JP3853879B2 - カメラの駆動機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラの駆動機構、すなわち、カメラの各機構を駆動するための駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカメラは、レンズ鏡枠の進退駆動、フィルムの巻き上げ、巻き戻し等の各種の動作を自動的に行わせるために複数のモータをカメラ内部に配置し、それらモータを駆動源としてそれぞれの動作を行わせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、駆動源として複数のモータをその内部に配置することは、カメラの大型化、重量増加やコストの増大を招く結果となっていた。
本発明は、上述の問題点に鑑みて、単一の駆動源によりカメラ内の複数の被駆動系を切り換えて駆動可能な駆動機構であって、占有スペ−スが少なく、軽量であり、コスト上も有利であるカメラの駆動機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によるカメラの駆動機構は、単一のモータと、上記モータの回転を受けて、一方が回転しているときは、他方が非回転となり、上記他方が回転しているときは、上記一方が非回転となることが可能な2つの出力歯車を有する差動歯車機構と、上記差動歯車機構の上記出力歯車の一方の出力で駆動される第1の被駆動系と、上記差動歯車機構の上記出力歯車の他方の出力で駆動される第2の被駆動系と、上記出力歯車の一方の出力により上記第1の被駆動系を駆動するため、上記差動歯車機構の上記出力歯車の他方の出力の一方向の回転によって自身の回転を機械的に停止し、かつ、この他方の出力歯車の回転を非回転状態とする位置と、上記差動歯車機構の上記出力歯車のこの他方の他方向の回転によって上記第2の被駆動系を駆動する位置とに位置する遊星歯車と、上記第1の被駆動系を駆動するための位置と上記第2の被駆動系を駆動するための位置とに上記遊星歯車を位置設定するためと、上記第1と第2の被駆動系以外の第3の被駆動系を駆動するための選択駆動手段とを有する。
上記カメラの駆動機構においては、上記選択駆動手段により上記遊星歯車の位置を上記第1の被駆動系を駆動するための位置、または、上記第2の被駆動系を駆動するための位置に移動させ、上記モータにより上記第1の被駆動系、または、第2の被駆動系の駆動を行い、さらに、上記選択駆動手段により上記第3の被駆動系を選択して駆動する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示すカメラの駆動機構の分解斜視図であり、図2は、上記カメラの駆動機構の模式的縦断面図であり、図3は、遊星歯車機構周りの模式的断面図である。
【0009】
本実施の形態のカメラの駆動機構は、主に、単一駆動源としてのモータ1を含むモータ部と、上記モータ1により駆動され、2つの出力歯車を有する差動歯車機構21と、上記出力歯車の1つで駆動される第1の被駆動系としてのアイドルギヤ9等を含む駆動歯車列およびレンズ鏡筒駆動機構23と、上記出力歯車の他の1つで駆動される第2の被駆動系としてのフィルム巻き上げ駆動機構25およびフィルム巻き戻し駆動機構26と、上記差動歯車機構21により駆動される被駆動系を選択するための遊星歯車機構22と、上記第1,第2の被駆動系とは別の被駆動系である第3の被駆動系としてのシャッタ機構24と、上記各被駆動系への動力伝達切り換えと上記第3の被駆動系の駆動とを行う選択駆動手段としての電磁駆動源のプランジャユニット27および該プランジャユニット27で駆動されるクラッチ機構のクラッチレバー20等で構成されている。
【0010】
以下、上記各要素の構成について説明すると、まず、上記モータ部を構成するモータ1は、回転駆動源であり、モータ1の両端面から出力軸が突出していて、一方の出力軸にはこのモータ1の回転を制御するために、光を透過する穴と光を遮断する面を連続的に並べたスリット円板1bが固着されている。このスリット円板1bを挟むように、光投光素子と光受光素子をユニットで配置したフォトインタラプタ61が配置されている。このフォトインタラプタ61よりモータの回転角に対応したパルス信号が出力される。
また、モータ1の他方の出力軸にはピニオン1aが固着されており、このピニオン1aは後述する差動歯車機構21の複数、例えば、3つの遊星歯車4と噛み合っている。
【0011】
上記差動歯車機構21は、図1,図2に示すように2段の遊星歯車機構を構成する各3つの遊星歯車4,6を有するキャリア2,5と、内歯歯車3と、カメラ本体の固定されるエンドプレート7とで主に構成される。
上記遊星歯車4は、回転する歯車2bを有するキャリア2に設けられた複数の軸2aに回転可能に支持され、該軸を中心に回転可能である。また、遊星歯車4は、さらに回転可能な内歯歯車3の内歯3aと噛み合っている。この内歯歯車3は外周には1つの出力歯車としての外歯歯車3bを有して、アイドルギヤ9,平歯車10aと傘歯車10bを持つ歯車10からなる歯車列を介して、後述するレンズ鏡筒駆動機構23の駆動用傘歯車31に噛合している。
【0012】
また、上記キャリア2の歯車部2bは、更にキャリア5の複数、例えば、3つの遊星歯車6と噛合している。この遊星歯車6は、キャリア2と同様のキャリア5に設けられた回転用の軸5aに支持され、カメラ本体に固定されたエンドプレート7内の内歯歯車7aと噛合している。上記キャリア5は、さらに、他の1つの出力歯車としての歯車部5bを有しており、図示しない歯車列を介して後述の歯車12の歯車部12aと噛合し、遊星歯車機構22を駆動する。
なお、上述のピニオン1a、内歯歯車3、キャリア2、キャリア5、内歯歯車7aの軸心は、モータ1の出力軸に対して同軸上に配置されているものとする。
【0013】
また、上記差動歯車機構21によって、モータ1からの出力は、クラッチレバー20により2つの駆動系統へ切り換えて出力することができる。この2つの駆動出力の内の一つは、上述のようにレンズ鏡筒を進退駆動するレンズ鏡筒駆動機構23の駆動出力となり、他の一つの駆動出力は、遊星歯車機構22の遊星歯車14を駆動し、後述するフィルム給送機構の駆動出力となる。
【0014】
上記レンズ鏡筒駆動機構23は、図2に示すように撮影レンズ群35,36を保持するレンズ鏡筒34を光軸O方向に沿って非撮影域上の沈胴位置P34A から撮影域上の撮影可能位置P34B に繰り出し、さらに、撮影域上の撮影可能位置P34B ,P34C 間での焦点調節のための進退駆動を行う機構であって、主に、前記歯車10の傘歯車10aと噛合している傘歯車31と、該傘歯車31が一体的に固着され、カメラのレンズ鏡筒34を撮影レンズの光軸O方向に沿って進退させるネジ軸32と、レンズ鏡筒34に摺動自在に嵌合するネジ軸32と平行に配置され、レンズ鏡筒34に摺動自在に嵌合するガイド軸33と、上記ネジ軸32に螺合するレンズ鏡筒34の雌ねじ34aと、レンズ鏡筒進退位置検出用エンコ−ダ部とで構成されている。
【0015】
また、レンズ鏡筒34は、図2に示すように撮影レンズ群35,36を保持しており、さらに、シャッタ機構24を内蔵している。
上記シャッタ機構24は、主に鏡筒に対して回動可能であって、その先端部がシャッタ閉位置P38A 、または、P38A ′からシャッタ開位置P38B に回動移動な回動操作部38が設けられた駆動部材としての矢車37と、該矢車37の回動動作に伴いシャッタ開閉、すなわち、露光および遮光を行うセクタ39と、セクタ39を開方向に付勢する付勢手段としてのバネ47とで構成されている。
【0016】
上記矢車37は、レンズ鏡筒34と共に進退移動するが、図3に示すようにカメラ側にはレンズ鏡筒34が沈胴位置P34A にあるとき、矢車37の回動操作部38をシャッタ閉位置P38A に保持するための制限部として本体側ストッパ部56fが設けられている。レンズ鏡筒34が撮影域上の撮影可能位置P34B ,P34C 間に繰り出されると矢車37の回動操作部38は位置P38A ′に移動し、開放準備状態となり、シャッタ開位置P38B に回動可能となる。
【0017】
上記エンコ−ダ部は、レンズ鏡筒34自身の位置を検出するためのエンコ−ダであり、カメラ本体側に設けられているエンコードパターン43a,43b,43cを有するエンコ−ダ基板43と、該パターンと接触可能な摺動接片群42(同一導電部材)を有している。
【0018】
上記接片群42は、3つの接片からなり、第1の接片42aは電気的にコモンパターン43aに常時接触し、第2の接片42bは、レンズ鏡筒34の合焦を実行するとき、繰り出し位置を判断するために、フォトインタラプタ61の出力パルス信号のカウント開始点を検出するカウント開始位置検出パターン43bと摺接する。実際的にはパターン43aと43bとの切り替わり点が検出される。また、第3の接片42cは、レンズ鏡筒34がカメラに対して沈胴した位置にあるかどうかを判断するための沈胴検出用パターン43cと摺接する。実際的にはパターン43aと43cとの切り替わり点が検出される。
【0019】
上記遊星歯車機構22は、キャリア5の歯車部5bと噛合する歯車12の歯車部12aと、該歯車12の軸に回動自在に支持される遊星歯車腕13と、該遊星歯車腕13に設けられた軸に回転自在に支持され、太陽歯車部12bと噛合する遊星歯車14とで構成される。
【0020】
従って、上記遊星歯車14は、自転と歯車12の軸中心に公転が可能となっている。その公転軌跡上にはカメラ本体に固定されたエンドプレート7内の固定用内歯セクタギヤ7b、後述するフィルム巻き戻し駆動用の歯車8、および、フィルム巻き上げ用の歯車19が配設されており、遊星歯車腕13を図3に示す回動位置P13A ,P13B ,P13C に停止させることによって遊星歯車14を上記歯車7b,8,19にそれぞれ噛合させることができる。遊星歯車腕13の回動位置の選択は、後述するプランジャユニット27で制御されるクラッチレバー20の移動位置によって行われる。
【0021】
なお、遊星歯車腕13の遊星歯車14が設けられている反対側の端部には光を反射するための反射板13aが設けられている。そして、上記遊星歯車14と後述する歯車8とが噛み合う位置P13B で、上記反射板13aに対向する位置にクラッチ用フォトリフレクタ62が配置されている。
【0022】
上記プランジャユニット27は、図1乃至図3に示すようにソレノイド27aと、上記ソレノイド27aの通電オンオフにより吸引,突出が可能な可動コア27bと、該コア27bを突出方向に付勢する戻しバネ27cで構成される。
【0023】
上記クラッチレバー20は、図3では平行移動する状態で示されているが、実際は図1に示すようにカメラ本体に支持軸孔20eで回動可能に支持されており、その回動によって遊星歯車腕13の位置を制御する回動部材として開示している。
【0024】
そして、上記クラッチレバー20には、図1に示すように遊星歯車腕13の移動平面に対して垂直に出入りする腕部20aおよび腕部20bが設けられ、また、矢車回動操作部38に対して係止位置と開放位置に出入りする腕部20cが設けられている。また、プランジャユニット27のコア27bに設けられた溝27dと係合する連結ピン20dが設けられており、上記プランジャユニット27によってクラッチレバー20の位置が制御される。
【0025】
すなわち、プランジャユニット27のソレノイド27aがオフの状態では上記コア27bが突出しており、クラッチレバー20が係止位置P20A にあり、腕部20aにより遊星歯車腕13を位置P13A に挟持し、また、腕部20bにより遊星歯車腕13を位置P13B に保持する。さらに、鏡筒34が撮影可能位置P34B ,P34C (図2参照)にあって、クラッチレバー20が係止位置P20A にあれば、腕部20cによりシャッタ開閉用の矢車回動操作部38がシャッタ閉位置P38A ′に保持される。
【0026】
また、上記コア27bが吸引され、クラッチレバー20が退避位置P20B に後退したときは、上記遊星歯車腕13はその回動動作が可能となり、さらに、腕部20cが後退するのでシャッタ開閉用の矢車37の回動操作部38が位置P38A ′にあれば、シャッタ開位置P38B に移動し、露光が実行される。
なお、上記クラッチレバー20は、付勢手段である閉じバネ48によりシャッタ機構24を閉じる方向であって、コア27bを突出させる方向に付勢されている。また、上記閉じバネ48と、戻しバネ27cとは同じ作用をする部材であって、実施態様が異なるのみでその本質は同一機能の部材である。
【0027】
次に、上述のような構成を有する本実施の形態のカメラの駆動機構における各動作について、まず、鏡筒進退動作から説明する。
モータ1を駆動し、上記歯車12の太陽歯車部12bを図3上で時計方向に回転させると、遊星歯車腕13が回動してカメラ本体のストッパ56dに当接する。このとき、遊星歯車14は、カメラ本体に固定のエンドプレート7内に設けられている内歯セクタギヤ7bと噛合する位置P14A に到達し、回転停止状態となる。この状態でクラッチレバー20を係止位置P20A (図3参照)に移動させ、モータ1のピニオン1aを反時計方向に回転させると、遊星歯車14は図3上の反時計方向に公転をしようとする。しかし、この公転軌跡中にクラッチレバー20の腕部20aがあって、遊星歯車腕13と当接しているため、遊星歯車14の上記反時計回りの公転も阻むこととなる。
【0028】
また、上述の状態でモータ1を図1上の時計回り、または、反時計回りに駆動させたとすると、歯車12は回転できないため、キャリア5の回転、遊星歯車6の自転と公転、更に、キャリア2の回転が不能となり、結局、モータ1のピニオン1aの回転は、遊星歯車4から内歯車3に伝達されることになる。従って、モータ1は双方向に回転可能であり、ネジ軸32に固着された傘歯車31が双方向に回転可能であり、レンズ鏡筒34を光軸方向に進退駆動させることができる。このように図3に示す状態ではレンズ鏡筒34のみを駆動することになる。
【0029】
次に、レンズ鏡筒におけるシャッタ開閉動作について説明する。
レンズ鏡筒34が沈胴位置P34A にあるときは、図3に示すように矢車37の回動操作部38は、カメラ本体側ストッパ56fにその回動が規制され、シャッタ閉状態を保っている。このとき、クラッチレバー20は係止位置P20A にある。
【0030】
そこで、前記図3に示した遊星歯車14の回転がロックされた状態でモータ1を時計回りに回転させると、レンズ鏡筒34が図2上の矢印D1 方向に移動し、矢車37の回動操作部38も一体的に同じD1 方向に移動して、ストッパ56fから開放される。しかし、回動操作部38は、シャッタを駆動する駆動力を与えるバネ47によって常時、図3上の左方向、すなわち、シャッタ開方向に付勢されているもののクラッチレバー20が係止位置P20A にあることから、上記バネ47の付勢力よりも大きな閉じバネ48の付勢力が腕部20cの側面を介して作用するのでシャッタ閉状態が保持される。この状態は、クラッチレバー20が後退すれば、直ちに露光が開始されるシャッタ開準備状態である。
【0031】
このシャッタ開準備状態でソレノイド27aに通電すると、クラッチレバー20は退避位置P20B に退避するので、回動操作部38は、当接状態が開放され、バネ47の付勢力によって位置P38B に移動する。この回動操作部38の移動によって、矢車37がシャッタ開方向に回動し、セクタ39が開状態となり、露光が行われる。その後、シャッタ閉状態にするにはソレノイド27aへの通電を断てば、再びクラッチレバー20がバネ27c、または、48の付勢力で係止位置P20A に戻され、腕部20cで回動操作部38を押圧するので、矢車37がシャッタ閉方向に回動してシャッタ閉状態に戻る。
【0032】
次に、フィルムの給送駆動動作について説明する。
図3の状態から歯車12を反時計方向に回すようにモータ1を駆動すると、クラッチレバー20が常時、付勢手段の閉じバネ48で図3上の右方向に付勢されているので遊星歯車14は公転できない。しかし、このクラッチレバー20にはプランジャユニット27の可動コア27bが連結されていて、ソレノイド27aに電流を流すと、可動コア27bを吸引して、クラッチレバー20が係止位置P20A から図3上の左方向の退避位置P20B に移動する。
【0033】
クラッチレバー20が退避位置P20B に移動し、歯車14の公転軌跡上から後退すると、遊星歯車腕13がクラッチレバー20の腕部20a,20bで干渉されない状態になるので、歯車14は、他の歯車8、19と噛み合うことが可能となる。そこで、ソレノイド27aの通電状態で、歯車12の太陽歯車部12bを図3上の反時計方向に回転させると、遊星歯車腕13がカメラ本体側のストッパ56eに当接する位置P13C まで回動し、歯車14が歯車19と噛合する。
【0034】
遊星歯車腕13が上記位置P13C にある状態では、太陽歯車部12bが反時計方向に回転を続ければ、歯車19も反時計方向に回転を続ける。つまり、歯車19は、歯車12の反時計方向の回転のみの駆動を受け、図1に示す上記歯車19を介してカメラのフィルム巻き上げ駆動機構25を駆動し、フィルムの巻き上げが実行される。
【0035】
また、カメラのフィルム巻き戻しを行わせるには、上記歯車14を歯車8と噛み合わせなければならない。このためには、歯車14がクラッチレバー20の腕部20aで係止された状態からこの係止状態を解除し、歯車14を歯車8に噛み合わせる必要がある。
【0036】
歯車14を歯車8に噛合させるには、一旦、ソレノイド27aに通電して可動コア27bを吸引させ、クラッチレバー20を歯車14の公転軌跡上から退避させた状態で、歯車12の太陽歯車部12bを図3上の反時計方向に回動させ、歯車14を歯車8の方向に公転させる。歯車14が歯車8に近づいたときに、ソレノイド27aへの通電を断つと、クラッチレバーの腕部20bが歯車14の公転軌跡上に進入して遊星歯車腕13と当接して、該腕13が位置P13B に保持されるので、歯車14は位置P14B に位置し、その公転が阻止される。
【0037】
上記遊星歯車腕13が位置P13B にある状態では、遊星歯車14は歯車8と噛合しており、太陽歯車部12bを回し続ければ、モータ1の駆動力は歯車12の太陽歯部12bから遊星歯車14、さらに、歯車8の歯車列等を介してフィルム巻き戻し駆動機構26へと伝達され、フィルム巻き戻しが実行される。なお、この場合、上記歯車8は、図3上の反時計方向のみ回転駆動される。
【0038】
次に、本実施の形態の駆動機構を内蔵するカメラの電気制御回路について、図4の概略の電気制御回路図を用いて説明する。
上記電気制御回路は、主にカメラに用いられる駆動電源用電池70と、電源電圧を安定化させるための電源安定化回路71と、カメラの制御動作を司るCPU72と、種々の制御装置、制御素子とCPU72との間を信号の受け渡しを行うインターフェイス回路73と、前記モータ1やプランジャユニット27のソレノイド27aを駆動するためのドライブ回路74を有している。
【0039】
さらに、上記CPU72には、メインスイッチ75と、カメラのレリーズスイッチ76と、巻き戻しスイッチ77が接続され、エンコ−ダ基板43上の各エンコ−ドパターン43a、43b、43cも接続されている。
また、フォトリフレクタ62,63、および、フォトインタラプタ61,64の発光素子端子、または、受光素子端子がインタフェース回路73を介してCPU72に接続されている。
【0040】
上記フォトリフレクタ62は、クラッチ用フォトリフレクタであり、遊星歯車腕13が巻き戻し位置P13B に位置したかどうかを判定し、このリフレクタ62がオンすると遊星歯車14が巻き戻しのための歯車8に噛み合っていることがCPU72で検知される。また、フォトインタラプタ61は、モータ回転検出用フォトインタラプタであり、その受光素子と発光素子の間で回転するスリット円板1bの動きを検出してモータ1の回転状態を検知し、これによって、レンズ鏡筒34の進退位置を制御する。
【0041】
フォトリフレクタ63は、フィルムのパーフォレーションを検知するための検出素子であり、フィルムが巻き上げられるとき、フィルムはパーフォレーションの数をカウントする。また、フォトインタラプタ64は、レンズ鏡筒34内に設けられていて、矢車37の回動操作38の動きを検知する。このインタラプタ64がオンすることによって、シャッタ開を検知して、CPU72は、シャッタの秒時を制御する。
【0042】
次に、以上のように構成された電気制御回路と駆動機構の動作を含めたカメラの撮影シーケンス動作を図5乃至図7のフローチャート、および、図4の電気制御回路図、また、前記図1乃至図3の機構部の断面図等を用いて説明する。なお、以下の説明においては、モータ1のピニオン側から見た時計回りを正転方向とし、反時計回りを逆転方向として説明する。
【0043】
図5は通常の撮影シーケンスのフローチャートを示しており、まず、メインスイッチ75をオンすると、カメラ内では電池70の電圧が電源安定化回路72を介して各制御要素に供給され、スリープ状態にあるCPU72が立ち上がる。そこで、レリーズスイッチ76がオンされたかどうかをモニタする(ステップS101)。
【0044】
レリーズスイッチ76がオンされていなければ、ステップS102にジャンプして、巻き戻しスイッチ77がオンされたかどうかをモニタし、オンされている場合、後述する図6の巻き戻しサブルーチンを実行し(ステップS103)、撮影状態を完了する。
【0045】
一方、レリーズスイッチ76がオンされると、ステップS104からS107までの自動焦点調節(AF処理)が実行される。機構上は図1で示される位置でモータ1が正転方向の一方向回転を行うと、モータ1の回転は、キャリア2が回転できないために遊星歯車4を回転させ、それによって、内歯歯車3が回転させられ、結果的にネジ軸32を回転させ、レンズ鏡筒34を光軸Oの前方方向に繰り出すことになる。
【0046】
その後、ステップS105で、AFトリガのオンをチェックする。すなわち、常に電気的にグラウンドに導通している接片42bがパターン43bと導通したかどうかをモニタし、その接片42bが導通するとステップS106に移行する。この導通検出位置がAF処理の繰り出し位置検出のためのトリガ位置となる。続いて、モータ1は回転し続け、レンズ鏡筒34が更に前方に繰り出される。
【0047】
上記ステップS106では、上記トリガ位置からCPU72で予め設定された数だけのパルス信号がモータ回転検出用のフォトインタラプタ(PI)61から出力されたかどうかをモニタする。その検出パルス数が上記所定の設定パルス数と一致すると、レンズ鏡筒34が焦点調節のための所定位置に達したと判断し、モータ1の回転駆動は停止される(ステップS107)。この状態で自動焦点調節(AF処理)の完了となる。上述の自動焦点調節の完了状態で矢車37の回動操作部38は、鏡筒内に配置されているために、図3のシャッタ閉位置である位置P38A ′にある。
【0048】
ステップS108でプランジャユニット27をオンすると、すなわち、ソレノイド27aに通電すると可動コア27bが吸引され、クラッチレバー20が閉じバネ48の付勢力に抗して図上の左方向に退避位置P20B まで移動し、回動操作部38はバネ47の付勢力によって図上の左方向にシャッタ開位置P38B へ移動する。この移動によって、セクタ39が開放され、シャッタ開状態となる。
【0049】
このシャッタ開動作時に回動操作部38の移動に連動して、図4のフォトインタラプタ64がオンになり、上記シャッタ開状態を検知して自動露出のための秒時計測がトリガされる。
ステップS109で、シャッタ開時間がCPU72で予め決定された時間になったかどうかモニタする。シャッタ開の必要時間経過後、ステップS110でプランジャユニット27をオフする。すなわち、ソレノイド27aへの通電を停止する。
【0050】
上記ソレノイド通電停止によって、クラッチレバー20は、図3の初期状態の係止位置P20A に戻り、腕部20cが矢車37の回動操作部38を押圧して移動させ、シャッタ閉状態とする。上記ステップS108からS110までの処理によりカメラの自動露出処理(AE処理)は完了する。
【0051】
上述のフィルムへの露出処理が完了すると、カメラはレンズ鏡筒34を初期位置である沈胴位置P34A への繰り込む。すなわち、ステップS111で、モータ1を前述の駆動方向とは異なり、逆転方向に回転させると、キャリア2が同様に回転しない状態にあるのでレンズ鏡筒34が光軸O方向に後退することとなる。ステップS112で沈胴スイッチオンをチェックする。すなわち、接片42cがパターン43cからオフするかどうかをモニタし、オフしたらレンズ鏡筒34が沈胴位置P34A に位置したと判断し、ステップS113でモータ1を停止させ、沈胴処理を終了する。
【0052】
上述の沈胴処理行程に続いて露出済みフィルムを巻き上げる必要がある。そこで、ステップS114でプランジャユニット27をオン、すなわち、ソレノイド27aに通電し、クラッチレバー20を遊星歯車14の公転軌跡上から退避させる。ステップS115でモータ1を逆転させる。この逆転駆動により遊星歯車14は、図3上の反時計方向に公転して、フィルム巻き上げ駆動機構25を駆動する歯車19と噛み合うことになる。
【0053】
上記遊星歯車14の駆動時に内歯歯車3も回転しようとしてレンズ鏡筒34を沈胴状態から更に光軸Oに沿った後方、すなわち、繰り込み方向に向けて駆動しようとするが、レンズ鏡筒34は機械的に沈胴位置からさらに繰り込み側への移動は規制されているため、レンズ鏡筒34は上記沈胴位置P34A に停止した状態を保持する。結果的には内歯歯車3は回転を停止し、モータ1の回転はキャリア5のみに伝達され、さらに歯車12の太陽歯車部12bを介して遊星歯車14を公転駆動する。
【0054】
上記遊星歯車14は、上記公転動作により歯車19と噛合することになるが、その歯車14と歯車19との噛み合いを確実にするために、歯車14の公転中に、更に、遊星歯車腕13が確実に移動しているかをクラッチ用フォトリフレクタ62で検知させる。そのためにステップS116では、遊星歯車腕13の反射板13aがフォトリフレクタ62と対向する位置から通過したとき、つまり、フォトリフレクタ62がオンの状態からオフ状態となったことをモニタする。
【0055】
上記ステップS116でフォトリフレクタ62がオンからオフになったことを検知すると、ステップS117でモータ1の回転を一定時間持続させるため、この所定の一定時間が経過したかどうかモニタする。一定時間の経過があると、ステップS118でモータ1の回転を一旦停止させる。
【0056】
ステップS119でさらにモータ1を逆転させ、歯車14、19の噛合状態でのフィルムの巻き上げ動作を開始する。また、ステップS120でプランジャのソレノイド27aへの電流を断ち、クラッチレバー20を元の係止位置P20A に復帰させておく。ステップS121でフィルムの一駒送りのサブルーチンを実行する。この一駒送りがが完了すると、ステップS122でモータ1を停止する。
【0057】
上記フィルムの巻き上げ処理が完了すると、カメラを初期状態に戻すため、ステップS123でプランジャのソレノイド27aに通電し、クラッチレバー20を再度、歯車14の公転軌跡上から退避させ、ステップS124でモータを正転させる。このとき、内歯歯車3も回転しようとするが、歯車12以降に連結された被駆動系は、鏡筒駆動系よりも負荷が軽いため、上記差動歯車の作用で鏡筒駆動系は駆動されず、モータ1の駆動力はキャリア5側から歯車12に伝達される。
【0058】
キャリア5の回転により歯車12の太陽歯車部12bが時計方向に駆動されると、遊星歯車14が公転を開始して、該歯車14はセクタギヤ7bと噛み合い、同時に遊星歯車腕13はストッパ56dと当接する。この間、この公転が確実に実行されているかをモニタするため、遊星歯車腕13の反射板13aがクラッチ用フォトリフレクタ62と対向した後、さらに、対向位置を通り過ぎたかを検知する。すなわち、ステップS125でフォトリフレクタ62がオンからオフになったかをモニタする。そのフォトリフレクタ62がオンからオフになると、歯車14がセクタギヤ7bと確実に噛み合うためにステップS126で所定時間経ったかどうかをモニタし、この所定時間経過後にステップS127でモータ1を停止する。
【0059】
その後、ステップS128でプランジャのソレノイド27aへの通電を断ち、クラッチレバー20を元の係止位置P20A に復帰させると、初期状態に戻される。
ステップS129ではメインスイッチがオフされているかどうかをモニタし、それがオフされているとカメラの電源をオフする。オフされていなければ、ステップS101にジャンプし、レリーズスイッチ76のオンを待つ状態となる。
【0060】
次に、図6のフローチャートによりサブルーチンのフィルム巻き戻し処理について説明する。
図5の撮影シーケンス処理中、ステップS102で巻き戻しスイッチ77(図4参照)がオンされたことが検出されると、図6のサブルーチンが呼び出され、フィルム巻き戻し処理が実行される。
【0061】
すなわち、ステップS201でプランジャユニットのソレノイド27aへ通電し、クラッチレバー20を遊星歯車14の公転軌跡上から退避させる。ステップS202でモータ1を逆転させると、遊星歯車14は反時計方向に公転する。そして、遊星歯車腕13の反射板13aがフォトリフレクタ62との対向位置に到達すると、フォトリフレクタ62はオンとなる。この状態をステップS203でモニタして、ステップS204でモータ1を停止させる。同時にステップS205でプランジャユニットのソレノイド27aへの通電を断ち、クラッチレバー20を元の係止位置P20A へ復帰させる。
【0062】
クラッチレバー20の復帰により遊星歯車腕13は、クラッチレバー20の腕部20aと20bとの間に位置することとなる。ステップS206でモータ1を逆転させると歯車14の反時計方向の公転によって、遊星歯車腕13は、クラッチレバー20の腕部20bと当接する位置P13B に位置する。この状態では遊星歯車14は、フィルム巻き戻し駆動機構26を駆動する歯車18と噛合状態にある歯車8と噛み合った状態となる。従って、このまま、モータ1を回転し続けるとフィルム巻き戻しが続けられる。
【0063】
ステップS207でCPU72が巻き戻し完了をモニタし、巻き戻し完了となると、ステップS208でモータ1を停止させる。この後、カメラを初期状態に戻すために遊星歯車腕13をリセットするクラッチリセット処理をステップS209で実行する。このクラッチリセット処理は、前記図5のフローチャートにおけるステップS123からステップS128まで処理行程と同一である。このリセット動作後、カメラのメインスイッチ75をオフした状態と同じ状態にしてカメラの撮影シーケンス動作を終了する。
【0064】
次に、フィルム巻き上げ処理途中で、一駒分の巻き上げができず、その途中でフィルム巻き上げ動作が途中停止したときの処理であるサブルーチンのフィルムエンド検出処理を図7のフローチャートを用いて説明する。なお、この処理は、前記図5上のステップS121で呼び出されるサブルーチンの一駒送り処理の中に含まれるサブルーチンである。
【0065】
ステップS301で、フィルムのパーフォレーションを検知して、フィルムが正常に送られているかを観察するために、フォトリフレクタ63の出力をモニタする。所定の時間内にパーフォレーション移動に対応したパルス出力がなければフィルムエンドに到達したか、または、フィルムが給送途中で止まっていると判断する。上記パルス出力に変化が所定時間内にない場合、ステップS302でモータ1を停止させる。
【0066】
この後、フィルムを巻き戻さなければならないが、そのために遊星歯車腕13を初期状態に戻す必要があり、上述の図6のステップS209でのカメラを初期状態に戻すための遊星歯車腕13のリセット動作と同様の動作、すなわち、図5のステップS123からS128までの処理と同一の動作をステップS303のクラッチリセット処理で実行する。そして、ステップS304で前記図6のサブルーチンの巻き戻し処理を行った後、カメラのメインスイッチ75のオフ状態と同じ状態としてカメラの撮影シーケンス動作を終了する。
【0067】
以上、説明したように、本実施の形態のカメラの駆動機構によれば、従来ではカメラの撮影シーケンスにおける複数種類の駆動動作、例えば、レンズ鏡筒の進退駆動と、シャッタ開閉と、フィルムの巻き上げ,巻き戻し等の駆動動作を行うために複数のモータを内蔵しなければならなかったが、回転駆動源として1つのモータ1と、動作切り換えとシャッタ駆動用として1つのプランジャユニット27を適用するだけで上述の複数の駆動動作を伝達系の切り換えにより実行が可能となる。結果的に占有スペ−スが少なく、カメラの小型,軽量化に有利となり、コスト上も安価となり、しかも、確実な駆動動作が得られるカメラの駆動機構を提供することができる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載のカメラの駆動機構によれば、従来ではカメラの撮影シーケンスにおける複数種類の駆動動作を行うために複数のモータを内蔵しなければならなかったが、駆動源として1つのモータのみを適用し、また、動作切り換えと被駆動系駆動用としての選択駆動手段を適用することで、上述の複数の駆動動作を伝達系の切り換えにより実行可能とし、占有スペ−スが少なく、カメラの小型,軽量化に有利であって、コスト上も安価となり、しかも、確実な駆動動作が得られるカメラの駆動機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すカメラの駆動機構の分解斜視図。
【図2】図1のカメラの駆動機構の模式的縦断面図。
【図3】図1のカメラの駆動機構の遊星歯車機構周りの模式的断面図。
【図4】図1の駆動機構を適用したカメラの概略の電気制御回路図。
【図5】図1の駆動機構を適用したカメラの撮影シーケンスのフローチャート。
【図6】図5の撮影シーケンス処理で呼び出されるサブルーチンのフィルム巻き戻し処理のフローチャート。
【図7】図5の撮影シーケンス処理で呼び出されるサブルーチンのフィルム一駒送り処理において、呼び出されるサブルーチンのフィルムエンド処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 ……モータ(駆動源)
13 ……遊星歯車腕
14 ……遊星歯車
20 ……クラッチレバー(クラッチ機構,選択駆動手段,動力伝達切り換え部)
21 ……差動歯車機構
23 ……レンズ鏡筒駆動機構(焦点調節機構,第1の被駆動系)
24 ……シャッタ機構
25 ……巻き上げ駆動機構(フィルム給送機構,第2の被駆動系)
26 ……巻き戻し駆動機構(フィルム給送機構,第2の被駆動系)
27 ……プランジャユニット(電磁駆動源,選択駆動手段,動力伝達切り換え部)
34 ……レンズ鏡筒
37 ……矢車(シャッタ機構,駆動部材,第3の被駆動系)
38 ……回動操作部(シャッタ機構,駆動部材,第3の被駆動系)
39 ……セクタ(シャッタ機構)
56f……カメラ本体側ストッパ部(制限部)
48 ……閉じバネ(付勢手段)
P34A ……沈胴位置(非撮影域)
P34B ,P34C ……撮影可能位置(撮影域)

Claims (1)

  1. 単一のモータと、
    上記モータの回転を受けて、一方が回転しているときは、他方が非回転となり、上記他方が回転しているときは、上記一方が非回転となることが可能な2つの出力歯車を有する差動歯車機構と、
    上記差動歯車機構の上記出力歯車の一方の出力で駆動される第1の被駆動系と、
    上記差動歯車機構の上記出力歯車の他方の出力で駆動される第2の被駆動系と、
    上記出力歯車の一方の出力により上記第1の被駆動系を駆動するため、上記差動歯車機構の上記出力歯車の他方の出力の一方向の回転によって自身の回転を機械的に停止し、かつ、この他方の出力歯車の回転を非回転状態とする位置と、上記差動歯車機構の上記出力歯車のこの他方の他方向の回転によって上記第2の被駆動系を駆動する位置とに位置する遊星歯車と、
    上記第1の被駆動系を駆動するための位置と上記第2の被駆動系を駆動するための位置とに上記遊星歯車を位置設定するためと、上記第1と第2の被駆動系以外の第3の被駆動系を駆動するための選択駆動手段と、
    を有したことを特徴とするカメラの駆動機構。
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