JP3847703B2 - 光コヒーレンストモグラフィー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コヒーレンストモグラフィー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の被検査物体の深層の検知点走査方法においては、Z軸は参照光路長をミラーを用いて光遅延を行い走査し、X軸及びY軸はガルバノミラーで物体プローブ光を走査する方法が知られている。
【0003】
図8は従来の光コヒーレンストモグラフィー装置の概略構成図である。
【0004】
この図において、101は低コヒーレンス光源〔例えばSLD(スーパールミネッセンスダイオード)光源〕、102は光伝送用光ファイバー、103はレンズ、104はZ軸走査用光遅延発生ミラー、105は光ファイバー用ハーフミラー、106はレンズ、107はY軸走査用ガルバノミラー、108はX軸走査用ガルバノミラー、109は集光用レンズ、110は被検査物体、111は光検出器、112は信号処理・表示コンピュータなどである。
【0005】
【非特許文献1】
光学、vol.28,No.1999.3
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の光コヒーレンストモグラフィーにおける検知点走査方法では、図8に示すように、奥行き方向(Z軸方向)の走査は参照光路長をZ軸走査用光遅延発生ミラー104の光軸方向への移動で行い、被検査物体110には物体プローブ光を集光用レンズ109などで集光するが、Z軸走査は焦点位置を前後するため、輝度の高い焦点位置からの反射光のみを取得することはできず、焦点が必ずしも検知点とはならないなどの欠点があった。
【0007】
また、数cmの焦点距離をもつ集光用レンズ109では、焦点位置での光ビーム径は数μm以下に絞れても、焦点位置から前後±1mmも離れると光ビーム径は数mmとなり、光の輝度は4乃至6桁も弱くなってしまい、その解決法の具体策はこれまで開示されていない。ただし、被検査物体110自体を走査台におき、X、Y、Z軸方向に移動して走査点を変える方法は自明のこととして利用されている。これまでの光コヒーレンストモグラフィーの各種の装置については、上記非特許文献1に詳細が開示されている。
【0008】
さらに、X軸あるいはY軸方向への走査は、一般にガルバノミラーなどが利用されているが、高価で大型であり、小型化を考えると使用が困難であった。
【0009】
また、光ヘテロダイン検波のための参照光あるいは物体プローブ光に相対的に周波数シフトを起こす方法として、この反射鏡の移動によるドップラーシフトや光伝送用ファイバーをピエゾ伸縮体に巻き付けて位相変調する方法等が採用されているが、製品の小型実装化やモジュール化の点から見ると、実装素子数を複雑化かつ増加させるなどの欠点があった。
【0010】
本発明は、上記状況に鑑み、集束光の焦点位置と検知点とを違えることなく、Z軸方向のみに、さらにはX、Y軸方向に任意に検知点を走査でき、さらに小型実装化が実現できる、光コヒーレンストモグラフィー装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕光コヒーレンストモグラフィー装置において、低コヒーレンス光源と、この低コヒーレンス光源からの光と合波回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、前記低コヒーレンス光源からの光を平行光束とする結合レンズと、この平行光束を集光する集光用レンズと、この集光用レンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、前記集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡とを一体に配置する可動体と、前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を極座標(r,θ)方向に適宜駆動走査する機構と、前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記集光用レンズを回帰し前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づくシフト周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、この光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする。
【0012】
〔2〕光コヒーレンストモグラフィー装置において、低コヒーレンス光源と、この低コヒーレンス光源からの光と反射回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、前記低コヒーレンス光源からの光を伝送する光ファイバーと、この光ファイバーからの出射光を平行光束とする結合レンズと、この平行光束を集束する集光用レンズと、この集光用レンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、前記集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡を一体に配置する可動体と、前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を極座標(r,θ)方向に適宜駆動走査する機構と、前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記集光用レンズを回帰し、前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づく周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、この光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする。
【0013】
〔3〕光コヒーレンストモグラフィー装置において、低コヒーレンス光源と、この低コヒーレンス光源からの光と反射回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、前記低コヒーレンス光源からの光を平行光束とする結合レンズと、この平行光束を集束する集光用レンズと、この集光用レンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、前記光源と第1のハーフミラーと光検出器と結合レンズと集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡を一体に配置する可動体と、前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を光軸(Z軸)方向のみに、さらには断面軸(X、Y軸)方向に適宜駆動走査する機構と、前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記集光用レンズを回帰し、前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づく周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、この光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする。
【0014】
〔4〕光コヒーレンストモグラフィー装置において、低コヒーレンス光源と、この低コヒーレンス光源からの光と反射回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、前記第1のハーフミラーからの光を結合・集光する一個ないし一組のレンズと、このレンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、前記光源と第1のハーフミラーと光検出器と結合・集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡を一体に配置する可動体と、前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を光軸(Z軸)方向のみに、さらには断面軸(X、Y軸)方向に適宜駆動走査する機構と、前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記結合・集光用レンズを回帰し、前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づくシフト周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、この光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする。
【0015】
〔5〕上記〔4〕記載の光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記結合・集光用レンズを前記第1のハーフミラーと第2のハーフミラーの中間に配置し、前記光源を前記レンズの前焦点距離の2倍の位置に配置し、光束を後焦点距離の2倍の位置に集束して、前記反射鏡を前記参照光の光路上の概略集光点に配置し、前記集光点を前記被検査物体の走査検知点とすることを特徴とする。
【0016】
〔6〕上記〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕又は〔5〕に記載の光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記被検査物体表面を照射する光源を配備し、前記第2のハーフミラーを介して物体表面像を観測する対物レンズと撮像装置を具備することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の第1実施例を示す光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【0019】
この図において、1は低コヒーレンス光源〔例えば、SLD(スーパールミネッセンスダイオード)光源〕、2は出射光束、3は第1のハーフミラー(キューブハーフミラー)、4は平行光束用結合レンズ、5は平行光束、6は集光用レンズ、7は第2のハーフミラー(キューブハーフミラー)、8aは集光された物体プローブ光、8bは集光された参照光、9は被検査物体、10は参照光の焦光点位置にある反射鏡、11は集光用レンズ6と第2のハーフミラー7と反射鏡10を一体に配備した可動体、12は可動体11の支持棒、13は可動体11をr軸方向に駆動する駆動機構(例えば、リニアアクチュエータ)、14は低コヒーレンス光源1から第1のハーフミラー3、レンズ4、光検出器19及び駆動機構13を載せた回転可動体、15は可動体14の回転支持棒、16は可動体14の回転用駆動機構(例えばリニアアクチュエータ)、17はバネ機構内蔵の支持棒、18は可動体14の支持棒、19は光検出器、21は信号増幅及び処理装置、22はパソコンなどの表示装置、23は駆動機構13,16の制御器、30はすべての装置の基礎となる固定台である。
【0020】
このように、集光用レンズ6と第2のハーフミラー7と反射鏡10から構成される干渉計を一体に配備し可動体11に載せるように構成するので、まずr軸走査は、支持棒12を小型のリニアアクチュエータなどの駆動機構13でr軸方向に前後させて行う。それにより、参照光路長は一定のまま、干渉計自体(可動体11)を駆動して焦点を移動させ、焦点がすなわち被検査物体9の検知点となるようにし、r軸方向に検知点を任意の速度で走査可能とするものである。さらに、この可動体11と駆動機構13をもう一つの可動体14に載せ、この可動体14を支持棒18と17を介して回転用駆動機構16で、可動体14の回転支持棒15を回転中心として回転させる。さらに、回転支持棒15に直交する形でもう一つの回転支持棒(図示なし)を設け、別途回転用駆動機構を具備することにより、物体プローブ光8aである分割光束を、直交する(r,θ)面で扇状に走査できることになる。
【0021】
この走査により、物体プローブ光8aの焦点の輝度の高い光で、被検査物体9の深層からの反射光を効率よく発生させ、なおかつ3次元断層像を取得することができる。また、高速走査を必要としない被検査物体9の場合には、例えば可動体14を市販のX−Y−Z軸あるいはr−θ軸駆動ステージなどに搭載すれば、同様の走査が可能なことは明らかである。
【0022】
本発明では、上記のように、深層の位置と反射光強度を高い信号強度対雑音比で検出し、1次元乃至3次元の断層画像を映像化することができる特徴がある。この場合、集光用レンズ6に凸レンズを用い、その焦点を集光点としてもよい。
【0023】
この第1実施例に示すように、SLDなどの低コヒーレンス光源1からの出射光束2は第1のハーフミラー3を経て平行光束用結合レンズ4で平行光束5を形成する。その光束5は集光用レンズ6で集光光を作る。平行光束5は集光用レンズ6に入るが、上記のr軸(光軸)走査によっても光束を乱されることなく、集光できる。また、θ角方向への走査において、集光レンズ6をおよその回転中心とすることで、光束を乱すことなく集光し、所定の焦点走査を実現でき、この間参照光路長は反射鏡10で一定に保たれ、第2のハーフミラー7で合波されることが本実施例の特徴である。
【0024】
被検査物体9の深層などからの物体プローブ光8aの反射光は、第2のハーフミラー7、集光レンズ6および平行光束用結合レンズ4を経て、第1のハーフミラー3で反射され光検出器19で検出される。参照光路長が一定なのに対し、検知点がr軸走査により移動することから、相対的に反射光はドップラーシフトを受け周波数シフトする。その結果、光検出器19では、2乗検波によって光ヘテロダイン検波が実現され、そのドップラーシフト周波数でのビート信号が検出される。ビート信号の振幅が、被検査物体9の深層での反射率情報を検知し、r軸走査における位置情報が反射点距離を検知して、その検知点での映像情報となるものである。
【0025】
このとき、本実施例では光学的に極めて重要な態様を実現している。すなわち、およそ数十μm径の点光源であるSLD1などからの出射光束2の波面が、参照光路と物体光路が同一の集束用レンズを介して鏡像関係にあり、さらに光源1と光検出器19も鏡像関係にあるため、光検出器19の検出面にその波面が忠実に再現されることである。つまり、ヘテロダイン検波に重要な時空間上のコヒーレンスがともに保存される位相共役関係で、ヘテロダイン検波を実現していることである。本実施例によれば、この効果により、従来の焦点位置や波面再現を無視した検波法と異なり、光ヘテロダイン検出において格段のSN比の改善とダイナミックレンジの確保を可能とするものである。
【0026】
また、上記の鏡像関係は同一のレンズを介して実現されているが、従来のマイケルソン干渉計など、光源と光検出器と複数のレンズをそれぞれに配置し、ともに一体に可動体に配備して集光点を検知点として走査をする方法も、本発明では排除しないことは明らかである。
【0027】
図2は本発明の第2実施例を示す干渉計部をミロー干渉計とした場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。図1に示した第1実施例とは異なる部分のみを詳細に説明する。
【0028】
低コヒーレンス光源1からの平行光束5は球面平凸集光用レンズ6′で集光される。この集光光は第1実施例の第2のハーフミラー7に該当する平板ハーフミラー7′で一部が反射されて参照光8bを作り、透過光は物体プローブ光8aを形成する。
【0029】
この平板ハーフミラー7′は反射膜7aを平板ハーフミラー7′と厚みが等しいガラス板で挟んで構成する。これは反射光路長と物体光路長を光学的に等しくするためである。
【0030】
参照光8bが集光する焦点位置に球面平凸集光用レンズ6′の平面側を配置し、この平面部に焦点径程度の反射膜6aを付着させておくことにより、参照光路長が一定なミロー干渉計を構成する。この参照光8bと物体反射光は、反射膜7a面で合波されて回帰し、球面平凸集光用レンズ6′で平行光束5となり、第1のハーフミラー3を経て光検出器19でヘテロダイン検波され信号が得られる。
【0031】
この第2実施例では、第1実施例と異なり、第2のハーフミラー7として平板ハーフミラー7′を用いるため、図1に示したキューブハーフミラー7より軽量化でき、また、反射鏡10が不要となるため更なる軽量化が実現でき、r軸の高速走査が可能となる特徴を有する。
【0032】
ここで、r軸走査すなわち物体プローブ光路長の変化により発生する物体反射光の周波数シフトに対し、平板ハーフミラー7′に圧電素子を付着し振動させ、その位相変調により、参照光路で周波数シフトを発生させて、ヘテロダインビート信号を検出してもよいことは明らかである。このとき、r軸走査は検知点の走査の主役目のみとなる。
【0033】
図3は本発明の第3実施例を示す光源からの伝送路に光ファイバーを具備した場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。図2に示した第2実施例とは異なる部分のみを詳細に説明する。
【0034】
図3において、4aは光ファイバー用のコンデンサレンズ、4bは平行光束用光ファイバー結合レンズ、20は光ファイバー伝送路である。
【0035】
本実施例においては、低コヒーレンス光源1からの光を第1のハーフミラー3を通過後、コンデンサレンズ4aを介して、光ファイバー伝送路20を通過させて、結合レンズ4bにより、所定の平行光束5を得るものである。可動体14に対し、低コヒーレンス光源1と光検出器19および第1のハーフミラー3を外付けにすることで、可動体14における重量の一層の軽減が可能となる特徴がある。
【0036】
図4は本発明の第4実施例を示すマイケルソン干渉計と光源、光検出器、および第1のハーフミラーを一体とした場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。図1に示した第1実施例とは異なる部分のみを詳細に説明する。
【0037】
図4に示したように、低コヒーレンス光源1、第1のハーフミラー3、光検出器19、平行光束用結合レンズ4、集光用レンズ6、第2のハーフミラー7および反射鏡10を可動体11′に一体に配備する。この可動体11′は第1実施例の図1における場合と同様に、駆動機構13でZ軸方向に駆動する。
【0038】
本実施例は、Z軸走査のみを必要とする場合の装置であるが、この駆動機構13と可動体11′とをX軸方向の可動体に一体に配置して、それを駆動機構でX軸方向に駆動して、焦点を検知点としてX−Z面で2次元的に走査することも可能なことは明らかである。
【0039】
また、回転支持棒を図1のように設け、X−Z面やY−Z面であるいはその両方の面でθ方向に走査することも可能である。
【0040】
本実施例の特徴は、光源1から全てを一体にして小型化して走査することにより光束の振れや外乱の影響を最小限にして、信号を得られることである。このような低コヒーレンス光源1から光検出器19までを干渉計と一体化して駆動し光コヒーレンストモグラフィーを映像化する方法は、これまでのところ開示されていない。
【0041】
また、この第4実施例は、いわゆる共焦点レンズ系を構成しており、光検出器19の直前に数十乃至数μm直径の開口絞りを配置すると、被検査物体9のX−Y面すなわち横断面の解像度を数μmと高解像度にして観測できるものである。すなわち、本発明は、「共焦点干渉計」と言えるもので、本体を例えばモジュール化などして作製すれば多くの用途に適応可能となるものである。
【0042】
図5は本発明の第5実施例を示す、単一凸レンズのみで光源−レンズ−干渉計−光検出器を鏡像関係に構成した場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。図1に示した第1実施例とは異なる部分のみを詳細に説明する。なお、図5において、14′は可動体、24は駆動機構、31はYステージである。
【0043】
図5に示したように、第1のハーフミラー3と第2のハーフミラー7の中間に単一凸レンズ6あるいは一組の凸レンズ作用レンズ系のみを配備する。SLDなどの低コヒーレンス光源1の出射端の光束は一般に数十μm径であるので、出射光束2′は回折で数十度の広がりを持つ。この出射端面を第1のハーフミラー3を介して凸レンズ6の前焦点距離の2倍の位置に配置する。
【0044】
その結果、凸レンズ6は第2のハーフミラー7を介して後焦点距離の2倍の位置に開口端面の像を結像する。すなわち、出射端の波面と結像点の波面は共役波面となる。この結像点に反射鏡10を置いて参照光8bを形成し、物体プローブ光8aの方はこの結像点を被検査物体9の検知点とする。被検査物体9及び反射鏡10からの反射光は凸レンズ6を経て、第1のハーフミラー3で反射されて光検出器19に入射する。
【0045】
以上により、単一凸レンズのみで、光検出器の検出面に先の実施例と同様に共役波面が形成され、光源から光検出器に至る光束は2つのハーフミラーにより鏡像関係となり、ヘテロダイン検波を効率よく実現することができる。
【0046】
本実施例において、低コヒーレンス光源1の出射光の径が大きい場合や、集束光の径を極小化して被検査物体のX−Y面における解像度を上げたい場合には、光検出器19の直前に数十乃至数μmの絞りを配置し、いわゆる共焦点顕微鏡の原理で解像度を上げることができることは、自明のことである。このような構成にすると、前記と同様に共焦点顕微干渉計による光コヒーレンストモグラフィー装置が実現できる。
【0047】
また、本実施例では上記実施例と比較しても分かるように、レンズを一個減らすことができ、小型化とともに可動体11′の負荷が軽減され、Z軸走査並びにX軸走査もより一層の高速化を可能にする特徴がある。さらに、この第5実施例を示す図5では、干渉計部をマイケルソン干渉計としたが、図2の第2実施例で説明したミロー干渉計としても良いことは明らかである。
【0048】
図6は本発明の第6実施例を示す参照光周波数シフト内蔵型の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。図4に示した第4実施例とは異なる部分のみを説明する。
【0049】
図6に示したように、収束する参照光8bの反射鏡10に振動素子28を接着し一定の周波数で振動させる。振動素子28にはピエゾ素子などが用いられる。振動素子28の振動は反射鏡10を振動させるため、その結果、反射光は位相変調され、振動周波数の整数倍の周波数シフトをする。この参照光8bと物体反射光は、前述のようにヘテロダイン検波により振動周波数に基づくビート信号を発生し、断層画像情報をもたらす。このとき、Z軸走査によるドップラーシフトは信号処理系においてフィルターでカットし、無視する。この振動素子28による周波数シフト法では、Z軸走査による不安定性や往復運動による周波数シフトの増減が発生せず、安定にビート信号を検出できる特徴がある。
【0050】
図7は本発明の第7実施例を示す被検査物体の表面を観測するためのCCDカメラなどを組み込んだ場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図の一部である。図1に示した第1実施例とは異なる部分のみを詳細に説明する。
【0051】
図7において、25は被検査物体9の照明光源であり、26は結像レンズ、27はCCDカメラである。照明光源25で被検査物体9の測定部位を照明し、表面反射光は第2のハーフミラー7の反射を利用して、結像レンズ26でCCDカメラ27に被検査物体9の表面像を結像させる。CCDカメラ27の像は測定部位を特定し、物体プローブ光8aの光点の位置決めやX−Y方向の走査範囲の特定を容易にすることができる特徴がある。
【0052】
この時、照明光が光検出器に入らないようにするため、光検出器19の前に可視光カットフィルターなどを装備すれば良いことは明らかである。一般に低コヒーレンス光源は赤外光源で、CCDカメラ27は赤外線にほぼ不感にしてあるが、幾らかの感度があり、物体プローブ光8aは輝度が高いので、可視化できる。他方、光検出器19は可視光線には感度があり、表面反射光のみで飽和させる可能性があるためフィルターを必要とするものである。
【0053】
上記のように、本実施例に示した光干渉計一体駆動による検知点走査方法および装置によれば、少なくとも集光用レンズ6と第2のハーフミラー7と参照光の反射鏡10を一体に可動体11に配備することにより、参照光路長を一定としつつ、集光点を走査して被検査物体9の深層方向の検知点を効率よく検出することができ、さらに干渉計を小型に組むことができ、可動体を所定の速度で2次元(r,θ)あるいは(X,Z),(Y,Z)状に駆動可能として、被検査物体9の深層のミクロ構造からなる断層像を迅速に観測可能とする装置を実現したものである。
【0054】
また、本実施例によれば、光学的に極めて重要な態様を実現している。すなわち、およそ数十μm径の点光源であるSLD1などからの出射光の波面が、参照光路と物体光路が鏡像関係にあり、さらに光源1と光検出器19も鏡像関係にあるため、光検出器19の検出面にその波面が忠実に再現されることである。つまり、ヘテロダイン検波に重要な時空間上のコヒーレンスがともに保存される位相共役関係でヘテロダイン検波を実現しており、また、前記のように共焦点干渉計をも実現したものである。
【0055】
この効果により、従来の焦点位置や波面再現を無視した検波法と異なり、本発明によれば、光ヘテロダイン検出において格段のSN比の改善とダイナミックレンジの確保が可能となるので、例えば、皮膚科診断装置に応用すれば、従来皮膚科医師の勘と経験に頼っていた皮膚病における浸潤度や悪性腫瘍の非切開による診断の、迅速かつ確実な組織学的判断を可能とし、また、皮膚の老化や薬剤の効用の生きたままでの形態学的診断や血管内血流分布の測定による動脈瘤の有無の診断を実現できるものとなる。
【0056】
更には、本発明の装置を顕微鏡に組み込めば、3次元断層顕微鏡を容易に実現するものとなる。また、工場などにおける生産ラインでの各種薄膜や半導体ウエハの非接触非破壊厚み検査や3次元形状検査など、多岐にわたる応用が可能となり、その場観察断層検査装置として、小型の特性を利用して広範な採用が期待される。
【0057】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0058】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0059】
(A)物体プローブ光の集光位置を被測定物体の検知点とするとともに、波面の共役関係を維持してヘテロダイン検波を高効率で実現して映像信号を検出できる。
【0060】
(B)干渉計の全てと、更には光源と光検出器をも含めて一体に可動体上に配備し、最小限の光学素子で軽量に構成し、参照光路長を一定としつつ上記共役関係を実現して、この可動体を(r,θ)や(X,Y,Z)方向に駆動することにより、被測定物体の深層検知点を高速に走査して、断層画像情報を取得することを可能とする。
【0061】
これらはいずれも従来の光コヒーレンストモグラフィーにおける検知点走査法では実現できなかったもので、検知点をプローブ光の収束点に一致させ、被測定物体を移動することなしに、高効率、高SN比でのヘテロダイン検波による映像化を実現することができる。
【0062】
(C)従来の焦点位置や波面再現を無視した検波法と異なり、本発明によれば、共焦点干渉計をも実現し、光ヘテロダイン検出において格段のSN比の改善とダイナミックレンジの確保が可能となるので、例えば、皮膚科診断装置に応用すれば、従来皮膚科医師の勘と経験に頼っていた皮膚病における浸潤度や悪性腫瘍の非切開による診断の、迅速かつ確実な組織学的判断を可能とし、また、皮膚の老化や薬剤の効用の形態学的診断を皮膚組織を採取することなく、実現できるものとなる。更には、皮膚直下の血管内血流分布の観測や、反射光に分光学的装置を配備すれば、血液の酸素濃度や血糖の測定も非侵襲、無採血で可能となる。
【0063】
(D)本発明の装置を顕微鏡に組み込めば、3次元断層顕微鏡を容易に実現するものとなる。また、工場などにおける生産ラインでの各種薄膜や半導体、ウエハの非接触厚み検査や3次元形状検査など、多岐にわたる応用が可能で、その場観測断層検査装置として、小型の特性を利用して広範な採用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【図2】 本発明の第2実施例を示す干渉計部をミロー干渉計とした場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【図3】 本発明の第3実施例を示す光源からの伝送路に光ファイバーを具備した場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【図4】 本発明の第4実施例を示すマイケルソン干渉計と光源、光検出器、および第1のハーフミラーを一体とした場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【図5】 本発明の第5実施例を示す単一凸レンズのみで光源−レンズ−干渉計−光検出器を鏡像関係に構成した場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【図6】 本発明の第6実施例を示す参照光周波数シフト内蔵型の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【図7】 本発明の第7実施例を示す被検査物体の表面を観測するためのCCDカメラなどを組み込んだ場合の光干渉計一体駆動による検知点走査光コヒーレンストモグラフィー装置の構成図である。
【図8】 従来の光コヒーレンストモグラフィー装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 低コヒーレンス光源(例えばSLD)
2,2′ 出射光束
3 第1のハーフミラー(キューブハーフミラー)
4 平行光束用結合レンズ
4a コンデンサレンズ
4b 平行光束用光ファイバー結合レンズ
5 平行光束
6 集光用レンズ
6′ 球面平凸集光用レンズ
6a,7a 反射膜
7 第2のハーフミラー(キューブハーフミラー)
7′ 平板ハーフミラー
8a 集光された物体プローブ光
8b 集光された参照光
9 被検査物体
10 反射鏡
11,11′,14,14′ 可動体
12,18 可動体の支持棒
13,24 駆動機構(例えばリニアアクチュエータ)
15 可動体の回転支持棒
16 可動体の回転用駆動機構(例えばリニアアクチュエータ)
17 バネ機構内蔵の支持棒
19 光検出器
20 光ファイバー伝送路
21 信号増幅及び処理装置
22 パソコンなどの表示装置
23 駆動機構の制御器
25 照明光源
26 結像レンズ
27 CCDカメラ
28 振動素子(例えば、ピエゾ素子)
30 固定台
31 Yステージ
Claims (6)
- (a)低コヒーレンス光源と、
(b)該低コヒーレンス光源からの光と合波回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、
(c)前記低コヒーレンス光源からの光を平行光束とする結合レンズと、
(d)該平行光束を集光する集光用レンズと、
(e)該集光用レンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、
(f)前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、
(g)前記集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡とを一体に配置する可動体と、
(h)前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を極座標(r,θ)方向に適宜駆動走査する機構と、(i)前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記集光用レンズを回帰し前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づくシフト周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、
(j)該光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、
(k)処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする光コヒーレンストモグラフィー装置。 - (a)低コヒーレンス光源と、
(b)該低コヒーレンス光源からの光と反射回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、
(c)前記低コヒーレンス光源からの光を伝送する光ファイバーと、
(d)該光ファイバーからの出射光を平行光束とする結合レンズと、
(e)該平行光束を集束する集光用レンズと、
(f)該集光用レンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、
(g)前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、
(h)前記集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡を一体に配置する可動体と、
(i)前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を極座標(r,θ)方向に適宜駆動走査する機構と、(j)前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記集光用レンズを回帰し、前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づく周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、(k)該光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、
(l)処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする光コヒーレンストモグラフィー装置。 - (a)低コヒーレンス光源と、
(b)該低コヒーレンス光源からの光と反射回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、
(c)前記低コヒーレンス光源からの光を平行光束とする結合レンズと、
(d)該平行光束を集束する集光用レンズと、
(e)該集光用レンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、
(f)前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、
(g)前記光源と第1のハーフミラーと光検出器と結合レンズと集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡を一体に配置する可動体と、
(h)前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を光軸(Z軸)方向のみに、さらには断面軸(X、Y軸)方向に適宜駆動走査する機構と、
(i)前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記集光用レンズを回帰し、前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づく周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、(j)該光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、
(k)処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする光コヒーレンストモグラフィー装置。 - (a)低コヒーレンス光源と、
(b)該低コヒーレンス光源からの光と反射回帰光とを分離する第1のハーフミラーと、
(c)前記第1のハーフミラーからの光を結合・集光する一個ないし一組のレンズと、
(d)該レンズによる集光光を被検査物体への物体プローブ光と参照光とに2分割する第2のハーフミラーと、
(e)前記参照光を光路長一定とする集光点で反射する反射鏡と、
(f)前記光源と第1のハーフミラーと光検出器と結合・集光用レンズと第2のハーフミラーと反射鏡を一体に配置する可動体と、
(g)前記被検査物体への集光光の焦光点位置を移動し被検査物体の深層検知点として走査し、前記可動体を光軸(Z軸)方向のみに、さらには断面軸(X、Y軸)方向に適宜駆動走査する機構と、
(h)前記被検査物体の深層からの反射光は、前記第2のハーフミラーで前記参照光の反射光と合波し、前記結合・集光用レンズを回帰し、前記第1のハーフミラーで反射して、前記光軸方向への物体プローブ光の走査によるドップラーシフトに基づくシフト周波数のヘテロダイン干渉ビート信号を含む干渉光を検出する光検出器と、
(i)該光検出器からの信号を処理する信号処理器及びコンピュータと、
(j)処理信号に基づき、断層画像を表示する装置を具備することを特徴とする光コヒーレンストモグラフィー装置。 - 請求項4記載の光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記結合・集光用レンズを前記第1のハーフミラーと第2のハーフミラーの中間に配置し、前記光源を前記レンズの前焦点距離の2倍の位置に配置し、光束を後焦点距離の2倍の位置に集束して、前記反射鏡を前記参照光の光路上の概略集光点に配置し、前記集光点を前記被検査物体の走査検知点とすることを特徴とする光コヒーレンストモグラフィー装置。
- 請求項1、2、3、4又は5記載の光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記被検査物体表面を照射する光源を配備し、前記第2のハーフミラーを介して物体表面像を観測する対物レンズと撮像装置を具備することを特徴とする光コヒーレンストモグラフィー装置。
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