JP3847066B2 - 電装部品の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動2輪車等の車両における電装部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電装部品、例えばヒューズボックスは、一般的にシートの下か、フロントカウル等からなるカバー部材の簡単に脱着できる部分内側へステーを介して取付けている。なお、フロントカウルを設けた自動2輪車の一例として、実開昭63−199888号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ヒューズボックスをシートの下に取付けたケースでヒューズを交換する場合、シート上に荷物を載せているときは、これを降ろしてから出なければ交換できず交換に手間取ることになる。また、カバー部材の内側に設けるケースでは、カバー部材に開閉用の蓋を設け、かつこの蓋を開けた開口部より手を入れるための大きさが必要となるので、大きなレイアウト用のスペースを必要とする。そこで本願発明は電装部品の脱着が容易でかつカバー部材の内側に確保すべきレイアウトスペースを必要最小限にできるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願の電装部品の取付構造に係る発明は、車体を覆うカバー部材にその内外を連通する開口部を設け、この開口部を開閉自在に覆う蓋を設け、この蓋の内側に電装部品を固定し、蓋を開くと同時に前記電装品が前記開口部から外部へ露出するようにするとともに、
前記カバー部材は、車体前方を覆うフロントカウルであり、その上面に前記開口部を設け、
前記電装品がヒューズボックスであり、前記ヒューズボックスには前記蓋を閉じたとき蓋の内側にて斜め後方下向きとなるヒューズ取付面を設け、このヒューズ取付面へヒューズを取り付けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の効果】
本願発明は、カバー部材に設けた蓋の内側へ直接電装部品を取付けたので、蓋を開けば電装部品が開口部からカバー部材の外部へ出て、又は開口部へ臨むようになり、交換等のメンテナンス対象部を露出させることができる。その結果、直ちに交換部品の取り換え等のメンテナンスができる。したがって、メンテナンス性が著しく向上する。そのうえ、蓋の内側へ取付けられているので、蓋から離れたカバー部材内側にレイアウトスペースを確保する必要がないので、車体のスペース効率を向上できる。
しかも、蓋を閉じればヒューズボックスは蓋と共に移動して開口部の中へ入り、ヒューズボックスのヒューズ取付面が斜め後方下向の状態になり、取付面が下を向くため雨水等の侵入阻止が容易になる。
また、電線にたるみ部を設けたので、蓋の開閉と共に電装部品が開口部からの出入する等比較的大きく移動することを可能にする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は、本実施例の適用された自動2輪車の側面図、図2はフロントカウルの正面図、図3は車体前部の要部拡大側面図、図4はフロントカウルの一部平面図、図5は図4の5−5線相当断面図である。
【0007】
まず図1に示すように、この自動2輪車は緊急車両として構成され、符号1は前輪、2は左右一対のフロントフォーク、3はハンドル、4はメインフレーム、5はセンターフレーム、6はリヤフォーク、7は後輪、8は燃料タンク、9はシートである。
【0008】
車体の前部はフロントカウル10で覆われ、さらに前部左右はサイドカウル11で覆われている。このサイドカウル11から左右方向へ張り出してエンジンガード12が左右一対で設けられている。エンジンガード12は金属パイプ製であり、前面視略コ字状をなして上下方向へ長く配設され、その上部に警告灯13及びサイレン14が取付けられている。
【0009】
車体後部には、シート9の下方にリヤカウル15が設けられ、その後部側方にトランク16が配置される。また、シート9の後方には書類箱17が設けられ、さらにこの後方にテールライト18が設けられている。符号19は車体後部のシート9よりも高い位置に支持される後部警告灯である。
【0010】
次に、フロントカウル10について説明する。図2〜5に示すように、フロントカウル10はプラスチック等適宜材料で成形され、ヘッドパイプ20の前方を覆う部材であり、上部に透明のスクリーン21を設け、その正面下部にヘッドライト用の開口22が形成されている。側部にはハンドル3の回動を可能にする切り込み部22が形成され、その前後方向に延びる縁部24は、図5に示すように車体内方へ広がるデッキパネル25になっている。
【0011】
フロントカウル10の車体右側部分を一部切り欠いて示す平面図である図4、及びその5−5線相当断面である図5に示すように、デッキパネル25は前部等を一体に形成され、車体の左右両側をほぼ平板状に前後方向へ延出している。その中央部にはメンテナンス用の開口部26が設けられ、ここを覆う蓋27が開閉自在に設けられ、前端のロック28によりデッキパネル25へ係脱されるようになっている。また、蓋27の後端は内側にヒンジ29を介して開口部26の開口線部へ取付けられている。
【0012】
蓋27の内側にはヒューズボックス30が直接取付けられている。このヒューズボックス30は、蓋27を開閉するとき一体に開口部26へ出入可能な大きさになっており、ヒューズボックス30にはヒューズ31が着脱自在に取付けられている。
【0013】
蓋27の後端はデッキパネル25と重なり、かつサイドカウル11との接続部近傍となる位置に設けられ、かつヒューズボックス30は蓋27の後半側に上端を取付けられて下方へ延出するステー32の斜面状をなす下端部へ斜めに取付けられている。これによりヒューズボックス30のヒューズ取付面が斜め後方下向の状態になる。
【0014】
このヒューズボックス30から延出する電線33は、デッキパネル25下方のフロントカウル10の内側空間を車体前方へ延び、図示しないメーター部配線されている。この電線33にはたるみ部34が設けられ、蓋27を開いたときヒューズボックス30が一体に移動可能になっている。
【0015】
次に、本実施例の作用を説明する。図5に示すように、ヒューズ31を交換するとき、ロック28を外して蓋27を上方へ開く。すると、蓋27の内側へ一体に取付けられているヒューズボックス30が開口部26からデッキパネル25の上方へ出て、底部が上を向くので、直ちにヒューズ31を取り換えできる。
【0016】
その後、蓋27を閉じればヒューズボックス30は蓋27と共に移動して開口部26の中へ入り、ヒューズボックス30のヒューズ31取付面が下を向く図4の状態になる。これにより取付面が下を向くため雨水等の侵入阻止が容易になる。また、蓋27の内側へヒューズボックス30を一体に取付けたので、ヒューズボックス30のメンテナンスは蓋27を開くだけで迅速にできるからメンテナンス性に優れる。
【0017】
また、蓋27を閉じるとヒューズボックス30はデッキパネル25の下方となるフロントカウル10の内側へ収容され、しかも蓋27から離れたフロントカウル10の内方深く設ける必要がないので、開口部26を手が入る程大きくする必要がなく、しかもフロントカウル10の内側にヒューズボックス30を収容し、開口部26から手を入れてメンテナンス可能な程のレイアウトスペースを設ける必要がない。したがって、スペース効率を向上でき、レイアウトが容易になる。しかも、電線33にたるみ部34を設けたので蓋27の開閉と共に開口部26からの出入する等比較的大きく移動することを可能にする。
【0018】
なお、本願発明は上記実施例に限らず種々に応用・変形が可能であり、ヒューズボックス30を設ける位置は、開口部26を形成することができるならば、サイドカウル11やリヤカウル15等の内側が可能である。内側とは、車体内方側をいう。また、電線33は、コードやハーネス等の携帯が可能である。さらに電装部品としてはヒューズボックス30に限らず、メンテナンスを要するものであれば、どのようなものでもよい。また、蓋を開いたとき電装部品が必ずしも開口部から外部へ出ることは必要でなく、カバー部材の内側から開口部近傍へ臨むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の適用された自動2輪車の側面図
【図2】この自動2輪車に装着されるフロントカウル正面図
【図3】車体前部の要部拡大側面図
【図4】フロントカウルの一部の平面図
【図5】図4の5−5線相当断面図
【符号の説明】
3:ハンドル、10:フロントカウル、11:サイドカウル、25:デッキパネル、26:開口部、27:蓋、30:ヒューズボックス(電装品)、33:電線、34:たるみ部
Claims (2)
- 車体を覆うカバー部材にその内外を連通する開口部を設け、この開口部を開閉自在に覆う蓋を設け、この蓋の内側に電装部品を固定し、蓋を開くと同時に前記電装品が前記開口部から外部へ露出するようにするとともに、
前記カバー部材は、車体前方を覆うフロントカウルであり、その上面に前記開口部を設け、
前記電装品がヒューズボックスであり、
前記ヒューズボックスには前記蓋を閉じたとき蓋の内側にて斜め後方下向きとなるヒューズ取付面を設け、
このヒューズ取付面へヒューズを取り付けた
ことを特徴とする電装部品の取付構造。 - 前記電装部品から延出する電線を前記カバー部材の内側へ配線するとともに、この電線に前記蓋の開閉を可能にするたるみ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載した電装部品の取付構造。
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