JP3845506B2 - 受信信号強度表示回路 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は,受信した受信信号の信号強度を表示するシグナルメータ(受信信号強度表示回路)に関するものであって、特には、最大受信強度の表示を所定時間維持できるピークホールド機能付シグナルメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、無線送受信機には、受信した信号の受信信号強度を表示させる受信信号強度表示回路(いわゆるシグナルメータ)が設けられており、使用者が受信している受信信号の信号強度が分かるようになっている。
また、送信時には、前記受信信号強度表示回路の表示器に、送信電力の測定値、ALC(Auto Level Control)電圧値等を表示させ、使用者が送信状態がどのようになっているかが分かるようになっている。
【0003】
一般に、アマチュア無線等の通信では、交信相手に対して、受信信号強度を報告する慣習があり、熟練者であれば聴感で受信信号強度を判断することも可能となるが、通常はシグナルメータの表示値を受信信号強度として交信相手に報告している。
受信信号強度表示回路には、例えば、特公平3−24819号公報に示されるように、受信したSSB信号をALC回路に通し、そのALC電圧を微分させ、その微分信号に基づいてピークホールド回路のホールド時定数回路をスタートさせ、所定時間の間、ピークホールド値を固定して表示させるようにして、信号レベルの読み取りを容易にしたものがある。
【0004】
また、実公平7−37383号公報には、2つの信号を同時に受信可能な無線通信機において、受信している一方の受信信号の受信信号強度は、通常の受信信号強度表示部に表示させ、他方の受信信号の受信信号強度は、受信時には休止している表示素子(送信時に送信電力が表示される表示素子等)を受信信号強度表示部として表示させるようにしたものが開示されている。
【0005】
さらに、近年では、SSB等の信号形式に関係なく、受信信号強度の表示を所定時間(例えば0.5秒間)だけホールドさせ、使用者が受信信号強度を視認しやすくしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のいずれのピークホールド機能付受信信号強度表示回路においても、受信信号強度の瞬間値をホールド(表示維持)させるものである。
例えば、比較的長い時間の間継続した受信信号であれば、最初に受信した信号強度と、最後に受信した信号強度とでは、異なることが多い。移動体通信等の場合はこの差が大きくなることもある。
【0007】
このような場合、最初に受信した信号の受信信号強度は、その瞬間から所定時間の間はホールドされているが、受信信号が終わるころには、以前の受信信号強度の表示は消えてしまっているので、報告すべき受信信号強度が正確には分からないという問題がある。
また、受信信号が消えてから、交信相手に受信信号強度を報告するまでの時間が長いと、いざ更新相手に受信信号強度を報告しようとしたときには、ホールドされていた表示は消えてしまっているので、報告すべき受信信号強度が正確には分からないという問題がある。
【0008】
そこで、表示をホールドしている時間を長くすれば、受信した信号の最初の部分の受信信号強度の表示がなくなるという問題はある程度は解決できるが、逆に、受信信号が無くなった後にも、長時間にわたって受信信号強度が表示され続けてしまい、かえって表示が紛らわしくなるという問題がある。
また、上述したように、交信相手に対して受信信号強度を報告する慣習のアマチュア無線等では、通常、交信の最初にコールサインの送信( 例えば、「CQ,CQこちらはJE3***・・・」等)を行うから、受信している受信者は、このコールサインを聞き逃さないように注意を払い、また、忘れてしまわないようにメモすることが行われている。
【0009】
このように、受信する側は特に交信の最初の部分に注意を払って耳に神経を集中しているので、このときの受信信号強度表示回路の表示を見落としやすくなり、受信信号強度を読み取ることは非常に困難であり、熟練を要することである。
【0010】
そこで、本発明は、以上の問題を解決するべくなされたものであって、受信した一連の信号における受信信号強度の最大値を記憶保持するようにし、また、使用者の必要に応じて表示するように構成された無線通信機の受信信号強度表示回路を提供することを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる受信信号強度表示回路の請求項1においては、受信部における受信信号が出力された時点から、受信信号が出力されなくなった時点までの間における受信信号強度の最大値を保持する保持手段と、該保持手段に保持されている最大値を表示する表示手段と、該表示手段における最大値の表示時間を、PTTスイッチが押されて所定の時間が経過するまで継続させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項2おいては、受信部における受信信号が出力された時点から、受信信号が出力されなくなった時点までの間における受信信号強度の最大値を保持する保持手段と、該保持手段に保持されている最大値を表示する表示手段と、送信中の何時でも所定のキーを押す等の操作をすることによって前記保持手段に保持されている受信信号強度の最大値を前記表示手段が表示するように制御する制御手段と
を備えていることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる受信信号強度表示回路を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1において、1は無線通信機であり、マイク2に備えられたPTTスイッチ3の操作によって送信/受信の何れかに切り換えられる。11は受信部、12は送信部である。
4は無線通信機1の受信部11に備えられているAGC回路13において検出される受信信号強度信号をデジタル信号へ変換するA/D変換回路、5は変換されたデジタル信号のピーク値(最大値)を検出して保持するピークホールド回路、6はピークホールド回路5において保持されているデジタル信号に変換された受信信号強度のピーク値を表示する表示器である。
【0016】
7は前記表示器6におけるピーク値の表示時間を、無線通信機1からの制御信号もしくはタイマー8からのタイムアップ信号に基づいて制御する制御回路である。
【0017】
表示器6は、複数の表示素子をバー状に列設して構成されたものである。制御回路7は、ピークホールド回路5における最大値の保持状態を解除する解除信号を出力する。この解除信号がピークホールド回路5に入力されると表示器6における受信信号強度の表示は消える。解除信号は、タイマー8 からのタイムアップ信号もしくは無線通信機1 からの制御信号に基づいて出力される。例えば、受信信号が消えたあとであっても、PTTスイッチが押されて所定の時間が経過するまでは表示され続ける。または、タイマー8が2秒にセットされている場合には、送信状態に切り換えられても受信信号が消えてから2秒間は受信信号強度の最大値が表示されるようにしてもよい。これによって、送信しはじめてから表示器6を見ながら正確な受信信号強度を、交信相手に報告することが可能になる。
【0018】
または、受信部11におけるスケルチが開いて受信信号が出力された時点から、スケルチが閉じて受信信号が出力されなくなって、さらに所定の時間が経過するまでもしくはPTTスイッチが押される時点まで表示され続けるようにしてもよい。これらの何れかひとつ、もしくは組み合わせによって表示時間が制御されるのである。また、送信中の何時でも所定のキーを押す等の操作をすることによって、記憶保持していた受信信号強度を再表示するように構成してもよい。
【0019】
受信信号強度の表示が消えたのちは、表示器6は通常のRFレベルメータとして作動するとよい。
【0020】
また、一旦表示されている受信信号強度は、一回のPTTスイッチのオン操作では消されず、2回目のオン操作の後の所定の時間経過後に始めて消されるように構成してもよい。
また、複数の表示部を備えた複数バンドの無線通信機の場合には、一方のバンドの運用中にPTTスイッチがオン操作された場合には、他方のバンドの表示部へ受信信号強度の表示を移すように構成してもよい。この場合は、運用中のバンドの表示部には送信に必要な送信電力表示等を行い、他方のバンドに継続して受信信号強度を表示させることによって、交信相手に受信信号強度を正確に報告することが可能になる。
【0021】
さらに、マルチモード機の場合には、アマチュア無線におけるFMモードのときに、上記ピークホールド機能を作動させるように、制御手段7に運用モード信号を入力してもよい。
表示器としては、バー状の表示器を例示したが、8セグメント表示素子等を用いてデジタル数値を表示させてもよい。
【0022】
また、アナログ信号のままピークホールドして、アナログメータで表示してもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明にかかる受信信号強度表示回路の請求項1においては、受信信号が出力された時点から、受信信号が出力されなくなった時点までの間における受信信号強度の最大値を保持して、PTTスイッチが押されて所定の時間が経過するまで表示するので、受信信号が消えた後でも、受信信号強度を正確に視認することが可能となる。よって、交信相手に受信信号強度を正確に報告することができる。
【0024】
請求項2の発明では、受信信号が出力された時点から、受信信号が出力されなくなった時点までの間における受信信号強度の最大値を保持して、所定の操作によって表示するので、受信信号が消えた後でも、受信信号強度を正確に視認することが可能となる。よって、交信相手に受信信号強度を正確に報告することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる受信信号強度表示回路の実施の形態の構成を示した構成図である。
【符号の説明】
3 PTTスイッチ
5 ピークホールド回路、保持手段
6 表示器、表示手段
7 制御回路、制御手段
8 タイマー
Claims (2)
- 受信部における受信信号が出力された時点から、受信信号が出力されなくなった時点までの間における受信信号強度の最大値を保持する保持手段と、
該保持手段に保持されている最大値を表示する表示手段と、
該表示手段における最大値の表示時間を、PTTスイッチが押されて所定の時間が経過するまで継続させるように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする受信信号強度表示回路。 - 受信部における受信信号が出力された時点から、受信信号が出力されなくなった時点までの間における受信信号強度の最大値を保持する保持手段と、
該保持手段に保持されている最大値を表示する表示手段と、
送信中の何時でも所定のキーを押す等の操作をすることによって前記保持手段に保持されている受信信号強度の最大値を前記表示手段が表示するように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする受信信号強度表示回路。
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3845506B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30011097A patent/JP3845506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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