JP3854217B2 - 携帯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多角形状のエアコイルアンテナと、エアコイルアンテナが接続される電子回路を構成する複数の電子部品と、これらの電子部品が取り付けられた基板と、エアコイルアンテナおよび基板を収納するハウジングとを備えた携帯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両ユーザーが身に付けている携帯機と車両に搭載した車載機との間で無線通信を行い、車載機からのリクエスト信号に応じて携帯機からコード信号を送信し、このコード信号が車載機に記憶されているコード信号と一致するか否かを確認した結果、一致が確認された場合にドアの施錠・解錠を許可する車両用遠隔施錠・解錠装置が、下記特許文献1〜特許文献3により公知である。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−45595号公報
【0004】
【特許文献2】
特開昭62−38035号公報
【0005】
【特許文献3】
特開昭62−38036号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の車両用遠隔施錠・解錠装置の携帯機は財布等に入れて持ち運ぶことが多いため、その厚さをできるだけ薄くすることが望ましい。しかしながら、携帯機のハウジングの内部には電子部品を取り付けた基板が収納されているため、ハウジングを薄くしたことによって曲げ剛性が低下すると、ハウジングと共に内部の基板も同等に(同程度/同量)撓んでしまい、電子部品が損傷したりハンダ付け部分が損傷したりする可能性がある。
【0007】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、携帯機のハウジングをできるだけ薄型化しながら、その曲げ剛性を高めて内部に収納した基板の保護を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、多角形状のエアコイルアンテナと、エアコイルアンテナに接続される電子回路を構成する複数の電子部品と、これらの電子部品が取り付けられた基板と、エアコイルアンテナおよび基板を収納するハウジングとを備えた携帯機において、エアコイルアンテナは、少なくとも二辺が基板の周囲に沿うように配置されて電子回路の少なくとも一部を取り囲んでおり、ハウジングの内面にはエアコイルアンテナの略中央部から該エアコイルアンテナの内周部に向かってハウジングの長さ方向および幅方向に延びるとともに、基板の周縁部に到達しない長さの十字状の補強リブが設けられていることを特徴とする携帯機が提案される。
【0009】
上記構成によれば、多角形状のエアコイルアンテナの少なくとも二辺が基板の周囲に沿うように配置されて電子回路の少なくとも一部を取り囲んでおり、かつハウジングの内面にエアコイルアンテナの略中央部から該エアコイルアンテナの内周部に向かってハウジングの長さ方向および幅方向に延びるとともに、基板の周縁部に到達しない長さの十字状の補強リブが設けられているので、補強リブの補強効果でハウジングの長さ方向および幅方向の曲げ剛性を高めて基板を保護することができる。しかも十字状の補強リブはエアコイルアンテナの内側に配置されているので基板の端縁の手前位置で終わっており、従ってハウジングが曲げられたときに補強リブが基板の端縁に接触して大きな荷重が加わるのを防止することができる。
【0010】
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、基板はハウジングの内部に厚さ方向に移動自在に支持されていることを特徴とする携帯機が提案される。
【0011】
上記構成によれば、基板がハウジングの内部に厚さ方向に移動自在に支持されているので、ハウジングが曲げられたときにハウジングの変形量に比べて基板の変形量を小さくすることができ、基板に取り付けられた電子部品の損傷やハンダ付け部分の損傷を防止することができる。
【0012】
尚、実施例のLFアンテナ16,17およびLED35は本発明の電子部品に対応し、実施例のLFアンテナ18は本発明のエアコイルアンテナに対応し、実施例のRFアンテナ19は本発明の電子部品あるいは何れかの電子部品に対応する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図12は本発明の一実施例を示すもので、図1は車両用遠隔施錠・解錠装置の全体構成を示す図、図2は車両用遠隔施錠・解錠装置のブロック図、図3は携帯送・受信機の全体平面図、図4は携帯送・受信機の分解斜視図、図5は携帯送・受信機のアッパーハウジングを外した状態を示す図、図6は図3の6−6線拡大断面図、図7は電池ホルダの平面図、図8は図3の要部拡大図(アッパーハウジングを外した状態)、図9は図8の9−9線拡大断面図、図10は図8の10−10線拡大断面図、図11は図8に対応する作用説明図、図12は図10に対応する作用説明図である。
【0014】
図1および図2に示すように、キーを使用せずに車両Vのドアの施錠および解錠を行うための車両用遠隔施錠・解錠装置は、車両ユーザーがポケットやバッグに入れて持ち運ぶためのカード型の携帯送・受信機11を含んでいる。携帯送・受信機11のコントロールユニット12には、LF(低周波数)受信機13と、RF(ラジオ周波数)送信機14と、RF(ラジオ周波数)受信機15とが接続されており、LF受信機13には3個のLFアンテナ16,17,18が接続されるとともに、RF送信機14およびRF受信機15には共通のRFアンテナ19が接続される。
【0015】
一方、車両V側に設けられたコントロールユニット20には、左側のドア21Lに設けた施錠スイッチ22Lおよび解錠スイッチ23Lと、右側のドア21Rに設けた施錠スイッチ22Rおよび解錠スイッチ23Rと、LF送信機24と、RF送信機25と、RF受信機26と、ドアロックアクチュエータ27とが接続されており、LF送信機24には左右のLFアンテナ28L,28Rが接続されるとともに、RF送信機25およびRF受信機26には共通のRFアンテナ29が接続される。
【0016】
しかして、携帯送・受信機11を身に付けた車両ユーザーが左側のドア21Lの解錠スイッチ23Lあるいは右側のドア21Rの解錠スイッチ23Rを押すと、車両V側のLFアンテナ28L,28RからIDリクエスト信号が送信され、それをLFアンテナ16〜18で受信した携帯送・受信機11は、コントロールユニット12に記憶しているID信号をRFアンテナ19から送信する。ID信号を車両V側のRFアンテナ29で受信したコントロールユニット20は、そのIDが正規のIDであるか否かを確認し、正規のIDであれば乱数信号xをRFアンテナ29から送信する。
【0017】
乱数信号xをRFアンテナ19で受信した携帯送・受信機11は、コントロールユニット12に記憶したプログラムに基づいて乱数信号xから算出した関数信号f(x)をRFアンテナ19から送信し、その関数信号f(x)を車両V側のRFアンテナ29で受信したコントロールユニット20は、そこで乱数信号xから算出した関数信号f(x)と前記受信した関数信号f(x)とを比較し、両者が一致していればドアロックアクチュエータ27を作動させてドア21L,21Rを解錠する。
【0018】
同様にして、携帯送・受信機11を身に付けた車両ユーザーが左側のドア21Lの施錠スイッチ22Lあるいは右側のドア21Rの施錠スイッチ22Rを押すと、コントロールユニット20がロックアクチュエータ27を作動させてドア21L,21Rを施錠する。 次に、図3〜図12に基づいて携帯送・受信機11の構造を説明する。
【0019】
図3〜図5に示すように、携帯送・受信機11は全体として長方形状を成すカード型のものであり、財布等に収納し易いように厚さが極めて薄く形成されている。以下、長方形を成す携帯送・受信機11の四辺を右辺R、左辺L、上辺Uおよび下辺Dと呼ぶ(図3参照)。
【0020】
携帯送・受信機11のハウジング30は、合成樹脂で長方形状に形成したロアハウジング31およびアッパーハウジング32に2分割されており、ロアハウジング31の右辺R、左辺Lおよび下辺Dに沿って形成された溝状の凹部31aと、上辺U寄りの位置に形成された3個の溝状の凹部31b,31c,31dと、前記凹部31aの中央付近に形成されたピン状の凸部31eとに、アッパーハウジング32の右辺R、左辺Lおよび下辺Dに沿って形成されたリブ状の凸部32aと、上辺U寄りの位置に形成された3個のリブ状の凸部32b,32c,32dと、前記凸部32aの中央付近に形成された孔状の凹部32eとがそれぞれ嵌合し、それらの嵌合部においてロアハウジング31およびアッパーハウジング32が溶着より固定される。
【0021】
アッパーハウジング32の内面には、その長さ方向(右辺Rおよび左辺L方向)に延びる直線状の補強リブ32fと、その長さ方向および幅方向(上辺Uおよび下辺D方向)に延びる十字状の補強リブ32g,32hとが形成されており、十字状の補強リブ32g,32hの交差部に前記凹部32eが位置している。またアッパーハウジング32には、その表裏に貫通する1個の貫通孔32iが形成される。更に、ロアハウジング31およびアッパーハウジング32を結合する際に、それらを相互に位置決めするために、ロアハウジング31に形成された2個の位置決め孔31f,31fに、アッパーハウジング32に形成された2個の位置決めピン32j,32jが嵌合する。
【0022】
ロアハウジング31およびアッパーハウジング32間に形成された空間に収納される長方形状の基板33の表面には、携帯送・受信機11の右辺Rに臨む周縁部に沿って前記RFアンテナ19が固定される。軸線が相互に直交するように基板33に固定された3個のLFアンテナ16,17,18のうち、2個のLFアンテナ16,17はフェライトアンテナで構成され、残りの1個のLFアンテナ18はボビンを持たない長方形のエアコイルアンテナで構成されている。そしてエアコイルアンテナで構成されたLFアンテナ18は、携帯送・受信機11の下辺D、左辺Lおよび上辺Uに臨む基板33の周縁部とRFアンテナ19とに沿うように固定される。更に、基板33の表面には携帯送・受信機11の受信回路を含む電子回路を構成する多数の電子部品34…と1個のLED(発光ダイオード)35とが固定され、また基板33の中央部にはロアハウジング31のピン状の凸部31eが緩く貫通する貫通孔33aが形成される。貫通孔33aの裏側にはLED35が臨んでおり、LED35が発する光を貫通孔33aを通して視認することができる。
【0023】
携帯送・受信機11の上辺Uに臨む基板33の周縁部に、何れも弾性を有する金属板で構成された2個のプラス端子36,36と2個のマイナス端子37,37とが固定される。各々のプラス端子36は略180°屈曲し、その先端の接点36aは基板33の周縁部に沿って延びている。一方、各々のマイナス端子37は携帯送・受信機11の上辺Uに向かって延び、その先端に接点37aが形成される。
【0024】
図3および図6から明らかなように、アッパーハウジング32に設けた直線状の補強リブ32fが、RFアンテナ19とLFアンテナ18との間に形成された隙間αを遮るように延びている。従って、ハウジング30の厚さを増加させることなく、補強リブ32fによってハウジング30の剛性を高めて外力による曲がりを抑制し、その内部に収納した基板33に固定した電子部品34…等の損傷やハンダ付け部分の損傷を防止することができる。しかも補強リブ32fがRFアンテナ19およびLFアンテナ18間の絶縁壁を兼ねるので、LFアンテナ18にボビンを設けてRFアンテナ19との短絡を防止する必要がなくなり、部品点数の削減およびスペースの削減に寄与することができる。
【0025】
また基板33の表面には電子部品等が配置されていない十字状の隙間β,γが形成されており、この隙間β,γにアッパーハウジング32の十字状の補強リブ32g,32hが配置される。この十字状の補強リブ32g,32hの剛性向上効果により、ハウジング30の長さ方向および幅方向の曲がりを抑制し、その内部に収納した基板33に固定した電子部品34…等の損傷やハンダ付け部分の損傷を防止することができる。特に、十字状の補強リブ32g,32hは長方形のLFアンテナ18の内部に配置されおり、その4個の先端部は基板33の周縁部の手前位置で終わっているため、ハウジング30が外力で曲げられたときに補強リブ32g,32hが基板33の端縁に接触して大きな荷重が加わるのを防止することができる。
【0026】
しかも、電子回路を装着した基板33をハウジング30の内部に収納した状態で、基板33はロアハウジング31およびアッパーハウジング32に強固に固定されておらず、前後左右方向および上下方向(厚さ方向)に僅かに移動可能な隙間を有している。それに加えて、補強リブ32f,32g,32hの高さ方向の先端と基板33の表面との間に隙間が形成されているので(図6参照)、ハウジング30が曲げられたときにも、その内部に収納された基板33に曲げ荷重が伝達され難くなり、基板33の変形を最小限に抑えて耐久性を向上させることができる。
【0027】
図7〜図10に示すように、電池ホルダ38は、合成樹脂製のホルダ本体39と、このホルダ本体39に固定された金属製のキャップ40とを備える。ホルダ本体39には2個のコイン型の電池41,41を支持する2個の支持孔39a,39aが形成されており、その支持孔の周縁に段付きの電池支持面39b,39bが形成される。ホルダ本体39の両端部には、先端に係止爪39c,39cが形成された腕部39d,39dが設けられており、これらの係止爪39c,39cが係合可能な2個の係止部31g,31g(図8参照)がロアハウジング31に形成される。
【0028】
更に、ホルダ本体39の一対の腕部39d,39dの内側に前記支持孔39a,39aの一部を囲む第1、第2突起部39e,39fが形成されており、第1突起部39eに長さは第2突起部39fの長さよりも短く形成される。一方、ロアハウジング31には、前記第1突起部39eおよび第2突起部39fと協働するストッパ部31hが形成される(図8参照)。
【0029】
図7から明らかなように、電池41は、その一側面と外周面とによってプラス極41aが構成され、その他側面によってマイナス極41bが構成されており、外周面および他側面間の段部41cがホルダ本体39の電池支持面39bに嵌合するように支持孔39aに支持される。2個の電池41,41を電池ホルダ38に保持してハウジング30の内部に挿入すると、ホルダ本体39の弾性を有する一対の腕部39d,39dの先端に設けた係止爪39c,39cがロアハウジング31の係止部31g,31gに係合することで、電池ホルダ38がハウジング30に結合される。
【0030】
この状態で、電池41,41のプラス極41a,41aの外周部が基板33に設けたプラス端子36,36の接点36a,36aに弾性的に接触するとともに、電池41,41のマイナス極41b,41bが基板33に設けたマイナス端子37,37の接点37a,37aに弾性的に接触することで、携帯送・受信機11の電子回路が作動する。
【0031】
前述したように、基板33はハウジング30の内部に固定されておらず、僅かに移動できるように隙間が設けられているが、電池ホルダ38をハウジング30に結合すると、電池41,41の外周部が基板33のプラス端子36,36に当接して図8の矢印A方向に押圧することで、プラス端子36,36の弾発力で基板33が付勢されてハウジング30内面の下辺D側に押し付けられるため、基板33のガタつきや異音の発生を防止することができる。
【0032】
このように、プラス端子36,36の弾発力を利用することで、基板33をハウジング30に固定するための特別の固定部材や基板33をハウジング30に組み付ける組付工数を削減することができ、しかもハウジング30に加わる曲げや衝撃が基板33に伝わり難くすることができる。特に、基板33はハウジング30に対して前後左右に移動自在なだけでなく、厚さ方向にも移動自在であるため、ハウジング30が曲げられたときにハウジング30の変形量に比べて基板33の変形量を小さくすることができ、基板33に取り付けられた電子部品34等の損傷やハンダ付け部分の損傷を防止することができる。
【0033】
電池41,41を電池ホルダ38のホルダ本体39の支持孔39a,39aに表裏逆に装着すると、電池41,41の段部41c,41cとホルダ本体39の電池支持面39b,39bとが一致せず、電池41,41のマイナス極41b,41bがホルダ本体39から厚さ方向に突出してしまい、電池ホルダ38をハウジング30に挿入し難くなることで、電池41,41が表裏逆に装着されていることに気づき易くなる。
【0034】
仮に、電池41,41が表裏逆に装着されていることに気づかずに電池ホルダ38をハウジング30に無理に挿入した場合、図12に示すように、ハウジング30が撓むことで電池ホルダ38は一応ハウジング30に結合可能である。しかしながら、電池41,41の一側面のプラス極41a,41aが基板33のマイナス端子37,37の接点37a,37aに接触し、かつ電池41,41の外周部のプラス極41a,41aが基板33のプラス端子36,36の接点36a,36aに接触するために、つまり基板33のプラス端子36,36およびマイナス端子37,37が共に電池41,41のプラス極41a,41aに接触するために、電子回路に逆電流が流れて破損の原因になることが未然に防止される。
【0035】
また電池41,41を電池ホルダ38に正しく装着しても、電池ホルダ38を表裏逆にしてハウジング30に装着すると電子回路に給電することができなくなる。図8から明らかなように、電池ホルダ38の表裏に誤りがなければ、ホルダ本体39の短い方の第1突起部39eがロアハウジング31のストッパ部31hと干渉しないため、電池ホルダ38を正しくハウジング30に結合することができる。それに対して、図11から明らかなように、電池ホルダ38を表裏逆にしてハウジング30に挿入しようとすると、ホルダ本体39の長い方の第2突起部39fがロアハウジング31のストッパ部31hと干渉してしまい(図11のp点参照)、電池ホルダ38をハウジング30内に完全に挿入できなくなることで、電池ホルダ38の誤組みを確実に防止することができる。
【0036】
尚、電池ホルダ38をハウジング30から外すには、ホルダ本体39の一対の腕部39d,39dを2本の指で内向きに押して係止爪39c,39cを係止部31g,31gから外した後、腕部39d,39dを掴んだまま電池ホルダ38をハウジング30から引き抜けば良い。
【0037】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0038】
例えば、実施例ではエアコイルアンテナよるなるLFアンテナ18の外側にRFアンテナ19が配置されているが、RFアンテナ19をLFアンテナ18の内側に配置して全ての電子部品をLFアンテナ18で取り囲んでも良い。
【0039】
また実施例では直線状の補強リブ32fがハウジング30の長手方向に延びているが、ハウジング30の幅方向に延びていても良い。
【0040】
また本発明の携帯機の用途は、車両Vのドア21L,21Rの施錠および解錠を行うための車両用遠隔施錠・解錠装置に限定されるものではない。
【0041】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、多角形状のエアコイルアンテナの少なくとも二辺が基板の周囲に沿うように配置されて電子回路の少なくとも一部を取り囲んでおり、かつハウジングの内面にエアコイルアンテナの略中央部から該エアコイルアンテナの内周部に向かってハウジングの長さ方向および幅方向に延びるとともに、基板の周縁部に到達しない長さの十字状の補強リブが設けられているので、補強リブの補強効果でハウジングの長さ方向および幅方向の曲げ剛性を高めて基板を保護することができる。しかも十字状の補強リブはエアコイルアンテナの内側に配置されているので基板の端縁の手前位置で終わっており、従ってハウジングが曲げられたときに補強リブが基板の端縁に接触して大きな荷重が加わるのを防止することができる。
【0042】
また請求項に記載された発明によれば、基板がハウジングの内部に厚さ方向に移動自在に支持されているので、ハウジングが曲げられたときにハウジングの変形量に比べて基板の変形量を小さくすることができ、基板に取り付けられた電子部品の損傷やハンダ付け部分の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両用遠隔施錠・解錠装置の全体構成を示す図
【図2】 車両用遠隔施錠・解錠装置のブロック図
【図3】 携帯送・受信機の全体平面図
【図4】 携帯送・受信機の分解斜視図
【図5】 携帯送・受信機のアッパーハウジングを外した状態を示す図
【図6】 図3の6−6線拡大断面図
【図7】 電池ホルダの平面図
【図8】 図3の要部拡大図(アッパーハウジングを外した状態)
【図9】 図8の9−9線拡大断面図
【図10】 図8の10−10線拡大断面図
【図11】 図8に対応する作用説明図
【図12】 図10に対応する作用説明図
【符号の説明】
16 LFアンテナ(電子部品)
17 LFアンテナ(電子部品)
18 LFアンテナ(エアコイルアンテナ)
19 RFアンテナ(電子部品)
30 ハウジング
32f 補強リブ
32g 補強リブ
32h 補強リブ
33 基板
34 電子部品
35 LED(電子部品)

Claims (2)

  1. 多角形状のエアコイルアンテナ(18)と、エアコイルアンテナ(18)が接続される電子回路を構成する複数の電子部品(16,17,19,34,35)と、これらの電子部品(16,17,19,34,35)が取り付けられた基板(33)と、エアコイルアンテナ(18)および基板(33)を収納するハウジング(30)とを備えた携帯機において、
    エアコイルアンテナ(18)は、少なくとも二辺が基板(33)の周囲に沿うように配置されて電子回路の少なくとも一部を取り囲んでおり、ハウジング(30)の内面にはエアコイルアンテナ(18)の略中央部から該エアコイルアンテナ(18)の内周部に向かってハウジング(30)の長さ方向および幅方向に延びるとともに、基板(33)の周縁部に到達しない長さの十字状の補強リブ(32g,32h)が設けられていることを特徴とする携帯機。
  2. 基板(33)はハウジング(30)の内部に厚さ方向に移動自在に支持されていることを特徴とする、請求項に記載の携帯機。
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