JP3855674B2 - 映像音声信号記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部機器の動作に連動して映像音声信号を記録する映像音声信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像音声信号を磁気テープに記録するビデオテープレコーダ(以下、VTRと記す)が広く普及している。このVTRは、一般的に、アナログ地上波放送とアナログBS放送を受信するためのチューナを搭載しており、これらの放送によって送信される番組は単体で録画できる。
【0003】
一方、近年では、CSデジタル放送やBSデジタル放送が普及しつつあるが、これらの放送によって送信される番組を録画するには、CS放送あるいはBS放送の受信機をVTRに接続し、これらの受信機から出力される映像音声信号をVTRの外部入力を通じて記録することになる。
【0004】
そして、CS放送あるいはBS放送によって送信される番組をVTRでタイマー録画する場合、これらの受信機とVTRとの両方の機器に予約設定をする必要があり、その操作が煩雑であった。そこで、一部のVTRでは、VTR側でのタイマー予約操作を省略できるよう、外部入力端子に信号が入来しているか否かを検出し、映像音声信号が検出され始めたタイミングで録画を開始させる一方、映像音声信号が検出されなくなったタイミングで録画を停止させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように単に映像音声信号が入来するか否かで録画を開始または停止させた場合、タイマー予約とは無関係に、使用者が受信機の電源をONにしただけでVTRが録画を開始することになってしまうため、使い勝手が良くないという問題があった。
【0006】
また、近年では、この受信機のタイマー予約動作に連動して、赤外光等によりVTRをリモコン制御できるよう、リモコン送信機を接続するための端子を備えた受信機が出現している。図4は、このようにリモコン制御によりVTRの録画を連動させる場合のシステム構成を示す図であり、VTR400の映像信号入力端子Vinには、受信機500の映像信号出力端子Voutからの映像信号が入来しており、VTR400の音声信号入力端子Ainには、受信機500の音声信号出力端子Aoutからの音声信号が入来している。
【0007】
また、受信機500のコントロール信号出力端子CTLoutには、ケーブルCVを介してリモコン送信機501が接続されており、このリモコン送信機501は、VTR400のリモコン受信機401がリモコン送信機501からのリモコン信号を受信できるような位置に設置してある。そして、受信機500のタイマー予約動作に連動して、VTR400の電源のON・OFF、録画開始及び停止の制御を行っている。
【0008】
ところが、図4に示す如くシステムの場合、リモコン送信機501とリモコン受信機401との間に障害物があれば、リモコン受信機401はリモコン信号を受信することができないため、例えば、受信機500のタイマー予約動作時に何らかの障害物が存在すれば、正常な録画を行うことができなかった。
【0009】
また、VTR400の電源をONにするリモコン信号とOFFにするリモコン信号とは、同一の信号であるため、タイマー予約動作直前にVTR400の電源がONであれば、タイマー予約動作開始時点で、VTR400の電源がOFFになり、正常な録画を行うことができないという問題があった。また、VTR400の電源ON時点で、VTR400が外部入力状態となるよう予め設定をしておかない限り、正常な録画を行うことができないという問題もあった。
【0010】
更に、VTR400は、単にリモコン受信機401を介して入来するリモコン信号によって動作しているだけであるので、カセットを入れ忘れていても何の警告表示もされず、カセットの入れ忘れにより録画を失敗してしまうというおそれもあった。
【0011】
本願発明は、これらの問題点に鑑みなされたものであり、タイマー録画予約された外部機器に連動して、簡単且つ確実に番組を録画することのできる映像音声信号記録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明に係る映像音声信号記録装置は、
タイマー予約設定機能を有する受信機である外部機器に連動して記録動作を行う映像音声信号記録装置であり、
前記外部機器から出力される映像音声信号を受信するための映像音声信号受信端子と、
放送信号を受信するためのチューナと、
前記映像音声信号受信端子からの映像音声信号と、前記チューナからの映像音声信号との何れか一方を選択出力する選択出力部と、
前記選択出力部の出力する映像音声信号を記録媒体に記録する記録部と、
前記記録媒体の挿入及び排出を行う機構部と、
電源をオフにすると共に前記機構部における前記記録媒体の排出を禁止させた待機状態へと移行させる待機状態設定部と、
前記外部機器から出力されるリモコン信号を、ケーブルを介して受信するリモコン信号受信端子と、
前記リモコン信号受信端子の出力と、前記待機状態設定部からの設定情報とに応じて、前記記録部と前記選択出力部とを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記待機状態設定部において待機状態が設定されている期間中に前記外部機器から受信した当該装置の電源オンにさせるリモコン信号に応答して電源をオンさせた後に、前記外部機器から受信した記録を開始させるリモコン信号に応答して、前記記録部における記録を開始させ、前記外部機器から受信した記録を停止させるリモコン信号に応答して、前記記録部における記録を停止させるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
また、前記制御部は、前記外部機器から出力される電源のオンを示すリモコン信号に応答して、前記選択出力部が前記映像音声受信端子からの映像音声信号を選択出力するよう前記選択出力部を制御するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
また、前記制御部は、前記待機状態設定部において待機状態が設定されることに応答して、前記選択出力部が前記映像音声受信端子からの映像音声信号を選択出力するよう前記選択出力部を制御するようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
また、前記機構部によって前記記録媒体の挿入が行われているか否かを検出する記録媒体検出部を更に備え、
前記待機状態設定部において待機状態が設定された状態で、前記記録媒体検出部により前記記録媒体が挿入されていることが検出されなかった場合には、警告表示を行うことを特徴とするものである。
【0016】
また、前記リモコン信号は、第1及び第2の信号線を有する前記ケーブルにおける一方の信号線の電圧のみを変化させることにより伝送されており、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との間に電位差が生じているか否かに応じて前記リモコン信号を検出する信号検出部を更に設けたことを特徴とするものである。
【0017】
また、前記リモコン信号は、所定周波数の搬送波に重畳して伝送されており、前記信号検出部で検出したリモコン信号における前記搬送波を除去する搬送波除去部を更に設け、前記搬送波除去部にて前記搬送波を除去したリモコン信号を前記制御部に供給するようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
また、前記映像音声信号受信端子で受信した映像音声信号に含まれる同期信号を検出し、検出信号を前記制御部に供給する同期検出部を更に備え、
前記制御部は、前記待機状態設定部において待機状態が設定されている期間中に前記外部機器から受信した当該装置の電源オンにさせるリモコン信号に応答して電源をオンさせた後に、前記外部機器から受信した記録を開始させるリモコン信号に応答して前記記録部における記録を開始させる第1のモードと、前記待機状態設定部において待機状態が設定されている期間中に前記同期検出部で検出した同期信号に応答して前記記録部における記録を開始させる第2のモードとに設定可能であることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る映像音声信号記録装置と外部機器との接続状態を説明するための図であり、同図では、映像音声信号記録装置100に、外部機器である第1の受信機200と第2の受信機300とを接続した状態を示している。
【0020】
ここで、第1の受信機200は、映像信号出力端子Voutと音声信号出力端子Aoutの他に、図4で示したリモコン送信機501内のLEDを発光させるためのコントロール信号を出力するコントロール信号出力端子CTLoutを備える装置であり、第2の受信機300は、映像信号出力端子Voutと音声信号出力端子Aoutは備えるが、コントロール信号出力端子CTLoutは備えない装置である。
【0021】
また、ここでは、図示の如く、第1の受信機200のコントロール信号出力端子CTLout、映像信号出力端子Vout、音声信号出力端子Aoutが夫々、映像音声信号記録装置100のコントロール信号入力端子CTLin、第1の映像信号入力端子V1in、第1の音声信号入力端子A1inと接続され、第2の受信機300の映像信号出力端子Vout、音声信号出力端子Aoutが夫々、映像音声信号記録装置100の第2の映像信号入力端子V2in、第2の音声信号入力端子A2inと接続されているものとする。なお、第1の受信機200のコントロール信号出力端子CTLoutと映像音声信号記録装置100のコントロール信号入力端子CTLinとは、φ3.5プラグを両端に有するケーブルで接続されているものとする。
【0022】
また、図2は、本発明に係る映像音声信号記録装置の構成を説明するためのブロック図であり、同図において、1はコントロール信号入力端子CTLinを介して入来するリモコン信号を検出する信号検出部、2は信号検出部2で検出したリモコン信号を反転させるH/L反転部、3はH/L反転部2の出力するリモコン信号のキャリアを除去するキャリア除去部である。
【0023】
また、5は地上波放送またはBSアナログ放送等を受信するためのチューナ、6は第1の映像信号入力端子V1inと第2の映像信号入力端子V2inとチューナ5とから出力される映像信号の何れかを選択出力する映像信号切換部、7は映像信号切換部6が選択出力した映像信号に所定の信号処理を施し、これを記録媒体20に記録する映像信号記録部、8は映像信号切換部6の出力に同期信号が存在するか否かを検出する同期信号検出部である。
【0024】
一方、9は第1の音声信号入力端子A1inと第2の音声信号入力端子A2inとチューナ5とから出力される音声信号の何れかを選択出力する音声信号切換部、7は音声信号切換部6が選択出力した音声信号に所定の信号処理を施し、これを記録媒体20に記録する音声信号記録部である。そして、11は記録媒体20が収納されるカセットが本映像音声信号記録装置に挿入されているか否かを検出するカセット有無検出部、12はカセットに設けらている記録防止制御用孔を検出する孔検出部である。
【0025】
なお、図示の如く、CPU4はキャリア除去部3、リモコン受信部14、操作部13、カセット有無検出部11、カセット孔検出部12、同期信号検出部8の夫々の出力を受けられるようこれらの構成と接続され、また、映像信号切換部6、映像信号記録部7、音声信号切換部9、音声信号記録部10の夫々を制御できるようこれらの構成とも接続されている。また、ここでは図示しないが、本映像音声信号記録装置には、記録媒体20が収納されるカセットの挿入及び排出を行うための機構部が設けられている。
【0026】
次に、本発明に係る映像音声信号記録装置の動作について説明する。
まず、使用者は、外部機器に連動して録画を実行させる際に、接続されている機器に応じたモードを選択する。ここで、本映像音声信号記録装置は、コントロール信号入力端子CTLinを介して入来するリモコン信号に基づき録画を実行させるリンク予約モードと同期信号検出部8で検出される同期信号に基づき録画を実行させる着信予約モードとを備える。
【0027】
そして、図1に示す第1の受信機200の如くコントロール信号出力端子CTLoutを備える装置に連動して録画を実行させる際には、リンク予約モードを選択する一方、図1に示す第2の受信機300の如くコントロール信号出力端子CTLoutを備えない装置に連動して録画を実行させる際には、着信予約モードを選択する。
【0028】
以下、コントロール信号出力端子CTLoutを備える外部機器に連動して録画を実行するリンク予約モード時の動作を説明する。使用者は、例えば、本映像音声信号記録装置のメニュー画面にてリンク予約モードを設定し、更に、操作部13にて所定のボタンを押すことにより映像音声信号記録装置を待機状態にする。
【0029】
なお、映像音声信号記録装置が待機状態になった際に、カセット有無検出部11にてカセットが挿入されていないことが検出されるか、あるいは、カセット孔検出部12にて記録防止制御用孔が検出された場合には、本映像音声信号記録装置の前面に設けられる図示しない表示部で警告表示を行う。また、この待機状態では、操作部13による電源ONの指示やカセットの排出指示は受け付けられず、この待機状態を解除するには、待機状態に移行させた所定のボタンを所定時間押す必要がある。
【0030】
そして、このような待機状態において、コントロール信号入力端子CTLinを介してリモコン信号が入来すると信号検出部1は、このリモコン信号を検出する。そして、信号検出部1の出力がH/L反転部2を介して出力され、更にキャリア除去部3を通過してCPU3に供給される。
【0031】
ここで、図3は、コントロール信号入力端子CTLinからCPU4までの構成を詳細に示す図である。図示の如く、信号検出部1は抵抗R1、R2とトランジスタT1により構成され、H/L反転部2は抵抗R3、R4とトランジスタT2により構成され、キャリア除去部3は電圧源Vcと抵抗R6とコンデンサC1により構成される。
【0032】
なお、抵抗R5、R7は、流れる電流を制限し、各素子を保護するために設けられている。また、図3に示す各素子は、R1、R2、R3、R4=10kΩ、R5=100Ω、R6=47kΩ、R7=1kΩ、C1=10mF、Vc=5Vに設定されているものとする。
【0033】
まず、コントロール信号入力端子CTLinに入来するリモコン信号について説明すると、このリモコン信号は、本来、図4で示したリモコン送信機501内のLEDを点灯させるための信号であり、第1の信号線と第2の信号線とを有するケーブルを介して所定のキャリアに重畳して送信される。そして、この信号の電送方法としては、−電極の電位を固定にして、+電極の電位を変化させる方法と、+電極の電位を固定にして、−電極の電位を変化させる方法とがあるが、本映像音声信号記録装置は、その両方の電送方法に対応している。
【0034】
外部機器のタイマー予約動作に連動して、コントロール信号入力端子CTLinの+電極または−電極にリモコン信号が入来すると、トランジスタT1がON状態となり、コレクタとエミッタとが接続される。
【0035】
例えば、−電極の電位を固定にして、+電極の電位を変化させることによりリモコン信号を電送する方法では、−電極は常に0Vであり、+電極を例えば2〜3V程度に変化させることによりリモコン信号が電送される。一方、+電極の電位を固定にして、−電極の電位を変化させることによりリモコン信号を電送する方法では、+電極は常に5Vであり、−電極を例えば2〜3V程度に変化させることによりリモコン信号が電送される。
【0036】
従って、一方の電極における電圧の変化のみを検出したのでは、両方の伝送方法に対応できないが、本映像音声信号記録装置では、+電極と−電極との間における電位差を検出しているため、これら何れの方法で電送される場合でもトランジスタT1がON状態となり、信号を検出することができる。
【0037】
そして、トランジスタT1のエミッタとH/L反転部2とが接続されているため、トランジスタT1がON状態となるとトランジスタT2のベース電圧がHとなり、トランジスタT2がON状態となる。このように、+電極と−電極との間に電位差が生じるとトランジスタT2がON状態となり、コレクタとエミッタとが接続されるため、CPU4の図示しないポートにおける電圧が低下し、信号が検出される。これに対して、+電極と−電極との間に電位差が生じてないとトランジスタT1とT2とが共にOFF状態となるため、コレクタとエミッタとが切断され、CPU4のポートには高い電圧が供給される。
【0038】
また、前述の如く、リモコン信号は所定のキャリアに重畳されて電送されるが、キャリア除去部においてその高周波数成分が除去されるため、正味の信号のみがCPU4に供給される。なお、ここで示すCPU4は、ポートに供給される電圧が0またはこれに近い値の場合に、これを信号として検出するため、H/L反転部2によりHとLとを反転させたが、5Vまたはこれに近い値の電圧が供給された場合に、これを信号として検出するタイプのCPUを使用する場合には、H/L反転部2は必要がない。
【0039】
そして、CPUはこのようにして供給されるリモコン信号を検出するが、外部機器からは、電源をONにするコマンド、録画開始コマンド、録画停止コマンド、電源をOFFにするコマンドが順に送信される。なお、前述の如く電源をONにするコマンドと電源をOFFにするコマンドは、同一のコマンドとなっている。
【0040】
まず、外部機器でタイマー予約された番組の開始直前に電源をONにするコマンドが送信されると、これを受けたCPU4は、装置の電源をONにし、これに続き映像信号切換部6及び音声信号切換部9を制御して、第1の映像信号入力端子V1in及び第1の音声信号入力端子A1inからの信号を選択させる。
【0041】
そして、タイマー予約された番組の開始時刻になると録画開始コマンドが送信されるため、CPU4は、映像信号記録部7と音声信号記録部10とを制御し、映像信号及び音声信号の記録媒体20への記録を開始させる。なお、本映像音声信号記録装置は、リンク予約モードによる録画実行中は、操作部13を介した電源OFF等の指示は受け付けない。
【0042】
その後、タイマー予約された番組の終了時刻となると録画停止コマンドと電源をOFFにするコマンドとが送信され、CPU4は、映像信号記録部7と音声信号記録部10とを制御し、映像信号及び音声信号の記録媒体20への記録を停止させた後に、装置の電源をOFFにする。このようにして、リンク予約モードによる外部機器のタイマー予約動作に連動した録画が完了する。
【0043】
以上の如く、本発明に係る映像音声信号記録装置では、外部機器からのリモコン信号を直接受信して、録画動作を実行させているため、外部機器がタイマー予約とは無関係に電源ONされた場合でも誤って録画をすることがなく、外部機器のタイマー予約動作に連動した録画を確実に行うことができる。
【0044】
また、カセットの挿入を忘れたり、記録防止制御用孔が存在するカセット、つまり、記録禁止のカセットを挿入した場合に警告表示がされるため、本映像音声信号記録装置が録画を開始できる状態となっているか否かを確認することができる。
【0045】
また、番組の録画開始に先立ち、第1の映像信号入力端子V1in及び第1の音声信号入力端子A1inからの信号を選択するよう切り換えがなされていなくても、電源をONにするコマンドを受信して、電源をONにした後に自動的に入力の切り換えを行うため、チューナ5で受信した番組や他の入力端子からの番組を誤って録画してしまうという事態を防止することができる。
【0046】
なお、ここでは、外部機器から電源をONにするコマンドを受信した事に応答して、装置の電源をONする共に、第1の映像信号入力端子V1in及び第1の音声信号入力端子A1inからの信号を選択させた例を示したが、これに限らず、例えば操作部13で所定のボタンが押された際に、まず、第1の映像信号入力端子V1in及び第1の音声信号入力端子A1inからの信号を選択させ、その後で映像音声信号記録装置を待機状態にし、装置の電源をONする際には、単に待機状態以前の状態に復帰させるよう制御しても良い。
【0047】
一方、コントロール信号出力端子CTLoutを備えない外部機器のタイマー予約動作に連動して録画を行う際は、使用者がメニュー画面にて着信予約モードを設定して録画を行うことになる。なお、着信予約モードにおいては、まず、使用者が操作部13にて所定のボタンを押して映像信号記録再生装置を待機状態にするが、CPU4は、待機状態に移行させる直前に映像信号切換部6及び音声信号切換部9を制御することにより、第1の映像信号入力端子V1in及び第1の音声信号入力端子A1inからの信号が選択出力されるよう切り換えを行う。
【0048】
そして、タイマー予約された番組の開始時刻になると第1の映像信号入力端子V1inを介して映像信号が入来し、映像信号切換部6はこれを選択出力する。従って、同期信号検出部8は、映像信号に含まれる同期信号を検出することになり、同期信号が検出されると、同期信号検出部8はCPU4に対して検出信号を出力する。
【0049】
そして、CPU4は、同期信号検出部8から検出信号が出力されると、映像信号記録部7と音声信号記録部10とを制御し、映像信号及び音声信号の記録媒体20への記録を開始させる。また、録画実行中は、リンク予約モードと同様に、操作部13を介した電源OFF等の指示は受け付けない。
【0050】
その後、タイマー予約された番組の終了時刻となると同期信号検出部8において、同期信号が検出されなくなるため、CPU4は、映像信号記録部7と音声信号記録部10とを制御し、映像信号及び音声信号の記録媒体20への記録を停止させ、その後で装置の電源をOFFにする。このようにして、着信予約モードによる外部機器のタイマー予約動作に連動した録画が完了する。
【0051】
以上の如く、本発明に係る映像音声信号記録装置では、リンク予約モードと着信予約モードとを切り換えて使用できるため、コントロール信号出力端子CTLoutを備える外部機器でも、この端子を備えない外部機器でもタイマー予約動作に連動した録画を行うことができ、外部機器がコントロール信号出力端子CTLoutを備える場合には、より確実に録画を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、電源がオフとなり記録媒体の排出が禁止された待機状態において、リモコン信号受信端子を介してリモコン信号が入来した場合に、リモコン信号に応じた動作を行うため、外部機器がタイマー予約とは無関係に動作した場合に、誤って録画を開始してしまう事態を防止することができるばかりでなく、外部機器のタイマー予約動作に連動した確実な録画を行うことができるという効果を奏する。
【0053】
また、請求項2又は3に係る発明によれば、外部機器から出力される電源のオンを示すリモコン信号、又は、待機状態が設定されることに応答して、外部機器からの信号を選択出力するよう選択出力部を制御するため、チューナで受信した番組等を誤って録画してしまう事態を防止できるという効果を奏する。
【0054】
更に、請求項4に係る発明によれば、待機状態が設定された状態で記録媒体が挿入されていることが検出されなかった場合には、警告表示が行われるため、本映像音声信号記録装置が録画を開始できる状態となっているか否かを確認することができるという効果を奏する。
【0055】
更に、請求項5に係る発明によれば、外部機器と接続されるケーブルにおける第1の信号線と第2の信号線との間の電位差を検出することによりリモコン信号を検出しているため、リモコン信号が第1の信号線の電位のみを変化させて伝送される場合でも、また、第2の信号線の電位のみを変化させて伝送されるでも確実にこのリモコン信号を検出できるという効果を奏する。
【0056】
更に、請求項6に係る発明によれば、搬送波除去部を備えるため、リモコン信号が搬送波に重畳して伝送される場合でも、このリモコン信号を確実に検出できるという効果を奏する。
【0057】
更に、請求項7に係る発明によれば、待機状態が設定されている期間中に入来するリモコン信号に応答して記録を開始させる第1のモードと、待機状態が設定されている期間中に同期信号が検出されたことに応答して記録を開始させる第2のモードとを備えるため、外部機器がリモコン信号を出力するための端子を備えない場合であっても、この外部機器の動作に連動して録画を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像音声信号記録装置と外部機器との接続状態とを説明するための図である。
【図2】本発明に係る映像音声信号記録装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】CPUにリモコン信号を供給するための構成を詳細に示す図である。
【図4】赤外光等によるリモコン制御によってVTRを動作させるシステムを示す図である。
【符号の説明】
1…信号検出部
2…H/L反転部
3…キャリア除去部
4…CPU
5…チューナ
6…映像信号切換部
7…映像信号記録部
8…同期信号検出部
9…音声信号切換部
10…音声信号記録部
11…カセット有無検出部
12…カセット孔検出部
13…操作部
20…記録媒体
100…映像音声信号記録装置
200…第1の受信機
300…第2の受信機
400…VTR
500…受信機

Claims (7)

  1. タイマー予約設定機能を有する受信機である外部機器に連動して記録動作を行う映像音声信号記録装置であり、
    前記外部機器から出力される映像音声信号を受信するための映像音声信号受信端子と、
    放送信号を受信するためのチューナと、
    前記映像音声信号受信端子からの映像音声信号と、前記チューナからの映像音声信号との何れか一方を選択出力する選択出力部と、
    前記選択出力部の出力する映像音声信号を記録媒体に記録する記録部と、
    前記記録媒体の挿入及び排出を行う機構部と、
    電源をオフにすると共に前記機構部における前記記録媒体の排出を禁止させた待機状態へと移行させる待機状態設定部と、
    前記外部機器から出力されるリモコン信号を、ケーブルを介して受信するリモコン信号受信端子と、
    前記リモコン信号受信端子の出力と、前記待機状態設定部からの設定情報とに応じて、前記記録部と前記選択出力部とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記待機状態設定部において待機状態が設定されている期間中に前記外部機器から受信した当該装置の電源オンにさせるリモコン信号に応答して電源をオンさせた後に、前記外部機器から受信した記録を開始させるリモコン信号に応答して、前記記録部における記録を開始させ、前記外部機器から受信した記録を停止させるリモコン信号に応答して、前記記録部における記録を停止させるようにしたことを特徴とする映像音声信号記録装置。
  2. 前記制御部は、前記外部機器から出力される電源のオンを示すリモコン信号に応答して、前記選択出力部が前記映像音声受信端子からの映像音声信号を選択出力するよう前記選択出力部を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の映像音声信号記録装置。
  3. 前記制御部は、前記待機状態設定部において待機状態が設定されることに応答して、前記選択出力部が前記映像音声受信端子からの映像音声信号を選択出力するよう前記選択出力部を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の映像音声信号記録装置。
  4. 前記機構部によって前記記録媒体の挿入が行われているか否かを検出する記録媒体検出部を更に備え、
    前記待機状態設定部において待機状態が設定された状態で、前記記録媒体検出部により前記記録媒体が挿入されていることが検出されなかった場合には、警告表示を行うことを特徴とする請求項1記載の映像音声信号記録装置
  5. 前記リモコン信号は、第1及び第2の信号線を有する前記ケーブルにおける一方の信号線の電圧のみを変化させることにより伝送されており、
    前記第1の信号線と前記第2の信号線との間に電位差が生じているか否かに応じて前記リモコン信号を検出する信号検出部を更に設けたことを特徴とする請求項1記載の映像音声信号記録装置。
  6. 前記リモコン信号は、所定周波数の搬送波に重畳して伝送されており、前記信号検出部で検出したリモコン信号における前記搬送波を除去する搬送波除去部を更に設け、前記搬送波除去部にて前記搬送波を除去したリモコン信号を前記制御部に供給するようにしたことを特徴とする請求項5記載の映像音声信号記録装置。
  7. 前記映像音声信号受信端子で受信した映像音声信号に含まれる同期信号を検出し、検出信号を前記制御部に供給する同期検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記待機状態設定部において待機状態が設定されている期間中に前記外部機器から受信した当該装置の電源オンにさせるリモコン信号に応答して電源をオンさせた後に、前記外部機器から受信した記録を開始させるリモコン信号に応答して前記記録部における記録を開始させる第1のモードと、前記待機状態設定部において待機状態が設定されている期間中に前記同期検出部で検出した同期信号に応答して前記記録部における記録を開始させる第2のモードとに設定可能であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の映像音声信号記録装置。
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