JP3848988B2 - 発熱フイルムユニット - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、床暖房や電気カーペット等の発熱体として使用される発熱フイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、床暖房や電気カーペット等の発熱体として、通電により発熱する銅箔やアルミ箔等の通電膜を備えた発熱フイルムがある。この発熱フイルムは使用される面積に合わせて必要な数だけを平面上に敷設し、各電極を電線で接続して使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来では、多数の発熱フイルムを接続するのに、電線と各発熱フイルムの電極とを接続する作業が煩雑であると共に、電極同士を接続した電線が絡み合ってトラブルの要因となると共に補修や点検が面倒であるといった問題点があった。
【0004】
そこで本発明は、発熱フイルム同士を簡単に接続でき、しかも各電極を接続する電線を発熱フイルムの一縁部に沿って整列させた状態でコンパクトに配置させることのできる発熱フイルムユニットを提供し、以って上記した従来課題の解決を図ることを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち本発明に係る発熱フイルムユニットにあっては、通電により発熱する通電膜(1)を備えた発熱フイルムAであって、前記通電膜1の陰、陽両電極端子2、3が発熱フイルムAの一縁から互いに平行となる姿勢で取り出され、これら各電極端子2、3に電線5、8を接続するためのコネクター4、4が夫々設けられており、該コネクター4は相反する左右両端に電線5、8を接続する電線接続口41、41を有し、且つこれら電線接続口41、41を結ぶ仮想直線に対して直角な方向に向いた状態で前記発熱フイルムAの電極端子2、3を挟み込んで圧着接続した端子接続部42が設けられ、前記電線コネクター4、4の電線接続口41、41に電線5、8のプラグ52、82を受け入れて通電接続するソケット48、48が設けられている構造とした。これにより発熱フイルムAに設けられたコネクター4,4の接続口41、41に電線5、8を接続するだけで、複数の発熱フイルムA…を平面上で横一列に簡単に接続することができると共に、接続された電線は発熱フイルムAの一縁に近接して平行な姿勢で整然と配置されて電線同士が絡み合うことを未然に防止でき、かつ結線状態が一目瞭然に判別できて点検や補修が容易となる。
【0006】
また本発明では、前記コネクター4,4の一方の電線接続口41に接続された電線5の先端に雄雌何れかのジョイント端子6を取り付け、他方の電線接続口41に接続された電線8の先端に前記ジョイント端子6と接続できるジョイント端子7を取り付けておく構造とするのが好ましい。これにより、各発熱フイルムAのジョイント端子6,7をジョイントするだけで簡単に多数の発熱フイルムAを接続することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る発熱フイルムユニットの詳細を説明する。
図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示すものであって、符号Aで発熱フイルムを示す。この発熱フイルムAは、四角形の薄い絶縁性合成樹脂フイルムに銅箔やアルミ箔のように通電により発熱する複数の通電膜1が一定の間隔を隔てて平行に配置されている。更に、通電膜1の陰、陽両電極端子2,3が発熱フイルムAの一縁から互いに平行となる姿勢で延出されており、これら各電極端子2,3に電線を接続するためのコネクター4,4が夫々接続されいる。
【0008】
前記コネクター4,4は、相反する左右両端面に電線5,8を受け入れる電線接続口41,41を有し、且つこれら電線接続口41,41を結ぶ直線に対して直角な方向に向いた状態で前記発熱フイルムAの電極端子2,3を接続するための端子接続部42を備えている。
【0009】
本実施例では、前記コネクター4は図2に示すように、導体金属で形成された圧着端子43が半裁体状の樹脂ケース44,44で被覆され、この圧着端子43に電線5,8の芯線51,81を圧着接続するスリーブ45,45と、前記通電膜1の電極端子を挟み込んで圧着接続する接続部42が設けられている。
【0010】
更に本実施例では、前記電線コネクター4,4の一方の電線接続口41に接続された電線5の先端に雄雌何れかのジョイント端子6が設けられ、他方の電線接続口41に接続された電線8に前記ジョイント端子6と接続できるジョイント端子7が設けられてる。
【0011】
前記ジョイント端子6は図3に詳しく示すように、樹脂ケース61の内部に導体金属で形成された圧着端子62が収納され、この圧着端子62に電線5の芯線51を圧着接続するスリーブ63と、後述するジョイント端子7の棒状端子74を受け入れる筒部64とが設けられている。
【0012】
他方のジョイント端子7は、樹脂ケース71の内部に導体金属で形成された圧着端子72が収納され、この圧着端子72に電線8の芯線81を圧着接続するスリーブ73と、前述したジョイント端子6の筒部64に挿通して接続される棒状端子74とが設けられている。また前記ジョイント端子6は雄型の形態をなし、これの挿入部65を他方のジョイント端子7の受孔75に挿入することによって前記棒状端子74が筒部64に挿入されてワンタッチで両ジョイント端子6,7が通電状態に接続できるように形成されている。
【0013】
上記の構成において、図1で示す発熱フイルムAを多数接続する場合は、図4に示すように各発熱フイルムAの同極同士を前記ジョイント端子6,7を介して接続することにより簡単に接続することができる。この際、電極端子2,3と電線5,8を接続するコネクター4の電線接続口41,41が左右相反する方向にむけて形成され、且つこれら電線接続口41,41を結ぶ直線に対して直角に前記発熱フイルムAの電極端子2,3が接続されているから、各発熱フイルムAを結ぶ電線5,8が発熱フイルムAの一縁に沿って平行な姿勢で整然と且つコンパクトに配置されて電線同士が絡み合うことを未然に防止でき、かつ結線状態が一目瞭然に判別できて点検や補修が容易となる。
【0014】
尚、上記実施例では、コネクター4,4にジョイント端子6,7を連結した実施例を示したが、このジョイント端子6,7を省略して各発熱フイルムAのコネクター4同士を直接電線で接続することも可能である。
【0015】
図5は前記ジョイント端子6,7を省略した場合に好適なコネクターの実施例を示すものであって、このコネクター4は樹脂製ケース46の相反する左右両端面に電線接続口41,41を有し、且つこれら電線接続口41,41を結ぶ直線に対して直角な方向に向いた状態で前記発熱フイルムAの電極端子2,3を接続するための端子接続部42を備えている。前記樹脂ケース46の内部には導体金属で形成された圧着端子47が装着され、この圧着端子47に電線5,8の芯線51,81に連なるプラグ52,82を受け入れて通電接続する筒状のソケット48,48と、前記通電膜1の電極端子を挟み込んで圧着接続する接続部42が設けられている。また前記電線5,8のプラグ52,82は樹脂製の筒状カバー53,83で覆われ、この筒状カバー53,83をコネクターの電線接続口41,41に差し込むことによりプラグ52,82が圧着端子47のソケット48,48に挿通して互いに電通状態に接続できるようになっている。またプラグ52,82をコネクター4に差し込んだときにプラグの筒状カバー53,83に設けたフック54,84がコネクターのケース46の係合孔49,49に係合してプラグが容易に離脱しないように形成されている。従ってこの実施例においても、電線5,8のプラグ52,82をコネクター4の電線接続口41,41に差し込むだけで容易に隣り合う発熱フイルム同士を接続することができると共に、前記実施例と同様に電線5,8を発熱フイルムAの一縁に沿って平行な姿勢で整然と且つコンパクトに配置することができる。
【0016】
以上本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施例構造のみに特定されるものではなく、本発明の構成要件を備え、且つ効果を有する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】
本発明の発熱フイルムユニットは上記の如く構成したものであるから、発熱フイルムに設けられたコネクターの接続口に電線を接続するだけで、複数の発熱フイルムを平面上で横一列に簡単に接続することができると共に、各発熱フイルムを結ぶ電線が発熱フイルムの一縁に近接して該発熱フイルムの一縁に沿った平行な姿勢で整然と且つコンパクトに配置させることができ、これにより電線同士が絡み合うことを未然に防止することができるとともに、結線状態が一目瞭然に判別できて点検や補修が容易となるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発熱フイルムユニットの一実施例を示す正面図。
【図2】上記発熱フイルムユニットのコネクター部分を示す分解斜視図。
【図3】上記発熱フイルムユニットのジョイント端子部分を示す分解斜視図。
【図4】上記発熱フイルムユニットの接続状態を示す正面図。
【図5】本発明に係る発熱フイルムユニットの別の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
A 発熱フイルム
1 通電膜
2 電極端子
3 電極端子
4 コネクター
41電線接続口
48 ソケット
5 電線
52 プラグ
6 ジョイント端子
7 ジョイント端子
8 電線
82 プラグ
Claims (1)
- 通電により発熱する通電膜(1)を備えた発熱フイルム(A)であって、前記通電膜(1)の陰、陽両電極端子(2)、(3)が発熱フイルム(A)の一縁から互いに平行となる姿勢で取り出され、これら各電極端子(2)、(3)に電線(5)、(8)を接続するためのコネクター(4)、(4)が夫々設けられており、該コネクター(4)は相反する左右両端に電線(5)、(8)を接続する電線接続口(41)、(41)を有し、且つこれら電線接続口(41)、(41)を結ぶ仮想直線に対して直角な方向に向いた状態で前記発熱フイルム(A)の電極端子(2)、(3)を挟み込んで圧着接続した端子接続部(42)が設けられ、前記電線コネクター (4) 、 (4) の電線接続口 (41) 、 (41) に電線 (5) 、 (8) のプラグ (52) 、 (82) を受け入れて通電接続するソケット (48) 、 (48) が設けられている発熱フイルムユニット。
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