JP3854336B2 - 遊技場における光通信システム及び遊技機の端末装置 - Google Patents
遊技場における光通信システム及び遊技機の端末装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技店におけるパチンコ台、パチスロ、プリペイドカード販売機、玉貸機、景品などの情報管理、ゲームセンターにおけるゲーム機情報管理など、遊技場における情報管理に適した光通信システム及びそれに使用される端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技場、例えば、パチンコ店においては、各パチンコ台の稼働状況、プリペイドカードの販売状況、玉貸機の貸出状況、景品交換状況などを管理するためにコンピュータを用いた情報管理システムが用いられている。例えば各パチンコ台の稼働状況を管理する情報管理システムでは、データ処理手段を有する中央管理装置を設けると共に、各パチンコ台にデータ処理手段を有する端末装置を設け、中央管理装置と各端末装置との間で情報を交換するようにしている。
【0003】
このような情報管理システムでは中央管理装置と各端末装置との間でデータを交換するための通信システムが必要とされ、この通信システムとしては、各端末装置と中央管理装置とを1対1で接続するものと、例えば特開昭62−277979号公報に記載されているように、中央管理装置と各端末装置とにわたってループ状のデータウェイを形成するものとに大別される。
【0004】
なお、中央管理装置と各端末装置との間、あるいは各端末装置間で使用される信号としては、導電ケーブルを用いた電気信号に限らず、光ファイバーケーブルを用いた光信号を用いることも試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
各端末装置と中央管理装置とを1対1で接続する通信システムには、各端末装置と中央管理装置とを1対1で接続する多数の通信ケーブルが必要になり、パチンコ台の増設に簡単に対応できないことになる。また、信号減衰率の低い高価な通信ケーブルを使用しなければならないなどの問題がある。
【0006】
そこで、通信ケーブルの数を削減するために、電磁波を用いる無線通信で各端末装置と中央管理装置とを1対1で接続することが考えられるが、この場合には、データの錯綜をなくすために、周波数分割多重、時分割多重あるいは符号分割多重等の高度な多重化方式を用いる必要がある上、外部干渉を受け易いという問題がある。また、パチンコ店のように、小エリアに多数の端末装置が密集する条件にあっては、多重化に限界が生じる恐れがある。
【0007】
これに対して中央管理装置と各端末装置とにわたってループ状のデータウェイを形成する場合には、通信回線数は1本になり、又、各通信ケーブルの長さを短くできるので比較的信号低減率の高い安価な通信ケーブルを使用できる。
【0008】
しかし、この場合には、例えばいずれかの端末装置が故障した時に、そのパチンコ台に対応する端末装置をスキップしてデータ通信を行うためには配線を切り替える必要があり、非常に面倒である。
【0009】
又、中央管理装置と多数のパチンコ台を列設した、いわゆる島との間あるいは島と島との間で通信ケーブルを用いて通信すると、店内の美観が悪くなり、店内の美観を良くするために通信ケーブルを床下や天井裏に敷設するには面倒な工事が必要になる。
【0010】
本発明は、上記の事情を鑑み、データ処理手段を有する中央管理装置と、それぞれデータ処理手段を有する複数の端末装置とにわたってループ状のデータウェイが形成される光通信システムにおいて、中央管理装置及び端末装置間の通信ケーブルを不要にすることにより、上記の諸問題を解決できるようにした光通信システム及びその端末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光通信システムは、上記の目的を達成するため、送信データに基づいて変調された光無線信号を出射する送信部と、光無線信号を受信する受信部とを備える伝送ユニットを前記中央管理装置及び各端末装置にそれぞれ設け、送信側の伝送ユニットの送信部と受信側の伝送ユニットの受信部とを直接に又は反射面を介して互いに対向させて送信側の伝送ユニットの送信部から出射した光信号を受信側の伝送ユニットの受信部に受光させる。また、各遊技機の端末装置の受信部及び送信部は、対応する遊技機を支持する枠体に設けられる表示器の裏面で、対応する遊技機を支持する枠体を貫通して該枠体の裏側に突出する突起の先端部に設けられ、前記突起の先端部が送信側の伝送ユニットから出射される光無線信号及び受信側の伝送ユニットに入射される光無線信号の経路内と経路外とにわたって変位可能に設けられている。
【0012】
本発明の光通信システムによれば、前記中央管理装置と各端末装置とが先行する中央管理装置又は端末装置の送信部から出射され、その後続の端末装置又は中央管理装置の受信部に受光される光無線信号でシリアル接続される。
【0013】
従って、構成が簡単で、通信ケーブルを敷設する必要はなく、通信ケーブルを敷設する工費と工期とが不要になる上、床下や天井に通信ケーブルを配線することなく店内の美観を良くすることができる。また、各遊技機の端末装置の受信部及び送信部を、光無線信号の経路外に移動させることにより、簡単に当該端末装置をスキップするデータウェイを形成することができ、1台の端末装置の故障によりシステム全体が停止することを防止できる。
【0014】
又、本発明に係る光通信システムの端末装置は、上記の目的を達成するため、光無線信号を受信する受信部と、送信データに基づいて変調された光無線信号を前記受信部と反対方向に出射する送信部とを備える伝送ユニットを有し、前記受信部の受光光軸と前記送信部の出射光軸とが同軸上に配置される。そして、各端末装置の受信部及び送信部は、対応する遊技機を支持する枠体に設けられる表示器の裏面で、対応する遊技機を支持する枠体を貫通して該枠体の裏側に突出する突起の先端部に設けられ、前記突起の先端部が送信側の伝送ユニットから出射される光無線信号及び受信側の伝送ユニットに入射される光無線信号の経路内と経路外とにわたって変位可能に設けられている。
【0015】
この光通信システムの端末装置によれば、送信側の伝送ユニットの送信部から出射される光信号の出射光軸と受信側の伝送ユニットの受信部に入射する光無線信号の入射光軸が直接に又は反射面を介して一致するように順に端末装置を並べることにより、光無線信号でシリアルに接続されるデータウェイを形成して前記本発明の光通信システムを構成することができる。加えて、各遊技機の端末装置の受信部及び送信部を、光無線信号の経路外に移動させることにより、簡単に当該端末装置をスキップするデータウェイを形成することができ、1台の端末装置の故障によりシステム全体が停止することを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図2の斜視図に示すように、本発明の一実施例に係る光通信システムは、例えばパチンコ店の事務所(あるいは店内サービスカウンタ)内に設けたホストコンピュータ1を有し、このホストコンピュータ1が親送受信器2を介して第1の島3の島内中継機4にデータを例えば光(赤外線)を用いて伝送し、この島内中継機4で更に上記光信号を各島3に属する端末装置6に伝送するようにしている。以下、光として赤外線を用いた場合について更に説明する。
【0017】
この島内中継機4から出射された赤外線信号は光ファイバー(あるいは適当な反射面)を介してその島3の第1のパチンコ台5に対応する端末装置6に入射され、第1のパチンコ台5に対応する端末装置6では受光した赤外線信号の中、自機に必要なデータを受け取って復調し、該端末装置6が制御するパチンコ台5の制御に使用し、また該パチンコ台より得られたデータを組み込んだ送信用データを形成し、該送信用データに基づいて赤外線搬送波を変調した赤外線信号を次のパチンコ台5に対応する端末装置6に出射する。
【0018】
以下、順に各パチンコ台5に対応する端末装置6で同様の受信、復調、データ処理、変調及び発信を行い、第1の島3の最後のパチンコ台5に対応する端末装置6から出射された赤外線信号は光ファイバーを(あるいは適当な反射面)を介して第1の島3の島内中継機4に入射され、更に、この島内中継機4では受信した赤外線信号を次の島3の島内中継機4に伝送する。尚、各島3の島内中継機4間を接続する場合も、光ファイバーを用いるかあるいは適当な反射面を利用する構成とする。
【0019】
次の島3で同じようにして島内中継機4と各端末装置6とにわたって順次赤外線信号を用いてデータ送信を行い、その島3の最後の端末装置6からその島内中継機4に赤外線信号を入力させた後、その島内中継機4から更に次の島3の島内中継機4にデータが送信される。
【0020】
このようにして全ての島3の端末装置6にわたってデータが順に送信され、最後のパチンコ台5に対応する端末装置6から最後の島3の島内中継機4に送信されたデータがその島内中継機4から親送受信器2に伝送され、更に、ホストコンピュータ1に入力される。
【0021】
なお、親送受信器2から第1の島3の島内中継機4へのデータ伝送及び最後の島3の島内中継機4から親送受信器2へのデータ伝送あるいは各島の中継機4の間のデータ伝送は上記のように光(赤外線)信号を用いても、電磁波信号を用いてもよい。
【0022】
このようにしてホストコンピュータ1と各端末装置6とにわたる赤外線通信のループ状のデータウェイが形成され、このループ状のデータウェイを介して順次行われるデータ伝送は所定の周期で繰り返して行われ、ホストコンピュータ1では入力したデータに基づいて各パチンコ台5の稼働状態に関する種々のデータを作成し、必要に応じて記録する。
【0023】
ところで、図3の回路ブロック図に示すように、各パチンコ台5に備えられた端末装置6には、伝送ユニット7とデータ処理部としてのCPU8とが設けられ、この伝送ユニット7は島内中継機4あるいは先行する端末装置6からの赤外線信号を受信する受信部71と、受信回路72と、送信回路73と、後続の端末装置6あるいは島内中継機4に赤外線信号を出射する送信部74とを備える。
【0024】
前記受信部71には赤外線信号を受信して電気信号に変換する受光素子71aが設けられ、前記受信回路72は受信部71から出力される電気信号を復調する復調部72aと、復調部72aで復調されたデータを記憶する受信レジスタ手段72bとを備える。
【0025】
前記CPU8は受信レジスタ手段72bから受信データを読み取り、ホストコンピュータ1から当該端末装置6に伝送されたデータに基づいて端末装置6を制御するとともに、例えば当該端末装置6に対応するパチンコ台5から与えられたデータで受信データの対応する部分を書替えて送信データを作成するなどのデータ処理を行うようにしている。
【0026】
前記送信回路73は、このデータ処理部8で作成された送信データを記憶する送信レジスタ手段73aと、送信レジスタ手段73aに記憶されたデータに基づいて送信部74の赤外線発光素子74aの出力を変調する変調部73bとを備えている。
【0027】
図2に示すように、各端末装置6は各島3で多数のパチンコ台5を並べて支持する島の枠体9の対応するパチンコ台5の上側に配置され、図4の正面図及び図1の平面図に示す表示器10と以下のようにして一体化して、これにより、全体としての部品点数を削減できるようにしている。
【0028】
この表示器10は、図4に示すように、その正面の左右両側にランプ11を備え、又、その正面の中央部にパチンコ台5の遊技者にメッセージを与える表示部12が設けられる。なお、図4において、S1,S2はセンサ、D1,D2は台データ入出力部である。
【0029】
更に、図1に示すように、この表示器10内には、これらランプ11及び表示部12を支持するフロント基板13と、前記受信部71の受光素子71a、受信回路72、CPU8、送信回路73及び送信部74の発光素子74aを支持するメイン基板14が設けられる。
【0030】
このように、伝送ユニット7のうち受信部71の受光素子71a、受信回路72、CPU8、送信回路73及び送信部74の発光素子74aをメイン基板14に支持させることは、伝送ユニット7を表示器10に組み込む作業の作業性を高める上で非常に有利になる。
【0031】
又、この表示器10の裏面にはその左右両端部から島3の枠体9の内側に直角に突出する左右1対の中空の突起15が設けられ、前記受信部71の受光素子71aはメイン基板14の左右方向の一端部(図1上では左端部)の裏面側端部に受光軸がその端部の突起15の軸心に沿うように、突起15の先端側に向けて配置される。
【0032】
この突起15の先端部内には一側(図4上では左側)からこの先端部に入射する赤外線信号を直角に反射する反射面71bと、この反射面71bに入射する赤外線信号を受光素子71a上に収束させる受光レンズ71cとが設けられ、この端末装置6に赤外線信号を送信する送信側の端末装置6から出射された赤外線信号はこの受光レンズ71cを通り、反射面71bで反射されて受光素子71aに受光される。
【0033】
又、前記送信部74の発光素子74aはメイン基板14の左右方向の反対端部(図4上では右端部)の裏面側端部に出射光軸がその端部の突起15の軸心に沿うように、突起15の先端側に向けて配置される。
【0034】
この突起15の先端部内にはこの発光素子74aから出射する赤外線信号を反対側(図4上では右側)に、かつ、受光レンズ71cへの入射光軸と同軸の位置で直角に反射する反射面74bと、この反射面74bで反射された赤外線信号の分散を防止する集光手段としての出射レンズ74cとが設けられ、前記発光素子74aから出射される赤外線信号は反射面74bで反射して、送信側から受光レンズ71cに入射する入射光軸と同軸の位置で出射レンズ74cからこの赤外線信号を受信する受信側の端末装置6の突起15の先端部に向けて出射される。ここで、上記集光手段としては、出射レンズ74cに限らず、通信媒体として用いられる光信号の種類や、後続する受信側との位置関係に応じて、他の端末装置6との相互干渉が防止できるものであれば種々の構成が採用できる(例えば、場合によっては単なるスリット等でもよい)。
【0035】
このようにすれば、各島3の枠体9の内側にデータウェイが形成されるので、データウェイが遊技者の悪戯などによって遮られることを防止でき、又、店内に流れるたばこの煙によって赤外線信号が乱されることを防止できるので有利である。
【0036】
又、枠体9に取り付けられる表示器10に受信部71と送信部74が組み込まれているので、メンテナンス、サービスなどのためにパチンコ台5を開いてもデータウェイが確保されるという利点が得られる。
【0037】
なお、表示器10の裏面の中央部には対応するパチンコ台5と表示器10内の電気回路とを接続するコードを引き出す配線ダクトと表示器10を枠体9に固定するための取付けねじを兼ねるネジパイプ16が突設され、又、枠体9にはこれら突起15及びネジパイプ16に対応する3つの貫通孔17が形成される。
【0038】
これにより、中央の貫通孔17にパチンコ台5と表示器10内の電気回路とを接続するコードを通し、表示器10の両突起15及びこのネジパイプ16を枠体9に形成した3つの貫通孔17に挿通し、枠体9の内側からナット18を前記ネジパイプ16に螺締して表示器10の裏面を枠体9に受け止められるまで引き寄せるという簡単な作業で表示器10を枠体9の所定の位置に簡単に固定でき、しかも、隣接する2台の各端末装置6の発光素子74aを反射面74b、出射レンズ74c、入射レンズ71c及び反射面71bを介して光学的に互いに対向する位置に正確に位置させることができる。
【0039】
上記両突起15は、図1に示すように、中間部で分割され、蝶番19で連結した構造にしてある。そして、図5の平面図に示すように、受光側の突起15を中間部で折り曲げることにより、受信部71の受光レンズ71c及び反射面71bを隣接する表示器10の前記突起15の先端部から出射される赤外線信号の経路内から経路外に変位され、又、送信側の突起15を中間部で折り曲げることにより、送信部74の反射面74b及び出射レンズ74cを隣接する表示器10の前記突起15の先端部に入射される赤外線信号の経路内から経路外に変位されるようにしている。
【0040】
なお、各突起15の先端部は、伸ばした位置と折り曲げた位置との2箇所で図示しない位置決め機構により位置決めできるようにしている。
図5に示すように、例えば故障した端末装置6の突起15を中間部で折り曲げることにより、この故障した端末装置6に赤外線信号を出射する送信側の端末装置6から、この故障した端末装置6から赤外線信号を受光する受信側の端末装置6に、故障した端末装置6をスキップして直接に赤外線信号を送信でき、1台の端末装置6の故障によりシステム全体が止まることを防止できるようになる。
【0041】
又、故障した端末装置6を正常な端末装置6と交換した後、あるいは、修理した後、図1に示すように、折り曲げた突起15を伸ばすと、この端末装置6を経由するデータウェイを簡単に復旧することができる。
【0042】
更に、島3の長さを延長してパチンコ台5を増設する場合には、既設のパチンコ台5に加えて並べられた増設パチンコ台5に対応する端末装置6を枠体9に取り付けるだけで、増設された端末装置6を経由するループ状のデータウェイを簡単に形成することができる。
【0043】
又更に、島3を増設してパチンコ台5を増設する場合には、増設した島3の島内中継機4と各増設パチンコ台に対応する端末装置6にわたるループ状のデータウェイを増設するだけで、簡単に拡張されたループ状のデータウェイを形成することができる。
【0044】
加えて、パチンコ台5の数を削減する場合も同じように簡単に縮小されたデータウェイを形成することができる。
なお、上記の実施例において、各突起15を途中で折り曲げることに代えて、突起15を蛇腹構造、二重管構造などによりその軸心方向に伸縮可能に形成し、突起15を短縮することにより受信部71の受光レンズ71c及び反射面71bを隣接する表示器10の前記突起15の先端部から出射される赤外線信号の経路内から経路外に変位させ、又、送信側の突起15を短縮することにより、送信部74の反射面74b及び出射レンズ74cを隣接する表示器10の前記突起15の先端部に入射される赤外線信号の経路内から経路外に変位させるようにしてもよい。
【0045】
本発明の他の実施例では、図6の平面図に示すように、表示器10の裏面の中央部に突起15が設けられ、左右両側部にネジパイブ16が設けられる。そして、前記突起15の左右両面の一方に発光素子74aと出射レンズ74cが、その反対面に受光素子71aと受光レンズ71cが設けられる。
【0046】
上記両突起15は、上記の実施例と同様中間部で分割され、蝶番19で連結した構造にし、該突起15を中間部で折り曲げることにより、この端末装置6をスキップするデータウェイを形成できるようにしてある。
【0047】
なお、この実施例においては、突起15とネジパイプ16との高さを同じにしてもよいが、ネジパイプ16、これに螺合されるナット18及びネジパイプ16に挿通されるコードが赤外線信号の通信を妨げることを確実に防止するため、突起15をネジパイプ16よりも高く位置させることが好ましい。
【0048】
又、この実施例のその他の構成、作用ないし効果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
以上の各実施例では、各島3において、枠体9の内側にデータウェイが形成されているが、枠体9の外側にデータウェイを形成することも可能である。
【0049】
即ち、例えば図7の正面図に示すように、表示器10の枠体9よりも外側の左右両側部の一方に発光素子74aと出射レンズ74cが、その反対面に受光素子71aと受光レンズ71cが設けられる。
【0050】
なお、これら出射レンズ74c及び受光レンズ71cは合成樹脂からなる表示器10のカバーケースと一体に成形することができる。
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
【0051】
以上の実施例で端末装置6を表示器10に組み込んだ場合についてのみ説明したが本願発明は上記に限定されず、例えば端末装置6が表示器10に外付けされている場合も当然含むものとする。
【0052】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の赤外線通信システムによれば、送信側の前記中央管理装置又は端末装置の送信部から赤外線信号を出射し、この送信部に直接に又は反射面を介して対向させた受信側の端末装置又は中央管理装置の受信部に入射させるので、通信ケーブルが不要になる。
【0053】
従って、通信ケーブルを敷設する工費および工期が不要になる利点がある。 又、パチンコ台などの遊技機の台数を増減する場合でも、増減される遊技機に対応して端末装置を増減することにより、簡単に、かつ、安価にデータウェイを形成することができる効果が得られる。
【0054】
更に、店内あるいはその近傍で使用される携帯電話等の無線機器によって信号が乱される恐れはなくなり、これら妨害電波による誤動作が生じる恐れがなくなる効果が得られる。
【0055】
加えて、店内の床下あるいは天井裏に配線をすることなく、店内の美観を良くすることができる効果を得ることができる。
本発明の赤外線通信システムにおいて、特に各遊技機に対応させて該遊技機を支持する枠の該遊技機の上側の部分に遊技者に情報を表示する表示器が設けられ、前記端末装置が各表示器と一体化されている場合には、表示器の設置と同時に端末装置を設置することができ、工費を一層節約できる上、工期を一層短縮することができる効果が得られる。
【0056】
又、この場合に、表示器の裏面に前記枠体の裏側に突出する左右対をなす突起が設けられ、両突起の一方の先端部に送信側の伝送ユニットから出射された赤外線信号を受光させ、その反対側の突起の先端部から受信側の伝送ユニットに赤外線信号を出射させると、前記枠体の内側にデータウェイを形成することができ、枠体9の内側にデータウェイが形成されるので、データウェイが遊技者の悪戯などによって遮られることを防止でき、又、店内に流れるたばこの煙によって赤外線信号が乱されることを防止できる効果が得られる。
【0057】
更に、このようにしてデータウェイを枠体の内側に形成する場合に、前記突起の先端部が送信側の伝送ユニットから出射される赤外線信号及び受信側の伝送ユニットに入射される赤外線信号の経路内と経路外とにわたって変位可能に設けられると、この先端部を赤外線信号の経路外に移動させることにより、簡単に当該端末装置をスキップするデータウェイを形成することができ、1台の端末装置の故障によりシステム全体が停止することを防止できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示器及び端末装置の平面図である。
【図2】本発明に係る赤外線通信システムの構成を概略的に示す斜視図である。
【図3】本発明の端末装置の回路ブロック図である。
【図4】本発明が適用されたパチンコ台の正面図である。
【図5】本発明の表示器の平面図である。
【図6】本発明の平面図である。
【図7】本発明が適用されたパチンコ台の正面図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 親送受信器
4 島内中継機
5 パチンコ台
6 端末装置
9 枠体
10 表示器
15 突起
7 伝送ユニット
71 受信部
74 送信部
Claims (4)
- データ処理手段を有する中央管理装置と、それぞれデータ処理手段を有する複数の遊技機に対応させて設けられる端末装置とよりなる遊技場における光通信システムにおいて、
一方に隣接する遊技機の端末装置より出射される光無線信号を受光する受信部と、他方に隣接する遊技機の端末装置の受信部に送信データに基づいて変調された光無線信号を出射する送信部とよりなる伝送ユニットを設けた遊技機に対応させて設けられる端末装置と、
上記の各遊技機を順次に隣接させて、中央管理装置から各遊技機を経て中央管理装置に至るループ状のデータウェイと、
を備え、
各遊技機の端末装置の受信部及び送信部が、対応する遊技機を支持する枠体に設けられる表示器の裏面で、対応する遊技機を支持する枠体を貫通して該枠体の裏側に突出する突起の先端部に設けられ、前記突起の先端部が送信側の伝送ユニットから出射される光無線信号及び受信側の伝送ユニットに入射される光無線信号の経路内と経路外とにわたって変位可能に設けられたことを特徴とする遊技場における光通信システム。 - データ処理手段を有する中央管理装置と、それぞれデータ処理手段を有する複数の端末装置とにわたってループ状のデータウェイが形成される光通信システムの遊技機の端末装置であって、
一方に隣接する遊技機の端末装置より出射される光無線信号を受光する受信部と、他方に隣接する遊技機の端末装置の受信部に送信データに基づいて変調された光無線信号を集光手段を介して出射する送信部とよりなる伝送ユニットを備え、
各端末装置の受信部及び送信部が、対応する遊技機を支持する枠体に設けられる表示器の裏面で、対応する遊技機を支持する枠体を貫通して該枠体の裏側に突出する突起の先端部に設けられ、前記突起の先端部が送信側の伝送ユニットから出射される光無線信号及び受信側の伝送ユニットに入射される光無線信号の経路内と経路外とにわたって変位可能に設けられたことを特徴とする遊技機の端末装置。 - 前記伝送ユニットが、前記表示器と一体化された請求項2に記載の遊技機の端末装置。
- 前記表示器の裏面に左右対をなす突起が設けられ、両突起のいずれか一方の先端部に送信側の端末装置から出射された光無線信号が入射され、その反対側の突起の先端部から光無線信号が出射されるようにした請求項3に記載の遊技機の端末装置。
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