JP3849474B2 - フロントカバーの構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてハイブリッド車用のトランスミッションに用いるフロントカバーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド車用のトランスミッション(1) では、トランスミッション(1) のモーター(2) のユニット(7) 内のATFオイルと該モーター(2) を冷却するためのウォータージャケット(4) に使用するLLC水溶液とが互いに混入することを防止する必要がある。
従来、図2に示すようにトランスミッション(1) のケース(3) 外周に設けられた冷却用ウォータージャケット(4) の冷却路(8) の外端開口部には栓体(9) が取付けられ、該栓体(9) の内周面および外周面にはOリング(10A,10C) がそれぞれ取付けられており、更にその外側(エンジン側)からはケース(3) のフロントカバー(6) がボルト(5) によって取付けられており、該フロントカバー(6) にはモーター(2) のユニット(7) に挿着される壁部が立設され、該壁部の外周面にはOリング(10B) が取付けられているフロントカバー(6) の構造が提供されている。この場合には、ウォータージャケット(4) の栓体(9) に取付けたOリング(10A,10C) によってウォータージャケット(4) 内のLLC水溶液をシールし、フロントカバー(6) の壁部に取付けたOリング(10B) によってモーター(2) のユニット(7) 内のATFオイルをシールする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成ではフロントカバー(6) の壁部に取付けたOリング(10B) によってATFオイルをシールしているが、該Oリング(10B) が圧接するモーター(2) のユニット(7) のケース(3) の壁面Aは、モーター(2) 焼き嵌め圧入により生じた圧入歪が残っており、Oリング(10B) のシール信頼性のためには、焼き嵌め圧入後にケース(3) 壁面Aの加工が必要である。しかしながら加工のためには、モーター(2) に切削液がかからないようにする必要があり、ケース(3) 壁面Aでシールして加工するため、壁面A自体の加工は不可能であり、ATFオイルのシール信頼性が低く、シール漏れが発生するおそれがあるという問題点があった。
また、シール信頼性を確保するためには該フロントカバー(6) の壁部に取付けるOリング(10B) を太いものにする必要があり、更に栓体(9) とフロントカバー(6) とが別体であるため、部品数が多くなり、生産の費用および手間が大きくなるという問題点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、トランスミッション(1) 内にモーター(2) を組み込んだハイブリッド車用のトランスミッション(1) において、該トランスミッション(1) のケース(3) 外周には冷却用ウォータージャケット(4) を設け、該ウォータージャケット(4) の外端開口部を、該ケース(3) のフロントカバー(6) に一体的に設けた栓体(9) によって閉塞したウォータージャケット(4) のフロントカバー(6) の構造を提供するものである。
該栓体(9) の周面には複数個のOリング(10A,10B,10C) を取付けたフロントカバー(6) の構造であることが望ましく、更に該栓体(9) の周面からフロントカバー(6) の外側面へ連通するドレン溝(12)を設けたフロントカバー(6) の構造であることが望ましい。
【0005】
【作用】
該フロントカバー(6) の栓体(9) に取付けられたOリング(10A,10B,10C) が弾性復元力によって変形して、フロントカバー(6) の栓体(9) の周面とウォータージャケット(4) の冷却路(8) の周面との隙間を塞ぎ、モーター(2) のユニット(7) 内のATFオイルおよびウォータージャケット(4) 内のLLC水溶液をシールする。
この場合、ウォータージャケット(4) の周面は、モーター(2) 焼き嵌め圧入後であっても加工を施すことが可能であるため、加工を施したウォータージャケット(4) の周面をシール面とすることにより、高いシール信頼性を確保することが出来る。
また、栓体(9) がフロントカバー(6) に一体的に設けられており、更に該栓体(9) の内周面に取付けるOリング(10A,10B) は同一のものを使用出来る可能性があるので、部品数が少なくて済み、生産の費用および手間を削減することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明を図1に示す一実施例によって説明する。図1に示すようにハイブリッド車用のトランスミッション(1) 内にはモーター(2) が組み込まれており、該トランスミッション(1) のケース(3) の外周には冷却用ウォータージャケット(4) が設けられ、該ケース(3) の外側(エンジン側)にはボルト(5) によってフロントカバー(6) が取付けられている。該モーター(2) のユニット(7) 内には作動・潤滑および冷却等のためにATFオイルが入れられ、該ウォータージャケット(4) の冷却路(8) 内には冷却および防食等のためにLLC水溶液が入れられている。
【0007】
該フロントカバー(6) には、該ウォータージャケット(4) の冷却路(8) の外端開口部を閉塞する栓体(9) が一体的に設けられており、該栓体(9) の内周面には2本の取付け溝(11A,11B) が設けられ、該栓体(9) の外周面には1本の取付け溝(11C) が設けられており、該取付け溝(11A,11B,11C) にはOリング(10A,10B,10C) がそれぞれ取付けられている。更に該フロントカバー(6) には、該栓体(9) の内周面の2つの取付け溝(11A,11B) の間からフロントカバー(6) の外側面へ連通するドレン溝(12)が設けられている。
【0008】
該フロントカバー(6) の栓体(9) に取付けられたOリング(10A,10B,10C) が弾性復元力によって変形することによって、フロントカバー(6) の栓体(9) の周面とウォータージャケット(4) の冷却路(8) の周面との隙間を塞ぎ、モーター(2) のユニット(7) 内のATFオイルおよびウォータージャケット(4) の冷却路(8) 内のLLC水溶液が漏れ出すのを防いで、該モーター(2) のユニット(7) 内のATFオイルと該ウォータージャケット(4) の冷却路(8) 内のLLC水溶液とが互いに混入するのを防止する。
【0009】
この場合、ウォータージャケット(4) の冷却路(8) の周面は、モーター(2) 焼き嵌め圧入後であっても加工を施すことが可能であるため、加工を施した冷却路(8) の周面をシール面とすることにより、高いシール信頼性を確保することが出来る。
また、栓体(9) がフロントカバー(6) に一体的に設けられており、更に該栓体(9) の内周面に取付けるOリング(10A,10B) は同一のものを使用出来る可能性があるので、部品数が少なくて済み、生産の費用および手間を削減することが出来る。
【0010】
Oリング(10A,10B,10C) の劣化等によってシール漏れが発生した場合には、漏れ出したLLC水溶液およびATFオイルは該ドレン溝(12)から外部に排出されるので、該モーター(2) のユニット(7) 内のATFオイルとウォータージャケット(4) の冷却路(8) 内のLLC水溶液とが互いに混入することはない。
【0011】
【発明の効果】
本発明では、ウォータージャケットの高いシール信頼性を確保することが出来、生産の費用および手間を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】説明側断面図である。
【図2】従来例の説明側断面図である。
【符号の説明】
1 トランスミッション
2 モーター
3 ケース
4 ウォータージャケット
5 ボルト
6 フロントカバー
7 ユニット
8 冷却路
9 栓体
10A,10B,10C Oリング
11A,11B,11C 取付け溝
12 ドレン溝
Claims (3)
- トランスミッション内にモーターを組み込んだハイブリッド車用のトランスミッションにおいて、該トランスミッションのケース外周には冷却用ウォータージャケットを設け、該ウォータージャケットの外端開口部を、該ケースのフロントカバーに一体的に設けた栓体によって閉塞したことを特徴とするフロントカバーの構造。
- 該栓体の周面には複数個のOリングを取付けた請求項1に記載のフロントカバーの構造。
- 該栓体の周面からフロントカバーの外側面へ連通するドレン溝を設けた請求項1または請求項2に記載のフロントカバーの構造。
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