JP3843636B2 - 光量測定装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

光量測定装置及びカラー画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光量測定装置及びカラー画像形成装置にかかり、特に、光源によりスポット光を対象物に照射し、その反射光を集光レンズにより受光素子に集光させ光量を測定する光量測定装置、及び光量測定装置を備えたカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータを中心としたネットワーク技術の進展により、画像出力装置としてのネットワークプリンタが急速に普及している。特に、出力する画像のカラー化に伴い、近年、カラープリンタの開発が盛んになっており、カラー画質の維持安定性の向上、複数のカラープリンタ間におけるカラー画質の均一化などの要求が高まって来ている。最近では、色再現性に関して、設置環境、経時変化、機差によらず高い安定性が求められている。
【0003】
一般に、人間の色差に対する感度は極めて高い。例えば、時間的・距離的に隣接していない画像であっても、比較すべき画像の色差がL***表色系において色差△E=5程度で観測者や状況によらず識別され、その差を認識不能とするためには色差△E=3程度(色差認識限界)必要であることが知られている(D.H.Alman,R.S.Berns,G.D.Snyder and W.A.LPrsen,Performance ttesting of Color-Difference Metrics Using aColor Tolerance Dataset,COLOR research and application,vol.14, Number 3,June 1989)。
【0004】
このため、画像再現性の目標レベルを人間の色差認識限界以下に設定しようとすると、画像形成装置に対する要求値は色差△E=3以下という非常に高いものになる。
【0005】
しかしながら、周知のように従来の電子写真方式では各プロセスが不安定であり、色差△E=3以下という要求値をみたすことは困難であった。これは、そもそも電子写真方式が静電現象を利用しているため、温度や湿度等の環境条件、また感光体や現像剤等の経時的な劣化等の処理材料条件等により、装置自体の画像出力状態が変動し、画像再現性が変動するためである。
【0006】
このため、電子写真方式を用いた画像形成装置では、画像濃度を最適に保つためのフィードバック制御が行われている。一般的なフィードバック制御では、濃度パッチにより濃度再現状況や装置内の環境条件をモニタして目標濃度との誤差分を求め、これにフィードバックゲインを乗じることによって、制御用アクチュエータの設定値補正量を算出している。例えば、特開平1−169467号公報には濃度パッチを測定して露光条件や現像バイアス条件を制御することで所望の画像濃度を得ることが開示されている。
【0007】
上記濃度パッチとしては、現像工程後における末定着なトナー像濃度パッチ、または用紙等の記録媒体上に形成された定着工程後の画像濃度パッチが用いられる。トナー像濃度パッチは、用紙上に作成される転写像や定着像に比較して、現像像の作成および消去が簡単であること等により用いられるが、トナー像濃度パッチと定着画像濃度との相関が高いとはいえ、後工程である転写工程や定着工程における変動に関しては、その影響を検知することが困難である。
【0008】
一方、定着画像濃度パッチは、画像の形態として最終的にユーザーが手にする定着画像そのものであり、転写工程や定着工程における変動要因を含めて画像品質を評価できる。一例として、特開昭62−296669号公報、特開昭63−185279号公報、特開平5−199407号公報には、定着画像濃度をモニタするものとして、装置本体に組み込まれた画像読み取り部を利用する技術が開示されている。
【0009】
しかしながら、定着画像濃度のモニタでは、画像を検知するために、一旦出力された画像を画像読み取り部に戻して再度読み取りを行うという作業をユーザー自身が行わねばならず、日常の画質管理としては甚だ煩わしいものであった。また、プリンタなどのように画像読み取り部を備えていない画像形成装置の場合、原理的に画像を検知することができなかった。
【0010】
そこで、本出願人等は、定着工程後にオンラインでの出力画像モニタを可能にする手段として、カラー画像モニタ用センサを提案している(特開平9-171279号)。このセンサは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)の各トナー単色に対応した、ブルー(B)、グリーン(G)、レッド(R)の発光ダイオード(可視光LED、以下、LEDという)を光源として、出力画像からの反射光をフォトダイオードによって受光する構成としたものである。
【0011】
一般に、LEDの発光スペクトルはRGBフィルタなどによる分光にくらべ帯域が狭く、全色域を高精度で分光することは困難であると言われている。ところが、センサの使用条件として、モニタ用出力画像をYMCなどのトナー単色のカラーパッチとして形成し、各単色トナーの濃度検知に限定することにより、全色域を分光してフルカラーの各色を識別している従来のカラーセンサにくらべてコストおよびサイズの点ではるかに有利であり、しかも性能的にも必要かつ十分なモニタ用センサを提供することができる。
【0012】
しかしながら、画像形成装置のオンライン上で出力画像をモニタしようとする場合には、対象物である画像形成媒体としての出力用紙の被測定面の上下動、つまり、用紙の進行方向に垂直な方向の変動が問題となり、正確な測定ができないおそれがある。これは、画像モニタ用検知手段を用いて、検知対象である用紙上濃度パッチをモニタする場合、接触による画像へのダメージを防ぎ、かつモニタ用センサ周辺への付加的な機構を排除するために、検知手段と検知対象とを非接触でモニタする必要があるためである。
【0013】
ところで、通常の光学的センサにおいて光源、レンズ、受光素子(光電変換素子)を組み合せた光学系を用いて、上下変動する被測定面を測定した場合、例えば、紙面が上下にわずかに1mm程度変動した場合でも、受光素子の出力は15%程度も変化してしまうことがわかっている。このような出力変動があると、検知対象である用紙上濃度パッチの微少な差異を検知することは困難である。
【0014】
このため本出願人等は、紙面での反射光をレンズの焦点位置に設置した光電変換素子で受光することにより、特定の条件を満たす領域においては紙面の光軸方向への変動に依存しない出力を得ることを可能とする技術を提案している(特開平10−175330号)。この技術に、LEDを用いたカラー画像モニタ用センサを組み合わせることにより、高精度な非接触オンライン画像モニタの実現が可能となった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、紙面での反射光をレンズの焦点位置で受光する方法において、出力が距離変動に依存しない領域は用いるレンズ径に略比例するため、モニタ用センサ本体の小型化に伴って許容変動距離範囲が必要最小限にまで抑えられ、寸法上の余裕は非常に少ない。また、LEDは固有の光軸バラツキを有しており、照射光源から紙面上での反射、および受光に至る光学的な位置関係は設計通りにはならない。このため、許容変動距離範囲の中心位置(以下、最適位置と呼ぶ)もバラツキを持ったものとなり、一定とはならない。これらのバラツキを許容するには、レンズ径を大きくする必要があるが、センササイズを考慮すると寸法上の制約が大きい。
【0016】
従って、光学原理上においては許容変動距離範囲が確保できていても、LED照射光軸バラツキによる設計光軸のずれによって、実用上はセンサが紙面変動を許容できないという問題が発生する。
【0017】
本発明は、上記事実を考慮して、小型でかつ低コストの光量測定装置及びそれを用いたカラー画像形成装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、再現性良く高精度なフルカラー画像品質を維持するために本発明に到達したものであり、本発明では、小型でかつ低コストの画像モニタ用センサを用いて、上下変動する搬送中の用紙上濃度パッチに対して、非接触で高精度のオンラインモニタを行うことが可能な光量測定装置及びそれを用いたカラー画像形成装置を提供するものである。
【0019】
本発明の光量測定装置は、光源によりスポット光を対象物に照射し、前記対象物からの反射光を集光レンズにより該集光レンズの焦点位置に設けられた受光素子に集光して光量を測定するセンサブロックを予め定めた複数色の各々に対応して設けた光量測定装置において、前記センサブロックが前記光源から前記対象物までの光路及び前記対象物の反射光の前記受光素子に至る光路を調整するために、前記光源の位置を調整する光路調整手段と、前記センサブロックの各々の位置を同時に調整する全体調整手段と、を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明の光量測定装置は、光源により照射された光による対象物の反射光を集光レンズによりその焦点位置に設けられた受光素子に集光して光量を測定するセンサブロックが予め定めた複数色の各々に対応して設けられる。光源は光を照射することにより、光源から対象物までの光路を形成し、対象物における反射光が受光素子に至る光路を形成する。これら光路を調整するために、光路調整手段は、光源の位置を調整する。光学原理上では光路が適正であっても、製造上の許容範囲等により、光軸のずれや照射範囲のずれが生じることがある。本発明では、光源からの光により形成される光路を、光源位置を調整する光路調整手段により調整するので、照射光軸ばらつきや照射範囲のばらつきを適正化でき、光量測定装置用のセンサの性能を最大限に発揮することができる。なお、これら光源と、受光素子を有し対象物からの反射光量を検出する受光手段と共に備えた光学手段を有するようにしてもよい。
【0021】
このように、本発明の光量測定装置においては、光源の照射から反射および受光に至る光軸光路か位置を調整するための光路調整手段を設けることにより、LED照射光軸バラツキがあった場合でも、距離変動を補正するための光学原理を実機上において実現することができる。
【0022】
本発明の光量測定装置では、前記光源として、発光ダイオードを用いることができる。
【0023】
光量測定装置では光源が果たす役割は大きい。例えば、高精度で測定しようとすると、高価な光源を用いて精度よく光を照射することが考えられるが、高価な光源を用いることによって、光量測定装置が高コスト化する。本発明では、光源位置を調整することで光路を最適化できるので、安価な発光ダイオードを採用することができ、光量測定装置が低コスト化することができる。
【0024】
本発明の光量測定装置の光路調整手段は、少なくとも前記光源と前記対象物との間の距離を調整する距離調整機構を備えることができる。
【0025】
光路を調整するには、光源から対象物までの光路、及び対象物における反射光の受光素子に至る光路を調整すればよい。このためには、光源と対象物との間の間隔や受光素子と対象物との間の間隔、すなわち、光源と対象物との間の距離を調整する距離調整機構を備えることによって、容易に実現することができる。
【0026】
本発明の光路調整手段は、前記光源の照射光軸の向き及び位置の少なくとも一方を調整する光軸調整機構を備えることができる。
【0027】
光路は光軸を以って表すことが多いが、光学原理上の光軸は実際の光軸と異なることがある。このため、照射光軸の向き及び照射光軸の位置の少なくとも一方を調整する光軸調整機構による調整によって、容易に光路を調整することができる。
【0028】
本発明の光量測定装置において、光軸調整機構は、基準を有しかつ該基準に前記光源を固定するための光源支持体及び該光源支持体の位置調整をするための位置調整機構を備えることができる。
【0029】
光源は、製造上の制約から単体では調整する機能を有していないことが一般的である。このため、基準を有した光源支持体の基準に光源を固定することによって、光源を調整可能な状態にする。そして、位置調整機構によって、光源支持体の位置調整をすることにより、いかなる形状や照射光軸の向きであっても、容易に光路を調整することができる。
【0030】
本発明の光量測定装置において、前記光源支持体は、前記光源が一定の状態となるように固定することができる。
【0031】
光源は、製造状態や取付状態により、照射光軸の向きがばらつくことがある。そこで、光源支持体に、光源が一定の状態、例えば照射光軸の向きが一定となるように固定すれば、いかなる形状や照射光軸の向きの光源であっても、光軸調整機構による調整を、同様の調整で行うことができる。
【0032】
本発明の光量測定装置において、前記位置調整機構は、集光レンズ光軸と光源光軸とのなす角度を変化させるために光源位置を調整することができる。
【0033】
光源の照射光軸の向きがばらついたとき、その調整には、集光レンズ光軸と光源光軸とのなす角度を変化させることが好ましく、このように調整するために光源位置を調整すれば、容易に光路を調整することができる。
【0034】
本発明の光量測定装置において、前記位置調整機構は、集光レンズ光軸と光源光軸からなる面内において集光レンズ光軸と垂直方向または水平方向に光源位置を調整することができる。
【0035】
上記のように、光路の調整は、位置調整機構による、光源支持体の位置を調整することにより、可能であるが、照射光軸の向きを単に動かすのみでは、目的とする最適な位置への調整が3次元的な作業となり、必要以上の作業を要する。このため、集光レンズ光軸と光源光軸からなる面内において集光レンズ光軸と垂直方向または水平方向に光源位置を調整するようにすれば、照射光軸の調整を、1次元または2次元的なものとなり、容易に行うことができる。
【0036】
本発明の光量測定装置では、前記光源として、一組の集光レンズ及び受光素子に対して、複数の光源を有することができる。
【0037】
単一の光源で光量測定を行う場合、その単一光源の経時変化等の影響を受けやくい。そこで、複数の光源によって光量測定するようにすれば、1つ1つの光源の変動やばらつきが解消され、平均的に測定することができる。
【0038】
また、多色の対象物の場合、対象物の色を構成する基本色毎に光量測定することが好ましい。このため、単色の光量測定装置を複数備えることが考えられるが、装置が大型化したり、処理が複雑化したりする。そこで、複数の光源により、各々の光源に色を対応させ、測定することによって、多色の対象物に対応した光量測定が可能となる。この場合、同一の受光素子を用いているので、測定は例えば、時分割等により独立して行うことが好ましい。
【0039】
本発明の光量測定装置において、前記複数の光源は、赤色、緑色、青色の可視光発光ダイオードのうち、少なくとも一種類の可視光発光ダイオードを有することができる。
【0040】
発光ダイオードは、発光スペクトルがRGBフィルタなどによる分光にくらべ帯域が狭いが、入手しやすく波長帯域を特定しやすい。そこで、濃度測定すなわち光量測定に限定すれば、性能的にも必要かつ十分な光源として用いることができる。また、複数の異なる可視光発光ダイオードを用いることで、光源が有する波長帯域を広げることができ、より安定した光を得ることができる。さらに、対象物の色が複数ある場合には、各々の色毎にすなわち波長帯域に応じて光源の波長帯域を対応させることにより、対象物の色あいにあった光源を得ることができる。
【0041】
本発明の光量測定装置では、前記受光素子として、フォトダイオードまたはフォトトランジスタを用いることができる。
【0042】
このように、光路を調整する機構例えばセンサブロックの高さを調整する機構、または光源である発光ダイオードからの照射光軸を調整する機構を設けることにより、光軸方向に関するバラツキを補正することができるため、照射光源から対象物例えば紙面上での反射及び受光に至る光学的な位置関係の再現性を高めることができる。
【0043】
これによって、各センサ間での許容変動距離範囲の中心位置、すなわち最適距離のバラツキは減少し、レンズ径を小さくしても、出力が一定となる許容変動距離範囲が確保される。このため、光量測定装置としての性能を維持したまま、光量測定装置(センサ)の小型化・低コスト化が可能となる。
【0044】
本発明のカラー画像形成装置は、出力されたカラー画像を検知して、その検知結果に応じて前記カラー画像の形成条件を補正するカラー画像形成装置において、前記カラー画像を前記形成条件に基づいて複数の色材によって形成する画像形成手段と、前記光量測定装置を備え、前記複数の色材のうち少なくとも何れかの色材を用いたサンプル画像の光量を検出する検出手段と、前記検出結果に応じて前記形成条件を補正する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0045】
カラー画像形成装置では、形成条件に基づいて複数の色材を用いて画像形成手段によりカラー画像を形成する。この形成条件は、カラー画像を検知して定められ、制御手段により補正される。制御手段は、光量測定装置を備えた検出手段により検出された、複数の色材のうち少なくとも何れかの色材を用いたサンプル画像の光量に応じて形成条件を補正する。従って、再現性良く高精度なフルカラー画像品質を維持できる画像形成装置を提供することができる。
【0046】
本発明のカラー画像形成装置における検出手段は前記画像形成手段の最終工程の下流側に設けることができる。このようにすることによって、出力されたカラー画像自体を容易に利用することができる。
【0047】
本発明のカラー画像形成装置では、前記画像形成手段は、色材として、少なくともサイアン、マゼンタ、イエロー、および黒の色材のうち何れかによって前記カラー画像を形成することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は画像形成装置に本発明を適用したものである。
【0049】
図2には、本発明の実施の形態にかかる画像形成装置の要部を示し、特に、電子写真方式による画像出力部イメージアウトプットターミナル(以下、画像出力部IOTという。)の概略構成を示した。本実施の形態の画像形成装置は、画像出力部IOT及び定着画像濃度センサ10を備えており、画像出力部IOTは、レーザ出力部30、現像器32、転写装置34、クリーナ36、スコロトロン帯電器38、定着器40、及び感光体42を備えている。
【0050】
次に、画像出力部IOTにおける画像形成手順を説明する。まず、スキャナ等の画像読取装置(図示せず)で原稿を読み取ったり、外部のコンピュータ等(図示せず)で作成されたりする入力部50(図3)から入力された原画像信号に、画像処理部(図示せず)で適切な処理を行う。これにより得られる入力画像信号は、レーザ出力部30に入力され、レーザ光を変調する。このようにして、入力画像信号によって変調されたレーザ光が、感光体42上にラスタ照射される。
【0051】
感光体42はスコロトロン帯電器38で一様に帯電され、一様に帯電された感光体42に、レーザ光が照射されると、その表面に入力画像信号に対応した静電潜像が形成される。そして、現像器32により静電潜像がトナー現像され、転写装置34によって現像されたトナー像が用紙P上に転写され、定着器40によって定着される。その後、感光体42はクリーナ36によりクリーニングされ、一回の画像形成動作が終了する。定着画像濃度センサ10は、定着器40の下流側に設置されており、定着後の画像濃度を検出する。
【0052】
次に、定着画像濃度センサ10の検知結果をもとに、帯電量、露光量、現像バイアス、現像ロール回転数、トナー供給係数等の操作量を制御して所望の画像品質を得る過程を、図3の画像形成装置の制御にかかる要部のブロック図と共に説明する。
【0053】
図3に示すように、画像形成装置は、装置内を統括制御するためのCPU66を有している。また、画像形成装置は、機能的に、画像制御部56及び画像出力部68とに分類されている。画像制御部56は、色変換制御部60、画像濃度制御部62、及び基準画像信号発生部64から構成されており、画像出力部58は、コントロール部58A及び機構部58Bから構成されている。画像出力部58のコントロール部58Aは、色変換処理部68、光量コントローラ70、現像コントローラ72、及びグリッド電源74から構成されており、機構部58Bは、露光ユニットとして機能するレーザ出力部30、現像器32及び帯電器38を含んで構成されている。
【0054】
色変換制御部60は、入力部50から入力される入力画像信号について色変換マトリクスの変換係数を補正制御するためのものである。画像濃度制御部62は、帯電量、露光量、現像バイアス、現像ロール回転数、トナー供給係数等の操作量を制御するためのものである。基準画像信号発生部64は、予め定めた基準画像信号を発生するためのものである。色変換処理部68は、変換係数による色変換マトリクスによって入力画像信号を、出力画像信号に変換するものである。光量コントローラ70は、出力画像信号を、その画素値に応じてパルス幅変調されたレーザオンオフ信号に変換するものであり、レーザオンオフ信号は露光ユニットであるレーザ出力部30に出力される。すなわち、光量コントローラ70は、レーザ出力部30から射出されるレーザ光の光量を制御するためのものである。現像コントローラ72は、現像バイアス、現像ロール回転、及びトナー供給量等を制御するためのものである。グリッド電源74は、スコロトロン帯電器38のグリッド電圧を制御するためのものである。
【0055】
画像形成装置の制御動作の一例を説明する。まず、画像濃度制御部62からの指示により基準画像信号発生部から基準画像信号が画像出力部58に出力され、サンプル画像として用紙P上に各色のカラーパッチが形成される。次に、定着画像濃度センサ10によってカラーパッチの定着画像濃度が測定され、その検出値が画像濃度制御部62に送られる。画像濃度制御部62では、測定された定着画像濃度と、予めメモリ内にある基準画像の定着画像濃度目標値との差異に応じて、帯電量、露光量、現像バイアス、現像ロール回転数、トナー供給係数のうち少なくとも何れかの操作量を用いて画像出力部58を制御することにより、所望の画像品質を得ることができる。
【0056】
また、測定された定着画像濃度と、予めメモリ52内にある基準画像(基準パターン)の定着画像濃度目標値との差異に応じて、各変換処理部にフィードバックして、色変換マトリクスの変換係数を補正することにより、所望の画像品質を得ることも可能である。
【0057】
次に、定着画像濃度センサ10を説明する。本実施の形態では、定着画像濃度センサ10は各トナー単色(例えば、イエロー、マゼンタ、サイアン、黒)に対応して4組を備えている。図5に示すように、定着画像濃度センサ10は、LED12B,12G,12R,12K、集光レンズ(図示省略)、フォトダイオード18B,18G,18R,18Kを各々有するセンサブロックから構成されている。各色の濃度パッチを各トナー単色に対応させてイエローパッチ24Y、マゼンタパッチ24M、サイアンパッチ24C、黒パッチ24Kとしたとき、LED12の光源色(光源スペクトル)を各トナー単色の補色、すなわち青、緑、赤とすれば、各色濃度検出精度を向上させることができる。
【0058】
これら濃度パッチに対応されたセンサブロックは、図4に示すように、ブロック取付部材10Pに取り付けられている。センサブロック10BはLED12B、集光レンズ14B及びフォトダイオード18Bを有しており、センサブロック10GはLED12G、集光レンズ14G及びフォトダイオード18Gを有しており、センサブロック10RはLED12R、集光レンズ14R、フォトダイオード18Rを有しており、センサブロック10KはLED12K、集光レンズ14K、フォトダイオード18Kを有している。
【0059】
ブロック取付部材10Pには、用紙Pに対して垂直方向(図4では矢印H方向)に広げられた長穴25が複数箇所(本実施の形態では4箇所)設けられており、図示を省略したボルトやナット等の固定により、定着画像濃度センサ10を全体的に上下(図4の矢印H方向に移動)に調整した後に固定が可能とされている。また、定着画像濃度センサ10を構成するセンサブロック10B、10G、10R、10Kの各々には用紙Pに対して垂直方向(図4では矢印H方向)に広げられた長穴26が複数箇所(本実施の形態では各々のセンサブロックに2箇所)設けられており、ブロック取付部材10Pに図示しないボルトやナット等の固定により、センサブロックの各々を個別に上下(図4の矢印H方向に移動)させる調整が可能とされている。この長穴26及び図示しないボルトやナット等の固定は後述する調整装置22として機能することになる。
【0060】
これらセンサブロックは略同様の構成のため、以下の説明では、特記しないかぎり、1色についてのセンサブロックを定着画像濃度センサ10として説明する。なお、この場合、符号の英字部分は省略して説明する。
【0061】
図1には、1色についての定着画像濃度センサ10の概略構成を示した。定着画像濃度センサ10は、LED(発光ダイオード)12を備えており、その射出側には表面にカラーパッチ24が形成されたサンプル画像25が位置している。LED12には調整装置22が連結されている。LED12は、サンプル画像25に対して理想的には45度傾けられることが好ましく、調整装置22により調整される(詳細は後述)。LED12によるカラーパッチ24の反射側には、集光レンズ14及びフォトダイオード18が位置しており、フォトダイオード18は集光レンズ14を介してサンプル画像25のカラーパッチ24の表面からの反射光を受光する。なお、フォトダイオード18は、ケーシング内部に実質的に光を受光する受光素子16を備えている。
【0062】
なお、上記定着画像濃度センサ10は本発明の光量測定装置に相当し、カラーパッチ24は本発明の対象物に相当し、調整装置22は本発明の光路調整手段に相当し、フォトダイオード18は本発明の受光手段に相当し、LED12及びフォトダイオード18は本発明の光学手段に相当する。
【0063】
図6には、濃度パッチと光源のスペクトルの関係を示した。黒パッチ用光源は、原理的には青、緑、赤または白色のいずれの光源色を用いても良く、本実施の形態では、受光素子の感度が高く、比較的安価である赤色LEDを採用している。
【0064】
ここで、紙面P等の媒体が変位しても、その変動量に依存することなくセンサ出力が一定となる原理について説明する。なお、この原理については、特開平10−175330号公報にも詳細に説明されている。
【0065】
図1に示すように、LED12から照射された光は、用紙P上濃度パッチ24の表面で略完全拡散反射される。これらの反射光を、集光レンズ14を介して集光レンズ14の後方のフォトダイオード18の受光素子16に入射させる。ここで、受光素子16を集光レンズ14の後側焦点面の位置に設けることにより、濃度パッチ24による反射光のうち、レンズ光軸方向に対して特定の角度範囲内にある光線のみが受光素子16に入射する。この特定された入射光線の角度は、集光レンズと紙面との間の距離に依存しないため、濃度パッチからの反射光量は常に一定に維持される。
【0066】
図7には基本原理図を示した。図中、集光レンズ14について中心をO、前側焦点をFa、後側焦点をFb、前側焦点距離をfa、後側焦点距離をfbとし、受光素子の端点をC、Fb−C間距離をr、とする。また、便宜上集光レンズ14は収差がなく、厚みはゼロ、幅は無限大と仮定している。
【0067】
ここで、紙面上の濃度パッチ24における反射点Ai(i=1,2,3,・・・)から反射して、集光レンズ14を通して結像面で結像される点Bi(i=1,2,3,・・・)までの光線を考える。この場合、反射点Aiにおいて、受光素子16の端点Cを通る光線と、後側焦点Fbを通る光線とのなす角度Siは、他のパラメータに全く依存せず、常に一定となる。すなわち、図7においては、紙面上の反射点A1やA2がどの位置にあっても、角度s1とs2は常に等しくなる。
【0068】
図8には、上記説明した原理による定着画像濃度センサ10の実際の出力特性を示した。横軸aは紙面変動距離であり、縦軸Vは光電変換素子の出力である。図から理解されるように、センサ出力は紙面変動量が数mmの間で略一定となる平坦部を有しており、紙面変動量が数mm程度あっても、出力の変化量は△E≦3相当である0.2%以下に抑えられている。
【0069】
次に、図9を参照してレンズ幅が有限である場合を説明する。センサ出力がもっとも制約を受けると考えられるのは、レンズ光軸に垂直な方向に対してである。反射点位置がレンズ幅よりも外側にあると、反射光は集光レンズ14のエッジでけられるので、受光素子16に到達する光量が減少する。また、光量が一定となる反射光はレンズ光軸に対して片側で角度sだけ広がって集光レンズ14に入射するため、この広がりを見込む必要がある。これにより、出力が一定になる反射点位置範囲tは以下のように示すことができる。
【0070】
t≦u−2d
ここで、uは集光レンズ14のレンズ幅、dは角度sで広がった反射光の集光レンズ14の位置における幅である。但し、幅dの値は受光素子16や集光レンズ14の仕様により決まる数字で、一般的にはレンズ幅uの1/10以下であるため、反射点位置範囲は基本的に集光レンズ14のレンズ幅で決定される。
【0071】
この条件を満たすためには、レンズ幅uに比べて十分小さい範囲内に反射点、すなわち照射光のスポットエリアを設定すれば良い。しかしながら、LED12からの照射光は、多少の広がりをもって濃度パッチに入射するため、現実には照射光のスポットエリアは所定の大きさを有している。また、このスポットエリアを必要以上に小さくすることは、光量低下および濃度パッチ側の制約により、新たな問題が生じるおそれがある。これは、光量の低下によってセンサ性能としてのS/N低下を招くことや、濃度パッチ自身の濃度ムラやその周期性、また濃度パッチの階調を形成するための万線や網点等の画像構造の周期性(解像度)との関係によって、スポットエリアとしてある程度の大きさが必要となるためである。このため、一般的に使用されているオフラインの濃度計や測色計では、アパーチャエリアは直径で数mm〜10mm程度のものが殆どである。以上のことにより、センササイズや検知精度、紙面変動などの観点から、照射光のスポットエリアは所定範囲内にあることが要求される。
【0072】
スポットエリアを必要最小限の最適値に設定しても、現実にはこれだけで許容変動距離範囲を決めることはできない。これは、LEDからの照射光軸方向が個別にばらつくので、許容変動距離範囲の中心位置すなわち最適距離がセンサ間で、ばらつくためである。
【0073】
設計上では発光から反射及び受光の光学的位置関係は、LED12や集光レンズ14の中心に光軸が存在すると想定しているが(図1参照)、図10に示すように、実際のLED12は光軸が設計中心(例えば45度の照射角度)以外にすなわち設計された光軸に対して照射角度がばらつくことがある。光軸がばらついた場合、LED12の照射光軸と集光レンズ14の中心光軸の交点に位置することが想定される許容変動距離範囲の中心位置(センサ最適距離)は、当初の設計値とは異なるものになる。
【0074】
そこで、本実施の形態の定着画像濃度センサ10は、発光から反射・受光に至る光学的位置関係、すなわち光軸光路の位置関係を調整するための機構(調整装置22)を設けることによって、LED12の照射光軸がばらついた場合でも、必要な許容変動距離範囲の確保が可能なセンサを実現するものである。
【0075】
まず、第1の光路最適化について説明する。第1の最適化は、LED照射部・レンズおよび受光部を含めたセンサブロックと、対象物である用紙上濃度パッチとの距離を調整することによって最適化する。この方法により、図11に示すようにLED照射光軸がばらついた場合でも、レンズや受光素子を含めたセンサブロック全体の高さを変えることによって、センサと紙面との間の距離を最適距離に一致させることができる。
【0076】
具体的には、距離方向のスライド機構とネジ等による固定機構を設けることで、容易に距離調整は可能である。例えば、図4に示すように、定着画像濃度センサ10に設けられた長穴25及び長穴26によるボルトナット等の固定で用紙Pに対して垂直方向(図4では矢印H方向)に定着画像濃度センサ10を全体的に移動させたり、センサブロック毎に移動させたりすることにより、LED照射光軸がばらついた場合でも、センサと紙面との間の距離を最適距離に一致させることができる。
【0077】
次に、第2の光路最適化について説明する。第2の光路最適化は、最適距離バラツキの根本的な原因であるLED12の照射光軸バラツキを調整することによって最適化するものである。
【0078】
上記第1の光路最適化はセンサブロック全体の高さを変えるため、比較的規模の大きい調整機構が必要となるため、サイズやコストに関して制約が緩い場合には有効な対策であるが、制約が厳しい場合には実用的ではない。また、センサブロック全体の高さを変えることによって、LEDと紙面Pとの距離が変化し、スポットエリアの大きさが影響を受ける可能性がある。これにより、許容変動距離範囲が変動するおそれもある。
【0079】
ところで、LED12からの照射光が光軸バラツキを有する原因としては、LED12を支持する支持体であるLEDホルダに対するLED12の取付けバラツキと、LED12自体が有する光軸バラツキの2つが考えられる。
【0080】
LED12の取付けバラツキが発生する要因としては、受け側であるLEDホルダの取付け部分の内径とLED12の外径寸法の誤差によって、LEDの倒れや偏りが生じるためであると考えられる。この誤差を極めて小さくできれば、取付け時のバラツキを抑止できるが、現実には直径約5mmのLED12の外径寸法の公差は±0.2mm程度と大きく、最大で外形寸法の10%程度のバラツキがある。一方、受け側であるLEDホルダの内径寸法としては、LED12の最大寸法値に合せる必要があるため、LED12によっては取付け誤差が生じる。
【0081】
一方、LED12自体が持つ光軸バラツキの主な要因としては、発光に関わる半導体チップの開口形状によるものが挙げられる。すなわち、LED12の発光色(主波長)によって、チップ上の発光領域の形状が異なることが知られており、その形状によってばらつき度合いに差が生じる。これは、チップ表面上において、電極が設けられていない領域が開口部となり、ここが発光領域となるので、発光色(主波長)によって電極形状が異なるためである。
【0082】
図12(A)には赤色光LEDのの発光領域の形状を示し、図12(B)には青色光LED及び緑色光LEDの発光領域の形状を示した。赤色光LEDは、発光領域の開口形状がチップの中心に対して軸対称であるのに対して、青色光LED及び緑色光LEDは、赤色光LEDと異なり、2個所の電極に挟まれた非対称な形状を示している。このため、青色光LED及び緑色光LEDによる照射光の強度分布は歪んだものとなり、光軸位置の再現性が悪化する。
【0083】
また、他要因として、砲弾型レンズが取り付けられた代表的なLEDの場合、LED12の構成要素である各部品間、すなわち反射板を兼ねている半導体チップ支持部材と、支持部材上にダイボンディングされた半導体チップと、半導体チップおよび支持部材と共に樹脂モールドされ一体化している砲弾型レンズとの間の、相対的な位置関係に再現性が乏しい点が挙げられる。このため、LED12の光軸はLED12の中心を通過しないことがある。
【0084】
このように、一般的に、LEDは、外径寸法の公差が大きく、また、LEDの内部でのミラーや砲弾型レンズとのアセンブリ精度が低い場合が多い。これは低コストがメリットであるLED素子を用いる以上、避けることができない問題である。
【0085】
そこで、第2の光路最適化は、照射光軸を調整することにより最適化した。この照射光軸の調整は、LED12を保持するためのLEDホルダ29に対し常に一定の状態でLED12を取付けることができるLED固定部と、照射光の光軸を設計通りにするためLEDホルダの位置を調整する位置調整部28から構成されている。
【0086】
LED固定部の目的は、LED保持ホルダへのLED12の取付け位置バラツキを低減させることである。これにより、取付け時のLED12の倒れや偏りが抑制され、LED12の姿勢が常に同じになるため、再現性良く取付けることができる。
【0087】
LED12として砲弾型LEDを用いた場合の取付けの具体例としては、図13に示すように、まずLED12のフリンジ部分を基準面12Xとして、LED12を一定の力でLEDホルダ29の基準面29Xへ押し当てることでLED12の倒れを防ぐことができる。なお、フリンジのリード線側の面は平面性が悪く再現性にも乏しいため、樹脂成形によって形状が安定している発光側のフリンジ面を基準面とすることが好ましい。また、このフリンジ面は面積的にはかなり小さいため、偏りが発生しないように、押し当ての力が均等になるよう押し当てポイントをなるべく分散させることが好ましい。
【0088】
また、LEDホルダ29の材質として樹脂等の弾性体を用いて、LED12の外径寸法のバラツキを吸収することが好ましい。この場合、ホルダの内径をLED12の直径公差の最小値に合せておき、LED12の外径が内径より大きい場合には弾性体が広がることでLEDが狭持され取付けが可能となる。これにより、寸法誤差によるLED12のガタツキや倒れが防ぐことができ、またLED12の中心軸を常にLEDホルダ中心軸に合せることができる。
【0089】
従って、LED12のフリンジ面を固定するLEDホルダ29の基準面29XがLED固定部として機能する。
【0090】
次に、LEDホルダ29の位置を調整する位置調整部28の目的は、LED12に固有の光軸バラツキを補正して、照射光軸を設計通りにするためである。発明者等の実験では、LED12からの照射光軸は設計角度に対し±2°程度のバラツキを有するという知見を得ている。図16には、照射光軸角度と定着画像濃度センサの読取り最適距離との関係を示した。両者の関係には相関が見られ、照射光軸の角度が大きくなると照射光軸とレンズ光軸の交点がセンサ側に近づくため、読取り最適距離が短くなっている。これらの相関から、照射光軸位置を調整することで最適距離が制御可能であることが理解される。
【0091】
照射光軸の位置を簡易的に調整するには、図17に示すように、LED12を所定方向(図18の矢印W方向)に回転させることで、LED12の中心軸の角度を調整することである。LED12はLED固定部である基準面によりLEDホルダ29に固定されているため、実際にはLEDホルダ29の角度を調整すれば良い。具体的には、LED12の発光点付近を支点として板バネおよびナットやボルト等を組み合せれば、容易に角度調整は可能である。
【0092】
例えば、図14に示すように、LED12が固定されるLEDホルダ29は、板状の取付部材28Aを備えている。この取付部材28Aには、LED12の発光部付近を中心とした回転方向(図14では矢印R方向)に広げられた長穴27Aが複数箇所(本実施の形態では2箇所)設けられており、図示を省略したボルトやナット等の固定により、LED12の照射光軸を所定方向(図14の矢印R方向)に回転調整した後に固定が可能とされている。この長穴27A及び図示しないボルトやナット等の固定は調整装置22として機能することになる。
【0093】
また、他の調整としては、図18に示すように、照射光軸とレンズ光軸からなる面内において、レンズ光軸に直角な方向にLEDホルダを紙面に平行(図18の矢印W方向)に移動すれば良い。移動量としては、照射角度がレンズ光軸に対し45°であることから、最適距離測定値と設計値との差分量だけ動かせば良い。具体的には、スライド機構と、同様にバネなどの弾性体およびナットやボルト等を組み合せれば、容易に位置調整は可能である。
【0094】
例えば、図15に示すように、LED12が固定されるLEDホルダ29は、板状の取付部材28を備えている。この取付部材28には、鉛直方向と略直行する方向(図15では矢印W方向)に広げられた長穴27が設けられており、図示を省略したボルトやナット等の固定により、LED12の照射光軸を所定方向(図14の矢印W方向)に平衡移動調整した後に固定が可能とされている。この長穴27A及び図示しないボルトやナット等の固定は調整装置22として機能することになる。
【0095】
また、図15に示すLEDホルダ29は、回転機能も有している。すなわち、取付部材28は、LEDホルダ29の片側に延設されるので、図示を省略したボルトやナット等の中心を軸として所定方向(図15の矢印R方向)にLEDホルダ29全体を回転させることができる。従って、LED12の照射光軸を所定方向(図14の矢印W方向)に平衡移動調整と、照射光軸を所定方向(図15の矢印R方向)回転調整と、の2種類の調整を行った後に固定が可能とされている。
【0096】
なお、これらの位置調整においては、照射光源と紙面間の距離は一定であるため照射スポットエリアの変化はなく、センサ読取り変動許容範囲など光軸位置の補正以外にはセンサ性能に対し影響を及ぼすことはない。
【0097】
この結果、発光から反射・受光に至る光学的位置関係は略設計値通りとなるため、センサ間での許容変動距離範囲の中心位置ばらつきは収束し、センサブロック高さによるセンサー紙面間距離の調整は不要となる。これにより、オンラインモニタ用センサとしての性能を維持したままで、センサの小型化や低コスト化が可能となる。
【0098】
なお、上記実施の形態においては、説明の都合上、一組のレンズ・受光素子に対して一つのLEDを設けたセンサ構成例を示したが、この方式ではYMCK各トナー単色を読取るために、RGB各色のLEDを使用しなければならないため、少なくとも3組のセンサが必要となる。従って、センサの小型化・低コスト化を考えた場合には、これらの方式では限界があると考えられる。
【0099】
上記の光学的原理を応用した結果、この解決策として、集光レンズ14や受光素子(フォトダイオード18)を共通化して複数のLEDを用いても良い。すなわち、一組の集光レンズと受光素子に対して複数のLEDを設けたセンサ構成とすることにより、部品点数が大幅に低減され、センサの小型化・低コスト化が可能となる。また、読取り精度の点でセンサ性能の向上を目指す場合にも、LEDの複数化が有効となる。すなわち、同色のLEDを複数化し同時点灯することで光源の光量を増加させ、S/Nの向上を図ることができる。
【0100】
ここで、定着画像濃度センサの小型化、低コスト化、高性能化を目指す場合には、センサ構成としてLEDの複数化が必須となる。図19には複数LEDによるセンサ構成の一例を示した。図19では、集光レンズ14の光軸を中心としてLED12の照射光軸を回転させた所定位置に各々LEDを有させている。
【0101】
この複数LEDによるセンサの光路最適化としては、センサブロック全体の高さを調整することでは、例えば、図20に示すように、相互に異なる光軸バラツキを持った各LED照射光源に対して、すなわち照射角度が45度より大きな青色のLED12B、及び照射角度が45度より小さな緑色のLED12Gの場合、全ての組合せで最適距離を一致させることは困難である。すなわち一組の集光レンズと受光素子に対して、ある任意のLED照射光軸における最適距離でセンサと紙面との間の距離を定めると、他のLED照射光の最適距離が一致する可能性は極めて低い。このため、個別の光源(LED)に対して光軸調整を行うことが有効となる。具体的には、図21に示すように、定着画像濃度センサ10が、照射角度が45度より大きな青色のLED12B、及び照射角度が45度より小さな緑色のLED12Gを備えた場合、LED12B、12Gを個別に調整する。すなわち、LED12B及びLED12Gの各々を個別に右周り(図21の矢印E方向)に回転させる。この複数LED方式においては、基本的に本実施の形態による照射光軸の調整が光軸バラツキの問題を解決するのに最も有効である。
【0102】
以上説明したように、本実施の形態では光軸光路の位置関係を最適化するための機構を設けることによって、低コストなLED素子を使用する上で避けることのできなかった、照射光軸ばらつきを補正することが可能となった。
【0103】
この結果、小型・低コストの画像モニタ用センサを用いて、上下変動する搬送中の用紙上濃度パッチに対して非接触で高精度のオンラインモニタを行えるため、再現性良く高精度なフルカラー画像品質を維持できる画像形成装置を提供することができる。
【0104】
なお、本実施の形態では、LED固定部としてLEDのフリンジ面を取付け基準面としたが、これ以外でも砲弾型レンズ先端周辺や側面など形状が安定している部分であれば、その部分を取付け基準面としてもよい。また、LEDが安定して固定される方法であれば、接着やネジ止めなど押し当て以外の方法でも構わない。
【0105】
また、本実施の形態では、LED固定部として弾性体によるLEDの外径バラツキの吸収、および中心軸合せを行っているが、弾性体以外でもLEDの外径に合せて内径を可変できる機構を用いてもよい。例えば、内面に均等に設置された樹脂製の微小な円錐状突起等であってもよい。また、中心軸合せの手段として内面形状のテーパー化などであってもよい。
【0106】
また、本実施の形態では、LEDホルダの角度変化により位置調整を行う場合、または平行移動により位置調整を行う場合の一例を示したが、これらを組み合せることが好ましい。すなわち、上記説明したLEDホルダの角度を調整しながら移動も行うことにより、効率よく位置調整を行うことが可能である。現実には、角度あるいは平行移動のみを単独で位置調整するより、組み合せて調整することが容易に実現可能である。
【0107】
また、本実施の形態では、LEDの位置調整部としてバネなどの弾性体およびナットボルトの組合せにより位置調整を行っているが、これ以外の方法、例えばギアの組合せやカム、ソレノイド、圧電素子などによって位置調整を行ってもよい。
【0108】
また、本実施の形態では、サンプル画像を用いて定着画像濃度の検知を行っているが、読み取り用のサンプル画像を予め用意することなく、画像信号等から判断するなどして、通常の出力画像を用いて定着画像濃度検知を行ってもよい。
【0109】
また、本実施の形態では、センサからの検知情報に基づいて、帯電量、露光量、現像バイアス中現像ロール回転数、トナー供給係数のうち少なくともいずれかの操作量により制御しているが、これ以外の操作量を用いてもよい。また、本センサからの検知情報を用いる制御対象としては、画像濃度制御用以外の制御であってもよい。
【0110】
また、本実施の形態では、検知手段からの情報と目標値との差異に応じた単純フィードバック制御を行っているが、これ以外の制御方法、すなわちファジー制御やニューロ制御、または学習推論型制御等の制御を行っても良い。
【0111】
また、本実施の形態では、色変換マトリクスの変換係数を補正することにより色変換処理を制御しているが、これ以外の方法として、例えば各色の階調性制御により補正を行ってもよい。
【0112】
また、本実施の形態では、用途として本センサからの検知情報を用いて何らかの制御を行っているが、これ以外の用途、例えば判断や警告表示等であってもよい。
【0113】
また、本実施の形態では、画像形成方法として静電転写方式を用いているが、他の画像形成方式すなわちインクジェット方式、感熱フィルム方式などであってもよい。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光量測定装置によれば、光源の照射から反射および受光に至る光軸光路を調整するために、光源の位置を調整する光路調整手段を設けることによって、低コストなLED素子を用いて照射光軸ばらつきを補正することができ、照射光源から対象物上での反射及び受光に至る光学的な位置関係の再現性を高めることができるため、光量測定の性能を維持したままで、装置の小型化や低コスト化を図ることができる、という効果がある。
【0115】
また、本発明のカラー画像形成装置によれば、小型でかつ低コストの光量測定装置を画像形成装置内の画質制御用の画像検出部として用いることによって、上下変動する搬送中の用紙上濃度パッチに対し、非接触で高精度に測定できるため、再現性良く高精度なフルカラー画像品質を維持できる画像形成装置を提供することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる定着画像濃度センサの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態における画像形成装置における画像出力部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 本実施の形態における画像形成装置の画像制御部を含めた全体ブロック図である。
【図4】 複数のセンサブロックを備えた定着画像濃度センサの概略構成を示すブロック図である。
【図5】 トナー単色のカラーパッチとセンサとの組み合わせの説明図である。
【図6】 イエロー・マゼンタ・サイアンの各カラーパッチの反射スペクトル、及びRGB各色のLED発光スペクトルの関係を示す特性図である。
【図7】 定着画像濃度センサ周辺の光学系の原理説明図である。
【図8】 定着画像濃度センサによる測定結果を示す線図である。
【図9】 定着画像濃度センサにおける照射領域範囲の説明図である。
【図10】 LED照射光の光軸バラツキの説明図である。
【図11】 センサと対象物との距離調整により光路を最適化することを説明するための説明図である。
【図12】 LED発光領域の形状の違いを説明するための説明図である。
【図13】 LEDの固定を説明するための説明図である。
【図14】 光軸方向を回転させる調整装置を説明するための説明図である。
【図15】 光軸方向を回転及び平衡移動させる調整装置を説明するための説明図である。
【図16】 LED照射角度とセンサ最適距離の関係を示す線図である。
【図17】 LED光軸の距離調整により光路を最適化することを説明するための説明図である。
【図18】 LED光軸の平衡移動調整により光路を最適化することを説明するための説明図である。
【図19】 複数のLEDを用いた定着画像濃度センサの概略構成を示す概念図である。
【図20】 複数のLEDを用いた定着画像濃度センサの光軸バラツキを説明するための説明図である。
【図21】 複数のLEDを用いた定着画像濃度センサの光軸バラツキを最適化することを説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 定着画像濃度センサ(光量測定装置)
12 LED(光源)
14 集光レンズ
18 フォトダイオード(受光手段)

Claims (14)

  1. 光源によりスポット光を対象物に照射し、前記対象物からの反射光を集光レンズにより該集光レンズの焦点位置に設けられた受光素子に集光して光量を測定するセンサブロックを予め定めた複数色の各々に対応して設けた光量測定装置において、
    前記センサブロックが前記光源から前記対象物までの光路及び前記対象物の反射光の前記受光素子に至る光路を調整するために、前記光源の位置を調整する光路調整手段と、
    前記センサブロックの各々の位置を同時に調整する全体調整手段と、
    を備えることを特徴とする光量測定装置。
  2. 前記光源は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の光量測定装置。
  3. 前記光路調整手段は、少なくとも前記光源と前記対象物との間の距離を調整する距離調整機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光量測定装置。
  4. 前記光路調整手段は、前記光源の照射光軸の向き及び位置の少なくとも一方を調整する光軸調整機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光量測定装置。
  5. 前記光軸調整機構は、基準を有しかつ該基準に前記光源を固定するための光源支持体及び該光源支持体の位置調整をするための位置調整機構を備えたことを特徴とする請求項4に記載の光量測定装置。
  6. 前記光源支持体は、前記光源が一定の状態となるよう固定されることを特徴とする請求項5に記載の光量測定装置。
  7. 前記位置調整機構は、集光レンズ光軸と光源光軸とのなす角度を変化させるために光源位置を調整することを特徴とする請求項5に記載の光量測定装置。
  8. 前記位置調整機構は、集光レンズ光軸と光源光軸からなる面内において集光レンズ光軸と垂直方向または水平方向に光源位置を調整することを特徴とする請求項5に記載の光量測定装置。
  9. 前記光源は、一組の集光レンズ及び受光素子に対して、複数の光源を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の光量測定装置。
  10. 前記複数の光源は、赤色、緑色、青色の可視光発光ダイオードのうち、少なくとも一種類の可視光発光ダイオードを有することを特徴とする請求項9に記載の光量測定装置。
  11. 前記受光素子は、フォトダイオードまたはフォトトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の光量測定装置。
  12. 出力されたカラー画像を検知して、その検知結果に応じて前記カラー画像の形成条件を補正するカラー画像形成装置において、
    前記カラー画像を前記形成条件に基づいて複数の色材によって形成する画像形成手段と、
    請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の光量測定装置を備え、前記複数の色材のうち少なくとも何れかの色材を用いたサンプル画像の光量を検出する検出手段と、
    前記検出結果に応じて前記形成条件を補正する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置
  13. 前記検出手段は前記画像形成手段の最終工程の下流側に設けたことを特徴とする請求項12に記載のカラー画像形成装置。
  14. 前記画像形成手段は、色材として、少なくともサイアン、マゼンタ、イエロー、および黒の色材のうち何れかによって前記カラー画像を形成することを特徴とする請求項12または13に記載のカラー画像形成装置。
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