JP3855655B2 - インターネットファクシミリ装置およびその制御方法、並びにファクシミリ装置、通信指示端末装置 - Google Patents

インターネットファクシミリ装置およびその制御方法、並びにファクシミリ装置、通信指示端末装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットファクシミリ装置およびその制御方法、ファクシミリ装置、通信指示端末装置に関し、特に、FAX転送の中継機若しくはFAX通信上におけるセキュリティの確保を十分にし、送信側のオペレータが意図するセキュリティ通信を達成させることが可能なインターネットファクシミリ装置およびその制御方法、ファクシミリ装置、通信指示端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの急速な拡大により、通信コストの低減という観点からインターネットFAX装置なるものが現われてきている。
【0003】
この種のインターネットFAX装置の機能においては、Email to FAX Gateway機能、すなわち、インターネットから受信した文書をFAXにて転送する機能が存在する。
【0004】
そして、このEmail to FAX Gateway機能は、主に、FAX通信で行うものを、通信コストの低減を目的に、中継路(長距離を想定)の部分にインターネットを利用して通信コストの低減を図るものである。勿論、iFAX機能がない相手端末に対して、通信を行なう場合にも有効な機能である。
【0005】
ところで、近年、インターネットの急激な拡大と利用ユーザ数の爆発的な増大が広がってるが、インターネットのセキュリティに関する事柄が注目されている。すなわち、インターネットの不正利用、なりすまし、盗聴、踏み台、メール爆弾、スパム等、様々なトラブルに対する対処方法についてである。
【0006】
さて、インターネットFAXにおいても、同様に、セキュリティに関して重要視されるようになり、S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)またはPGP/MIME(Pretty Good Privacy/Multipurpose Internet Mail Extension)の技術が利用され、暗号化や認証という事柄が注目されている。
【0007】
ところが、従来、Email to FAX Gateway機能を実装するiFAXにおいては、Emailで受信した文書をFAX転送する際、上記S/MIMEやPGP/MIME等で添付文書が暗号化されていると、その暗号化された文書を、復号化してから転送先のFAXに送信している。
【0008】
このため、FAX転送の中継機若しくはFAX通信上におけるセキュリティの確保が十分でなく、送信側のオペレータが意図するセキュリティ通信を達成させることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来、Email to FAX Gateway機能を実装するインターネットFAXにあっては、Emailで受信した文書をFAX転送する際、S/MIMEやPGP/MIME等で添付文書が暗号化されていると、その暗号化された文書を復号化してから転送先のFAXに送信しているため、FAX転送の中継機若しくはFAX通信上におけるセキュリティの確保が十分でなく、送信側のオペレータが意図するセキュリティ通信を達成させることができないという不都合がある。
【0010】
そこで、上記不都合を解消し、FAX転送の中継機若しくはFAX通信上におけるセキュリティの確保を十分にし、送信側のオペレータが意図するセキュリティ通信を達成させることが可能なインターネットファクシミリ装置およびその制御方法、ファクシミリ装置、通信指示端末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、
電話網とインターネットの両方に接続され、インターネットを介して受信した電子メール文書をファクシミリ転送する機能を有するインターネットファクシミリ装置の制御方法において、ファクシミリ転送用の電子メール文書を受信した場合、当該受信した電子メール文書が暗号化されているか否かを判定し、該判定により当該電子メール文書が暗号化されていると判定された場合、当該暗号化文書を復号化せず、そのまま画情報としてファクシミリ転送を実行することを特徴とする。
【0012】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記受信した暗号化文書を復号化してからファクシミリ転送を実行するか、該暗号化文書を復号化せずそのままファクシミリプロトコル上の画情報としてファクシミリ転送を実行するかいずれかを送信元通信端末装置からのファクシミリ転送指示設定に応じて制御することを特徴とする。
【0013】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、
前記暗号化された暗号化文書を送信する電子メールのヘッダ部分或いは電子メールの内容部分のいずれかに設定されている前記ファクシミリ転送指示設定に応じて前記ファクシミリ転送を制御することを特徴とする。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの発明において、
前記暗号化文書の暗号化には、S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)またはPGP/MIME(Pretty Good Privacy/Multipurpose Internet Mail Extension)の暗号化方式が採用されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項5の発明は、
電話網とインターネットの両方に接続され、インターネットを介して受信した電子メール文書をファクシミリ転送する機能を有するインターネットファクシミリ装置において、ファクシミリ転送用の電子メール文書を受信した場合、当該受信した電子メール文書が暗号化されているか否かを判定する判定手段と、該判定手段により当該電子メール文書が暗号化されていると判定された場合、当該暗号化文書を復号化せず、そのままファクシミリプロトコル上の画情報として扱ってファクシミリ転送を実行する通信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、
前記通信制御手段は、前記受信した暗号化文書を復号化してからファクシミリ転送を実行するか、該暗号化文書を復号化せずそのままファクシミリプロトコル上の画情報としてファクシミリ転送を実行するかいずれかを送信元通信端末装置からのファクシミリ転送指示設定に応じて制御することを特徴とする。
【0017】
また、請求項7の発明は、請求項5または6の発明において、
前記通信制御手段は、前記暗号化された暗号化文書を送信する電子メールのヘッダ部分或いは電子メールの内容部分のいずれかに設定されている前記ファクシミリ転送指示設定に応じて前記ファクシミリ転送を制御することを特徴とする。
【0018】
また、請求項8の発明は、請求項5乃至7いずれかの発明において、
前記暗号化文書の暗号化には、S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)またはPGP/MIME(Pretty Good Privacy/Multipurpose Internet Mail Extension)の暗号化方式が採用されることを特徴とする。
【0019】
また、請求項9の発明は、
インターネットを介してインターネットファクシミリ装置に電子メール文書のファクシミリ転送を指示する機能を有する通信指示端末装置において、インターネットを介して受信した電子メール文書をファクシミリ転送する機能を有するインターネットファクシミリ装置に対して送信する電子メール文書を暗号化する暗号化手段と、該暗号化手段により暗号化された暗号化文書を前記インターネットファクシミリ装置で復号化してからファクシミリ転送を実行するか、該暗号化文書を前記インターネットファクシミリ装置で復号化せずそのままファクシミリプロトコル上の画情報としてファクシミリ転送を実行するかのいずれかを指示する指示手段とを具備することを特徴とする。
【0020】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、
前記指示手段は、前記暗号化された暗号化文書を送信する電子メールのヘッダ部分或いは電子メールの内容部分のいずれかに前記ファクシミリ転送指示を設定することを特徴とする。
【0021】
また、請求項11の発明は、請求項9または10の発明において、
前記暗号化文書の暗号化には、S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)またはPGP/MIME(Pretty Good Privacy/Multipurpose Internet Mail Extension)の暗号化方式が採用されることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照にして説明する。
【0025】
図1は、本発明のインターネットファクシミリ(以下、単に「インターネットFAX」という。)装置1が適用されるネットワークの一構成例を示す概念図である。
【0026】
図1に示すように、このネットワーク概念図においては、インターネットFAX装置1は、公衆交換網(PSTN)2を介してG3機等のファクシミリ装置(以下、単に「FAX」という。)3a、3bと接続されるとともに、公衆交換網(PSTN)4を介し、インターネットサービスプロバイダ(ISP)5、インターネット6を介してネットワークAのルータ71を介して他のiFAX75と、パーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」という。)73および74(特許請求の範囲における「通信指示端末装置」に相当する。)と接続されてている。
【0027】
ここで、インターネットFAX装置とは、従来、電話回線上で送受信していたFAXデータをインターネットおよびイントラネットなどのIPネットワークを一部または全ての伝送路に利用して送受信したり、或いはIPネットワーク上でFAXを送受信することが可能な機器である。
【0028】
図2は、上記図1に示した本発明のインターネットFAX装置1のシステム構成を示す図である。
【0029】
図2に示すように、このインターネットFAX装置1は、CPU101、RAM102、操作表示部103、読取部104、印字部105、画像処理部106、画像蓄積部107、システム制御部108、通信制御部109、ネットワーク制御部110、網制御部111、回線切換え制御部115がシステムバス14を介して接続され、さらにファクシミリからの受信のためのモデム112とイーサネット(Ethernet)I/F113を具備している。
【0030】
ここで、CPU101は、インターネットFAX装置1全体の制御処理を行う。また、RAM102は、インターネットFAX装置1の制御に用いる記憶装置である。また、操作表示部103は、インターネットFAX装置1を操作するものである。また、読取部104は、送信原稿を読み取るものである。また、画図処理部106は、符号化、復号化、拡大、縮小等の処理を行う部分である。また、画像蓄積部107は、画情報を格納する部分である。また、システム制御部108は、インターネットFAX全体を制御するプログラムであり、例えば、ROM等から成る。また、通信制御部109は、電話網に適した通信を制御するためのものである。また、ネットワーク制御部110は、ネットワークに接続する通信を制御するためのものである。また、網制御部111は、網へ接続するためのものである。また、モデム112は、変復調装置であり、低速モードと高速モードを機能を備えている。また、EthernetI/F113は、Ethernetに接続するためのインターフェースである。また、システムバス114は、相互にデータのやり取りをするためのバスである。また、回線切換え制御部115は、複数の外部回線インタフェースと複数の内部通信回路を接続するためのものである。
【0031】
そして、上記構成要素のCPU101〜網制御部111は、システムバス114を介して相互にデータの送受を行う。
【0032】
また、通常のScan to E-mail送信の際には、操作表示部103より蓄積及び送信のパラメータが指示され、その指示に基づいて読取部104から画情報が読み込まれる。読み込まれた画情報は、画像蓄積部107に蓄積された後、システム制御部108の制御の元で、RAM102をバッファとして用いて、画像処理部106を必要に応じて使いつつ処理を行い、画像蓄積部107の中の画像を送信に適した形式に変換し、最終的に、モデム112、網制御部111及び通信制御部109を介して電話網にファクシミリとして送出するか、又はネットワーク制御部110からイーサネットI/F113を経由してEメール送信を行う。
【0033】
図3は、上記図2に示したインターネットFAX装置1のファクシミリ(FAX)転送制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0034】
図3に示すように、この処理は、インターネットFAX装置1において、FAX転送用の電子メール文書が受信された場合(ステップS101)に開始される。
【0035】
次いで、インターネットFAX装置1では、該受信文書が暗号化されているか否かが判定される(ステップS102)。
【0036】
そして、この判定の結果、該受信文書が暗号化されていると判定された場合(ステップS102YES)、インターネットFAX装置1では、該受信文書の復号化処理を行わず、暗号化文書をFAXプロトコル上の画情報として扱ってFAX転送が実行され(ステップS103)、その後、この処理が終了する。 なお、上記ステップS102の判定の結果、該受信文書が暗号化されていないと判定された場合(ステップS102NO)、インターネットFAX装置1では、通常のFAX転送処理が行われる。
【0037】
この構成によると、Email to FAX Gateway機能を有するインターネットFAX装置1では、Emailで受信した文書をFAX転送する際、S/MIMEやPGP/MIME等で添付文書が暗号化されていた場合に、その暗号化された文書を、そのまま(暗号化されたまま)転送先のFAXに送信するようにしていたため、FAX転送の中継機若しくはFAX通信上におけるセキュリティの確保が十分となり、送信側のオペレータが意図するセキュリティ通信を達成させることが可能となる。また、この場合、中継機となるインターネットFAX装置1が、暗号化/復号化機能を有していなくても、転送先のFAXマシンが備えていれば、システム全体としてセキュリティを確保できるので、全体としてのコストの低減に繋がる。また、同様に、中継機となるインターネットFAX装置1が、公開鍵、秘密鍵の管理をしなくても良いので、システム構成が小さくてすむ。
【0038】
図4は、上記図3に示したインターネットFAX装置1のファクシミリ(FAX)転送制御の他の実施の形態の処理手順を示すフローチャートであり、この場合は、通信指示端末装置(例えば、上記図1に示したPC73)からのFAX転送指示設定に応じてFAX転送を制御する場合の処理手順を示している。
【0039】
図4に示すように、この処理は、インターネットFAX装置1において、FAX転送用の電子メール文書が受信された場合(ステップS201)に開始される。
【0040】
次いで、インターネットFAX装置1では、該受信文書が暗号化されているか否かが判定される(ステップS202)。
【0041】
そして、この判定の結果、該受信文書が暗号化されていると判定された場合(ステップS202YES)、次いで、インターネットFAX装置1では、FAX転送指示設定の解析が行われる(ステップS203)。なお、ここでいう、FAX転送指示設定の解析とは、後述の図8に示すメールデータに挿入されているFAX転送指示コマンドの解析である。
【0042】
そして、この解析の結果、「暗号化文書を復号化せず、そのままFAXプロトコル上の画情報として扱ってFAX転送を実行する」旨のFAX転送指示が設定されているか否かが判定される(ステップS204)。
【0043】
この判定の結果、「暗号化文書を復号化せず、そのままFAXプロトコル上の画情報として扱ってFAX転送を実行する」旨のFAX転送指示が設定されていると判定された場合(ステップS204YES)、インターネットFAX装置1では、暗号化文書をFAXプロトコル上の画情報として扱ってFAX転送が実行され(ステップS205)、その後、この処理を終了する。
【0044】
また、上記ステップS204の判定の結果、「暗号化文書を復号化せず、そのままFAXプロトコル上の画情報として扱ってFAX転送を実行する」旨のFAX転送指示が設定されていない、すなわち、「暗号化文書を復号化してからFAX転送を実行する」旨のFAX転送指示が設定されている場合、インターネットFAX装置1では、暗号化文書を復号化してからFAX転送が実行され(ステップS206)、その後、この処理を終了する。
【0045】
なお、上記ステップS202の判定の結果、該受信文書が暗号化されていないと判定された場合(ステップS202NO)、インターネットFAX装置1では、通常のFAX転送処理が行われる。
【0046】
図5は、上記図1に示した通信指示端末装置(例えば、上記図1に示したPC73)のFAX転送用メール文書の送信制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0047】
図5に示すように、この処理は、通信指示端末装置において、送信者によりFAX転送用メール文書の送信指示が行われた場合(ステップS301)に開始される。
【0048】
次いで、通信指示端末装置では、該受信文書の暗号化の指示が行われているか否かが判定される(ステップS302)。
【0049】
そして、この判定の結果、該受信文書の暗号化の指示が行われていると判定された場合(ステップS302YES)、通信指示端末装置では、該文書の暗号化処理が行われる(ステップS303)。
【0050】
その後、通信指示端末装置では、送信者により後述の図7に示すFAX転送指示設定画面73aを用いて暗号化文書のFAX転送指示設定が行われているか否かが判定される(ステップS304)。
【0051】
そして、この判定の結果、暗号化文書のFAX転送指示が行われていると判定された場合(ステップS304YES)、次いで、通信指示端末装置では、FAX転送指示がメールヘッダ或いはメール内容部分のいずれかに設定(後述図8参照)され(ステップS305)、その後、この処理を終了する。
【0052】
なお、上記ステップS302の判定の結果、該受信文書の暗号化指示が行われていないと判定された場合(ステップS302NO)、および上記ステップS304の判定の結果、暗号化文書のFAX転送指示設定が行われていないと判定された場合(ステップS304NO)、通信指示端末装置では、通常のFAX転送処理が行われる。
【0053】
この構成によると、FAX転送を指示する通信指示端末装置でメールヘッダやメール本文中に、暗号化を中継機にて処理(復号化)するか否かを設定できるようにしたため、送信側のオペレータが意図するセキュリティ通信を達成することが可能となる。
【0054】
図6は、上記図1に示したFAX転送を受信するファクシミリ装置(例えば、FAX3a)のFAX受信制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0055】
図6に示すように、この処理は、ファクシミリ装置において、FAX受信が有りと判定された場合(ステップS401YES)に開始される。
【0056】
次いで、ファクシミリ装置では、該受信した画情報部分が暗号化されているか否かが判定される(ステップS402)。
【0057】
そして、この判定の結果、該受信した画情報部分が暗号化されていると判定された場合(ステップS402YES)、次いで、ファクシミリ装置では、上記暗号化されている画情報部分の復号化が行われる(ステップS403)。
【0058】
この復号化された後、該復号化された画情報の印刷出力が行われ(ステップS404)、その後、この処理を終了する。
【0059】
なお、上記ステップS402の判定の結果、該受信した画情報部分が暗号化されていないと判定された場合(ステップS402NO)、ファクシミリ装置では、通常のFAX受信処理が行われる。
【0060】
この構成によると、FAX転送による文書を受信するファクシミリ装置側で暗号化/復号化機能および公開鍵、秘密鍵の管理機能を備えるようにしたため、暗号化文書がそのままFAX転送されてきても、受信側のファクシミリ装置で復号化してプリントすることが可能となる。
【0061】
図7は、上記図1に示した通信指示端末装置(例えば、上記図1に示したPC73)におけるFAX転送指示設定画面73aの一構成例を示す図である。
【0062】
図7に示すように、このFAX転送指示設定画面73aでは、ファクシミリ(FAX)転送用に暗号化した文書のファクシミリ(FAX)転送指示を設定するための設定画面であり、暗号化文書を中継機(iFAX)で復号化してからファクシミリ(FAX)転送を実行する旨指示するためのチェックボックスと、暗号化文書を中継機(iFAX)で復号化せず、そのままファクシミリ(FAX)プロトコル上の画情報として扱ってファクシミリ(FAX)転送を実行する旨指示するためのチェックボックスとを備えて構成されている。
【0063】
なお、この実施例では、上記各チェックボックスの上部に「ファクシミリ(FAX)転送用に暗号化した文書のファクシミリ(FAX)転送指示を設定して下さい。」という指示情報が表示されている。
【0064】
図8は、本発明の実施の形態に使用されるメールデータの一構成例を示す図であり、特に、この場合、中継機となるインターネットFAX1に対してファクシミリ(FAX)転送指示を行うためのコマンドが挿入される様子を示している。
【0065】
図8に示すように、本発明でのFAX転送指示のコマンドは、メールヘッダ部分(▲1▼)或いはメールの内容部分(▲2▼)のいずれかに挿入される。
【0066】
そして、このFAX転送指示のコマンドには、暗号化文書を復号化してからファクシミリ転送を実行するよう指示するコマンド情報、または暗号化文書を復号化せず、そのままファクシミリプロトコル上の画情報として扱ってファクシミリ転送を実行するよう指示するコマンド情報の2種類がある。なお、上記メールの内容部分には、暗号化文書が挿入される。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ファクシミリ転送用の電子メール文書を受信した場合、当該受信した電子メール文書が暗号化されているか否かを判定し、該判定手段により当該電子メール文書が暗号化されていると判定された場合、当該暗号化文書を復号化せず、そのまま画情報としてファクシミリ転送を実行するようにしたため、FAX転送の中継機若しくはFAX通信上におけるセキュリティの確保が十分となり、送信側のオペレータが意図するセキュリティ通信を達成させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターネットFAX装置が適用されるネットワークの一構成例を示す概念図。
【図2】図1に示した本発明のインターネットFAX装置のシステム構成を示す図。
【図3】図2に示したインターネットFAX装置のファクシミリ(FAX)転送制御の処理手順を示すフローチャート。
【図4】図3に示したインターネットFAX装置のファクシミリ(FAX)転送制御の他の実施の形態の処理手順を示すフローチャート。
【図5】図1に示した通信指示端末装置(例えば、上記図1に示したPC)のFAX転送用メール文書の送信制御の処理手順を示すフローチャート。
【図6】図1に示したFAX転送を受信するファクシミリ装置(例えば、FAX)のFAX受信制御の処理手順を示すフローチャート。
【図7】図1に示した通信指示端末装置(例えば、上記図1に示したPC)におけるFAX転送指示設定画面の一構成例を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に使用されるメールデータの一構成例を示す図。
【符号の説明】
1…インターネットFAX装置、2…公衆交換網(PSTN)、3a…FAX(G3機)、3b…FAX(G3機)、4…公衆交換網(PSTN)、5…インターネットサービスプロバイダ(ISP)、6…インターネット、A…ネットワーク、71…ルータ、72…メールサーバ、73…パーソナルコンピュータ(PC)、74…パーソナルコンピュータ(PC)、75…iFAX、101…CPU、102…RAM、103…操作表示部、104…読取部、105…印字部、106…画像処理部、107…画像蓄積部、108…システム制御部、109…通信制御部、110…ネットワーク制御部、111…網制御部、112…モデム、113…Ethernet I/F、114…システムバス、115…回線切換え制御部、102a…短縮ダイヤル登録テーブル、73a…FAX転送指示設定画面

Claims (11)

  1. 電話網とインターネットの両方に接続され、インターネットを介して受信した電子メール文書をファクシミリ転送する機能を有するインターネットファクシミリ装置の制御方法において、
    ファクシミリ転送用の電子メール文書を受信した場合、当該受信した電子メール文書が暗号化されているか否かを判定し、
    該判定により当該電子メール文書が暗号化されていると判定された場合、当該暗号化文書を復号化せず、そのまま画情報としてファクシミリ転送を実行する
    ことを特徴とするインターネットファクシミリ装置の制御方法。
  2. 前記受信した暗号化文書を復号化してからファクシミリ転送を実行するか、該暗号化文書を復号化せずそのままファクシミリプロトコル上の画情報としてファクシミリ転送を実行するかいずれかを送信元通信端末装置からのファクシミリ転送指示設定に応じて制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のインターネットファクシミリ装置の制御方法。
  3. 前記暗号化された暗号化文書を送信する電子メールのヘッダ部分或いは電子メールの内容部分のいずれかに設定されている前記ファクシミリ転送指示設定に応じて前記ファクシミリ転送を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のインターネットファクシミリ装置の制御方法。
  4. 前記暗号化文書の暗号化には、
    S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)またはPGP/MIME(Pretty Good Privacy/Multipurpose Internet Mail Extension)の暗号化方式が採用される
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のインターネットファクシミリ装置の制御方法。
  5. 電話網とインターネットの両方に接続され、インターネットを介して受信した電子メール文書をファクシミリ転送する機能を有するインターネットファクシミリ装置において、
    ファクシミリ転送用の電子メール文書を受信した場合、当該受信した電子メール文書が暗号化されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により当該電子メール文書が暗号化されていると判定された場合、当該暗号化文書を復号化せず、そのまま画情報としてファクシミリ転送を実行する通信制御手段と
    を具備することを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  6. 前記通信制御手段は、
    前記受信した暗号化文書を復号化してからファクシミリ転送を実行するか、該暗号化文書を復号化せずそのままファクシミリプロトコル上の画情報としてファクシミリ転送を実行するかいずれかを送信元通信端末装置からのファクシミリ転送指示設定に応じて制御する
    ことを特徴とする請求項5記載のインターネットファクシミリ装置。
  7. 前記通信制御手段は、
    前記暗号化された暗号化文書を送信する電子メールのヘッダ部分或いは電子メールの内容部分のいずれかに設定されている前記ファクシミリ転送指示設定に応じて前記ファクシミリ転送を制御する
    ことを特徴とする請求項5または6記載のインナーネットファクシミリ装置。
  8. 前記暗号化文書の暗号化には、
    S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)またはPGP/MIME(Pretty Good Privacy/Multipurpose Internet Mail Extension)の暗号化方式が採用される
    ことを特徴とする請求項5乃至7いずれか記載のインターネットファクシミリ装置。
  9. インターネットを介してインターネットファクシミリ装置に電子メール文書のファクシミリ転送を指示する機能を有する通信指示端末装置において、
    前記インターネットファクシミリ装置に対して送信する電子メール文書を暗号化する暗号化手段と、
    該暗号化手段により暗号化された暗号化文書を前記インターネットファクシミリ装置で復号化してからファクシミリ転送を実行するか、該暗号化文書を前記インターネットファクシミリ装置で復号化せずそのままファクシミリプロトコル上の画情報としてファクシミリ転送を実行するかのいずれかを指示する指示手段と
    を具備することを特徴とする通信指示端末装置。
  10. 前記指示手段は、
    前記暗号化された暗号化文書を送信する電子メールのヘッダ部分或いは電子メールの内容部分のいずれかに前記ファクシミリ転送指示を設定する
    ことを特徴とする請求項9記載の通信指示端末装置。
  11. 前記暗号化文書の暗号化には、
    S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)またはPGP/MIME(Pretty Good Privacy/Multipurpose Internet Mail Extension)の暗号化方式が採用される
    ことを特徴とする請求項9または10記載の通信指示端末装置。
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