幅器の出力の伝達関数がバッファ回路13で増幅器12を駆動する場合の伝達関数と異なる場合においても、図7で示したように第1の補正容量C1の値を調整することにより、適切な補正をかけることが可能である。図9は、図8に示した増幅器12(差動増幅器)を3段縦続接続した場合の伝達関数を計算した図である。F13はバッファ回路13(エミッタフォロワ)で増幅器12(差動増幅器)を駆動する場合の増幅器12(差動増幅器)3段の伝達関数の計算式を示してあり、伝達関数は、(T2(s))3である。F14は、補正回路のついたバッファ回路13(エミッタフォロワ)で増幅器12(差動増幅器)を駆動する場合の増幅器12(差動増幅器)3段の伝達関数の計算式であり、伝達関数は、(T1(s))3である。
【0038】
図9で示した周波数特性から、バッファ回路13(エミッタフォロワ)の1/2の電流をバッファトランジスタに流すことで3段縦続接続した増幅器12(差動増幅器)のカットオフ周波数が約2倍に伸びていることが確認できる。従って、多段接続する増幅器12(差動増幅器)の段数が多いほど、容量補正回路14のバッファトランジスタに流す電流はより少ない電流で増幅器12(差動増幅器)の広帯域化を図ることができる。
【0039】
本発明によれば、バッファ回路13の出力の負荷である第1、第2の増幅トランジスタQ3、Q4の接合容量、ミラー容量に流れる電流を補正することにより増幅器の広帯域化を実現する。補正回路に必要な動作電圧はバッファ回路13の制御電極・エミッタ間電圧1つ分でよいため、従来例と比較し、低電圧動作可能な広帯域増幅器10を実現することができる。容量補正回路14のダイナミックレンジはバッファ回路13と同等広くとれるため、広帯域増幅器10aのダイナミックレンジも広くなる。また、広帯域増幅器10aの出力の周波数特性が悪い場合でも周波数特性を補正し広帯域化することができる。
【0040】
特に広帯域増幅器10aを複数段接続した場合は、より少ない電流増加で広帯域化を図ることができる。さらに、本発明の広帯域増幅器10aは、回路が対称であるため、シングル回路の増幅器にも適用可能である。
【0041】
従って、ダイナミックレンジが広く広帯域において増幅が可能であり、この場合の低電圧動作が可能な広帯域増幅器及びこれに用いる無線送受信装置、及び半導体集積回路得ることができる。
【0042】
図2で示した広帯域増幅器10aは、第1の帰還電流源IEE1を第3の抵抗R3とし、更に第2の帰還電流源IEE3を第4の抵抗R4とした図10に示すような広帯域増幅器10bとすることも可能であり、図2で示した広帯域増幅器10aと同等の効果が得られる。
【0043】
又、図10で示した広帯域増幅器10bは増幅器12の第1の増幅トランジスタQ3の制御電極に第6の抵抗R6を用いて高位電源VCCにプルアップ接続し、更に周波数特性補正回路11の出力間に容量C3を備え、第2の増幅トランジスタQ4の制御電極に第5の抵抗R5を用いて高位電源VCCにプルアップ接続し、更に周波数特性補正回路11の出力間に容量C4を備えた、図11に示すような広帯域増幅器10cとすることも可能であり、この場合容量C3及び容量C4の寄生容量も含め周波数特性を補正することにより、図2で示した広帯域増幅器10aと同等の効果が得られる。更に、周波数特性補正回路11と増幅器12は容量を介し接続されているため、広帯域増幅器10としての動作電圧はバッファ回路13と増幅トランジスタの制御電極・エミッタ間電圧1つ分でよく、低電圧動作が可能となる。
【0044】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る広帯域増幅器10dは、図12に示すように、第1の実施の形態に係る広帯域増幅器10aにおける各npn型トランジスタをぞれぞれnMOSトランジスタに置き換えた構造に対応する。従って第2の実施の形態では「第1の主電極」はドレイン電極、「第2の主電極」はソース電極、「制御電極」はゲート電極に対応する。
【0045】
バッファ回路13は、第1の駆動nMOSトランジスタN1、第1のバッファnMOSトランジスタN21、第2の駆動nMOSトランジスタN2、第2のバッファnMOSトランジスタN22を備える。第1の駆動nMOSトランジスタN1は、バンドパスフィルタ(BPF)23の高電位側出力に接続されたゲート端子、高位電源VCCに接続されたドレイン端子、及び出力端子であるソース端子を備える。第1のバッファnMOSトランジスタN21は、第1の駆動nMOSトランジスタN1と並列に接続されたゲート端子とドレイン端子、及び出力端子であるソース端子を備える。第2の駆動nMOSトランジスタN2は、バンドパスフィルタ(BPF)23の低電位側出力に接続されたゲート端子、高位電源VCCに接続されたドレイン端子、及び出力端子であるソース端子を備える。第2のバッファnMOSトランジスタN22は、第2の駆動nMOSトランジスタN2と並列に接続されたゲート端子とドレイン端子、及び出力端子であるソース端子を備える。
【0046】
また、容量補正回路14は、第1の帰還nMOSトランジスタN5、第2の帰還nMOSトランジスタN6と、第1の補正容量C1と、第2の補正容量C2とを備える。第1の帰還nMOSトランジスタN5は、第1の基準電圧Vref1を入力するゲート端子、第1の駆動nMOSトランジスタN1の出力端子に接続されたドレイン端子、第1の帰還電流源IEE1を介し低位電源VSSに接続されたソース端子を備える。第2の帰還nMOSトランジスタN6は、第2の基準電圧Vref2を入力するゲート端子、第2の駆動nMOSトランジスタN2の出力端子に接続されたドレイン端子、第3の帰還電流源IEE3を介し低位電源VSSに接続されたソース端子を備える。第1の補正容量C1は、一端を第1の帰還nMOSトランジスタN5のソース端子に、他端を第1のバッファnMOSトランジスタN21のソース端子及び第1の帰還電流源IEE1を介し低位電源VSSに接続している。第2の補正容量C2は、一端を第2の帰還nMOSトランジスタN6のソース端子に、他端を第2のバッファnMOSトランジスタN22のソース端子及び第4の帰還電流源IEE4を介し低位電源VSSに接続している。
【0047】
更に、増幅器12は、第1の増幅nMOSトランジスタN3と第2の増幅nMOSトランジスタN4を備える。第1の増幅nMOSトランジスタN3は、第1の駆動nMOSトランジスタN1のソース端子に接続されたゲート端子、第1の抵抗R1を介して高位電源VCCに接続されたドレイン端子、駆動電流源IEE5を介し低位電源VSSに接続されたソース端子を備える。第2の増幅nMOSトランジスタN4は、第2の駆動nMOSトランジスタN2のソース端子に接続されたゲート端子、第2の抵抗R2を介して高位電源VCCに接続されたドレイン端子、駆動電流源IEE5を介し低位電源VSSに接続されたソース端子を備える。図12に示した広帯域増幅器10dは増幅器12の第1の駆動トランジスタQ3と第2の増幅トランジスタQ4の回路構成が対称であることから、図13に示すような第1の増幅トランジスタQ3側のシングル回路で動作すると考えることができる。ただし、図13では、第1の増幅トランジスタQ3の制御電極に電流が流れない場合の制御電極の接合容量をC10とした等価回路としている。第1の実施の形態に係る広帯域増幅器10dは上記の様に構成され、第1の増幅nMOSトランジスタN3と第2の増幅nMOSトランジスタN4のゲート端子の有する入力容量を、容量補正回路14で生成した補正電流を流すことにより、ダイナミックレンジが広く広帯域において増幅が可能であり、低電圧動作が可能な広帯域増幅器を得ることが可能となる。
【0048】
図12で示した広帯域増幅器10dは、第1の帰還電流源IEE1を第3の抵抗R3とし、更に第2の帰還電流源IEE3を第4の抵抗R4とした図14に示すような広帯域増幅器10eとすることも可能であり、図12で示した広帯域増幅器10dと同等の効果が得られる。
【0049】
又、図14で示した広帯域増幅器10eは増幅器12の第1の増幅nMOSトランジスタN3のゲート端子に第6の抵抗R6を用いて高位電源VCCにプルアップ接続し、更に周波数特性補正回路11の出力間に容量C3を備え、第2の増幅nMOSトランジスタN4のゲート端子に第5の抵抗R5を用いて高位電源VCCにプルアップ接続し、更に周波数特性補正回路11の出力間に容量C4を備えた、図15に示すような広帯域増幅器10fとすることも可能であり、図12で示した広帯域増幅器10dと同等の効果が得られ、更に第1の増幅nMOSトランジスタN3のゲート端子及び第2の増幅nMOSトランジスタN4のゲート端子の入力信号の直流成分を除去する効果がある。他は第1の実施の形態と実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
【0050】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る広帯域増幅器10gは、図16に示すように、第1の実施の形態に係る広帯域増幅器10aにおける周波数特性補正回路11を増幅器12の後段に接続している。第1の実施の形態では、周波数特性補正回路11は増幅器の入力の容量に補正電流を供給でいていたが、増幅器の後段に接続している。第1の実施の形態における図9で示すように多段接続の例から増幅器12の出力側に周波数特性回路を接続した場合においても、増幅器の出力となる負荷の有する容量に補正電流を供給し、ダイナミックレンジが広く広帯域において増幅が可能である。他は第1の実施の形態と実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
【0051】
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る広帯域増幅器10hは、図17に示すように、第2の実施の形態に係る広帯域増幅器10dにおける周波数特性補正回路11を増幅器12の後段に接続している。第1の実施の形態では、周波数特性補正回路11は増幅器の入力の容量に補正電流を供給でいていたが、増幅器の後段に接続し、増幅器の出力となる負荷の有する容量に補正電流を供給し、ダイナミックレンジが広く広帯域において増幅が可能となる。
【0052】
他は第2の実施の形態と実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
【0053】
(半導体集積回路)
本発明の第1及び第2の実施に係る広帯域増幅器10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10hを含む図19で示した受信部3は同一の半導体チップ101上にモノリシックに集積化し、半導体集積回路100を形成することが可能である。
【0054】
ここでは、低雑音増幅器(LNA)20、第1の周波数混合回路(MIX)22、利得可変増幅器(AGC)24、第2の周波数混合回路(MIX)25、第3の周波数混合回路(MIX)26、直交復調器(QD)27は半導体チップ101上に形成される。
【0055】
半導体チップ101のボンディングパッド40aは、送受分波器2からの受信信号を入力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり、低雑音増幅器(LNA)20の入力に電気的に接続される。ボンディングパッド40bは、第2のバンドパスフィルタ(BPF)21に信号を出力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり低雑音増幅器(LNA)20の出力に電気的に接続される。ボンディングパッド40cは、第2のバンドパスフィルタ(BPF)21から信号を入力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり、第1の周波数混合回路(MIX)22の入力に電気的に接続される。ボンディングパッド40dは、第3のバンドパスフィルタ(BPF)23に信号を出力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり、第1の周波数混合回路(MIX)22の出力に電気的に接続される。ボンディングパッド40eは、第3のバンドパスフィルタ(BPF)23からの信号を入力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり、利得可変増幅器(AGC)24の入力に電気的に接続される。ボンディングパッド40f、40gは、ベースバンド信号回路6に信号を出力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり、第2の周波数混合回路(MIX)25の出力にそれぞれ電気的に接続される。同様にボンディングパッド40h、40iは、ベースバンド信号回路6からの信号を入力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり、第3の周波数混合回路(MIX)26の出力にそれぞれ電気的に接続される。ボンディングパッド40j、40kは局部発振器4からの信号を入力するための半導体チップ101上に形成された内部端子であり、ボンディングパッド40jは第1の周波数混合回路(MIX)22の入力に電気的に接続され、ボンディングパッド40kは第2の周波数混合回路(MIX)25と90°移相回路27に電気的に接続されている。一方、同様に利得可変増幅器(AGC)24の出力と第2の周波数混合回路(MIX)25及び第3の周波数混合回路(MIX)26の入力、90°移相回路27の出力と第3の周波数混合回路(MIX)26の入力は、電気的に接続されている。
【0056】
図21においては、デジタルCMOSプロセスを用いて形成できる範囲で半導体チップ101を構成している。具体的には、ボンディングパッド40a、40b、40e等は、例えば半導体チップ101の素子形成表面に形成された1×1018〜1×1021cm-3程度のドナーもしくはアクセプターがドープされた複数の高不純物密度領域(ソース領域/ドレイン領域等)にそれぞれ接続されている。そして、この複数の高不純物密度領域にオーミック接触するように、アルミニウム(Al)、もしくはアルミニウム合金(Al−Si、Al−Cu−Si)等の金属からなる複数の電極層が形成されている。そしてこの複数の電極層の上部には、酸化膜(SiO2)、PSG膜、BPSG膜、窒化膜(Si34)、あるいは、ポリイミド膜等からなるパッシベーション膜が形成されている。そして、パッシベーション膜の一部に複数の電極層を露出するように複数の開口部(窓口)を設け、ボンディングパッド40a、40b、40c〜40kを構成している。あるいは、複数の電極層と金属配線で接続された他の金属パターンとして、ボンディングパッド40a、40b、40c〜40kを形成しても構わない。又、ポリシリコンゲート電極にアルミニウム(Al)、もしくはアルミニウム合金(Al−Si、Al−Cu−Si)等の金属からなるボンディングパッド40a、40b、40c〜40kを形成することが可能である。あるいは、複数のポリシリコンゲート電極に接続されたゲート配線等の複数の信号線を介して、他の複数のボンディングパッドを設けてもよい。ポリシリコンから成るゲート電極の替わりにタングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)等の高融点金属、これらのシリサイド(WSi、TiSi、MoSi)等、あるいはこれらのシリサイドを用いたポリサイド等から成るゲート電極でも構わない。
【0057】
(その他の実施の形態)
第1の実施の形態では各トランジスタをバイポーラトランジスタ(BJT)で説明し、第2の実施の形態ではMOSトランジスタで説明したが、これらに限定されず、ショットキーバリア型FET(MESFET)、ジャンクション型FET(JFET)、静電誘導トランジスタ(SIT)等であってもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明により、ダイナミックレンジが広く広帯域において増幅が可能であり、低電圧動作が可能な広帯域増幅器及びこれに用いる無線送受信装置、及び半導体集積回路得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の第1及び第2の実施の形態広帯域増幅器10を説明した図である。図1(b)は本発明の第3及び第4の実施の形態広帯域増幅器10を説明した図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る広帯域増幅器10aを説明した図である。
【図3】 図3(a)は第1の実施の形態に係るを駆動回路の小信号等価回路を説明した図である。図3(b)は従来の技術に係るを駆動回路の小信号等価回路を説明した図である。
【図4】 第1の実施の形態に係る広帯域増幅器の小信号等価回路における伝達関数に基づく周波数特性を示した図である。
【図5】 第1の実施の形態に係る広帯域増幅器の周波数特性シミュレーション結果を示した図である。
【図6】 第1の実施の形態に係る広帯域増幅器の第2の補正容量を変化させた場合の周波数特性を説明した図である。
【図7】 第1の実施の形態に係る広帯域増幅器単体での周波数特性を説明した図である。
【図8】 第1の実施の形態に係る広帯域増幅器を多段接続した場合の周波数特性を説明した図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態に係る広帯域増幅器のを説明した図である。
【図10】 本発明の第3の実施の形態に係る広帯域増幅器10aを説明した図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態に係る広帯域増幅器10bを説明した図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係る広帯域増幅器10cを説明した図である。
【図13】 本発明の第4の実施の形態に係る広帯域増幅器10dを説明した図である。
【図14】 本発明の第4の実施の形態に係る広帯域増幅器10eを説明した図である。
【図15】 本発明の第2の実施の形態に係る広帯域増幅器10fを説明した図である。
【図16】 本発明の第3の実施の形態に係る広帯域増幅器10gを説明した図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態に係る広帯域増幅器10hを説明した図である。
【図18】 本発明の第1〜4の実施の形態に係る広帯域増幅器を含む無線送受信装置を説明した図である。
【図19】 無線送受信装置の受信部について説明した図である。
【図20】 無線送受信装置の受信部の利得可変増幅器を説明した図である。
【図21】 本発明の第1〜4の実施の形態に係る広帯域増幅器を含む半導体集積回路を説明した図である。
【図22】 従来の広帯域増幅器を説明した図である。
【符号の説明】
1:送受信アンテナ
2:送受分波器
3:受信部
4:局部発振器
5:送信部
6:ベースバンド信号回路
7:第1のバンドパスフィルタ(BPF)
10:広帯域増幅器
10a〜10h:広帯域増幅器
11:周波数特性補正回路
12:増幅器
13:バッファ回路
14:容量補正回路
15:クロスカップル型補正回路
20:低雑音増幅器(LNA)
21:第2のバンドパスフィルタ(BPF)
22:第1の周波数混合回路(MIX)
23:第3のバンドパスフィルタ(BPF)
24:利得可変増幅器(AGC)
25:第2の周波数混合回路(MIX)
26:第3の周波数混合回路(MIX)
27:90°移相回路27
28:直交復調器(QD)
30:利得制御回路
31:バッファ
40a〜40k:ボンディングパッド
100:半導体集積回路
101:半導体チップ
201〜204:広帯域増幅器
Q1:第1の駆動トランジスタ
Q2:第2の駆動トランジスタ
Q3:第1の増幅トランジスタ
Q4:第2の増幅トランジスタ
Q5:第1の帰還トランジスタ
Q6:第2の帰還トランジスタ
Q21:第1のバッファトランジスタ
Q22:第2のバッファトランジスタ
N1:第1の駆動nMOSトランジスタ
N2:第2の駆動nMOSトランジスタ
N3:第1の増幅nMOSトランジスタ
N4:第2の増幅nMOSトランジスタ
N5:第1の帰還nMOSトランジスタ
N6:第2の帰還nMOSトランジスタ
N21:第1のバッファnMOSトランジスタ
N22:第2のバッファnMOSトランジスタ
C1:第1の補正容量
C2:第2の補正容量
C3〜4:コンデンサ
C10、20:出力容量
Q101〜106:npn型トランジスタ
C101、101a、101b:容量
C102、102a、102b:出力容量
IEE1:第1の帰還電流源
IEE2:第1のバッファ電流源
IEE3:第2の帰還電流源
IEE4:第2のバッファ電流源
IEE5:駆動電流源
Vref:基準電圧
Vref1:第1の基準電圧
Vref2:第2の基準電圧
R1:第1の抵抗
R2:第2の抵抗
R3:第3の抵抗
R4:第4の抵抗
R5:第5の抵抗
R6:第6の抵抗
Ia、Ib:補正電流
VCC:高位電源
VSS:低位電源
Vi:入力
Vo:出力

Claims (12)

  1. 第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第1の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1の駆動トランジスタを備えるバッファ回路と、前記第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第2の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1のバッファトランジスタを有し、前記第2の同相信号から第1の補正容量を用いて第1の補正電流を生成し、該第1の補正電流を前記第1の同相信号に帰還させる容量補正回路とを備え、第1の帰還出力信号を出力に接続された容量成分を有する負荷に出力する周波数特性補正回路と、
    前記第1の帰還出力信号を入力し、第1の増幅信号を出力する増幅器
    とを備えることを特徴とする広帯域増幅器。
  2. 増幅用信号を入力し、第1の増幅信号を出力する増幅器と、
    前記第1の増幅信号を第1の入力信号として入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第1の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1の駆動トランジスタを備えるバッファ回路と、前記第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第2の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1のバッファトランジスタを有し、前記第2の同相信号から第1の補正容量を用いて第1の補正電流を生成し、該第1の補正電流を前記第1の同相信号に帰還させる容量補正回路とを備え、第1の帰還出力信号を出力に接続された容量成分を有する負荷に出力する周波数特性補正回路
    とを備えることを特徴とする広帯域増幅器。
  3. 前記容量補正回路は、
    前記第1の駆動トランジスタの第2の主電極に接続された第1の主電極、帰還電流源を介し低位電源に接続された第2の主電極、基準電圧を入力する制御電極を有する第1の帰還トランジスタと、
    前記第1のバッファトランジスタの第2の主電極と前記第1の帰還トランジスタの第2の主電極の間に接続された前記第1の補正容量と、
    前記第1のバッファトランジスタの第2の主電極と前記低位電源の間に接続された第1のバッファ電流源
    とを更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の広帯域増幅器。
  4. 前記周波数特性補正回路は、前記第1の入力信号と互いに逆相な第2の入力信号を更に入力し、前記第1の入力信号と逆相の第1及び第2の逆相信号を出力し、前記第2の逆相信号から第2の補正容量を用いて第2の補正電流を生成し、該第2の補正電流を前記第1の逆相信号に帰還させ、第2の帰還出力信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の広帯域増幅器。
  5. 前記増幅器は、前記第1の増幅信号と互いに逆相な第2の増幅信号を出力する差動増幅器であることを特徴とする請求項1記載の広帯域増幅器。
  6. 前記増幅器は、前記第1の帰還出力信号と互いに逆相な第2の帰還出力信号を入力する差動増幅器であることを特徴とする請求項2記載の広帯域増幅器。
  7. 前記容量補正回路は、前記第1の補正容量を調節することにより前記第1の補正電流の生成量を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の広帯域増幅器。
  8. 前記容量補正回路は、前記第2の補正容量を調節することにより前記第2の補正電流の生成量を設定することを特徴とする請求項4記載の広帯域増幅器。
  9. 前段広帯域増幅器の出力に後段広帯域増幅器の入力を直列に接続し、多段接続することを特徴とする請求項1又は2記載の広帯域増幅器。
  10. 電波の送受信を行う送受信アンテナと、
    該送受信アンテナに接続された第1のバンドパスフィルタと、
    該バンドパスフィルタに接続された送受分波器と、
    該送受分波器の受信信号の出力に接続され、互いに一方の入力と出力が接続された、増幅用信号を入力し、増幅信号を出力する増幅器と、第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第1の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1の駆動トランジスタを備えるバッファ回路と、前記第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第2の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1のバッファトランジスタを有し、前記第2の同相信号から補正容量を用いて補正電流を生成し、前記第1の同相信号に帰還させ、第1の帰還出力に出力する容量補正回路とを備え、前記第1の帰還出力から出力容量に前記補正電流を供給する周波数特性補正回路を備える広帯域増幅器を有する受信部と、
    前記送受分波器の送信信号の入力に接続された送信部と、
    前記受信部と前記送信部の入力にそれぞれ接続された局部発振器と、
    前記受信部の出力と前記送信部の入力にそれぞれ接続されたベースバンド信号回路とを備えることを特徴とする無線送受信装置。
  11. 前記受信部は、前記送受分波器から入力した信号を増幅する低雑音増幅器と、
    該低雑音増幅器の出力に第2のバンドパスフィルタを介し接続され局部発振器の信号を合成する周波数混合回路と、
    該周波数混合回路の出力に第3のバンドパスフィルタを介し接続され、互いに一方の入力と出力が接続された、増幅用信号を入力し、増幅信号を出力する増幅器と、
    第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第1の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1の駆動トランジスタを備えるバッファ回路と、前記第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第2の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1のバッファトランジスタを有し、前記第2の同相信号から補正容量を用いて補正電流を生成し、前記第1の同相信号に帰還させ、第1の帰還出力に出力する容量補正回路とを備え、前記第1の帰還出力から出力容量に前記補正電流を供給する周波数特性補正回路を有する広帯域増幅器を備える利得可変制御可能な利得可変増幅器と、
    該利得可変増幅器の出力を復調しベースバンド信号回路に信号を出力する直交復調器
    とを備えることを特徴とする請求項10記載の無線送受信装置。
  12. 半導体チップと、
    該半導体チップの上に集積化され、受信信号を入力する低雑音増幅器と、
    前記半導体チップの上に集積化され、局部発振器及び前記低雑音増幅器の出力を外部に設けられたバンドパスフィルタを介し接続された周波数混合回路と、
    前記半導体チップの上に集積化され、前記周波数混合回路の出力を外部に設けられたバンドパスフィルタを介し接続され、互いに一方の入力と出力が接続された、増幅用信号を入力し、増幅信号を出力する増幅器と、第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第1の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1の駆動トランジスタを備えるバッファ回路と、前記第1の入力信号を入力する制御電極、高位電源に接続された第1の主電極、前記第1の入力信号と同相の第2の同相信号を出力する第2の主電極を有する第1のバッファトランジスタを有し、前記第2の同相信号から補正容量を用いて補正電流を生成し、前記第1の同相信号に帰還させ、第1の帰還出力に出力する容量補正回路とを備え、前記第1の帰還出力から出力容量に前記補正電流を供給する周波数特性補正回路を有する広帯域増幅器を備える利得可変制御可能な利得可変増幅器と、
    前記半導体チップの上に集積化され、前記利得可変増幅器の出力を復調しベースバンド信号回路に信号を出力する直交復調器
    とを備えることを特徴とする半導体集積回路。
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