JP5123062B2 - 光通信システム及び光集線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信システム及び光集線装置に係り、特に、光アクセス網を構築する際の信号多重化技術において時分割多重方式 (Time Division Multiple Access; TDMA)と波長分割多重方式 (Wavelength Division Multiple Access; WDMA)を併用する受動型光通信網 (Passive Optical Network; PON)において利用するための光通信システム及び光集線装置に関する。
ネットワーク上でサービスが多様化し、ネットワークの利点を活かす新規サービスの利用が拡大している。その代表例として挙げられるのは放送・通信融合サービス、すなわちトリプルプレイサービスと呼ばれる放送・インターネット・電話(音声通信)サービスの統合である。このトリプルプレイを実現するために、アクセス網ではPONによるFTTH(Fiber To The Home)の構築が主流となってきている。このPONシステムにおいては、複数の加入者が加入者収容局の局舎から光スプリッタまでの光ファイバや局舎内設備を共有して使用することによりコストを分割負担して初期導入コストと管理維持費の低減を行っている。PON技術を用いたFTTHシステムは、上述の共有メディア型のネットワークであり、加入者が使える帯域は凡そシステムが持つ最大スループットを共有する加入者で割った値であるが、全加入者が同時にアクセスする場合は確率的に稀であるため、統計的な多重効果で加入者は実質的により大きな帯域を使うことができる。このようなPONによるFTTHシステムの広帯域性が、快適なトリプルプレイサービス実現のために重要となる。現行システムとして、ITU−TでのG−PON(非特許文献1〜3)、IEEE標準であるGE−PON(非特許文献4)がある。例えばG−PONシステムにおいては、2.4Gbps高速光回線を介し、局舎側装置(OLT; Optical Line Terminal)がユーザ側装置(ONU; Optical Network Unit)を最大64台収容する。
前述の局舎内設備を共有する仕組みの一つとして衝突回避制御がある。各ONUからOLTへ出力された光信号(上り信号)の光スプリッタ後の出力は、各々の光信号パワーが重ね合わされた状態となり、OLTに向けて出力される。OLTでこの複数の信号を分けて受信するには、各ONUからの信号が相互に重なることなく別々のタイミングでOLTに到着するように送出タイミングを制御しており、衝突回避制御を行っている。現在、標準化団体(ITU−T、IEEE)では、これら現行PONシステムの後継となる次世代PONの検討を開始している。PONシステムの更なる広帯域化のためには、現行PONで用いられているTDMA方式のさらなる高速化、ビットレート向上などが検討されている。
PONシステムにおけるトリプルプレイサービスでは波長多重伝送技術が用いられ、映像系伝送システムには波長範囲1550−1560nmが割り当てられ、PONシステムにはOLTからONUへの光信号(下り信号)として1490nm帯データ信号光が、ONUからOLTへの光信号として1300nm帯データ信号光が割り当てられている。
ITU−T G.984.1 「Gigabit−capable Passive Optical Networks (G−PON): General characteristics」 ITU−T G.984.2 「Gigabit−capable Passive Optical Networks (G−PON): Physical Media Dependent (PMD) layer specification」 ITU−T G.984.3 「Gigabit−capable Passive Optical Networks (G−PON): Transmission convergence layer specification」 IEEE 802.3ah 「CSMA/CD Access Method and Physical Layer Specifications Amendment: Media Access CONUrol Parameters, Physical Layers, and Management Parameters for Subscriber Access Networks」
ビットレートが、例えば、10GbpsのFTTHシステムにおいては、高速化による受信感度劣化、光ファイバの波長分散という現象により伝送速度や伝送距離が大きく制限される場合が考えられる。
受信感度劣化については、高速化により雑音(N)成分が増加し、受信器出力信号のSN比劣化によって、受信感度劣化が生じることが想定される。例えば、信号速度が4倍になれば、受信感度は1/4(6dB)劣化することになる。これを改善する方法として、大きく分けて2つの方法が有望である。
一つ目の方法としては光送信出力を増加させる方法があり、光増幅器を用いる方法が有望と考えられている。しかし、出力の大きな光増幅器を用いると、光サージ、すなわち光信号が高利得の光増幅器によってオーバーシュートを起こして受信器を破壊するといった課題が深刻となる。
二つ目の方法としては高感度受信器を用いる方法があり、具体的にはAPD(Avalanche photodiode)を用いる方法が有望と考えられている。このような高感度受信器を用いる場合、受信器に過負荷を与えないようシステム設計がなされている。
波長分散についてであるが、波長分散とは、波長の異なる光が光ファイバ中を異なる速度で伝播する現象である。高速で変調された光信号の光スペクトルは異なる波長成分を含むため、これらの成分は光ファイバを伝播する際に波長分散の影響により異なる時刻に受信器に到達する。この結果、ファイバ伝送後の光信号波形は歪みを生じることになる。このような分散による波形劣化を抑えるために、分散補償という技術がある。分散補償とは、伝送路に用いられる光ファイバと逆の波長分散特性を持った光学素子を光送信器、受信器、あるいは中継器などに配置することで光ファイバの波長分散特性を打ち消し、波形劣化を防ぐ手法である。このような光学素子、すなわち分散補償器としては、分散補償ファイバや光ファイバグレーティングなどの逆分散特性を持つデバイスの研究や実用化が行われてきた。しかし、分散補償器はPONシステムに用いるには高価な装置であり現実的ではない。そこで、分散補償器を用いない方法として低チャープ外部変調器を用いる方法がある。チャープとは、光通信システムにおいて通信用レーザから出射された光搬送波に変調を行う際に生じる、微小で動的な波長変動のことである。このチャープは光伝送路の波長分散値に応じて群遅延を生じ、光信号パルスの波形を歪ませ、伝送品質の劣化を引き起こす。PONシステムで用いられる、例えば、1490nm以上の波長ではレーザを直接変調する場合、このチャープと分散の影響で伝送距離20kmを実現することが難しい。そこで、この場合には半導体の電界吸収効果を用いたEA(Electro−Absorption)変調器を用いる方法が有望と考えられている。それは、EAは半導体材料を用いるので外部変調器とレーザとの集積化も容易なため、LiNbOなどの電気光学効果を持つ光学結晶を用いた変調器と比べ、コストアップ要因を小さくすることができるからである。レーザを直接変調する方式に比べれば、変調器の分だけ幾分コストアップ要因となるが、PONシステムにおいては、複数の加入者が局舎内設備を共有して使用することによりコストを分割負担するため、局内装置に用いられる場合は、このコストアップ要因は致命的な問題にはならない。
先に述べたように、例えば、10Gbps以上の光伝送システムで大きなロスバジェットを確保するため、1)光増幅器を用いる、あるいは2)高感度受信器を用いる方法がある。しかし、ここで悪意のユーザが、ユーザ側装置の接続されている光ファイバに高出力光を入力すれば、OLT受信器を破壊することが可能である。このような高出力光として、短パルス光が考えられるが、その場合には光増幅器によって光サージが生じ、受信器を破壊するといった課題が深刻となる。
本発明の目的は、悪意のユーザ又は事故等により、ユーザ側装置の接続されている光ファイバから高出力光を入力されるような場合でも、故障率が少なく、高感度に異常光を遮断し、セキュリティが高い異常光遮断方式による光通信システム及び光集線装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、OLTが保持しているDBAの情報を参照することで、異常光がどのONUから出された信号か特定し、悪意のユーザ又は事故等による異常信号のみを遮断することにある。
本発明は、例えば、光集線装置と複数の光ネットワーク装置とが、複数の光接続部と光分岐網部を介して接続されたネットワークシステムであって、この光接続部は、光集線装置側光ファイバと複数の光分岐網部側光ファイバと、複数の光遮断部と、複数の光ネットワーク装置側光ファイバとから構成され、光分岐網部は、一つの光集線装置側ポートと、複数の光ネットワーク装置側分岐ポートを持ち、光集線装置側光ファイバは光集線装置と一つの光集線装置側ポートを接続し、光分岐網部側光ファイバは光ネットワーク装置側分岐ポートと光遮断部を接続し、光ネットワーク装置側光ファイバは光遮断部と光ネットワーク装置を接続することを特徴とする光通信システムによって実現される。

本発明の第1の解決手段によると、
光集線装置と複数の光ネットワーク装置とが、前記光集線装置と接続された光集線装置側光ファイバと、前記複数の光ネットワーク装置の各々に接続された複数の光ファイバと、前記光集線装置側光ファイバと前記複数の光ファイバとを接続する光分岐網部を介して接続された光通信システムであって、
前記光集線装置は、波長分波合波部と、第1の光カプラと、光受信部と、光送信部と、第1の受光部と、第1の検出部と、第1の制御部を備え、
前記光分岐網部は、一つの光集線装置側ポートと、複数の光ネットワーク装置側分岐ポートと、複数の光遮断部と、光スプリッタと、第2の光カプラと、第2の受光部と、第2の検出部と、第2の制御部とを備え、
前記光集線装置において、前記第1の光カプラは、前記波長分波合波部からの信号を前記第1の受光部と前記光受信部に分岐して出力し、該第1の受光部は光信号を電気信号に変換して前記第1の検出部に出力し、該第1の検出部は予め設定された値以上の高出力光である異常信号光が入力される際に、動的帯域割り当て機能により、どの前記光ネットワーク装置からの信号が異常かを検出し、前記第1の制御部は該検出結果に基づきどの前記光ネットワーク装置からの信号を遮断するかを示す光遮断制御情報を形成し、前記送信部により前記波長分波合波部を介して前記光遮断制御情報を出力し、
前記光分岐網部では、前記光遮断制御情報を前記光集線装置側光ファイバを介して受信し、前記第2の光カプラは、前記光集線装置からの信号を前記光スプリッタと前記第2の受光部に分岐して出力し、該第2の受光部は光信号を電気信号に変換して前記第2の検出部に出力し、前記第2の検出部は前記光遮断制御情報を検出し、前記第2の制御部は前記光遮断制御情報が示す前記光ネットワーク装置と接続された前記光ネットワーク装置側光ファイバに対応する前記光遮断部を制御することにより、該光ネットワーク装置からの光信号を前記光遮断部で遮断することを特徴とする光通信システムが提供される。

本発明の第2の解決手段によると、
光集線装置と複数の光ネットワーク装置とが、前記光集線装置と接続された光集線装置側光ファイバと、前記複数の光ネットワーク装置の各々に接続された複数の光接続部と、前記光集線装置側光ファイバと前記複数の光接続部とを接続する光分岐網部を介して接続された光通信システムにおける前記光集線装置であって、
波長分波合波部と、第1の光カプラと、光受信部と、光送信部と、第1の受光部と、第1の検出部と、第1の制御部を備え、
前記第1の光カプラは、前記波長分波合波部からの信号を前記第1の受光部と前記光受信部に分岐して出力し、該第1の受光部は光信号を電気信号に変換して前記第1の検出部に出力し、該第1の検出部は予め設定された値以上の高出力光である異常信号光が入力される際に、動的帯域割り当て機能により、どの前記光ネットワーク装置からの信号が異常かを検出し、前記第1の制御部は該検出結果に基づきどの前記光ネットワーク装置からの信号を遮断するかを示す光遮断制御情報を形成し、前記送信部により前記波長分波合波部を介して前記光遮断制御情報を出力し、
前記光分岐網部で、前記光遮断制御情報が示す前記光ネットワーク装置からの光信号を遮断させることを特徴とする前記光集線装置が提供される
本発明により、伝送品質に優れ、故障率が少なく、高感度に異常光を遮断し、セキュリティが高い異常光遮断方式による光通信システム及び光集線装置を提供することが可能となる。
また、本発明によると、OLTが保持しているDBAの情報を参照することで、異常光がどのONUから出された信号か特定し、悪意のユーザ又は事故等による異常信号のみを遮断することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1に、本実施の形態によるPONシステムの構成図を示す。
PONシステムは、局内側にある光通信装置(OLT)送受信器10、1つおよび複数のユーザ側光通信加入者装置(ONU)送受信器100を備え、それらの装置は、光集線装置側光ファイバ40、光分岐網部30、光分岐網部側光ファイバ41、光遮断部51、光ネットワーク装置側光ファイバ42によって接続されている。OLT送受信器10と光集線装置側光ファイバ40とは、光コネクタ1によって結合されている。ONU送受信器100と光ネットワーク装置側光ファイバ42とは、光コネクタ2によって結合されている。OLT送受信器10は、WDM(Wavelength Division Mutiplexing、波長分波合波部、分波器/合波器)14、光受信器13、受信側アナログフロントエンド部12、受信側論理部11、送信側論理部23、送信側アナログフロントエンド部22、変調機能付き光源21を備える。ONU送受信器100は、WDM104、光受信器105、受信側アナログフロントエンド部106、受信側論理部107、送信側論理部101、送信側アナログフロントエンド部102、変調機能付き光源103を備える。
信号の流れにそって、信号が処理される内容を説明する。まず、OLTからONUへの光信号(下り信号)についてであるが、送信側論理部23にてPONフレーム処理された電気信号は、送信側アナログフロントエンド部22によって、変調機能付き光源21で変調を行うための十分な駆動電力を得られるように増幅される。この増幅された信号は、変調機能付き光源21に変調され、信号光となって出力される。ビットレートが2.5Gbps程度までであれば、変調機能付き光源21はレーザを直接変調することで実現できる。また、G−PON、GE−PONでは変調信号光は、1490nm帯の波長が用いられ、WDM14を透過した後、光コネクタ1を経て光集線装置側光ファイバ40に送信される。尚、ビットレートが10Gbps程度になると、前述の波長分散の影響により、変調機能付き光源21はレーザと外部EA変調器を組み合わせる、あるいは集積させることで実現する。また、10Gbps PONに用いられる変調信号光は、1570nm帯以上の波長(Lバンド)が用いられ、WDM14を透過した後、光コネクタ1を経て光集線装置側光ファイバ40に送信される。さらに、信号光が高出力な場合に変調機能付き光源21は、光増幅器を付与されたものでも構わない。
この光信号は、光集線装置側光ファイバ40、光分岐網部30、光分岐網部側光ファイバ41、光遮断部51、光ネットワーク装置側光ファイバ42を通り、ONU送受信器100に入力する。ONU送受信器100では、WDM104で、例えば、1490nm帯、あるいは1570nm帯の波長成分を分離した後、光受信器105にこの信号光を入力する。光受信器105は、例えば、フォトダイオードPDが用いることができるが、より詳細には、PIN接合された半導体を用いたPIN型PD(フォトダイオード)、感度を要求される場合にAPD(アバランシェフォトダイオード)等を用いることができる。フォトダイオード等の光受信器105から出力した微小な電流の変化は、受信側アナログフロントエンド部106で電圧変化に変換、増幅して出力される。この出力信号は、受信側論理部107によってPONフレーム処理される。
次に、ONUからOLTへの光信号(上り信号)について説明する。PONフレーム処理された信号は、送信側論理部101で処理された後、ONU送受信器100に入力する。その電気信号は、変調機能付き光源103で変調を行うための十分な駆動電力を得るために送信側アナログフロントエンド部102によって増幅される。この増幅信号が、変調機能付き光源103に変調された信号光を出力する。一例として、ビットレートが2.5Gbps程度までであれば、変調機能付き光源103はレーザを直接変調することで実現できる。尚、例えば、ビットレートが10Gbps程度になると、前述の波長分散の影響により、変調機能付き光源21はレーザと外部EA変調器を組み合わせる、あるいは集積させることで実現することができる。また、G−PON、GE−PONでは変調信号光は、例えば、1300nm帯の波長が用いられ、WDM104を透過した後、光コネクタ2を経て光ネットワーク装置側光ファイバ42に送信される。光ネットワーク装置側光ファイバ42に送信された光信号は光遮断部51を経て光分岐網部側光ファイバ41に入力され、光分岐網部30、光集線装置側光ファイバ40を通り、OLT送受信器10に入力する。OLT送受信器10では、WDM14で、1300nm帯の波長成分を分離した後、光受信器21にこの信号光を入力する。光受信器13は、例えば、フォトダイオードPDを用いることができるが、より詳細にはPIN接合された半導体を用いたPIN型PD、感度を要求される場合にAPD等を用いることができる。フォトダイオード等の光受信器13から出力した微小な電流の変化は、受信側アナログフロントエンド部12で電圧変化に変換、増幅されて出力される。この出力信号は、受信側論理部11によってPONフレーム処理される。
図2に、PONシステムの波長配置を示す図を示す。
本実施の形態によるPONシステムで使用される波長帯の配置について、図2を用いて説明する。この例では、下り信号については、1490nm帯の波長を使い、上り信号に1300nm帯の波長を用いることで、1本の光ファイバで双方向の信号を伝送する。また映像配信用として下り信号に更に1550nm帯の波長の光信号を多重することもある。この1550nm帯の波長はシステムのアップグレード用に確保しておくこともできる。これらの波長多重された光信号は、局舎およびユーザ側で多重分離されるので、ユーザは1本の光ファイバを接続するだけで複数のサービスを利用できる。
PONシステムでは、OLTから出力された下り信号は全てのONUで受信することができる、すなわち同報性を有する。このため、OLTは下り信号をパケットあるいはセル毎にヘッダに書き込み、ONUは自分宛の信号のみを受信する。一方、上り信号については衝突回避の技術が用いられており、それについて図3、4を用いて説明する。
図3は、PONシステムの上り信号送信タイミング指示の方法を示す説明図である。
また、図4は、PONシステムの上り信号の衝突回避を示す図である。
OLT送受信器10とONU送受信器100は、図1と同様に光集線装置側光ファイバ40、光分岐網部30、光ファイバ41を介して接続されている。光分岐網部30では、光信号のパワーを重ね合わせて出力される。よって、複数のONU送受信器100からの上り信号が同時に光分岐網部30に入力されると、それらの信号は重ね合わせた信号となってOLTに向けて出力される。このため、もしも複数の信号のタイミングが重なる場合、OLTでは、これらの複数信号を分離することができず、正しく受信できなくなる場合がある。そこで、個々のONUは、それぞれの上り信号が相互に重なることなく別々のタイミングでOLTに到着するように送出タイミングを制御する必要がある。このため、PONシステムでは、OLTがONUに対して信号送出許可を通知して、各ONUの送出タイミングを指定することで、上り信号の衝突を回避できる。図3では、ゲートタイミング指示信号700が、各ONUに対して送出タイミングを指定することを示している。
そして、図4で示すように、ONUから送信される上り信号のセルあるいはパケット800は、OLTから与えられたタイミング通りに送信されているため、上り信号の衝突は発生しない。
図5に、PONシステムのレンジングのタイムチャートを示す図を示す。
一般に、PONシステムにおいて、OLTからONUまでの伝送距離は同一ではなく、また予め決めておくこともできない、よって、OLTは各ONUとOLT間の伝送時間を予め測定して記憶することにより、各ONUからの上り信号が衝突しないタイミングを計算して各ONUに知らせる。この伝送時間を測定する処理をレンジングと呼ぶ。これを図5に示す。
はじめに、OLTはONUに対して、測定信号をα秒後に送出するよう指示(測定信号送出許可)を送った後、α秒後からレンジング窓を設定する。次に、ONUは指示を受け取ってから、α秒後に測定フレームを送出する。そして、OLTではONUからの測定信号が到着した測定時間を計測し、その半分の時間を方向伝送時間として認識する。レンジングでは、OLTがレンジング窓とよばれる一定時間だけ特定のONU以外のONU信号送信を禁じる。OLTは、このレンジング窓内で特定ONUと測定信号の送受を行い、到着時刻からそのONUとの伝送時間を計算する。よって、レンジング窓よりも大きな伝送時間を有するONUの測定信号はOLTがレンジング窓で受信できないため、レンジング窓の大きさがPONシステムにおけるOLTとONUの最大距離を決定する。この距離を最大論理距離と呼び、光信号の送受信レベルと伝送路損失から決定される物理距離とは別に規定される。
PONシステムでは、下り信号はパケットあるいはセルを連結して一つの連続信号として伝送するため、ONU受信部は従来の光伝送システムと際立った違いはないかもしれない。しかし、上り信号は個々のONUが持つクロック位相や光強度が異なるため、OLTが受信する信号はバースト状態となり、OLTでは専用のバースト信号受信回路が必要となる。バースト信号受信では、直前に受信した信号の影響を排除しなくてはならない、さらにはパケットやセルのオーバヘッドから信号タイミングを抽出してビット同期を確立しなくてはならない。さらに、PONシステムは、ベストエフォートによる帯域の有効活用が求められている。下り信号は、OLTが通信事業者のネットワークから各ONUあてのトラフィックを検出することができるので、各ONU宛のパケットあるいはセルの大きさや頻度を調整することで帯域を動的に制御できる。しかし、上り信号の帯域を動的に制御するためには、各ONUが要求する帯域をOLTに通知した上でOLTが各ONUに帯域を割り当てるという一連の機能が必要となる。これをDBA(Dynamic Bandwidth Assignment)機能と呼ぶ。DBA機能はPONシステムの上り帯域の利用効率を向上させるだけでなく、遅延特性に敏感な音声や映像信号を低遅延で伝送することも可能にする。
このように、PONシステムでは、衝突回避制御により局舎内設備を共有することが可能であり、複数の加入者が加入者収容局の局舎から光スプリッタまでの光ファイバや局舎内設備を共有して使用することによりコストを分割負担して初期導入コストと管理維持費の低減を図ることが可能である。ここで、加入者装置、ONUと光ネットワーク装置側光ファイバ42を接続するには、光コネクタ2が用いられ、例えば、規格化されたF04形(SC形)のものが多く用いられている。ここで、悪意を持つユーザが、ONU装置の代りに1300nm帯等の上り波長帯の高出力光源を接続し、光ネットワーク装置側光ファイバ42に高出力光(異常光)を入力すると、WDM14を通過しOLT受信器10における光受信器21に異常光が到達することになる。ここで、高出力光とは、例えば、短パルスのように短い時間の中で高いエネルギー密度で圧縮されたような特徴のものでも構わない。高感度受信器を有する光受信器21に異常に高いパワーの光が入射すると、過負荷がかかり、故障する可能性がある。
そこで、本実施の形態では、光遮断部51を設けることで、高感度受信器を有する光受信器21の故障を防ぐことが可能である。ここで、光遮断部51とは、ある強度以上の光が入力すると、光の透過率が下がる特徴をもつものである。具体的には、例えば、光ヒューズ、光シャッター、光スイッチなどが用いられる。
図10に、光ヒューズの第1の構成図を示す。光ヒューズは、例えば、低融点ガラス61をファイバ64で挟む構成で実現される。ファイバ64は、具体的には光の伝搬路となるコア63と呼ばれる部分と、光をコア内に閉じこめるためのクラッド62と呼ばれる部分との2層構造となっている。クラッド62よりもコア63の屈折率を高くすることで、屈折率の異なる境界面で全反射を生じ、光はクラッド62の外に漏れることなくコア63の内部を低損失で伝搬することができる。ここで、高いパワーの光が入射すると、発熱により低融点ガラス61が溶け、光を伝播することができなくなる。
図6に、光ヒューズの入力光と出力光の関係の一例を示す図を示す。
この図は、このような機構によって生じる、光ヒューズの入力光と出力光の関係の一例を示す。
光ヒューズの許容値を超えた強い強度の光が入力すると、前述に述べた発熱により低融点ガラス61が、短時間、例えば、μsオーダーで溶け始め、光を伝播することができなくなる。この例では、光パルス入力後に10μsで完全に低融点ガラスが溶け、光強度を抑えることができることを示している。光学素子の破壊メカニズムは完全には解明されていないかもしれない。しかし、(1)光学材料の吸収発熱による融解、(2)熱応力による脆性破壊、(3)強い光電界による絶縁破壊、(4)強い光電界によって受光素子自身の生じる過剰な電流による破壊などにより、光学素子が損傷すると考えられている。上述の(1)、(2)については、光エネルギーが熱エネルギーに変換することで、破壊が生じるので、光強度の積分値で効いてくる現象と言える。これについては、光強度を抑制する対策も有効であるが、光学素子に照射される時間を短くする対策も有効となる。また、上述の(3)、(4)については、光強度が受光素子の耐えうる量を超えると生じる破壊現象である。上述の(4)については受光素子の後段に接続される電子回路によって過剰電流を抑制することなども対策となりうるが、上述の(3)、(4)については、光強度を抑制する対策が有効である。本実施の形態による光ヒューズを用いれば、図6に示すように、光強度、光エネルギーともに抑制することが可能である。
図11に、光ヒューズの第二の構成図を示す。ファイバは曲げを加えると、コアからクラッドに漏れが生じ、損失を生じる性質がある。このような光エネルギーの損失は、熱エネルギーに変換される。この性質を用い、光ヒューズの低融点ガラス61で熱エネルギーが生じ易くなるよう曲げを加えると、光ヒューズ自体の高感度化と作製時の個体バラツキなどを抑制することが可能となる。
図14は、PONシステムの第二の構成を示す図である。
図15は、PONシステムの第三の構成を示す図である。
次に、このような光遮断部51を設ける位置であるが、光分岐網部側光ファイバ41の長さが、光ネットワーク装置側光ファイバ42の長さより短い位置にあることが好ましい。もし、図14に示すように、光遮断部51が光ネットワーク装置側光ファイバ42の長さが短い側、すなわちONUに近い位置にあると、悪意を持つユーザが比較的扱い易い(排除し易い)位置になり得るからである。このために、システムのセキュリティが下がる場合がある。
また、図15に示すように、光遮断部51が、OLT送受信器10の内部にある場合、あるいは、光分岐網部30より光集線装置側光ファイバ40側にある場合(図示せず)には、ユーザが比較的触りにくい位置にあり、セキュリティは高くなるが、この位置で遮断すると、全てのONUへの信号も絶たれてしまう場合がある。また、光ヒューズで低融点ガラス61を溶かすために高いパワーの光が必要であるが、光分岐網部30により光が減衰した状態で入射するので、遮断動作を起こすための感度が劣化することも考えられる。
図14のように、光分岐網部側光ファイバ41の長さが、光ネットワーク装置側光ファイバ42の長さより短い位置にある場合には、光遮断部51で遮断時には、例えば、悪意を持ったユーザとのファイバのみを絶つことができる。また、ユーザが比較的触りにくい位置にあるため、セキュリティが高くなる。さらに、光分岐網部30で光が減衰する前の状態で入射するので、遮断動作を起こすための感度を得易い。
さらに、光遮断部51が遮断動作を起こすための光パワーは、光集線装置であるOLT送受信器10が許容される光パワーに、光集線装置側光ファイバ40の損失と、光分岐網部30の損失と、光分岐網部側光ファイバ41の損失を足し合わせた値以下とすることで、光受信器21を確実に保護できるようになる。
図12に、光遮断部51の第二の実施の形態の構成図を示す。
この光遮断部51は、タップカプラ52、光モニタ部53、光制御部54、光シャッター55を備える。光シャッター55とは、例えば、液晶やPLZT(チタン酸ジルコン酸ランタン鉛)などの電気光学効果を持つ材料、あるいは機械的に、電気信号を入力された時に、光を遮断する機能を持つ素子をさす。信号光は、タップカプラ52で一部のパワーを分岐され、光モニタ部53で光パワーを検出される。そして、検出された光パワー値が、ある設定値以上となる場合には、光制御部54が光シャッター55を動かし、光を遮断する。
さらに、図13に、光遮断部51の第二の実施の形態の構成図を示す。
この光遮断部51は、タップカプラ52、光モニタ部53、光制御部54、光スイッチ56を備える。光スイッチ56とは、例えば、液晶やPLZT(チタン酸ジルコン酸ランタン鉛)などの電気光学効果を持つ材料、あるいは機械的に、電気信号を入力された時に、光の方路を切り替える機能を持つ素子をさす。信号光は、タップカプラ52で一部のパワーを分岐され、光モニタ部53で光パワーを検出される。そして、検出された光パワー値が、ある設定値以上となる場合には、光制御部54が光スイッチ55を動かし、光の方路を切り替える。ここでは、光スイッチ55の方路は2つあり、矢印がある方が信号光を通し、光集線装置側光ファイバ40に接続されている。一方、矢印の無い短い方路は切断されており、光遮断部51から外に光は出ない。このように、光制御部54が、光遮断部56を矢印の無い側に切り替えることで、遮断機能を実現する。
図8は、光増幅器を伴う、変調機能付き光源の構成を示す図である。
さらに別の実施の形態として、変調機能付き光源21に光増幅器を付与された場合について説明する。この構成を図8(A)、(B)に示す。この場合、変調機能付き光源21は、変調機能付き電気/光変換部205と光増幅器206を備える(図8(A))。あるいは、同様に、変調機能付き光源103は、変調機能付き電気/光変換部207と光増幅器208を備える(図8(B))。変調機能付き電気/光変換部205、207は、それぞれ、送信側アナログフロントエンド部22あるいは102から出力された電気信号を光信号に変換するもので、出力された光信号は光増幅器206、208にて増幅されて出力される。
図9は、光増幅器を伴う、光受信器の構成を示す図である。
また、光増幅器が光受信器13に前置された場合についての構成を図9(A)、(B)に示す。この場合、光受信器13は、光増幅器201と光/電気変換部202を備える(図9(A))。あるいは、同様に、光受信器105は、光増幅器203と光/電気変換部204を備える(図9(B))。受信された光信号は、それぞれ、光増幅器201、203にて増幅され、その出力は光/電気変換部202、204にて、電気出力信号に変換され、受信側アナログフロントエンド部12あるいは106に入力され、前述の処理が行われる。
図7に、光増幅器による光サージの現象を示す図を示す。
ここで、光サージについて述べておく。光サージとは、光信号が高利得の光増幅器によってオーバーシュートを起こす現象である。この結果、受信器を破壊する可能性がある。図7は、発明者によって測定された光増幅器の過渡応答特性の一例である。ここでは、光増幅器への入力信号光を高速にスイッチ(オフ→オン)して応答特性をサンプリングオシロスコープによって測定した。ここで、光増幅器として、エルビウム添加ファイバを双方向励起させたLバンド用のものを用いた。入力信号を−28dBmから3dBずつ増加させていくと、入力信号光パワーが大きい程、オーバーシュートの高さも大きくなっていることがわかる。すなわち、光増幅器を用いるシステムでは、高速にスイッチ オフ→オン、すなわちパルス状の光を与えることで、オーバーシュートを引き起こし易くなり、受信器が破壊され易くなる懸念がある。本実施の形態により、異常光を遮断することで、このような光サージを対策することができ、受信器を保護する光通信システムを実現できる。
図16は、PONシステムの第四の構成を示す図である。
さらに別の実施の形態として、光分岐網部301に検出部と制御部を設けて、光遮断部51を制御するための構成を、図16に示す。
このPONシステムは、局内側にあるOLT送受信器10、1つおよび複数のONU送受信器100を備え、それらの装置は光集線装置側光ファイバ40、光分岐網部301、光ネットワーク装置側光ファイバ42によって接続されている。OLT送受信器10と光集線装置側光ファイバ40とは、光コネクタ1によって結合されている。ONU送受信器100と光ネットワーク装置側光ファイバ42とは、光コネクタ2によって結合されている。OLT送受信器10は、WDM14、光受信器13、受信側アナログフロントエンド部12、受信側論理部11、送信側論理部23、送信側アナログフロントエンド部22、変調機能付き光源21を備える。ONU送受信器100は、WDM104、光受信器105、受信側アナログフロントエンド部106、受信側論理部107、送信側論理部101、送信側アナログフロントエンド部102、変調機能付き光源103を備える。上り信号および下り信号の処理は、図1で述べた通りである。
図17に、光分岐網部301の詳細な構成図を示す。
光分岐網部301は、光分岐網部側光ファイバ41、光遮断部51、光スプリッタ71、光カプラ72、受光部73、検出部74、制御部75を備える。図1及びその説明箇所で述べたように、ONU送受信器100から光コネクタ2を経て光ネットワーク装置側光ファイバ42に送信された信号は、光分岐網部301に入力する。光ネットワーク装置側光ファイバ42に送信された光信号は光遮断部51を経て光分岐網部側光ファイバ41に入力され、光スプリッタ71を介し、光カプラ72で光パワーが2分岐される。ここで、光カプラ72の光パワー分岐比は例えば、95:5程度で、その殆どの光パワーは主信号として、光集線装置側光ファイバ40を通り、OLT送受信器10に入力する。残りの一部は、受光部73に入力される。受光部73では、光信号を電気信号に変換し、検出部74に入力する。比較的単純な制御の一例としては、検出部74によって、光パワーを検出し、制御部75が、ある設定値以上の光パワーを検出した場合に、光遮断部51で光信号を遮断するように制御する。なお、遮断するとき、いずれかひとつ又は複数の光遮断部51を遮断してもよいし、全ての光遮断部51を遮断してもよい。ここで、光遮断部51は、前述した光シャッターあるいは光スイッチなどで構成することができる。比較的高度な制御としては、検出部74に、例えば、OLT受信側論理部11と同等のフレーム処理等の機能を持たせるものである。このような構成とすることで、光パワー情報だけでなく、PONフレームの監視制御情報なども扱うことが出来、より高度な制御ができるようになる。例えば、悪意のユーザが擬似信号によって不正アクセスを行う場合でも、検出部74が擬似信号を解析して、不正アクセスと判断する場合には、制御部75が光遮断部51で光信号を遮断するように制御することができる。具体的には、例えば、次のステップで処理を行う。ステップ1としては、検出部74で異常光を検出する際に、DBA情報を参照し、どのONUからの信号かを判断する処理を行う。次に、ステップ2として、制御部75で、どの光遮断部51を遮断するか判断し、制御を行う。このように、伝送品質に優れ、故障率が少なく、高感度に異常光を遮断し、セキュリティが高い異常光遮断方式による光通信システムを構築できる。
図18は、PONシステムの第五の構成を示す図である。
さらに別の実施の形態として、OLT送受信器10と光分岐網部302に検出部と制御部を設けて、光遮断部51を制御するための構成図を、図18に示す。
このPONシステムは、局内側にあるOLT送受信器10、1つおよび複数のONU送受信器100を備え、それらの装置は光集線装置側光ファイバ40、光分岐網部302、光ネットワーク装置側光ファイバ42によって接続されている。OLT送受信器10と光集線装置側光ファイバ40とは、光コネクタ1によって結合されている。ONU送受信器100と光ネットワーク装置側光ファイバ42とは、光コネクタ2によって結合されている。光通信装置送受信器10は、WDM14、光受信器13、受信側アナログフロントエンド部12、受信側論理部11、送信側論理部23、送信側アナログフロントエンド部22、変調機能付き光源21、光カプラ72、受光部73、検出部74、制御部75を備える。なお、光受信部1は、受信側論理部11、受信側アナログフロントエンド部12、光受信器13を含み、光送信部2は、変調機能付き光源21、送信側アナログフロントエンド部22、送信側論理部23を含む。
図19に、光分岐網部302の詳細な構成図を示す。
光分岐網部302は、光分岐網部側光ファイバ41、光遮断部51、光スプリッタ71、光カプラ72、受光部73、検出部74、制御部75を備える。図1で述べたように、ONU送受信器100から光コネクタ2を経て光ネットワーク装置側光ファイバ42に送信された信号は、光分岐網部302に入力する。光ネットワーク装置側光ファイバ42に送信された光信号は光遮断部51を経て光分岐網部側光ファイバ41に入力され、光スプリッタ71、光カプラ72を経て、光集線装置側光ファイバ40を通り、OLT送受信器10に入力する。
図20は、PONシステムの第五の構成における、制御のためのフローチャートを示す図である。
以下に、光遮断部51の制御について説明する。
OLT送受信器10において、光カプラ72では、光パワーが2分岐されて出力され、光パワー分岐比は例えば、95:5程度で、その殆どの光パワーは主信号として、光受信器13、受信側アナログフロントエンド部12、受信側論理部11と伝達し、図1で述べたのと同様に上り信号として処理される。もう一方の信号は、受光部73に入力し、光信号を電気信号に変換し、検出部74に入力する。検出部74では、受信側論理部11からの出力も検出し、ある設定値以上の光パワーを検出した場合に(異常光を検出:S01)、前述したPONのDBA機能を用いることで(S03)、どのONUが割り当てられたタイミングで入力した信号か、すなわち、どのONUから入力した信号かを判断する(S05)。そして、制御部75が、どのONUからの信号を遮断するかという情報を形成し、伝達する(S07)。例えば、制御部75は、送信側論理部23に光遮断部51が光信号を遮断する遮断制御情報を形成し送信する。
この遮断制御情報を伝達する一つの方法としては、PONのOAM(Operation Administration and Maintenance)機能を用いて光分岐網部302に伝達し、光分岐網部302の制御部75によって、特定したONUからの信号を光遮断部51で遮断する。
一方、光分岐網部302において、光カプラ72では下り信号の光パワーを2分岐して出力する。ここで、光パワー分岐比は例えば、95:5程度で、その殆どの光パワーは主信号として、光スプリッタ71、光ネットワーク装置側光ファイバ42を通り、ONU送受信器100に入力する。残りの一部は、受光部73に入力される。受光部73では、光信号を電気信号に変換し、検出部74に入力する。検出部74では、OLT送受信器10から送信された、遮断制御情報、すなわち、どのONUからの信号を遮断するかを検出し(S09)、制御部75が光遮断部51で光信号を遮断するように制御する(S11)。ここで、光遮断部51は、前述した光シャッターあるいは光スイッチなどで構成することができる。
このように、伝送品質に優れ、故障率が少なく、高感度に異常光を遮断し、セキュリティが高い異常光遮断方式による光通信システムを構築できる。
以上に述べたように、本実施の形態によって、伝送品質に優れ、故障率が少なく、セキュリティおよび信頼性の高いトリプレクササービスシステムを構築する光通信システムが実現できる。
実施の形態で説明した波長帯は、一例を挙げたに過ぎず、本発明は、適宜採用したデバイスに応じて、適宜の波長帯を採用することができる。また、本発明は、PON以外にも各種の光通信システムに適用することができる。
本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの基本構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの波長配置を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの上り信号送信タイミング指示の方法を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの上り信号の衝突回避を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムのレンジングのタイムチャートを示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光ヒューズの入力光と出力光の関係の一例を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光増幅器による光サージの現象を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光増幅器を伴う、変調機能付き光源の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光増幅器を伴う、光受信器の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光ヒューズの第一の構成図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光ヒューズの第二の構成図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光シャッターを用いた第二の光遮断部の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光スイッチを用いた第三の光遮断部の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの第二の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの第三の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの第四の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの第四の構成における光分岐網部を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの第五の構成を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの第五の構成における光分岐網部を示す図。 本発明の一実施の形態を説明するための図であって、PONシステムの第五の構成における、制御のためのフローチャートを示す図。
符号の説明
1、2・・・光コネクタ
10・・・光通信装置送受信器
11、107・・・受信側論理部
12、106・・・受信側アナログフロントエンド部
13、105・・・光受信器
14、104・・・WDM
21、103・・・変調機能付き光源
22、102・・・送信側アナログフロントエンド部
23、101・・・送信側論理部
30・・・光分岐網部
31・・・電気信号分岐部
40・・・光集線装置側光ファイバ
41・・・光分岐網部側光ファイバ
42・・・光ネットワーク装置側光ファイバ
51・・・光遮断部
52・・・タップカプラ
53・・・光モニタ部
54・・・光制御部
55・・・光シャッター
55・・・光スイッチ
61・・・低融点ガラス
62・・・クラッド
63・・・コア
64・・・ファイバ
71・・・光スプリッタ
72・・・光カプラ
73・・・受光部
74・・・検出部
75・・・制御部
100・・・光通信加入者装置送受信器
201、203、205、207・・・光増幅器
202、204・・・光/電気変換部
206、208・・・変調機能付き電気/光変換部
700・・・ゲートタイミング指示信号
800・・・上り信号

Claims (6)

  1. 光集線装置と複数の光ネットワーク装置とが、前記光集線装置と接続された光集線装置側光ファイバと、前記複数の光ネットワーク装置の各々に接続された複数の光ファイバと、前記光集線装置側光ファイバと前記複数の光ファイバとを接続する光分岐網部を介して接続された光通信システムであって、
    前記光集線装置は、波長分波合波部と、第1の光カプラと、光受信部と、光送信部と、第1の受光部と、第1の検出部と、第1の制御部を備え、
    前記光分岐網部は、一つの光集線装置側ポートと、複数の光ネットワーク装置側分岐ポートと、複数の光遮断部と、光スプリッタと、第2の光カプラと、第2の受光部と、第2の検出部と、第2の制御部とを備え、
    前記光集線装置において、前記第1の光カプラは、前記波長分波合波部からの信号を前記第1の受光部と前記光受信部に分岐して出力し、該第1の受光部は光信号を電気信号に変換して前記第1の検出部に出力し、該第1の検出部は予め設定された値以上の高出力光である異常信号光が入力される際に、動的帯域割り当て機能により、どの前記光ネットワーク装置からの信号が異常かを検出し、前記第1の制御部は該検出結果に基づきどの前記光ネットワーク装置からの信号を遮断するかを示す光遮断制御情報を形成し、前記送信部により前記波長分波合波部を介して前記光遮断制御情報を出力し、
    前記光分岐網部では、前記光遮断制御情報を前記光集線装置側光ファイバを介して受信し、前記第2の光カプラは、前記光集線装置からの信号を前記光スプリッタと前記第2の受光部に分岐して出力し、該第2の受光部は光信号を電気信号に変換して前記第2の検出部に出力し、前記第2の検出部は前記光遮断制御情報を検出し、前記第2の制御部は前記光遮断制御情報が示す前記光ネットワーク装置と接続された前記光ネットワーク装置側光ファイバに対応する前記光遮断部を制御することにより、該光ネットワーク装置からの光信号を前記光遮断部で遮断することを特徴とする光通信システム。
  2. 前記光集線装置の前記第1の検出部は、前記光ネットワーク装置が前記光集線装置により割り当てられたタイミングに基づき、入力光がどの前記光ネットワーク装置から入力した信号かを判断することで、どの前記光ネットワーク装置からの信号が異常かを検出することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記第1の制御部は、OAM(Operation and Maintenance)機能を用いて前記遮断制御情報を送出することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  4. 光集線装置と複数の光ネットワーク装置とが、前記光集線装置と接続された光集線装置側光ファイバと、前記複数の光ネットワーク装置の各々に接続された複数の光接続部と、前記光集線装置側光ファイバと前記複数の光接続部とを接続する光分岐網部を介して接続された光通信システムにおける前記光集線装置であって、
    波長分波合波部と、第1の光カプラと、光受信部と、光送信部と、第1の受光部と、第1の検出部と、第1の制御部を備え、
    前記第1の光カプラは、前記波長分波合波部からの信号を前記第1の受光部と前記光受信部に分岐して出力し、該第1の受光部は光信号を電気信号に変換して前記第1の検出部に出力し、該第1の検出部は予め設定された値以上の高出力光である異常信号光が入力される際に、動的帯域割り当て機能により、どの前記光ネットワーク装置からの信号が異常かを検出し、前記第1の制御部は該検出結果に基づきどの前記光ネットワーク装置からの信号を遮断するかを示す光遮断制御情報を形成し、前記送信部により前記波長分波合波部を介して前記光遮断制御情報を出力し、
    前記光分岐網部で、前記光遮断制御情報が示す前記光ネットワーク装置からの光信号を遮断させることを特徴とする前記光集線装置。
  5. 前記第1の検出部は、前記光ネットワーク装置が前記光集線装置により割り当てられたタイミングに基づき、入力光がどの前記光ネットワーク装置から入力した信号かを判断することで、どの前記光ネットワーク装置からの信号が異常かを検出することを特徴とする請求項に記載の光集線装置。
  6. 前記第1の制御部は、OAM(Operation and Maintenance)機能を用いて前記遮断制御情報を送出することを特徴とする請求項に記載の光集線装置。
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