JP3006587B2 - 光遮断方法と光遮断装置及び光伝送路システム - Google Patents

光遮断方法と光遮断装置及び光伝送路システム

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JP3006587B2
JP3006587B2 JP10153952A JP15395298A JP3006587B2 JP 3006587 B2 JP3006587 B2 JP 3006587B2 JP 10153952 A JP10153952 A JP 10153952A JP 15395298 A JP15395298 A JP 15395298A JP 3006587 B2 JP3006587 B2 JP 3006587B2
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達雄 金井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光遮断装置及び光
伝送路システムに属する。
【0002】
【従来の技術】従来、加入者系光伝送路システムでPD
S(Passive DoubleStar)を使用す
ると1台の親局(OSU)に対し、複数台の子局(ON
U)がスターカプラを介して接続される構成になる。
【0003】この様な構成のシステムにおいては、子局
から親局への上り信号 のアクセス方法としてTDMA
(時分割多元接続方式)が考えられる。TDMA方式で
は、それぞれの子局は 他の子局との送信信号と時間的
に重ならないように送信タイミングを制御することが行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては以下に掲げる問題点があった。子局が故障
するなどして、タイミングが制御できなくなり、常に送
信してしまう状態になった場合、故障した子局とのアク
セスだけでなく、他の子局とのアクセスもできなくな
る。また、故意に子局側から光信号を入力するようなこ
とがあった場合、他の子局とのアクセスを妨害する可能
性があった。
【0005】本発明は、斯かる問題点を鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、子局からの過大
な異常信号が、他の子局のアクセスに影響を及ぼさない
ようにするため、スターカプラと子局の間に、透過光の
エネルギーの一部用いて受動的に信号の挿入損失が変化
する光遮断装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、スターカプラと子局の間に設置し、異常信号を
遮断するための光遮断方法であって、吸光層が透過光の
一部を吸収して発熱し、吸収層に接触した液晶を含んだ
ポリマ層の温度を上昇させることにより、液晶の相変化
をおこし、光の透過率を小さくすることを特徴とする光
遮断方法に存する。
【0007】請求項2記載の本発明の要旨は、前記スタ
ーカプラ側の光コネクタと前記子局側の光コネクタと
を、支持金属の内側にあるスリーブをガイドとして接続
し、前記光コネクタの接続点には、吸光層と液晶を含ん
だポリマ層を重ね、前記支持金属は、断熱体を介して前
記吸光層と前記ポリマ層とを固定することを特徴とする
請求項1記載の光遮断方法に存する。
【0008】請求項3記載の本発明の要旨は、スターカ
プラと子局の間に設置され、異常信号を遮断するための
光遮断装置であって、前記支持金属の内側にあるスリー
ブをガイドとして接続される前記スターカプラ側と前記
子局側の光コネクタと、前記光コネクタの接続点で重ね
られた前記吸光層と液晶を含んだ前記ポリマー層と、前
記断熱体を介して前記吸光層と前記ポリマ層を固定する
前記支持金属とを備えたことを特徴とする光遮断装置に
存する。
【0009】請求項4記載の本発明の要旨は、前記吸光
層は、透過光の一部を吸収して発熱し、前記ポリマ層の
温度を上昇させることを特徴とする請求項3記載の光遮
断装置に存する。
【0010】請求項5記載の本発明の要旨は、前記ポリ
マ層内の液晶は、一定範囲内の温度上昇では透過率が影
響を受けず、一定範囲以上の温度上昇では、液晶の相変
化により透過率が小さくなることを特徴とする請求項3
又は4記載の光遮断装置に存する。
【0011】請求項6記載の本発明の要旨は、スターカ
プラを介して、1台の親局に対し複数の子局が接続され
る光伝送路システムであって、請求項1乃至5のいずれ
かに記載の光遮断装置を備えたことを特徴とする光伝送
路システムに存する。
【0012】なお、本発明に係る光遮断装置に使用され
る、子局側の光コネクタとスターカプラの光コネクタと
の間に挟む光遮断部として、一定以上の温度変化に対し
て光の透過率が変化するもの、光の光軸がずれるもの
等、本発明に好適な手段を全て含む。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係
る光遮断装置を利用した加入者系光伝送路システムは図
1に示すように、親局1とスターカプラ2と光遮断装置
3〜5と子局6〜8とで概略構成される。
【0014】光遮断装置3〜5はスターカプラ2と子局
6〜8との間に装着され、子局6〜8側からの透過光の
エネルギーの一部を用いて受動的に挿入損失が変化す
る。
【0015】図2に示すように、光遮断装置3〜5を利
用した加入者系光伝走路システムにおいて、親局1は光
ファイバを介してスターカプラ2に接続される。スター
カプラ2の子局6〜8側の各ポートには光ファイバが接
続される。
【0016】スターカプラ2からの光ファイバの光コネ
クタ9〜22と、子局6〜8に接続される光ファイバの
光コネクタ9〜22を接続する点には、光遮断装置3〜
5が挿入される。
【0017】図3に示すように光遮断装置3〜5は親局
1側と子局6〜8側の光コネクタ9〜22は、支持金属
34の内側にあるスリーブ35、36をガイドとして接
続される。
【0018】光コネクタ9〜22の接続点には、吸光層
31と液晶を含んだポリマ層32が重なっている。これ
らの吸光層31とポリマ層32は断熱体33を介して支
持金属34に固定されている。
【0019】次に、光遮断装置3〜5の動作の説明をす
る。加入者系光伝送が正常に動作しているとき、光遮断
装置3〜5を透過する平均光パワーPtは、以下の式で
示される。親局1が送信する光出力パワーのピーク値を
P1、子局6〜8が送信する光出力パワーのピーク値を
親局1から光遮断装置3〜5までの光透過率をL1、子
局6〜8から光遮断装置3〜5までの光透過率をL2、
親局1の光送信データのマーク率をM1、子局6〜8の
光送信データのマーク率をM2とすると、 Pt=P1×L1×M1+P2×L2×M2 となる。
【0020】加入者系の光伝走路システムでは、親局1
一台に対し、スターカプラ2を介して複数の子局6〜8
が接続されるので、親局1から光遮断装置3〜5までの
光減衰が大きく、且つ光透過率L1の値が小さいという
特徴がある。
【0021】また、このような光伝走路システムにおい
て、上り信号を時分割多重する場合、子局6〜8の光送
信データのマーク率M2が小さくなる特徴がある。その
ため、正常に通信をしている状態では、光遮断装置3〜
5を透過する平均光パワーPtは、親局1が送信する光
出力パワーのピーク値P1、子局6〜8が送信する光出
力パワーのピーク値P2と比べて小さいものになる。
【0022】光遮断装置3〜5では、透過光の一部が吸
光層31において吸収され発熱する。この発熱量は、光
遮断装置3〜5を透過する平均光パワーPtに比例し、
このときのポリマ層2の温度上昇ΔTもPtにほぼ比例
する。
【0023】ここで用いられるポリマ層2内の液晶は、
正常な通信状態のPtによる温度上昇ΔT0では透過率が
影響を受けず、それ以上の温度上昇では、液晶の相変化
により透過率が小さくなるように、液晶の種類を選択し
てある。
【0024】もし、子局6〜8が故障し、常に光信号を
発してしまう状態になった場合、子局6〜8の光送信デ
ータのマーク率M2が大きくなり、光遮断装置3〜5を
透過する平均光パワーPtも大きくなる。この状態での
温度上昇は液晶の相変化を引き起こし、ポリマ層2の光
の透過率が小さくなる。このポリマ層2の変化により、
故障した子局6〜8による異常な光信号を制御すること
ができる。
【0025】実施の形態に係る光遮断装置3〜5は上記
のごとく構成されているので、以下に掲げる効果を奏す
る。子局6〜8の故障時、故障した子局6〜8が発する
異常光を遮断することができるので、他の正常な子局6
〜8との伝送に悪影響を及ぼすことがなくなる。
【0026】また、光遮断装置3〜5を透過する光パワ
ーの一部を熱に変換し、光遮断装置3〜5の透過率を変
化させるので、制御回路や外部電源が不要であり、従来
の光遮断装置に比較して光伝走路システムと光遮断装置
を複雑にしない。その結果、故障を少なくすることと製
造コストや維持コストを安くできる。
【0027】なお、本実施例では、スターカプラ2側の
光コネクタ9〜22と子局6〜8側の光コネクタ9〜2
2を接続する点に光遮断装置3〜5を設置しているが、
カプラに用いられる光素子と子局6〜8に用いられる光
発光素子の間の光路上で有ればどこに設置しても良く、
例えば光発光素子の出力端に本発明の光遮断機能を持つ
光遮断部を装着しても良い。
【0028】また、熱上昇により光の透過を変化させる
ものならば、液晶を含んだポリマ層以外のどのようなも
のでも良く、例えば熱上昇により光軸がずれる光学レン
ズを組み合わせても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。子局の故障時、故障し
た子局が発する異常光を遮断することができるので、他
の正常な子局の伝送に悪影響を及ぼすことがなくなる。
【0030】光遮断装置を透過する光パワーの一部を熱
に変換し、光遮断装置の透過率を変化させるので、制御
回路や外部電源が不要であり、従来の光遮断装置に比べ
て装置や光伝走路システムを複雑にしない。その結果、
故障を少なくすることと製造コストや維持コストを安く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光遮断装置を利用し
た加入者系光伝送路システムのブロック図である。
【図2】図1の構成図である。
【図3】図2に示す本発明の実施の形態に係る光遮断装
置の断面図である。
【符号の説明】
A 光遮断装置 1 親局 2 スターカプラ 3、4、5 光遮断装置 6、7、8 子局 9〜22 光コネクタ 31 吸光層 32 液晶を含んだポリマ層 33 断熱体 34 支持金属 35、36 スリーブ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スターカプラと子局の間に設置し、異常
    信号を遮断するための光遮断方法であって、 吸光層が透過光の一部を吸収して発熱し、吸収層に接触
    した液晶を含んだポリマ層の温度を上昇させることによ
    り、液晶の相変化をおこし、光の透過率を小さくするこ
    とを特徴とする光遮断方法。
  2. 【請求項2】 前記スターカプラ側の光コネクタと前記
    子局側の光コネクタとを、支持金属の内側にあるスリー
    ブをガイドとして接続し、前記光コネクタの接続点に
    は、吸光層と液晶を含んだポリマ層を重ね、前記支持金
    属は、断熱体を介して前記吸光層と前記ポリマ層とを固
    定することを特徴とする請求項1記載の光遮断方法。
  3. 【請求項3】 スターカプラと子局の間に設置され、異
    常信号を遮断するための光遮断装置であって、 前記支持金属の内側にあるスリーブをガイドとして接続
    される前記スターカプラ側と前記子局側の光コネクタ
    と、 前記光コネクタの接続点で重ねられた前記吸光層と液晶
    を含んだ前記ポリマー層と、 前記断熱体を介して前記吸光層と前記ポリマ層を固定す
    る前記支持金属とを備えたことを特徴とする光遮断装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸光層は、透過光の一部を吸収して
    発熱し、前記ポリマ層の温度を上昇させることを特徴と
    する請求項3記載の光遮断装置。
  5. 【請求項5】 前記ポリマ層内の液晶は、一定範囲内の
    温度上昇では透過率が影響を受けず、一定範囲以上の温
    度上昇では、液晶の相変化により透過率が小さくなるこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載の光遮断装置。
  6. 【請求項6】 スターカプラを介して、1台の親局に対
    し複数の子局が接続される光伝送路システムであって、 請求項1乃至5のいずれかに記載の光遮断装置を備えた
    ことを特徴とする光伝送路システム。
JP10153952A 1998-05-19 1998-05-19 光遮断方法と光遮断装置及び光伝送路システム Expired - Lifetime JP3006587B2 (ja)

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